JPH04204309A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH04204309A
JPH04204309A JP2339906A JP33990690A JPH04204309A JP H04204309 A JPH04204309 A JP H04204309A JP 2339906 A JP2339906 A JP 2339906A JP 33990690 A JP33990690 A JP 33990690A JP H04204309 A JPH04204309 A JP H04204309A
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JP
Japan
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light
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mask
diffracted
wafer
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JP2339906A
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English (en)
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Shigeyuki Suda
須田 繁幸
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は位置検出装置に関し、例えば半導体素子製造用
のプロキシミテイタイプの露光装置において、マスク恰
レチクル(以下「マスク」という。)等の第1物体面上
に形成されている微細な電子回路パターンをウェハ等の
第2¥fJ体面上に露光転写する際にマスクとウェハと
の相対的な位置決め(アライメント)を行う場合に好適
な位置検圧装置に関するものである。
(従来の技#T) 従来より半導体製造用の露光装置においては、マスクと
ウェハの相対的な位置合わせは性能向上を図る為の重要
な一要素となフている。特に最近の露光装置における位
置合わせにおいては、半導体素子の高集積化の為に、例
えばサブミクロン以下の位置合わせ精度を有するものが
要求されている。
多くの位置合わせ装置においては、マスク及びウェハ面
上に位置合わせ用の所謂アライメントバターンを設け、
それらより得られる位置情報を利用して、双方のアライ
メントを行っている。このときのアライメント方法とし
ては、例えば双方のアライメントパターンのずれ量を画
像処理を行うことにより検出したり、又は米国特許第4
037969号や特開昭56−157033号公報で提
案されているようにアライメントパターンとしてゾーン
プレートを用い、該ゾーンプレートに光束を照射し、こ
のときゾーンプレートから射出した光束の所定面上にお
ける集光点位置を検出すること等により行っている。
一般にゾーンプレートを利用したアライメント方法は、
単なるアライメントパターンを用いた方法に比べてアラ
イメントパターンの欠損に影響されずに比較的高積度の
アライメントが8来る特長かある。
第12図はゾーンプレートを利用した従来の位置合わせ
装置の概略図である。
同図において光fi72から射出した平行光束はハーフ
ミラ−74を通過後、集光レンズ76て集光点78に集
光された後、マスク68面上のマスクアライメントパタ
ーン68a及び支持台62に載置したウェハ60面上の
ウェハアライメントパターン60aを照射する。これら
のアライメントパターン68a、60aは反射型のゾー
ンプレートより構成され、各々集光点78を含む光軸と
直交する平面上に集光点を形成する。このときの平面上
の集光点位置のずれ量を集光レンズ76とレンズ80に
より検出面82上に導光して検出している。
そして検出器82からの出力信号に基づいて制御回路8
4により駆動回路64を駆動させてマスク68とウェハ
60の相対的な位置決めを行っている。
第13図は第12図に示したマスクアライメントパター
ン68aとウェハアライメントパターン60aからの光
束の結像関係を示した説明図である。
同図において集光点78から発散した光束はマスクアラ
イメントパターン68aよりその一部の光束か回折し、
集光点78近傍にマスク位置を示す集光点78aを形成
する。又、その他の一部の光束はマスク68を0次透過
光として透過し、波面を変えずにウェハ60面上のウェ
ハアライメントパターン60aに入射する。このとき光
束はウェハアライメントパターン60aにより回折され
り後、再びマスク68を0次透過光として透過し、集光
点78近傍に集光しウェハ位置をあらゎす集光点78b
を形成する。同図においてはウェハ60により回折され
た光束が集光点を形成する際には、マスク68は単なる
素通し状態としての作用をする。
このようにして形成されたウェハアライメントパターン
60aによる集光点78bの位置は、ウェハ60のマス
ク68に対するずれ量Δσに応して集光点78を含む光
軸と直交する平面に沿って該ずれ量Δσに対応した量の
ずれ量Δσ′として形成される。
従来はこのときのずれ量Δ0′を検出しマスク68とウ
ェハ60との位置合わせを行フてぃた。
(発明が解決しようとする課題) 一般に半導体素子製造装置におけるマスクとウェハの如
く略々平行に対面する第1物体及び第2物体の一方向成
分の相対的なずれ量を検出する位置検出装置では、前記
第1物体面及び第2物体面の各々の2種類の物理光学素
子を設け、これらのうち一方の物体面にある各々2種類
の物理光学素子に投光手段により光を照射させた際に生
じる回折光を他方の物体面上にある各々2種類の物理光
学素子に入射させ、該他方の物体面上の2種類の物理光
学素子により生しる2組の回折光束のスポットを1次元
のラインセンサー上に形成し、この2つの光束のスポッ
ト位置間隔をラインセンサーで求めることより前記第1
物体と第2物体の相対位置ずれを求めていた。
今、このような位置検出装置において、第1物体と第2
物体との位置合わせが完了しているときの所定面(セン
サー面)上における2つの回折光束が一定の位置間隔よ
り成っているとする。これより双方が相対的に位置ずれ
を起こし、このときの位置ずれ量か順次増加していくと
、それに従って2つの回折光束の所定面上における位置
間隔は狭くなり、ついに一致し、その後分離していくよ
うになる場合かある。
この為、第1物体と第2物体との位置合わせか完了した
ときの2つの回折光束の所定面上における位置間隔と双
方が大きく位置ずれを起こしたときの2つの回折光束の
所定面上における位置間隔とか等しくなってくる場合が
ある。この結果、誤って位置検出かなされてしまうとい
う問題点かあった。
本発明は投光手段に該投光手段から一方の物体面上の2
つの物理光学素子を照射する際の照射光量比を調整する
調整手段を設け、該調整手段を利用することにより、2
つの回折光束の光路を判別し第1物体と第2物体との相
対的な位置検出を広範囲にわたり高精度に行うことがで
きる位置検出装置の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明の位置検出装置は、第1物体と第2物体とを対向
させて相対的な位置検圧を行う際、該第1物体面上と該
第2物体面上に各々少なくとも2つの物理光学素子を形
成し、このうち一方の物体面上の2つの物理光学素子に
投光手段から光を入射させたときに生じる回折光を他方
の物体面上の2つの物理光学素子に入射させ、#2つの
物理光学素子により回折され所定面上に生ずる2つの回
折パターンの光束位置を検出手段により検圧することに
より、該第1物体と該第2物体との相対的な位置検出を
行う際、該投光手段か該一方の物体面上の2つの物理光
学素子の各々に投光する光束の互いの光量の比を調整す
る調整手段を有することを特徴としている。
(実施例) 第1図は本発明の位置検出装置に係る位置検出の際の原
理及び構成要件等を展開して示した説明図、第2図は第
1図のセンサー面上における2つの回折光束の入射状態
を示す説明図、第3図(^)。
(B)は各々第1図の構成に基づく本発明の第1実施例
の要部斜視図である。
まず第1物体と第2物体の相対的位置検出方法について
説明する。図中、1は第1物体、2は第2物体であり、
第1〜第3図は第1物体1と第2物体2との相対的な位
置ずれ量を検出する場合を示している。5は第1物体1
に、3は第2物体2に設けたアライメントマーつてあり
、第1信号を得る為のものである。同様に6は第1物体
1に、4は第2物体2に設けたアライメントマークであ
り、第2信号光を得る為のものである。
各アライメントマーク3,4,5.6は1次元又は2次
元のレンズ作用のある又はレンズ作用のない物理光学素
子の機能を有しており、パターン領域の4ケ所に各々設
けられている。9はウェハスクライブライン、10はマ
スクスクライブラインである。Llは入射光束である。
7.8は前述の第1及び第2のアライメント用の第1.
第2信号光束を示す。11.12は各々第1及び第2信
号光束を検圧する為の第1及び第2検出部である。第2
物体2から第1又は第2検出部11゜12までの光学的
な距離を説明の便宜上りとする。第1物体1と第2物体
2の距離をδ、アライメントマーク5及び6の焦点距離
を各々f al+fa2とし、第1物体lと第2物体2
の相対位置すれ量を6とし、そのときの第1.第2検出
部11.12の第1及び第2信号の光束重心の合致状態
からの変位量を各々S、、S2とする。尚、第1物体1
に入射するアライメント光束は便宜上平面波とし、符合
は図中に示す通りとする。
信号光束重心の変位量S1及びS2はアライメントマー
ク5及び6の焦点F、、F2とアライメントマーク3,
4の光軸中心を結ぶ直線と、検出部11及び12の受光
面との交点として近似的に幾何学により求められる。従
って第1物体1と第2物体2の相対位置ずれに対して各
信号光束重心の変位量S、、S2は第1図より明らかの
ようにアライメントマーク3.4の光学的な結像倍率の
符合を互いに逆とすることで逆方向となる。
また定量的には L−fa、+δ 51=−□ε; fa+−δ と表わせ、ずれ倍率はβ+ =S+ /ε、β2:S2
/εと定義できる。従って、すれ倍率を逆符合とすると
第1物体1と第2物体2のすれに対して光束7.8は検
出部11.12の受光面で逆方向に、具体的にはそれぞ
れ距$s、、Sまたけ変化する。
このうち、実用的に適切な構成条件の1つとして L)l  f、11 f a+/ f a2< 0 1 fa、1 〉δ 1fa21>δ の条件がある。即ちアライメントマーク5.6の焦点比
@fa、、f、2に対して検出部までの距離りを大きく
、且つ第1.第2物体1,2の間隔δを小さくし、更に
アライメントマークの一方を凸レンズ、他方を凹レンズ
とする構成である。更にレンズ使用について詳しく述へ
ると第1図の上側においては正のパワーをもつアライメ
ントマーク5に入射した光束を集光光束とし、その集光
点F1に至る前に負のパワーをもつアライメントマーク
3に光束を照射し、これを更に第1検出部11に結像さ
せている。このときのアライメントマーク3の焦点比1
1 f b +はレンズの式を満たすように定められる
。同様に第1図の下側においてはアライメントマーク6
により入射光束を入射側の点であるF2より発散する光
束に変え、これをアライメントマーク4を介して第2検
出部12に結像させている。このときのアライメントマ
ーク4の焦点比11fb2は を満たすように定められる。以上の構成条件でアライメ
ントマーク3、アライメントマーク5の集光像に対する
結像倍率は図より明らかに正の倍率であり、第2物体2
のずれ量εと第1検圧部11の光点変位量S1の方向は
逆となり、先に定義したすれ倍率β1は負となる。同様
に負のパワーをもつアライメントマーク6の点像(虚像
)に対する正のパワーをもつアライメントマーク4の結
像倍率は負であり、第2物体2のずれ量εと第2検出部
12上の光点変位量S2の方向は同方向で、ずれ倍率β
2は正となる。
従って第1物体1と第2物体2の相対ずれ量εに対して
アライメントマーク5,3の凸凹系とアライメントマー
ク6.4の凹凸系の信号光束ずれis、、s2は互いに
逆方向となる。
即ち、第1図の配置において第1物体1を空間的に固定
し、第2物体2を図面下側に変位させた状態を考えると
合致状態の第1検出部11及び第2検出部12上のスポ
ット間隔が広がり、逆に図面上側に変位させると挟まる
ように変化する。
第2図はこのときの検出部11.12面上における2つ
の光束7.8のずれ量Sl、S2を第1物体1と第2物
体2との合致状態から単調にずらしていったときの様子
を示す模式図である。
同図において(A)〜(H)は第1物体1と第2物体2
との相対ずれ量εを単調に変化させたときの各状態での
検出部11.12面上における2つの光束7,8の光量
分布の中心位置から所定位置までのずれ量S、、S2を
示している。第1物体1と第2物体2とが合致している
ときは同図(C)として示している。同図に示すように
2つの光束7.8の所定位置からのずれ量S、、S2は
合致状態(第2図(C))から外れるとき、ずれ量εが
ε〈0のときは2つの光束7.8は互いに離れていく。
これに対してずれ量εがε〉0のときは合致状態(第2
図(C))から外れるに従い、まず2つの光束7.8は
互いに接近し、ついには一致する(第2図(E))。そ
して更にずれ量εが増大すると今度は互いに離れていく
ようになる。
同図から明らかなように第1物体と第2物体のの合致状
態(第2図(C))と所定量すれたときの状態(第2図
(G))では2つの光束7.8は略等しくなっている。
この為、この2つの光束7,8の間隔を求めて第1物体
と第2物体との位置合わせを行うときずれ状態(第2図
(G))を合致状態と誤って検出してしまう場合かある
そこで本発明では後述するように2つの光束7.8間の
光量比を適切に変えることにより、第2図(C)と第2
図(G)とを区別し、ご検出を防止している。
次に本発明をプロキシミティ型半導体製造装置に通用し
た際の装置周辺部分を示す第3図(A)、(B)の各構
成要素について説明する。
図中13a、13bは光源、14a、14bはコリメー
ターレンズ、15はハーフミラ−等から成るカップラー
、16はリレーレンズ系であり、これらの各要素は投光
手段301の一部を構成している。Mlはミラーである
又1は第1物体で、例えばマスつてある。2は第2物体
で、例えばマスク1と位置合わせされるウェハである。
各アライメントマーク5.6と3.4は例えば1次元あ
るいは2次元のフレネルゾーンプレート等のグレーティ
ングレンズより成り、それぞれマスク1面上とウェハ2
面上のスクライブライン10,9上に設けられている。
7は第1光束、8は第2光束であり、これらの光束く信
号光束)7.8は光源13a、13bから出射した光束
のうち投光手段301により所定のビーム径にコリメー
トされ、ミラーM1で光路を曲げられてアライメントマ
ーク5(6)、3(4)を介した後の光束を示している
本実施例において、光源の種類としては半導体L/−ザ
−(LD)の場合を示したか、この他He−N、レーザ
ー、A、レーザー等のコヒーレント光束を放射する光源
や、発光ダイオード等の非コヒーレント光束を放射する
光源、又はスーパールミネッセントダイオード(SLD
)等の中間的特性を有する光源等でも良い。
又、第1検出部11と第2検出部12が本図では1つの
センサ(光電変換素子)22てあり、光束7及び8を受
光する、例えば1次元CCD等より成っている。
ここで投射光束は各々マスク1面上のアライメントマー
ク5.6に所定の角度で入射した後、透過回折し、更に
ウェハ2面上のアライメントマーク3.4で反射回折し
、受光レンズ21て集光されてセンサ22の受光面上に
入射している。
モしてセンサ22からの信号を受けた信号処理装置23
て該センサ22面上に入射したアライメント光束のセン
サ22面内での重心位置を検出し、該センサ22からの
圧力信号を利用して信号処理装置23でマスク1とウェ
ハ2について位置ずれ検出を行っている。
ここで光束の重心とは光束断面内において、断面円各点
のその点からの位置ベクトルにその点の光強度を乗算し
たものを断面全面で積分したときに積分値が0ベクトル
になる点のことであるが、別な例として光強度がピーク
となる点の位置を用いても良い。
次に本実施例のアライメントマーク3.4゜5.6の具
体的な数値例について説明する。
アライメントマーク3,4.5.6は各々異った値の焦
点距離を有するフレネルゾーンプレート(又はグレーテ
ィングレンズ)より成っている。
これらのマークの寸法は各々スクライブライン9及び1
0の方向に50〜300μm、スクライブライン幅方向
(y方向)に20〜100μmが実用的に適当なサイズ
である。
本実施例においては投射光束7,8はいずれもマスク1
に対して入射角的17.58で、マスク1面への射影成
分がスクライブライン方向(X方向)に直交するように
入射している。
これらの所定角度でマスク1に入射した投射光束7.8
は各々グレーティングレンズ5.6のレンズ作用を受け
て収束、又は発散光となり、マスク1からその主光線か
マスク1の法線に対して所定角度になるように出射して
いる。
そしてアライメントマーク5及び6を透過回折した光束
7と8は各々ウェハ面2の鉛直下方、鉛直上方の所定点
に集光点、発散原点をも・っ。このときのアライメント
マーク5と6の焦点距離は各々214.72’3μm、
156.57μmである。又マスク1とウェハ2との間
隔は30μmである。第1信号光束7はアライメントマ
ーク5で透過回折し、ウェハ2面上のアライメントマー
ク3で凹レンズ作用を受け、センサ22面上の一点に集
光している。このとき、センサ22面上への光束がこの
光束の入射位置の変動量がアライメントマーク5.3の
X方向における位置ずれ量、即ち軸ずれ量に対応し、か
つその量が拡大された状態となって入射する。この結果
、入射光束の重心位置の変動がセンサ22で検出される
又、第2信号光束8はアライメントマーク6で透過回折
し、ウェハ2面上のアライメントマーク4で結像点での
スポット位置を第1信号光束と異なる方向に移動せしめ
るように反射回折されてセンサ22面上の一点に集光す
る。光束8も光束7同様、入射位置の変動量は軸ずれ量
に対応し、かつ拡大された状態になっている。
このとき、光束7.8の集光するセンサ22の受光面の
位置をウニ゛ハ面から18.657mmあるいは受光レ
ンズ21を介して、ここと等価な位置とすると、各々の
すれ倍率(=センサスポン8間隔変化/マスク、ウェハ
のずれ量)の絶対値か100倍で方向が逆方向に設定で
き合成で200倍となる。これによりマスク1とウェハ
2かX方向にo、oosμmずれると、2つの光束の重
心位置間隔、即ちスポット間隔が1μm変化する。
このスポット間隔を検出してマスク1とウェハ2との位
置すれを検出する。このとき、センサ22面のスポット
径はアライメントマークのレンズとしての有効径を20
0μm程度で、光源として0.8μm帯の半導体レーザ
ーを用いたとすると、略々200μm程度にそれぞれ設
定可能であり、通常の処理技術を用いてこれを判定する
ことは可能である。又第2図(C)に示す合致状態に於
ける2つのスポット間隔は、例えば1.5〜2.5mm
程度に設定しておくのが適当である。
本発明の如く2つの信号光束7.8を互いに逆方向に変
位させる構成に設定した際の効果として、第1物体1と
第2物体2の間隔δの設定精度を緩和しても、位置ずれ
量を算出する際に必要な各すれ倍率β、及びβ2が2つ
の光路で互いに補償関係となる点が挙げられる。
即ち、前述のレンズパラメータにおいて、第1物体1と
第2物体2の間隔δを30μmから33μmに広げた場
合に例を挙げると倍率β1は=100から−101,6
84に、倍率β2は+100から+98.464へと変
化する。
従って、位置ずれ量を求める時に用いる総合倍率1βI
 1+1β21は200から200.148と変化した
こととなり、割合として0.0741%の倍率変化に低
減できる。これは1つ1つの信号が各々1.68%と1
.53%の変化を生じていることに対しては約1/20
に抑えられていることとなり、これは間隔設定が困難な
系への応用時において、直接的には検出レンズを拡大す
る、あるいは検出精度を向上させる効果となる。
又、別の効果として第2物体2が傾斜することに起因す
る誤差を原理的に補償する点がある。
本実施例において第2物体としてのウェハ面2か第3図
(B)のxz面内で1mrad傾斜したとすると、セン
サ22上では第1信号光束7は約37.3μm重心移動
を起こす。
一方、第2信号光束8も第1信号光束7との間でyz面
と平行な対称面を有し、且つ光路長の等しい光路を通る
ようにし、センサ22上ては第1信号光束7と全く等し
い重心移動を起こすようにしている。これによりセンサ
系では各々センサからの実効的重心位置の信号の差を出
力するように信号処理をすると、ウェハ面2かyz面内
で傾斜してもセンサ系からの出力信号が変わらない。
一方、ウェハ面2がyz面内で傾斜すると、2つの信号
光束7,8ともにセンサの長手方向と直交する幅方向に
重心移動を起こすが、これはセンサ上で検出する。位置
ずれに伴う光束の重心移動の方向と直交する方向なので
、2光束でなくても実効的なアライメント誤差にはなら
ない。
更にアライメントマーク用光源、及び投光用しンズ系及
びセンサなどを内蔵するアライメントヘッドが、マスク
−ウェハ系に対して位置の変動を起こした場合は1対1
に変化する。例えばアライメントヘットをマスクに対し
て5μmy方向に移動したとすると、第1信号光束7は
せフサ11上で5μmの実効的重心移動を起こし、これ
に対して第2信号光東8もセンサ22上で全く等しく5
μmの重心移動を起こす。
従って、最終的なセンサ系からの圧力、即ち第1信号光
束7の重心位置出力と第2信号光束8の重心位置出力の
差信号は何ら変動しない。
本装置においては第3図(A)に示すように四角形の回
路部分のパターンを取り包むスクライブラインfa上の
4箇所p、、p2.p3.p4に上述のアライメントマ
ーク3.4,5.6を、又この4箇所に対応する位置に
このマークに光束を投射し、マークからの光束を検出す
る為の前述の光学系をそれぞれ設定し、マスクとウェハ
の位置ずれ量として2次元的な横ずれ及び回転を求める
。このときのマークの配置を第3図(A)に示す。本装
置を半導体露光装置に用いた場合は、これを補正した後
で露光することになる。
このとき、一般にウェハ2はオリエンテーションフラッ
ト2aを設けており、これを用いて回転成分は最大誤差
30″  程度まで容易に補正できる為、概ね平行横ず
れ成分が主だったずれ成分となフている。
ところで前述したように第2図より明らかなように2つ
の光束のスポット間隔をもって相対ずれ量を検出する場
合には第2図(E)の状態を境に対称な挙動を示し、例
えば合致状態第2図(C)と大きくすれた状態である第
2図(G)とはこの一箇所の情報からは判別できない。
従フて、−数的には検出誤差が生じない第2図(A)〜
(E)の信号が得られる位置ずれ範囲内にマスク及びウ
ェハを概ね設定することができる高鯖度な位置決め手段
(一般にこれを「プリアライメント手段」という。)が
必要となってくる。
これに対して本実施例ではこのような高鯖度′な位置決
め手段を用いずに広い範囲にわたって位置ずれ検出を可
能としている。
即ち、1つのラインセンサー面上に入射する2つの回折
光束の光路を判別する為に2つの光源13a、13bを
設けている。そして第4図に示すようにこれらの光源1
3a、13bから射出した光束をコリメーターレンズ1
4a、14bで平行光束とした後にカップラー(ハーフ
ミラ−)を介して合成し、第1物体面1上のアライメン
トマーク5は光fil f 3 aからの光束で主に照
射し、又アライメントマーク6は光源13bからの光束
で主に照射するようにしている。
そして例えば光源13bを消し、光1i 13 aから
の光束のみでアライメントマークを照射したとき、ライ
ンセンサー22面上で信号を得る。このとき仮りにマス
ク1とウェハ2のずれ状態が第2図(A)〜(D)の範
囲内のときは第5図に示すようにラインセンサー22面
上の左側に入射する光束のスポットの方が右側に入射す
る光束のスポットに比べて大きなピーク値を持つ。これ
により光源13a、13bからの光束がラインセンサー
22面上のどの画素に入射しているのか、即ち2つの光
束の光路を判別している。
本実施例では2つの光源13a、13bそしてハーフミ
ラ−15は調整手段を構成している。
このように2つの光源13a、13bからの光束のライ
ンセンサー22面への入射光路を判別することにより2
つの光束のラインセンサー22面上におけるスポット間
隔が第2図(A)〜(H)で示す範囲で変化してもマス
ク1とウェハ2との相対的ずれ量を誤りなく検出するこ
とができるようにしている。
又、本実施例のように2つの光束をラインセンサーに入
射し、このときのラインセンサーからの出力を利用して
2つの光束の光路を判別する場合、一方の光束によるス
ポットがラインセンサーで検出されない場合には、ライ
ンセンサーの中央部(第5図の点501)を境に左右ど
ちらの領域から信号が得られたかで判別するようにして
も良い。
尚、2光束を合成することにより、マスク1面上に照射
される光束は第4図に示すようにアライメントマーク5
,6上に照射される部分の光強度がアライメントマーク
5,6の長手方向(X方向)でほぼ均一になる。従って
、光束入射位置か多少図面上下方向(アライメント方向
、X方向)にずれることがあっても、光束のアライメン
トマークに照射される部分の光強度の対称性は実用上く
ずれることはない。従って、前述の光束ずれによる回折
光の変動、即ち検出誤差は信号光路(7,8)がアライ
メントマークにより定められる為、はとんど発生しない
。又、アライメントマークの周囲を照明する領域は照射
光束のスポット径を拡大して中心部の回折光変動の少な
い部分でアライメントマークを照射した場合に比べて充
分小さし)。従って1周囲部からの散乱光を含む外乱光
は少なくてすむ。
尚、本実施例において実際に第1物体と第2物体との位
置検出を行うときは2つの光束の光量比は略等しくなる
ように調整している。以下の各実施例においても同様で
ある。
第6.第7図は本発明に係る投光手段301の第2.第
3実施例の要部概略図である。同図(A)は斜視図、同
図(B)は要部断面図である。
第2.第3実施例では偏光ビームスプリッタ−17と1
/2波長板18とから成る調整手段を用いて光源13a
、13bから射出した光束を合成し、かつ各光束間に所
定の光量比を与えて射出させることができるようにして
いる。
第2.第3実施例では第1実施例に比べてハーフミラ−
を用いていないので光束の損失がないという特長を有し
ている。
即ち、一般に半導体レーザの偏波面がファーフィールド
パターンでの短軸方向であることと、偏光ビームスプリ
ッタ−の特性上P偏光を透過し、S偏光を反射すること
を利用し、半導体レーザの活性層の向きと2分の1波長
板の位置を第6図あるいは第7図のように選択し、ファ
ーフィールドの長袖側及び短軸側をエネルギー損失を件
なわずに設定できる。又、2光束合成後の光路で反射側
のlを主光線とする光束はS偏光であり、透過側の2′
を主光線とする光束はP偏光である為、ともに円偏光化
するために、4分の1波長板19を設置している。これ
は位置合わせマークである物理光学素子の格子間隔が波
長近傍のものを含む場合、格子方向と偏波面の方向によ
り回折効率が異る特性を示す現象を回避したい場合に、
特に好ましい手段である。格子間隔が波長より充分長い
場合は4分の1波長板19は設定しなくてよい。
第8図は本発明に係る投光手段301の第4実施例の要
部断面図である。本実施例では光源13a、13bから
の光束を一部に全反射面20aを設け、それ以外は透過
面とした部分反射鏡20とリレー系16から成る調整手
段とを用いて2つの光束を合成し、このとき2つの光束
間に所定の光量比を与えて射出させることができるよう
にしている。
尚、第2〜第4実施例において投射する各光束の主光線
はセンサー面の像サイズを大きくさせないため、はぼ平
行光束とすることが好ましい。
第9〜第11図は本発明に係る投光手段301からの光
束の光路を示す第5〜第7実施例の要部断面図である。
第5〜第7実施例では1つの光源を用いて第1物体1面
上の2つのアライメントマーク5.6を照射する際の光
量比を調整することができる場合を示している。
第9図(A)においては光源13より出射した光束をレ
ンズ14により点Pに1次結像し点Pからの光束を更に
レンズ16により集光し、マスク1面上のアライメント
マーク5及び6を照射している。この時、マスク1面上
の光強度はアライメントマーク5及び6の境界近傍にピ
ークを有するガウシアンビームとなる様設定する。そし
て第9図(B)に示すように1次結像点P近傍に調整手
段としての遮光可能な部材(例えばナイフェツジ)を1
時的に光点を略々半分遮光する様移動する。この時第9
図(B)に示すように上側を遮光すると本実施例では点
Pを疑似的に光源とし、これをマスク1上に投影する系
としている為、下側(第9図(A)ではアライメントマ
ーク6側)に光分布か移動し実効的にアライメントマー
ク5に対してアライメントマーク6を重点的に照射する
系か得られる。以下前述した手順によりラインセンサー
上の2つのスポットの軌路判定を行っている。
第10図に示す第6実施例では第9図の第5実施例にお
いて機絨的に移動する遮光部材(ナイフェツジ)を用い
た代わりに液晶より成るシャッタ部材25を1次結像面
P近傍に設けている。
これにより可動部材を用いずに光1!13からの光束で
マスク1面上の2つのアライメントマーク5.6を照射
する際の光量比を調整している。
第11図に示す第7実施例では光源13より日射した光
束をコリメーターレンズ14、リレーレンズ15及び平
行平板26を介してマスク1面上の2つのアライメント
マーク5,6を照射するか、通常のマスク1とウェハ2
との位置検出の際は第11図(A)に示すようにマスク
l上のアライメントマーク5及び6の中央に光束を照射
する。
一方、2つの光束の光路判定の際は調整手段としての平
行平板26を光軸に対して傾は照射光軸を平行シフトし
ている。これにより第11図゛ (B)に示す状態とし
、アライメントマーク6に比べてアライメントマーク5
の側を重点的に照射するようにしている。
本実施例では原理的に明らかなように通常の位置検出の
際には第11図(A)において平行平板26を除去し2
つの光束の光路判別時のみ第11図(B)に示すように
平行平板を光路中に設定しても良い。
尚、以上の各実施例においてはマスク71面上のアライ
メントマーク5,6を境界線を有するように近接配置し
ているが、投射光束が設定可能な範囲であれば双方を離
れた領域に設定しても良い。
(発明の効果) 本発明によれば投光手段からの光束てマスク面上の2つ
のアライメントマークを照射する際、2つのアライメン
トマークへの照射光量比を調整することかできる調整手
段を投光手段の一部に設けることにより、2つのアライ
メントマークからの回折光束の光路を特定することがで
きる為、マスクとウェハとの相対的位置すれを広範囲に
わたり高精度に検出することかできる位置検出装置を達
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の位置検出装置の位置検出の際の原理説
明図、第2図は第1図のラインセンサーからの出力信号
の説明図、第3図(A)、(B)は本発明の位置検出装
置の要部斜視図と一部分の拡大説明図、第4図は第1図
の一部分の拡大説明図、第5図は第4図のラインセンサ
ー面上への入射光束の説明図、第6図〜第11図は本発
明に係る投光手段の第2〜第7実施例の要部概略図、第
12.第13図は従来の位置検出装置の概略図である。 図中、1は第1物体(マスク)、2は第2物体(ウェハ
)、3,4,5.6は各々物理光学素子(アライメント
マーク)、7.8は第1.第2信号光束、9,10はス
クライブライン、13゜13a、13bは光源、14,
14a、14bはコリメーターレンズ、15はハーフミ
ラ−116はリレーレンズ、11.12.22はライン
センサー、17は偏光ビームスプリッタ−118は1/
2波長板、19は1/4波長板、23は信号処理回路、
301は投光手段である。 −国 第 3 図(A) 第3 図(B) 第5図 第 6 図(B) ハへ 第7 図(A) 第 7 図(B) 〈− 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1物体と第2物体とを対向させて相対的な位置
    検出を行う際、該第1物体面上と該第2物体面上に各々
    少なくとも2つの物理光学素子を形成し、このうち一方
    の物体面上の2つの物理光学素子に投光手段から光を入
    射させたときに生じる回折光を他方の物体面上の2つの
    物理光学素子に入射させ、該2つの物理光学素子により
    回折され所定面上に生ずる2つの回折パターンの光束位
    置を検出手段により検出することにより、該第1物体と
    該第2物体との相対的な位置検出を行う際、該投光手段
    が該一方の物体面上の2つの物理光学素子の各々に投光
    する光束の互いの光量の比を調整する調整手段を有する
    ことを特徴とする位置検出装置。
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