JPH04198665A - 温風暖房機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、温風の吹出し温度が設定温度に保たれ、しか
も設定温度を切換えられるようにした温風暖房機に関す
る。

（従来の技術） ガスまたは灯油だきの温風暖房機では、温風が室内に直
接吹き出されるようになっている。このため、居住域に
おいて快適な温感効果を得るために、温風の吹き出し方
向、送風量、温風の吹き出し温度の制御を行っている。

従来、この種の温風暖房機において、温風の吹き出し温
度については、バーナへの燃料供給管に組み込んだ比例
弁の開度を調整することで制御している。また、送風量
については、送風ファンの電動機の回転数と上記比例弁
の開度とを連動させて、温風の温度か高いときは送風量
も大きく、温風の温度が低いときは送風量が小さくなる
ように制御している。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来のような吹き比し温度の制御による
ときは、室温を基準にその温度から何度上というように
温度を制御している。このため、例えば、室温から５０
℃だけ高い温度に設定した場合には、運転開始直後のま
だ室温が上かっていないときには、吹き出し温度は室温
が０℃のときに５０℃であって、冷風感を与えるという
問題かあった。

そこで、本発明は、上記従来技術の有する問題点を解消
し、快適な温感が得られるように吹き出し温度を制御で
きる温風暖房機を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明は、送風機によって
強制対流する室内空気を燃焼ガスと熱交換させ、温風と
して室内へ吹出すようにした温風暖房機において、操作
盤に設けられ温風の吹出し温度の設定値を任意に切換え
る吹出し温度切換器と、温風の実際の吹出し温度を検出
する吹出温度検出器と、設定された吹田し温度に応じて
この設定値と検出された吹出し温度とを比較し、吹出し
温度が低いときは送風機の回転数を低くする制御信号を
電動機に出力し、吹出し温度か高いときは回転数を高く
する制御信号を電動機に出力する制御回路とを備えたこ
とを特徴とするものである。

（作　用） 操作盤の吹出し温度切換器によって室温に応じて吹出し
温度を任意の値に設定すると、制御回路は、この設定吹
出温度と吹出し温度検出器から入力される実際の吹出し
温度とを比較し、実際の吹出し温度が設定吹出温度にな
っているか否かを判別する。吹出し温度か設定吹出温度
になっていないときには、この設定吹出し温度との差に
応して電動機の回転数が増減される結果、送風量が加減
され熱交換器における燃焼ガスの保有する熱との熱交換
作用が調整されるので、吹出し口から室内に吹出される
温風の温度が設定値に落ち着くように保たれる。

（実施例） 以下、本発明による温風暖房機の一実施例について添付
の図面を参照して説明する。

第１図において、符号１は、温風暖房機の本体ハウジン
グを示す。この本体ケース１の下部には室内の空気の吸
込み口２か形成され、この吸込み口２から導入された室
内の空気は、対流用送風機３によって熱交換器４に向け
て強制対流するようになっている。上記熱交換器４の内
部にはバーナ５で燃焼したガスが通流しており、従って
、室内の空気は当該熱交換器４を介して燃焼ガスと熱交
換した後、温風となって本体ケース１の上部に形成され
た吹出し口６から室内へ吹き出されるようになっている
。

次に、第２図において、上記バーナ５へは、灯油、ガス
などの燃料が比例弁７を介して供給され、この比例弁７
は、制御回路８の出力信号に比例した開度に調整される
ようになっている。この場合、制御回路８へは、吸込み
口２の付近に配置された室内温度検出器９の室内温度信
号と、室内温度設定器１０によって設定することのでき
る設定室内温度信号とが入力され、この制御回路８は、
室内温度検出器９によって検出した室内温度と、設定室
内温度とを比較し、室内温度か設定室内温度に等しくな
るようにその温度差に応した開度信号を比例弁７に与え
る。

また、この温風暖房器では、温風の吹出し温度を検出す
る吹出し温度検出器１１が吹出し口６の付近に配設され
ており、この吹出し温度検出器１１と、温風の吹出し温
度の設定値を任意の値、この実施例では、高低２段階の
設定温度に切換えることのできる吹出温度切換器１２が
制御回路８に接続されている。なお、吹出し温度切換器
１２については、段階的に非連続の温度を設定する形式
に限られるものではなく、連続的に任意の温度に設定す
る形式のものとして構成してもよい。

上記対流用送風機３を駆動する電動機１３は、検出した
吹出し温度と設定値との比較の結果により制御回路８が
出力する回転数制御信号を受けて位相角制御によってそ
の回転数か制御される。

上記室内温度設定器１０および吹出温度切換器１２は、
第４図に示されるように、この温風暖房器の運転の０Ｎ
１０ＦＦその他の操作を行う制御盤１４に設けられてお
り、室温の温度設定および吹出し温度の設定操作か簡便
にワンタッチでできるようになっている。また、この制
御盤１４には、運転スイッチ１５の他、送風運転と暖房
運転との間で運転モードを切換えるための運転モード切
換スイッチ１６および吹出し口６に設けられ温風の吹出
し方向を上下左右に自動的に導くオートターンルーバ（
図示せず）を作動させるためのオートターンルーバスイ
ッチ１７が併設されている。

なお、第２図において、符号１８は、バーナへ燃焼用の
空気を送給する送風機を示す。

次に、第３図に示すフローチャートに従って上記制御回
路８の動作を説明する。

まず、この温風暖房器の運転を暖房運転のモードで開始
した後（ステップ３０）、ステップ３１において、制御
回路８は、既に室内温度設定器１０を介して入力されて
いる設定室内温度Ｔ。

（例えば、室温２０℃）と、室内温度検出器９から入力
される室内温度Ｔとを比較する。暖房開始当初で室温が
設定室内温度Ｔ。よりも低いときは、続くステップ３２
において比例弁７の開度を制御する。

ここで、第５図のタイムチャートにおいて、第５図（ａ
）は、比例弁７の開度を表し、第５図（ｂ）は、室温の
変化を表している。制御回路８は、室温が設定室内温度
Ｔ。に近づくと開度を絞る開度信号を比例弁７に出力し
、これにより、比例弁７の開度は室内温度Ｔが設定室内
温度Ｔｏに近づくに従って絞られ、室温が設定室内温度
Ｔ。

に保たれるようにバーナ５における燃料の燃焼量が調節
される。

次に、制御回路８は、吹出温度切換器１２によって設定
されている高低２段階の設定吹出温度Ｔｍ（例えば、低
い方は７０℃（Ｔｉｔ　）と高い方は８０℃（Ｔｈ））
のいずれかの値に応じて以下のように吹出し温度か一定
となるように対流用送風機３の電動機１３の回転数を制
御する。

すなわち、ステップ３４では、現時点で設定されている
設定吹出温度Ｔｍが高低いずれの温度１、Ｔｈになって
いるかを判別する。ここで例えば、低い設定吹出温度Ｔ
ｌ）に設定されているときは、ステップ３５に進んで、
上記設定吹出温度Ｔｌと吹出し温度検出器１１から入力
される温風の実際の吹出し温度Ｔｆとを比較する。この
比較の結果により、制御回路８は、実際の吹出し温度Ｔ
ｆが設定吹出温度Ｔｌよりも低いときは、電動機１３に
その回転数を低くするような制御信号を与え（ステップ
３６）、一方、実際の吹出し温度Ｔｆが設定吹出温度Ｔ
ｆｉよりも高いときは、電動機１３にその回転数を高く
するような制御信号を与える（ステップ３７）。

一方、上記ステップ３４における判別の結果、現時点で
設定されている設定吹出温度Ｔｍか高い方の温度Ｔｈに
なっているときも、同様に、ステップ３８乃至４０に示
されるように、実際の吹出し温度Ｔｆか設定吹出温度Ｔ
ｈよりも低いときは、電動機１３にその回転数を低くす
るような制御信号が（ステップ３９）、実際の吹出し温
度Ｔｆが設定吹出温度Ｔｈよりも高いときは、電動機１
３にその回転数を高くするような制御信号が（ステップ
４０）、各場合において制御回路８によって与えられる
。なお、設定吹出し温度Ｔｍは、暖房運転の途中で吹出
し温度切換え器１２の操作によって切換えることかでき
、その場合は、再びステップ３４に戻って上述のステッ
プを繰り返すことになる。

こうした電動機１３についての回転数制御の結果、送風
量が加減されて熱交換器４における燃焼ガスの保有する
熱との熱交換作用か調整される。

第５図のタイムチャートに示されるように、その時に入
力されている設定吹出し温度の各場合に対応して、吹出
し口６から室内に吹出される温風の温度か最終的に一定
に保たれる（設定吹出温度Ｔｐのときは第５図（Ｃ）、
設定吹出温度Ｔｈのときは第５図（ｄ））。こうして、
室温か低い場合でも、温風の吹出し温度は冷風感を感じ
させないような設定温度に保たれる。しかも、吹出し温
度を室温に応じて段階的に高・低いずれかの適当な温度
に切換えることができるので、快適な温感効果が得られ
る。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、温風
の吹出し温度の設定値を任意に切換える吹出し温度切換
器を操作盤に設け、設定した吹出し温度に応じてこの設
定値と検出された吹出し温度とを比較し、吹出し温度が
低いときは送風機の回転数を低くし、吹出し温度か高い
ときは回転数を高くするように制御している。このため
、冷風感を感じさせないような温度に温風の吹出し温度
を保つことができるとともに、温風の吹出し温度を室温
に応じて適宜切換えられ、快適な感温効果を得ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

と 第１図は本発明による温風暖房機の一実施例を示す全体
構成概略図、 第２図は上記温風暖房機の燃焼系および制御系のブロッ
ク構成図、 第３図は上記温風暖房機の備える制御回路の動作を表し
たフローチャート、 第４図は上記温風暖房機の操作盤の一例を表した説明図
、 第５図は、上記温風暖房機の暖房運転時の比例弁の開度
、室温、温風の吹出し温度の時間的変化を表したタイム
チャートである。 １・・・本体ハウジング、２・・・吸込み口、３・・・
対流用送風機、４・・・熱交換器、５・・・バーナ、６
・・・吹出し口、７・・・比例弁、８・・・制御回路、
９・・・室内温度検出器、１１・・・吹出し温度検出器
、１２・・・吹出し温度切換え器、１３・・・対流用送
風機の電動機、１４・・・制御盤。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 第１図 兜２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 送風機によって強制対流する室内空気を燃焼ガスと熱交
   換させ、温風として室内へ吹出すようにした温風暖房機
   において、操作盤に設けられ温風の吹出し温度の設定値
   を任意に切換える吹出し温度切換器と、温風の実際の吹
   出し温度を検出する吹出温度検出器と、設定された吹出
   し温度に応じてこの設定値と検出された吹出し温度とを
   比較し、吹出し温度が低いときは送風機の回転数を低く
   する制御信号を電動機に出力し、吹出し温度が高いとき
   は回転数を高くする制御信号を電動機に出力する制御回
   路とを備えたことを特徴とする温風暖房機。