JPH0726326Y2 - 袖口及び肘の濡れ防止具 - Google Patents

袖口及び肘の濡れ防止具

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JPH0726326Y2
JPH0726326Y2 JP1990016997U JP1699790U JPH0726326Y2 JP H0726326 Y2 JPH0726326 Y2 JP H0726326Y2 JP 1990016997 U JP1990016997 U JP 1990016997U JP 1699790 U JP1699790 U JP 1699790U JP H0726326 Y2 JPH0726326 Y2 JP H0726326Y2
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JP
Japan
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water
wrist
cover
waterproof board
fastening portion
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JP1990016997U
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JPH03111521U (ja
Inventor
俊枝 中島
Original Assignee
俊枝 中島
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は主に、洗顔時等において、手首や腕を伝って
流れる水分で袖口や肘が濡れるのを防止するのに好適な
袖口及び肘の濡れ防止具に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の袖口濡れ防止具として、次のものが知ら
れている。
第1に、袖口を覆う筒状のカバーを形成し、このカバー
の表面に吸水性素材を設け、あるいは、カバーの手首部
分から手指がわに防水部分を拡開した洗顔用袖口防濡カ
バー(特開昭59−71405号公報参照)。
第2に、袖口を覆う防水素材で形成した筒状のカバーの
肘がわに、防水素材のフリルを設けた台所用袖カバー
(実開昭58−72119号公報参照)。
第3に、肘から手首の部分を覆う袖カバーに、鍔状のフ
リルを取り付けた水仕事用腕カバー(実公昭62−11928
号参照)。
第4に、扇子状に形成した防水性の基布に止め具を設け
た水濡れ防止布(実開昭57−18621号公報参照)であ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところが、これら従来の袖口濡れ防止具には、いずれも
共通した問題があった。
それは、従来の濡れ防止具では、袖口の濡れを防止する
ことはできても、手先を上げたときに、手首や腕を伝っ
て流れる水分が肘方向に垂れるのを防止することができ
ないこと、また、いずれの防止具も、使用時において濡
れた防止具が衣服の他の部分に触れると、その部分を濡
らしてしまう虞があることなどである。
例えば、第1の袖口防濡カバーには、カバーの表面に吸
水性素材を設けたり、カバーの手首部分から手指がわに
防水部分を拡開してあっても、水分を吸水性素材に100
%吸水保持させることは不可能であり、吸水性素材の吸
水限度を越える水分が付着すると、必然的に液だれを生
じるものである。また、手首部分を手指がわに拡開して
も、袖口を覆ったカバーに付着した水分が肘側にたれる
のを防止することはできない。
第2の袖カバーも同様であり、防水素材のフリルが布で
形成されているために、このフリルが揺動し易く、フリ
ルに付着した水分がこの揺動に伴って飛散する虞があ
る。
第3の水仕事用腕カバーは、手首と肘にゴムを入れたカ
バーで腕をカバーし、さらに、肘部分にフリルを付けた
ものである。したがって、カバーに付着した水滴は、手
首から肘まで至り、フリル部分で落下することになる。
すると、カバーから落下する水滴は、常に足元付近を濡
らしてしまう不都合があった。
第4の水濡れ防止布では、防水性の基布を手首に巻き付
けたものなので、手先を上げたときに、手首や腕を伝っ
て流れる水分が肘方向に垂れるのを防止することができ
ないばかりだけではなく、手首に巻き付けた基布が前腕
の周囲に固定していないので、作業時に基布が前腕の周
囲で揺れうごき、あるいは前腕部分のカバーが手首部分
にさがるなど、作業の妨げになる。
また、いずれの防止具も、袖を覆うカバーを使用してい
るから、このカバーが一旦濡れてしまうと、カバーに付
着した水滴や吸水性素材に多量に含まれた水分によっ
て、カバーが接触する衣服等を濡らしてしまう問題があ
る。
しかも、このカバーは、肘から先の腕全体を覆う大きな
カバーを使用しているから、カバーの接触可能性が高
く、カバー自体が嵩張る不都合と共に、一旦使用したカ
バーは、使い終わるごとに乾燥させなければ、次に使用
する際に不快感を伴うものになるといった使用上の問題
も残していた。
そこでこの考案は、上述の問題点を解消すべく案出され
たもので、手先を上げても、台所の水槽の外へ水滴が落
下するのを防止し、しかも、コンパクトで頗る使いやす
く、防止具自体で衣服の他の部分を濡らす虞がない袖口
及び肘の濡れ防止具の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案は、 腕の手首周囲に着脱自在に固定する止着部1と、止着部
1から前腕の略中ほどまでテーパー状に拡開延長して所
定の角度を保つ略円錐板状の防水盤2と、 防水盤2の拡開した周囲縁から手首がわに屈曲して水仕
事の作業部に水滴を落下せしめる略帯板状の水返し片3
とを 合成樹脂材かゴム材、または紙材で設けたことを課題解
消のための手段とする。
(作用) すなわち、この考案防止具は、止着部1を腕の手首に固
定すると、この止着部1から前腕の略中ほどまでテーパ
ー状の防水盤2が位置するものになる。
そして、この防水盤2は、拡開したテーパー状の盤面で
飛散した水を所定の角度でキャッチする。
更に、手先を上げた際には、この防水盤2に付着した水
は水返し片3で流れが阻止され、再び手先を下げた際
に、この水返し片3から水仕事の作業部に水滴を戻すも
のである。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
この考案の基本構成は、止着部1と防水盤2と水返し片
3とで構成される。
止着部1は、腕の手首周囲に着脱自在に固定するもの
で、固定時の止着部1は、腕や手首の周囲に密着して水
の流入を防止する。図示の止着部1は、手首に巻き付け
る帯状を成し、この止着部1の両端部を重ねて面ファス
ナー等の留具1Aで着脱自在に設けてある。このとき、止
着部1の形状や留具1Aの選択は、図示例に限られるもの
ではなく、後述する防水盤2等を腕の適位置に確実に固
定できるものであればよい。
防水盤2は、止着部1から前腕の略中ほどまでテーパー
状に拡開延長して所定の角度を保つ略円錐板状を成して
おり、飛散する水滴を、この防水盤2のテーパー面でキ
ャッチする。防水盤2と止着部1との連続部分には、開
口部2Aを形成して手指や、腕の挿入を容易にしてある
が、この開口部2Aを形成せずに、止着部1及び防水盤2
にゴム材等の弾性材を利用することで、手指や腕を挿脱
することも可能である。
水返し片3は、防水盤2の拡開した周囲縁から手首がわ
に屈曲され、手先を上げた際に、防水盤2に付着した水
が、肘がわに流れるのを阻止する。また、防水盤2に付
着した水滴を水仕事の作業部に落下せしめる略帯板状に
形成している。このとき、防水盤2を伝った水の流出防
止や、水返し片3からもとの器に水を戻すための水切れ
角度等を鑑みて、水返し片3の屈曲角度を90°にするの
が望ましい。また、水返し片3に設けた平面三角形状の
注出口3Aは、水返し片3にて受け止めた水が一箇所から
戻るようにしたものである。
そして、この考案の材質として発泡スチロールやプラス
チック材等の合成樹脂材か、ゴム材または、紙材等を使
用するものである。
(考案の効果) この考案は上述の如く構成したことにより、当初の目的
を達成する。
すなわち、腕の手首周囲に着脱自在に固定する止着部1
と、止着部1から前腕の略中ほどまでテーパー状に拡開
延長して所定の角度を保つ略円錐板状の防水盤2を設け
たことで、前腕がどの角度にあっても、この防水盤2が
はねた水を効果的にキャッチする。この結果、わずか前
腕の略中ほどまでしかないコンパクトな防水盤2であっ
ても、従来の肘まで延長されたカバーよりも確実に水を
キャッチすることができるようになった。また、防水盤
2は所定の角度を保つ略円錐板状を成しているから、作
業中でも防水盤2の位置を固定できるから、腕に布を巻
き付けた従来の水濡れ防止具のように、作業中に濡れた
布がバタついて、周囲に飛散してしまうといった不都合
や、前腕部分のカバーが手首部分にさがるなどの作業の
妨げも解消された。
防水盤2の拡開した周囲縁から手首がわに屈曲して水仕
事の作業部に水滴を落下せしめる略帯板状の水返し片3
により、防水盤2にキャッチした水滴を確実に手指方向
に戻すことが可能になる。しかも、腕を上げてもこの略
帯板状の水返し片3が流出を防止するから、従来の濡れ
防止具のごとく、手先を上げたときに、手首や腕を伝っ
て流れる水分が肘方向に垂れるのを防止することができ
ないといった問題点は解消された。
この結果、特に、洗顔時は勿論のこと、洗面台を利用し
てシャンプーや毛染め作業などにも極めて便利である。
しかも、防水盤2は、止着部1から前腕の略中ほどまで
テーパー状に拡開延長しており、全体が合成樹脂材かゴ
ム材、または紙材で設けているから、従来の前腕全体を
覆うタイプのものに比べて使用後のメンテナンスもその
まま水を切るだけで良く、布材で形成した濡れ防止具の
ように、使用ごとに乾燥させる手間が省ける。
このようにこの考案によると、手先を上げても、台所の
水槽の外へ水滴が落下するのを防止し、しかも、コンパ
クトで頗る使いやすく、防止具自体で衣服の他の部分を
濡らす虞がないなどといった実用上有益な種々の効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は使用状
態を示す斜視図、第2図は矢視II−II線断面図である。 1…止着部、1A…留具、2…防水盤、2A…開口部、3…
水返し片、3A…注出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】腕の手首周囲に着脱自在に固定する止着部
    と、止着部から前腕の略中ほどまでテーパー状に拡開延
    長して所定の角度を保つ略円錐板状の防水盤と、防水盤
    の拡開した周囲縁から手首がわに屈曲して水仕事の作業
    部に水滴を落下せしめる略帯板状の水返し片とを合成樹
    脂材かゴム材、または紙材で設けたことを特徴とする袖
    口及び肘の濡れ防止具。
JP1990016997U 1990-02-22 1990-02-22 袖口及び肘の濡れ防止具 Expired - Lifetime JPH0726326Y2 (ja)

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JPH03111521U JPH03111521U (ja) 1991-11-14
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