JPH0420362Y2 - - Google Patents

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JPH0420362Y2
JPH0420362Y2 JP11638186U JP11638186U JPH0420362Y2 JP H0420362 Y2 JPH0420362 Y2 JP H0420362Y2 JP 11638186 U JP11638186 U JP 11638186U JP 11638186 U JP11638186 U JP 11638186U JP H0420362 Y2 JPH0420362 Y2 JP H0420362Y2
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switch
cam
shaft
container
electric heater
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JP11638186U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、卵ゆで器に係り、特に、ゆで上がり
設定操作の誤りを防止できるようにした卵ゆで器
に関する。
(従来の技術) ゆで卵には、白身や黄身の硬いものから温泉卵
のように全半熟のものまである。このようなゆで
卵は、通常、卵を適当な温度の湯に適当な時間だ
け浸漬することによつて得られる。しかし、同じ
ゆで上がりのものを多量に得ることは困難であ
る。このようなことから、たとえば実公昭55−
49687号公報では好みに応じたゆで上がりのもの
を簡単に、かつ多量に得られるようにした電気式
の卵ゆで器を提案している。これら従来の卵ゆで
器は、卵ゆで用の容器を加熱する電気ヒータを設
けるとともに容器の温度に感応して70℃近傍の設
定温度でオン、オフ動作するサーモスイツチを設
け、さらに上記電気ヒータへの通電時間を任意に
設定するタイマ−スイツチと、上記電気ヒータへ
の通電路へ上記サーモスイツチを選択的に介挿し
て加熱温度を切換える切換スイツチとを設け、こ
れらスイツチを組合わせ設定することによつて好
みのゆで卵を得るようにしている。
しかしながら、上記のように構成された卵ゆで
器にあつては、2つのスイツチをそれぞれ独立的
に操作しなければならないため、一方のスイツチ
を操作するのを忘れたり、設定操作を間違えたり
し易く、使い難いと言う問題があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述の如く、2つのスイツチを独立的に操作す
る方式では使い易さを向上させることはできな
い。
したがつて、本考案では、構成の複雑化を招く
ことなく、1つの操作つまみの操作だけで所望と
するゆで上がりのゆで卵を得ることができ、ゆで
上がり設定操作を誤る虞れのない使い易い卵ゆで
器を提供することを目的としている。
(問題点を解決する手段) 通常のゆで卵を得るときの加熱時間は約100℃
で8〜18分程度であり、また温泉卵を得るときの
加熱時間は約70℃で20〜30分程度である。本考案
では、この時間差に着目している。すなわち、本
考案に係る卵ゆで器では、タイマ−スイツチとし
てぜんまい式のものを使用している。ぜんまい式
タイマ−スイツチの時限設定用兼ぜんまい巻き込
み用の軸に、常時は安定位置に保持されるととも
に上記軸が一定回転角位置を越えて巻き込み方向
へ回転操作されたとき上記一定回転角位置から上
記軸と一体に巻き込み方向へ回転するカムを遊嵌
状態に装着し、このカムの巻き込み方向への回転
に伴ない上記カムから操作力を受けて容器加熱用
の電気ヒータと直列に70℃近傍の設定温度でオ
ン、オフ動作するサーモスイツチを接続する切換
えスイツチを設け、さらに前記軸と前記カムとに
前記ぜんまいに蓄積されたエネルギの放出で上記
軸が反巻き込み方向へ所定角度回転した位置から
係合して前記カムを反巻き込み方向の回転が終了
する位置近傍で上記カムを前記安定位置に復帰さ
せる係合機構を設けたものとなつている。
(作用) ぜんまい式タイマ−スイツチの時限設定用兼ぜ
んまい巻き込み用の軸を上述した一定回転角位置
を越えない範囲に回転操作(時限設定)したとき
には、カムは全く回転しない。このため、電気ヒ
ータは単にタイマ−スイツチだけを介して電源に
接続されることになり、容器はタイマ−スイツチ
で設定された期間中100℃に保たれる。一方、軸
を上述した一定回転角位置を越えた位置まで回転
操作(時限設定)すると、カムが回転し、これに
伴つて電気ヒータと直列にサーモスイツチが介挿
され、容器はタイマ−スイツチで設定された期間
中70℃近傍の設定温度に保たれる。したがつて、
時限設定操作だけで、時限と加熱温度とを設定で
きることになる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説
明する。
第1図は本考案の一実施例に係る卵ゆで器の概
略縦断面図である。
同図において、1は金属材で深底に形成された
容器を示し、2は容器1を覆うように設けられた
断熱材製の化粧カバーを示している。容器1の上
端開口部には蒸気抜き孔を有した蓋体3が着脱自
在に装着されており、また容器1内には卵4を容
器1の底壁から所定距離だけ離した状態で保持可
能な卵保持器5が挿脱自在に収容されている。
容器1の底壁外面には、環状に形成された電気
ヒータ6と、上記底壁の温度がたとえば70℃を越
えたときオフ作動するとともに70℃未満のときオ
ン作動するサーモスイツチ7と、底壁の温度が
180℃を越えたとき溶断する温度フユーズ8とが
取り付けられている。また、化粧カバー2には、
時限設定用の操作つまみだけが外部へ突出し、本
体部分が化粧カバー2より内側に位置する関係に
スイツチ機構9が取付けられている。このスイツ
チ機構9は、第3図に示すように、時限設定用の
つまみ10の回転操作で軸11を回転させ、この
軸11の回転で図示しないぜんまいを巻き込む方
式を採用するとともに時限設定がなされていると
きオン作動するスイツチ12を有した公知のぜん
まい式タイマ−スイツチ13と、このぜんまい式
タイマ−スイツチ13にカム14を介して応動す
る常閉接点内蔵式の切換えスイツチ15とで構成
されている。そして、これら切換えスイツチ1
5,スイツチ12、サーモスイツチ7、電気ヒー
タ6および温度フユーズ8は第2図に示すように
接続されている。すなわち、温度フユーズ8と、
スイツチ12と、切換えスイツチ15と、電気ヒ
ータ6とを直列に接続するとともに切換えスイツ
チ15の両端間にサーモスイツチ7を接続したも
のとなつている。
ここで、前記タイマ−スイツチ13と、カム1
4と、切換えスイツチ15との配置関係等を説明
すると以下の通りである。すなわち、第4図に示
すように、カム14には中央部に孔21が形成さ
れている。上記孔21に軸11を挿通させ、これ
によつてカム14は軸11の外周に遊嵌状態に装
着されている。カム14の前記孔21の回りには
扇状の凹部22が形成されており、この凹部22
の両終端面は軸11の周囲に突設されたピン23
と選択的に係合する係合面24,25となつてい
る。また、カム14の外周面で前記凹部22の外
周を覆う位置およびこれに連接した位置には、図
中時計回り方向に沿つて弧長の長い第1突部26
と、弧長の短い凹部27と、第2突部28とが上
記順に設けられている。一方、前記切換えスイツ
チ15は、操作片29を有した常閉接点内蔵式の
リミツトスイツチで構成され、カム14が第4図
に示す位置にあるとき操作片29の先端部が丁度
凹部27内に侵入し得る状態に固定されている。
したがつて、今、軸11が第4図に示す角度位置
にあるとき丁度、時限が零(スイツチ12がオ
フ)であるとすると、第5図aに示すようにつま
み10を操作して軸11をぜんまいの巻き込み方
向に回転させて時限t1以下に設定した状態では、
カム14は全く回転しない。つまり、カム14は
安定位置に保持される。しかし、第5図bに示す
ように時限t1を越える時限、たとえばt2に設定し
たときには、軸11の回転角度位置が時限t1を越
えた位置からピン23が係合面24に係合し、軸
11と一体にカム14も回転する。このため、第
1の突部26が操作片29を押圧し、この結果、
切換えスイツチ15がオフ状態に切換わる。な
お、上記状態でつまみ10から手を離すと、ぜん
まいに蓄えられたエネルギの放出で軸11が反巻
き込み方向へ一定速度で回転を開始する。そし
て、軸11が反巻き込み方向へ所定角度回転する
と、第5図cに示すようにピン23が係合面25
に係合し、この結果、カム14は軸11と一体に
反巻き込み方向へ回転する。そして、軸11が第
4図に示す位置、つまり時限零の位置まで回転す
る直前において操作片29が凹部27へ侵入し、
この時点で切換えスイツチ15がオン状態に切換
わるとともにカム14が安定位置に復帰する。こ
の実施例では、t1が20分、t2が30分に相当するよ
うに設定されており、つまみ10を回転操作して
時間目盛りに合わせることにより自由に時限設定
できるようになつている。
このような構成であると、通常のゆで卵、つま
り白身や黄身が硬いゆで卵を得ようとするときに
は、第1図に示すように容器1内に卵4に触れな
い程度の水30を入れ、つまみ10を回転操作して
20分以内の所望の時限を設定すればよい。この場
合には、前述のようにカム14が回転しないので
切換えスイツチ15はオン状態を維持する。この
ため、サーモスイツチ7は短絡された状態とな
る。したがつて、容器1は設定された時限の間中
約100℃に保たれることになり、通常のゆで卵を
得ることができる。また、温泉卵を得ようとする
ときには次のようにする。すなわち、容器1内に
卵4が隠れる程度に水30を入れ、この状態でつま
み10を回転操作して20分を越える時限、たとえ
ば30分に設定する。このように設定すると、前述
のようにカム14が回転し、これに伴つて切換え
スイツチ15がオフ状態となる。このため、電気
ヒータ6と直列にサーモスイツチ7が接続され
る。したがつて、容器1内の水30は設定された時
限の間中70℃に保たれることになり、温泉卵を得
ることができる。
このように、タイマ−スイツチ13の時限設定
用のつまみ10を操作して加熱時限を設定するだ
けで普通のゆで卵は勿論のこと温泉卵もゆで上げ
ることができる。したがつて、ゆで上げ状態の設
定操作を誤る虞れがなく、使い易さを大幅に向上
させることができる。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるみ
のではない。すなわち、上述した実施例では切換
えスイツチとして常閉接点を有したリミツトスイ
ツチを使用しているが、常閉接点と常開接点とを
有したリミツトスイツチを使用して切換えるよう
にしてもよい。また、時限終了後にベルを打ち鳴
らす機構を付加してもよい。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、構成の複
雑化を招くことなく操作性を大幅に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る卵ゆで器の概
略縦断面図、第2図は同卵ゆで器の電気回路図、
第3図は同卵ゆで器に組み込まれたスイツチ機構
だけを取り出して示す斜視図、第4図は同スイツ
チ機構の局部的正面図、第5図は同スイツチ機構
の動作を説明するための図である。 1……卵ゆで用の容器、2……化粧カバー、4
……卵、5……卵保持器、6……電気ヒータ、7
……サーモスイツチ、8……温度フユーズ、9…
…スイツチ機構、10……つまみ、11……軸、
12……スイツチ、13……タイマ−スイツチ、
14……カム、15……切換えスイツチ、22…
…凹部、23……ピン、24,25……係合面、
26……第1突部、27……凹部、28……第2
突部、29……操作片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 卵ゆで用の容器と、この容器を加熱する電気ヒ
    ータと、この電気ヒータに直列に接続されるとと
    もに時限設定がなされているときオン作動して上
    記電気ヒータを付勢するスイツチを有したぜんま
    い式タイマ−スイツチと、前記容器の温度に感応
    して作動し、上記容器の温度が70℃近傍の設定温
    度以上の期間はオフ状態を維持するとともに上記
    設定温度未満の期間はオン状態を維持するサーモ
    スイツチと、前記ぜんまい式タイマ−スイツチの
    時限設定用兼ぜんまい巻き込み用の軸に遊嵌状態
    に装着され、常時は安定位置に保持されるととも
    に上記軸が一定回転角位置を越えて巻き込み方向
    へ回転操作されたとき上記一定回転角位置から上
    記軸と一体に巻き込み方向へ回転するカムと、こ
    のカムの巻き込み方向への回転に伴ない上記カム
    から操作力を受けて前記電気ヒータと直列に前記
    サーモスイツチを接続する切換えスイツチと、前
    記軸と前記カムとに設けられ前記ぜんまいに蓄積
    されたエネルギの放出で上記軸が反巻き込み方向
    へ所定角度回転した位置から係合して前記カムを
    反巻き込み方向へ回転させるとともに上記軸の反
    巻き込み方向の回転が終了する位置近傍で上記カ
    ムを前記安定位置に復帰させる係合機構とを具備
    してなることを特徴とする卵ゆで器。
JP11638186U 1986-07-29 1986-07-29 Expired JPH0420362Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11638186U JPH0420362Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11638186U JPH0420362Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6322829U JPS6322829U (ja) 1988-02-15
JPH0420362Y2 true JPH0420362Y2 (ja) 1992-05-11

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JP11638186U Expired JPH0420362Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

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JPS6322829U (ja) 1988-02-15

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