JPH04208479A - テープ印刷装置のテープ送り機構 - Google Patents
テープ印刷装置のテープ送り機構Info
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- JPH04208479A JPH04208479A JP40018090A JP40018090A JPH04208479A JP H04208479 A JPH04208479 A JP H04208479A JP 40018090 A JP40018090 A JP 40018090A JP 40018090 A JP40018090 A JP 40018090A JP H04208479 A JPH04208479 A JP H04208479A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[00011
r産業上の利用分野]本発明は、テープ印刷装置に関し
、プラテンを回転駆動することにより、印刷及びテープ
送りをするサーマルプリント方式のテープ印刷装置のテ
ープ送り機構に関するものである。 [0002]
、プラテンを回転駆動することにより、印刷及びテープ
送りをするサーマルプリント方式のテープ印刷装置のテ
ープ送り機構に関するものである。 [0002]
【従来の技術】従来、テープ印刷装置としては特開平2
−106555号公報に示されるようなものがあった。 図6,7を用いて説明すると、テープ収納カセット1(
カセットの蓋体を除去した状態を示す)には、透明テー
プ(第1のテープ)3が巻回されたフィルムテープスプ
ール5、熱転写リボン7がそのインク面を内側にして巻
回されたリボン供給スプール9、リボン供給スプール9
から引き出された熱転写リボン7を巻き取るリボン巻取
りスプール11、フィルムテープ3と略同−幅であり、
片面にのみ剥離紙が粘着された両面テープ(第2のテー
プ)13が剥離紙を外側にして巻回された両面テープス
プール15、及びこの両面テープ13とフィルムテープ
3とを整合するテープガイドローラ(整合ローラ)17
が収納されている。 [00031図7に示すように、テープ収納カセット1
が装着される印字装置側には、サーマルヘッド23とテ
ープ送り体37が設けられている。支持体43は印字装
置本体に軸43aを中心に回動可能に取着されており、
その支持体43の自由端側にはプラテンローラ35とテ
ープ送りローラ(テープ搬送ローラ)42とがそれぞれ
回動可能に設けられている。支持体43の自由端側は押
圧バネ(図示せず)によりテープ収納カセット1側に付
勢されており、熱転写リボン7とフィルムテープ3を挟
んでプラテンローラ35がサーマルヘッド23を押圧し
ている。それと同時に、テープ送りローラ42はテープ
ガイドローラ17にガイドされた両面テープ13とサー
マルヘッド23から送出されたフィルムテープ3とを挟
んでテープ送りローラ17を押圧している。 [0004]テープ送り体37は図示しない駆動源によ
り回転され、テープ収納カセット1が印字装置に装着さ
れた状態においてテープガイドローラ17に嵌合してテ
ープガイドローラ17を回転させる。このガイドローラ
17の回転によりテープ送りローラ42が回転される。 両者の回転によりフィルムテープ3と両面テープ13と
を搬送すると共に貼り合わせが行なわれ、フィルムテー
プ3の搬送によって熱転写リボン7が搬送されると共に
プラテンローラ35が回転される。 [0005]
−106555号公報に示されるようなものがあった。 図6,7を用いて説明すると、テープ収納カセット1(
カセットの蓋体を除去した状態を示す)には、透明テー
プ(第1のテープ)3が巻回されたフィルムテープスプ
ール5、熱転写リボン7がそのインク面を内側にして巻
回されたリボン供給スプール9、リボン供給スプール9
から引き出された熱転写リボン7を巻き取るリボン巻取
りスプール11、フィルムテープ3と略同−幅であり、
片面にのみ剥離紙が粘着された両面テープ(第2のテー
プ)13が剥離紙を外側にして巻回された両面テープス
プール15、及びこの両面テープ13とフィルムテープ
3とを整合するテープガイドローラ(整合ローラ)17
が収納されている。 [00031図7に示すように、テープ収納カセット1
が装着される印字装置側には、サーマルヘッド23とテ
ープ送り体37が設けられている。支持体43は印字装
置本体に軸43aを中心に回動可能に取着されており、
その支持体43の自由端側にはプラテンローラ35とテ
ープ送りローラ(テープ搬送ローラ)42とがそれぞれ
回動可能に設けられている。支持体43の自由端側は押
圧バネ(図示せず)によりテープ収納カセット1側に付
勢されており、熱転写リボン7とフィルムテープ3を挟
んでプラテンローラ35がサーマルヘッド23を押圧し
ている。それと同時に、テープ送りローラ42はテープ
ガイドローラ17にガイドされた両面テープ13とサー
マルヘッド23から送出されたフィルムテープ3とを挟
んでテープ送りローラ17を押圧している。 [0004]テープ送り体37は図示しない駆動源によ
り回転され、テープ収納カセット1が印字装置に装着さ
れた状態においてテープガイドローラ17に嵌合してテ
ープガイドローラ17を回転させる。このガイドローラ
17の回転によりテープ送りローラ42が回転される。 両者の回転によりフィルムテープ3と両面テープ13と
を搬送すると共に貼り合わせが行なわれ、フィルムテー
プ3の搬送によって熱転写リボン7が搬送されると共に
プラテンローラ35が回転される。 [0005]
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来装置においては、熱転写リボン7とフィルムテー
プ(第1のテープ)3とを重ね合わせて搬送することに
よって熱転写リボン7の搬送とプラテンローラ35の回
転とが行なわれるため、フィルムテープ3とプラテンロ
ーラ35、或はフィルムテープ3と熱転写リボン7との
間に滑りが生じ、印字品質を低下させてしまうという問
題点があった。 [0006]また、プラテンローラ35が円筒形状であ
り、サーマルヘッド23の発熱部が0.1mmから04
2mm程度の狭い幅の直線状の配列をしているため、プ
ラテンローラ35の回転中心位置とサーマルヘッド23
の発熱部とのわずかな位置ずれがある場合(プラテンロ
ーラ35の回転軸線と発熱部の配列方向とが並行でない
場合)、印字品質が大きく低下する。従って、製造工程
上で微妙な調整を行なったり、各部品の寸法精度を厳し
くする必要があった。 [00071本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、第1のテープとプラ
テンローラとの間、或は第1のテープと熱転写リボンと
の間に滑りを発生させずに印字品質を高くすることがで
き、しかもサーマルヘッドやプラテンローラの取付に微
妙な調節作業を要することなく、部品の寸法精度を厳し
くする必要のないテープ印刷装置のテープ送り機構を提
供するにある。 [0008]
た従来装置においては、熱転写リボン7とフィルムテー
プ(第1のテープ)3とを重ね合わせて搬送することに
よって熱転写リボン7の搬送とプラテンローラ35の回
転とが行なわれるため、フィルムテープ3とプラテンロ
ーラ35、或はフィルムテープ3と熱転写リボン7との
間に滑りが生じ、印字品質を低下させてしまうという問
題点があった。 [0006]また、プラテンローラ35が円筒形状であ
り、サーマルヘッド23の発熱部が0.1mmから04
2mm程度の狭い幅の直線状の配列をしているため、プ
ラテンローラ35の回転中心位置とサーマルヘッド23
の発熱部とのわずかな位置ずれがある場合(プラテンロ
ーラ35の回転軸線と発熱部の配列方向とが並行でない
場合)、印字品質が大きく低下する。従って、製造工程
上で微妙な調整を行なったり、各部品の寸法精度を厳し
くする必要があった。 [00071本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、第1のテープとプラ
テンローラとの間、或は第1のテープと熱転写リボンと
の間に滑りを発生させずに印字品質を高くすることがで
き、しかもサーマルヘッドやプラテンローラの取付に微
妙な調節作業を要することなく、部品の寸法精度を厳し
くする必要のないテープ印刷装置のテープ送り機構を提
供するにある。 [0008]
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテープ印刷装置のテープ送り機構は、プラテ
ンローラと、複数の発熱素子を印字方向と直交する方向
に列設してなり且つ前記プラテンローラに対応するサー
マルヘッドと、前記サーマルヘッドにより熱溶融されて
転写される熱転写リボンと、前記熱転写リボンのインク
が転写される第1のテープと、前記サーマルヘッドより
も第1テープの送り出し側に設けられ回転される整合ロ
ーラと、前記整合ローラに対応し回動可能な搬送ローラ
と、前記整合ローラ上に供給される第2のテープとを備
え、前記第1のテープと前記第2のテープを整合し搬送
するようにしたテープ印刷装置において、前記プラテン
ローラと前記搬送ローラとが環状部材によって連結され
ており、その環状部材により前記サーマルヘッドと整合
ローラとを圧接したものである。 [0009]
に本発明のテープ印刷装置のテープ送り機構は、プラテ
ンローラと、複数の発熱素子を印字方向と直交する方向
に列設してなり且つ前記プラテンローラに対応するサー
マルヘッドと、前記サーマルヘッドにより熱溶融されて
転写される熱転写リボンと、前記熱転写リボンのインク
が転写される第1のテープと、前記サーマルヘッドより
も第1テープの送り出し側に設けられ回転される整合ロ
ーラと、前記整合ローラに対応し回動可能な搬送ローラ
と、前記整合ローラ上に供給される第2のテープとを備
え、前記第1のテープと前記第2のテープを整合し搬送
するようにしたテープ印刷装置において、前記プラテン
ローラと前記搬送ローラとが環状部材によって連結され
ており、その環状部材により前記サーマルヘッドと整合
ローラとを圧接したものである。 [0009]
【作用】上記の構成を有する本発明のテープ印刷装置の
テープ送り機構は、プラテンローラと搬送ローラとが環
状部材によって連結されて同期回転し、環状部材がサー
マルヘッドと整合ローラとを面圧接するため、熱転写リ
ボンと第1のテープとの間、或は第1のテープと熱転写
リボンとの間に滑りが発生しない。また、環状部材が面
圧接するためサーマルヘッドとプラテンローラの取付に
微妙な調節作業を要さず、高精度の部品を準備する必要
もない。 [00101
テープ送り機構は、プラテンローラと搬送ローラとが環
状部材によって連結されて同期回転し、環状部材がサー
マルヘッドと整合ローラとを面圧接するため、熱転写リ
ボンと第1のテープとの間、或は第1のテープと熱転写
リボンとの間に滑りが発生しない。また、環状部材が面
圧接するためサーマルヘッドとプラテンローラの取付に
微妙な調節作業を要さず、高精度の部品を準備する必要
もない。 [00101
【実施例]以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。尚、従来例と同一の構成要素につい
ては同一の符号を付し、説明を省略する。 [0011]ここで図1は図7と同様に、テープ収納カ
セット1をテープ印刷装置に装着しテープ収納カセット
1の蓋体を取り外して要部のみを示した正面図である。 [0012]図1に示すように、本実施例のテープ印刷
装置は熱転写リボン7を用いて透明フィルムテープ3に
反転印字を行い、その印字面に両面テープ13を貼り付
けて文字が印刷された印字テープを作成するのに使用さ
れる。このためテープ収納カセット1には、印字装置側
に固定された図1に示すサーマルヘッド23を収納する
ための凹部25の外側及び内側周縁には、サーマルヘッ
ド23を収納する空間を確保するためのガイド板27及
び29が立設されている。このガイド板29には、凹部
25まで案内されたフィルムテープ3と熱転写リボン7
とを外方向に付勢する板バネ33が備えられ、これによ
ってサーマルヘッド23収納用の空間を確実に確保でき
るようにされている。 [0013]即ち、フィルムテープ3及び熱転写リボン
7は、ガイドピン31により熱転写リボン7のインク面
を介して対向した状態で凹部25まで案内され、この凹
部25に設けられたガイド板27.29及び板バネ33
によって、テープ収納カセット1の装着時にフィルムテ
ープ3及び熱転写リボン7がサーマルヘッド23を収納
するのに必要な空間を塞ぐことのないよう、その走行経
路が規制される。 [0014]従って、当該テープ収納カセット1を印字
装置に装着した際には、サーマルヘッド23が熱転写リ
ボン7の裏面に配設される。このため、印字装置側に設
けられたサーマルヘッド23に対してフィルムテープ3
及び熱転写リボン7が後述のプラテンローラ35に巻回
されたゴムベルト51により押圧されてフィルムテープ
3に所望の反転文字が印字される。 [0015]次に、凹部25を通過した熱転写リボン7
は、ガイド板29の端部29aを介してリボン巻取りス
プール11に巻取られ、フィルムテープ3はテープガイ
ドローラ17を介してカセット外部に案内される。テー
プガイドローラ17及びリボン巻取りスプール11は、
印字装置への装着時に、図示しない駆動モータ及び動力
伝達機構により互いに逆回転される印字装置側のテープ
送り体37及びリボン巻取り体39に嵌合され、これら
各部を介して矢印A及び矢印B方向に各々回転駆動され
る。 [,0016]このため熱転写リボン7及びフィルムテ
ープ3は、この回転駆動により、ガイドピン31→ガイ
ド板27→凹部25の走行経路で走行されることとなる
のであるが、この回転駆動による慣性によって熱転写リ
ボン7及びフィルムテープ3が各スプールから余分に引
き出され、凹部25で熱転写リボン7及びフィルムテー
プ3が緩むことがあり、そのためフィルムテープ3への
反転印字を良好に行なうことができなくなる場合がある
。 このため当該テープ収納カセット1では、ガイドピン3
1位置に熱転写リボン7及びフィルムテープ3を外部か
ら押圧付勢する板バネ40を設け、これによって熱転写
リボン7及びフィルムテープ3にパックテンションを与
えて、凹部25で熱転写リボン7及びフィルムテープ3
の緩みが発生するのを防止している。 [0017]また、テープ収納カセット1には走行経路
途中の熱転写リボン7のインクがフィルムテープ3に付
着することのないようにこれら各部を遮断するセパレー
タフィルム41も設けられている。そしてフィルムテー
プ3及び熱転写リボン7は、セパレータフィルム41と
板バネ40とにより互いに独立したパックテンションが
与えられ、フィルムテープ3もしくは熱転写リボン7の
うちの一方が何等かの理由により引き出されたとしても
、他方の走行には影響を与えないようにされている。 [00181次に支持体43に搭載されている部品構成
について図1から図5を用いて説明する。尚、図2は図
1におけるB−B線断面図であり、図3は図1における
C−C線断面図であり、図4はテープ送り体37とテー
プ送りローラ42との連動関係を示す説明図であり、図
5は支持体43の自由端部のみを示す正面図である。テ
ープ印刷装置本体に基端側において軸支された支持体4
3は、その自由端側がコ字状に折曲形成されている。そ
の一対の折曲部にはガイド溝61とガイド溝63とがそ
れぞれ貫通形成されており、そのガイド溝61にはスラ
イドコマ53の両端に突出形成されたガイドビン57が
摺動可能に嵌合されている。前記スライドコマ53は断
面略コ字状をなし、軸67を回動可能に支持している。 この軸67にはテープ送りローラ42と被動ギヤ49と
が固定されており、テープ送りローラ42と被動ギヤ4
9とは一体回転可能である。また、前記支持体43とス
ライドコマ53との間にはバネ45が第2図中の上下2
カ所に介装されており、スライドコマ53は第2図にお
ける右方のテープ送り体37に付勢されている。このテ
ープ送り体37には駆動ギヤ47が一体形成されており
、この駆動ギヤ47に前記被動ギヤ49が噛合する。 [0019]一方、前記支持体43のガイド溝63には
、スライドコマ55の両端に突出形成されたガイドビン
59が摺動可能に嵌合されている。前記スライドコマ5
5は断面略コ字状をなし、軸69を回動可能に支持して
いる。この軸67にはプラテンローラ35が固定されて
いる。また、前記支持体43とスライドコマ55との間
にはバネ46が図3中の上下2カ所に介装されており、
スライドコマ55は図3における右方のサーマルヘッド
23に付勢されている。 [00201テープ送りローラ42とプラテンローラ3
5の中央局面には各々溝65が設けられており、突起7
1が内周面に設けられた環状部材としてのゴムベルト5
1が谷溝65に突起71を嵌入した状態でガイドされて
巻回されている。前記プラテンローラ35.テープ送り
ローラ42.ゴムベルト51等が支持体43に支持され
ており、この支持体43が付勢バネの作用により印字装
置側の軸43aを中心にしてテープ収納カセット1に向
けて回動付勢されている。この時、ゴムベルト51はテ
ープ送りローラ42側においてテープガイドローラ17
に圧接し、プラテンローラ35側においてサーマルヘッ
ド23の発熱部に圧接している。 [00211次にテープガイドローラ17は、単にフィ
ルムテープ3と両面テープ13とを整合するだけでなく
、テープガイドローラ17に対して接離可能なゴムベル
ト51 (印字装置側に設けられている)と協働してフ
ィルムテープ3の印字面に両面テープ13の粘着面を圧
着し、両面テープ13を接合するためのもので、図6に
示すごとくその両端には、両テープの幅方向の移動を規
制するためのフランジ17aがローラ面に対して直角に
形成されている。 [00221次に作用を説明する。 [0023]テープ収納カセツト1を印字装置に装着し
た後、支持体43を図示しない作動装置によって矢印C
方向に回転させると、ゴムベルト51を介してプラテン
ローラ35がフィルムテープ3及び熱転写リボン13を
サーマルヘッド23に押圧すると同時に、テープガイド
ローラ17がゴムベルト51を介してフィルムテープ3
及び両面テープ13を押圧し、これらテープを接合する
。 [0024]なお、テープガイドローラ17とゴムベル
ト51が圧接されている時は、印字装置側のテープ送り
体37と一体形成された駆動ギヤ47と、テープ送りロ
ーラ42と一体の被動ギヤ49とが噛み合っていて、テ
ープガイドローラ17とテープ送りローラ42とが連動
する。このためテープ送りローラ42に巻回されたゴム
ベルト51が回転し、プラテンローラ35も同期回転す
る。従って、テープガイドローラ17とテープ送りロー
ラ42及びゴムベルト51との間に滑りが生じることな
く確実に熱転写リボン7、フィルムテープ3及び両面テ
ープ13が搬送される。さらに、前述したようにテープ
送りローラ42とプラテンローラ35は各々支持体とは
独立したスライドコマ53.55上に搭載されており、
スライドコマ53.55の上下を2個のバネ45.46
で押圧している。従って、整合ローラ17やサーマルヘ
ッド23が多少傾いて取り付けられていても、テープ送
りローラ42.プラテンローラ35がそれぞれその傾き
にならって圧接するため、印字濃度差が無く、熱転写リ
ボン7、透明フィルムテープ3及び両面テープ13が斜
行することなく搬送される。又、テープ送りローラ42
とプラテンローラ35は各々溝65が形成されており、
ゴムベルト51の突起71がガイドされるため、ゴムベ
ルト51の逸脱によるせり上がり等の不具合が防止され
る。さらに、サーマルヘッド23はゴムベルト51に圧
接されるため略平面接触となる。従って、従来のような
丸プラテンのように、プラテンの回転中心とサーマルヘ
ッドの発熱体部が接触する寸法がわずかにずれただけで
生じる印字不良が発生しなくなるため、印字品質を向上
させることができるとともに、微妙な組み付は精度や部
品寸法精度を要求する必要がない。 [0025]このように、本実施例においては、従来の
ようにプラテンローラ35の回転中心位置とサーマルヘ
ッド23の発熱部とのわずかな位置ずれが印字品質に対
して大きな影響を与えるために、製造工程上で微妙な調
整を行なったり、各部品の寸法精度を厳しくする必要が
ない。又、従来のようにプラテンローラ35とは別体の
テープ送りローラ42を設けてテープガイドローラ17
に圧着させてテープ送りローラ42のみを駆動し、フィ
ルムテープ3の搬送によってプラテンローラ35を従動
回転させていたために生じていたフィルムテープ3と熱
転写リボン7との滑りが生じることが無い。或は、複雑
な動力伝達装置を設けてテープ送りローラ42の駆動を
プラテンローラ35に伝える必要が無く、簡単な機構で
安価な部品構成で、印字と、熱転写リボン9フイルムテ
ープ、両面テープの送りと、フィルムテープと両面テー
プの貼り付けとを行なうことが出来る。従って、印字品
質向上の効果が大きい。 [0026]尚、本発明は前述の実施例にのみ限定され
るものではなく、例えばテープ送りローラ42を駆動す
るかわりにプラテンローラ35を駆動する等、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であ
る。 [0027] 【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
本発明によれば、簡単な部品構成で熱転写リボン、第1
のテープ及び第2のテープを搬送することと、第1のテ
ープと第2のテープとの整合を行ない得ることは勿論、
第1のテープとプラテンローラとの間、或は第1のテー
プと熱転写リボンとの間に滑りを発生させずに印字品質
を高くすることができ、しかもサーマルヘッドやプラテ
ンローラの取付に微妙な調節作業を要することなく、部
品の寸法精度を厳しくする必要のない利点を有する。
参照して説明する。尚、従来例と同一の構成要素につい
ては同一の符号を付し、説明を省略する。 [0011]ここで図1は図7と同様に、テープ収納カ
セット1をテープ印刷装置に装着しテープ収納カセット
1の蓋体を取り外して要部のみを示した正面図である。 [0012]図1に示すように、本実施例のテープ印刷
装置は熱転写リボン7を用いて透明フィルムテープ3に
反転印字を行い、その印字面に両面テープ13を貼り付
けて文字が印刷された印字テープを作成するのに使用さ
れる。このためテープ収納カセット1には、印字装置側
に固定された図1に示すサーマルヘッド23を収納する
ための凹部25の外側及び内側周縁には、サーマルヘッ
ド23を収納する空間を確保するためのガイド板27及
び29が立設されている。このガイド板29には、凹部
25まで案内されたフィルムテープ3と熱転写リボン7
とを外方向に付勢する板バネ33が備えられ、これによ
ってサーマルヘッド23収納用の空間を確実に確保でき
るようにされている。 [0013]即ち、フィルムテープ3及び熱転写リボン
7は、ガイドピン31により熱転写リボン7のインク面
を介して対向した状態で凹部25まで案内され、この凹
部25に設けられたガイド板27.29及び板バネ33
によって、テープ収納カセット1の装着時にフィルムテ
ープ3及び熱転写リボン7がサーマルヘッド23を収納
するのに必要な空間を塞ぐことのないよう、その走行経
路が規制される。 [0014]従って、当該テープ収納カセット1を印字
装置に装着した際には、サーマルヘッド23が熱転写リ
ボン7の裏面に配設される。このため、印字装置側に設
けられたサーマルヘッド23に対してフィルムテープ3
及び熱転写リボン7が後述のプラテンローラ35に巻回
されたゴムベルト51により押圧されてフィルムテープ
3に所望の反転文字が印字される。 [0015]次に、凹部25を通過した熱転写リボン7
は、ガイド板29の端部29aを介してリボン巻取りス
プール11に巻取られ、フィルムテープ3はテープガイ
ドローラ17を介してカセット外部に案内される。テー
プガイドローラ17及びリボン巻取りスプール11は、
印字装置への装着時に、図示しない駆動モータ及び動力
伝達機構により互いに逆回転される印字装置側のテープ
送り体37及びリボン巻取り体39に嵌合され、これら
各部を介して矢印A及び矢印B方向に各々回転駆動され
る。 [,0016]このため熱転写リボン7及びフィルムテ
ープ3は、この回転駆動により、ガイドピン31→ガイ
ド板27→凹部25の走行経路で走行されることとなる
のであるが、この回転駆動による慣性によって熱転写リ
ボン7及びフィルムテープ3が各スプールから余分に引
き出され、凹部25で熱転写リボン7及びフィルムテー
プ3が緩むことがあり、そのためフィルムテープ3への
反転印字を良好に行なうことができなくなる場合がある
。 このため当該テープ収納カセット1では、ガイドピン3
1位置に熱転写リボン7及びフィルムテープ3を外部か
ら押圧付勢する板バネ40を設け、これによって熱転写
リボン7及びフィルムテープ3にパックテンションを与
えて、凹部25で熱転写リボン7及びフィルムテープ3
の緩みが発生するのを防止している。 [0017]また、テープ収納カセット1には走行経路
途中の熱転写リボン7のインクがフィルムテープ3に付
着することのないようにこれら各部を遮断するセパレー
タフィルム41も設けられている。そしてフィルムテー
プ3及び熱転写リボン7は、セパレータフィルム41と
板バネ40とにより互いに独立したパックテンションが
与えられ、フィルムテープ3もしくは熱転写リボン7の
うちの一方が何等かの理由により引き出されたとしても
、他方の走行には影響を与えないようにされている。 [00181次に支持体43に搭載されている部品構成
について図1から図5を用いて説明する。尚、図2は図
1におけるB−B線断面図であり、図3は図1における
C−C線断面図であり、図4はテープ送り体37とテー
プ送りローラ42との連動関係を示す説明図であり、図
5は支持体43の自由端部のみを示す正面図である。テ
ープ印刷装置本体に基端側において軸支された支持体4
3は、その自由端側がコ字状に折曲形成されている。そ
の一対の折曲部にはガイド溝61とガイド溝63とがそ
れぞれ貫通形成されており、そのガイド溝61にはスラ
イドコマ53の両端に突出形成されたガイドビン57が
摺動可能に嵌合されている。前記スライドコマ53は断
面略コ字状をなし、軸67を回動可能に支持している。 この軸67にはテープ送りローラ42と被動ギヤ49と
が固定されており、テープ送りローラ42と被動ギヤ4
9とは一体回転可能である。また、前記支持体43とス
ライドコマ53との間にはバネ45が第2図中の上下2
カ所に介装されており、スライドコマ53は第2図にお
ける右方のテープ送り体37に付勢されている。このテ
ープ送り体37には駆動ギヤ47が一体形成されており
、この駆動ギヤ47に前記被動ギヤ49が噛合する。 [0019]一方、前記支持体43のガイド溝63には
、スライドコマ55の両端に突出形成されたガイドビン
59が摺動可能に嵌合されている。前記スライドコマ5
5は断面略コ字状をなし、軸69を回動可能に支持して
いる。この軸67にはプラテンローラ35が固定されて
いる。また、前記支持体43とスライドコマ55との間
にはバネ46が図3中の上下2カ所に介装されており、
スライドコマ55は図3における右方のサーマルヘッド
23に付勢されている。 [00201テープ送りローラ42とプラテンローラ3
5の中央局面には各々溝65が設けられており、突起7
1が内周面に設けられた環状部材としてのゴムベルト5
1が谷溝65に突起71を嵌入した状態でガイドされて
巻回されている。前記プラテンローラ35.テープ送り
ローラ42.ゴムベルト51等が支持体43に支持され
ており、この支持体43が付勢バネの作用により印字装
置側の軸43aを中心にしてテープ収納カセット1に向
けて回動付勢されている。この時、ゴムベルト51はテ
ープ送りローラ42側においてテープガイドローラ17
に圧接し、プラテンローラ35側においてサーマルヘッ
ド23の発熱部に圧接している。 [00211次にテープガイドローラ17は、単にフィ
ルムテープ3と両面テープ13とを整合するだけでなく
、テープガイドローラ17に対して接離可能なゴムベル
ト51 (印字装置側に設けられている)と協働してフ
ィルムテープ3の印字面に両面テープ13の粘着面を圧
着し、両面テープ13を接合するためのもので、図6に
示すごとくその両端には、両テープの幅方向の移動を規
制するためのフランジ17aがローラ面に対して直角に
形成されている。 [00221次に作用を説明する。 [0023]テープ収納カセツト1を印字装置に装着し
た後、支持体43を図示しない作動装置によって矢印C
方向に回転させると、ゴムベルト51を介してプラテン
ローラ35がフィルムテープ3及び熱転写リボン13を
サーマルヘッド23に押圧すると同時に、テープガイド
ローラ17がゴムベルト51を介してフィルムテープ3
及び両面テープ13を押圧し、これらテープを接合する
。 [0024]なお、テープガイドローラ17とゴムベル
ト51が圧接されている時は、印字装置側のテープ送り
体37と一体形成された駆動ギヤ47と、テープ送りロ
ーラ42と一体の被動ギヤ49とが噛み合っていて、テ
ープガイドローラ17とテープ送りローラ42とが連動
する。このためテープ送りローラ42に巻回されたゴム
ベルト51が回転し、プラテンローラ35も同期回転す
る。従って、テープガイドローラ17とテープ送りロー
ラ42及びゴムベルト51との間に滑りが生じることな
く確実に熱転写リボン7、フィルムテープ3及び両面テ
ープ13が搬送される。さらに、前述したようにテープ
送りローラ42とプラテンローラ35は各々支持体とは
独立したスライドコマ53.55上に搭載されており、
スライドコマ53.55の上下を2個のバネ45.46
で押圧している。従って、整合ローラ17やサーマルヘ
ッド23が多少傾いて取り付けられていても、テープ送
りローラ42.プラテンローラ35がそれぞれその傾き
にならって圧接するため、印字濃度差が無く、熱転写リ
ボン7、透明フィルムテープ3及び両面テープ13が斜
行することなく搬送される。又、テープ送りローラ42
とプラテンローラ35は各々溝65が形成されており、
ゴムベルト51の突起71がガイドされるため、ゴムベ
ルト51の逸脱によるせり上がり等の不具合が防止され
る。さらに、サーマルヘッド23はゴムベルト51に圧
接されるため略平面接触となる。従って、従来のような
丸プラテンのように、プラテンの回転中心とサーマルヘ
ッドの発熱体部が接触する寸法がわずかにずれただけで
生じる印字不良が発生しなくなるため、印字品質を向上
させることができるとともに、微妙な組み付は精度や部
品寸法精度を要求する必要がない。 [0025]このように、本実施例においては、従来の
ようにプラテンローラ35の回転中心位置とサーマルヘ
ッド23の発熱部とのわずかな位置ずれが印字品質に対
して大きな影響を与えるために、製造工程上で微妙な調
整を行なったり、各部品の寸法精度を厳しくする必要が
ない。又、従来のようにプラテンローラ35とは別体の
テープ送りローラ42を設けてテープガイドローラ17
に圧着させてテープ送りローラ42のみを駆動し、フィ
ルムテープ3の搬送によってプラテンローラ35を従動
回転させていたために生じていたフィルムテープ3と熱
転写リボン7との滑りが生じることが無い。或は、複雑
な動力伝達装置を設けてテープ送りローラ42の駆動を
プラテンローラ35に伝える必要が無く、簡単な機構で
安価な部品構成で、印字と、熱転写リボン9フイルムテ
ープ、両面テープの送りと、フィルムテープと両面テー
プの貼り付けとを行なうことが出来る。従って、印字品
質向上の効果が大きい。 [0026]尚、本発明は前述の実施例にのみ限定され
るものではなく、例えばテープ送りローラ42を駆動す
るかわりにプラテンローラ35を駆動する等、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であ
る。 [0027] 【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
本発明によれば、簡単な部品構成で熱転写リボン、第1
のテープ及び第2のテープを搬送することと、第1のテ
ープと第2のテープとの整合を行ない得ることは勿論、
第1のテープとプラテンローラとの間、或は第1のテー
プと熱転写リボンとの間に滑りを発生させずに印字品質
を高くすることができ、しかもサーマルヘッドやプラテ
ンローラの取付に微妙な調節作業を要することなく、部
品の寸法精度を厳しくする必要のない利点を有する。
【図1】本発明を具体化した一実施例を示すもので、テ
ープ収納カセットをテープ印刷装置に装着し、テープ収
納カセットの蓋体を取り外して要部のみを示した正面図
である。
ープ収納カセットをテープ印刷装置に装着し、テープ収
納カセットの蓋体を取り外して要部のみを示した正面図
である。
【図2】図1におけるB−B線断面図である。
【図3】図1におけるC=C線断面図である。
【図4】テープ送り体とテープ送りローラとの連動関係
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図5】支持体の自由端部のみを示す正面図である。
【図6】従来を示すもので蓋体を除去したテープ収納カ
セットを示す斜視図である。
セットを示す斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】プラテンローラと、複数の発熱素子を印字
方向と直交する方向に列設してなり且つ前記プラテンロ
ーラに対応するサーマルヘッドと、前記サーマルヘッド
により熱溶融されて転写される熱転写リボンと、前記熱
転写リボンのインクが転写される第1のテープと、前記
サーマルヘッドよりも第1テープの送り出し側に設けら
れ回転される整合ローラと、前記整合ローラに対応し回
動可能な搬送ローラと、前記整合ローラ上に供給される
第2のテープとを備え、前記第1のテープと前記第2の
テープを整合し搬送するようにしたテープ印刷装置にお
いて、前記プラテンローラと前記搬送ローラとが環状部
材によって連結されており、その環状部材により前記サ
ーマルヘッドと整合ローラとを圧接したことを特徴とす
るテープ印刷装置のテープ送り機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40018090A JPH04208479A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | テープ印刷装置のテープ送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40018090A JPH04208479A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | テープ印刷装置のテープ送り機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04208479A true JPH04208479A (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=18510097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40018090A Pending JPH04208479A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | テープ印刷装置のテープ送り機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04208479A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006264337A (ja) * | 1999-08-06 | 2006-10-05 | Brother Ind Ltd | テープ供給カートリッジ |
CN109203719A (zh) * | 2017-07-04 | 2019-01-15 | 卡西欧计算机株式会社 | 带盒及印刷装置 |
JP2019014082A (ja) * | 2017-07-04 | 2019-01-31 | カシオ計算機株式会社 | テープカセット、及び、印刷装置 |
JP2019014079A (ja) * | 2017-07-04 | 2019-01-31 | カシオ計算機株式会社 | テープカセット、及び、印刷装置 |
-
1990
- 1990-12-03 JP JP40018090A patent/JPH04208479A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006264337A (ja) * | 1999-08-06 | 2006-10-05 | Brother Ind Ltd | テープ供給カートリッジ |
CN109203719A (zh) * | 2017-07-04 | 2019-01-15 | 卡西欧计算机株式会社 | 带盒及印刷装置 |
JP2019014082A (ja) * | 2017-07-04 | 2019-01-31 | カシオ計算機株式会社 | テープカセット、及び、印刷装置 |
JP2019014079A (ja) * | 2017-07-04 | 2019-01-31 | カシオ計算機株式会社 | テープカセット、及び、印刷装置 |
JP2019014080A (ja) * | 2017-07-04 | 2019-01-31 | カシオ計算機株式会社 | テープカセット、及び、印刷装置 |
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