JPH0420309Y2 - - Google Patents

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JPH0420309Y2
JPH0420309Y2 JP4335788U JP4335788U JPH0420309Y2 JP H0420309 Y2 JPH0420309 Y2 JP H0420309Y2 JP 4335788 U JP4335788 U JP 4335788U JP 4335788 U JP4335788 U JP 4335788U JP H0420309 Y2 JPH0420309 Y2 JP H0420309Y2
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chopsticks
band
chopstick
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attached
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、食事をする際の箸の操作を容易に
するための箸支持具に関するものである。
[従来の技術と考案が解決しようとする課題] 手指もしくは手指を動かす神経系統に障害を有
する人々の中には、箸を持つことは可能であり、
2本の箸の先端の間隔を狭める方向に動かす操作
はできるが、拡げる方向に動かす操作が困難な人
が多い。
また、最近は、手指等に障害のない人であつて
も、箸をうまく使えない人がふえており、この人
たちはいわゆる「握り箸」をするので、上記と同
様に、2本の箸を広げる方向に動かすことが困難
である。
これらの人々は、スプーンを用いて食事をする
ことは可能であるが、日本人にとつて特に和食を
とる場合には、長い習慣からして、箸を用いて食
することが他の用具に替えがたい味と感触を与え
てくれる。
しかるに、上記のような障害者の人々等が箸を
用いて食事をするのを容易にするための手段は未
だ提供されていない。
この考案は以上のような現状に鑑み、手指もし
くは手指を動かす神経系統に障害を有する人々や
箸を正しく使う習慣のない人々が箸を容易に操作
することを可能にする箸支持具を提供するもので
ある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、この考案の箸支
持具においては、箸を添接する左右一対の添接部
材を相互に連結してなり、これら添接部材の各々
に、これと直交する箸把持用バンドを取付け、こ
のバンドには、前記の添接部材に箸を添接しこの
バンドにより添接部材と箸とを包囲した状態でこ
のバンドを止定するための止停手段を設けてな
り、前記両添接部材を相寄る方向に押圧したとき
に反対方向の付勢力を与える手段を設けた。
[作用] 両添接部の各々に箸を一本ずつ添接し、箸把持
用バンドにより箸と添接部材とを包囲して、この
バンドを止停手段により止定する。この状態で2
本の箸を把持して、付勢手段の付勢力に抗して箸
の間隔を狭めるとともに、手指の力を抜いて前記
付勢力により箸の間隔を広げる。以上の動作を反
復して箸を操作する。
[実施例] 10はこの考案の箸支持具であつて、テフロン
等の合成樹脂により一体成形されている。箸支持
具10は、逆U字形の帯状バネ12を有し、帯状
バネ12の両脚部14の下端は、それぞれ、箸を
添接するための添接部材16,16をなしてい
る。
各添接部材16には、これと直交する方向に延
びる箸把持用バンド18が取り付けられている。
このバンド18は、帯状バネ18に比べて軟質の
合成樹脂で成形して、その基端側を添接部材16
に熱融着すればよい。このバンドを帯状バネ12
と一体成形する場合には、バンドの肉厚を帯状バ
ネ12のそれに比して著しく薄くすることにより
柔軟性を与えることが必要である。
第3図に示すように、箸Aの長手方向の中央部
を前記の添接部材16の外面に当接して、前記の
バンド18を箸Aと添接部材16を包囲するよう
に巻き付ける。従つてバンド18の長さは、第2
図に明示するように、その自由端20が添接部材
16の内面側に回り込むにたるものでなければな
らない。
バンド18の自由端20側の裏面と連設部材1
6の内面とには面フアスナーの雌雄部材22,2
4が取り付けられている。従つて第2図に示すよ
うに、バンド18の自由端20が添接部材16の
内面側に回り込んだ状態でこれら雌雄部材22,
24の係合により、バンド18が固定される。
なお、通常の箸は、その上端から下端にかけて
わずかに径小となるテーパ状に形成されているの
で、箸の長手方向の中央部がバンド18により保
持されるように、バンド18の長さは箸の中央部
(上下両端を除く部分)の直径を包囲するに足り
るものでなければならない。
このような支持具10の各バンド18によりそ
れぞれ箸Aを抱持した状態を第3図に示す。
このように支持具10に固定された箸A,Aを
手で把持して両箸A,Aの間隔を狭めた状態が第
4図である。このとき、帯状バネ12の付勢力に
抗して箸A,Aが接近させられている。
この状態から箸を広げようとする場合には、手
指により2本の箸に加えていた押圧力を除去する
ことによつて、2本の箸A,Aは帯状バネ12の
付勢力によつて第3図の状態に戻る。
第5図には、箸支持具10により支持された箸
A,Aをいわゆる握り箸状に把持した状態を示し
ている。握り箸の場合には、手指により2本の箸
の間隔を広げることはきわめて困難であるから、
第4図に示す箸の通常の把持状態に比べて、箸支
持具の働きが一層顕著である。
第6図に示す他の実施例においては、U字状の
帯状バネ12の脚部14,14においては、下端
の把持用バンド18に加えて、その上方に他の一
対のバンド26,26が設けられている。
したがつて、箸はその長手方向の2個所におい
て確実かつ強固に保持される。
第7図と第8図の実施例においては、いずれ
も、U字形の帯状バネ12の内方にこれよりは小
形のU字状の補助バネ28を着脱自在に配したも
のである。補助バネ28を着脱することにより、
箸の使用者の手指の強さに応じて、箸支持具10
の両脚部14,14間の外方への付勢力を調整す
ることができる。
第7図の実施例は、U字形の帯状バネ12の脚
部14の内面に突片30,30を設け、この突片
30に穿設した挿入孔32に補助バネ28の脚部
下端を挿通することにより、補助バネ28を箸支
持具10に対し着脱自在に取付けたものである。
第8図の実施例では、第7図の取付け手段に代
えて、帯状バネ12の両脚部14,14の内面と
補助バネ28の両脚部外面との対応する位置に面
フアスナーの雌雄部材34,36を取付けて、こ
の雌雄部材により補助バネ28を着脱自在として
いる。
箸把持用のバンド18を箸を包囲した状態で止
定するための止停手段の変更例を第9図〜第11
図に示す。
この場合には、バンド18の第9図における表
面側には、バンド18の幅方向に延びる多数の溝
38が設けられている。この溝38は、第10図
に示すように、バンド18の基端側すなわち添接
部材16に近い側において底が浅く、自由端20
の側ほど底が深く形成されている。
添接部材16の内面側には係止用頭部40が設
けられており、この頭部40には貫通孔42が穿
設されている。貫通孔42における添接部材16
側にはリブ44が複数配されている。また、貫通
孔42における反対側には、保持片46が設けら
れている。図示を省略するが、この保持片46
は、第10図の上端部においては、頭部40のそ
の余の個所47と連続しているが、上端部を除く
個所では、切れ目49,49により、頭部40の
その余の個所から分離しており、これにより、第
10図において矢線で示すように、左右方向に撓
み得る可撓性を備えている。保持片46における
貫通孔42の内面側には係合爪48が突設されて
いる。
上記の実施例は以上のように構成されているの
で、第11図に示すように、箸Aを添接部材16
に添接して、バンド18を箸Aの周囲に巻き付け
た後、その自由端20を貫通孔42内に挿通し
て、自由端20を下方向に引くことにより、箸A
が充分に締め付けられて、係合爪48と係合溝3
8とが係合する。この係合により、バンド18に
おける貫通孔42,42内にある部分は上方への
脱出が阻止されて、このような係合状態で保持さ
れる。
箸Aを取り外す場合には、第11図において保
持片46を矢線方向にたわませると、係合爪48
と係合溝38との係合が外れて、バンド18は貫
通孔42から脱出して、箸Aの包囲が解かれる。
なお、リブ44は、第11図の状態において、
ベルト18を常に係合爪48側に弾力的に押し付
ける。これにより、係合爪48と係合溝38との
係合を確実なものとする。
第12図の実施例は、前記実施例における逆U
字状の板バネ12に代えて逆V字形の板バネ50
を用いたものである。
以上の実施例では、いずれも、箸支持具が一体
に形成されており、添接部材16,16の連結手
段12,50が付勢手段を兼ねている場合を示し
たが、これに代えて、第13図の実施例では、左
右に分離した2つの脚部52,52の下端を添接
部材16,16とし、両脚部52,52をこれに
遊嵌貫通された上下2本のピン54,54により
連結し、各ピン54の左右両端にはフランジ5
6,56を有し、脚部52,52間においては、
ピン54の外周にコイルバネ58を配している。
明瞭な図示を省略するが、添接部材16は脚部
52より紙面手前側へ折曲して突出し、このよう
に折曲した部分にバンド18が設けられており、
箸をバンド18により固定して、両箸間の間隔を
狭めたときに、ピン38のフランジ56が脚部5
2の外方へ突出しても箸に衝突しないようになつ
ている。
この実施例では、付勢手段であるコイルバネ5
8とは別個に、左右の添接部材16,16の連結
手段すなわちピン54を設けていることになる。
この実施例では、このように構成したので、両
脚部52,52ひいては箸への添接部材16,1
6がコイルバネ58の付勢力によつて左右に押し
広げられるが、ピン54の両端にフランジ部5
6,56があるので、脚部52,52はピン5
4,54から外れることがない。
この考案の実施例は以上の処に限られず、要
は、箸を保持する左右両部材が、これを接近させ
たときに付勢手段により外方へ付勢されるもので
あればどのようなものであつてもよい。
[考案の効果] 以上のような箸支持具に箸を取付けてこれを使
用する場合には、箸の先端の間隔を広げる方向に
動かそうとする時は、支持具が有する付勢力によ
り、手指の力を何ら加えることなく箸を広げるこ
とができるので、箸の操作が極めて容易となり、
特に、手指もしくは手指を動かす神経系統に障害
を有する人々や、箸を正しく使用する習慣のない
人々が、箸を容易かつ正しく使用することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、この考案の一実施例を示
し、第1図は、その斜視図、第2図は、第3図の
−断面図、第3図は、箸を取付けた状態の斜
視図、第4図は、箸を指で把持してその間隔を狭
めた状態の斜視図、第5図は、握り箸状に箸を把
持した状態の斜視図、第6図〜第8図は、それぞ
れ、この考案の他の実施例を示す正面図、第9図
は、更に他の実施例を示す要部正面図、第10図
は、第9図の−断面図、第11図は、前図の
バンドが箸を包囲した状態を示す断面図、第12
図と第13図とは、それぞれ、更に他の実施例を
示す正面図である。 符号の説明、10……箸支持具、12,50,
58……付勢手段、16……添接部材、18……
箸把持用バンド、22,24,38,48……止
停手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箸を添接する左右一対の添接部材を相互に連結
    してなり、これら添接部材の各々に、これと直交
    する箸把持用バンドを取付け、このバンドには、
    前記の添接部材に箸を添接しこのバンドにより添
    接部材と箸とを包囲した状態でこのバンドを止定
    するための止停手段を設けてなり、前記両添接部
    材を相寄る方向に押圧したときに反対方向の付勢
    力を与える手段を設けたことを特徴とする箸支持
    具。
JP4335788U 1988-03-30 1988-03-30 Expired JPH0420309Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4335788U JPH0420309Y2 (ja) 1988-03-30 1988-03-30

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JP4335788U JPH0420309Y2 (ja) 1988-03-30 1988-03-30

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JPH01150078U JPH01150078U (ja) 1989-10-17
JPH0420309Y2 true JPH0420309Y2 (ja) 1992-05-08

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JPH0639698Y2 (ja) * 1989-10-28 1994-10-19 利雄 近藤 障害者用箸

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JPH01150078U (ja) 1989-10-17

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