JPH0420532Y2 - - Google Patents

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JPH0420532Y2
JPH0420532Y2 JP16604887U JP16604887U JPH0420532Y2 JP H0420532 Y2 JPH0420532 Y2 JP H0420532Y2 JP 16604887 U JP16604887 U JP 16604887U JP 16604887 U JP16604887 U JP 16604887U JP H0420532 Y2 JPH0420532 Y2 JP H0420532Y2
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protective cover
joints
arm
knitting
joint
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は塗装ロボツトの関節部を保護する保護
カバーに関する。
(従来技術) ロボツトの関節部は、歯車、スプロケツト等を
用いた複雑かつ精密な機構をなしていて外からの
ゴミやホコリを嫌うため、一般に塩ビ等からなる
保護カバーにより覆うようにしている。
このような保護カバーは、特に塗装用のロボツ
トに適用した場合塗料ミストの侵入を完全に阻止
することができる利点を有しているが、反面伸縮
性がないため、関節部のフレキシブルな動作によ
り外れたり破れたりする不都合を有している。
一方、特開昭60−191788号公報に開示されてい
るような保護カバーは、関節を介して接続された
2つのアームに対し、保護カバーの両端を一方の
アーム端に固定するとともにその中央部を他方の
アームに設けたベアリングに懸け渡すことによ
り、アームの3次元的な動きに対して伸縮性のな
い保護カバーをスライド自在に追従できるように
したものであるが、このようにループ状に掛け渡
すようにした保護カバーでは側面を覆うことがで
きないため、塗料ミスト等の侵入を防ぐことがで
きないばかりでなく、塩ビ等の平滑な保護カバー
に付着した塗料が滴下して四周を汚染させるとい
つた不都合が生じる。
(目的) 本考案はこのような不都合に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、アームの動きに
対してズレを生じることなく追従し、しかも塗料
ミスト等の微細な粒子を完全に遮蔽することので
きるきわめて簡単な塗装ロボツト用関節保護カバ
ーを提供することにある。
(目的を達成するための手段) すなわち、本考案はかかる目的を達成するため
の塗装ロボツト用関節保護カバーとして、羊毛、
ナイロン、テトロンのような発水性を有する糸を
もつて塗装ロボツトの関節部を被覆し得る大きさ
の筒状体をメリヤス編みにより編成したものであ
る。
(実施例) そこで以下に本考案の詳細を図示した実施例に
基づいて説明する。
第1図は本考案に係る保護カバーを装着した塗
装ロボツトの一例を示したものであつて、図中符
号1は架台2上の可回動的に設置された塗装ロボ
ツト基部、3はこの基部1に上下に揺動自在に取
付けられた第1のアーム、4は第1の関節5を介
して第1のアーム3の先端に揺動自在に取付けら
れた第2のアーム、6は第2の関節7を介して第
2のアーム4の先端に同じく揺動自在に取付けら
れた塗装ガンを示しており、また8は第2関節を
被覆しているジヤバラ状の保護部材を示してい
る。
ところで、図中符号10,10は上記した第1
及び第2の関節5,7を覆う伸縮性に富んだ保護
カバーで、この保護カバー10は、羊毛やナイロ
ン、テトロンのような発水性の糸をもつて、“ニ
ツト編み”と称せられているメリヤス編みもしく
はこれに類する編み方(以下これをメリヤス編み
という)で編成された生地により構成されてい
る。すなわちこの保護カバー10は、毛糸等の発
水性に富んだ糸をもつて塗装ロボツトの関節5,
7を被覆し得る大きさの筒状体をメリヤス編みに
より編成し、さらに必要に応じては第2図aに示
したように、その両端11,11をゴム編みによ
つて縮径するか、もしくは、第2図bに示したよ
うに、メリヤス編みした生地の両側縁を縫合12
して筒状となし、さらに必要に応じてはその両端
をゴム紐13,13によつて絞り込んだものとし
て形成し、このようにして形成した保護カバー1
0を関節5,7部分に被覆して、塗料ミストが侵
入するのを抑えるように構成されている。
したがつて、塗装ロボツトの第1、第2の関節
5,7部分に、発水性を有する糸をもつてメリヤ
ス編みした保護カバー10,10を被せると、伸
縮性に富んだこれらの保護カバー10,10は、
アーム3,4及びアーム4と塗装ガン7相互の間
のいかなる相対的な動きに対してもズレることな
く追従して関節5,7部分を保護し、その上で自
動車のボデーのような塗装物wに塗料を吹付けた
際に周囲に飛散して関節5,7部分に付着しよう
とする微細な塗料ミストを発水性の糸によつて捕
捉し、また長期の使用によつて保護カバー10上
に多量に付着した場合には、これらの編目の中に
収容してその滴下を防ぐ。
[実施例] 200デニールのナイロン糸をメリヤス編みして
形成した筒状の保護カバー10を塗料ロボツトの
関節5,7部分に装着して実験を行つたところ、
従来の塩ビを使用した保護カバーが装置の稼動後
平均4時間で脱落あるいは塗料のたれが生じて使
用に供し得なくなつたのに対し、8時間経過後に
おいても、外観上の見苦しさを除けばなお使用に
供することがわかつた。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、塗装ロボツ
トの関節部を覆う筒状の保護カバーを羊毛、ナイ
ロン、テトロンのような発水性を有する糸をもつ
てメリヤス編みにより編成したので、その伸縮性
によりアームのいかなる動きに対してもズレを生
じることなく関節部にフイツトしてその部分を保
護することができる。しかも、同時に塗装の際に
生じる微細なミストを糸により捕捉してその侵入
を未然に防止するとともに、長期の使用によつて
付着量が増えたような場合でも、塗料を編目の中
に収容してカバーの交換頻度を可及的に少なくす
るとともに、塗料のタレをなくしてロボツト本体
やその周辺部への汚染を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る保護カバーを装着した塗
装ロボツトの斜視図、第2図a,bはいずれも本
考案の実施例をなす関節保護カバーを示した図で
ある。 3,4……アーム、5,7……関節、8……塗
装ガン、10……関節保護カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 羊毛、ナイロン、テトロンのような発水性を有
    する糸をもつて塗装ロボツトの関節部を被覆し得
    る大きさの筒状体をメリヤス編みにより編成した
    ことを特徴とする塗装ロボツトの関節保護カバ
    ー。
JP16604887U 1987-10-28 1987-10-28 Expired JPH0420532Y2 (ja)

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JP16604887U JPH0420532Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28

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JP16604887U JPH0420532Y2 (ja) 1987-10-28 1987-10-28

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Publication Number Publication Date
JPH0169659U JPH0169659U (ja) 1989-05-09
JPH0420532Y2 true JPH0420532Y2 (ja) 1992-05-11

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JPH0169659U (ja) 1989-05-09

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