JPH04204178A - 移動体上アンテナの姿勢制御装置 - Google Patents

移動体上アンテナの姿勢制御装置

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JPH04204178A
JPH04204178A JP33513590A JP33513590A JPH04204178A JP H04204178 A JPH04204178 A JP H04204178A JP 33513590 A JP33513590 A JP 33513590A JP 33513590 A JP33513590 A JP 33513590A JP H04204178 A JPH04204178 A JP H04204178A
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JP
Japan
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attitude
antenna
azimuth
elevation
change
Prior art date
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Pending
Application number
JP33513590A
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English (en)
Inventor
Eiji Kato
英治 加藤
Sadami Mizuno
水野 貞視
Kazuhiko Sekino
関野 和彦
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、車両等の移動体の電波源に対する姿勢変化に
対応して、該姿勢変化による電波源に対するアンテナ姿
勢のずれを補正する、移動体上アンテナの姿勢制御装置
に関する。
(従来の技術) 移動体上のアンテナを常に電波源方向に向ける場合、コ
ニカルスキャン等の連続ロービング方式のみで追尾(受
信追尾)させると、移動体の速い姿勢変化に対して十分
な追尾性能が得られず、また、トンネル、ビル等の障害
物で受信できない場合、追尾することができなくなる。
そこで、ジャイロで移動体の一勢変化を検出し、該姿勢
変化によるアンテナの姿勢ずれ(電波源に対する)を予
測演算し、その分アンテナ姿勢を補正する技術(ジャイ
ロ追尾)が併用されている。
これによれば、トンネル、ビル等の電波障害物があると
き、には、ジャイロ追尾がその間の追尾を補間する。ジ
ャイロ追尾はフィードフォワード制御であるので、ジャ
イロ追尾のみでは受信外れになりやすいが、コニカルス
キャン等の受信追尾が、フィードバック制御によりジャ
イロ追尾のエラーを修正することになる。
この種の姿勢制御装置の1つが特開平64−13801
号公報に提示されている。これのジャイロ追尾では、ヨ
ー角検出器およびピッチ角検出器で移動体の姿勢を検出
し、移動体の姿勢の変化に対応してアンテナの姿勢(ア
ジマス方向およびエレベーション方向)を変更する。
(発明が解決しようとする課題) これは2軸のジャイロを必要とし、ジャイロ機構が複雑
で高価となる。
本発明は、比較的に簡単な機構で実用的なアンテナ姿勢
補正をすること、特に、ヨー角方向の姿勢変化検出機構
のみを用いて、移動体のヨー角方向のみならずロール角
方向およびピッチ角方向の姿勢変化に対しても、アンテ
ナ姿勢補正をすることを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の姿勢制御装置は、移動体上でアンテナ(A+ 
t )をアジマス方向およびエレベーション方向に回動
自在に支持する支持機構(11G−155) ;アンテ
ナ(Ant)をアジマス方向およびエレベーション方向
に回転駆動する駆動手段(141,151) ;移動体
のヨー角方向の姿勢変化(Yms)を検出するための、
ヨー角姿勢変化検出手段(30) ;ヨー角変化検出手
段(30)が検出した姿勢変化(Yms)より移動体の
ロール角方向の姿勢変化(Ros)を演算する第1演算
手段(4);移動体の速度変化(VSA)を検出する手
段(40,4);該速度変化(VSA)に対応する移動
体のピッチ角方向の姿勢変化(Pis)を演算する第2
演算手段(4);および、ヨー角姿勢変化検出手段(3
0)が検出した姿勢変化(Yis)、第1演算手段(4
)が演算したロール角方向の姿勢変化および第2演算手
段(4)が演算したピッチ角方向の姿勢変化(Ros)
に対応して、それらによる電波源に対するアンテナ(A
Ill)の姿勢ずれを解消する方向に駆動手段(141
,151)を介してアンテナ姿勢を補正する制御手段(
4);を備える。
なお、カッコ内の記号は、図面に示し後述する実施例の
対応要素又は対応事項を示す。
(作用) 例えば移動体が道路上を走行する自動車の場合、自動車
のヨー角方向(旋回方向)の角速度をYaSとすると、
自動車の旋回半径r (m)は、車速Vs  (m/5
ec)より、 r−Vs ・180/ hc −Ya s)で求まる。
自動車の重量をMとすると、遠心力Fは、 F=M−Vs”/r で求まる。
自動車のロール角Roaは、遠心力Fと車速VSに依存
し、理論的又は実験的に、遠心力Fおよび車速Vsに対
応する値を算出し又は予め対応値を定めておくことがで
きるので、遠心力Fおよび車速Vsをパラメータとする
ロール角Roa算出式を定めておくことにより、又は、
遠心力Fおよび車速Vsに対応するロール角Roaをメ
モリに格納しておくことにより、FおよびVSに対応す
る値を得ることができる。、−ロール角Roaを微分す
ることにより、ロール角速度Rosが得られる。
本発明では、第1演算手段(4)が、例えば上述の如き
演算により、ヨー角変化検出手段(30)が検出した姿
勢変化(Yss)より移動体のロール角方向の姿勢変化
(Rot)を演算する。
自動車が加速する場合にはフロントが上りリアが下がる
。すなわちピッチ角が高くなる。減速する場合にはフロ
ントが下りリアが上がる。すなわちピッチ角が低くなる
。速度変化率(加速、減速)に対する自動車のピッチ角
速度(速度変化率をパラメータとしてピッチ角速度を表
わす関数)は自動車の重量が一定であれば自動車に固有
の値(関数)であるので、標準重量に対して理論的又は
実験的に、速度変化率に対応するピッチ角速度を算出し
又は予め対応値を定めておくことができるので、標準重
量における速度変化率VSAをパラメータとするピッチ
角速度Pis算出式を定めておくことにより、又は、速
度変化率VSAに対応するピッチ角速度Pisをメモリ
に格納しておくことにより、速度変化率VSAに対応す
る値を得ることができる。
本発明では、第2演算手段(4)が、例えば上述の如き
演算により、移動体の速度変化(VSA)より移動体の
ピッチ角方向の姿勢変化(Pis)を演算する。
しかして、制御手段(4)が、ヨー角姿勢変化検出手段
(30)が検出した姿勢変化(Yxs)、第1演算手段
(4)が演算したロール角方向の姿勢変化および第2演
算手段(4)が演算したピッチ角方向の姿勢変化(Ro
s)に対応して、それらによる電波源に対するアンテナ
(^nt)の姿勢ずれを解消する方向に駆動手段(14
1,151)を介してアンテナ姿勢を補正する。
これにより、ヨー角変化検出手段(30)の機構(1軸
センサ機構)のみで、ヨー角方向、ロール角方向および
ピッチ角方向の姿勢変化情1i(Yas、Ros、Pi
s:3軸の角速度)が得られ、これに対応してアンテナ
(And)がアジマス方向およびエレベーション方向(
2軸方向)に姿勢補正される。
本発明ではこのように、1軸のセンサ機構のみを用いて
、移動体の3軸方向の姿勢変化(YJS、RO5゜Pi
s)に対応して、アンテナ(And)のアジマス方向お
よびエレベーション方向の姿勢を補正する、実用的なア
ンテナ姿勢制御装置が提供される。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の
実施例の説明より明らかになろう。
(実施例) 第1図に本発明の一実施例を示す。この実施例は第2e
図に示す自動車に搭載されているものであって、静止衛
星放送受信用のBSアンテナAntの姿勢を制御する。
自動車には、振動方式のジャイロであるヨー角速度検出
器30が装備されており、自動車のヨー角速度(進路変
更方向の回転角速度)を検出しこれを表わすアナログ信
号(ヨー角速度信号)をインターフェイス3に与える。
インターフェイス3は、ヨー角速度信号をノイズ除去、
増幅等の電気的処理を施こしてマイクロコンピュータ4
に与える。マイクロコンピュータ4は、CPU、RAM
、ROM、システムコントローラ等の電子回路素子を含
むコンピュータシステムであり、ヨー角速度信号をデジ
タル変換して読込む。
マイクロコンピュータ4には、インターフェイス3およ
び5が接続されており、これらのインターフェイス3.
5に、操作ボード22.BS受信機BSR,アジマスモ
ータドライバAZDおよびエレベーションモータドライ
バELDが接続されている。
BSアンテナAntの電波受信信号はBS受信機に至り
、そこで衛星放送信号に復調されデイスプレィBSDに
与えられ、デイスプレィBSDが静止衛星テレビジョン
放送両像を映す。衛星放送信号はインターフェイス5に
も与えられ、インターフェイス5が電波受信信号を信号
レベルを表わすアナログ信号BSsに変換してマイクロ
コンピュータ4に与える。マイクロコンピュータ4は、
該アナログ信号BSsをデジタル変換して読込む。
アジマスモータドライバAZDおよびエレベーションモ
ータドライバELDは共に、モータに正転付勢電流と逆
転付勢電流を選択的に流すだめの電気回路(モータドラ
イバ)とCPUを主体とするコンピュータ回路(コント
ローラ)で構成されており、それぞれマイクロコンピュ
ータ4からのステップ回転指示信号(方向+回転角度)
に応答して指示された方向に指示された角度分、各機構
のモータを回転付勢し、又は、マイクロコンピュータ4
からの連続回転指示信号(方向+速度)に応答して指示
された方向に指示された速度で、各機構のモータを回転
付勢し、しかも、アジマス機構のロータリエンコーダ1
48およびエレベーション機構のロータリエンコーダ1
57が発生する電気パルスをカウントして、アンテナA
ntのアジマス姿勢(回転位置)データおよびエレベー
ション姿勢(回転位置)データを、アンテナ駆動による
姿勢変化分更新し、常時その時点のアンテナ姿勢を示す
データをアジマス位置レジスタAZPRおよヴエレベー
ション位置レジスタELPHに保持する。
インターフェイス3にはまた、自動車のトランスミッシ
ョンの出力軸の回転速度に比例する速度で回転するスピ
ードメータケーブルに結合されたマグネットギアと、こ
のマグネットギアの回転に応答して該ギアの所定小角度
の回転につき1パルスの電気パルスを発生するパルス発
生回路でなる車速センサ40の電気パルス出力線が接続
されている。インターフェイス3は、この電気パルスを
波形整形および増幅してマイクロコンピュータ4の外部
割込み入力端に与える。
第2a図に、BSアンテナAntを支持しその姿勢を定
める機構を示す。この機構は、BSアンテナAntを、
アジマス方向(第1軸Yを中心とする)に回転駆動し、
かつエレベーション方向(第2軸Xを中心とする)に回
転駆動する、2軸回転駆動機構である。
アンテナAntは、平板状円形の、比較的に受信範囲が
広いビームアンテナであり、アンテナブラケット110
に固着されている。
第3図に、BSアンテナAntの指向特性を示す。縦軸
はCN比、横軸はアンテナの受光面(円形)の中心を通
る垂線と、該中心と電波源(静止衛星)とを結ぶ直線と
のなす角度である。この角度が8″程度以下で、CN比
は最高CN比(15dB)の50%以上を示す。
再度第2a図を参照すると、アンテナブラケット110
のアングル113aに、水平軸113b(その中心が第
2軸X)が固着されている。水平軸113bは図面と垂
直な方向に延びており、その一端部が、ベアリング(図
示せず)を介して、支持アーム121aで、回転自在に
支持されている。支持アーム121aは回転台120に
固着されている。水平軸113bの他端部は、ベアリン
グを介して、支持アーム121aと同様なもう1つの図
示しない支持アームで回転自在に支持されている。該も
う1つの図示しない支持アームも回転台120の、後述
する円筒シャフト116に関して支持アーム121aと
対称な位置に、固着されている。
回転台120は大略で、円板状の平歯車であり、その中
心部に、ガイド穴120hを有し、側周面にギア120
aを有し、ベアリング122を介して固定台130に、
ギア120aの回転中心軸(第1軸〉Yを中心に回転自
在に装着されている。
回転台120のギア120aにはギア144が噛合って
おり、このギア144がギア軸145および減速機14
0を介してアジマス駆動モータ141で回転駆動される
。減速機140およびモータ141は、固定台130に
固着されている支持台146に固定されている。ギア軸
145にはロータリエンコーダ148が結合されており
、ギア軸1450所定小角度の回転につき1パルスの電
気パルスを発生する。この電気パルスはアジマスモータ
ドライバAZDに与えられる。
回転台120の下面に対向してアジマスホームポジショ
ン検出用のスイッチ147が設置されており、回転台1
20の下面の、該スイッチ147の操作子が対向する位
置に、該操作子が落ち込むテーパ穴(−点)が刻まれて
いる。スイッチ147は、その操作子が回転台120の
下面で押されているときには開(オフ)であり、テーパ
穴が操作子に対向するとき操作子が該穴に進入し、スイ
ッチ147は閉(オン:本−ムポジション検出)となる
。回転台120が1回転する間−回、スイッチ147の
操作子がテーパ穴に進入してオン(ホームボジシッン検
出)となる。スイッチ147の開閉信号はアジマスモー
タドライバAZDに与えられると共に、インターフェイ
ス5を介してマイクロコンピュータ4にも与えられる。
第2a80のI[B−IIB線拡線断大断面す第2b図
を参照すると、減速機140の内部において、ギア軸1
45にはウオームホイール143が固着されており、こ
のウオームホイール143に噛合うウオーム142がモ
ータ14 i−<第2a図)の回転軸に結合されている
モータ141が正回転するとギア144が一方の方向に
回転して回転台120が第1軸Yを中心に一方の方向に
回転する。すなわちアンテナAntが第1軸Yを中心に
正方向に回転する。モータ141が逆回転するとアンテ
ナAntが逆方向に回転する。
回転台120のガイド穴120hを円筒シャフト116
が貫通しており、回転台120に対して第1軸Yが延び
る方向に移動自在である。図示しないが、円筒シャフト
116の側周面には、第1軸Yと平行な溝が刻まれてお
り、回転台120のガイド穴120hには、第1軸Yと
平行でこの溝にはまったレール状の突条があり、二の突
条により、円筒シャフト116は、回転台120に対し
て第1軸Yが延びる方向には移動し得るが、第1軸Yを
中心とする回転は不可である。したがって、回転台12
0が第1軸Yを中心に回転すると同じく円筒シャフト1
16も第1軸Yを中心に回転する。
円筒シャフト116の上端にはビン117が固着されて
おり、このビン117に、回動自在にリンクアーム11
5の下端が結合されている。リンクアーム115の上端
はブラケット110のアングル111に固着されたビン
112に、回動自在に結合されている。
ブラケット110はアングル113aより、水平軸11
3bの延びる方向(第2a図の紙面に垂直な方向)と直
交する水平方向で離れているので、第2a図において円
筒シャフト116が上方向に移動するとアンテナAnt
が水平軸113bを中心に反時計方向に回転(上向き回
転)し、円筒シャフト116が下方向に移動するとアン
テナAntが時計方向に回転(下向き回転)する。
円筒シャフト116の下半分の外側周面には、螺施状で
はなくリング状の、ギア116aが刻まれている。リン
グ状のギア116aの(山および谷の)それぞれは、第
1軸Yと直交する方向に平行である。このリング状のギ
ア116aにギア154が噛合っている。
第1図のnc−nc線拡大断面を示す第2c図をも参照
すると、ギア154のギア軸155には、減速機150
のウオームホイール153が固着されている。ウオーム
ホイール153に噛合うウオーム152は、エレベーシ
ョン駆動モータ151(第2a図)の回転軸に結合され
ている。減速機150およびモータ151は、固定台1
30に固着された支持台146に固定されている。
エレベーション駆動モータ151が正回転するとギア1
54が第2a図で時計方向に回転して円筒シャフト11
6が上移動してアンテナAntが時計方向に回転(上向
き回転)する。モータ151が逆回転するとアンテナA
ntが反時計方向に回転(下向き回転)する。
円筒シャフト116の上、下動によりリンクアーム11
5にはビン117を中心とする回転力が加わりリンクア
ーム115がビン117を中心に回動する。この回動の
ときリンクアーム115の回動が阻害されないように、
円筒シャフト116の上端には、第2d図に示すように
、割り溝118が刻まれている。
上述のように、円筒シャフト116のギア116aにギ
ア154が噛合っているが、ギア116aの山および谷
のそれぞれが円筒シャフト116の側周面を周回するリ
ングをなし、しかもそれらが第1軸Yと平行であるので
、ギア154が静止しているときおよび回転していると
きのいずれでも、円筒シャフト116は、ギア154で
回転が拘止されることがなく、第1軸Yを中心に回転し
うるし、この回転自身で円筒シャフト116がギア15
4に対して上下することはない。
第2c図を参照すると、ギア154のギア軸155には
カム板156が固着されている。このカム板は、外周縁
部に段差を有するものである。
このカム板156の外周面に上リミットスイッチ158
と下リミットスイッチ159が対向しており、アンテナ
Antのエレベーション回転角が所定範囲内にあるとき
には、スイッチ158および159の操作子がカム板1
56の小半径外周面に対向しているので、スイッチ1’
58,159共に開くオフ)である。アンテナAntが
時計方向に回転し時計方向回転のリミット位置(上向き
りミット)に葎するとカム板156の小半径外周面から
大半径外周面へ切換わるテーパ面がスイッチ158の操
作子を押し、これによりスイッチ158が閉(オン)に
切換わる。アンテナAntが反時計方向に回転し反時計
方向回転のリミット位置(下向きリミット)に達すると
カム板156の小半径外周面から大半径外周面へ切換わ
るテーパ面がスイッチ159の操作子を押し、これによ
りスイッチ159が閉(オン)に切換わる。スイッチ1
58および159の開閉信号はエレベーションドライバ
ELDに与えられ、また、インターフェイス5を介して
マイクローンピユータ4に与えられる。
ウオーム152にはロータリエンコーダ157が結合さ
れており、ウオーム152の所定小角度の回転につき1
パルスの電気パルスを発生する。
この電気パルスはエレベーションモータドライバELD
に与えられる。
上述のように、アンテナAntを第1軸Yを中心に回転
駆動するための減速機140およびモータ141、なら
びに、アンテナAntを、第1軸Yと直角をなす水平軸
113b (第2軸X)を中心に回転駆動するための減
速機150およびモータ151が、共に固定台130に
固着されているので、それらのモータ141,151へ
の給電には、摺動接続手段を要しない。
第2a図を参照すると、コンバータConvは、アンテ
ナブラケット110に装着され、アンテナAntで受信
した12GHz帯の衛星放送電波をI G Hz帯のB
S−IFに変換する。変換された信号は、ケーブル16
1を介してロータリジヨイント160に送られ、そして
BS受信機BSR(第1図)に至る。
ところがブラケット110に固着されたコンバータCo
nvは、アンテナAntと共に、第1軸Yおよび水平軸
113bを中心に回転するので、コンバータConvの
信号線および受電線と、固定部にあるBS受信機BSH
の信号線および給電線とは、摺動接続手段を介して接続
する必要がある。
この実施例では、アンテナAntの、水平軸113bを
中心とするエレベーション回転範囲は360度以下であ
ればよいので、コンバータConvの信号線および受電
線でなる電気ケーブル161は、比較的に可撓性が高い
ものとして、更に長さに余裕をもたせて360度以上の
回転も可能とし、円筒シャフト116の内式を貫通して
ロータリジヨイント160まで配線してそれに接続して
いる。ロータリジヨイント160には、BS受信機BS
Rからの電気ケーブル162が接続されており、このロ
ータリジヨイント160により、ケーブル161と16
2の、互に電気接続すべきリードが、第1軸Yを中心と
する相対的な回転にもかかわらず、互に電気接続されて
いる。
水平軸113bを中心とするアンテナAntの回転に対
しては、ケーブル161が、大略でピン117当りを中
心とする如きの首振りをする。
このように、この実施例では、摺動接続手段は1組(ロ
ータリジヨイント160)のみ用いられている。
エレベーション機構(150,151) tDエレベー
ション駆動七−タ151は駆動ギア154を回転駆動す
るが、駆動ギア154によって往復駆動される円筒シャ
フト116は回転台120に対して摺動するので、回転
台120およびそれを回転駆動するアジマス機構(14
4,140゜141)は、エレベーション機構(150
゜151)によっては駆動されず、エレベーション機構
(150,151)の負荷とはならない。エレベーショ
ン機構(150,151)が支持する物体は、実質上B
SアンテナAnt、BSコンバータConv、 リンク
アーム115および円筒シャフト116であり、荷重が
小さいので慣性力が小さく、第2軸(X)を中心とする
BSアンテナAntのアジマス駆動およびエレベーショ
ン駆動を比較的に高速で行なうことができ、しかも位置
決めを比較的に高精度で行ない得る。
第4図を参照すると、操作ボニード22には、アンテナ
Antの方位角データ(以下アジマスデータ)、仰(俯
)角データ(以下エレベーションデータ)。
受信レベ)Qおよび各種メツセージを表示するためのL
CD (2次元液晶表示板)23.アンテナ^ruのオ
ー ト姿勢制御を指示するスタート(START)キー
24.アンテナA11llのオート姿勢制御停止を指示
するストップ(STOP)キー25.マニュアル姿勢制
御のためのアップキー(Uキー)26.ダウンキー(D
キー)27.ライトキー(Rキー)28゜およびレフト
キー(Lキー)29が備わっている。
第5a図に、マイクロコンピュータ4の制御動作の概要
を示す。図示しない電源回路が、車両のイグニションキ
ーがエンジン作動状態の位置(イグニションキースイッ
チ オン)にあるときに。
車両上バッテリに接続されて、第1図に示す電気回路の
各部に所定の電圧を印加する。なお、モータドライバA
ZD、ELDには、モータ通電用にバッテリ電圧も印加
される。
マイクロコンピュータ4は、それ自身に所定電圧が印加
されると、[システムイニシャライズ」(サブルーチン
1:以下、カッコ内ではステップとかサブルーチンとい
う語を省略してそれに付した番号のみを記す)を実行し
て、内部レジスタ。
タイマ、カウンタ等を待機状態に定められている内容に
設定し、出力ポートには非作動(消勢)を指定する信号
を設定する。そしてJ車速を計算する周期Tを定める、
T時限の内部タイマをスタートし、内部タイマ割込みを
許可すると共に、車速センサ40が発生する電気パルス
に応答する外部割込みも許可する。更には、[システム
イニシャライズ」 (1)の中で、「アンテナ姿勢の初
期化」を実行する。これにおいては、アンテナAntを
、アジマス方向ではホームポジション(スイッチ147
オン)に、エレベーション方向では反時計方向回転(下
向き回転)のリミット位置(下向きリミット位置:スイ
ッチ159オン)に定めて、すなわちアンテナ姿勢原点
に定めて、姿勢レジスタ(アジマス位置:レジスタAZ
PR/エレベーシッン位置:レジスタELPR)をクリ
アする。
上記のように外部割込みを許可したので、車速センサ4
0の出力信号が高レベル「H」から低レベル「L」に立
下る毎に、すなわち車速センサ40が1パルスを発生す
る毎に、マイクロコンピュータ4は外部割込処理を実行
し、これにおいて、車速カウントレジスタVcの内容を
1インクレメントする。T時限の内部タイマがタイムオ
ーバすると内部タイマ割込処理を実行し、これにおいて
再度T時限の内部タイマを再スタートしかつ車速カウン
トレジスタVcの値(時間Tの閏のセンナ40の電気パ
ルス到来数)と時間Tより車速Vsを演算し、これを車
速レジスタVsに書込む。このような外部割込処理と内
部タイマ割込処理が繰返えされるので、車速レジスタV
sには、常時最新の車速Vsを示すデータがあることに
なる。
マイクロコンピュータ4は、モータドライバAZDおよ
びELDの両者からR@ad7信号を受信すると、5T
ARTキー24がオン操作されるまで、ステップ4(以
下ステップをSと表わす)のマニュアル操作処理を実行
するループを構成する。
マニュアル操作処理を第6図に示したフローチャートを
参照して説明する。Uキー26の操作があルト、マイク
ロコンピュータ4はS30から331に進み、ここでエ
レベーション上リミットスイッチ158のオン(閉)/
オフ(開)を調べる。スイッチ158がオン(閉)にな
っていればアンテナ30のエレベーション方向の姿勢は
仰角の上限界にあり、それ以上の上向駆動は不可能であ
るが、そうでなければS32でエレベーションモータド
ライバELDに、  1step上シフト処理の実行を
指示する。また、Dキー27の操作があると、333か
ら334に進み、ここでエレベーション下リミットスイ
ッチ159のオン(閉)/オフ(開)を調べる。スイッ
チ159がオン(閉)になっていればアンテナ30のエ
レベーション方向の姿勢は俯角の下限界にあり、それ以
上の下向駆動は不可能であるが、そうでなければ335
でエレベーションモータドライバELDに、15tep
下シフト処理の実行を指示する。
Rキー28の操作があった場合には、マイクロコンピュ
ータ4は、336からg37に進み、ここでアジマスそ
一タドライバAZDに、15tep右シフト(時計方向
回転:正回転)を指示し、Lキ−29の操作があった場
合には、33BからS39に進み、ここでアジマスモー
タドライバA Z D t、、15tep左シフト(反
時計方向回転:逆回転)を指示する。
再度第6図を参照すると、マイクロコンピュータ4は、
340においてモータドライバAZD。
ELDによる1 5tel右シフト、 15tep左シ
フト。
15tep上シフトあるいは15tep下シフトが実行
されるのを待ち、341においてモータドライバAZD
、ELDより転送されたAzデータおよびELデータを
読み取る。さらに、S42では、受信レベルBSsを読
み取ってレジスタLlに格納し、343において、Az
データ、ELデータおよびレジスタL1の受信レベルB
SsをI、CD23に表示する。
マイクロコンピュータ4は、S4およびS5(第5a図
)において、5TARTキー24がオン操作されると、
S5で第7a図、第7b図および第7c図に示す「初期
サーチ135を実行する。
第7a図、第7b図および第7c図を参照して[初期サ
ーチJS5の内容を説明するが、まず第10図を参照し
て[初期サーチJS5の概念を説明する。これにおいて
は、受信レベルBSsを監視しながらアンテナAntの
エレベーション方向の姿勢を、レジスタELSのデータ
が示す位置から、最初は上向きに10° (10ステツ
プ)、次にレジスタELSのデータが示す位置から、下
向きに20”  (20ステツプ)、次にレジスタEL
Sのデータが示す位置+11′′から上リミット位置ま
で、最後にレジスタELSのデータが示す位置−21@
かも下リミット位置まで変更する。1ステツプ1″で1
ステツプづつ変更し、1ステツプの変更の毎にアジマス
方向に1回転分走査する。
アジマス方向の1回転走査も1ステツプ1″で1ステツ
プづつ変更する。アジマス方向の1ステツプ駆動毎に、
また、エレベーション方向の1ステツプ駆動毎に、受信
機BSRの受信信号レベルBSsを読込んで、それが受
信可判定用のしきい値TH2以上であるかをチエツクし
、TH2以上になると、そこで「初期サーチ」S5を終
了する。
まず第7a図を参照してより具体的に説明すると、まず
レジスタELSのデータがエレベーション原点(0)お
よびアジマス原点(0)を示すものであるかをチエツク
する(350a)。
この実施例では、レジスタELSはマイクロコンピュー
タ4内のメモリの一領域に割り当て・られているので、
コンピュータ4の電源が落ちると。
次に電源が投入されたときにはレジスタELS。
AZSの内容は零を示すデータになっている。そこで「
システムイニシャライズJSIで、不揮発性メモリより
これらのデータ(前回のIGSオン中の受信適姿勢デー
タ)を読出してレジスタELS、AZSに書込むが、車
上バッテリBATが外されていたとかIGSが長期に閉
じられなかりたとかで、バックアップ回路41がバック
アップできなくなっていた状態、又は、もともと適姿勢
データがレジスタELS、AZSになかったときには、
これらのデータがO(原点)となっている。
そこでこの場合には、コンビエータ4は、エレベーショ
ンドライバELDおよびアジマスドライバAZDに、エ
レベーション中点(上下リミット間の中点)およびアジ
マス中点(180@)への駆動を指示する。ドライバE
LDおよびAZDは、この指示に応答してアンテナAn
tをニレベージ目ン中点およびアジマス中点に駆動し、
そしてニレベージ目ン中点の位置データ(ELデータ)
をコンビエータ4に転送する。コンピュータ4はこの位
置データ(中点)をレジスタELSに書込む(S50b
)。
[初期サーチJ  (S5)に進んだときにレジスタE
L3とAZSのいずれかに原点以外のデータがあったと
きには、これは、−回は「初期サーチ」(S5)以下の
アンテナ駆動を実行しており1例えば、後述する313
aで受信レベルが好適なときのエレベーション位置が書
込まれている。この場合には、レジスタELS、AZS
のデータを更新しない。
次に、350において、そのときのAzデータをレジス
タAIおよびA2に格納し、ELデータをレジスタE2
に、ELS+10をレジスタE1に格納する。
この後、352で受信レベルを読み取る。そして、その
値が所定レベルTHI以上のときには、マイクロコンピ
ュータ4は、S53から直ちにメインルーチンにリター
ンする(初期サーチを終了する)が、所定レベル781
未満であれば、354以下に進んでアンテナAntの姿
勢変更を行う。この姿勢変更ではまず、エレベーション
上リミットスイッチ158がオンでなくしかもエレベー
ション位置E2が第1サーチ領域の上限E1に達してい
なければ、354−=355a−=356と進み、ここ
でエレベーションモータドライバELDに1slep上
シフトを指示し、S57でレジスタE2の値を1インク
リメントする。モータドライバELDよりシフト終了の
信号を受信するとマイクロコンピュータ4は、「アジマ
ス走査」AZSを実行する。
「アジマス走査JAZSにおいては、まず受信信号レベ
ルBSsを読込み(358)、それが782以上である
かをチエツクして(S 59)、782以上であると「
初期サーチ」を終了する。
TH2未満であると、アジマスホームポジションスイッ
チ147がオン(ホームポジション)かをチエツクして
、オンでないとアジマス位置A2が初期位置(「初期サ
ーチJS5に進入したときのAzデータ)の16左位置
にあるか(1回転した)をチエツクしく362)、そう
でないと15tep右シフトをドライバAZDに指示し
、そして現在のアジマス位置データA2を1インクレメ
ントする(364)。再度358に戻り、受信レベルを
監視しながら、上記を繰り返す。ホームポジションスイ
ッチ147がオンになると、そこでアンテナをアジマス
左方向に1回転させる(361)。これは2回転以上の
連続右方向回転を避けるためである。
アジマス走査(AZS)が、右方向1回転(A1からA
l−1:正確にはA1からA1までの右回転で1回転に
なると、352に戻り、エレベーション方向のl 5I
ep上シフトを行なう。
次に第7b図を参照する。このようにして、レジスタE
LSのエレベーション位置から10″上の位置まで(そ
れまでに上リミットに達すると上リミットまで)、アジ
マス方向は全周の第1領域のサーチでも、受信レベルB
Ssが782以上にならないと、次に、レジスタELS
のエレベーション位置から206下の位置までサーチす
るために、まずレジスタELSのエレベーション位置ま
での下シフトを指示しく865)、次に、550bにお
いて、そのときのAzデータをレジスタA1およびA2
に格納し、ELデータをレジスタE2に、ELS−20
をレジスタE1に格納する。そして今度は、エレベーシ
ョン方向で1step下駆動する毎に、アジマス方向の
サーチ(AZS)を行なう。この場合、アジマス方向に
1sjaP右シフトする毎に、またニレベージ薗ン方向
に1sjep下シフトする毎に、受信レベルBSsを読
込んで、それが782以上であるとそこで初期サーチを
終了するが、レジスタELSのエレベーション位置から
一20″の第2小領域のサーチでも、受信レベルBSs
が782以上にならないと、第7c図の右半分(566
〜AZS)に示す処理で、レジスタELSのエレベーシ
ョン位置+116から上リミットまでの第3小領域のサ
ーチを行なう。そして、これでもT)(2以上にならな
いと、第7c図の左半分(S67〜AZS)に示す処理
で、レジスタELSのエレベーション位置−210から
下リミットまでの第4小領域のサーチを行なう。
この第4小領域のサーチを終えても受信レベルBSsが
782以上にならなかったときには、アンテナ姿勢の全
範囲をサーチしたにもかかわらず、適正な受信レベルが
得られなかったことになる。
そこでこの場合には、554dから555dに進み、L
CD23に「受信不能」を表示し、メインルーチン(第
5a図)のS3に戻る。
「初期サーチJS5で、受信レベルBSsが所定値TH
I以上となるアンテナAntの姿勢を探索すると、36
a〜S6cの「テジマス追尾」を実行する。これにおい
てはまず第5a図の36aでヨー角速度検出器30が検
出したヨー角速度YaSを読込む。そしてヨー角速度Y
asにドリフト補正値レジスタAJTの内容AJTを加
算し、これらの和を速度レジスタYARに書込む(36
b)。そして、速度レジスタYARのデータYAR(そ
の符号がモータ回転方向を指定し、数値の絶対値が速度
を指定する)をアジマスモータドライバAZDに転送す
る(6c)。
アジマスモータドライバAZDは、データYARの符号
がマイナス(自動車が左回転)であると右方向に、プラ
スであると左方向にアンテナAntを回転付勢するよう
にアジマスモータ141を回転付勢し、ロータリエンコ
ーダ148が発生するパルスを監視してアンテナAnt
の回転速度を算出し、これがYARで指定された速度に
合致するように、アジマスモータ14117)速&制御
を行なう。
S6cでデータYARをアジマスモータドライAAZD
に転送すると、マイクロコンビ二−タ4は次に、「エレ
ベーション追尾JS7を実行する。
第5 b図に、[エレベーション追尾JS7の内容を示
す。これに進むとマイクロコンピュータ4はまず計時カ
ウンタtmのカウント値tmをレジスタΔtに書込み(
S7a)、計時カウンタtmをクリアして(S7b)計
時カウントを再スタートする(S7c)。この計時スタ
ートにより、この時点からクロックパルスの発生に応答
した内部側゛込処理による、計時カウンタのカウントア
ツプが再開され、計時カウンタtmには、カウントスタ
ートからの経過時間を示すデータが存在することになる
。37mでレジスタΔtに書込まれるデータtmは、前
回「エレベーション追尾J  (S7)に進入してから
今回進入するまでの経過時間を示すものである。
このように経過時間の読込みおよび時間計測のための処
理を終えると次に、自動車の回転半径rを次のように算
出する(S 7 d)。
r−vs・180/(1cmYAR) これにおいて、v8は車速レジスタVSのデータが示す
車速、MARはレジスタMARのデータが示す値(第5
a図のS6bで算出した、ドリフト補正処理をしたヨー
角速度)である。次に、遠心力Fを次のように算出する
(S7e)。
F=M−Vs2/r これにおいて、Vsは車速レジスタVsのデータが示す
車速、rは上述のように算出した回転半径である。次に
、遠心力Fおよび車速Vsに対応するロール角度Roa
を、ロール角度テーブル(関数発生用のROM)より読
み出す(S7f)。
マイクロコンピュータ4は次に、今回読み出したロール
角度Roa−(マイナス)前回読み出したロール角度R
oo (レジスタRooのデータ)算出し、算出した値
をレジスタΔtのデータが示す経過時間Δtで割って、
ロール角速度Rosを得て、これをレジスタRosに書
込む(37g)。
次に、今回算出したロール角度Roaを前回値レジスタ
Rooに書込む(S7h)。
マイクロコンピュータ4は次に、車速レジスタVsの車
速Vs−(マイナス)前回車速Vs。
(レジスタVsoのデータ)を算出し、算出した値をレ
ジスタΔtのデータが示す経過時間Δtで割って、速度
変化率(加、減速度。十のとき加速。
−のとき減速)を得て、これをレジスタvSAに書込む
(S7i)。次に、今回の車速Vsを前回値レジスタV
soに書込む(S7j)、次に、速度変化率VSAに対
応するピッチ角速度Pisを、ピッチ角速度テーブル(
関数発生用のROM)より読み出す(37k)。
マイクロコンピュータ4は次に、アジマス位置レジスタ
AZPHのデータが示すアンテナのアジマス角度AZP
Rが、45″〜135″の範囲又は225°〜315@
の範囲にあるかをチエツクする(S7L、7m>、アジ
マス角度が45″〜135”の範囲内にあるときには、
エレベーション回転速度レジスタRORにロール角速度
Rosを書込み(S7o)、225” 〜315”の範
囲内にあるときには、レジスタRORに−Rosを書込
む(S7p)、アジマス角度が315”〜360°又は
O〜45@の範囲内fiあるときには、エレベーション
回転速度レジスタRORに−PiSを書込み(S7q)
、135@〜325”の範回内にあるときには、レジス
タRORにピッチ角速度−Pisを書込む(S7r)。
そして、レジスタRORのデータRORを、エレベーシ
ョンモータドライバELDに転送する(7s)。
アジマスモータドライバAZDは、データRORの符号
がプラスであると上向き方向に、マイナスであると下向
き方向に、アンテナAntを回転付勢するようにアジマ
スモータ141をRORの絶対値が示す速度で回転付勢
し、ロータリエンコーダ157が発生するパルスを監視
してアンテナAntの回転速度を算出し、これがROR
で指定された速度に合致するように、エレベーションモ
ータ151の速度制御を行なう。
この実施例では、アジマス方向のホームポジション(原
点)を、第13図に示すように、自動車の進行方向上の
フロント側に定めている。この場合、アンテナがフロン
ト側又はリア側を向いていルトキく例えばAZPR=0
’ 又は180″)には、自動車のロールによるアンテ
ナのエレベーション方向の姿勢変化は極く小さく、アン
テナが右サイド又は左サイドを向いているとき(例えば
AZPR=90°又は270°)には、自動車のロール
によるアンテナのエレベーション方向の姿勢変化が大き
いので、比較的に簡略化して、アジマス角度AZPRが
、456〜135°の範囲又は225’〜315°の範
囲にあるときには上述のようにロール角速度に対応する
速度でアンテナAntをエレベーション方向に回転駆動
するが、アジマス角度が上記範囲を外れているときには
、ロール角速度Rooによってはエレベーション方向の
回転駆動を行なわない。
上記範囲を外れているとき、すなわちアジマス角度AZ
PRが315〜360”  (0’)〜450の範囲内
のとき、又は、135’〜225’の範囲にあるとき(
例えば前進方向AZPR=0’又は後進方向AZPR=
180’ )には、自動車のピッチングによるアンテナ
のエレベーション方向の姿勢変化が大きく、アンテナが
右サイド又は左サイドを向いているとき(例えばAZP
R=906又は270@)には、自動車のピッチングに
よるアンテナのエレベーション方向の姿勢変化が小さい
ので、比較的に簡略化して、アジマス角度AZPRが、
315〜360’  (0″)〜45゜の範囲又は13
5@〜225’の範囲にあるときには上述のようにピッ
チ角速度に対応する速度でアンテナAntをエレベーシ
ョン方向に回転駆動す°るが、アジマス角度が上記範囲
を外れているときには、ピッチ角速度Pisによっては
ニレベージジン方向の回転駆動を行なわない。
「エレベーション追尾JS7を抜けるとマイクロコンピ
ュータ4は、図面には示していないが、T1タイマ(内
部タイマ)をスタートする。そして、「アジマス追尾J
 S6a〜S6c、  rエレベーション追尾JS7.
r受信追尾JS14.r追尾サーチ」S17等を、実質
上周期T1で繰返し実行するために、513,316又
は517から「アジマス追尾J S6a〜S6cのS6
aに戻るときに、T1タイマのタイムオーバを待ち、タ
イムオーバすると「アジマス追尾JS6a〜S6cに進
む。
マイクロコンピュータ4は次の310で受信レベルBS
sを読み取ってレジスタL1に書込み、アンテナAnt
の姿勢を示すAzデータおよびELデータをモータドラ
イバAZD、ELDから読み取った後、これらのデータ
をLCD23に表示する。
(I)313では、このときの受信レベルBSs、すな
わち、レジスタL1の値と所定レベルT)(1とを比較
し、レジスタL1の値が所定レベル781以上である限
り、S 6 a−*S 6 b−+S 6 c→S7→
S8→S10→S13→S6a→・・・・なるループを
繰り返して、ヨー角速度検出器30が検出したヨー角速
度Yasに基づいたアンテナAntの姿勢制御処理(I
: 「アジマス追尾」十[エレベーション追尾j)を実
行する。
つまり、受信レベルBSsが第1設定値THI以上であ
る間は、ヨー角速度Y’asに対応した「アジマス追尾
J S6a〜S6cおよび[エレベーション追尾JS7
を行なう。これを継続しているときに、”5TOPキー
25がオン操作されると。
S8でこれを読取って、第5a図に示すフローの33(
待機状m)に戻る。
上述の、受信レベルBSsが高く、ヨー角速度Yasに
基づいてアジマスおよびエレベーション追尾を実行する
ループ(S 6 a−4S 6 b−36c→S7−3
8=S10→S 13−=S6a→・・・)において、
受信レベルBSs、すなわち、レジスタL1の値が所定
レベル781未満になると、マイクロコンピュータ4は
513でこれを検知して、S13から314に進み、[
受信追尾J 314を実行する。これを終えると更に受
信レベルBSsを読込んで(15)、第ルベルTHIよ
り低い受信下限レベルTH2と比較する(16)。S1
6で、受信レベルBSsが受信下限レベル782未満の
時は、マイクローンピユータ4は、S17に進み「追尾
サーチ」S17を実行する。
(I[)第8a図、第8b図および第8c図を参照して
「受信追尾」S14の内容を説明する。
まず第11図を参照にしてその概念を説明する。
第11図は、アンテナを微小範囲のコニカル走査する時
の走査位置を平面に展開した概念図である。
この、微小範囲のコニカル走査は、アンテナAntの主
ビームを回転(1−2→3→4→5→6→7→8→1→
・・・・・)させ、目標電波源がアンテナビームの回転
中心にあると受信レベル仲この回転(走査)中実質上一
定になるが、目標電波源がビームの回転中心からずれて
ると受信レベルが走査中に変動し極大値が現われる現象
を利用するものである。第11図において、升目はエレ
ベーション方向(U/D)およびアジマス方向(R/L
)の1ステツプ(1°)を示し、各点1゜2.3,4,
5,6.7および8はアンテナAntの主ビーム(中心
)の投影点9点0はアンテナビームの回転中心(走査開
始直前の姿勢での指向方向)、矢印はアンテナAntの
姿勢のシフト方向を示す、また、点aにアイソトロピッ
クアンテナ(等方性点電波源)があるものとする。以下
、点OにアンテナAntが指向している状態からの「受
信追尾」S14を、第8a図〜第8c図および第11図
を参照して説明する。
1)、アンテナAntを起点Oから点1に駆動しく37
0〜573)、点1において受信レベルを記憶した(3
84)後、アジマス方向布に2ステツプシフト、エレベ
ーション方向下に1ステツプシフトして点2に指向しく
374)点2の受信レベルBSsを記憶する(384)
2)60次に、アジマス方向布に1ステツプシフト。
エレベーション方向下に2ステツプシフトして点3に指
向しく575)点3の受信レベルを記憶する(3g4)
3)1次に、アジマス方向左に1ステツプシフト。
エレベーション方向下に2ステツプシフトして点4に指
向しく376)点4の受信レベルを記憶する(5114
)。
4)1次に、アジマス方向左に2ステツプシフト。
エレベーション方向下に1ステツプシフトして点5に指
向しく377)点5の受信レベルを記憶する(384)
5)1次に、アジマス方向左に2ステツプシフト。
エレベーション方向上に1ステツプシフトして点6に指
向しく5711)点6の受信レベルを記憶する(584
)。
6)0次に、アジマス方向左に1ステツプシフト。
エレベーション方向上に2ステツプシフトして点7に指
向しく579)点7の受信レベルを記憶するT)0次に
、アジマス方向布に1ステツプシフト。
ニレベージジン方向上に2ステツプシフトして点8に指
向しく380)点8の受信レベルを記憶する(S80゜ 以上7.1回のコニカル走査が終了し、その全点(8点
)の受信レベルBSsが、レジスタFOR1〜8に書込
まれている。
8)0次に、点lから点8までの受信レベルを比較し受
信レベルの最高の点を求める(887〜91)。
9)、そして求めた最大点にアンテナビームの回転中心
点を合わすようにアンテナAntの姿勢を定める(39
2)。
10)、 rドリフト補正処理」S93を実行する。こ
の内容は第8c図を参照して後述する。
第11図に示すa点が、電波源の位置であったときに1
さ、受信レベルの大きさは、点1〉点2〉点8〉点3〉
点7〉点4〉点6〉点5となるので受信レベルの最高の
点は点1となる。よって、点1にアンテナビームの指向
ヤシターを合わすようにアンテナAntの姿勢を設定す
る。
、以上のように、「受信追尾」S14においては、当初
のアンテナビームの中心軸(点0)を中心に、1サイク
ルの微小範囲のコニカル走査をして、受信レベルの最高
点を検出し、そこにアンテナビームの中心軸を置くよう
にアンテナAntの姿勢を設定する。したがって、電波
源がアンテナAntに対して相対的に移動する場合には
、アンテナビームの中心軸(点0)の軌跡が電波源と共
に移動する態様で姿勢制御が行われてアンテナAntに
よる電波源の追尾が行われる。
次に第8c図を参照して、「ドリフト補正処理」393
の内容を説明する。なお、受信レベルBSSが下限レベ
ル782未満になると後述の「追尾サーチ」S17が実
行されてアンテナが受信可のとき(電波の遮断がないと
き)には782以上の姿勢に修正されるので、「受信追
尾JS14 (したがってそれに含まれる「ドリフト補
正処理」593)が、受信レベルBSsが第ルベルTH
1未満下限レベルTH2以上の間、実質上T1周期で繰
返される点に注意されたい。。
「ドリフト補正処理」S93では、その直前にコニカル
走査で更新した姿勢位置(i=392のMPHの内容)
を参照して(3131)、更新前の位置(第11図の0
点)から更新した位置(第11図のθ〜8)を結ぶベク
トルの、アジマス方向成分の方向(右R回転方向が士、
左回転方向が−)と長さを示すデータAを算出しく31
32)、このデータAを、積算レジスタSUMの内容よ
り減算(補正は逆方向に行なう必要があるので符号を反
転して加算)し、得た値を積算レジスタSUMに更新書
込みする(3133)、そして、コニカル走査実行回数
レジスタNの内容を1インクレメントして(3134)
、その内容Nが設定値CNTになったかをチエツクする
(5135)。
設定値CNTになっていると、積算レジスタSUMの内
容SUMの絶対値が、参照値ADT以上であるかをチエ
ツクしく3136)、ADT以上であると、データSU
Mの符号をチエツクする(3137)。
データSUMの符号がプラス(左回転方向へのす、′t
L>であると、補正値レジスタAJTの内容を1111
1位大きい値に更新する(3138)。この補正値レジ
スタAJTの内容が第5a図に示すS6bでアジマス駆
動モータ141の駆動速度指示値に加算されるので、ヨ
ー角速度Yas対応のアジマス駆動速度(−YAR)が
、正転値(プラス:右回転駆動)であるときには1単位
の速度アップとなり、逆転値(マイナス:左回転駆動)
では1単位の速度ダウンとなる。
データSUMの符号がマイナス(右回転方向へのずれ)
であると、補正値レジスタAJTの内容を1単位小さい
値に更新する(S139)、この補正値レジスタAJT
の内容が第5a図に示すS6bでアジマス駆動モータ1
41の駆動速度指示値に加算されるので、ヨー角速度Y
as対応のアジマス駆動速度(−YAR)が、正転値(
プラス:右回転駆動)であるときには1単位の速度ダウ
ンとなり、逆転値(マイナス;左回転駆動ンでは1単位
の速度アップとなる。
上述の5136〜5139の処理を終えると、コニカル
走査実行回数レジスタNをクリアしく3140)、積算
レジスタSUMをクリアする。
以上に説明した「ドリフト補正処理」S93の内容を要
約すると次の通りである。すなわち、370〜S80の
コニカル走査とそれに基づいたアンテナ姿勢の更新(S
87〜592)を−回実行する毎に、更新ベクトル(姿
勢変更方向と変更量)のアジマス成分が、レジスタSU
Mに累算される。そしてCNT回実行する毎に、レジス
タSUMの内容に基づいてアジマス方向の姿勢ずれ傾向
が判定され、この傾向に対応して、この傾向を矯正する
ように、アジマス駆動モータ速度指示値(−YAR)の
ドリフト補正値AJTが調整される。
以上に説明した「受信追尾」S14により、仮に、倒木
ば自動車が停止しその姿勢変化がないにもかかわらず、
ヨー角速度検出器30の温度ドリフトによりアジマス駆
動モータ141 (および条件によってはエレベーシッ
ン駆動モータ151)が定常的に低速度で駆動される場
合を想定すると。
まず、コニカル走査とそれに基づいたアンテナ姿勢の更
新により、該定常的な駆動によるアンテナ姿勢のずれが
矯正されるが、定常的な駆動が継続するので、コニカル
走査とそれに基づいたアンテナ姿勢の更新がある周期で
繰返えされることになる。すると、そのCNTriJの
繰返し毎に、アジマス駆動モータ速度が1単位づつ下げ
られる(AJTO値が1単位づつ調整される)ので、ア
ジマス駆動速度が次第に低速になり、コニカル走査とそ
れに基づいたアンテナ姿勢の更新の繰返し周期が長くな
り、アジマス駆動そ一夕141が遂には停止する。すな
わち、ヨー角速度検出器30の温度ドリフトによる誤差
が自動的に修正される。
例えば自動車が進行し転舵によりその進行方向が変わり
また直進に戻されるとき、あるいは更に、比較的に短時
間内に左右に転舵が行なわれるときなどに、アジマス方
向のアンテナ姿勢変更の開始や停止の遅れあるいは慣性
によるオーバシュートを生じて姿勢誤差が積算されてい
くような場合には、姿勢誤差の方向が自動判定されて、
誤差の累算を低減する方向に、アジマス駆動モータ14
1のアンテナ駆動速度が補正される。
なお、上述の1回のコニカル走査と姿勢設定(TI)の
直前に「アジマス追尾J S6a〜S6bおよび「ニレ
ベージ■ン追尾JS7を実行する(第5a図参照)ので
、(II)を繰返し行なっている閏、上記姿勢制御(夏
)も実行されていることになる。
上述の1回のコニカル走査と姿勢設定(II)を終了し
たとき、受信レベルはTHI以上であるとは限らない。
コニカル走査と姿勢設定(II)で受信レベルがTHI
以上になったときには、上記の姿勢制御(夏)のみが実
行されるが、コニカル走査と姿勢設定(U)によっても
受信レベルがTH2以上にならなかったときには、マイ
クロコンピュータ4は、「追尾サーチ」S17を実行す
る。
(I[[)第9a図および第9b図に「追尾サーチ」5
17の内容を、第12図に「追尾サーチ」517の処理
概念を説明するための模式図を示す。
これらの図面を参照すると、5tooは、初期設定であ
り、第12図に示す点すにアンテナAntが指向してい
る状態をTSC−0のときとする。
1)、 3101でTSCの値が4以下かをチエツクす
る。
TSCの値が4以下である限り5102へ進み3102
でスイッチ158の状態を調べて、オンでなければ31
03でモータドライバELDに1step上シフトを指
示する。これが第12図の1点O〜5までの走査である
。3101でTSCの値が5以上のときは、5104へ
進む。
り、 3104でTSCの値が54以下かをチエツクす
る。、TSCの値が54以下である限り3105へ進み
モータドライバAZDにtstep右シフトを指示する
。これが第12図の点5〜55までの走査である。 3
104でTSCの値が55以上のときは、5106へ進
む。
3)、 5106でTSCの値が64以下かをチエツク
する。TSCの値が65より小さい限り5107へ進み
5107でスイッチ159の状態を調べて、オンでなけ
れば310BでモータドライバELDに1atep下シ
フトを指示する。これが第12図の点55〜65までの
走査である。510GでTSCの値が65以上のときは
%5109へ進む。
4)、 3109でTSCの値が164以下かをチエツ
クする。TSCの値が164以下!ある限り3110へ
進みモータドライバAZDに1stop左シフトを指示
する。これが第12図の点65〜165までの走査であ
る。 3109でTSCの値が165以上のときは、3
111へ進む。
5)、 5illマTSCの値が174以下かをチエツ
クする。TSCの値が174以下である限り3112へ
進み5l12でスイッチ158の状態を―べて、オンで
なければ5113でモータドライバELDに1step
上シフトを指示する。これが第12図の点165〜17
5までの走査である。5111でTSCの値が175以
上のときは、3114へ進む。
6)、 S+14でTSCの値が224以下かをチエツ
クする。TSCの値が224以下である限り3115へ
進みモータドライバAZDに1steρ右シフトを指示
する。これが第12図の点175〜225(先の点5)
の走査である。、5114でTSCの値が225以上の
ときは、5116へ進む。
7)、 3116でTSCの値が229以下である限り
3117へ進み3117でスイッチ159の状態を調べ
て、オンでなければ3118でモータドライバELDに
1step下シフトを指示する。これが第12図の点2
25(先の点5)〜点230(先の点O)までの走査で
ある。
8)、 3116でTSCの値が230以上のとき、な
らびに、上述のようにシフトを指示して、シフトが終了
したときに、3120を実行して、受信レベルを読込み
、3121でそれがTH2以上であるかをチエツクして
、TH2以上ときには、メインルーチン(第5a図)に
戻る。
782未満のときには5123で受信レベルBSsを再
度読込み、5124でそれが第2設定値TH2以上であ
るかをチエツクして、TH2以上のときにはメインルー
チンに戻るが、782未満のときには、5125でTS
Cの値を1大きい数値に更新して、SIO+に進む。
以上の3101〜5125の処理により、受信レベルB
Ssが第2設定値TH2以上になるまでは、第12図に
示すように、点b(0)からスタートして、点1,2,
3.  ・・・230(0)をこの順にたどる軌跡でサ
ーチ走査が行なわれ、各点で受信レベルが782以上に
なったかがチエツクされる。782未満のまま点230
(b=0)に達すると、すなわち元のスタート点に戻る
と、そこで5119でTSCが0にリセットされて、ま
た点すから同じサーチ走査が行なわれる。
このようなサーチ走査の間にも、各点に到達する毎に、
3122でモータ付勢パラメータセット(S6a、S6
b、S6cの内容に同じ)が実行されて、ヨー角速度Y
asに対応する姿勢変更が実行されるので、車両の姿勢
変化が無い間は基点(b=0)の位置は変わらないが、
車両の姿勢変化があると、それに伴って基点が自動的に
シフトするが1.基点に対するサーチ走査範囲(第12
図)は変わらない。
障害物により電波が遮ぎられている間は、上述の「サー
チ走査」S17が繰返えされ、その間に車両の姿勢が変
化するとそれに連動してサーチ走査の基点がシフトされ
る。したがって、電波が遮ぎられるとその直前のアンテ
ナのビーム中心軸の位置を基点(b=0 :第12図)
にして、電波を受信するまで、第12図に示す軌跡のサ
ーチ走査が繰返えされ、その間に車両の姿勢変化がある
とそれに連動して基点がシフトする。
ここで要約すると、CI)受信レベルBSsが第ルベル
THI以上の間は、自動車のヨー角速度Yasのみに連
動してすなわち姿勢変化にのみ対応して、アンテナAn
tの姿勢が変更される。
(It)受信レベルBSsが、THI未満か9182以
上にあるときには、上記(1)と共に、コニカルスキャ
ンとそれによって得た最適指向方向へのアンテナ姿勢変
更が行なわれ、かつ、自動車が停止しているときには、
このコニカルスキャン士姿勢変更を行なう度に、姿勢変
更ベクルトルのアジマス成分が累算され、CNT回の実
行毎に、累算値(アジマス方向のずれ傾向を示す)に対
応して、ドリフト補正レジスタAJTの補正データAJ
Tが、アジマス方向のずれ傾向を零とする方向に更新さ
れ、このAJTによりヨー角速度Yasに対するアジマ
ス駆動そ一夕141の速度の相対値が調整される。l)
受信レベルBSsが第2レベルTH2未満のときには、
上記(1)に加えて、コニカルスキャンよりも広い範囲
の追尾サーチ(第12図)が行なわれる。
以上の実施例の説明より、本発明が自動車9列車等の路
上車両以外の移動体、すなわち、船舶。
航空機等にも適用できることは容易に理解し得よう。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明によれば、l軸のセンサ機構のみを用
いて、移動体の3軸方向の姿勢変化(Yas。
Ros、Pis)に対応して、アンテナ(Ant)のア
ジマス方向およびエレベーション方向の姿勢を補正する
、実用的なアンテナ姿勢制御装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の、主に電気回路部の構成
を示すブロック図である。 第2a図は、該実施例の、アンテナ支持機構の縦断面図
である。 第2b図は、第2a図のnB−11B線拡大断面図であ
る。 第2c図は、第2a図のnc−nc線拡大断面図である
。 第2d図は、第2a図に示す回転台120の上面を示す
拡大斜視図である。 第2e図は、第2a図に示すアンテナAntの、自動車
に搭載した状態を示す斜視図である。 第3図は、第2a図に示すアンテナAntの電波受信特
性を示すグラフである。 第4図は、第1図に示す操作ボード22の拡大平面図で
ある。 第5a図は、第1図に示すマイクロコンピュータ4の制
御動作の概要(メインルーチン)を示すフローチャート
である。 第5b図は、第5a図に示す「エレベーション追尾」7
の内容を示すフローチャートである。 第6図は、第5a図に示す「マニュアル操作」4の内容
を示すフローチャートである。 第7a図、第7b図および第7C図は、第5a図に示す
「初期サーチ」5の内容を示すフローチャートである。 第8a図、第8b図および第8C図は、第5a図に示す
「受信追尾」14の内容を示すフローチャートである。 第9a図および第9b図は、第5a図に示す「追尾サー
チ」17の内容を示すフローチャートである。 第10図は、第7図に示す「初期サーチ」5によるアン
テナAntの指向方向の推移を示す模式第11図は、第
8a図および第8b図に示す「受信追尾」 14による
アンテナAntの姿勢変更量を示すグラフであり、横軸
はアジマス方向、縦軸はエレベーション方向を示す。 第12図は、第9a図および第9b図に示す「追尾サー
チ」 17によるアンテナAntの姿勢変更量を示すグ
ラフであり、横軸はアジマス方向、縦軸はエレベーショ
ン方向を示す。 第13図は、第5a図に示す「ニレベージ言ン追尾」7
において、ロール角変化に対応してアンテナAntのエ
レベーション姿勢を制御する。アジマス角度領域(斜線
)を示すグラフである。 3:インターフェイス 4°:マイクロコンビニ−汐(第1演算手段、速度変化
を検出する手段、第2演算手段、制御手段)5:インタ
ーフェイス Ant:アンテナ(アンテナ) Conv : BSコンバータ BSR: BS受信機 BSD : CRT AZD :アジマスモータドライバ ELD:エレベーションモータドライバ10:アジマス
回転駆動機構 20:エレベーション回転駆動機構 22:操作ボード 30:ヨー角速度検出器(ヨー角姿勢変化検出手段) 40:車速センナ 110:アンテナブラケット 111.113a、114aニアングル112:ビン 
  113b:第2軸(X)Y:第1軸     11
5:リンクアーム116:円筒シャフト 116a:リングギア 120hニガイド穴 117:ビン 118:割り溝   120:回転台 120a :ギア   121a :支持アーム122
:ベアリング 130:固定台 140:減速機 141:アジマス駆動モータ(駆動手段)142:ウオ
ーム  143:ウォームホイール144、ギア   
 145°ギア軸 146 支持台   147:アジマスホームポジショ
ンスイッチ 148二ロータリエンコーダ 150:減速機 151:エレベーション駆動モータ(駆動手段)152
:ウオーム  153:ウォームホイール154:ギア 155:ギア軸(110〜155:支持機構)157:
ロータリエンコーダ 158:エレベーション上リミットスイッチ159:エ
レベーション上リミットスイッチ160:ロータリジヨ
イント 161.162:ケーブル 第2b図 第20図 第2d図 第2e図 第3図 第4図 第5a図 第6図 第7b図 第8C図 第9b図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 移動体上でアンテナをアジマス方向およびエレベーショ
    ン方向に回動自在に支持する支持機構;前記アンテナを
    アジマス方向およびエレベーション方向に回転駆動する
    駆動手段; 移動体のヨー角方向の姿勢変化を検出するための、ヨー
    角姿勢変化検出手段; ヨー角姿勢変化検出手段が検出した姿勢変化より移動体
    のロール角方向の姿勢変化を演算する第1演算手段; 移動体の速度変化を検出する手段; 該速度変化に対応する移動体のピッチ角方向の姿勢変化
    を演算する第2演算手段;および、ヨー角姿勢変化検出
    手段が検出した姿勢変化、第1演算手段が演算したロー
    ル角方向の姿勢変化および第2演算手段が演算したピッ
    チ角方向の姿勢変化に対応して、それらによる電波源に
    対するアンテナの姿勢ずれを解消する方向に前記駆動手
    段を介してアンテナ姿勢を補正する制御手段;を備える
    、移動体上アンテナの姿勢制御装置。
JP33513590A 1990-11-30 1990-11-30 移動体上アンテナの姿勢制御装置 Pending JPH04204178A (ja)

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