JPH0410323B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0410323B2
JPH0410323B2 JP59214645A JP21464584A JPH0410323B2 JP H0410323 B2 JPH0410323 B2 JP H0410323B2 JP 59214645 A JP59214645 A JP 59214645A JP 21464584 A JP21464584 A JP 21464584A JP H0410323 B2 JPH0410323 B2 JP H0410323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
switch
coffee
communication path
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59214645A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6192637A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP59214645A priority Critical patent/JPS6192637A/ja
Priority to US06/674,753 priority patent/US4565121A/en
Publication of JPS6192637A publication Critical patent/JPS6192637A/ja
Publication of JPH0410323B2 publication Critical patent/JPH0410323B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、コーヒー、紅茶、チヨコレート液
などの抽出装置に関するもので、特に、家庭用の
ポータブルな一個の装置で、コーヒー等を沸騰点
以下の温度、沸騰点以上の高温度でそれぞれ抽出
できる上、さらに、熱湯の蒸気で抽出液を泡立た
せる機能をも具備した抽出装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、たとえばコーヒーの抽出装置の場合、通
常の沸騰点以下の温度のお湯でコーヒー豆を煎つ
たり挽いたりしたものをドリツプ式、サイホン式
あるいはポツト式のコーヒー液抽出器でコーヒー
を抽出するものは知られている。(たとえば、米
国特許第4413552号、同第4083295号、同第
4361750号、同第4402257号など)また、スチーム
や通常の沸騰点より高い温度の熱湯をコーヒー豆
にかけて、いわゆる「エスプレツソ」という異な
る形式のコーヒーを作ることも知られている。
(たとえば、米国特許第4102255号、同第3505947
号)さらに、このエスプレツソ式のコーヒーにミ
ルクなどを加えて混ぜ合わせ、蒸気を注入して混
合することにより作られるいわゆる「カプチー
ノ」といわれるコーヒーの作り方もある。このよ
うに、これまで通常のコーヒーとエスプレツソを
作る器具はそれぞれ構造が異なるため多種類の器
具を別々に購入しなければならず上述した三の形
式のコーヒーを作るのに一個の器具で間に合わせ
ることができなかつた。このように多種類のコー
ヒー抽出器を備えることは一般家庭では場所をと
り、また経済的にも負担がかかることにもなる問
題があつた。
さらに、従来のこの種の器具の構造上の難点も
次の述べる如くある。
従来このこの種のものは密閉容器内の沸騰状態
に達する密閉容器内の熱湯のほとんど全てがその
内圧力によつて一気に抽出される為、抽出量の調
整ができない不具合な面があり、加えてこのよう
にたとえばカツプ一杯分の抽出量を調整できない
為、先ずコーヒー液をカツプなどの容器内に抽出
し、その後コーヒー液を容器からコーヒーカツプ
に移し換えなければならない不便さも有してい
る。
さらに、第11図に示す従来のエスプレツソ式
コーヒー抽出装置により詳述すれば、1はコーヒ
ー液を抽出するための水を貯留する水タンクで、
これより低い位置に設けられた密閉容器2と開閉
バルブ3を有する給水管4により連通接続されて
いる。前記密閉容器2内には電気加熱エレメント
5が設けられている。6は密閉容器2の上方開口
部に気密的に載設したフラスコ状の抽出器であ
り、その内部にはフイルタ7を設けてコーヒー粉
収納室8が形成されていると共に、底部中央には
連通路8aが下方に垂設している。9は前記抽出
器6の上方開口部に気密的に載設したカツプであ
り、その底部中央に前記抽出器6と連通する連通
路10が立設している。
第12図は上述したコーヒー抽出装置の電気回
路図を示し、密閉容器2内に設けられた電気加熱
エレメント5と密閉容器2の底部に設けられたバ
イメタル等のサーモスタツト11とマスタースイ
ツチ12と直列回路が接続されている。13はパ
イロツトランプである。
使用に際してまず水タンク1に所定量の水aを
供給すると共に開閉バルブ3を開けて密閉容器2
内に給水した後、前記開閉バルブ3を閉じる。ま
たカツプ9をフラスコ状抽出器6から外してフラ
スコ状抽出器6内のコーヒー粉収納室8内にコー
ヒー粉bを適量入れた後、前記容器9をフラスコ
状の抽出器6に気密的に載設しかつ締結バンド1
4により固定する。かかる状態においてマスター
スイツチ12を閉成すると電気加熱エレメント5
は通電状態となり、密閉容器内に供給されている
水aは加熱されて沸騰し、その沸騰圧により密閉
容器2の内圧力が増し大気圧とのバランスがくず
れ、密閉容器2内の熱湯cは連通路8aからフラ
スコ状の抽出器6内に供給され、フラスコ状の抽
出器6内においてコーヒー粉bにより抽出された
コーヒー液dは連通路10からカツプ9内に供給
されて密閉容器2からカツプ9まで一過性状態で
抽出されるものである。
したがつて、上述した従来のコーヒー抽出装置
では密閉容器2とフラスコ状抽出器6とカツプ9
が常に連通状態であるため密閉容器2内が沸騰状
態に達すると密閉容器2内の熱湯cのほぼ全量が
蒸気圧によつてフラスコ状抽出器6からカツプ9
へと順次供給されて一気に抽出される為に、たと
えばコーヒーカツプの一杯分抽出したい場合でも
余分のコーヒー液まで抽出してしまうというよう
に抽出量の調整が不可能であり取り扱い面及び経
済面に問題がある。さらにコーヒー液dは密閉容
器2内の熱湯cのほぼ全量に抽出する分が一旦カ
ツプ9に収納される為、その後図示しないコーヒ
ーカツプへと移し換える必要があり、取り扱い面
及び味覚上の問題を有している。また蒸気発生機
構がないため、たとえばカプチーノコーヒーなど
を賞味できない。
〔発明の目的〕
第一は、異なる形式のコーヒー飲料液を1個の
抽出装置で抽出及び泡立てできることである。
第二は、コーヒー飲料液の抽出量を調整し、適
量分の水を加熱して抽出することである。
第三は、抽出後も容器内の湯を適温に保温して
適時にコーヒーを抽出できることである。
〔発明の概要〕
この発明は、水タンクと、密閉容器と、電気エ
レメントからなる密閉容器の加熱手段と、前記水
タンクと前記密閉容器の間を連通する第1の連通
路と、出入口を有する抽出器と、前記密閉容器と
前記抽出器の入口との間を連通する第2の連通路
と、前記密閉容器の頂部に一端を連通すると共に
他端を外気に連通した第3の連通路と、前記密閉
容器の頂部に一端を連通すると共に他端を前記水
タンク内に連通した第4の連通路と、前記第2の
連通路の途中に設けられる第1のバルブと、前記
第3の連通路の途中に設けられる第2のバルブ
と、前記第4の連通路の途中に設けられる第3の
バルブと、前記第1のバルブに連動する第1のス
イツチと、前記第2のバルブに連動する第2のス
イツチと、前記第3のバルブに連動する第3のス
イツチと、前記密閉容器の温度を検知して作動す
る第4のスイツチを具備し、前記加熱手段と前記
第3のスイツチと前記第4のスイツチを直列に接
続し、前記第4のスイツチに前記第1のスイツ
チ、第2のスイツチを並列に接続したものであ
る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図〜第10図
を参照して説明する。
本抽出装置は密閉容器1と水タンク2と加熱装
置3と、第1の連通路4、第2の連通路6、第3
の連通路7及び第4の連通路5と、抽出器8と、
第1のバルブ10、第2のバルブ11、及び第3
のバルブたるエアベントバルブ9と3つの前記第
1のバルブ10及び第2のバルブ11の操作に選
択的に連動して作動する本願発明の第1及び第2
のスイツチを構成するスイツチ13、前記第3の
バルブ9の操作に連動して作動する第3のスイツ
チ12、及び前記密閉容器1に装着された第4の
スイツチたるサーモスイツチ14を組込んだ電気
回路15から構成される。
密閉容器1はケース16内の右側に配置され、
ケース16内の左側には水タンク2が配置され、
この水タンク2よりも密閉容器1は下方に配置さ
れ、水タンク2に収容された水がその落差を利用
して、水タンク2の底部の出口17に連通して設
けられる連通路4を通つて密閉容器1の側部の入
口18より密閉容器1の内部に送水される。
ケース16は偏平な矩形容器状の基台部19
と、この基台部19の上面の後寄りに設ける上下
方向が開口する矩形状機枠部20と、この機枠部
20上方の右側に取付けられると共に、前方へ抽
出器8を取付ける張出し部21と、この張出し部
21の上方を覆うカバー22と、水タンク2の上
方を覆うカバー23と、基台部19の下方を覆う
底板部24と、この底板部24の下面に取付ける
脚部25から構成する。
水タンク2には仕切り板26によつて補助タン
ク27が形成される。この補助タンク27は仕切
り板26の下部に連通穴28を形成することによ
つて、同一の水面を保つようになつている。そし
て連通穴28にはフイルター29が取付けられて
いる。この連通穴28近傍の水タンク2の底部に
前記連通路4の出口17を設ける。又補助タンク
27にはより深い底部30を形成し、そして、水
タンク2の水位は窓孔2aによつて確認でき、
又、水タンク2の各種機器の反対側上縁に切欠き
2bを形成し、満水時の水の逃しができるように
なつている。連通路4は出口17に接続する垂直
部31と、この垂直部31の下端に接続し、かつ
密閉容器1へ接続する水平部32から構成され
る。補助タンク27の上方にはこれを覆うカバー
27aを取付ける。この垂直部31には水が出口
17から入口18へのみ流れるように、すなわち
後述する密閉容器1内へ送られた水を加熱沸騰し
た際、水タンク2へ熱湯を逆流させないようにす
るために、逆止弁33を設ける。この逆止弁33
は弁箱34と弁本体35から構成され、弁箱34
は金属で作られた一対の筒状の第1、第2弁ホル
ダー36,37を螺着して形成される。弁本体3
5はナイロンなどの耐熱性があつて水より若干比
重の重い(比重1.05〜1.15が適当)樹脂製の円板
状であり、弁箱34に内蔵する。前記第1弁ホル
ダー36の下面の中央部に前記弁本体35の上方
に形成する第1摺動片38の第1挿入用穴39を
形成して弁座40を形成し、別の第2のOリング
43を装着する。また、弁座40の廻りには段部
41を形成し、この段部41には水密用第1のO
リング42が取付けられ、前記第1、第2弁ホル
ダー36,37がネジ込みなどによつて固着され
る。一方、前記第2弁ホルダー37の下面中央に
は、弁本体35の下側に形成する第2摺動片44
の第2挿入用穴45を形成する。つまり弁本体3
5は円板状であり、この上下面に前記第1、第2
摺動片38,44が形成され、この第1、第2摺
動片38,44が第1、第2挿入用穴39,45
に差込まれ、弁本体35が移動できるようになつ
ている。又円板状弁本体35の縁には立上り壁状
の補強リブ46を周設し、又前記第2摺動片44
の根元は径大に形成され、一方向流れ抑止部47
を形成する。この第1、第2摺動片38,44の
周面には軸方向の溝状第1、第2連通路48,4
9を形成する。前記一方向流れ抑止部47は給水
時弁箱34の第2挿入用穴45の上面に当り流水
空〓を得られる様になつている。この際に水は第
1挿入用穴39、弁箱34内、第2挿入用穴45
を通過するものである。
密閉容器1の取付けは、張出し部21に形成す
る取付座50に、密閉容器1の頂部51に固着す
る吊下げ金具52を別体の連結板53を介して固
定し、この連結板53によつて、伝熱効果を抑止
する。
密閉容器1の頂部51の出口54と補助タンク
27の底部30付近の排気口55との間に連通路
5で連結する。この連通路5の途中に常閉型エア
ベントバルブ9を設ける。このエアベントバルブ
9は、後述するように、第2回目以降の抽出毎
に、密閉容器1へ水タンク2から給水するために
前回抽出時に残存する密閉容器内の蒸気圧力を補
助タンク27に安全に排出できるようにしたもの
である。
このエアベントバルブ9にはロツク機能が具備
される。このロツク機能はエアベントバルブ9の
押釦57の上下動に伴つて上下動および60°毎に
回転する摺動子58を配設し、この摺動子58の
外周には、押釦57の下動時毎における摺動子5
8の60°毎の回転に伴つて、係合突起59に対し
て係合および非係合を繰返すべき複数の係合突条
60を周方向等間隔で形成し、摺動子58に内蔵
するスプリング61の付勢力によつて圧接されて
いる。
このようなエアベントバルブ9の押釦57の下
面に当てがうように常閉型スイツチ12を設け
る。すなわちスイツチ12はエアベントバルブ9
と連動するようになつている。
補助タンク27の底部30付近に配置する排気
口55には消音器62を取付ける。
密閉容器1の頂部51の出口63には連通路6
が挿通され、その基端64は密閉容器1内側の中
程に達し、先端65は張出し部21の先端寄りに
配置されるコーヒー粉の入つた抽出器8の入口と
連結される。抽出器8の下側には注ぎ口66が設
けられ、適当な容器67が置かれる。連通路6の
途中には常閉型バルブ10が設けられる。抽出器
8は張出し部21の先端寄りに垂設した上下部が
開口する保持枠68と、この保持枠68内におい
て連通路6の先端65が連通され、蓋体69が固
設されて下方が開口していると共に、蓋体69の
下面側にパツキング70を介在してフイルタ71
が気密に止着され、さらにコーヒー粉を収納する
カツプ状フイルタ72が着脱自在に嵌入している
原料収納容器73と、その底部中央に注ぎ口66
が形成される。原料収納容器73の側面には係止
用突起74が設けられていると共に、把持柄75
に設けられ回動する挾着レバー76によりその周
縁適所が着脱自在に挾持されるように形成してお
り、原料収納容器73は把持柄75を把持して前
記保持枠68の下方開口部側から嵌入し、かつ、
その上部開口部が前記蓋体69により覆われる位
置まで持ち上げると共に、所要角度回動すること
によつて前記係止用突起74が前記保持枠68の
内面に設けられた係合部77と係合してこの係合
により原料収納容器73は保持枠68に吊設され
ると共に、その上端部がパツキング70に当接し
て気密に止着される。
この抽出器8下方の基台部19にカツプなどの
容器67が置かれ、注ぎ口66からのコーヒー液
を容器67にためる。この容器67の置くべき基
台部19には矩形状の窪み79が形成されるとと
もにこの窪み79の一側には切欠き部80を形成
する。この矩形状の窪み79に皿状の容器81を
取りはずし可能に収納し、さらに、この皿状の容
器81の上方を覆うように目皿82が取りはずし
可能に設けられる。従つて切欠き部80に指を入
れて容器81,目皿82が取りはずせるようにな
つている。
密閉容器1の頂部51のもう1箇所の出口83
にはさらにもう1本の連通路7が連結され、この
連通路7の先端84寄りは逆L字型に曲げられ、
かつ水平廻動自在に設けられる。この連通路7の
途中に常閉型バルブ11が設けられる。このバル
ブ11は、後述するように、初回のコーヒー抽出
時のみ、密閉容器内の空気を大気に開放し容器に
水タンク内の水を落差へ給水するようにし、ま
た、コーヒー抽出後密閉容器内のスチームを取り
出してミルクを泡てたりするために設けたもので
ある。そしてこのバルブ11と前記バルブ10の
両押釦85,86の下部に当てがうように1つの
常閉型スイツチ13を設ける。すなわちこのスイ
ツチ13は各押釦85,86の動作と連動するよ
うに取付ける。そして、押釦57,85,86の
取付金具92によつて案内されて、操作できるよ
うになつている。
密閉容器1の頂部51には一定圧力以上になる
と開く安全弁87を設け、この安全弁87には補
助タンク27で開口するような連通路88を接続
し、安全弁87が開いたときは蒸気を補助タンク
27へ導入するようになつている。
密閉容器1の内部の底部89寄りにはシーズヒ
ータなどの加熱装置3が収容され、この加熱装置
3の端部90は密閉容器1の側部91に突出して
取付ける。さらに密閉容器1の側部91に80℃で
閉、90℃で開となるサーモスイツチ14を取付
け、同じく側部91の底部89寄りにドレンボル
ト94を設け、そして密閉容器1の底部89には
110℃以上で開となるサーモスイツチ93を取付
ける。このサーモスイツチ93はマニユアルリセ
ツトタイプでリセツト釦95は下方へ突出し、底
板24の開口部9路に縁部を嵌め込んで張設する
ゴム板97によつて、外側からリセツト釦95を
押すことができるようになつている。
機枠部20の前面にランプ99を内蔵したマス
タースイツチ98が取付けられ、加熱装置3の端
部90が電気回路15に接続される。
この電気回路15は交流電源101と直列にマ
スタースイツチ98、スイツチ12、サーモスイ
ツチ14及び加熱装置3並びにサーモスイツチ9
3を設け、サーモスイツチ14と並列接続するス
イツチ13を設け、さらに加熱装置3に並列にラ
ンプ99と抵抗102の直列回路103を設け、
加熱装置3とサーモスイツチ14に並列にランプ
99aと抵抗102aの直列回路103aを設け
る。
先ず水タンク2内に水差しなどにより所定量の
水aを供給すると共に、把持柄75を把持して回
転することにより係止用突起74と係合部77と
の係合をはずして原料収納容器73を保持枠68
の下方開口部から抜き取り、次いで原料収納容器
73に嵌入しているカツプ状フイルタ72内にコ
ーヒー粉bを収納した後、逆操作により原料収納
容器73を保持枠68に装着する。
次に、カバー22から突出しているスチーム供
給用押釦85を押圧操作すると、バルブ11は開
き、密閉容器1内の空気が連通路7の先端84よ
り大気に開放されると、水タンク2内の水aは、
逆止弁33および連通路4を介して、落差により
密閉容器1内へ給水される。
ここでマスタースイツチ98を閉じると、ラン
プ99,99aが点灯し、そして加熱装置3に給
電する。
この給電により、常温の水aは、加熱装置によ
り加熱され(A1の状態)、サーモスイツチ14に
よつて90℃に達すると、ランプ99が消灯し、加
熱装置3が断電される。
ここで、密閉容器1内の水aはサーモスイツチ
14によつて80〜90℃で保温される(B1の状
態)。
次に容器67を注ぎ口66の下方に置いて、コ
ーヒー液抽出用押釦86を押圧操作すると、バル
ブ10が開いて密閉容器1と連通路6の間が連通
状態になると共に、スイツチ13が閉成して加熱
装置3が通電する。したがつて、押釦86を押圧
操作しつづけると保温の温度から次第に加熱され
て水が沸騰し(Cの状態)、内圧力上昇による圧
力バランスによつて密閉容器1内の熱湯は基端6
4の位置までの量すなわち密閉容器1の上半分の
容量とほぼ同じ量が連通路6を通つてコーヒー粉
bを収納する抽出器8に供給され、抽出されたコ
ーヒー液cは抽出器8の注ぎ口66から容器67
内へ収納される。コーヒー液cが容器67に満た
されたときに押釦86を戻し、コーヒー液cの供
給を停止し、同時にスイツチ13を開成する。カ
プチーノコーヒーを賞味したい場合には、コーヒ
ー液cを入れた容器78にミルクを注いだ後、連
通路7の先端84をコーヒー液に漬し、そして蒸
気供給用押釦85を押圧操作するとバルブ11が
開いて密閉容器1と連通路7との間が連通状態に
なると共に、スイツチ13が閉成して加熱装置3
が通電する。そのため押釦85を押圧しつづける
と保温の温度から次第に残つた湯が加熱されて沸
騰状態(Dの状態)となり、密閉容器1内に発生
する高圧蒸気は連通路7を通つてコーヒー液内で
噴出し、泡立たせるものである。泡立て後は押釦
85を戻してバルブ11を閉じ、そしてスイツチ
13を開成する。またコーヒー液を抽出する前に
蒸気噴出によつて容器67を加温しておくと、抽
出されたコーヒー液が冷えずおいしく味わえる。
さらに、追加コーヒーを抽出したときはカバー2
2から突出している水供給用押釦57を押圧操作
するとバルブ9は開いてロツクされ、密閉容器1
の内圧が減圧すると同時に密閉容器1内の排気圧
力が連通路4を介して補助タンク27の水中で排
出される。この際、排出音は消音器62により消
音される。そして、密閉容器1との圧力差、水タ
ンク2の水aの落差によつて水タンク2内の水a
が逆止弁33の弁本体35を押し込んで、密閉容
器1内に流入する。
又押釦57を押圧操作してバルブ9を開くよう
にロツクすると同時に、スイツチ12は開となつ
て、加熱装置3への給電が停止される。そして再
び押釦57を押圧すると、ロツクが解除され、バ
ルブ9は閉じ、スイツチ12が閉成して再び加熱
装置3へ給電する。この給電によつて常温の水a
は加熱装置により加熱され(A2の状態)サーモ
スイツチ14によつて再び80〜90℃で保温される
(B2の状態)。保温状態において加熱装置3への
給電中のみランプ99が点灯する。
ここで再び原料収納容器73を保持枠68から
取り外しコーヒー粉bを新しいものと交換して、
保持枠68に装着して、前記同様の操作によりコ
ーヒーの抽出、スチームの取出しが可能である。
ここで、逆止弁の作用を詳述する。水タンク2
より密閉容器1へ給水する時は弁本体35が弁箱
34の第2挿入穴45へ水タンク2からの落差に
よる水圧で押し付けられて下方へ移動し、一方向
流れ抑止部材47により止まり、第1、第2連通
路48,49を通つて密閉容器1へ送り込まれ
る。次に密閉容器1が加熱されると内圧上昇によ
り水aは水タンク2側へ逆流しようとする。この
時は弁本体35が第1摺動片38は第1挿入穴2
9に、第2摺動片44は第2挿入穴45を移動し
て弁本体35は圧力差によつて上方へ押上げられ
そして第1弁ホルダー36に取付けた第1のOリ
ング42に接触し逆流を防止するものである。
次に、安全装置について詳述する。仮りにサー
モスイツチ14が破損などして正常な動作ができ
なくなり密閉容器1が異常加熱されたときは、サ
ーモスイツチ93が働き、交流電源101を切る
ようになつている。加熱装置3が断電され、密閉
容器1の温度が十分低くなつても、サーモスイツ
チ93は自動的に復帰しないものである。
又仮りにサーモスイツチ93も破損などして正
常な動作ができなくなり密閉容器1の圧力が異常
に高くなつたときは、安全弁87が開き、連通路
88によつて高圧蒸気が補助タンク27内へ噴出
するようになつている。従つて器体外に直接スチ
ームが排出されないため安全である。
このように上述した実施例によれば、押釦57
の押圧という簡単な操作によつてコーヒー液cの
抽出量を自在に調節できると共に、所望の抽出量
のみを直接容器67内に供給でき、密閉容器1内
において湯を適度保温状態に維持しつづけるから
適温のコーヒーをいつでも味わうことができる。
加えて、同実施例によれば連通路7から蒸気を
調整自在に噴出し得るバルブ11を備えているた
め押釦85の押圧という簡単な操作によつてコー
ヒー液cに蒸気を噴出して泡立てたりあるいは容
器67に噴出して加温したりできるから適当のコ
ーヒーを味わうことができる。また、水タンク2
内の水aを密閉容器1内に供給するためのバルブ
9を備えているため押釦57の簡単な操作によつ
て密閉容器1内への水aの供給が自在に行なえる
ことになり取り扱いが容易になる。
また、水タンク2に連設する補助タンク27を
具備すると共に、補助タンク27の底部を水タン
ク2の底部より低くしたことにより、水タンク2
の水が無くなつても補助タンク27の底部には水
が残つているため排気口55は常に水に浸つてお
り、高温の水蒸気が直接噴出することがなく安全
である。
さらに、密閉容器1に具備する安全弁87に補
助タンク27内に連通するような連通路88を設
けることによつて、密閉容器1が異常圧力となつ
て安全弁87が開いても、蒸気が補助タンク内へ
噴出する為に、直接蒸気が人体へ吹付ける虞れが
なくなり安全性に優れる。
連通路4の途中に逆止弁33を設けることによ
り、密閉容器1が高圧になつても、密閉容器1の
水aが逆流せず、所定量の水aを密閉容器1内で
加熱することができ、しかも逆止弁33の板状弁
本体35に補強リブ46を設けることによつて、
加熱装置3で発生する湯が当つても、弁本体35
のシール面の平坦度が変化せず、常に当初の平面
を保つことができ、常に圧力が一様にかかり、密
着度を向上することができる。又逆止弁33の流
入側が上方に、流出側が下方に位置するように配
設すると共に弁本体35を比重1.05から1.15の範
囲の材料で構成することによつて、弁本体35が
水よりわずかに重いので通常弁33は開いている
ことになり、給水時には、密閉容器1に確実に給
水できると共に、逆止時には、水との比重の差が
小さいので、わずかの水の逆流により確実に弁3
3を閉じることができ逆流止めが可能となる。連
通路5の排気口55を水タンク2の最低部30寄
りに設けることによつて、常に排気口55を水a
に浸しておくことができる。この為にバルブ11
操作による蒸気排出時に蒸気が直接人体に触れる
ことがなく安全性に優れ、かつ水中で蒸気が噴出
音を小さくすることができる。
2つのバルブ10,11に各々連動するスイツ
チ13を併用することによつて、スイツチを1箇
少なくするのみならず、それに伴つて電気回路を
簡潔化でき、コストダウンが可能となる。
水タンク2の位置を密閉容器1より高く設定す
ることによつて、水タンク2から密閉容器1への
水aの供給を落差を利用して出来、従つてポンプ
アツプなどの必要がなくなる。
〔発明の効果〕
この発明は、水タンクと、密閉容器と、電気エ
レメントからなる密閉容器の加熱手段と、前記水
タンクと前記密閉容器の間を連通する第1の連通
路と、出入口を有する抽出器と、前記密閉容器と
前記抽出器の入口との間を連通する第2の連通路
と、前記密閉容器の頂部に一端を連通すると共に
他端を外気に連通した第3の連通路と、前記密閉
容器の頂部に一端を連通すると共に他端を前記水
タンク内に連通した第4の連通路と、前記第2の
連通路の途中に設けられる第1のバルブと、前記
第3の連通路の途中に設けられる第2のバルブ
と、前記第4の連通路の途中に設けられる第3の
バルブと、前記第1のバルブに連動する第1のス
イツチと、前記第2のバルブに連動する第2のス
イツチと、前記第3のバルブに連動する第3のス
イツチと、前記密閉容器の温度を検知して作動す
る第4のスイツチを具備し、前記加熱手段と前記
第3のスイツチと前記第4のスイツチを直列に接
続し、前記第4のスイツチに前記第1のスイツ
チ、第2のスイツチを並列に接続してなり、簡単
なバルブ操作によつて飲料の抽出量を自在に調整
でき、常に出来たての飲料を製造することができ
る。加えて、飲用カツプなどの容器に直接抽出で
きるから取り扱いが簡単で経済的になり、さらに
常に適温のおいしい飲料を味わうことができるな
ど優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第10図までは、この発明の実施例
を示しており、第1図は系統図、第2図は分解斜
視図、第3図は全体斜視図、第4図は横断面図、
第5図は縦断面図、第6図は逆止弁の分解斜視
図、第7図は逆止弁の断面図、第8図は押釦の断
面図、第9図は電気回路図、第10図は押釦操作
と密閉容器温度を示すグラフ、第11図は従来の
断面図、第12図は従来の電気回路図である。 1……密閉容器、2……水タンク、3……加熱
装置、4,5,6,7……連通路、8……抽出
器、9,10,11……バルブ、12,13……
スイツチ、14……サーモスイツチ、30……底
部、33……逆止弁、34……弁箱、35……弁
本体、46……補強リブ、51……頂部、55…
…排気口、63……出口、65……先端、87…
…安全弁、88……連通路、a……水、b……コ
ーヒー粉、c……コーヒー液。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水タンクと、密閉容器と、電気エレメントか
    らなる密閉容器の加熱手段と、前記水タンクと前
    記密閉容器の間を連通する第1の連通路と、出入
    口を有する抽出器と、前記密閉容器と前記抽出器
    の入口との間を連通する第2の連通路と、前記密
    閉容器の頂部に一端を連通すると共に他端を外気
    に連通した第3の連通路と、前記密閉容器の頂部
    に一端を連通すると共に他端を前記水タンク内に
    連通した第4の連通路と、前記第2の連通路の途
    中に設けられる第1のバルブと、前記第3の連通
    路の途中に設けられる第2のバルブと、前記第4
    の連通路の途中に設けられる第3のバルブと、前
    記第1のバルブに連動する第1のスイツチと、前
    記第2のバルブに連動する第2のスイツチと、前
    記第3のバルブに連動する第3のスイツチと、前
    記密閉容器の温度を検知して作動する第4のスイ
    ツチを具備し、前記加熱手段と前記第3のスイツ
    チと前記第4のスイツチを直列に接続し、前記第
    4のスイツチに前記第1のスイツチ、第2のスイ
    ツチを並列に接続したことを特徴とするコーヒー
    等の抽出装置。 2 前記水タンクに仕切板を設け、水タンクの底
    部と連通すると共に、底部が水タンクの底部より
    低い位置に位置する補助タンクを具備することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のコーヒー
    等の抽出装置。 3 前記密閉容器の頂部に安全弁が具備され、こ
    の安全弁から補助タンクへ連通する第5連通路を
    具備することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のコーヒー等の抽出装置。 4 前記第1の連通路の途中に水タンクから密閉
    容器へのみ水が流入する逆止弁を設けることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のコーヒー等
    の抽出装置。 5 前記第4の連通路の先端が、補助タンク内の
    最低部寄りに設けられることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のコーヒー等の抽出装置。 6 前記第1のバルブに連動する第1スイツチと
    前記第2のバルブに連動する第2のスイツチが一
    のスイツチで併用されることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のコーヒー等の抽出装置。 7 前記密閉容器が前記水タンクより下方に位置
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のコーヒー等の抽出装置。 8 前記第1のバルブ、第2のバルブ、第3のバ
    ルブが手動式であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のコーヒー等の抽出装置。 9 前記逆止弁が弁箱とこの弁箱に内蔵する弁本
    体とからなり、逆止弁の流入側が上方に、流出側
    が下方に位置するように配設することを特許請求
    の範囲第4項記載のコーヒー等の抽出装置。 10 前記弁本体は比重が1.05から1.15の範囲の
    耐熱性材料で構成されることを特徴とする特許請
    求の範囲第9項記載のコーヒー等の抽出装置。
JP59214645A 1983-11-29 1984-10-12 コ−ヒ−等の抽出装置 Granted JPS6192637A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59214645A JPS6192637A (ja) 1984-10-12 1984-10-12 コ−ヒ−等の抽出装置
US06/674,753 US4565121A (en) 1983-11-29 1984-11-26 Apparatus for use in preparing infusions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59214645A JPS6192637A (ja) 1984-10-12 1984-10-12 コ−ヒ−等の抽出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6192637A JPS6192637A (ja) 1986-05-10
JPH0410323B2 true JPH0410323B2 (ja) 1992-02-25

Family

ID=16659183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59214645A Granted JPS6192637A (ja) 1983-11-29 1984-10-12 コ−ヒ−等の抽出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6192637A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101721134B (zh) * 2006-09-07 2012-10-03 库里格股份有限公司 用于形成饮料的方法和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6192637A (ja) 1986-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4565121A (en) Apparatus for use in preparing infusions
US6405637B1 (en) Fluid delivery system for generating pressure pulses to make beverages
US7677158B2 (en) Beverage maker having brewing chamber adapted to receive coffee pods or loose coffee
US6612224B2 (en) Method and apparatus for the preparation of hot beverages
JPS5941772Y2 (ja) 家族及び小喫茶室用コ−ヒ−沸し器
US7565860B1 (en) Multi-functional hot beverage brewing device
US20050279215A1 (en) Fluid delivery system for generating pressurized hot water pulses
US4805523A (en) Combination electric coffee maker and water heater
US5816135A (en) Method and apparatus for selectively dispensing hot water or hot beverages
US20100040749A1 (en) Method of brewing beverage in an electric, drip-type beverage brewer
KR101116227B1 (ko) 휴대용 에스프레소 제조기
AU772899B2 (en) Device for preparing coffee and method for preparing a coffee drink using said device
JPH0410323B2 (ja)
JPS59174120A (ja) コ−ヒ−等の抽出装置
US6170387B1 (en) Apparatus for the production of heated beverage
JPH0472532B2 (ja)
JPH0698100B2 (ja) 飲料抽出器
JPS61280816A (ja) 飲料抽出器
JPH049958Y2 (ja)
JPS59174118A (ja) コ−ヒ−等の抽出装置
JPH0329617A (ja) 電気コーヒー沸し器
JP3111793U (ja) 一体式蒸気圧力式コーヒーメーカー
JPH0415134Y2 (ja)
JPS6055910A (ja) 飲料抽出機
JPH0250726B2 (ja)