JPH04209414A - 自己短絡性絶縁電線 - Google Patents

自己短絡性絶縁電線

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Publication number
JPH04209414A
JPH04209414A JP34059690A JP34059690A JPH04209414A JP H04209414 A JPH04209414 A JP H04209414A JP 34059690 A JP34059690 A JP 34059690A JP 34059690 A JP34059690 A JP 34059690A JP H04209414 A JPH04209414 A JP H04209414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
parts
weight
insulated wire
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34059690A
Other languages
English (en)
Inventor
Bunichi Sano
佐野 文一
Shigeharu Suzuki
重治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP34059690A priority Critical patent/JPH04209414A/ja
Publication of JPH04209414A publication Critical patent/JPH04209414A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自己短絡性絶縁電線に係り、コイルを使用する
機器において該機器に異常に温度が上昇した場合、該コ
イルを形成する絶縁電線の被膜が溶融し、導体相互が短
絡して回路を遮断することが出来る機能を付与した自己
短絡性絶縁電線の改良に関するものである。
(従来の技術) 近時電気機器において、安全性の点で使用される部品に
ついては、材料の信幀性が最も重要視されているもので
ある。特に異常な温度上昇に対する保護機能を有する機
器においては、この機能に対処するために温度ヒユーズ
等を使用し、その目的を達成せしめているものである。
然しなからこの温度ヒユーズは価格が高いため必然的に
機器全体のコストを上昇せしめるという問題があった。
従ってコストを安くして異常温度に対する保護機能を達
成せしめんとして、機器に使用されているコイルに着目
し該コイルを形成する絶縁電線に短絡機能を有するもの
を使用することが検討されているものである。この代表
例として12ナイロンを主体とした絶縁皮膜を有する絶
縁電線が出現し使用されている。然しながらこの絶縁電
線は耐熱性に劣り且つ高温にてエージング後の短絡温度
が上昇するため本来の機能を発揮することが出来ず、そ
の使用目的は常用温度が低く且つ適用機器としても小型
のコイルに限定とされているものであった。
(発明が解決するための課題) 本発明はかかる現状に鑑み、鋭意研究を行った結果、耐
熱性に優れ、しかも常用温度を高(することが出来ると
共にエージング後においても安定した短絡特性を有する
自己短絡性絶縁電線を開発したものである。
(課題を解決するための手段〕 本発明は導体上に直接又は他の絶縁物質を介してポリエ
ーテルスルホン樹脂100重量部に対してテレフタル酸
、グリセリン、エチレングリコールを主成分とし且つこ
れら成分を縮合反応せしめてえられるポリエステル系樹
脂20〜100重量部とポリヒダントイン樹脂0.5〜
10重量部を夫夫配合した組成物を有機溶媒に溶解した
絶縁塗料を塗布焼付したことを特徴とするものである。
このように本発明絶縁電線は、優れた自己短絡性能を有
する絶縁塗料を使用することを骨子とするものであり、
かかる絶縁塗料としてポリエーテルスルホン樹脂100
重量部に対してポリエステル系樹脂を20〜100重量
部とポリヒダントイン樹脂0.5〜IO重量部を夫々限
定して配合することにより耐熱性に優れ且つ高温エージ
ング後において安定した自己短絡性を有する絶縁電線を
うろことが出来るのである。なおポリエーテルスルホン
樹脂100重量部に対してポリエステル樹脂を20重量
部未満に配合した場合には絶縁電線の軟化温度及び短絡
温度が不安定となり且つ電気特性、機械特性が低下する
。又ポリエステル系樹脂を100重量部を超えて配合し
た場合には、ポリエステル樹脂が硬化し、絶縁電線とし
て高温エージングの軟化特性が変化し所望の短絡特性を
うろことが出来なくなるためである。
更にポリヒダントイン樹脂を0.5〜10重量部に限定
して配合する理由は、得られる絶縁電線の外観硬化及び
製線作業性を改善するためである。
従って0.5重量部未満に配合した場合には得られる絶
縁電線の外観硬化を改善することが出来ず又10重量部
を超えて配合した場合には外観硬化の改善がそれ程顕著
に表れないためである。
ポリエーテルスルホン樹脂として例えば英国IC1社よ
り商品名VICTOREX  PESが市販されている
又ポリエステル系樹脂としては耐熱性を必要とするため
、その主成分はテレフタル酸グリセリン、及びエチレン
グリコールに限定しているものであり、これらの成分を
縮合反応せしめてえているものである。
なおポリエステル系樹脂として、その1部にイミド結合
、ウレタン結合などを含有してもよく、又耐熱性を改善
するためにグリセリンの一部量として他の多価アルコー
ルを使用してもよい。
又ポリヒダントイン樹脂としては例えば独国バイエル社
より商品名レジスサームpH20として市販されている
(実施例) 実施例(1)〜(5)及び比較例(1)〜(2)本発明
自己短絡性絶縁電線及び比較例自己短絡性絶縁1liv
Aをうるための絶縁塗料として下記に示す如くポリエー
テルスルホン樹脂、ボリヒ゛ダントイン樹脂を使用し且
つ3種類のポリエステル樹脂(al、 (bl、 (C
1を調整した。
A ポリエーテルスルホン樹脂 VICTOREX  PES (英国ICI社製商品名
) B ポリエステル系樹脂 (a)  テレフタル酸ジメチル1モル、グリセリンの
5モル、エチレングリコール0.6モルを夫々仕込んで
混合しこの混合物を加熱すると共に温度を上昇せしめな
がらメタノールで溜出せしめた。更に温度を200℃ま
で上昇し内容物か粘稠になったところでクレゾール及び
ソルベントナフサを注入し、更にテトラブチルチタネー
トを樹脂分に対し5wt%の割合で配合してポリエステ
ル樹脂溶液をえた。
山)トリメリット酸無水物2モル、4,4”−ジアミノ
ジフェニルメタン1モルをエチレングリコール中に注入
して加熱し徐々に温度を上昇せしめながら透明になるま
で反応を続行した。次いでグリセリン0.5モルを注入
して減圧縮合反応を行い、内容物が粘稠になったところ
でクレゾール及びソルベントナフサを注入してポリエス
テルイミド樹脂溶液をえた。この樹脂溶液50重量部に
前記(a)に示すポリエステル樹脂溶液100重量部と
を混合してイミド変性ポリエステル樹脂溶液をえた。
(Cン テレフタル酸ジメチル1モル、グリセリン0.
5モル、エチレングリコール0.4モル及びトリスヒド
ロキシエチルイソシアヌレ−ト0.2モルを夫々仕込み
加熱すると共に徐々に温度を上昇せしめてメタノールを
漏出せしめ、内容物がせ粘稠になったところでクレゾー
ル及びツルヘントナフサを添加し、更にテトラブチルチ
タネートを樹脂分に対し3wt%の割合で配合してポリ
エステル系樹脂溶液をえた。
Cポリヒダントイン樹脂 レジスサームpH20(独国バイエル社製商品名) 然る後上記ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエステル系
樹脂及びポリヒダントイン樹脂を樹脂分にて第1表に示
す如き配合割合にて混合し、これをクレゾール及びソル
ベントナフサに溶解して本発明絶縁を線用絶縁塗料及び
比較例絶縁電線用絶縁塗料をえた。
上表の数値は何れも重量部を示す。
而して上記絶縁塗料を直径0.5 mの銅線上に塗布、
焼付けを6回繰返し行って本発明自己短絡性絶縁を線及
び比較例自己短絡性絶縁を線をえた。
比較例(4) ナイロン12(ダイセルヒュルス社製商品名ダイアミド
L1901)をクレゾールにより濃度12wt%になる
ように溶解して比較例絶縁電線用絶縁塗料をえた。
而して上記絶縁塗料を直径005fiの銅線上に6回塗
布、焼付けを行って比較例自己短絡性絶縁電線をえた。
斯くしてえた自己短絡性絶縁を線及び比較例自己短絡性
絶縁電線について、その性能を比較するために各種の試
験を行った。その結果は第2表に示す通りである。
註(1)絶縁破壊電圧はJISC3003の規定により
測定した。
(2)熱軟化温度はJISC3003の規定により測定
した。
(3)高荷重下は3kgの荷重下により測定した。
(発明の効果) 上表より明らかな如く本発明自己短絡性絶縁電線によれ
ば優れた耐熱性を示し、しかも高温エーシング後におい
ても安定した短絡特性を有するためコイルを使用する電
気機器の保護及び災害を未然に防止しうる等工業上有用
のものである。
出願人代理人  弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  導体上に直接又は他の絶縁物質を介してポリエーテル
    スルホン樹脂100重量部に対してテレフタル酸、グリ
    セリン、エチレングリコールを主成分とし且つこれら成
    分を縮合反応せしめてえられたポリエステル系樹脂20
    〜100重量部とポリヒダントイン樹脂0.5〜10重
    量部を夫々配合した組成物を有機溶媒に溶解した絶縁塗
    料を塗布焼付けしたことを特徴とする自己短絡性絶縁電
    線。
JP34059690A 1990-11-30 1990-11-30 自己短絡性絶縁電線 Pending JPH04209414A (ja)

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JPH04209414A true JPH04209414A (ja) 1992-07-30

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JP (1) JPH04209414A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4776047B2 (ja) * 1997-10-14 2011-09-21 古河電気工業株式会社 多層絶縁電線およびそれを用いた変圧器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4776047B2 (ja) * 1997-10-14 2011-09-21 古河電気工業株式会社 多層絶縁電線およびそれを用いた変圧器

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