JPH041989B2 - - Google Patents

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JPH041989B2
JPH041989B2 JP60014043A JP1404385A JPH041989B2 JP H041989 B2 JPH041989 B2 JP H041989B2 JP 60014043 A JP60014043 A JP 60014043A JP 1404385 A JP1404385 A JP 1404385A JP H041989 B2 JPH041989 B2 JP H041989B2
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【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、ウエハの真空処理装置に関する。
[従来技術とその問題点] イオン注入装置には、周知の如く、ウエハを大
気中から予備真空室を介して真空処理室に搬入
し、イオン注入後にウエハを再び予備真空室を介
して大気中に搬出するウエハ搬送装置が設けられ
ている。
この種のウエハ搬送装置として、従来から、ウ
エハの自重を利用する装置が知られている。この
従来装置は、大気中から予備真空室を介して真空
処理室に至るウエハの傾斜案内手段と、更にこの
真空処理室から別の予備真空室を介して大気中に
至る別の傾斜案内手段とを有し、ウエハの自重を
利用し、ウエハを前記傾斜案内手段を用いて順次
下方に移動させ、イオン注入処理を行なうもので
ある。
上述の従来例は、ウエハ搬送用の駆動装置が不
要という利点を有するが、次の如き問題がある。
即ち、ホトレジスト層を設けたウエハの場合に
は、(a)搬送途中でひつかかりを生じて作業の一時
中断を招いたり、(b)ストツパによりウエハを停止
させる際、ウエハ端部に付着したレジスト層及び
ウエハ端部自体が破壊して所謂パーテイクル
(塵)発生の原因となつていた。更に、ウエハに
ホトレジスト層を設けない場合であつても、上記
(a)の問題を完全に除去できず、更に上記(b)と同様
にウエハ端部自体の損傷によるパーテイクル発生
が問題となつていた。
更に、従来の装置は、ウエハ・カセツトから順
次イオン注入部に搬入されたウエハは、イオン注
入後、別のウエハ・カセツトに収納されるため、
ウエハ管理、即ち、生産管理上種々の不都合があ
つた。
本発明はこのような事情のもとになされたもの
であり、その目的は、処理効率が高く、しかも生
産管理上有効なウエハの真空処理装置を提供する
ことにある。
(発明を解決する手段) 本発明は ウエハに所定の処理を行うための真
空処理室と、 この真空処理室と大気雰囲気である外部との間
に介在する第1予備真空室及び第2予備真空室
と、 ウエハ・カセツトを載置するための第1載置部
及び第2載置部と、 ウエハを水平面に沿つて回動してその位置を調
整するためのウエハ・アライメント手段と、各々
水平面に沿つて回転自在でかつ進退自在なウエハ
保持部を有しウエハを前記第1予備真空室と第1
載置部とウエハ・アライメント手段との間で回転
及び進退動作により任意の場所から任意の場所へ
転送する第1ウエハ転送手段、及びウエハを前記
第2予備真空室と第2載置部とウエハ・アライメ
ント手段との間で回転及び進退動作により任意の
場所から任意の場所へ転送する第2ウエハ転送手
段と、 第1予備真空室と真空処理室内の処理部との間
で双方向にウエハを搬送すると共に、第2予備真
空室と真空処理室内の処理部との間で双方向にウ
エハを搬送するウエハ搬送手段とを備えてなるこ
とを特徴とする。
(作用) 例えば第1載置部に載置されたカセツト内から
第1ウエハ転送手段によりウエハをウエハ・アラ
イメント手段に転送し、ここから第2ウエハ転送
手段により第2予備真空室に転送する。その後第
2予備真空室内のウエハは真空処理室で処理され
た後第1予備真空室に搬送され、第1ウエハ転送
手段によつて元のカセツト内に戻される。そして
これら各工程を所定のタイミングで並行して行う
ことにより高い効率でウエハの搬送作業、つまり
真空処理を行うことができる。
(実施例) 以下、添付の第1図乃至第4図を参照して本願
発明の実施例を説明する。尚図面中、対応する箇
所には同一の参照番号を付してある。
第1図は、真空処理室及び予備真空室の外部で
のウエハ搬送を説明するための概略斜視図であ
る。尚、第1図において、Wはウエハを示す。
第1図に示す装置は、ウエハ・カセツト戴置台
10及び12、昇降装置を内部に有する昇降装置
部14及び16、第1、第2ウエハ転送手段18
及び20、ウエハ・アライメント手段22、第
1、第2予備真空室24及び26、内部に真空処
理室等を有するチヤンバ28等から成る。
ウエハ・カセツト戴置台10には、ウエハ・カ
セツト11が置かれ、このカセツトの内部には、
複数枚のウエハが収納されている。昇降装置部1
4に設けた昇降装置は、ウエハ・カセツト戴置台
10を昇降(即ち、ウエハ・カセツト11を昇
降)させるためのものであり、この昇降装置及び
ウエハ転送手段18により、所定の位置からウエ
ハを取り出し、或いはイオン注入済のウエハを所
定位置に収納する。
尚、ウエハ・カセツト戴置台12にも、ウエ
ハ・カセツト(図示せず)が置かれ、このウエ
ハ・カセツトの内部にも複数枚のウエハが収納さ
れている。上述の場合と同様に、ウエハ・カセツ
ト戴置台12は、昇降装置部16の内部に設けた
昇降装置により昇降する。この昇降装置及びウエ
ハ転送手段20により、ウエハ・カセツトの所定
の位置からウエハを取り出し、或いはイオン注入
済のウエハをカセツトの所定位置に収納する。
ウエハ転送手段18は、水平面(略水平面も含
む)に沿つて回転可能で且つ進退自在のウエハ保
持部40を有し、ウエハ・カセツト11との間で
ウエハの授受(即ち、カセツトからのウエハの取
出し及びカセツトへのウエハの収納)を行なう。
例えば、ウエハ・カセツト11からウエハを取り
出す場合には、ウエハ保持部40を回転させて一
方の端部をウエハ・カセツト11の方向に向けた
後、ウエハ保持部40をウエハ・カセツト11の
方向に延ばす(或いは、ウエハ保持部40を、回
転と同時に前進させてもよい)。
尚、ウエハ・カセツト11の内部のウエハを、
ウエハ保持部40に載せる際、昇降装置或いはウ
エハ保持部40の動作を次のようにすることが必
要である。即ち、ウエハ保持部40の先端部がウ
エハ・カセツト11の内部に延びる際、ウエハ保
持部40の上面を所望のウエハの下面より低く
し、ウエハ保持部40が所定位置(ウエハを載せ
る位置)にくると、昇降装置によりウエハ・カセ
ツト11を僅か下げるか、或いは、ウエハ保持部
40を僅か上げるようにする。後者の場合、即
ち、ウエハ保持部40を僅か上げる場合には、当
然のことながら、ウエハ転送手段18に適当な昇
降手段を設ける必要がある。上述の説明はウエ
ハ・カセツト11からウエハを取り出す動作であ
るが、逆の操作、即ち、ウエハ・カセツト11に
ウエハを収納する場合には、逆の動作が必要であ
る。
尚、ウエハ・カセツト戴置台12に設けたウエ
ハ・カセツトと、ウエハ転送手段20(ウエハ保
持部42を有する)とのウエハの授受は、上述の
場合と同様なので、説明を省略する。
ウエハ保持部40は、上述のウエハ・カセツト
11とのウエハの授受の外に、ウエハ・アライメ
ント手段22及び予備真空室24との間でもウエ
ハの授受を行ない、一方、ウエハ保持部42も、
同様に、ウエハ・カセツト戴置台12に設けたウ
エハ・カセツト(図示せず)とのウエハの授受の
外に、ウエハ・アライメント手段22及び他の予
備真空室26との間でもウエハの授受を行なう。
ウエハ・アライメント手段22は、ウエハ転送
手段18又は20から受けたウエハのエツジを検
出して、ウエハを所定位置とする手段であり、回
転可能のウエハ戴置台(ウエハの下にある)、及
びエツジ検出手段44(例えば、ホトセンサ対)
を有する。ウエハ・アライメント手段22におい
て位置決めされたウエハは、ウエハ保持部40又
は42により、次のステツプに移される。
尚、第1図において、予備真空室24は、外部
(アウター)ゲート30により大気雰囲気と気密
状態が維持され、一方、他の予備真空室26は、
外部ゲート32により大気雰囲気と気密状態が維
持される。第1図の参照番号33及び34は、
夫々予備真空室24及び26内部を予備真空引き
する際に使用するバルブ等を収納する匡体であ
り、参照番号35及び36は、夫々、予備真空室
24及び26の上部に設けたのぞき窓(例えばガ
ラス製)である。尚、参照番号46及び47は
夫々ウエハ保持部材40及び42の前進・後退用
の駆動装置であり、48及び49は塵よけ用のカ
バーである。このカバーの上面はウエハ保持部材
40及び42の上面より低くなつている。
以下、第1図を参照して、真空処理室及び予備
真空室の外部(即ち、大気雰囲気中)でのウエハ
搬送の一例を説明する。
先ず、ウエハ・カセツト11内のウエハは、総
てイオン注入前のウエハとする。昇降装置部14
内の昇降装置は、ウエハ・カセツト戴置台10を
上下方向に移動させ、所望のウエハがウエハ転送
手段18により搬出される位置とする。次に、ウ
エハ保持部材40が回転して前進(或いは回転且
つ前進)し、ウエハ・カセツト11内の所望のウ
エハを取り出す。尚、ウエハ保持部材40は、回
転する際、回転に支障のない位置になければなら
ないことは勿論である。次いで、ウエハ保持部材
40は、後退してウエハ・アライメント手段22
の方向に回転し、再び前進してウエア・アライメ
ント手段22にウエハを渡す。その後、ウエハ保
持部材40は、ウエハ・カセツト11から次のウ
エハを取り出す動作に移る。
ウエア・アライメント手段22は、回転可能の
ウエハ戴置台及びウエハ・エツジ検知手段44に
より、ウエハのエツジを検出し、ウエハを所定位
置とする。次に、別のウエハ転送手段20は、位
置決めされたウエハをウエア・アライメント手段
22から受け取り、回転及び前進運動により、ウ
エハを、外部ゲート32を介して、予備真空室2
6に搬入する。
予備真空室26に搬入されたウエハは、後述す
るウエハ搬送によりイオンが注入され、別の予備
真空室24から、外部ゲート30を介して、ウエ
ハ転送手段18により搬出される。ウエハ転送手
段18により搬出されたウエハは、既に説明した
昇降装置の上下位置制御等により、ウエハ・カセ
ツト11内部の所定位置(例えば元の位置)に収
納される。
上述したように、ウエハ転送手段18は、イオ
ン注入前のウエハをカセツト11からウエハ・ア
ライメント手段22に転送すると共に、イオン注
入済のウエハを予備真空室24からカセツト11
に搬入する機能を有する。この2つの動作を効率
良く行なうためには、例えば、イオン注入前のウ
エハをウエハ・アライメント手段22に渡した
後、ウエハ・カセツト11に向う途中で、予備真
空室24からウエハを搬出してウエハ・カセツト
11に収納した後、カセツト11から次のウエハ
を取り出してウエハ・アライメント手段22に渡
し、以後この動作を繰り返えせばよい。このよう
に、ウエハ・カセツト11内のウエハを順次搬入
し、イオン注入後、再びカセツト11に収納す
る。
カセツト11内部の全部のウエハに対してイオ
ン注入を完了したら、次に、別のウエハ・カセツ
ト戴置台12に設けたカセツト(図示せず)内の
ウエハを、上述したと同様に処理する。この間
に、ウエハ・カセツト戴置台10に、新たなウエ
ハ・カセツトを設置するようにすれば、イオン注
入作業を円滑にすることができる。尚、ウエハ・
カセツト戴置台12に設けたカセツトのウエハを
処理する場合には、ウエハ転送手段20が、上述
したウエハ転送手段18と同様の動作をすること
は勿論である。
第2図は真空処理室50(チヤンバ28(第1
図)の内部に存在する)でのウエハ搬送を説明す
るための概略平面図であり、第3図は予備真空室
24,26及び真空処理室50でのウエハ搬送を
説明するための概略断面図である。一方、第4図
は第3図の2個のウエハ移動手段が共に上方に移
動した様子を示す概略断面図である。
第2図及び第3図において、ウエハ挟持搬送手
段52は、左側方向(図面上)方向からウエハを
保持する挟持部材52Aと、右側方向(図面上)
方向からウエハを保持する挟持部材52Bとを有
する。図示の如く、挟持部材52Aは2本の腕5
2A−1及び52A−2を有し、一方、他の挟持
部材52Bも2本の腕52B−1及び52B−2
を有する。挟持部材52A及び52Bは、夫々、
同期して動作する駆動手段54及56(第3図)、
例えば、ステツピング・モータ或いはブラシレス
DC(直流)モータ等、によりベルト等(図示せ
ず)を介して駆動される。腕52A−1,52A
−2、52B−1及び52B−2は、夫々、第3
図に示すように、略L字型の断面を呈している。
したがつて、これらの腕は、ウエハを挟持すると
共にウエハを保持している。尚、これらの腕の動
きを適当に制御すれば、ウエハを挟持せず、単に
保持するようにすることも可能である。
ウエハ挟持搬送手段により、例えば、第2図の
右側のウエハW1を中央のイオン注入部に移送す
ると共に、中央のウエハW2を左側に位置に移送
する場合には、第2図に示した挟持部材52A及
び52Bは、夫々、左及び右方向に僅かだけ移動
してウエハW1及びW2を挟持する。次に、挟持
部材52A及び52Bは、左方向に移動し、
夫々、右及び左方向に僅かだけ移動して挟持して
いたウエハW1及びW2を開放する。このときの
52A−1及び52B−1の位置を破線で示す。
逆の場合(左及び中央位置にあるウエハを夫々中
央及び右側位置に移送する場合)も、上述の説明
から容易に理解される。尚、挟持部材52A及び
52Bは、ウエハは搬送する際、僅かだけ上方に
移動した後、平行移動する。このように、ウエハ
挟持搬送手段52は、丁度シヤトルの如き運動を
する。
ウエハW1は、第3図に示すように、ウエハ寸
法に応じて交換可能のウエハ・プラテン60上に
戴置され、このプラテン60は、予備真空室26
と真空処理室50との間の気密保持を目的とする
(第4図参照)内部(インナー)ゲート62の上
に設けられている。内部ゲート62は適当な昇降
手段(油圧或いは空気圧装置)64及び制御手段
(図示せず)により昇降が制御される。上述の内
部ゲート62及び昇降手段64等は、ウエハ移動
手段65を構成する。更に、第3図の左側には、
上述の構成と同様に、ウエハの寸法に応じて交換
可能のウエハ・プラテン70、予備真空室24と
真空処理室50との間の気密保持を目的とする内
部ゲート72、この内部ゲート72を上下に移動
させる昇降手段(油圧或いは空気圧装置)74が
設けられている。内部ゲート72及び昇降手段7
4等は、ウエハ移動手段75を構成する。
第2図及び第3図のイオン注入部58には、ウ
エハを直接戴置し且つウエハの寸法に応じて交換
可能のウエハ・プラテン80、このプラテン80
を支持するプラテン82、ウエハ押え84、プラ
テン82を回動させてウエハをイオン注入位置又
は挟持搬送位置とする際の軸86等がある。軸8
6は、磁気シールドベアリング88等を介して装
置の外部に設けた駆動手段90により駆動され
る。プラテン82の内部にはイオン注入によつて
発生する熱を吸収する冷媒が循環するようになつ
ており、冷媒はパイプ92を介してプラテン82
内を循環する。ウエハ押え84は、軸93を介し
て駆動装置94により制御され、軸86を中心と
して回動して開閉される。番号96は、イオンの
飛来方向を示す。
第4図は、第3図のウエハ移動手段65及び7
5を上方に移動させ、夫々、予備真空室26及び
24と、真空処理室50とを気密状態にした様子
を示す図であり、各構成要素は第3図に関連して
既に説明したので、第4図の説明は省略する。
次に、第2図乃至第4図を参照して、予備真空
室24及び26、真空処理室50でウエハ搬送の
一例を説明する。尚、以下の説明におけるウエハ
搬送は単なる例示であり、本発明はこれこ限定さ
れるものではない。
説明を判りやすくするため、ウエハ・カセツト
11(第1図)から第1枚目のウエハが、ウエハ
転送手段18及びウエハ・アライメント手段22
を介して、ウエハ転送手段20(第1図)によ
り、予備真空室26に搬入されたとする。尚、外
部ゲート32及び30は同期して動作し、ウエハ
移動手段65及び75も同期して動作するのが望
ましいが、絶対的なものではない。第1枚目のウ
エハを、予備真空室26に搬入する際には、ウエ
ハ移動手段65及び75は、第4図の状態となつ
ている。尚、外部ゲート32(及び30)を開く
際には、予備真空室26(及び24)内に例えば
チツソガスを封入し、予備真空室内を略大気圧と
することは、従来例と同様である。予備真空室2
6にウエハが収納されると、外部ゲート32を閉
じ、予備真空室26(及び24)内部を所定値
(例えば10-2Torr)まで予備真空引きする。
その後、ウエハ移動手段65及び75を第3図
に示す所定位置まで下げる。尚、真空処理室50
は常時真空引きされ所定値(例えば10-6Torr)
に維持されるようになつている。次に、第1枚目
のウエハを、第2図に示すウエハ挟持手段52に
より中央の処理部であるイオン注入部58に移送
し、ウエハ挟持搬送手段52を第2図の位置に戻
す。次に、ウエハ移動手段65を第4図に示す位
置に戻し、外部ゲート32を開いて第2枚目のウ
エハを受け入れ、予備真空室26の内部を予備真
空引きする。
尚、ウエハ挟持搬送手段52によりウエハをイ
オン注入部に移送する前に、ウエハ押え84は開
いた状態になつている。ウエハがウエハ・プラテ
ン80に戴置されると、ウエハ押え84を閉じて
ウエハを押え、プラテン駆動装置90により、ウ
エハをイオン注入位置とした後イオン注入処理を
行なう。イオン注入後、再びプラテン駆動装置9
0を動作させて、プラテン82を第3図に示す位
置とし、ウエハ押え84を開放する。
この間(例えば、イオン注入直後)に、第2枚
目のウエハを戴置したウエハ移動手段65を下げ
て第3図に示す位置とし、ウエハ挟持搬送手段5
2により、第1枚目のウエハ(イオン注入済)及
び第2枚目のウエハを、夫々、ウエハ・プラテン
70及び80上に移動させる。この直後に、ウエ
ハ挟持搬送手段を第2図に示す位置とした後、ウ
エハ移動手段65及び75を上昇させる。
第2枚目のウエハにイオン注入を行なつている
間に、予備真空室26には第3枚目のウエハが搬
入され、一方、他の予備真空室24からは第1枚
目のウエハが搬出される。尚、外部ゲート30及
び32を開く場合、予備真空室に、例えば、チツ
ソガス等を注入することは上述した。
その後(例えば第2枚目のウエハへのイオン注
入直後)、ウエハ移動手段65及び75を所定位
置まで下げ、ウエハ挟持搬送手段52により、第
3枚目のウエハを真空処理室50に(ウエハ・プ
ラテン80の上に)移送すると共に、第2枚目の
ウエハを左側のウエハ・プラテン70上に移す。
以後のウエハの動きは、上述の場合から明らかで
ある。
なお上述の実施例ではウエハ挟持搬送手段5
2、及びウエハ移動手段65,75によりウエハ
を予備真空室と真空処理室の処理部との間で双方
向に搬送させるウエハ搬送手段が構成される。
[変更・変形例] 上述の説明では、2個のウエハ・カセツトは、
第1図に示すように、装置の夫々の端部に設けら
れている。しかし、これに限らず、装置の手前に
設けるようにしてもよい。更に、第1図に示す2
個のカセツト昇降装置の外に、装置の手前に新た
なカセツト昇降装置を2個設け、合計4個のウエ
ハ・カセツトを配置することも可能である。
(発明の効果) 本発明によれば、第1ウエハ・カセツト及び第
2ウエハ・カセツトの各ウエハに共通のウエハ・
アライメント手段を設置すると共に、回転動作と
進退動作との組み合わせで第1予備真空室、第1
戴置室、ウエハ・アライメント手段の間、あるい
は第2予備真空室、第2戴置部、ウエハ・アライ
メント手段の間で任意にウエハの転送ができるよ
うにし、更に第1予備真空室、真空処理室、第2
の予備真空室の間で双方向にウエハを移動できる
ようにしている。したがつて第1戴置部について
も第2戴置部についてもウエハ・アライメント手
段を経由し、第1予備真空室または、第2予備真
空室を通じて真空処理室内に至るまでのいわば双
方向複線経路が形成されているため、例えば実施
例のようなシーケンスを組むことによつて、いず
れの戴置部のウエハ・カセツトから取り出された
ウエハについても元のウエハ・カセツトに戻すこ
とができるのみならず、ウエハの搬入、搬出を並
行して行うことができ、さらには一方のウエハ・
カセツトのウエハの処理中に他のウエハ・カセツ
トの交換もできるから、生産管理上有効であり、
かつ高い作業効率が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は真空処理室及び予備真空室の外部での
ウエハ搬送を説明するための概略斜視図、第2図
は真空処理室の内部でのウエハ搬送を説明するた
めの概略平面図、第3図は予備真空室及び真空処
理室でのウエハ搬送を説明するための概略断面
図、第4図は第3図の2個のウエハ移動手段が共
に上方に移動した様子を示す概略断面図である。 10,12:ウエハ・カセツト戴置台、11:
ウエハ・カセツト、18,20:ウエハ転送装
置、22:ウエハ・アライメント手段、24,2
6:予備真空室、40,42:ウエハ保持部材、
50:真空処理室、52:ウエハ挟持搬送手段、
60,70,80:ウエハ・プラテン、65,7
5:ウエハ移動手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ウエハに所定の処理を行うための真空処理室
    と、 この真空処理室と大気雰囲気である外部との間
    に介在する第1予備真空室及び第2予備真空室
    と、 ウエハ・カセツトを載置するための第1載置部
    及び第2載置部と、 ウエハを水平面に沿つて回動してその位置を調
    整するためのウエハ・アライメント手段と、 各々水平面に沿つて回転自在でかつ進退自在な
    ウエハ保持部を有しウエハを前記第1予備真空室
    と第1載置部とウエハ・アライメント手段との間
    で回転及び進退動作により任意の場所から任意の
    場所へ転送する第1ウエハ転送手段、及びウエハ
    を前記第2予備真空室と第2載置部とウエハ・ア
    ライメント手段との間で回転及び進退動作により
    任意の場所から任意の場所へ転送する第2ウエハ
    転送手段と、 第1予備真空室と真空処理室内の処理部との間
    で双方向にウエハを搬送すると共に、第2予備真
    空室と真空処理室内の処理部との間で双方向にウ
    エハを搬送するウエハ搬送手段とを備えてなるこ
    とを特徴とするウエハの真空処理装置。
JP60014043A 1985-01-28 1985-01-28 ウエハの真空処理装置 Granted JPS61173445A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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