JPH04209415A - 自己短絡性絶縁電線 - Google Patents
自己短絡性絶縁電線Info
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- JPH04209415A JPH04209415A JP34059990A JP34059990A JPH04209415A JP H04209415 A JPH04209415 A JP H04209415A JP 34059990 A JP34059990 A JP 34059990A JP 34059990 A JP34059990 A JP 34059990A JP H04209415 A JPH04209415 A JP H04209415A
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Landscapes
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- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は自己短絡性絶縁電線に係り、コイルを使用する
機器において該機器に異常に温度が上昇した場合、該コ
イルを形成する絶縁電線の皮膜が溶融し、導体相互が短
絡して回路を遮断することが出来る機能を付与した自己
短絡性絶縁電線の改良に関するものである。
機器において該機器に異常に温度が上昇した場合、該コ
イルを形成する絶縁電線の皮膜が溶融し、導体相互が短
絡して回路を遮断することが出来る機能を付与した自己
短絡性絶縁電線の改良に関するものである。
（従来の技術）
近時電気機器において、安全性の点で使用される部品に
ついては、材料の信軌性が最も重要視されているもので
ある。特に異常な温度上昇に対する保護機能を有する機
器においては、この機能に対処するため゛に温度ヒユー
ズ等を使用しその目的を達成せしめているものである。
ついては、材料の信軌性が最も重要視されているもので
ある。特に異常な温度上昇に対する保護機能を有する機
器においては、この機能に対処するため゛に温度ヒユー
ズ等を使用しその目的を達成せしめているものである。
然しなから二の温度ヒユーズは価格が高いため必然的に
機器全体のコストを上昇せしめるという問題があった。
機器全体のコストを上昇せしめるという問題があった。
従ってコストを安くして異常温度に対する保護機能を達
成せしめんとして、機器に使用されているコイルに着目
し、該コイルを形成する絶縁電線に短絡機能を有するも
のを使用することが検討されているものである。その代
表例として１２ナイロンを主体とした絶縁皮膜を有する
絶縁電線が出現し使用されている。然しなからこの絶縁
電線は耐熱性に劣り且つ高温にてエージング値の短絡温
度が上昇するため本来の機能を発揮することが出来ず、
その使用用途は常用温度が低く且つ適用機器としても小
型のコイルに限定されているものであった。
成せしめんとして、機器に使用されているコイルに着目
し、該コイルを形成する絶縁電線に短絡機能を有するも
のを使用することが検討されているものである。その代
表例として１２ナイロンを主体とした絶縁皮膜を有する
絶縁電線が出現し使用されている。然しなからこの絶縁
電線は耐熱性に劣り且つ高温にてエージング値の短絡温
度が上昇するため本来の機能を発揮することが出来ず、
その使用用途は常用温度が低く且つ適用機器としても小
型のコイルに限定されているものであった。
（発明が解決するための諜Ｂ）
本発明はかかる現状に鑑み鋭意研究を行った結果、耐熱
性に優れ、しかも常用温度を高くすることが出来ると共
に、エージング後においても安定した短絡特性を有する
自己短絡性絶縁電線を開発したものである。
性に優れ、しかも常用温度を高くすることが出来ると共
に、エージング後においても安定した短絡特性を有する
自己短絡性絶縁電線を開発したものである。
（課題を解決するための手段）
本発明の自己短絡性絶縁電線は導体上に直接又は他の絶
縁物質を介して、ポリアリルスルホン樹脂１００重量部
に対してテレフタル酸、グリセリン、エチレングリコー
ルを主成分とし、且つこれら成分を縮合反応せしめてえ
られるポリエステル系樹脂２０〜１００重量部配合した
ものを有機溶媒に溶解した絶縁塗料を塗布、焼付けたこ
とを特徴とするものである。
縁物質を介して、ポリアリルスルホン樹脂１００重量部
に対してテレフタル酸、グリセリン、エチレングリコー
ルを主成分とし、且つこれら成分を縮合反応せしめてえ
られるポリエステル系樹脂２０〜１００重量部配合した
ものを有機溶媒に溶解した絶縁塗料を塗布、焼付けたこ
とを特徴とするものである。
このように本発明絶縁電線は優れた自己短絡性能を有す
る絶縁塗料を使用することを骨子とするものであり、か
かる絶縁塗料としてポリアリルスルホン樹脂１００重量
部に対してポリエステル系樹脂２０〜１００重量部を限
定して配合することにより耐熱性に優れ且つ高温エージ
ング後において安定した自己短絡性を有する絶縁電線を
うろことが出来るのである。なお、ポリエステル系樹脂
をポリアリルスルホン樹脂１００重量部に対して２０重
量部未満配合した場合には得られる絶縁電線の軟化温度
及び短絡温度が不安定となり且つ電気特性、機械特性が
低下する。又ポリエステル系樹脂が１００重量部を超え
て配合した場合にはポリエステル系樹脂が硬化し、絶縁
電線として高温エージング後の軟化特性が変化し所望の
短絡特性をうろことが出来なくなる。
る絶縁塗料を使用することを骨子とするものであり、か
かる絶縁塗料としてポリアリルスルホン樹脂１００重量
部に対してポリエステル系樹脂２０〜１００重量部を限
定して配合することにより耐熱性に優れ且つ高温エージ
ング後において安定した自己短絡性を有する絶縁電線を
うろことが出来るのである。なお、ポリエステル系樹脂
をポリアリルスルホン樹脂１００重量部に対して２０重
量部未満配合した場合には得られる絶縁電線の軟化温度
及び短絡温度が不安定となり且つ電気特性、機械特性が
低下する。又ポリエステル系樹脂が１００重量部を超え
て配合した場合にはポリエステル系樹脂が硬化し、絶縁
電線として高温エージング後の軟化特性が変化し所望の
短絡特性をうろことが出来なくなる。
このポリアリルスルホン樹脂としては例えば米国アモ社
より商品名Ａ−１００，Ａ−２００，Ａ−３００として
市販されている。
より商品名Ａ−１００，Ａ−２００，Ａ−３００として
市販されている。
又ポリエステル系樹脂としては耐熱性を必要とするため
、その主成分はテレフタル酸、グリセリン、及びエチレ
ングリコールに限定しているものであり、これらの成分
を縮合反応せしめてえているものである。
、その主成分はテレフタル酸、グリセリン、及びエチレ
ングリコールに限定しているものであり、これらの成分
を縮合反応せしめてえているものである。
なおポリエステル系樹脂として、その一部にイミド縮合
、ウレタン結合などを含有させてもよく、又耐熱性を改
善するためにグリセリンの一部量として他の多価アルコ
ールを使用してもよい。
、ウレタン結合などを含有させてもよく、又耐熱性を改
善するためにグリセリンの一部量として他の多価アルコ
ールを使用してもよい。
（実施例）
実施例（１）〜（５）及び比較例（１）〜（２）′本発
明自己短絡性絶縁電線及び比較例自己短絡性絶縁電線を
うるための絶縁塗料として下記に示す如くポリアリルス
ルホン樹脂を使用し、且つ３種類のポリエステル系樹脂
（ａ）、 （ｂ）、 （Ｃ）を調製した。
明自己短絡性絶縁電線及び比較例自己短絡性絶縁電線を
うるための絶縁塗料として下記に示す如くポリアリルス
ルホン樹脂を使用し、且つ３種類のポリエステル系樹脂
（ａ）、 （ｂ）、 （Ｃ）を調製した。
記
Ａ ポリアリルスルホン樹脂
Ｒａｄｅｌ Ａ２００ （米国アモコ社製商品名）Ｂ
ポリエステル系樹脂 （ａ） テレフタル酸ジメチル１モル、グリセリン０
．５モル、エチレングリコール０．６モルを仕込んで混
合し、この混合物を加熱すると共に温度を上昇せしめな
がらメタノールを留出せしめた。更に温度を２００°Ｃ
まで上昇し、内容物が粘稠になったところでクレゾール
及びソルベントナフサを注入し、更にテトラブチルチタ
ネートを樹脂分に対し５ｗｔ％の割合で配合してポリエ
ステル樹脂溶液をえた。
ポリエステル系樹脂 （ａ） テレフタル酸ジメチル１モル、グリセリン０
．５モル、エチレングリコール０．６モルを仕込んで混
合し、この混合物を加熱すると共に温度を上昇せしめな
がらメタノールを留出せしめた。更に温度を２００°Ｃ
まで上昇し、内容物が粘稠になったところでクレゾール
及びソルベントナフサを注入し、更にテトラブチルチタ
ネートを樹脂分に対し５ｗｔ％の割合で配合してポリエ
ステル樹脂溶液をえた。
（ｂ）トリメリット酸無水物２モル、４．４′一ジアミ
ノジフエニルメタン１モルをエチレングリコール中に注
入して加熱し徐々に温度を上昇せしめながら液が透明に
なるまで反応を続行した。次いでグリセリン０．５モル
を注入して減圧縮合反応を行い内容物が粘稠になっ、た
ところでクレゾール及びソルベントナフサを注入してポ
リエステルイミド樹脂溶液をえた。この樹脂溶液５０重
量部に前記（ａ）に示すポリエステル樹脂溶液１００重
量部とを混合してイミド変性ポリエステル樹脂溶液をえ
た。
ノジフエニルメタン１モルをエチレングリコール中に注
入して加熱し徐々に温度を上昇せしめながら液が透明に
なるまで反応を続行した。次いでグリセリン０．５モル
を注入して減圧縮合反応を行い内容物が粘稠になっ、た
ところでクレゾール及びソルベントナフサを注入してポ
リエステルイミド樹脂溶液をえた。この樹脂溶液５０重
量部に前記（ａ）に示すポリエステル樹脂溶液１００重
量部とを混合してイミド変性ポリエステル樹脂溶液をえ
た。
（Ｃ） テレフタル酸ジメタル１モル、グリセリン０
．５モル、エチレングリコール０．４モル及びトリスヒ
ドロキシエチルイソシアヌレ−ト０．２モルを仕込み徐
々に温度を上昇せしめてメタノールを漏失せしめ内容物
が粘稠になったところでクレゾール、ツルヘントナフサ
を添加し更にテトラブチルチタネートを樹脂分に対して
３ｗｔ％の割合で配合してポリエステル樹脂溶液をえた
。
．５モル、エチレングリコール０．４モル及びトリスヒ
ドロキシエチルイソシアヌレ−ト０．２モルを仕込み徐
々に温度を上昇せしめてメタノールを漏失せしめ内容物
が粘稠になったところでクレゾール、ツルヘントナフサ
を添加し更にテトラブチルチタネートを樹脂分に対して
３ｗｔ％の割合で配合してポリエステル樹脂溶液をえた
。
然る後上記ポリアリルスルホン樹脂と上記で調製したポ
リエステル系樹脂溶液を樹脂分で第１表に示す如き配合
割合にて混合し、これをクレゾール及びナフサに溶解し
て本発明絶縁電線用絶縁塗料及び比較例絶縁電線用絶縁
塗料をえた。
リエステル系樹脂溶液を樹脂分で第１表に示す如き配合
割合にて混合し、これをクレゾール及びナフサに溶解し
て本発明絶縁電線用絶縁塗料及び比較例絶縁電線用絶縁
塗料をえた。
第 １ 表
上表の数値は何れも重量部を示す。
而して上記絶縁塗料を直径０．５ ｍｍの銅線上に６回
塗布、焼付けを繰返し行って本発明自己短絡性絶縁電線
及び比較例自己短絡性絶縁電線をえた。
塗布、焼付けを繰返し行って本発明自己短絡性絶縁電線
及び比較例自己短絡性絶縁電線をえた。
比較例（３）
１２ナイロン（ダイセルヒマルス社製商品名ダイアミド
Ｌ／９０１ ）をクレゾールにより濃度１２−ｔ％にな
るように溶解して比較例絶縁電線用絶縁塗料をえた。
Ｌ／９０１ ）をクレゾールにより濃度１２−ｔ％にな
るように溶解して比較例絶縁電線用絶縁塗料をえた。
而して上記絶縁塗料を直径０．５肛の銅線上に６回塗布
、焼付けを行って比較例自己短絡性絶縁電線をえた。
、焼付けを行って比較例自己短絡性絶縁電線をえた。
斯くしてえた本発明自己短絡性絶縁電線及び比較例自己
短絡性絶縁電線について、その性能を比較するために各
種の試験を行った。その結果は第２表に示す通りである
。
短絡性絶縁電線について、その性能を比較するために各
種の試験を行った。その結果は第２表に示す通りである
。
註 （１）絶縁破壊電圧はＪＩＳ Ｃ３００３の規定に
より測定した。
より測定した。
（２）熱軟化温度はＪＩＳ Ｃ３００３の規定により測
定した。
定した。
（３）高荷重下は３ｋｇの荷重下により測定した。
（発明の効果）
第２表より明らかな如く本発明自己短絡性絶縁電線によ
れば優れた耐熱性を示し、しかも高温エージング後にお
いても安定した短絡特性を有するためコイルを使用する
電気機器の保護及び災害を未然に防止しうる等工業上有
用なものである。
れば優れた耐熱性を示し、しかも高温エージング後にお
いても安定した短絡特性を有するためコイルを使用する
電気機器の保護及び災害を未然に防止しうる等工業上有
用なものである。
Claims (1)
- 導体上に直接又は他の絶縁物質を介して、ポリアリル
スルホン樹脂１００重量部に対してテレフタル酸、グリ
セリン、エチレングリコールを主成分とし且つこれら成
分を縮合反応せしめてえられたポリエステル系樹脂２０
〜１００重量部配合したものを有機溶媒に溶解した絶縁
塗料を塗布、焼付けたことを特徴とする自己短絡性絶縁
電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34059990A JPH04209415A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 自己短絡性絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34059990A JPH04209415A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 自己短絡性絶縁電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04209415A true JPH04209415A (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=18338528
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34059990A Pending JPH04209415A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 自己短絡性絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04209415A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013168525A1 (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-14 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線被覆材用樹脂組成物および絶縁電線 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP34059990A patent/JPH04209415A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013168525A1 (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-14 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線被覆材用樹脂組成物および絶縁電線 |
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