JPH0420013Y2 - - Google Patents

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JPH0420013Y2
JPH0420013Y2 JP1985190817U JP19081785U JPH0420013Y2 JP H0420013 Y2 JPH0420013 Y2 JP H0420013Y2 JP 1985190817 U JP1985190817 U JP 1985190817U JP 19081785 U JP19081785 U JP 19081785U JP H0420013 Y2 JPH0420013 Y2 JP H0420013Y2
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JP
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tire
vulcanized
base
track
guide ring
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JP1985190817U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は主として一般にグリーンタイヤと呼
ばれる被加硫タイヤを搬送待機位置から正立姿勢
に保持した状態で加硫装置に供給する被加硫タイ
ヤの搬送装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種被加硫タイヤの搬送装置は、第5
図に示すように、軌道21に沿つて移動可能な吊
下具22の下端に放射状に張出する複数本の支持
杆23を固着し、各支持杆23に沿つて移動可能
にL字状のタイヤ係止部材24をそれぞれ装着
し、渦巻き状のタイヤ係止部材操作用回転体25
を回動可能に各支持杆23に配装すると共に、該
回転体25の駆動用シリンダ26を支持杆23と
回転体25間に張設した構造からなる。そして、
タイヤAのビード縁部B内にタイヤ係止部材24
を挿入した状態で、シリンダ26を伸長して回転
体25を特定方向に回転させ、タイヤ係止部材2
4を放射方向に移動させることにより、ビード縁
部Bにタイヤ係止部材24を係止してタイヤAを
吊下げて加硫装置へ供給するようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来の搬送装置は、多数のタイヤ係止
部材の遊端を、タイヤのビード縁部に対応した真
円状に形成する必要がある等の理由から構造が複
雑で高価な上に、精度も低くく、しかも、タイヤ
を吊下げ状態でしか搬送できなかつた。
この考案は上述の点に鑑みなされたもので、被
加硫タイヤを搬送待機位置で正立姿勢に保持固定
し、これを、加硫装置の型式に応じて上部を支持
して吊下げ状態とするか、或いは下部を支持して
直立状態で加硫装置に供給することができる構造
が簡単で安価な被加硫タイヤの搬送装置を提供し
ようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するためのこの考案の要旨とす
るところは、軌道に沿つて移動可能な搬送台車な
らびに軌道に連係可能に設定した搬送待機位置に
それぞれ基盤を設け、各基盤にタイヤ保持機構を
配備してなり、該タイヤ保持機構が、基盤に配備
したタイヤ保持機構が、基盤に設けられ、下向き
に拡径するテーパー状の側周面を有するガイドリ
ング部材と、該ガイドリング部材に対して摺動自
在に配装され、コイルスプリングを環状に連結し
てなる可変径環体と、ガイドリング部材に対して
接離動自在に配装され、可変径環体を基盤側に押
圧して拡径させて被加硫タイヤのビード縁部を押
圧固定する押圧部材と、該押圧部材に連結した駆
動装置からなることを特徴とする被加硫タイヤの
搬送装置にある。
(作用) 搬送待機位置に設けた基盤から軌道に配装した
搬送台車に設けた基盤に対する被加硫タイヤの授
受は、各基盤に配備したタイヤ保持機構の作動で
同一姿勢のままで行われ、加硫装置に対する被加
硫タイヤの供給が、上部を支持して吊下げ状態が
望ましい場合は吊下げたままで、また、下部を支
持して直立状態が望ましい場合は正立姿勢のまま
で能率よく円滑に行うことができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はタイヤ保持機構の縦断正面図、第2図
は第1図の部分平面図、第4図は複数のタイヤ保
持機構を組合わせた被加硫タイヤの搬送システム
の一例を示す縦断正面図である。
第1図及び第2図において、1は被加硫タイヤ
Aが固定される基盤で、この基盤1上に下向きに
拡径したテーパー状の側周面2aを有するガイド
リング部材2を設ける。
3は環状に連続するコイルスプリング(第3図
参照)からなる可変径環体で、この可変径環体3
はガイドリング部材の側周面2aに摺動自在に装
着される。
4はガイドリング部材2に対して接離動自在に
配装した押圧部材で、被加硫タイヤAのビード縁
部B内径より僅かに小さい外径からなり、基盤1
下に配装した一対の油圧シリンダ5のロツド5a
に連結してあつてシリンダ5の伸縮操作により前
記可変径環体4を上下方向に摺動させる。
従つて、被加硫タイヤAを第1図に示すように
正立姿勢で基盤1上に載置し、油圧シリンダ5に
より押圧部材4を下降させると可変径環体3がガ
イドリング部材2の側周面2aに沿つて下方に摺
動して拡径し、タイヤのビード縁部B上に押し出
されてタイヤAを固定することができる。
次に、第4図において、11は水平フレーム1
2上に敷設された軌道で、この軌道11に沿つて
移動可能に基盤1を備えた搬送台車13が配装さ
れている。なお、軌道11の他端は、加硫装置
(図示せず)に至る。そして、前記した符号2〜
5の構成部材からなるタイヤ保持機構C1が基盤
1に配備される。
また、前記軌道11の上方には、軌道11の端
部より更に外方へ延出させ、端部を搬送待機位置
上方に対応させた空中軌道14が、天井から吊設
された水平フレーム15の下面に固設されてい
る。そして、空中軌道14に沿つて移動可能に搬
送台車車16を配装し、該搬送台車車16に搬送
台車車16から下向きに突出する昇降用油圧シリ
ンダ17を装着して基盤1を昇降可能に吊持し、
該基盤1に前記タイヤ保持機構C1と同一構造の
タイヤ保持機構C2を下向きに配備している。
また、前記水平フレーム12に連接された補助
フレーム18上に空中軌道14の端部に対応して
搬送待機位置を設定し、該搬送待機位置に基盤1
を設置し、該基盤1にも前記タイヤ保持機構C
1,C2と同一構造のタイヤ保持機構C3を配備
し、被加硫タイヤAを載置保持して待機させるこ
とが出来るようにしている。
次に、上記実施例(搬送システム)について作
動を説明する。
第4図において、被加硫タイヤAを搬送待機位
置の基盤1にタイヤ保持機構C3を介して正立姿
勢に保持する。
空中軌道14に配装した搬送台車車16を搬送
待機位置上まで移動させ、搬送台車車16のタイ
ヤ保持機構C2を被加硫タイヤAの真上に位置さ
せ、昇降用油圧シリンダ17を伸長して被加硫タ
イヤAの上側ビード縁部Bに当接するまで降下さ
せ、タイヤ保持機構C2によつて被加硫タイヤA
の上側ビード縁部Bを保持した後、タイヤ保持機
構C3による下側ビード縁部Bの保持を解除し、
昇降用油圧シリンダ17を収縮して被加硫タイヤ
Aを吊り上げる。
ここで、加硫装置との関係において、被加硫タ
イヤAを吊下げ状態で供給する方が求められる場
合は、空中軌道14に沿つて搬送台車車16を移
動させて被加硫タイヤAをそのまま加硫装置内に
供給する。また、被加硫タイヤAの下部を支持し
た状態で加硫装置に供給することが求められる場
合は、搬送待機位置の基盤1から被加硫タイヤA
を一旦は空中軌道14に配装した搬送台車車16
に受け取り、これを軌道11に配装した搬送台車
車13に移し代えてタイヤ保持機構C1によつて
被加硫タイヤAの下側ビード縁部Bを保持した状
態で軌道11に沿つて搬送台車13を移動させて
加硫装置(図示せず)へ供給して加硫作業を行う
ものである。
(効果) 以上説明したように、上記した構成からなるこ
の考案の被加硫タイヤの搬送装置は、下記の如き
効果を奏する。
(1) 搬送待機位置から軌道に沿つて移動する搬送
台車車に対する被加硫タイヤの授受は、同一構
成のタイヤ保持機構によつて正立姿勢を保つて
なされて加硫装置の割金型内に挿入できるの
で、被加硫タイヤに損傷を与える虞れがなく、
特に、被加硫タイヤの下側ビード縁部を支持し
て割金型内に挿入することが望ましい加硫装置
への供給に好適する。
(2) タイヤ保持機構としては、駆動装置により押
圧部材を介し可変径環体を拡径してタイヤのビ
ード縁部を押付け固定するので、被加硫タイヤ
との摩擦などは全くなく確実かつ円滑な保持を
実現し、また、構造も簡単で製造コストが安く
耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の搬送装置の要部をなすタイ
ヤ保持機構の実施例を示す縦断正面図、第2図は
第1図の部分平面図、第3図は複数のタイヤ保持
機構を組合わせた搬送システムの一例を示す縦断
正面図、第4図は可変径環体の実施例を示す斜視
図、第5図は従来の吊下げ型タイヤ搬送装置の斜
視図である。 1……基盤、2……ガイドリング部材、3……
可変径環体、4……押圧部材、5……油圧シリン
ダ、11,14……軌道、13,16……搬送台
車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軌道に沿つて移動可能な搬送台車ならびに軌道
    に連係可能に設定した搬送待機位置にそれぞれ基
    盤を設け、各基盤にタイヤ保持機構を配備してな
    り、該タイヤ保持機構が、基盤に設けられ、下向
    きに拡径するテーパー状の側周面を有するガイド
    リング部材と、該ガイドリング部材に対して摺動
    自在に配装され、コイルスプリングを環状に連結
    してなる可変径環体と、ガイドリング部材に対し
    て接離動自在に配装され、可変径環体を基盤側に
    押圧して拡径させて被加硫タイヤのビード縁部を
    押圧固定する押圧部材と、該押圧部材に連結した
    駆動装置からなることを特徴とする被加硫タイヤ
    の搬送装置。
JP1985190817U 1985-12-10 1985-12-10 Expired JPH0420013Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985190817U JPH0420013Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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JP1985190817U JPH0420013Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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JPS6297717U JPS6297717U (ja) 1987-06-22
JPH0420013Y2 true JPH0420013Y2 (ja) 1992-05-07

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JP1985190817U Expired JPH0420013Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5793131A (en) * 1980-12-01 1982-06-10 Kazumasa Sarumaru Method and apparatus for sealing tire body in vulcanization of automotive tire

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JPS5549233Y2 (ja) * 1977-03-15 1980-11-17

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JPS5793131A (en) * 1980-12-01 1982-06-10 Kazumasa Sarumaru Method and apparatus for sealing tire body in vulcanization of automotive tire

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JPS6297717U (ja) 1987-06-22

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