JPH0420289B2 - - Google Patents

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JPH0420289B2
JPH0420289B2 JP59184247A JP18424784A JPH0420289B2 JP H0420289 B2 JPH0420289 B2 JP H0420289B2 JP 59184247 A JP59184247 A JP 59184247A JP 18424784 A JP18424784 A JP 18424784A JP H0420289 B2 JPH0420289 B2 JP H0420289B2
Authority
JP
Japan
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output
intermediate frequency
signal
circuit
band
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59184247A
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English (en)
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JPS6162237A (ja
Inventor
Akira Fujii
Susumu Nakamura
Hiroaki Adachi
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
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Publication of JPS6162237A publication Critical patent/JPS6162237A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、FM−SCPC(Single Channle Per
Carrier)方式による衛星通信や、トランシーバ
による移動通信等、通話中のみ搬送波を送出し、
無通話時又は無音声時には搬送波を断とするよう
なFM通信方式における受信装置において、搬送
波の有無を検出し、搬送波が無い時には、受信機
の低周波出力を断として不快な雑音を遮断するた
めのスケルチ回路に関する。
(従来の技術) 従来、スケルチ回路における搬送波の有無の検
出方法は、第1に中間周波信号段における搬送波
レベルによつて判別する方法、第2にFM復調回
路出力における帯域外雑音レベルによつて判別す
る方法のいずれかもしくはこれらの組合せで行わ
れている。前記第2の方法は、搬送波不存在の時
の帯域外雑音レベルが、搬送波の存在する時の雑
音レベルより大になることを利用して判別する方
法である。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、FM−SCPC衛星通信方式におけるよ
うに搬送波電力対雑音電力比(CN比)が極めて
低い(例えば5dB以下)においても確実な動作が
必要な場合には、以下に述べるように特性が不充
分であり、安定な動作を得ることは困難であつ
た。すなわち、中間周波信号段における搬送波レ
ベルの判別法では、搬送波有りの時と比べて搬送
波なしの時の出力レベルが雑音の存在のため、わ
ずかしか異ならない。従つて電波伝ぱん損失の変
化や、高周波増幅段の利得変動による搬送波のレ
ベル変動を考慮すると、この方法ではCN比が
5dB以下になつてくると判別は事実上不可能であ
る。また、従来のFM復調回路出力の帯域外雑音
レベルによる判別法もやはりCN比が5dB以下位
になつてくると判別が困難になつてくる。
本発明はこの方法の改良であるので詳細に説明
する。FM復調回路出力における雑音のスペクト
ラムの1例は第1図に示すようになることが発明
者らの実験により明らかとなつている。第1図の
縦軸は、FM復調回路の出力の雑音スペクトラム
分布(相対値)を示し、横軸はそのスペクトラム
の周波数を示す。曲線aは搬送波が存在し、CN
比が15dBのとき、曲線bは搬送波が存在し、CN
比が5dBのとき、そして曲線cは搬送波が不存在
の場合のスペクトラムを示している。第1図は中
間周波帯域ろ波器の帯域幅が約20KHzの場合であ
り、雑音スペクトラムの大きさは、20KHzの1/2
である10KHz以上では急激に減少する。
また、本例では変調信号は3〜4KHz以下の音
声信号である。
そこで、従来は帯域外雑音の検出帯域として第
1図の1に示すように、雑音スペクトラムレベル
の大きな帯域である約6KHz〜10KHzの帯域を用
いている。ところが、第1図に示したように、そ
の帯域における雑音スペクトラムは、搬送波あり
の場合でもCN比が5dB位まで低下すると、曲線
bのように、搬送波なしの場合の曲線cとわずか
2〜3dBの差しかないことが我々の実験の結果判
明した。つまり、雑音の主要帯域を使用する従来
の方法では、雑音のゆらぎ等を考慮すると、CN
比の低いときには、確実な判別は非常に困難であ
るという問題がある。
(問題を解決するための手段) 本発明は、帯域外雑音レベルによる搬送波有無
の判別において、帯域外雑音スペクトラムのうち
従来は使用されていなかつた高い周波数帯域の成
分を利用することにより前記従来技術の欠点を解
決しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成
を有する。
即ち、受信されたFM信号を中間周波信号に周
波数変換する手段と、該中間周波信号を帯域制限
し隣接チヤネルの信号を除去するための、該中間
周波信号の中心周波数にほぼ等しい中心周波数を
持ち、且つ、該中間周波信号の占有帯域幅にほぼ
等しい通過帯域幅を持つ帯域通過ろ波器および
AGC付増幅器またはリミツタ増幅器より成る中
間周波信号増幅回路の、FM復調回路と、低周波
増幅器より成るFM信号受信装置において、上記
FM復調回路の出力を分岐する手段と、該分岐出
力の1つに接続され前記中間周波帯域通過ろ波器
の帯域幅の1/2に相当する周波数以上の通過帯域
幅の1/2に相当する周波数値を通過帯域の下限周
波数とする高域ろ波器と、該高域ろ波器の出力を
増幅し検波する手段と、該検波器の出力電圧の大
小を判別する判別回路と、該判別回路の出力によ
つて前記低周波増幅器の出力信号を断続する手段
とを備えたことを特徴とするスケルチ回路であ
る。
(作用) 本発明は、FM復調回路出力における帯域外雑
音レベルが、搬送波が存在する時よりも搬送波の
存在しない時の方が高くなることに着眼し、この
帯域外雑音レベルの高低を判別することにより搬
送波の有無を判定する点では従来の技術と共通す
るが、この判別に利用する雑音帯域として、第1
図の2で示されるような、CN比が低くとも搬送
波の有無による雑音レベルの差が従来より大きい
帯域部分を利用している。即ち、スケルチ用に
FM復調回路出力を分岐して取り出した後通過さ
せるろ波器は中間周波帯域通過ろ波器の帯域幅の
2分の1に相当する周波数以上の信号を通過させ
る高域通過ろ波器となつている。高域通過ろ波器
を通過した雑音信号は、増幅され、検波された後
判別回路で雑音レベルの高低によつて搬送波の有
無を判定しその出力信号によつて低周波増幅器の
出力信号を断続する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は、本発明の実施例の構成を示す図であ
る。受信されたFM信号が高周波増幅器1で増幅
され、周波数変換器2で中間周波数に周波数変換
され、中間周波数帯域ろ波器3を通過して、中間
周波増幅器4で増幅されFM復調回路で復調され
ることは従来の技術と共通である。
本発明の特徴は、第2図の高域通過ろ波器8の
帯域の選び方であり、これを少くとも中間周波帯
域ろ波器3の帯域幅の1/2に相当する周波数以上
の帯域を通過させるようにする。このときFM復
調回路5の出力の雑音スペクトラムは第1図に示
したようになり、高域通過ろ波器8の通過帯域
は、その下限周波数を、中間周波帯域ろ波器3の
帯域幅の2分の1である10KHz以上の値(本例で
は20KHz)と選べば、第1図の2に示す帯域とな
る。この帯域においては第1図で明らかなよう
に、雑音スペクトラムのレベルは、従来使用され
ている約6KHz〜10KHzの帯域(第1図の1で示
す帯域)に比し、小さくなるが搬送波なしの時の
曲線cの値と、搬送波ありでCN比が5dBの時の
曲線bの値の差は10dB近くに広がつている。し
たがつて検波後の直流電圧の差も大きくなり、
CN比が5dBという低い値でも搬送波の有無を容
易に判定でき、確実なスケルチ動作が行われる。
以上の理由により、FM復調回路5で復調され
た信号は2分岐されて、一方は低周波増幅器6に
加えられると共に、もう一方は高域通過ろ波器8
を経由して増幅器9で増幅され、検波回路10で
検波されて判定回路11に加えられる。判定回路
では雑音レベルの高低によつて搬送波の有無を判
定し、その判定に基づく出力信号をスケルチ用ス
イツチに加えることにより低周波増幅器の出力信
号を断続する。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明においては、FM
復調回路出力の雑音スペクトラムのうち、CN比
が低くとも、搬送波の有無による雑音レベルの変
化の幅が従来よりも大きい部分の雑音信号スペク
トラムを利用して搬送波の有無を判別し、その結
果によつてスケルチ動作を行わせているので従来
よりも、CN比が低いところまで確実なスケルチ
動作を行わせることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はFM復調回路の出力における雑音スペ
クトラムを示す説明図。第2図は本発明の実施例
の構成を示すブロツク図である。 1……高周波増幅器、2……周波数変換器、3
……中間周波帯域ろ波器、4……中間周波増幅
器、5……FM復調回路、6……低周波増幅器、
7……スケルチ用スイツチ、8……高域通過ろ波
器、9……増幅器、10……検波回路、11……
判定回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 受信されたFM信号を中間周波信号に周波数
    変換する手段と、該中間周波信号を帯域制限し隣
    接チヤネルの信号を除去するための、該中間周波
    信号の中心周波数にほぼ等しい中心周波数を持
    ち、且つ、該中間周波信号の占有帯域幅にほぼ等
    しい通過帯域幅を持つ帯域通過ろ波器および
    AGC付増幅器またはリミツタ増幅器より成る中
    間周波信号増幅回路と、FM復調回路と、低周波
    増幅器より成るFM信号受信装置において、上記
    FM復調回路の出力を分岐する手段と、該分岐出
    力の1つに接続され前記中間周波帯域通過ろ波器
    の通過帯域幅の1/2に相当する周波数値を通過帯
    域の下限周波数とする高域ろ波器と、該高域ろ波
    器の出力を増幅し検波する手段と、該検波器の出
    力電圧の大小を判別する判別回路と、該判別回路
    の出力によつて前記低周波増幅器の出力信号を断
    続する手段とを備えたことを特徴とするスケルチ
    回路。
JP18424784A 1984-09-03 1984-09-03 スケルチ回路 Granted JPS6162237A (ja)

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JP18424784A JPS6162237A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 スケルチ回路

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JP18424784A JPS6162237A (ja) 1984-09-03 1984-09-03 スケルチ回路

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JPS6162237A JPS6162237A (ja) 1986-03-31
JPH0420289B2 true JPH0420289B2 (ja) 1992-04-02

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ID=16149959

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651701A (en) * 1979-10-04 1981-05-09 Toyobo Co Ltd Polarizing film
JPS5924199U (ja) * 1982-08-01 1984-02-15 株式会社富士電機総合研究所 散気装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651701A (en) * 1979-10-04 1981-05-09 Toyobo Co Ltd Polarizing film
JPS5924199U (ja) * 1982-08-01 1984-02-15 株式会社富士電機総合研究所 散気装置

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JPS6162237A (ja) 1986-03-31

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