JPH0420747Y2 - - Google Patents

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JPH0420747Y2
JPH0420747Y2 JP8786386U JP8786386U JPH0420747Y2 JP H0420747 Y2 JPH0420747 Y2 JP H0420747Y2 JP 8786386 U JP8786386 U JP 8786386U JP 8786386 U JP8786386 U JP 8786386U JP H0420747 Y2 JPH0420747 Y2 JP H0420747Y2
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JP
Japan
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container
opening
paper
forming
pull tab
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JP8786386U
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JPS62200537U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は牛乳、ジユースのような液体を収容す
るに用いられる開口機構付カートン容器に関す
る。
[従来の技術] 従来より牛乳、ジユースなどに使用されている
ゲーベルトツプ紙容器は、その使用に当つての開
口形成のため、トツプ部の接合部分を解離する必
要があり、これにかなりの力を必要とし、また、
その開口部が具合よく形成されない場合も生じて
いた。このため、紙容器に別体の注出口を付ける
ことも行われるようになつている。しかし、比較
的低価格商品を内容物とする場合、パツケージコ
ストに制約があり、別体の注出口を付けることが
困難となるというような事情が生じている。
このような問題点を解決するものとして、本出
願人は、既に実願60−200166号(実開昭62−
108224)のような、別体の注出口を設けることな
く、第4図、第5図に示すように、紙容器1自体
に内面側より容器表面のポリエチレン層を残した
半切込線6に囲まれた開口部8を形成しておき、
容器表側の表面に釣鐘状フイルムよりなるプルタ
ブ片11を接着し、これを剥離する際、前記半切
込線6に囲まれた部分がプルタブ片11とともに
容器1より切除されることにより、前記開口部8
を開口するよう構成した開口機構付紙容器を出願
してある。
しかしながら、上記のような考案においては、
摘み部12を掴んでプルタブ片11を接着部から
剥離しながら半切込線6で囲まれた開口部分をプ
ルタブ片11に接着した状態で容器表面より分離
して開口部8を形成しようとする時、即ち、第4
図bの状態よりcのようにプルタブ片11を容器
表面より剥離する際、紙2の両面にポリエチレン
層3,4を積層してなる容器素材5に剛度があ
り、腰折れせず曲り難いことと、プルタブ片と容
器表面との接着が不十分な場合(第2図に示すよ
うに、プルタブ片をホツトスタンプにより容器表
面に接着させる時、周辺が接着されると気泡が中
央部に流れ込んで残留し、不完全装着となる)、
c図に示ように開口部分上端がプルタブ片11よ
り剥離する事態が生じ、開口部8が確実に開かな
い場合が起こる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、上記のような問題点に鑑がみ、別体
の注出口を設けることなく、かつ、開口が確実に
行われるようにした簡易開封機構付紙容器を得よ
うとするものである。
(ロ) 考案の構成 [問題点を解決するための手段] 本考案においては、容器内面側より容器表面の
ポリエチレン層を残して開口形成用半切込線を設
けるとともに、容器外面側より前記開口形成切込
線部分を覆うように、アルミニウム、ポリエチレ
ンフイルム等を積層した複合材料よりなる漏斗状
部形成フイルムを摘み部を残して容器表面に熱接
着してなる紙容器において、その開口形成用半切
込線の上辺部付近に、上辺にほぼ平行な全切込線
を複数本設けることにより、接着時において発生
する気泡を全切込線を通して逃してやり、常に接
着が確実に行われるようにするとともに、開口に
際しての開口部付近における紙の腰を弱めて、開
口が確実に行なわれるようにしようとするもので
ある。
[作用] 上記のように、開口形成用半切込線の上辺部付
近に全切込線が複数本設けられてあるので、容器
表面へのプルタブ片接着に際し、気泡が残留する
ことがないので、接着が常に確実に行われ、且
つ、開口部付近における紙の腰が弱められている
ので、プルタブ片引き剥がしに際して注出口の開
口も確実に行われるようになる。
[実施例] 第1図は本考案による簡易開封機構付紙容器の
プルタブ片部分の平面図、第2図はプルタブ片を
容器に接着させる状態を第1図−線の位置で
示す断面図、第3図は本考案による紙容器の開口
過程を示す断面図、第4図a〜cは従来例におけ
るプルタブ片部分の状態を示すもので、a平面
図、bは断面図、cは開口過程を示す断面図、第
5図a,bはカートン容器の斜視図で、aは開口
前、bは開口状態を示すものである。
本考案における紙容器1は、第2図、第4図に
示すように、紙2の表裏面にポリエチレン3,4
を積層してなる素材5より形成され、容器内面側
より容器表面のポリエチレン層を残した半切込線
6と下辺の折線7により囲まれた開口部8の上辺
6aの下側付近に、上辺6aにほぼ平行な容器素
材5の厚み方向に貫通している数本の全切込線9
を設けたもので、開口部8を形成する開口除去片
8aの周縁部分に、アルミニウムを蒸着したポリ
エステルフイルム、蒸着ポリエチレンフイルム、
アルミ箔、或いは紙、アルミニウム等を含む複合
材料の表面に塩化ビニル樹脂系コート層、或いは
ポリエステルフイルム、ナイロンフイルムなどの
耐熱性フイルム、下面に熱接着剤層を積層してな
るほぼ釣鐘形をし、かつ、下部の中央に突出部分
10を備えた漏斗状部形成フイルム(プルタブ
片)11を、上部の摘み部12付近を残して全面
熱接着(第1図の斜線を付した部分参照)するこ
とにより容器の注出口部分を構成している。
なお、その接着は、ホツトスタンプ金型13と
プレスボード14との間に挟んで非接着部分を除
いて加圧加熱することにより行えばよい。その
際、プレスボード14に溝15を設けて、接着作
業中に発生するエアの流れを全切込線9、溝15
を通して外部に逃してやるようにする。
容器開口に際しては、第5図aの状態よりプル
タブ片11の摘み部12を掴み、外方に引き起こ
し、開口部8を形成した後、第5図bに示すよう
に、プルタブ片11の左右を折り曲げて横洩れ防
止の側壁を形成して使用する。
(ハ) 考案の効果 本考案においては、上記のように開口部付近が
形成されているので、摘み部12を指で摘んで、
第5図aの状態より釣鐘状プルタブ片11を容器
表面より剥離するよう引き剥がすと、プルタブ片
11と容器素材5との間に接着材層が存在するの
で紙2の上面部分が薄く剥がされ剥離部分16が
生じ、また、容器内面側より半切込線が設けられ
た状態にある開口除去片8aは、プルタブ片11
に接着したまま容器表面より第3図に示すように
半切込線6に沿つて切り離され、折線7で折曲げ
られて第5図bに示すように開口部8が形成され
る。この際、開口除去片8aの上辺部には全切込
線9が数本設けられているので、この部分の紙の
腰が弱く、プルタブ片の動きに従つて弯曲し(第
3図参照)、そのためプルタブ片11より剥離す
ることがなく、確実に開口が形成される。また、
この全切込線9及びプレスボード14に溝15を
設けたことにより、加熱接着作業において発生す
る空気流を逃がしてやれるので、気泡残留による
接着不良発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による簡易開封機構付紙容器の
プルタブ片部分の平面図、第2図はプルタブ片を
容器に接着させる状態を第1図−線の位置で
示す断面図、第3図は本考案による紙容器の開口
過程を示す断面図、第4図a〜cは従来例におけ
るプルタブ片部分の状態を示すもので、aは平面
図、bは断面図、cは開口過程を示す断面図、第
5図a,bはカートン容器の斜視図で、aは開口
前、bは開口状態を示すものである。 1……紙容器、2……紙、3,4……ポリエチ
レン層、5……容器素材、6……半切込線、8…
…開口部、9……全切込線、11……プルタブ
片、12……摘み部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙の両面にポリエチレン層を積層した素材から
    なる紙容器において、前記紙容器内面側より前記
    容器表面のポリエチレン層を残した開口形成用半
    切込線を、また、前記開口形成用半切込線の内側
    の上辺部付近に上辺にほぼ平行な全切込線を複数
    本設けるとともに、容器外面側より前記開口形成
    用半切込線部分を覆うように、アルミニウム、ポ
    リエチレンフイルム等を積層した複合材料よりな
    る漏斗状部形成フイルムを摘み部を残して容器表
    面に熱接着してなる簡易開封機構付紙容器。
JP8786386U 1986-06-11 1986-06-11 Expired JPH0420747Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8786386U JPH0420747Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8786386U JPH0420747Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62200537U JPS62200537U (ja) 1987-12-21
JPH0420747Y2 true JPH0420747Y2 (ja) 1992-05-12

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ID=30945462

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JPS62200537U (ja) 1987-12-21

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