JPH04198215A - モノエポキサイドの重合方法 - Google Patents

モノエポキサイドの重合方法

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JPH04198215A
JPH04198215A JP32121890A JP32121890A JPH04198215A JP H04198215 A JPH04198215 A JP H04198215A JP 32121890 A JP32121890 A JP 32121890A JP 32121890 A JP32121890 A JP 32121890A JP H04198215 A JPH04198215 A JP H04198215A
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monoepoxide
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polymerizing
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宏美 高橋
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和彦 山田
Hiromitsu Takeyasu
弘光 武安
Nobuyoshi Shoji
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複合金属シアン化物錯体触媒を使用したモノエ
ポキサイドの重合方法に関するものである。
[従来の技術〕 従来、アルキレンオキシドなどのモノエポキサイドを開
環反応させる触媒として複合金属シアン化物錯体が知ら
れている。(US 3278457゜US 32784
58.US 327g459)このとき用いられる複合
金属シアン化物錯体触媒の製造方法は、US34272
56、US 3941849.IJs 4472560
.US 4477589明細書などにより提案されてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] 上記複合金属シアン化物錯体触媒の製造においてはハロ
ゲン化金属塩水溶液にアルカリ金属シアノメタノート水
溶液を滴下することにより、複合金属シアン化物を形成
し、次いで有機配位子を滴下して複合金属シアン化物錯
体触媒を合成している。この触媒を乾燥、粉砕し、これ
を直ちに、又は常温で保存した後に使用している。しか
し、モノエポキサイドの開環反応における触媒の活性に
ついての再現性が悪い、保存により活性が低下する等の
欠点を有している。
[問題点を解決するための手段] 本発明は前述の問題点を解決すべ(なされた下記の発明
である。
複合金属シアン化物錯体触媒の存在下にモノエポキサイ
ドを重合する方法において、上記触媒を重合反応に使用
する直前に0〜120℃の下、5〜180分間、0゜1
〜ill/分の流量の窒素ガス、又は乾燥空気で、単位
触媒量あたり0.01〜5.0β/gのパージ処理を行
うことを特徴とするモノエポキサイドの重合方法。
本発明に用いられるハロゲン化金属塩の金属として、Z
n (U )、Fe (I[)、Fe (III)、C
o (II )、Ni(II )、Mo (rV )、
Mo (VI )、At (I[T )、Al (TV
 )、V(V)、Sr (II)、W (rV)、W 
(VT)、Mn (II)、Cr(III)の群より1
種類、或は2種類以上を選び、好ましくはZn(II)
、Fe(II)を選び用いる。
アルカリ金属シアノメタレートのアルカリ金属としてF
e (II )、Fe (III)、Co (II )
、Co (III )、Cr(III)、Mn (II
)、Mn (III)、V (rV)、V (V)の群
より1種類、或は2種類以上を選び、好ましくはCo 
(I[l )、Fe (II )を選び用いる。
有機配位子としてエーテル、エステル、アルコール、ア
ルデヒド、ケトン、アミド、ニトリル、スルフィドの中
より選ぶ1種類、或は2種類以上の混合配位子を用い、
好ましくはエーテル、エステルより選び特にエチレング
リコールジメチルエーテル、ジメチレングリコールジエ
チルエーテルを用いる。
パージ処理を行う際のガスとしては、乾燥空気、或いは
乾燥窒素等の不活性ガスを用いる。
本発明において複合金属シアン化物錯体触媒がモノエポ
キサイドを開環重合させる機構は必ずしも明確になって
いないが、複合金属シアン化物の水分含有率が触媒活性
に多大な影響を及ぼしているものと考えられる。上記の
観点より、種々の検討の結果、複合金属シアン化物錯体
は水分含有率が低い状態において、より高活性な触媒が
安定して得られることを見い出した。そこで本発明は水
分含有率を下げるために、上記触媒を重合反応に使用す
る直前に、乾燥空気或は乾燥窒素等の不活性ガスによっ
てパージ処理を行い、複合金属シアン化物錯体触媒が再
現性良(高活性を示すという触媒の使用方法を提案する
ものである。
モノエポキサイドとしては、プロピレンオキシド、エチ
レンオキシド、ブチレンオキシドなどの炭素数2〜4の
アルキレンオキサイドが適当であり、これらは2種以上
混合して、あるいは順次に重合させることができる。重
合は、イニシェークーと称するヒドロキシ化合物の存在
下に行ってもよい。特に、アルコール性あるいはフェノ
ール牲水酸基を1〜8、特に2〜6有するイニシェーク
ーが好ましい。最も好ましくは、ある程度アルキレンオ
キシドが重合したポリオキシアルキレンポリ(あるいは
モノ)オールである。
実施例 [実施例1] 塩化亜鉛とシアン酸コバルトカリウムとエチレングリコ
ールジメチルエーテルとにより製造した触媒4種類(A
〜D)を80℃のオーブン中で2時間乾燥後、めのう乳
ばちを用いて粉砕した。上記の触媒を1.0g、ナス形
フラスコ(50ml)に取り、2.OI2/分の流量の
乾燥窒素で20分間パージ処理を行い(窒素量2.OJ
2/g)窒素ガス処理触媒を得た。
上記の触媒を用いてプロピレンオキシドの開環重合を行
うと以下に示す結果が得られた。
[実施例1] 開 始 剤:分子量1000のポリオキシプロピレント
リオール 触媒添加量:開始剤に対して300ppm反応温度:1
20℃ A           5560 C’  5530 D     2980 [実施例2] 塩化亜鉛とシアン酸コバルトカリウムとエチレングリコ
ールジメチルエーテルとにより製造した触媒4種類(E
〜F)を80℃のオーブン中で2時間乾fi?&、めの
う乳ばちを用いて粉砕した。これをポリエチレン製のサ
ンプルびんに取り、室温で2か月間保存した。上記の触
媒を50g、フラスコ(500ml)に取り、室温下0
.5β/分の流量の乾燥空気で1時間パージ処理を行い
(窒素10.01β/g)、空気処理触媒を得た。
上記の触媒を用いてプロピレンオキシドの開環重合を行
うと以下に示す結果が得られた。
開 始 剤二分子量600のポリオキシプロピレンジオ
ール 触媒添加量:開始剤に対し300ppm反応温度:12
0℃ 触媒 No、    到達分子量 E      3340 F      2340 G      3150 H1790 比較例 [比較例1] 塩化亜鉛とシアン酸コバルトカリウムとエチレングリコ
ールジメチルエーテルとにより製造した実施例1と同じ
触媒を80”Cのオーブン中で2時間乾燥後、めのう乳
ばちを用いて粉砕した。上記の触媒を用いてプロピレン
オキシドの開環重合を行うと以下に示す結果が得られた
開 始 剤二分子量100oのポリオキシプロピレント
リオール 触媒添加量:開始剤に対して300ppm反応温度:1
20℃ 触媒 No    到達分子量 A      4200 B      2400 C3900 D      1850 [比較例2] 塩化亜鉛とシアン酸コバルトカリウムとエチレングリコ
ールジメチルエーテルとにより製造した実施例2と同じ
触媒を80℃のオーブン中で2時間乾燥後、めのう乳ば
ちを用いて粉砕した。これをポリエチレン製サンプルび
んに取り、室温下2か月間保存した。これを用いてプロ
ピレンオキシドの開環重合を行うと以下に示す結果が得
られた。
開 始 剤:分子量1000のポリオキシプロピレンジ
オール 触媒添加エコ開始剤に対し300ppm反応温度:12
0℃ 触媒 No    到達分子量 E           2490 F      1510 G      2180 H1090 [発明の効果コ 本発明は比較的長期に保存した触媒の活性向上の方法で
あり、モノエポキサイドの重合開始前に窒素ガス等でパ
ージすることによりそれを行なわない場合に比較して高
い触媒活性が発揮される。この触媒活性は、たとえば実
施例や比較例に示したように、重合によって到達可能な
重合体の分子量により測定されるものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複合金属シアン化物錯体触媒の存在下にモノエポ
    キサイドを重合する方法において、上記触媒を重合反応
    に使用する直前に0〜120℃の下、5〜180分間、
    0.1〜10l/分の流量の窒素ガス、又は乾燥空気で
    、単位触媒量あたり0.01〜5.0ρ/gのパージ処
    理を行うことを特徴とするモノエポキサイドの重合方法
  2. (2)ハロゲン化金属塩の金属として、Zn(II)、F
    e(II)、Fe(III)、Co(II)、Ni(II)、M
    o(IV)、Mo(VI)、Al(III)、Al(IV)、V
    (V)、Sr(II)、W(IV)、W(VI)、Mn(II)
    、Cr(III)の群より1種類、或は2種類以上を選ぶ
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)アルカリ金属シアノメタレートのアルカリ金属と
    してFe(II)、Fe(III)、Co(II)、Co(II
    I)、Cr(III)、Mn(II)、Mn(III)、V(IV
    )、V(V)群より1種類、或は2種類以上を選ぶ特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  4. (4)有機配位子としてエーテル、エステル、アルコー
    ル、アルデヒド、ケトン、アミド、ニトリル、スルフィ
    ドの中より選ぶ1種類、或は2種類以上の混合配位子を
    用いる特許請求の範囲第1項記載の方法。
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