JPH04203804A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、暖房器、瞬間湯沸器等に好適に用いられ、
燃油の気化ガスを燃焼させる式の液体燃料燃焼装置に関
する。

（従来の技術） 従来のこの種の液体燃料燃焼装置を第３図により説明す
ると、燃焼量演算手段１が必要燃焼量を演算すると共に
、この演算された必要燃焼量に対応する量の燃油が、ポ
ンプ６によって気化器８に圧送される。そして、気化器
８にはヒータ９により加熱される気化室１のが形成され
ており、そのため気化室１０に流入した燃油は気化ガス
となり、ノズル１２からバーナ１３に噴出して燃焼する
。

（発明が解決しようとする課題） ところで、前記したような液体燃料燃焼装置は、必要燃
焼量の大小によって、気化室１の内に存在する未気化燃
油の量が相当に異なる。従って、特に必要燃焼量が小側
へ急変したようなときは、これより未気化燃油が漸減し
ていくものの、これがほぼ停止するまでに数秒以上必要
とするので、極めて応答性が悪い。加えて漸減する間は
、バーナｌ３の熱量が実質的に過剰なので、例えば瞬間
湯沸器の熱源として使用した場合においては、高温出湯
を引き起こすといった問題を呈することとなる。

この発明は前記した課題に鑑みなされたもので、その目
的とすることろは、必要燃焼量が急激に減少したときに
あって、熱量も速やかに追随し得る液体燃料燃焼装置を
提供することにある。

（課題を解決するための手段） 係る目的を達成するためにこの発明は、種々のデータか
ら必要燃焼量を演算する燃焼量演算手段と、必要燃焼量
に対応する量の燃油を圧送するポンプと、ヒータにより
加熱され、ポンプから送られた燃油をガス化させる気化
室を有する気化器と、気化ガスを燃焼させるバーナとを
備えたものにおいて、必要燃焼量が当該量に変更される
直前の量より小側へ急変したか否かを判定する判定手段
と、この判定手段が急変と判定したときに、短時間、必
要燃焼量をより小さい量に変更する一時変更手段を設つ
ナでなる構成を採用する。

また前記した構成において、一時変更手段は、必要燃Ｖ
Ｅｌｌの急変度合に応して、変更幅あるいは変更した量
の適用時間が変化する構成を採用する。

（作用） 以上の構成において、必要燃焼量がその直前までの量に
対して急激に小さくなったときは、判定手段がこれを検
知すると共に、一時変更手段が必要燃焼量を、短時間、
これより小さい量に変更する。そしてこの間は、ポンプ
の燃油圧送量が著しく少なく、気化室内の未気化燃油が
迅速に減少するために、バーナは速やかに所定熱量の燃
焼に移行し得ることとなる。

（実施例） 以下、本発明液体燃料燃焼装置の一実施例を、瞬間湯沸
器に適用した図面により詳細に説明する。

第１図に示す全体構成図において、１は流量センサ２、
水温センサ３等からの人力データ、ならびに設定温度と
いった記憶データを用いて必要燃焼量を随時演算する燃
焼量演算手段である。４は必要燃焼量が、当該量に変更
される直前の量より小側に急変したか否かを検知する判
定手段、５は判定手段４が急変を検知した直後の短時間
、必要燃焼量をこれより小さい量に変更する一時変更手
段である。ここで、一時変更手段５は、急変の度合に応
して、必要燃焼量を小にせしめる変更幅が変化する。こ
のように構成することで、急変の程度が比較的小のとき
に、未気化燃油が過剰に減してしまう事態を未然に防止
している。また変更幅を変化させることに代えて、変更
した量の適用時間、即ち後述する短時間ｔを変化させる
方法も前記と同様に有用である。なお、前記した変化幅
を一定としても充分に使用できることは勿論である。

６は必要燃焼量に対応する量の燃油を圧送するポンプで
、送油管７を介して気化器８に連通している。気化器８
は、ここではヒータ９が嵌入され、その外周に気化室１
０を形成した構成をなし、該気化室１のはノズル管１１
先端のノズル１２と連通している。１３はバーナてあり
、その上方に熱交換器１４が設けられている。

また、１５はノズル１２開閉用の弁杆で、ソレノイド１
６への通電によって摺動する。

次に前記した構成における動作を説明する。図示しない
給湯栓が開栓されると、水が熱交換器１４に流入し、そ
の流量、水温の各々を流量センサ２、水温センサ３が検
知することから、燃焼量演算手段１は設定温度のお湯を
得るに要する必要燃焼量を演算する。そして、ポンプ６
が必要燃焼量に対応する量の燃油を気化器８に圧送する
。よって気化室１０に流入した燃油は加熱気化して気化
ガスとなり、弁杆１５の摺動により開口したノズル１２
からバーナ１３に噴出して燃焼することから、熱交換器
１４が加熱されて設定温度の湯が出湯する。

この燃焼中に給湯栓の開度が狭められたときは、流量の
減少に伴って、第２図のイ点から口点に、必要燃焼量１
が小側に急変する。このとき、判定手段４が係る急変を
検知して一時変更手段５が動作するので、必要燃焼量は
前記した口点よりさらに小さいハ点に変更され、この状
態が短時間を継続する。そしてこの短時間ｔの間は、ポ
ンプ６の燃油圧送量が著しく少ないために、気化室１の
内の未気化燃油が迅速に減少する。そして、二点に復帰
した時点において、未気化燃油の量は、はぼ当該必要燃
焼量における通常量にあり、以降バーナ１２は所定熱量
で燃焼するために、従来例で述べたような高温出湯が発
生することがなく、安心して使用できることとなる。

また叙上の例において、一時変更手段５により変更され
た量が、予め定められた最小燃ｆｉｌｉ以下であるとき
は、短時間ｔをより短く設定した上で、ポンプ６を停止
させてもよい。そしてこのポンプ６停止した以後に、速
やかに所定熱量の燃焼が行われることは、言うまでもな
い。

なお、前記した一実施例において、気化器８はこれに限
定するものではなく、未気化燃油と気化ガスが共存する
ような気化室１のを有する構造であれば、如何なるもの
でも構わない。

（発明の効果） 以上に説明したとおり本発明の液体燃料燃焼装置は、必
要燃焼量が当該量に変更される直前の量より小側へ急変
したか否かを判定する判定手段と、この判定手段が急変
と判定したときに、短時間、必要燃焼量をより小さい量
に変更する一時変更手段を有するので、必要燃焼量が急
に小さくなった以後の短時間は、ポンプの燃油圧送量が
著しく少なく、気化室内に存在する未気化燃油が、当該
必要燃焼量における通常程度の量まで迅速に減少するた
めに、速やかに所定熱量の燃焼が行われるといった顕著
な効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の液体燃料燃焼装置に関する全体構成図
、第２図は同装置の必要燃焼量の変化を説明する図、第
３図は従来の液体燃料燃焼装置を説明する図である。 １・・・・燃焼量演算手段、４・・・・判定手段、５・
・・・一時変更手段、６・・・・ポンプ、８・・・・気
化器、１３９・−バーナ。 第１図 経過時閉　　第２図 第ａ図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）種々のデータから必要燃焼量を演算する燃焼量演
   算手段と、必要燃焼量に対応する量の燃油を圧送するポ
   ンプと、ヒータにより加熱され、ポンプから送られた燃
   油をガス化させる気化室を有する気化器と、気化ガスを
   燃焼させるバーナとを備えたものにおいて、必要燃焼量
   が当該量に変更される直前の量より小側へ急変したか否
   かを判定する判定手段と、この判定手段が急変と判定し
   たときに、短時間、必要燃焼量をより小さい量に変更す
   る一時変更手段を設けてなる液体燃料燃焼装置。
2. （２）一時変更手段は、必要燃焼量の急変度合に応じて
   、変更幅あるいは変更した量の適用時間が変化するもの
   である請求項（１）記載の液体燃料燃焼装置。