JPH0420305B2 - - Google Patents

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JPH0420305B2
JPH0420305B2 JP59155263A JP15526384A JPH0420305B2 JP H0420305 B2 JPH0420305 B2 JP H0420305B2 JP 59155263 A JP59155263 A JP 59155263A JP 15526384 A JP15526384 A JP 15526384A JP H0420305 B2 JPH0420305 B2 JP H0420305B2
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reading
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Tooru Umaji
Naohiko Koizumi
Toshihisa Tsukada
Hideaki Yamamoto
Taiji Shimomoto
Yasuo Tanaka
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はフアクシミリ送信機や文字読取り装置
に用いる受光素子で、特に原稿に密着してこれを
読取るものに応用されるものである。
〔発明の背景〕
第1図は本発明が適応される密着読取り方式の
ラインセンサ8を用いた場合で、像を縮小するた
めの光路5が下要となるため、装置全体が小形と
なり、また調整も不要である。さらには光源4か
ら受光素子8までの距離が近いため、光の利用効
率が高く、光源として、信頼性、寿命のはるかに
高いLED(発光ダイオード)アレイを用いること
が出来、装置のメインテナンスを容易にすること
が出来る。このようなタイプの従来の密着読取ラ
インセンサの構成を第2図に示す。第2図aは光
フアイバー9をとおして像を読取るタイプのもの
で断面図、同図bは平面図である。これにより高
解像度の撮像が可能となり、また図中に示す位置
から光源4を用いて原稿を効率良く照らすことが
出来る。なお、図において、1は原稿、8は基
板、10は受光素子、11は受光素子を駆動する
ためのIC、13は回転ローラである。第2図c,
dは光フアイバーを用いずにホトダイオード10
を直接原稿1に密着させて読取るものである。各
各断面図および平面図である。この場合、光源4
からの光を原稿にあてる必要があるため、センサ
の表面には、例えばホトダイオード10の間に1
4のような光透過用の窓を設ける。なお、図にお
いて15は基板、11は受光素子を駆動するため
のIC、13は回転ローラである。これらのセン
サの走査回路構成を第3図に示す。ここで11は
走査用のICであり、その中の16は各ホトダイ
オードを選択するためのMOS形トランジスタ、
17はこれらのゲートを順次駆動するためのシフ
トレジスタである。また10は前記ホトダイオー
ドを等価回路で現わしたもので、18は入射光量
によつて変化する光電流源、19は等価容量であ
る。また20はホトダイオードに印加するバイア
ス電圧である。光電変換および信号読取りの動作
は以下のようなものである。読取り直後点22の
電位は選択用のトランジスタ16を通して接地さ
れる。これにより容量19はバイアス電圧電源2
0によりバイアス電圧VTに充電される。この後、
トランジスタ16が開いて(OFFとなつて)端
子22が開放される。この状態で光電流源18に
より容量19が放電されて行く。これにより光生
成キヤリアが容量19に蓄積されて行く。蓄積さ
れた信号はシフトレジスタ17により駆動される
MOS形トランジスタを逐次閉じる(ONする)
ことにより、共通線12から読出される。このよ
うな走査方式は各画素10に対応してトランジス
タ16およびこれを駆動する回路17を必要とす
る。例えば画素数が1760個の密着読取りセンサを
構成する場合、1個の走査用ICが80個の画素の
走査を受持つとして、22個ものICを必要とし、
これによつてセンサの価格が非常に高くなる。ま
た、各走査用ICのピン数は画素に接続されるピ
ン80本とクロツクパルス、電源などを供給するピ
ン数約10本の計90本であり、1個の密着読取りセ
ンサに22個のICを実装するために、実に90×22
=1980ケ所もの接続を行なわなければならない。
通常のパツケージにICを実装する場合、接続ケ
所がせいぜい20ケ所であることを考えても、上記
センサへのIC実装プロセスは非常に高度な技術
を要する。
上述の一次元センサに関する文献として、特開
昭53−140048号公報が存在するが、該公報は走査
回路の問題にまで言及していない。
〔発明の目的〕
本発明は上記欠点を除去したセンサを提供する
ことを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、全画素を連続した複数の群に分け、
群ごとをまとめて走査するため、走査回路を大幅
に簡略化することが出来る。これにより、走査用
ICを2個に、また接続部分は前記センサの場合、
100ケ所以下までに低減出来、価格面でも量産性
においても非常に優れたセンサを作ることが出来
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例を用いて詳述する。
第4,5図は本発明によるセンサの構成を示し
たものである。第4図a、第5図aは平面の説明
図、第4図b、第5図bは断面図である。第4図
で8はガラス基板9は光学像を伝えるための光フ
アイバー束、10は光電変換を行なうホトダイオ
ード・アレイ、25は信号の流れを限定して、画
素間の相互干渉(クロス・トーク)を防ぐための
ダイオード・アレイである。ダイオード・アレイ
の一端はそれぞれに対応するホトダイオードに、
また他端は、第4図の26で示したように複数個
のものをまとめて接続し、配線27により走査用
IC23にまで接続する。またホトダイオード・
アレイ10のダイオード・アレイ25とは接続さ
れていない側は、各群(26のように分けられた
単位)中の相対的に同位置にあるもの同士を接続
し、配線28により走査用IC24にまでもつて
行く。以下、26の各群を行、またその中の相対
的に同位置にあり、したがつて共通の28配線で
接続されたものを列とし、23を行駆動用IC、
24を列駆動用ICとよぶ。本センサはこの行列
の逐次走査により読出しを行なうマトリツクス
(行列)駆動方式のセンサである。第4図は、ダ
イオード・アレイを従来のSiIC作製プロセスによ
りIC化し、これをセンサに実装したものである。
これに対して第5図はホトダイオード10を作製
するプロセスとほぼ同一のプロセスによりダイオ
ード・アレイ29を作製したもので、第4図のも
のに比較して工程は簡略化される。この中で30
は、上記ダイオードの共通電極または共通の導電
形をもつ部分であり、前者の場合、30と29に
より金属−半導体接合を形成、もしくは29の中
にPNもしくはp−i−nの接合を形成して整流
性を持たせ、後者の場合、30と29との間に
pnもしくはpinの接合を持たせて整流性を得る。
第6図は第4,5図で示した密着読取りライン
センサの全回路図である。10はホトダイオード
で、その中の18は光電流源、19は等価容量を
示したものである。23は行走査用ICで、31
はMOS形トランジスタ2個による2接点スイツ
チで、選択時は分離用ダイオード25′を順方向
にバイアスしホトダイオード10に印加するバイ
アス電圧電流20に、非選択時は接地するように
する。図ではスイツチ31′により行27′が選択
されている状態を示している。また17はこれら
のスイツチを順次駆動するための駆動回路であ
る。例えば2相ダイナミツク・シフトレジスタを
用いることができる。24は列走査用ICであり、
32はMOS形トランジスタ2個を用いた2接点
スイツチであり、選択時は出力線12に、非選択
時は分離ダイオード逆バイアス用電源33に各列
配線28を接続する働らきを持つ。図では28′
が選択されている状態を示す。図中太線で示した
経路で画素10′の信号が出力線12に読出され
る。ここで列配線28は2層配線となつている。
線と線が交差する28″などでは、2線間に容量
が形成される。これをまとめてあらわしたのが、
第6図中の寄生容量51である。後ほど詳細に説
明を行なうが、これらの寄生容量のため、出力線
12には信号出力以上に大きな直流出力が現わ
れ、この後の増幅、積分などの信号処理を困難に
する。そこでこの直流出力を打消すために、寄生
容量51と等しい容量51′、バイアス電圧33
と絶対値が同じで、符号が逆の電圧源33′、信
号読取り直前に出力線に電圧源33′を接続する
ためのスイツチ36′および、列配線28′に接続
されている他画素の寄生容量と等しい容量51
を図のように接続する。出力回路としては、34
で示した電圧読出しと、35で示した電流読出し
のいずれもが可能である。電圧読出し34は、ホ
トダイオード10の容量19に蓄積された信号電
荷にしたがつて、出力線12の電圧が上昇し、こ
の電圧を38の高入力インピーダンス増幅器で受
けて出力端子39に出力するものである。読取後
は、走査用スイツチはそのままの状態でスイツチ
36で画素10′をクリアする。つまり、ここに
バイアス電圧20を充電して初期状態に復帰させ
る。A4版(読取幅21cm)で分解能が8本/mmの
センサの場合、画素10′に蓄積される信号電荷
は飽和時の最大値でも約1.7pCである。一方、負
荷となる容量51,51′,51″は約100pFと大
きく、先の信号電荷が、これらの容量に移つたと
して、出力線12に現われる電圧は17mVであ
る。電流読出し回路35は、電流積分器42、積
分コンデンサ41、コンデンサ用リミツトスイツ
チ43は、サンプリング用スイツチ52、信号ホ
ールド用コンデンサ46および高入力インピーダ
ンス増幅器47から構成されている。画素10′
に蓄積された信号電荷QSは、すべて電流の形で
本回路に流れ込み、積分コンデンサCFに蓄積さ
れる。積分器42の出力にはCFに充電された信
号電荷QSにより、−QS/CFの電圧が現われる。CF
をlpFとすると、先ほどと同じ飽和時において
1.7Vの信号が得られる。この後に続くサンプ
ル・ホールド回路は信号の処理を容易とするた
め、積分が完了した時点で、先の−QS/CFの電
圧をサンプリングし、次のサンプリング時まで、
これを保持する機能を有する。
次に本マトリクス読出し方式の動作原理を第7
図a〜eの等価回路と第8図のタイミングチヤー
トを用いて説明する。まず第7図aでダイオード
25の一端をバイアス電圧20に、容量19の他
端をスイツチ36又は抵抗40を通して接地し、
ダイオード25を順方向にバイアスして導通状態
とし、ホトダイオード10の容量19にビデオ電
圧20を充電する。この後、スイツチ32を切換
えて電源33に接続し(第7図b)、これにより
ダイオード25を逆バイアスして、電流を遮断
し、ダイオードを等価的に25′で示した容量と
して用いる。この状態では、容量25′と19の
間の節点57は、電流源18を除き、周囲から全
く隔離された形となり、この節点の電荷を光信号
に依存する光電流源18で放電することにより、
ここに光信号電荷を蓄積して行く。信号蓄積中は
他画素読出しのため、c図のようにスイツチ31
を切換えて点58を接地したり、d図のように点
58を接地したままスイツチ32を切換えて点5
9を負荷容量51または負荷抵抗40に接続した
りする。いずれの状態でも、蓄積された信号電荷
を節点57中に保持し、他画素とのクロストーク
を防止するために、この間ダイオード25を遮断
状態にする必要がある。この間で、ダイオードが
最も導通しやすいのは、読出しeの直前のbの状
態である。この時列配線28にはダイオードを逆
方向にバイアスする電源33が接続されている
が、行配線58にはダイオードを順方向にバイア
スさせる電源20が接続されている上に、信号電
荷蓄積のため、容量19はほぼ放電されつくされ
ており、電圧降下がほとんどなく、ダイオード2
5が順方向にバイアスされやすい。そこで、電源
33の電圧VBを十分高めてこれを防ぐ必要があ
る。この時、蓄積された信号電荷をQS(クーロ
ン)、容量19の値をCa、ダイオード25の容量
の値をCd、ダイオードの順方向バイアス時の電
圧降下をVdとすると、ダイオードの正方向にか
かる電電Vは V=QS−Ca(VB−Vd)/Ca+Cd ……(1) であり、これが正とならないためには、 VB>QS/Ca+Vd ……(2) である必要がある。光電変換膜に非晶質Siを用い
た読取り幅220mm、分解能8本/mmセンサではQS
の最大値は約1.7pC、Caの値は約0.17pFであり、
25のSiダイオードを用いた場合、Vd=0.5Vであ
るからVBは10.5V以上の値をとる必要がある。信
号の読取りは第7図eで示すように、点58をバ
イアス電源20に、また点59を出力線12に接
続することにより行なう。この時、電源33が寄
生容量51を介して出力線12に接続されるた
め、12の電圧が上昇する。先ほども述べたよう
に、この上昇分は信号成分に比較して相当大きな
値となるため、後の信号処理が困難となる。そこ
で、第6図でも説明したように容量51′と電源
33′を用いてこの上昇分をキヤンセルする。
第8図は第6図の回路を駆動するタイミング・
チヤートであり、簡単にするために3行、4列の
マトリクスとしている。Y1〜Y3は行配線27に
加えるパルス電圧で、Lレベルは接地、Hレベル
はホトダイオードまたは光導電膜に印加するバイ
アス電圧20を意味する。このように各行配線に
接続された群に順次バイアス電圧20を印加して
行く。列配線28にはX1〜X4のパルス電圧を印
加し、Yiの一つがHレベルである間に、X1〜X4
の全列を走査してしまう。ここでLレベルではス
イツチ32が電源33に、Hレベルでは出力線1
2に切換わることを示している。読出し直後はク
リア・スイツチ36を閉じてホトダイオードをリ
セツトするが、そのタイミングは図中CLRで示
される。また1行2列目のホトダイオードの点5
7の電位V57を図中に示す。まずt0〜t1で読取り、
リセツトを行い、t1〜t9の間で信号が蓄積され、
t9〜t10で再び読出し、リセツトが行なわれる。6
0は光入力が無い場合、61は光入力があり、信
号電荷の蓄積により電圧が徐々に低下していく場
合を示している。なお、ホトセンサの接続状態が
第7図のように刻々と変化しているので、第8図
のV57もこれにつれて変化している。しかし、さ
きほどのVBの条件を満たす限り、節点57に蓄
積される電荷は、光電流以外による変化を受けな
い。第8図V59は点59の電圧を示したもので、
この場合抵抗40を用いない電圧読出し方式を使
用している。Vputはこの時得られる出力電圧であ
る。
電圧読出し方式より高い出力電圧の得られる電
流読出し方式について第9図を用いて説明する。
タイミング・チヤート第10図においてS32〜S43
はHレベルの時、スイツチが導通していることを
示している。まずS32を出力線側に倒すと同時に、
36′のスイツチを開放にして、出力線12に図
中V12の斜線で示したホトダイオード容量19の
電圧信号成分を出力する。この場合、2層配線に
よる寄生容量51とダミー容量51が等しく、5
9に接続された他画素の容量25′,19′の和と
ダミー容量51″が等しく、また電源33と3
3′の絶対値が等しければ、端子12には信号成
分のみが現われ、図中40で示した負荷抵抗Rを
とおしての放電によりvoltになる。これと同時に
積分器42のリセツトスイツチ43を開放し、負
荷抵抗Rを通して流れる電流で容量41を充電す
る。ここで、演算増幅器42には容量41をとお
して負帰還をかけているため、入力端40′は見
かけ上、+入力端と同電位つまり接地されている。
そこで電流Iはみかけ上抵抗Rを通じてアースに
流れこむように見えるが、実際に入力端40′の
インピーダンスが非常に高いため、すべて容量4
1に流れ込み、これを充電する。その時の電流を
図中Iで示す。ホトダイオード容量19からの信
号電荷QSはすべて、このRを通るので、図中の
Iの積分値(斜線で示した部分の面積)が信号電
荷QSとなつている。積分用の容量41の値をCF
とすると、積分器42の出力端53にあらわれる
電圧値はQS/CFである。この電圧が安定した時
点で、サンプリングパルスS52によりその電圧を
ホールド容量46に伝達する。この電圧は高入力
インピーダンス増幅器47で受け、出力端にはボ
ールドされた信号V48が現われる。
第11図、第12図は本発明の具体的形態を示
したものであり、各々センサの上面図の一部およ
び断面図を示している。ここで1は読取るべき原
稿、8はガラス基板、9は光フアイバー、10は
ホトダイオードの機能を有する光電変換膜、25
はダイオード・アレイ、62はホトダイオードの
光入射側の透明ネサ電極63は行走査用のAl配
線、64は列走査用Al配線、65は保護および
多層配線用絶縁膜、66はダイオードアレイ25
を接着して接続するためのペデスタル、68,6
8′は65と28の線を接なぐために絶縁膜65
にあける穴、69は64とダイオードアレイを接
続するための穴、70は27とダイオード・アレ
イを接続するための穴である。上記センサの製作
プロセスを以下簡単に説明する。まず、ガラス基
板上全面に透明電極62を形成する。透明電極と
してはITO(インジユムを含む酸化スズ)または
Sno2を約1000または半透明のTaをスパツター
により形成する。つづいて全面にNi−Crを450
、Alを0.8μm蒸着してITO、Alを62,63
のパターンを残して後はエツチングにより取除
く。この後71の部分のみAlを取除く。次に光
電変換膜10として非晶質Siを約2μmスパツター
により形成する。この膜形成はマスクをかけて行
ない、図中10の部分にのみ形成する。この上か
らホトダイオードの右側の部分を除いてAlを約
0.8μm蒸着し、ホトダイオードの右側にホトレジ
ストをかぶせて再エツチを防ぎながら、ホトダイ
オード上および左側のAlパターンを27,64
のパターンにしたがつてホトエツチングを行う。
次にこの上からセンサ全面にポリイミド系絶縁体
(例えば、ポリイミドイソインドロキナゾリンジ
オン)を約4μm塗布し、ダイオード25との接
続部や、2層目配線28との接続部分に70,6
9,68の穴をホトエツチングによりポリイミド
系樹脂にあける。最後にダイオードチツプ25と
の接続用ペデスタル66および2層配線67とし
て、下からCrを0.07μm、Cuを0.5μm蒸着し、ホ
トレジストをかぶせて露光現像を行ないペデスタ
ル、2層配線部のみを露出する。この状態でメツ
キによりCuを5μm、つづいてPbを3μm、Snを5μ
mメツキし、最後にホトレジストを除去して上記
パターンをマスクにさきほどの0.5μmCu、0.07μ
mCrをエツチしてパターンを完成する。このセ
ンサにダイオード・アレイ25を図のように接着
してセンサが完成する。
なお、断面が複雑となるため、本図では示され
ていないが、ホトダイオード10の左側にも、ダ
イオード分離用電圧を印加するための配線用に2
層配線がほどこされている。
第13図および第14図は本センサに用いるダ
イオード・アレイの構造を示した図である。各々
平面図および断面図である。72はn形半導体基
板、73はp形拡散層、74はn形拡散層であ
り、74,73の間の接合でダイオードが形成さ
れている。72,73の間には逆バイアスをかけ
てダイオード間のキヤリアの拡散による相互干渉
を防いでいる。75は厚さ1μmの絶縁分離用の
熱酸化膜、76は厚さ0.8μmのPSG(リン化ガラ
ス)の絶縁膜、77はAl配線電極、78は保護
用のCVD法によつて形成したSiO2膜、79はボ
ンデイング端子のAl電極、80は基板との接続
用はんだバンプで下からCr,Cr−Cu,Cu−Sn,
Pb−Snを蒸着およびメツキにより形成する。平
面図で81,81′,81″…ホトダイオード側に
接続される端子、82は列走査線に接続される端
子、83は基板72に電圧を供給するための端子
で、ダイオード間の分離を完全にするため、8
3,82間に逆方向にバイアスされる。
第15図は本センサに用いた走査用ICであり、
行走査、列走査とも同一ICを用いている。17
はX1〜Xo端子に順次パルスを出力する2相ダイ
ナミツクシフトレジスタで87端子からスタート
信号が入ると2相クロツクパルスφ1,φ2に同期
してX1〜Xoにパルスを出力する。1oはこ
れらの反転した出力を出す端子である。X1,X2
出力から反転回路91、NOR回路90を用いて
MOS形スイツチ92,93のゲートに互いにオ
ーバーラツプせずに、かつ互いに反転した信号を
加え、これにより94に入力される信号を95ま
たは96端子に接続する。96端子にはIC内部
で抵抗負荷用の回路35、または容量負荷用の回
路34に接続され、出力はそれぞれ48,39に
現われる。回路の働きの詳細はすでに第7,8,
9図を用いて説明した。
第16図は具体的に第15図の回路をnチヤネ
ルプロセスで作製したもので、低消費電力、高速
とするためにデイプリーシヨン、エンハンスメン
ト両タイプのMOS形トランジスタを混用してい
る。ここでチヤネル部分に線を入れているものが
デイプリーシヨン型である。また容量41,46
はMOS容量を用いている。MOSで組んだ演算増
幅器42,47,34の電流源の働らきをする
MOSトランジスタ−100はP型拡散層中に形
成したもので、これにより、端子99に負電源を
印加することが可能となり、増幅器のダイナミツ
クレンジを広げている。98端子には増幅器およ
びシフトレジスタに供給する電源を接続する。
〔発明の効果〕
以上の説明より明らかなように、本発明の駆動
方式を用いた受光素子(密着読取りラインセン
サ)は、従来の順次駆動方式で得られるセンサよ
りもはるかに少ない数の素子で走査を行なうこと
が可能のため、従来よりもはるかに生産性が高
く、また低コストなセンサを作ることが可能であ
る。
また、受光素子そのものは、これまで例示した
型のもの以外のものに限定されるものではない。
例示した等価回路に適合する受光素子で良いこと
はいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は密着読取りタイプのセンサの説明する
ための図、第2図a,b,c,dは従来の密着読
取りラインセンサを説明するための図、第3図は
従来の密着読取りラインセンサの回路図、第4図
a,bは本発明のマトリクス駆動方式センサでダ
イオード・アレイICを用いたものの平面図およ
び断面図、第5図a,bは本発明のマトリクス駆
動方式センサで非晶質Siダイオードを用いたもの
の平面図および断面図、第6図は本発明の走査回
路図、第7図a〜eは本発明のラインセンサ走査
の動作原理を説明するための等価回路図、第8図
は本発明のラインセンサ走査のタイミング・チヤ
ート、第9図は電圧読出し方式の原理を示す図、
第10図はそのタイミング・チヤート、第11
図、第12図はダイオード・アレイICを用いた
実施例を示す平面図および断面図、第13図、第
14図は用いたダイオード・アレイの構造を示す
平面図および断面図、第15図は走査用ICのブ
ロツク図、第16図はICの全回路図である。 1……原稿、4……光源、8……基板、9……
フアイバー束、10……受光素子(ホトダイオー
ドアレー)、11……IC、13……ローラー、1
4……窓、15……基板、16……MOSトラン
ジスタ、17……シフトレジスタ、18……光電
流源、19……等価容量、20……バイアス電
圧、25……ダイオードアレー、28……配線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光導電膜と分離用ダイオードを直列に接続し
    た単位画素、又は、ホトダイオードと該ホトダイ
    オードと整流方向が逆の分離用ダイオードを直列
    に接続した単位画素を一次元に配列し、該配列し
    た複数の単位画素を少なくとも2つ以上の群に分
    割し、各々の群の単位画素をそれぞれその群に対
    応する行配線に接続し、更に、上記群中で相対的
    に同位置にある単位画素をそれぞれその単位画素
    に対応する列配線に接続した読み取り装置におい
    て、上記行配線のうち、読み取りを行う単位画素
    の行配線には上記分離用ダイオードを順方向にバ
    イアスする電圧を印加し、上記列配線のうち、読
    み取りを行なわない単位画素の列配線には上記分
    離用ダイオードを逆方向にバイアスする電圧を印
    加することにより読み取り動作を行うこととした
    ことを特徴とする読み取り装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の読み取り装置に
    おいて、上記分離用ダイオードを逆方向にバイア
    スする電圧は逆バイアス用電源から容量を介して
    上記分離用ダイオードに供給されることを特徴と
    する読み取り装置。 3 特許請求の範囲第1項又は、第2項記載の読
    み取り装置において、上記行配線のうち、読み取
    りを行わない単位画素の行配線は接地電位に接続
    したことを特徴とする読み取り装置。 4 特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    に記載の読み取り装置において、上記列配線は2
    層配線構造を有し、かつ、該列配線間寄生容量に
    起因する直流出力を打ち消す手段を有することを
    特徴とする読み取り装置。 5 特許請求の範囲第4項記載の読み取り装置に
    おいて、上記直流出力を打ち消す手段は、上記列
    配線の出力部に直列に接続され、読み取りを行う
    上記単位画素に接続された列配線と該列配線に接
    続された他の単位画素との間の寄生容量と等しい
    値を有する第1の容量と、該第1の容量に対して
    並列に接続され、上記列配線間寄生容量と等しい
    値を有する第2の容量と、該第2の容量に対して
    直列に接続され、非選択時に上記列配線へ印加さ
    れる分離用ダイオード逆バイアス電圧と絶対値が
    同じで符号が逆の電圧源とを含むことを特徴とす
    る読み取り装置。 6 特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか
    に記載の読み取り装置において、上記読み取り装
    置は列駆動用ICと行駆動用ICを有し、かつ、上
    記読み取り装置は単一の基板上に設けられ、上記
    列駆動用ICと行駆動用ICも上記基板上に設けら
    れたことを特徴とする読み取り装置。 7 特許請求の範囲第6項記載の読み取り装置に
    おいて、上記列駆動用ICと行駆動用ICとは同一
    の走査用ICで構成されたことを特徴とする読み
    取り装置。 8 特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか
    に記載の読み取り装置において、上記読み取り装
    置はフアクシミリ送信機であることを特徴とする
    読み取り装置。 9 特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれか
    に記載の読み取り装置において、上記読み取り装
    置は文字読み取り装置であることを特徴とする読
    み取り装置。 10 特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれ
    かに記載の読み取り装置において、上記読み取り
    装置はラインセンサであることを特徴とする読み
    取り装置。 11 特許請求の範囲第1項乃至第10項のいず
    れかに記載の読み取り装置において、上記光導電
    膜または、ホトダイオードは非晶質Siからなるこ
    とを特徴とする読み取り装置。
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JPS5454513A (en) * 1977-10-11 1979-04-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Scanning circuit

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