JPS6241620A - 飲料抽出器 - Google Patents

飲料抽出器

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JPS6241620A
JPS6241620A JP60181307A JP18130785A JPS6241620A JP S6241620 A JPS6241620 A JP S6241620A JP 60181307 A JP60181307 A JP 60181307A JP 18130785 A JP18130785 A JP 18130785A JP S6241620 A JPS6241620 A JP S6241620A
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hot water
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭において使用するコーヒー沸し器等
の飲料抽出器に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の飲料抽出器は、水容器で湯を沸し、その
水温を感知して加熱回路を開成し、そしてレバーを操作
することにより給湯を行なわせるようにしていたが、こ
の装置においては、湯が沸いた直後に給湯しないと水温
が低下してしまって、コーヒー等の成分を十分に抽出す
ることができず、その結果、でき上ったコーヒー液も温
度が低く、まずいものしか得られなかった〇 この問題を解決するために、例えば実公昭50−379
64号公報に示す装置が提案されていた。
すなわち、第4図および第5図に示すよって、水容器1
の下端近傍に加熱ヒーター2を装備し、かつ水容器1の
底部に位置する給湯口3に弁4を設け、この弁4を反転
ばね状の弾性温度感知板で構成していた。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、水容器1に入れた水が加熱
ヒーター2によって加熱され、水温が所定以上になると
弁4が反転して給湯口3を開き、その給湯口3より湯が
下方のフィルターケース5へ自動的に滴下するが、感熱
部材(弁4)が水容器1内にあるため、劣化しゃすく、
その結果、特性が変化するという問題があり、また加熱
ヒーター2の電源回路と、弁4の開閉はそれぞれ別個に
行なわせるようになっているため、加熱ヒーター2が空
焼状態になったり、水温が低いうちに加熱ヒーター2が
断電されて弁9が開がないという問題があった。さらに
水容器1内の弁4の取付位置による水温感知バラツキや
弁4自体の温度バラツキにより、どうしても水温を低く
設定せざるを得ないうえに、給湯温度も器体に差を生じ
るものであった。したがって、美味なコーヒー抽出の条
件である「一度沸騰した高温の湯を初期より給湯してコ
ーヒー粉を充分に膨潤させながら短時間(3〜4分)に
抽出する」を満足できるものではなかった。
本発明はこのような問題点を解決するもので、常に給湯
する温度は必ず一度沸騰した高温度の熱湯を自動的に給
湯でき、しかも誤動作がなく、操作が確実で、かつ沸騰
時に発生する蒸気を抽出容器側に導くように構成するこ
とによって、コーヒー粉の膨潤作用や容器の保温効果を
果たして有効成分の効果的な抽出と、温度低下による味
の低下を効率よく防止し得るとともに、その操作性を簡
便化したコーヒー沸し器等の飲料抽出器を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、コーヒー等の原
料を収容する抽出容器と、発熱体を有する水容器と、こ
の水容器の水が加熱沸騰して発生する蒸気を感知する蒸
気感知素子と、この蒸気感知素子の動きに連動して前記
水容器の水を前記抽出容器に給湯する給湯弁と、前記水
容器で発生した蒸気を前記抽出容器に導く第1の蒸気口
と、前記水容器で発生した蒸気を前記蒸気感知素子に導
く第2の蒸気口と、前記第1の蒸気口の開放を前記第2
の蒸気口より優先して開放できる設定自在な操作手段と
を備えたものである。
作  用 上記構成によれば、コーヒー粉等への給湯は必ず沸騰し
た高温度の熱湯を初期より供給して短時間に抽出を完了
することができるとともに、発生した蒸気を給湯前にコ
ーヒー粉等の抽出容器に導くことにより、給湯前のコー
ヒー粉を蒸気で充分にふくらませて膨潤させ、成分抽出
の容易な状態を実現できるため、美味なコーヒー抽出の
秘訣を充分に満足して効果的な成分抽出によるコクのあ
る香り豊かなコーヒー液が得られる。また沸騰感知に連
動する自動給湯構成や蒸気案内経路の自動切換構成の設
定手段は、操作の簡便性と使用上の選択の幅を広げた使
い勝手の向上を果たすことができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図にもとづいて
説明する。図において、11は本体で、この本体11は
基台12と、その上方の容器部13と、この容器部13
と前記基台12の側面を連結する形の支柱14とよりな
り、この本体11に囲まれて右側が切除開放された略コ
字形の収納部15が形成される。16は前記容器部13
の上方に取付けた水容器で、この水容器16の底部には
発熱体17と給湯弁18が設けられ、かつ上部には注水
口19が形成され、この注水口19に蓋体2゜が被着さ
れる。21は水容器16の規定水位北方の側壁面に設け
られた略丁字形の蒸気口で、途中の分岐点に設けた切換
弁22を介して水容器16内といずれか一方が連通ずる
前記給湯弁18は昇降自在な弁棒23に取付けられた弁
体24が弁ばね25により常時閉弁されるように取付け
られ、かつ弁棒23が弁ばね25の力に抗して上昇する
と開弁し、この開弁により前記水容器16の水が給湯バ
イブ26を介して収納部15の上部の注湯口27に導か
れる。28は前記注湯口27の下方に位置し、かつカッ
プ29の上面に載置されるフィルターケースで、下端面
に抽出口30を形成し、かつ内方にフィルター31を収
めている。
32はフィルターケース28の上面を覆い、注湯口27
からの熱湯をコルヒル粉に導く開口穴3εを有するケー
ス蓋である。前記フィルターケース28を載置したカッ
プ29を収納部15に装着した場合、カップ29の底面
は基台12に設けられた力、グ載置部34に収まり、下
方から保温ヒーター35と、この保温ヒーター35を制
御するサーモスタット36により加熱保温される。
37は前記水容器16の蒸気口21側の支柱14の上面
より突出し、かつ水容器16と並設した略筒形の蒸気感
知管で、この蒸気感知管37は上部端面および側面にい
くつかの開口穴38を形成しかつ、その上端部には切換
弁22を介して前記蒸気c321に接続される第2の蒸
気口39が接続されている。
4oは前記蒸気感知管37の内部上方に配置される蒸気
感知素子で、この蒸気感知素子4oは常時(常温時)は
下方に配置されるバイアスばね41のばね力を受けて容
易に変形されて密着し、そして100℃以下のある一定
温度では記憶処理された元の状態に復元力をも−て伸長
するT i −N i系1  もしくはCu系等の形状
記憶合金によってコイルばね状に構成されている。この
蒸気感知素子40の伸長動作は、蒸気感知管37の内面
で昇降自在な摺動棒42により下方の回転自在な弁レバ
ー43の一端に伝わる。
44は蒸気感知管37の下部で下端周縁部が固着され、
かつ内方に前記摺動棒42を気密保持し・  て上下動
自在に設けられた防水パツキンで、蒸気感知管37内と
本体11内を気密的に遮断している。前記弁レバー43
が回動すると、この弁レバ、  −43は発熱体17を
断電する常閉接点である給電スイッチ45の開成と弁棒
23の押し上げによる給湯弁18の開放を行ない、かか
る状態をばね ”付勢された係止レバー46で保持する
ようになっている。
47は前記蒸気口21に切換弁22を介して接続される
第1の蒸気口で、この第1の蒸気口47は容器部13の
内方を貫通して収納部16側に案内され、かつその開口
部48を前記フィルターケース28の側壁前面に位置さ
せている。49は前記開口部48に対向した流入口50
を有し、かつ前記フィルターケース28の下部を覆う形
で弾性係合もしくは超音波接合してフィルターケース2
8と一体化された蒸気環で、外方にフィルターケース2
8への連通孔61を、まだ内方にカップ29側への連通
孔52をそれぞれ有し、そして抽出容器(フィルターケ
ース28.カップ29)のいずれとも連通孔51.62
を介して連通している。
53は支柱14の上部に設けられ、かつ自己復帰するス
タート釦であり、54は切換弁22を駆動して水容器1
6内と第2の蒸気口47との開放時間を設定できる操作
つまみで、この操作っまみ54は内部のゼンマイタイマ
ー装置65に連結され、そしてこの操作つまみ54を巻
上げて操作すると時間を長く設定できる。前記ゼンマイ
タイマー装置55はゼンマイの力により回転するカム5
6と、このカム56の回転を指示するラチェット解除片
57を有し、操作つまみ54がroJの位置にある時は
カム56に設けた突出部58がばね付勢されてカム56
の周縁に接触する伝達板59の一片に当接し、伝達板5
9を反時計方向に回動するO 前記スタート釦63は2段階に構成され、通常はばね付
勢されて上方に位置し、下方に押し下げると、係止板6
0に第1の段部が係合して係止されると同時に突片が電
源スィッチ61を閉成する。
さらにスタート釦63を押し下げると、突片は電源スィ
ッチ61の閉成状態を保ち、そして第2の段部が前記伝
達板59の他片に係合して最下部如位置する。またこの
状態ではスタート釦53の下片が前記ゼンマイ装置56
のう°チェソト解除片57を押し下げてゼンマイ駆動を
開放すると同時に、上片が伝達棒62を下方に押し下げ
て保持する。
次に伝達棒62と前記切換弁22の構成について説明す
る。前記切換弁22は常時ばね付勢されて第1の蒸気ロ
47側を閉成し、かつ第2の蒸気口39側を開放する弁
体63と、移動自在なダイヤノラム64に途中が気密保
持されて貫通し、その−片が前記弁体63に係合する切
換レバー65とを有している。また切換レバー66は支
点を介して他片が前記伝達棒62の上部に係合している
もので、伝達棒62を押し下げると、切換レバー66が
回転し、この回転により弁体63は第2の蒸気口39側
を閉成するとともに、逆に第1の蒸気ロ47側を開放す
る。66は停止釦で、この停止釦66を押し下げると、
係止板60と係止レバー46が操作されてスタート釦5
3と弁レバー43の係止を解除する。
次に上記構成の作用について説明する。まずコーヒー粉
トフィルター31を投入したフィルターケース28をカ
ップ29に載せ、収納部16のカップ載置部34に載せ
る。このとき、フィルターケース28に取付けた蒸気環
49の流入口50を、収納部16に案内されている第1
の蒸気口47の開口部48と対向させて位置させる。な
お、この位置規制は容器部13または支柱14等からフ
ィルターケース28もしくはカップ29の位置規制リプ
を形成することにより可能となる。
また水容器16内に注水して蓋体2oをかぶせ、そして
操作つまみ54を規定量の4カツプの位置に回してセッ
トすると、カム58が回動して突出部58による伝達板
59への規制力がなくなるため、その突出部だけ伝達板
59は時計方向への回動力を有してスタート釦63への
付勢力を増す。
なお、この時点ではゼンマイタイマー装置56はラチヱ
ソト機構により駆動を制止されておシ、回動しない。
次にスタート釦63を最下部まで押し下げると、第1の
段部が係止板6Qとの係止を通過し、前記付勢力を増し
た伝達板69が第2の段部に係合した位置で係止して保
持される。(第3図蒸らしの位置) またスタート釦53は上片が伝達棒62を切換弁22の
ばね力は打ち勝って下方に位置させることによシ、水容
器16と第1の蒸気口47を開放し、第2の蒸気口39
を閉成する。それとともにスタート釦53の一片が電源
スィッチ61を閉成することにより、発熱体17および
保温ヒーター35に通電される。これと同時にスタート
釦53の他片がラチェット解除片5Tを押圧してゼンマ
イ装置が働く。
前記水容器16の水は、発熱体17により加熱されて温
度上昇し、100℃近くでは水面で湯気を生じている程
度であるが、加熱がさらに進んで100℃の沸点に達す
ると、それが蒸気に変わり、以後蒸気が連続して発生す
るようになる。蒸気圧が勢いを増すと、その蒸気は水容
器16の上部の蒸気口21より切換弁22を介して開放
している第1の蒸気口47の開口部48より吐出される
この吐出蒸気は近接する流入口50より蒸気環49内に
案内され、フィルタ−ケース28自体を下方より温める
とともに、蒸気の一部は連通孔51よりフィルターケー
ス28に侵入し、コーヒー粉に当たってコーヒー粉を蒸
らす。その温度は高温度で熱量も大きく、したがってコ
ーヒー粉を充分にふくらませて膨潤させ、以後の給湯で
成分が容易に抽出されやすい状態をつくる。
またフィルターケース28の加熱は、冷たいフィルター
ケース28を使用した場合、コーヒー粉が冷やされて給
湯してもすぐに温度が上がらないため、充分にコーヒー
粉がふくれず抽出効率が悪くなるという欠点と、抽出し
た高温度のコーヒー液がフィルターケース28の内面を
伝わる途中で冷やされて温度が低下し、味が落ちてまず
くなる不具合点を解消することができるもので、蒸らし
効果によるコーヒー粉の膨潤はもちろんの事、抽出容器
28による不具合点をなくして、抽出効率の向上と抽出
液の温度低下を解消して美味なコーヒー液をつくり出す
ことができる。
その上、蒸気環49に案内された蒸気の一部は連通孔6
2よりカップ29内にも導かれてカップ29を温める。
この抽出容器(フィルターケース28、カップ29)へ
の蒸気案内時間(蒸らし時間)は、湯沸し時間(約5分
)を加味したゼンマイタイマー装置66で設定され、規
定量4カツプの場合、約5.5〜6分に設定されている
コーヒー粉が十分に膨潤した段階で、タイマーカム56
が「0」の位置に戻り、突出部58が伝達板69を押し
上げるので、支点を介した他片が反時計方向に回動し、
そしてこの回動により、他片によるスタート釦53の係
止が解除され、スタート釦53は上方に移動する。(第
3図のドリップの位置)この上方の位置は、ばね付勢さ
れた係止板6Qがスタート釦53の第1の段部に係合し
て維持される。なお、電源スィッチ61は閉成した状態
を保つ。まだスタート釦53の位置移動は上片による伝
達棒62の押し下げ力を失うため、切換弁22内のばね
力により弁体63が移動し、伝達棒62が上方に移動す
る。
切換弁22は第1の蒸気口47を閉成し、第2の蒸気口
39を開放する。これにより、抽出容器(28,29)
側への蒸気吐出が止まり、水容器16内の蒸気は蒸気感
知管37側に吐出される。
この蒸気は開口穴38より内設する蒸気感知素子40に
勢いよく当たる。そしてこの蒸気により、蒸気感知素子
、40の温度は素早く加熱されて周囲の大気温度から1
00℃への急激な温度上昇をきたし、圧縮されたコイル
ばね形状の形状記憶合金が伸長する。この動きはバイア
スばね41のばね力に抗して摺動棒42を押し下げ、弁
レバー43を反時計方向に回動させる。この弁レバー4
3が回動すると、弁棒23が押し上げられて給湯弁18
を開放し、沸騰した水容器16内の熱湯が短時間(3〜
4分に設定)のうちに給湯パイプ26を介して注湯口2
7に案内され、かつ散水して滴下する。この滴下湯は、
ケース蓋32の開口穴33よシ蒸気により蒸らされてふ
くらんでいるコーヒー粉に注がれる。なお、給湯までの
時間、つまり切換弁22の切換−蒸気感知素子40の感
知と動作→弁レバー43の回動−給湯弁18の開放まで
のタイミングは、コーヒー粉への蒸気吐出停止後のコー
ヒー粉の膨潤作用時間として有効に働く。したがって給
湯は蒸気によるコーヒー粉の蒸らし作用を要して充分に
膨潤したタイミングをもって注湯され、そしてコーヒー
粉からは給湯開始と同時にコーヒーの有効成分を効果的
に析出して真にコクのある香り豊かなコーヒー液を抽出
する。また抽出されたコーヒー液は抽出容器(28,2
9)による温度低下の影響を受けることなく、カップ2
9内に溜まり、保温ヒーター35およびサーモスタット
36によって飲みごろの温度を保つ。つまり、コーヒー
粉に注がれる熱湯は一度沸騰した高温度の熱湯を初期よ
り供給するとともに、蒸気によるコーヒー粉の膨潤効果
を付加してから、短時間に熱湯を給湯して抽出を完了す
るもので、美味なコーヒー抽出の条件を満足して美味な
コーヒー液が得られる。
また抽出容器(28,29)を蒸気で加熱することは、
抽出容器(28,29)がコーヒー粉や給湯温度の熱を
奪って、コーヒーの抽出温度を下げてコーヒー成分が充
分に抽出されないという問題や、抽出されたコーヒー液
の温度を下げて味をまずくするという不具合点を解消す
ることができるものである。
一方、前記弁レバー43の回動は、給湯弁18の開放と
同時に、給電スイッチ45゛を開成して発熱体17への
通電を断ち、水容器16内の水の加熱を停止する。沸騰
後の加熱停止は給湯弁18の開放によって、水容器16
内の水が給湯完了した後の発熱体17による生焼防止を
果たす。この給湯弁18と給電スイッチ46の開成は係
止レバー46による弁レバー43の回動後の係止で保持
される。
またゼンマイタイマー装置55と切換弁22による抽出
容器(28,29)側への蒸気案内は直接蒸気感知素子
40に蒸気を導いて給電スイッチ45を開放し、発熱体
17を断電する場合に比べてさらに水容器16内の水の
沸騰時間をより長く設定自在となすもので、この沸騰作
用は、「カビ臭」や「カルキ臭」の原因であるカルキや
二酸化炭素または発ガン物質のトリハロメタン等の揮発
促進を図り、「うまい水」の生成が可能となり、その結
果、コーヒーその他の飲料成分が水中の不良成分の影響
を受けずに飲料成分のみの効果的な抽出が行なえ、さら
に沸騰後の加熱促進は水中の雑菌撲滅効果を有するもの
で、老人や赤ん坊等、身体の弱い者への熱湯供給やミル
ク等へのコーヒー液以外の使用が可能となる。
一方、伸長した前記蒸気感知素子4oを構成する形状記
憶合金は、発熱体17の断電により蒸気吐出がなくなる
ため、空冷され、そしてこの空冷により温度降下した形
状記憶合金は、記憶処理した伸長状態への復元力が消滅
するため、バイアスばね41により最初の圧縮された密
着状態に押し戻される。この形状記憶合金が伸長した後
、再びバイアスばね41で押し戻されるまでの時間は、
通常、水容器16内の給湯完了までの短い時間で設定さ
れている。そして使用後は、停止釦66を押し下げると
、スタート釦53および弁レバー4の係止が解除され、
かつ給電スイッチ46が閉成されるが、電源スィッチ6
1が開成するので、発熱体17および保温ヒーター3S
は断電される。
それと同時に給湯弁18が閉じる。
なお、抽出容器(28,29)側への蒸気案内を必要と
しない場合、使用者は操作つまみ64を設定することな
く、スタート釦53を一段押し下げたドリップ(第3図
)の位置でセットすれば、水容器16内で発生した蒸気
は抽出容器(28゜29)側への吐出を行なうことなく
、初期より蒸気感知管37へ案内され、そして蒸気感知
素子幻の動きにより給湯弁18を開放して抽出容器(2
8゜29)−、の熱湯供給を行ない、コーヒー液を抽出
できるもので、その選択は自由である。
このように本実施例の飲料抽出器は、コーヒー粉等の原
料を収容する抽出容器()2イルターケース28.カッ
プ29)と、水容器16の水が加熱沸騰して発生する蒸
気を感知する蒸気感知素子和と、この蒸気感知素子40
の動きに連動して前記水容器16の水を前記抽出容器(
28,29)に給湯する給湯弁18と、前記水容器16
で発生した蒸気を前記抽出容器(28、29)に導く第
1の蒸気口47と、前記水容器16で発生した蒸気を前
記蒸気感知素子40に導く第2の蒸気口39と、前記第
1の蒸気口47の開放を前記第2の蒸気口39より優先
して開放できる設定自在な操作手段54とを備えて構成
しているため、コーヒー粉等への給湯温度は必ず初期よ
り沸騰したものを供給することができるとともに、熱湯
供給前に発生した蒸気を抽出容器(28、29)側に案
内することにより、原料を蒸気によって蒸らし、粉をふ
くらませて充分に膨潤させることができ、その結果、成
分抽出を容易な状態にもっていくことが可能となるため
、成分の抽出効率が非常に高められ、美味な成分抽出の
秘法条件を満足して、コクのある香り豊かな美味な抽出
液が得られるものであるOまた蒸気によって抽出容器(
28,29)を加熱できるだめ、抽出容器(28,29
)による抽出温度低下も防止して常に安定した条件を維
持できるとともに、抽出したコーヒー液の温度低下を少
なくしてより長く美味なコーヒー液の保温が可能となり
、その分、構成によっては保温ヒーター35の消費電力
低下や廃止を可能として構成の簡素化や安価な製造が可
能となる。
また操作つまみ64を設定するだけで、抽出容器(28
,29)側への蒸気案内時間が設定されると同時に、蒸
気案内の切替えが自動的に行なわれる構成の採用や蒸気
感知素子4oによる自動的な給湯操作は操作の簡便性を
向上させることができる。さらに上記操作手段による設
定は使用者の意志によって選択自在であシ使い勝手の幅
を増加している。
そしてまた抽出容器(28,29)側に蒸気を案内した
後、蒸気感知素子4oで給湯弁18を開放して給湯する
構成は、蒸気感知素子4o側に蒸気をすぐに案内する場
合より沸騰時間を長くしているので、カルキや二酸化炭
素およびトリハロメタン等の揮発促進を促して除去し、
その結果、抽出物への熱湯はそれら有害成分の少ない「
うまい水」として供給できるため、抽出した飲料液にそ
れらの不良成分の混入がなくなるものである。
また沸騰加熱の延長は水容器16内の熱湯の雑菌撲滅作
用を促すもので、身体の弱い者への熱湯供給や赤ん坊の
ミルク生成等に使用することができるため、その実用的
効果は犬である。そして本実施例においては、蒸気感知
素子40として形状記憶合金を用いているため、配線部
品が不要となり、また感知と動作を同時に行なうことが
できるもので、1つの部品によって、感知ずれを解消す
ることができるとともに、構成も簡素化されている。
なお、上記実施例においては、加熱効率を考慮して直接
水容器16に発熱体17を取付けたものについて説明し
たが、発熱体17と水容器16を分離し、循環水路を形
成して循環加熱するように構成して、水容器16の合成
樹脂化や着脱方式の採用を図ったり、また第1と第2の
蒸気口を一定の割合で常時開放し、かつ常に第1の蒸気
口への蒸気を優先し、抽出容器側への蒸気案内後、給湯
を開始するように構成したり、本実施例の蒸気口を水容
器16内に設けて配置したりする等、その要旨を逸脱し
ない範囲で適宜変更して採用しても良いのはもちろんで
ある。
発明の効果 以上のように本発明によれば、給湯される熱湯は必ず沸
騰したものを使い、かつその熱湯は初期より高温度で供
給できるのはもちろんの事、蒸気による蒸らし作用を有
して被抽出物の膨潤効果を高めて抽出できるため、粉の
ふくらみが充分となり、その結果、効率よく有効成分の
抽出が行なえ、香り高い飲料液が得られる。またその給
湯動作も自動的に行なえ、かつ誤操作がなく、操作性が
簡便となる。さらに沸騰湯の使用は、水の中に含まれる
カルキや二酸化炭素またはトリハロメタン等の有害成分
の揮発除去と雑菌の撲滅効果を果たしてうまい水を生成
し、これにより、不純物の少ない熱湯供給により美味し
い香シ豊かな被抽出物の成分液の飲用ができる等種々の
すぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す飲料抽出器の断面図、
第2図はその要部断面図、第3図はその操作表示部を示
す正面図、第4図は従来の飲料抽出器を示す断面図、第
5図はその要部断面図である。 16・・・・・・水容器、17・・・・・・発熱体、1
8・・・・・・給湯弁、21・・・・・・蒸気口、22
・・・・・・切換弁、28・・・・・・フィルターケー
ス、29・・・・・・カップ、39・・・・・・第2の
蒸気口、40・・・・・・蒸気感知素子、47・・・・
・・第1の蒸気口、54・・・・・・操作つまみ(操作
手段)。 第2図 第斗 図 第5図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コーヒー等の原料を収容する抽出容器と、発熱体
    を有する水容器と、この水容器の水が加熱沸騰して発生
    する蒸気を感知する蒸気感知素子と、この蒸気感知素子
    の動きに連動して前記水容器の水を前記抽出容器に給湯
    する給湯弁と、前記水容器で発生した蒸気を前記抽出容
    器に導く第1の蒸気口と、前記水容器で発生した蒸気を
    前記蒸気感知素子に導く第2の蒸気口と、前記第1の蒸
    気口の開放を前記第2の蒸気口より優先して開放できる
    設定自在な操作手段とを備えた飲料抽出器。
  2. (2)前記操作手段は、第1の蒸気口を一定時間開放し
    た後に第2の蒸気口を開放するタイマー装置を具備して
    なる特許請求の範囲第1項記載の飲料抽出器。
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Cited By (6)

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