JPH06159658A - 給湯器 - Google Patents
給湯器Info
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- JPH06159658A JPH06159658A JP4337832A JP33783292A JPH06159658A JP H06159658 A JPH06159658 A JP H06159658A JP 4337832 A JP4337832 A JP 4337832A JP 33783292 A JP33783292 A JP 33783292A JP H06159658 A JPH06159658 A JP H06159658A
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 143
- 238000010926 purge Methods 0.000 claims abstract description 47
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims abstract description 20
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims 3
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 abstract description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 6
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 6
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- 235000020679 tap water Nutrition 0.000 description 3
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ポストパージ運転中並びにポストパージ運転
終了後の再出湯運転開始時の再出湯特性を向上させる。 【構成】 再出湯運転開始時に、最小必要通水量の確認
に伴い、入水量Q、入水温度TC 設定温度TS に基づい
て必要熱量GFFが演算される。ポストパージ運転の場合
緩点火後、ガスバーナへの供給ガス量を増大し必要熱量
GFFのK1 倍であるホットスタート初期熱量G1 (G1
=K1 ・GFF)を所定時間t0 の間供給し、出湯温度T
H を上昇後、供給ガス量を減じ必要熱量の定常運転に移
行させる。ポストパージ終了後の場合、プリパージ運転
が開始されてプリパージ所定時間tP だけ運転が行わ
れ、緩点火後ガスバーナへの供給ガス量を増大し、必要
熱量GFFのK2 倍であるコールドスタート初期熱量G2
(G2 =K2 ・GFF)を所定時間t0 の間供給し、出湯
温度TH を上昇後、供給ガス量を減じ定常運転に移行さ
せる。
終了後の再出湯運転開始時の再出湯特性を向上させる。 【構成】 再出湯運転開始時に、最小必要通水量の確認
に伴い、入水量Q、入水温度TC 設定温度TS に基づい
て必要熱量GFFが演算される。ポストパージ運転の場合
緩点火後、ガスバーナへの供給ガス量を増大し必要熱量
GFFのK1 倍であるホットスタート初期熱量G1 (G1
=K1 ・GFF)を所定時間t0 の間供給し、出湯温度T
H を上昇後、供給ガス量を減じ必要熱量の定常運転に移
行させる。ポストパージ終了後の場合、プリパージ運転
が開始されてプリパージ所定時間tP だけ運転が行わ
れ、緩点火後ガスバーナへの供給ガス量を増大し、必要
熱量GFFのK2 倍であるコールドスタート初期熱量G2
(G2 =K2 ・GFF)を所定時間t0 の間供給し、出湯
温度TH を上昇後、供給ガス量を減じ定常運転に移行さ
せる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出湯運転停止後に燃焼
室内の残留ガスを強制排気するポストパージ機能を備え
た給湯器において、良好な出湯特性が得られる給湯器に
関する。
室内の残留ガスを強制排気するポストパージ機能を備え
た給湯器において、良好な出湯特性が得られる給湯器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に給湯器においては、運転ス
イッチ操作或いは通水開始操作により出湯運転が開始さ
れるものであり、出湯開始時に常に設定温度に対応した
入水量が供給されるから、出湯温度が十分に上昇するま
での間、冷水が供給されることになり、定常運転に移行
して温湯が供給される迄の立ち上がり時間が長いという
問題があった。
イッチ操作或いは通水開始操作により出湯運転が開始さ
れるものであり、出湯開始時に常に設定温度に対応した
入水量が供給されるから、出湯温度が十分に上昇するま
での間、冷水が供給されることになり、定常運転に移行
して温湯が供給される迄の立ち上がり時間が長いという
問題があった。
【0003】上記問題を解決するために、出湯開始時に
入水温度、入水量及び設定温度に対応する燃料供給量で
ある必要熱量よりも大きい初期熱量を供給することによ
って出湯特性を改善したものが提案されている。例え
ば、実開昭61−181249号公報には、熱交換器を加熱する
ガスバーナの燃焼量である熱量を調整する(例えば、ガ
スバーナの燃焼本数制御、燃料量制御等による)熱量調
整手段と、熱交換器への入水量検出器と、入水温度検出
器と、入水量と入水温度及び設定温度に基づき定常運転
時の必要熱量を設定して熱量調整手段を制御する制御器
とを備え、出湯を開始する燃焼開始時に、緩点火終了
後、上記設定した必要熱量以上の加熱量である初期熱量
に熱量調整手段を制御する(図4参照)制御手段を備え
た給湯器が記載されている。
入水温度、入水量及び設定温度に対応する燃料供給量で
ある必要熱量よりも大きい初期熱量を供給することによ
って出湯特性を改善したものが提案されている。例え
ば、実開昭61−181249号公報には、熱交換器を加熱する
ガスバーナの燃焼量である熱量を調整する(例えば、ガ
スバーナの燃焼本数制御、燃料量制御等による)熱量調
整手段と、熱交換器への入水量検出器と、入水温度検出
器と、入水量と入水温度及び設定温度に基づき定常運転
時の必要熱量を設定して熱量調整手段を制御する制御器
とを備え、出湯を開始する燃焼開始時に、緩点火終了
後、上記設定した必要熱量以上の加熱量である初期熱量
に熱量調整手段を制御する(図4参照)制御手段を備え
た給湯器が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、出湯を
停止してポストパージ運転を行っている最中に再出湯を
開始する場合と、ポストパージ運転終了後に再出湯を開
始する場合とでは、再出湯開始操作から燃焼用ファンの
回転数が目標回転数に到達してガスバーナに点火するま
でに要する時間が異なっている。即ち、図5に示すよう
に、ポストパージ運転中に再出湯を開始する場合は、ポ
ストパージ運転における燃焼用ファンの回転数が、点火
用燃焼用ファン回転数であるプリパージ運転における燃
焼用ファン回転数に等しいか、または概ね等しい値に設
定されているから、既に燃焼用ファンの回転数が目標回
転数に到達している状態であるから、再出湯開始操作を
行うと即時燃焼器に点火し、定常燃焼までの時間が短
く、熱交換器内の湯温が低下しない内に加熱され、速や
かに湯温(出湯温度)が上昇することになる。一方、ポ
ストパージ運転終了後に再出湯を開始する場合は、プリ
パージ運転を開始し、停止している燃焼用ファンの回転
数を高めてプリパージを行い、所定時間tP のプリパー
ジ運転終了後点火動作に移行するから、再出湯開始操作
から点火するまでに要する時間が所定のプリパージ運転
時間tP だけ長く、定常燃焼に移行するまでに要する時
間が同様に長く、熱交換器内の湯温が十分に低下した後
に加熱されるから湯温の上昇が遅いことになる。したが
って、ポストパージ運転中に再出湯を開始する場合と、
ポストパージ運転終了後に再出湯を開始する場合とにお
いて、再出湯開始時の初期熱量を等しくすると、少なく
とも一方のケースにおいて良好な再出湯特性を得ること
ができないという問題があった。
停止してポストパージ運転を行っている最中に再出湯を
開始する場合と、ポストパージ運転終了後に再出湯を開
始する場合とでは、再出湯開始操作から燃焼用ファンの
回転数が目標回転数に到達してガスバーナに点火するま
でに要する時間が異なっている。即ち、図5に示すよう
に、ポストパージ運転中に再出湯を開始する場合は、ポ
ストパージ運転における燃焼用ファンの回転数が、点火
用燃焼用ファン回転数であるプリパージ運転における燃
焼用ファン回転数に等しいか、または概ね等しい値に設
定されているから、既に燃焼用ファンの回転数が目標回
転数に到達している状態であるから、再出湯開始操作を
行うと即時燃焼器に点火し、定常燃焼までの時間が短
く、熱交換器内の湯温が低下しない内に加熱され、速や
かに湯温(出湯温度)が上昇することになる。一方、ポ
ストパージ運転終了後に再出湯を開始する場合は、プリ
パージ運転を開始し、停止している燃焼用ファンの回転
数を高めてプリパージを行い、所定時間tP のプリパー
ジ運転終了後点火動作に移行するから、再出湯開始操作
から点火するまでに要する時間が所定のプリパージ運転
時間tP だけ長く、定常燃焼に移行するまでに要する時
間が同様に長く、熱交換器内の湯温が十分に低下した後
に加熱されるから湯温の上昇が遅いことになる。したが
って、ポストパージ運転中に再出湯を開始する場合と、
ポストパージ運転終了後に再出湯を開始する場合とにお
いて、再出湯開始時の初期熱量を等しくすると、少なく
とも一方のケースにおいて良好な再出湯特性を得ること
ができないという問題があった。
【0005】本発明の目的は、出湯運転停止後のポスト
パージ運転中並びにポストパージ運転終了後の再出湯運
転開始時における再出湯特性を向上させた給湯器を提供
することである。
パージ運転中並びにポストパージ運転終了後の再出湯運
転開始時における再出湯特性を向上させた給湯器を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の給湯器は、熱交換器と、熱交換器を加熱する
燃焼器(例えば、ガスバーナ)と、燃焼器の熱量を調節
する熱量調節手段(例えば、比例制御弁)と、燃焼用フ
ァンと、熱交換器に接続された水路に設けられた入水量
検出手段、入水温度検出手段及び出湯温度検出手段と、
設定温度TS 、入水量Q、入水温度TC 及び出湯温度T
H に基づいて燃焼器の必要熱量GFFを算出する制御器と
を備え、プリパージ機能及びポストパージ機能を備えた
給湯器において、次の制御動作を行う制御手段を備え
る。ポストパージ運転中に再出湯する場合(ホットスタ
ート)には、点火確認後、必要熱量GFFのK1 (K1 >
1)倍である必要熱量GFFより大きいホットスタート初
期熱量G1 (G1 =K1 ・GFF)を所定時間t0 の間供
給した後、供給ガス量を減少させて必要熱量GFFを供給
する定常運転に移行させる。また、ポストパージ終了後
に再出湯する場合(コールドスタート)には、プリパー
ジ運転を行ってから点火し、必要熱量GFFのK2 (K2
>K1 >1)倍であるホットスタート初期熱量G1 より
大きいコールドスタート初期熱量G2 (G2=K2 ・G
FF)を所定時間t0 の間供給した後、供給ガス量を減少
させて必要熱量GFFを供給する定常運転に移行させる。
上記構成により、再出湯開始がポストパージ運転中であ
るか、ポストパージ運転終了後であるかを問わず、常に
冷水の供給を防止し、安定した出湯特性を得ることがで
きる。
に本発明の給湯器は、熱交換器と、熱交換器を加熱する
燃焼器(例えば、ガスバーナ)と、燃焼器の熱量を調節
する熱量調節手段(例えば、比例制御弁)と、燃焼用フ
ァンと、熱交換器に接続された水路に設けられた入水量
検出手段、入水温度検出手段及び出湯温度検出手段と、
設定温度TS 、入水量Q、入水温度TC 及び出湯温度T
H に基づいて燃焼器の必要熱量GFFを算出する制御器と
を備え、プリパージ機能及びポストパージ機能を備えた
給湯器において、次の制御動作を行う制御手段を備え
る。ポストパージ運転中に再出湯する場合(ホットスタ
ート)には、点火確認後、必要熱量GFFのK1 (K1 >
1)倍である必要熱量GFFより大きいホットスタート初
期熱量G1 (G1 =K1 ・GFF)を所定時間t0 の間供
給した後、供給ガス量を減少させて必要熱量GFFを供給
する定常運転に移行させる。また、ポストパージ終了後
に再出湯する場合(コールドスタート)には、プリパー
ジ運転を行ってから点火し、必要熱量GFFのK2 (K2
>K1 >1)倍であるホットスタート初期熱量G1 より
大きいコールドスタート初期熱量G2 (G2=K2 ・G
FF)を所定時間t0 の間供給した後、供給ガス量を減少
させて必要熱量GFFを供給する定常運転に移行させる。
上記構成により、再出湯開始がポストパージ運転中であ
るか、ポストパージ運転終了後であるかを問わず、常に
冷水の供給を防止し、安定した出湯特性を得ることがで
きる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。図
1において、本発明を適用する給湯器1は、熱交換器2
と、熱交換器2の入口側に接続された入水路3と、熱交
換器2の出口側に接続された出湯路4と、2本のバーナ
要素51,52から成るガスバーナ5と、バーナ要素51,52
にそれぞれ接続されたガス管路61,62に設置されたガス
制御弁71,72と、両ガス管路61,62が合流接続されたガ
ス元管路6に配置された比例制御弁7及び元栓8と、上
記入水路3に配置されて入水量Qを検出する入水量セン
サ9及び入水温度TC を検出する入水温度センサ10と、
上記出湯路4に設けられて出湯温度TH を検出する出湯
温度センサ11及び通水量(本実施例では入水量Qに等し
い)を制御する水量調整弁12と、入水量センサ9及び入
水温度センサ10の熱交換器2側の入水路3と出湯温度セ
ンサ11及び水量調整弁12の熱交換器2側の出湯路4とを
連通させるバイパス路13と、燃焼用ファン14を備えてい
る。入水量センサ9で検出された入水量Qと、入水温度
センサ10で検出された入水温度TC と、出湯温度センサ
11で検出された出湯温度TH とがマイクロコンピュータ
等から成る制御器15に入力され、制御器15において、入
力された入水量Q、入水温度TC 及び予め設定した設定
温度TS に基づいてガスバーナ5の必要熱量(定常熱
量)GFFを演算するとともに、設定温度TS と出湯温度
TH との偏差に基づいて補正熱量GFBを演算し、水量調
整弁12、ガス制御弁71,72、比例制御弁7及び元栓8に
駆動信号を出力する。なお、16は給湯栓である。
1において、本発明を適用する給湯器1は、熱交換器2
と、熱交換器2の入口側に接続された入水路3と、熱交
換器2の出口側に接続された出湯路4と、2本のバーナ
要素51,52から成るガスバーナ5と、バーナ要素51,52
にそれぞれ接続されたガス管路61,62に設置されたガス
制御弁71,72と、両ガス管路61,62が合流接続されたガ
ス元管路6に配置された比例制御弁7及び元栓8と、上
記入水路3に配置されて入水量Qを検出する入水量セン
サ9及び入水温度TC を検出する入水温度センサ10と、
上記出湯路4に設けられて出湯温度TH を検出する出湯
温度センサ11及び通水量(本実施例では入水量Qに等し
い)を制御する水量調整弁12と、入水量センサ9及び入
水温度センサ10の熱交換器2側の入水路3と出湯温度セ
ンサ11及び水量調整弁12の熱交換器2側の出湯路4とを
連通させるバイパス路13と、燃焼用ファン14を備えてい
る。入水量センサ9で検出された入水量Qと、入水温度
センサ10で検出された入水温度TC と、出湯温度センサ
11で検出された出湯温度TH とがマイクロコンピュータ
等から成る制御器15に入力され、制御器15において、入
力された入水量Q、入水温度TC 及び予め設定した設定
温度TS に基づいてガスバーナ5の必要熱量(定常熱
量)GFFを演算するとともに、設定温度TS と出湯温度
TH との偏差に基づいて補正熱量GFBを演算し、水量調
整弁12、ガス制御弁71,72、比例制御弁7及び元栓8に
駆動信号を出力する。なお、16は給湯栓である。
【0008】図2及び図3を参照して動作について説明
する。給湯栓16を開いて再出湯運転開始操作を行うと、
水量調整弁12により設定された水量Qで通水が開始さ
れ、入水量センサ9で最小必要通水量(MOQ)の通水
が確認されると、制御器15において、入水量Q、入水温
度TC 及び設定温度TSに基づいてガスバーナ5の必要
熱量GFFを演算する。ポストパージ運転中において燃焼
用ファン14のポストパージ運転回転数が点火用燃焼用フ
ァン回転数(プリパージ運転回転数に等しい)に等しい
か或いは略等しくなっているから、直ちに所定量の点火
熱量GIGを供給して緩点火を行う。点火確認後、比例制
御弁7を制御してガスバーナ5への供給ガス量を急激に
増大させて必要熱量GFFのK1 (K1 >1)倍であるホ
ットスタート初期熱量G1(G1 =K1 ・GFF)を所定
時間t0 の間供給し、急速に出湯温度TH を上昇させた
後、供給ガス量を減少させて必要熱量GFFに調節して定
常運転に移行させることにより、速やかに出湯温度TH
を設定温度TS に上昇させ、ハンチングを生じない安定
した出湯温度TH を得ることができる。なお、定常運転
に移行した後は、必要熱量GFFと補正熱量GFBとう合成
演算した熱量となるように供給ガス量を制御する。
する。給湯栓16を開いて再出湯運転開始操作を行うと、
水量調整弁12により設定された水量Qで通水が開始さ
れ、入水量センサ9で最小必要通水量(MOQ)の通水
が確認されると、制御器15において、入水量Q、入水温
度TC 及び設定温度TSに基づいてガスバーナ5の必要
熱量GFFを演算する。ポストパージ運転中において燃焼
用ファン14のポストパージ運転回転数が点火用燃焼用フ
ァン回転数(プリパージ運転回転数に等しい)に等しい
か或いは略等しくなっているから、直ちに所定量の点火
熱量GIGを供給して緩点火を行う。点火確認後、比例制
御弁7を制御してガスバーナ5への供給ガス量を急激に
増大させて必要熱量GFFのK1 (K1 >1)倍であるホ
ットスタート初期熱量G1(G1 =K1 ・GFF)を所定
時間t0 の間供給し、急速に出湯温度TH を上昇させた
後、供給ガス量を減少させて必要熱量GFFに調節して定
常運転に移行させることにより、速やかに出湯温度TH
を設定温度TS に上昇させ、ハンチングを生じない安定
した出湯温度TH を得ることができる。なお、定常運転
に移行した後は、必要熱量GFFと補正熱量GFBとう合成
演算した熱量となるように供給ガス量を制御する。
【0009】ポストパージ終了後の再出湯運転開始(コ
ールドスタート)においては、プリパージ運転が開始さ
れて燃焼用ファン14が起動され、徐々に回転数が高くな
って所定のプリパージ回転数に達して所定時間(プリパ
ージ時間)tP だけプリパージ運転が行われる。点火用
回転数に等しく設定されたプリパージ回転数に達して所
定時間tP のプリパージ運転が終了すると、上記必要熱
量GFFより所定量αだけ少ない点火熱量GIG(GIG=G
FF−α)を供給して緩点火を行い、点火確認後、比例制
御弁7を制御してガスバーナ5への供給ガス量を急激に
増大させて、ホットスタート初期熱量G1 より大きく、
必要熱量GFFのK2 (K2 >K1 >1)倍であるコール
ドスタート初期熱量G2 (G2 =K2 ・GFF)を所定時
間t0 の間供給し、急速に出湯温度TH を上昇させた
後、供給ガス量を減少させて必要熱量GFFに調節して定
常運転に移行させることにより、冷水の供給時間を短く
するとともに、ハンチングを生じない安定した出湯温度
TH を得ることができる。なお、これらの制御動作は制
御器15からの出力で行う。
ールドスタート)においては、プリパージ運転が開始さ
れて燃焼用ファン14が起動され、徐々に回転数が高くな
って所定のプリパージ回転数に達して所定時間(プリパ
ージ時間)tP だけプリパージ運転が行われる。点火用
回転数に等しく設定されたプリパージ回転数に達して所
定時間tP のプリパージ運転が終了すると、上記必要熱
量GFFより所定量αだけ少ない点火熱量GIG(GIG=G
FF−α)を供給して緩点火を行い、点火確認後、比例制
御弁7を制御してガスバーナ5への供給ガス量を急激に
増大させて、ホットスタート初期熱量G1 より大きく、
必要熱量GFFのK2 (K2 >K1 >1)倍であるコール
ドスタート初期熱量G2 (G2 =K2 ・GFF)を所定時
間t0 の間供給し、急速に出湯温度TH を上昇させた
後、供給ガス量を減少させて必要熱量GFFに調節して定
常運転に移行させることにより、冷水の供給時間を短く
するとともに、ハンチングを生じない安定した出湯温度
TH を得ることができる。なお、これらの制御動作は制
御器15からの出力で行う。
【0010】上述のとおり、ポストパージ終了後の再出
湯運転開始の場合には、ポストパージ運転中の再出湯運
転開始の場合に比較して、給湯器内特に熱交換器内の水
温が低下しているから、ホットスタート初期熱量G1 よ
り大きいコールドスタート初期熱量G2 を点火確認後供
給して急速に加熱し、冷水の供給時間を短くするもので
ある。なお、上記実施例においては、熱量の調節を供給
ガス量の増減によって行っているが、バーナの燃焼本数
を増減させても良いものであり、加熱手段としてガスバ
ーナに限るものではない。
湯運転開始の場合には、ポストパージ運転中の再出湯運
転開始の場合に比較して、給湯器内特に熱交換器内の水
温が低下しているから、ホットスタート初期熱量G1 よ
り大きいコールドスタート初期熱量G2 を点火確認後供
給して急速に加熱し、冷水の供給時間を短くするもので
ある。なお、上記実施例においては、熱量の調節を供給
ガス量の増減によって行っているが、バーナの燃焼本数
を増減させても良いものであり、加熱手段としてガスバ
ーナに限るものではない。
【0011】また、ポストパージ終了後の再出湯運転開
始(コールドスタート)において、出湯停止後またはポ
ストパージ終了後の経過時間に応じてコールドスタート
初期熱量G2 を変化させるとさらに速やかな出湯温度T
H の上昇が得られる。即ち、出湯停止後またはポストパ
ージ終了後、一定時間以内に再出湯する場合は、必要熱
量GFFのK21(K21>K1 >1)倍の第1コールドスタ
ート初期熱量G21を供給し、一定時間以上経過してから
再出湯する場合は、熱交換器等が完全に冷却しているか
ら、第1コールドスタート初期熱量G21より大きい初期
熱量である必要熱量GFFのK22(K22>K21>K1 >
1)倍の第2コールドスタート初期熱量G22(G22=K
22・GFF)を供給すると良いものである。
始(コールドスタート)において、出湯停止後またはポ
ストパージ終了後の経過時間に応じてコールドスタート
初期熱量G2 を変化させるとさらに速やかな出湯温度T
H の上昇が得られる。即ち、出湯停止後またはポストパ
ージ終了後、一定時間以内に再出湯する場合は、必要熱
量GFFのK21(K21>K1 >1)倍の第1コールドスタ
ート初期熱量G21を供給し、一定時間以上経過してから
再出湯する場合は、熱交換器等が完全に冷却しているか
ら、第1コールドスタート初期熱量G21より大きい初期
熱量である必要熱量GFFのK22(K22>K21>K1 >
1)倍の第2コールドスタート初期熱量G22(G22=K
22・GFF)を供給すると良いものである。
【0012】さらに、ポストパージ終了後に再出湯運転
開始(コールドスタート)する際、出湯温度TH の降下
に応じてコールドスタート初期熱量G2 を変化させても
良いものであり、設定温度TS と出湯温度TH との温度
差(TS −TH )が所定値γ以内(TS −TH ≦γ)の
時は必要熱量GFFのK21(K21>K1 >1)倍の第1コ
ールドスタート初期熱量G21を供給し、温度差(TS −
TH )が所定値γを超えた(TS −TH >γ)時は、第
1コールドスタート初期熱量G21より大きい初期熱量で
ある必要熱量GFFのK22(K22>K21>K1 >1)倍の
第2コールドスタート初期熱量G22(G22=K22・
GFF)を供給するようにしても良い。
開始(コールドスタート)する際、出湯温度TH の降下
に応じてコールドスタート初期熱量G2 を変化させても
良いものであり、設定温度TS と出湯温度TH との温度
差(TS −TH )が所定値γ以内(TS −TH ≦γ)の
時は必要熱量GFFのK21(K21>K1 >1)倍の第1コ
ールドスタート初期熱量G21を供給し、温度差(TS −
TH )が所定値γを超えた(TS −TH >γ)時は、第
1コールドスタート初期熱量G21より大きい初期熱量で
ある必要熱量GFFのK22(K22>K21>K1 >1)倍の
第2コールドスタート初期熱量G22(G22=K22・
GFF)を供給するようにしても良い。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、次の通りの効果を奏する。ポストパージ運転中に再
出湯する場合(ホットスタート)には、点火確認後、必
要熱量GFFのK1 (K1 >1)倍である必要熱量GFFよ
り大きいホットスタート初期熱量G1 を供給した後、供
給ガス量を減少させて必要熱量GFFの定常運転に移行さ
せ、一方ポストパージ終了後に再出湯する場合(コール
ドスタート)には、プリパージ運転を行ってから点火
し、必要熱量GFFのK2 (K2 >K1 )倍であるホット
スタート初期熱量G1 より大きいコールドスタート初期
熱量G2 を供給した後、供給ガス量を減少させて必要熱
量GFFの定常運転に移行させているから、再出湯開始が
ポストパージ運転中であるか、ポストパージ運転終了後
であるかを問わず、常に冷水の供給を防止し、安定した
良好な出湯特性を得ることができる。
ら、次の通りの効果を奏する。ポストパージ運転中に再
出湯する場合(ホットスタート)には、点火確認後、必
要熱量GFFのK1 (K1 >1)倍である必要熱量GFFよ
り大きいホットスタート初期熱量G1 を供給した後、供
給ガス量を減少させて必要熱量GFFの定常運転に移行さ
せ、一方ポストパージ終了後に再出湯する場合(コール
ドスタート)には、プリパージ運転を行ってから点火
し、必要熱量GFFのK2 (K2 >K1 )倍であるホット
スタート初期熱量G1 より大きいコールドスタート初期
熱量G2 を供給した後、供給ガス量を減少させて必要熱
量GFFの定常運転に移行させているから、再出湯開始が
ポストパージ運転中であるか、ポストパージ運転終了後
であるかを問わず、常に冷水の供給を防止し、安定した
良好な出湯特性を得ることができる。
【図1】 本発明を適用する給湯器の一例を示す概略構
成図である。
成図である。
【図2】 本発明の再出湯時熱量変動の一例を示すタイ
ムチャートである。
ムチャートである。
【図3】 本発明の制御動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】 従来の再出湯時熱量変動の一例を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【図5】 再出湯時の燃焼用ファン回転数の変動を示す
タイムチャートである。
タイムチャートである。
1 給湯器、2 熱交換器、3 入水路、4 出湯路、
5 バーナ 6 ガス元管路、7 比例制御弁、8 元栓、9 入水
量センサ 10 入水温度センサ、11 出湯温度センサ、12 水量調
整弁 13 バイパス路、14 燃焼用ファン、15 制御器(制御
手段)、16 給湯栓
5 バーナ 6 ガス元管路、7 比例制御弁、8 元栓、9 入水
量センサ 10 入水温度センサ、11 出湯温度センサ、12 水量調
整弁 13 バイパス路、14 燃焼用ファン、15 制御器(制御
手段)、16 給湯栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 腹巻 知 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社ノーリツ内
Claims (1)
- 【請求項1】 熱交換器と、熱交換器を加熱する燃焼器
と、燃焼器の熱量を調節する熱量調節手段と、燃焼用フ
ァンと、熱交換器に接続された水路に設けられた入水量
検出手段、入水温度検出手段及び出湯温度検出手段と、
設定温度TS、入水量Q、入水温度TC に基づいて燃焼
器の必要熱量GFFを算出する制御器と、少なくともポス
トパージ機能を備えた給湯器において、ポストパージ運
転中に再出湯する場合に、点火確認後、必要熱量GFFの
K1 (K1 >1)倍のホットスタート初期熱量G1 (G
1 =K1 ・GFF)を供給した後、必要熱量GFFを供給す
る定常運転に移行させ、一方、ポストパージ終了後に再
出湯する場合には、プリパージ運転を行ってから点火
し、必要熱量GFFのK2 (K2 >K1 >1)倍のコール
ドスタート初期熱量G2 (G2 =K2 ・GFF)を供給し
た後、必要熱量GFFを供給する定常運転に移行させる制
御手段を備えたことを特徴とする給湯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4337832A JP2624109B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4337832A JP2624109B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 給湯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159658A true JPH06159658A (ja) | 1994-06-07 |
JP2624109B2 JP2624109B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=18312392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4337832A Expired - Fee Related JP2624109B2 (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | 給湯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2624109B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112682946A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-20 | 威能(无锡)供热设备有限公司 | 燃气热水设备及其启动控制方法和可读存储介质 |
US11161391B2 (en) | 2016-11-25 | 2021-11-02 | Webasto SE | Fuel-operated vehicle heater and method for operating a fuel-operated vehicle heater |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59231319A (ja) * | 1983-06-14 | 1984-12-26 | Noritsu Co Ltd | 燃焼制御装置 |
JPS61181249U (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-12 | ||
JPH0262252U (ja) * | 1988-10-25 | 1990-05-09 |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP4337832A patent/JP2624109B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59231319A (ja) * | 1983-06-14 | 1984-12-26 | Noritsu Co Ltd | 燃焼制御装置 |
JPS61181249U (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-12 | ||
JPH0262252U (ja) * | 1988-10-25 | 1990-05-09 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11161391B2 (en) | 2016-11-25 | 2021-11-02 | Webasto SE | Fuel-operated vehicle heater and method for operating a fuel-operated vehicle heater |
CN112682946A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-20 | 威能(无锡)供热设备有限公司 | 燃气热水设备及其启动控制方法和可读存储介质 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2624109B2 (ja) | 1997-06-25 |
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