JPH0420402A - 自動倉庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、荷を収納するケースを格納する棚を複数段有
するラックと、このラックに沿って自走し、ラックの棚
と搬出入口間におけるケースの入出庫を行うクレーンを
備えた自動倉庫に関するものである。

従来の技術 従来の上記自動倉庫を図面に基づいて説明する。

第５図は従来の自動倉庫の配置図である。

自動倉庫は、２個以上の荷（格納物）が収納されたケー
ス１を格納する棚２を複数段有するラック３と、このラ
ック３に沿って矢印入方向に自走し、昇降キャレッジと
昇降ギヤレッジ上に設けた矢印Ｂ方向に出退可能なラン
ニングフォークを使用してラック３の棚２と、第６図に
示すようにランニングフォークによりケース１を載置可
能にケース１に合わせて形成された左右の搬出入口４間
におけるケース１の入出庫を行うクレーン５と、予め在
庫データ、すなわち棚２とケース１内の荷の配列、品番
、および荷の有無からなるデータが記憶されており、第
６図に示すように表面上に操作パネル６を有し、この操
作パネル６より荷の戻し、取り出しの別および荷の品番
と数量の情報が入力されると、この情報に対応したケー
ス１を格納した棚２を検索し、クレーン５と光伝送装置
を介して信号の授受を行い、クレーン５によりケース１
の入出庫を行う制御装置７などから構成されている。

上記構成により、作業者は、操作パネル６により、戻し
、取り出しの別、荷の品番と数量を制御装置７へ入力し
、荷の品番に対応した、荷を戻し可能な、あるいは荷が
収納されたケース１が搬出人口４に出庫されてくると、
荷の戻しあるいは取り出しを行っている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の自動倉庫の構成では、操作パネル
６により手順に沿って作業データの入力を行う必要があ
ることから、手順を熟知した作業者を必要とするという
問題があり、また手順を熟知している作業者なら誰でも
自動倉庫から荷を取り出すことができることから安全保
管が完全でないという問題があった。

また、自動倉庫の機能が増すにつれて操作パネル６は大
きくなり、取り付はスペースを広くとる必要ができてお
り、第６図に示すような搬出人口４への取り付けが困難
になってきている。

本発明は上記問題を解決するものであり、新人でも操作
可能で、安全保管を可能とし、操作パネルを小さくする
ことを可能とした自動倉庫を提供することを目的とする
ものである。

課題を解決するための手段 上記問題を解決するため本発明の自動倉庫は、荷を収納
するケースを格納する棚を複数段有するラックと、この
ラックに沿って自走し、前記ラックの棚と搬出入口間に
おける前記ケースの入出庫を行うクレーンを備え、前記
搬出入口に、タッチパネルを表面に取り付けた表示手段
を設け、前記タッチパネルの操作信号を入力し、この操
作信号に応じて前記表示手段の表示を制御し、かつ前記
クレーンの入出庫を制御する制御手段を設けたものであ
る。

さらに第２の発明は、上記第１の発明の構成に加えて、
搬出入口にカード読み取り装置を設け、制御手段に、前
記カード読み取り装置でＩＤカードから読み取られ、入
力されたＩＤ番号と、タッチパネルの操作信号として入
力された暗証番号との一致を確認し、あるいは前記ＩＤ
番号の登録暗証番号と前記入力暗証番号との一致を確認
し、致した場合にのみクレーンの入出庫の制御を実行す
る機能を付加したものである。

作用 上記第１の発明の構成により、タッチパネルを用いて操
作信号を入力し、この操作信号に応じて表示手段の表示
を制御することで、対話形式による入力が可能となり、
新人でも容易に入出庫を行うことが可能となる。またタ
ッチパネルを用いることで操作スイッチおよびこのスイ
ッチ毎に対応する表示器類が不要となり、操作パネルは
非常にシンプルに構成され、操作パネルは小さくなる。

また第２の発明の構成により、カード読み取り装置より
読み取られたＩＤ番号あるいはこのＩＤ番号の登録暗証
番号と、タッチパネルから入力された暗証番号との一致
を確認することで、入出庫を行う作業者の照合が行われ
ることから安全保管が実現される。

実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

本発明の自動倉庫本体の構成は従来例の第５図の構成と
同じであり、構成の異なる制御装置とこの制御装置を内
蔵する操作盤について説明する。

第１図は本発明の自動倉庫の制御ブロック図である。

マイクロコンピュータからなる制御装置１１は、第２図
に示すように搬出人口４に設置された操作盤１０の表面
に設けられた、タッチパネルをデイスプレィ画面上に取
り付けたＣＲ７表示装置１２とカ−ド読み取り装置（カ
ードリーグ）１３に接続され、さらにタッチパネルへの
タッチ位置を検出して出力するタッチパネル検出器１４
およびクレーン５との入出力を行う光伝送装置１５に接
続されている。

この自動倉庫では作業者毎に、複数の種類のケース１、
たとえば３．５インチプロッピーディスクを格納するケ
ース、５インチプロツピーディスクを格納するケース、
ハイキングファイルを格納するケース、ファイルを格納
するケース、磁気テープを収納するケース、マイクロジ
ャケットを収納するケースなどが割り当てられ、また各
ケース１毎に１対１に棚２が割り当てられており、制御
装置１１には、予め作業者のＩＤ番号による自動倉庫の
在庫データ、すなわちＩＤ番号毎のケース１およびケー
ス１をそれぞれ収納する棚２の番号、およびケース１内
の荷の有無のデータが記憶され、また入出庫作業毎にＩ
Ｄ番号に対応した暗証番号が登録されている。

このように在庫データが記憶された制御装置ＩＩの動作
を作業者の作業動作を対応させて第３図のフローチャー
トおよび第４図のＣＲ７表示装置１２のデイスプレィ画
面図に基づいて説明する。

まず第４図（ａ）に示す初期画面がＣＲ７表示装置１２
に表示され（ステップｒ　　１）、第４図（２）に示す
“５ＴＡＲＴ”の位置が、作業が発生した作業者により
タッチされ、よってタッチパネル検出器１４より“５Ｔ
ＡＲＴ”の位置の操作信号が入力されると（ステップｒ
−２）、第４図（ｂ）に示すように「保管」作業、「取
出し」作業あるいは「間合せ」を選択するための作業Ｍ
ＥＮＵ画面が表示される（ステップｒ−３）。どの作業
が選択されても次のステップｒ−５の作業者確認ルーチ
ンが実行される。

いま作業者により保管作業が選択されると（ステップｒ
４）、まず初期化（Ｋ＝Ｏ）を行い（ステップ５−１）
　、第４図（Ｃ）に示すＩＤカード画面を表示し、“カ
ードを入れて下さい”の文字を点滅する（ステップ５−
２）。この表示に基づいて作業者は自分のＩＤカードを
カード読み取り装置１３へ挿入し、よってこのＩＤカー
ドからカード読み取り装置１３によりＩＤ番号読み取ら
れ、ＩＤ番号が入力されると（ステップ５−３）、その
ＩＤ番号を記憶しくステップ５−４）、ＩＤカード画面
の“カードを抜いて下さい”の文字を点滅する（ステッ
プ５−５）。作業者がこの表示に応してＩＤカードを抜
き、よってカード読み取り装置１３からカード返却信号
が入力されると（ステップ５−６）、第４図（ｄ）に示
す暗証番号入力画面を表示する（ステップ５−７）。作
業者が自分の保管作業の４桁の暗証番号を暗証番号入力
画面の数字をタッチして入力すると（ステップ５−８）
、その暗証番号を入力し記憶するとともに、画面上に表
示しくステップ５−９）、続いてＩＤ番号毎に登録され
た保管作業の暗証番号を記憶していたＩＤ番号で検索し
くステップＳ−１０）、この検索された暗証番号と記憶
した暗証番号を比較する（ステップＳ−１１）。暗証番
号が一致しないと３回（Ｋ＝３）までステップＳ−７へ
戻り、繰り返し暗証番号の入力を求める（ステップ５−
１２゜Ｓ−１３）。

この作業者確認ルーチンが終了すると（ステップｒ−５
）、Ｋ＝３か、すなわち３回とも暗証番号が一致しなか
ったのかを確認しくステップｒ６）、暗証番号が一致し
ているとき、すなわちＫが２以下のとき記憶していたＩ
Ｄ番号より作業者に割り当てられたケース１の種類を検
索しくステップｒ−７）、第４図（ｅ）に示すケース１
の格納品リスト画面を表示する（ステップｒ−８）。第
４図（ｅ）の画面では作業者に６種類のケース１が割り
当てられていることを示している。次に、作業者が保管
する格納品のケース１を画面上の“△““”のマークを
タッチして番号により選択し、“確認“のマークをタッ
チすると（ステッチｒ９）、この選択された格納品のケ
ース１の棚２の番号を検索しくステップｒ−１０）、ケ
ース１の取り出す搬出人口４を特定しくステップｒ−１
１）、第４図（１）に示す搬入中の画面を表示しくステ
ップｒ−１２）、クレーン５へ光伝送装置１５を介して
、特定した棚２の番号と搬出人口４のデータを含む出庫
指令信号を出力する（ステップｒ−１３）。第４図（１
）の画面は左側の搬出人口４にケース１が出庫されるこ
とを示している。次に、クレーン５から搬出人口４への
ケース１の出庫終了信号が入力されると（ステップｒ１
４）、第４図（ｇ）に示す格納画面を表示する（ステッ
プｒ−１５）。作業者が出庫されたケース１に格納界を
収納（保管）し、作業終了にて“終了”のマークをタッ
チすると（ステップｒ−１６）、クレーン５へ光伝送装
置１５を介して、ケース１に対応した元の棚２の番号の
データを含む入庫指令信号を出力しくステップｒ−Ｉ？
）、続いて保管作業であるので、このケース１内荷有り
と在庫データを更新して（ステップｒ−１８）、終了す
る。

また、取出し作業でも保管作業のステップｒ−５以下と
同一のルーチンを実行する（図示せず）が、ステップｒ
−７による検索の際、作業者に割り当てられたケース１
でも、ケース１内に荷が格納されていない場合は検索さ
れないようにしている。さらに間合せ時には、保管作業
のステップｒ−９までと同一のルーチンを実行しく図示
せず）、ステップｒ−９において第４図（ｅ）の格納界
リスト画面に表示された“確認”のマークがタッチされ
ると終了するようにしている。この間合せ時には第４図
（ｅ）に示す画面の“△””のマークは表示しないよう
にしている。

なお、第４図（ｃ）、　（＋Ｉ）、　（ｅ）、　（ｇ）
において表示される“Ｕ”のマークがタッチされると、
全作業がリセットされ、クレーン５にてケース１は元の
棚２へ戻すよう制御され、画面は第４図（１）の初期画
面に戻る。

このように、制御装置１１の動作により作業者はタッチ
パネルとＣＲ７表示装置１２を使用した対話形式で操作
および入出庫を行うことができる。したがって、作業者
は作業手順を記憶するなどの熟練を要せず、容易に操作
および作業を行うことができる。

またタッチパネルの使用により操作装置として非常にシ
ンプルに構成でき、省スペースを実現することができる
。

さらに、カード読み取り装置Ｉ３からＩＤ番号を入力し
、このＩＤ番号により検索された登録暗証番号と、タッ
チパネルから入力される暗証番号とを照合し、一致した
場合にのみ、保管、取出し、および間合せ作業を実行で
きることとしたことにより、安全保管が実現され、重要
な情報を安心して管理することができる。

発明の効果 以上のように第１の発明によれば、タッチパネルを用い
て操作信号を入力し、この操作信号に応じて表示手段の
表示を制御することにより、対話形式による入力を行う
ことができ、新人でも容易に操作することができる。ま
たタッチパネルを用いることにより、操作スイッチおよ
びこのスイッチ毎に対応する表示器類を不要とすること
ができ、操作装置を非常にシンプルに小さく構成でき、
取り付はスペースを小さくすることができる。

さらに第２の発明によれば、ＩＤ番号あるいはＩＤ番号
の登録暗証番号と、入力暗証番号の一致を確認すること
で作業員を照合でき、一致したときのみ入出庫を行うこ
とができることとしたことにより、安全保管を実現でき
、安心して重要な情報を保管、管理することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動倉庫の制御ブロッ
ク図、第２図は同自動倉庫の搬出入口部の斜視図、第３
図は同自動倉庫の制御装置の動作を説明する要部フロー
チャート、第４図（ａ）〜（ｇ）はそれぞれ同自動倉庫
のＣＲＴ表示装置に表示される画面例を示す図、第５図
は自動倉庫の配置図、第６図は従来の自動倉庫の搬出入
口部の斜視図である。 １・・・ケース、２・・・棚、３・・・ラック、４・・
・搬出入口、５・・・クレーン、ＩＩ・・・制御装置、
１２・・・ＣＲＴ表示装置、Ｉ３・・カード読み取り装
置、Ｉ４・・・タッチパネル検出器、１５・・光伝送装
置。 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第４図 第４図 （１つ−り 第４図 （つ）ミ） 第５図 １−・−ケース ２・・１朋 ３−・う、り ４・巾繞止入口 ５・−りＬ−ン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、荷を収納するケースを格納する棚を複数段有するラ
   ックと、このラックに沿って自走し、前記ラックの棚と
   搬出入口間における前記ケースの入出庫を行うクレーン
   を備え、前記搬出入口に、タッチパネルを表面に取り付
   けた表示手段を設け、前記タッチパネルの操作信号を入
   力し、この操作信号に応じて前記表示手段の表示を制御
   し、かつ前記クレーンの入出庫を制御する制御手段を設
   けた自動倉庫。 ２、搬出入口にカード読み取り装置を設け、制御手段に
   、前記カード読み取り装置でＩＤカードから読み取られ
   、入力されたＩＤ番号と、タッチパネルの操作信号とし
   て入力された暗証番号との一致を確認し、あるいは前記
   ＩＤ番号の登録暗証番号と前記入力暗証番号との一致を
   確認し、一致した場合にのみクレーンの入出庫の制御を
   実行する機能を付加した請求項１記載の自動倉庫。