JPH04208673A - ステアリングギヤ比可変操舵装置 - Google Patents
ステアリングギヤ比可変操舵装置Info
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- JPH04208673A JPH04208673A JP2333538A JP33353890A JPH04208673A JP H04208673 A JPH04208673 A JP H04208673A JP 2333538 A JP2333538 A JP 2333538A JP 33353890 A JP33353890 A JP 33353890A JP H04208673 A JPH04208673 A JP H04208673A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- input
- electric motor
- shaft side
- differential
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Links
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 abstract description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 5
- 239000004575 stone Substances 0.000 abstract 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ステアリングギヤ比可変操舵装置に関するも
のである。
のである。
従来の技術
ステアリングホイールの回転操作によりステアリングギ
ヤボックスのギヤ装置に至る操舵系統に遊星歯車装置を
介在させると共に、上記遊星歯車装置のうちの1つの歯
車をコントローラからの信号によって回転する電動モー
タにて回転させることにより、入力軸の回転角に対する
出力軸の回転角の比即ちステアリングギヤ比を可変的に
制御するようにした自動車の遊星歯車式ステアリングギ
ヤ比可変操舵装置は、従来より開発され特開昭63−1
7180号公報にて公開されている。
ヤボックスのギヤ装置に至る操舵系統に遊星歯車装置を
介在させると共に、上記遊星歯車装置のうちの1つの歯
車をコントローラからの信号によって回転する電動モー
タにて回転させることにより、入力軸の回転角に対する
出力軸の回転角の比即ちステアリングギヤ比を可変的に
制御するようにした自動車の遊星歯車式ステアリングギ
ヤ比可変操舵装置は、従来より開発され特開昭63−1
7180号公報にて公開されている。
発明が解決しようとする課題
上記のようなステアリングギヤ比可変操舵装置は、ステ
アリング系に負荷された操舵トルクは伝達率可変ギヤ部
を構成する遊星歯車装置を介して伝達されるので、該伝
達率可変ギヤ部に要求される伝達トルクはステアリング
系に発生する伝達トルク例えばタイヤの縁石衝撃時に発
生する伝達トルク(10Kgfm程度)以上を基本とし
て強度を設定する必要があり、大型化せざるを得ないと
いう課題を有している。
アリング系に負荷された操舵トルクは伝達率可変ギヤ部
を構成する遊星歯車装置を介して伝達されるので、該伝
達率可変ギヤ部に要求される伝達トルクはステアリング
系に発生する伝達トルク例えばタイヤの縁石衝撃時に発
生する伝達トルク(10Kgfm程度)以上を基本とし
て強度を設定する必要があり、大型化せざるを得ないと
いう課題を有している。
課題を解決するための手段
本発明は、ステアリングハンドル側の入力シャフトと該
入力シャフトの外周に第1の所定回転角度範囲回転可能
なるよう嵌装された入力シャフト側スリーブとを捩り棒
で連結し、該入力シャフト側スリーブ先端部を出力シャ
フト側スリーブに第2の所定回転角度範囲相対的に回転
したとき拘止されるよう嵌装し、上記入力シャフト側ス
リーブを2個の差動大歯車と差動小歯車の回転軸を支持
する差動歯車箱とからなる差動歯車機構のいずれか一方
の入出力軸にギヤ結合し、上記出力シャフト側スリーブ
を上記差動歯車機構の他方の入出力軸にギヤ結合し、ギ
ヤ比可変制御用の電動モータを上記差動歯車機構の残り
の入出力軸に、該入出力軸側から電動モータ側に加わる
トルクが所定値未満のときは拘止され該所定値以上のと
きは電動モータを逆転させる歯車機構を介してギヤ結合
したことを特徴とするものである。
入力シャフトの外周に第1の所定回転角度範囲回転可能
なるよう嵌装された入力シャフト側スリーブとを捩り棒
で連結し、該入力シャフト側スリーブ先端部を出力シャ
フト側スリーブに第2の所定回転角度範囲相対的に回転
したとき拘止されるよう嵌装し、上記入力シャフト側ス
リーブを2個の差動大歯車と差動小歯車の回転軸を支持
する差動歯車箱とからなる差動歯車機構のいずれか一方
の入出力軸にギヤ結合し、上記出力シャフト側スリーブ
を上記差動歯車機構の他方の入出力軸にギヤ結合し、ギ
ヤ比可変制御用の電動モータを上記差動歯車機構の残り
の入出力軸に、該入出力軸側から電動モータ側に加わる
トルクが所定値未満のときは拘止され該所定値以上のと
きは電動モータを逆転させる歯車機構を介してギヤ結合
したことを特徴とするものである。
作 用
上記により縁石等への衝突に基づく過大なトルク負荷が
ギヤ比可変操舵装置を構成する差動歯車機構に加わるこ
とを防止できるので、該差動歯車機構を小型化できる。
ギヤ比可変操舵装置を構成する差動歯車機構に加わるこ
とを防止できるので、該差動歯車機構を小型化できる。
実施例
以下本発明の実施例を附図を参照して説明する。
第1図において、1は図示しないステアリングハンドル
に結合されたステアリングシャフト等の入力シャフト、
2は入力シャフト側スリーブであり、上記入力シャフト
1と入力シャフト側スリーブ2とは第1の所定回転角度
範囲(例えば6°)相対的に互に独立して回転できるよ
うにストッパ用スプライン部3にて互に嵌合連結される
と共に、該入力シャフトlと入力シャフト側スリーブ2
とは捩り棒4により連結された構造となっており、ステ
アリングハンドルを回転操作したとき第1の所定角度範
囲は入力シャフト1から捩り棒4を介して入力シャフト
側スリーブ2に回転が伝達されるようになっており、且
つ該入力シャフト側スリーブ2の外周には後述の差動歯
車機構7を構成する差動歯車箱8に設けられた歯車8a
と噛み合う入力側歯車2aが設けられている。
に結合されたステアリングシャフト等の入力シャフト、
2は入力シャフト側スリーブであり、上記入力シャフト
1と入力シャフト側スリーブ2とは第1の所定回転角度
範囲(例えば6°)相対的に互に独立して回転できるよ
うにストッパ用スプライン部3にて互に嵌合連結される
と共に、該入力シャフトlと入力シャフト側スリーブ2
とは捩り棒4により連結された構造となっており、ステ
アリングハンドルを回転操作したとき第1の所定角度範
囲は入力シャフト1から捩り棒4を介して入力シャフト
側スリーブ2に回転が伝達されるようになっており、且
つ該入力シャフト側スリーブ2の外周には後述の差動歯
車機構7を構成する差動歯車箱8に設けられた歯車8a
と噛み合う入力側歯車2aが設けられている。
5は図示しないラック・ビニオン式ギヤボックスのピニ
オンシャフト等の出力シャフトに結合された出力シャフ
ト側スリーブで、該出力シャフト側スリーブ5と上記入
力シャフト側スリーブ2の先端部とは第2の所定回転角
度範囲(例えば30°)相対的に互に独立して回転でき
るようストッパ用保合部6にて互に嵌合連結されると共
に、該出力シャフト側スリーブ5の外周には差動歯車機
構7を構成する一方の差動大歯車9の軸に設けられた歯
車9aと噛み合う出力側歯車5aと、転舵トルクに応じ
たパワアシストを行う電動式パワステアリング装置の電
動モータの出力軸に設けられた歯車と噛み合うパワアシ
スト用歯車5bとが設けられている。
オンシャフト等の出力シャフトに結合された出力シャフ
ト側スリーブで、該出力シャフト側スリーブ5と上記入
力シャフト側スリーブ2の先端部とは第2の所定回転角
度範囲(例えば30°)相対的に互に独立して回転でき
るようストッパ用保合部6にて互に嵌合連結されると共
に、該出力シャフト側スリーブ5の外周には差動歯車機
構7を構成する一方の差動大歯車9の軸に設けられた歯
車9aと噛み合う出力側歯車5aと、転舵トルクに応じ
たパワアシストを行う電動式パワステアリング装置の電
動モータの出力軸に設けられた歯車と噛み合うパワアシ
スト用歯車5bとが設けられている。
7は差動歯車機構で、該差動歯車機構7は上記人力シャ
フト側スリーブ2の外周に設けられた入力側歯車2aと
噛み合う歯車8aを備えた差動歯車箱8と、上記出力シ
ャフト側スリーブ5の外周に設けられた出力側歯車5a
と噛み合う歯車9aを備えた一方の差動大歯車9と、図
示しない制御回路からの信号に基づき車速に応じて操舵
比を可変制御するギヤ比可変操舵装置の電動モータ11
に対し、該電動モータ11側に加えられるトルクが上記
捩り棒4の捩りトルクに対し入カシャフ)lと入力シャ
フト側スリーブ2とが相対的に互に独立して回転できる
第1の所定回転角度範囲内の捩りトルク(例えばI K
gf層)未満のときは拘止され該捩りトルク以上のとき
は上記電動モータ11を逆転させる特性をもった例えば
ウオームギヤとウオームホイールとの組合せからなる可
逆回転ギヤ機構12を介してギヤ結合された他方の差動
大歯車10とから構成されている。
フト側スリーブ2の外周に設けられた入力側歯車2aと
噛み合う歯車8aを備えた差動歯車箱8と、上記出力シ
ャフト側スリーブ5の外周に設けられた出力側歯車5a
と噛み合う歯車9aを備えた一方の差動大歯車9と、図
示しない制御回路からの信号に基づき車速に応じて操舵
比を可変制御するギヤ比可変操舵装置の電動モータ11
に対し、該電動モータ11側に加えられるトルクが上記
捩り棒4の捩りトルクに対し入カシャフ)lと入力シャ
フト側スリーブ2とが相対的に互に独立して回転できる
第1の所定回転角度範囲内の捩りトルク(例えばI K
gf層)未満のときは拘止され該捩りトルク以上のとき
は上記電動モータ11を逆転させる特性をもった例えば
ウオームギヤとウオームホイールとの組合せからなる可
逆回転ギヤ機構12を介してギヤ結合された他方の差動
大歯車10とから構成されている。
13は上記人力シャフト1と入力シャフト側スリーブ2
との間に設けられた捩り棒4の捩りトルクを検出する遊
星歯車機構式の捩りトルクセンサで、該捩りトルクセサ
13は入力側である入カシャフ)1に結合された1段目
の遊星歯車を支持する歯車箱と、出力側である入力シャ
フト側スリーブ2に結合された2段目の遊星歯車を支持
する歯車箱と、回転可能に支持され上記1段目および2
段目の遊星歯車の双方と噛み合う太陽歯車と、回転可能
に支持され上記1段目の遊星歯車と噛み合う1段目のり
ングギャと、固定支持され上記2段目の遊星歯車と噛み
合う2段目のりングギャとから構成されており、1段目
のリングギヤの動き角が捩り棒4の捩りトルクに比例す
るようになっているが、公知の機構なので作動の詳細説
明は省略する。
との間に設けられた捩り棒4の捩りトルクを検出する遊
星歯車機構式の捩りトルクセンサで、該捩りトルクセサ
13は入力側である入カシャフ)1に結合された1段目
の遊星歯車を支持する歯車箱と、出力側である入力シャ
フト側スリーブ2に結合された2段目の遊星歯車を支持
する歯車箱と、回転可能に支持され上記1段目および2
段目の遊星歯車の双方と噛み合う太陽歯車と、回転可能
に支持され上記1段目の遊星歯車と噛み合う1段目のり
ングギャと、固定支持され上記2段目の遊星歯車と噛み
合う2段目のりングギャとから構成されており、1段目
のリングギヤの動き角が捩り棒4の捩りトルクに比例す
るようになっているが、公知の機構なので作動の詳細説
明は省略する。
上記において、差動歯車箱の回転角を08.−方の差動
大歯車9の回転角を09、他方の差動大歯車10の回転
角をθ1oとすると、上記の各回転角θ8.θ9.θ】
0間の関係はθ8=!ムJヱで表わされる。ここでギヤ
比可変操舵装置の電動モーターlの停止時には該電動モ
ーターlとギヤ結合している上記他方の差動大歯車lO
の回転角θ1oはゼロとなり、差動歯車箱8の回転角θ
Bと一方の差動大歯車9の回転角θ9との間にはθ8=
上の関係が成立する。ここで差動歯車箱8の外周に設け
た歯車8aと該歯車8aと噛み合う入力シャフト側スリ
ーブ2の歯車2aとの歯数比および出力シャフト側スリ
ーブ5の外周に設けた歯車5aと該歯車5aと噛み合う
一方の差動大歯車9と同軸上に設けた歯車9aとの歯数
比をそれぞれσとすれば各歯車の回転角比は歯数比の逆
数となるから、出力シャフト側スリーブ5の回転角θ5
と入力シャフト側スリーブ2の回転角θ2との回転角比
θ5/θ2は次式で表わされる。
大歯車9の回転角を09、他方の差動大歯車10の回転
角をθ1oとすると、上記の各回転角θ8.θ9.θ】
0間の関係はθ8=!ムJヱで表わされる。ここでギヤ
比可変操舵装置の電動モーターlの停止時には該電動モ
ーターlとギヤ結合している上記他方の差動大歯車lO
の回転角θ1oはゼロとなり、差動歯車箱8の回転角θ
Bと一方の差動大歯車9の回転角θ9との間にはθ8=
上の関係が成立する。ここで差動歯車箱8の外周に設け
た歯車8aと該歯車8aと噛み合う入力シャフト側スリ
ーブ2の歯車2aとの歯数比および出力シャフト側スリ
ーブ5の外周に設けた歯車5aと該歯車5aと噛み合う
一方の差動大歯車9と同軸上に設けた歯車9aとの歯数
比をそれぞれσとすれば各歯車の回転角比は歯数比の逆
数となるから、出力シャフト側スリーブ5の回転角θ5
と入力シャフト側スリーブ2の回転角θ2との回転角比
θ5/θ2は次式で表わされる。
h:邊 h x k /y 2えムー/θ2 θユ
θ1 θy −7fH 即ち入力軸である入力シャフト側スリーブ2と出力側で
ある出力シャフト側スリーブ5は同一回転数で回転する
ことになる。
θ1 θy −7fH 即ち入力軸である入力シャフト側スリーブ2と出力側で
ある出力シャフト側スリーブ5は同一回転数で回転する
ことになる。
又ギヤ比可変操舵装置の電動モータ11が回転すると、
該電動モータ11とギヤ結合している他方の差動大歯車
10の回転角θ1oの発生により入力回転角θ8に対す
る出力回転角θ9は2θ8−θ10=θ9の関係から上
記電動モータ11の回転に応じて入力軸である入力シャ
フト側スリーブ2と出力軸である出力シャフト側スリー
ブ5との回転比が可変制御される。
該電動モータ11とギヤ結合している他方の差動大歯車
10の回転角θ1oの発生により入力回転角θ8に対す
る出力回転角θ9は2θ8−θ10=θ9の関係から上
記電動モータ11の回転に応じて入力軸である入力シャ
フト側スリーブ2と出力軸である出力シャフト側スリー
ブ5との回転比が可変制御される。
尚ギヤ比可変操舵装置の電動モータ11と差動歯車機構
7を構成する差動大歯車1oとの間に介装された可逆回
転ギヤ機構12は通常の操舵トルク負荷時には逆転せず
拘止されているので路面反力等による出力シャフト側ス
リーブ5からの入力は入力側である入力シャフト側スリ
ーブ2.捩り棒4.入カシャフトlを介して図示しない
ステアリングハンドルに的確に伝達される。
7を構成する差動大歯車1oとの間に介装された可逆回
転ギヤ機構12は通常の操舵トルク負荷時には逆転せず
拘止されているので路面反力等による出力シャフト側ス
リーブ5からの入力は入力側である入力シャフト側スリ
ーブ2.捩り棒4.入カシャフトlを介して図示しない
ステアリングハンドルに的確に伝達される。
又タイヤが縁石等に衝突して通常の操舵トルクをはるか
に越える入力があった場合には上記可逆回転ギヤ機構1
1は逆回転させられ出力シャフト側スリーブ5と入力シ
ャフト側スリーブ2の回転差は大きくなるが、第2図に
示すように該出力シャフト側スリーブ5と入力シャフト
側スリーブ2との間に設けられたス) −/パ用係合部
6が係合し、該ストッパ用保合部6によりトルク伝達が
行われるので差動歯車機構7に過大なトルクの負荷が加
えられるのを防ぐことができるので、該差動歯車機構7
を小型化することができる。
に越える入力があった場合には上記可逆回転ギヤ機構1
1は逆回転させられ出力シャフト側スリーブ5と入力シ
ャフト側スリーブ2の回転差は大きくなるが、第2図に
示すように該出力シャフト側スリーブ5と入力シャフト
側スリーブ2との間に設けられたス) −/パ用係合部
6が係合し、該ストッパ用保合部6によりトルク伝達が
行われるので差動歯車機構7に過大なトルクの負荷が加
えられるのを防ぐことができるので、該差動歯車機構7
を小型化することができる。
上記のように縁石等への衝突による外力でギヤ比可変操
舵装置の電動モータ11が逆回転するとステアリングハ
ンドルのハンドル角とタイヤ側舵角どの位相がくずれて
しまうが、この強制的な位相のずれに対しては縁石等へ
の衝突によるタイヤの拘束状態が解かれると同時に図示
しないコントロールユニットからの指令により一定時間
(例えば10秒間)かけて所定の位相に戻す制御が行わ
れるが、このときドライバがハンドルをしっかり握って
保持し捩りトルクセンサ13が示す捩りトルク値が過大
のときは一度位相合わせの制御を停止し一定時間経過後
(例えば1秒後)に再度位相を合わせるよう制御を開始
し、位相が合うまでこれらの制御をくりかえすようにな
っている。
舵装置の電動モータ11が逆回転するとステアリングハ
ンドルのハンドル角とタイヤ側舵角どの位相がくずれて
しまうが、この強制的な位相のずれに対しては縁石等へ
の衝突によるタイヤの拘束状態が解かれると同時に図示
しないコントロールユニットからの指令により一定時間
(例えば10秒間)かけて所定の位相に戻す制御が行わ
れるが、このときドライバがハンドルをしっかり握って
保持し捩りトルクセンサ13が示す捩りトルク値が過大
のときは一度位相合わせの制御を停止し一定時間経過後
(例えば1秒後)に再度位相を合わせるよう制御を開始
し、位相が合うまでこれらの制御をくりかえすようにな
っている。
尚出力シャフト側スリーブ5に設けられているパワアシ
スト用歯車5bと電動式パワステアリング装置の電動モ
ータMの出力軸に設けられた歯車Gとの間に設けられた
ギヤ機構は路面からの入力を伝えるため極力逆転が容易
な構造が採用されていることはいうまでもない。
スト用歯車5bと電動式パワステアリング装置の電動モ
ータMの出力軸に設けられた歯車Gとの間に設けられた
ギヤ機構は路面からの入力を伝えるため極力逆転が容易
な構造が採用されていることはいうまでもない。
上記実施例では差動歯車箱8と一方の差動大歯車9とを
入出力軸とし他方の差動大歯車10を可逆回転ギヤ機構
12を介して電動モータ11で駆動する例を示したが、
2個の差動大歯車9.lOを入出力軸とし、差動歯車箱
8を可逆回転ギヤ機構12を介して電動モータ11で駆
動するなど任意の組合せを用いることができることは言
うまでもなく、さらに又パワステアリング機構のアクチ
ュエータとして電動モータ6を用いる代りに油圧シリン
ダ等任意のものを用いることができるのは勿論である。
入出力軸とし他方の差動大歯車10を可逆回転ギヤ機構
12を介して電動モータ11で駆動する例を示したが、
2個の差動大歯車9.lOを入出力軸とし、差動歯車箱
8を可逆回転ギヤ機構12を介して電動モータ11で駆
動するなど任意の組合せを用いることができることは言
うまでもなく、さらに又パワステアリング機構のアクチ
ュエータとして電動モータ6を用いる代りに油圧シリン
ダ等任意のものを用いることができるのは勿論である。
発明の効果
上記のように本発明によれば、ステアリングハンドル側
の入力シャフトと該入力シャフトの外周に第1の所定回
転角度範囲回転可能なるよう嵌装された入力シャフト側
スリーブとを捩り棒で連結し、該入力シャフト側スリー
ブ先端部を出力シャフト側スリーブに第2の所定回転角
度範囲相対的に回転したとき拘止されるよう嵌装し、上
記入力シャフト側スリーブを2個の差動大歯車と差動小
歯車の回転軸を支持する差動歯車箱とからなる差動歯車
機構のいずれか一方の入出力軸にギヤ結合し、上記出力
シャフト側スリーブを上記差動歯車機構の他方の入出力
軸にギヤ結合し、ギヤ比可変制御用の電動モータを上記
差動歯車機構の残りの入出力軸に、該入出力軸側から電
動モータ側に加わるトルクが所定値未満のときは拘止さ
れ該所定値以上のときは電動モータを逆転させる歯車機
構を介してギヤ結合したことにより、縁石等への衝突に
基づく過大なトルク負荷がギヤ比可変操舵装置を構成す
る差動歯車機構に加わることを防止できるので、該差動
歯車機構を小型化できるもので、構成の簡単なることと
相俟って実用上多大なる効果をもたらし得るものである
。
の入力シャフトと該入力シャフトの外周に第1の所定回
転角度範囲回転可能なるよう嵌装された入力シャフト側
スリーブとを捩り棒で連結し、該入力シャフト側スリー
ブ先端部を出力シャフト側スリーブに第2の所定回転角
度範囲相対的に回転したとき拘止されるよう嵌装し、上
記入力シャフト側スリーブを2個の差動大歯車と差動小
歯車の回転軸を支持する差動歯車箱とからなる差動歯車
機構のいずれか一方の入出力軸にギヤ結合し、上記出力
シャフト側スリーブを上記差動歯車機構の他方の入出力
軸にギヤ結合し、ギヤ比可変制御用の電動モータを上記
差動歯車機構の残りの入出力軸に、該入出力軸側から電
動モータ側に加わるトルクが所定値未満のときは拘止さ
れ該所定値以上のときは電動モータを逆転させる歯車機
構を介してギヤ結合したことにより、縁石等への衝突に
基づく過大なトルク負荷がギヤ比可変操舵装置を構成す
る差動歯車機構に加わることを防止できるので、該差動
歯車機構を小型化できるもので、構成の簡単なることと
相俟って実用上多大なる効果をもたらし得るものである
。
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図は第1図
のA−A断面図である。 1・・・入力シャフト、2・・・入力シャフト側スリー
ブ、3・・・ストッパ用スプライン部、4・・・捩り棒
、5・・・出力シャフト側スリーブ、6・・・ストッパ
用係合部、7・・・差動歯車機構、8・・・差動歯車箱
、9,10・・・差動大歯車、11・・・電動モータ、
12・・・可逆回転ギヤ機構、13・・・捩りトルクセ
ンサ。 第2図
のA−A断面図である。 1・・・入力シャフト、2・・・入力シャフト側スリー
ブ、3・・・ストッパ用スプライン部、4・・・捩り棒
、5・・・出力シャフト側スリーブ、6・・・ストッパ
用係合部、7・・・差動歯車機構、8・・・差動歯車箱
、9,10・・・差動大歯車、11・・・電動モータ、
12・・・可逆回転ギヤ機構、13・・・捩りトルクセ
ンサ。 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ステアリングハンドル側の入力シャフトと 該入力シャフトの外周に第1の所定回転角度範囲回転可
能なるよう嵌装された入力シャフト側スリーブとを捩り
棒で連結し、該入力シャフト側スリーブ先端部を出力シ
ャフト側スリーブに第2の所定回転角度範囲相対的に回
転したとき拘止されるよう嵌装し、上記入力シャフト側
スリーブを2個の差動大歯車と差動小歯車の回転軸を支
持する差動歯車箱とからなる差動歯車機構のいずれか一
方の入出力軸にギヤ結合し、上記出力シャフト側スリー
ブを上記差動歯車機構の他方の入出力軸にギヤ結合し、
ギヤ比可変制御用の電動モータを上記差動歯車機構の残
りの入出力軸に、該入出力軸側から電動モータ側に加わ
るトルクが所定値未満のときは拘止され該所定値以上の
ときは電動モータを逆転させる歯車機構を介してギヤ結
合したことを特徴とするステアリングギヤ比可変操舵装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2333538A JPH04208673A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ステアリングギヤ比可変操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2333538A JPH04208673A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ステアリングギヤ比可変操舵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04208673A true JPH04208673A (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=18267171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2333538A Pending JPH04208673A (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | ステアリングギヤ比可変操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04208673A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008062786A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Toyota Motor Corp | 伝達比可変操舵装置 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2333538A patent/JPH04208673A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008062786A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Toyota Motor Corp | 伝達比可変操舵装置 |
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