JPH0388821A - ポリエーテル化合物の製造法 - Google Patents

ポリエーテル化合物の製造法

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JPH0388821A
JPH0388821A JP28500789A JP28500789A JPH0388821A JP H0388821 A JPH0388821 A JP H0388821A JP 28500789 A JP28500789 A JP 28500789A JP 28500789 A JP28500789 A JP 28500789A JP H0388821 A JPH0388821 A JP H0388821A
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JP
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cyanide complex
metal cyanide
cyclic ether
hexacyanocobaltate
catalyst
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JP28500789A
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English (en)
Inventor
Takeshi Morimoto
剛 森本
Naoki Yoshida
直樹 吉田
Hiromitsu Takeyasu
弘光 武安
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は特定の触媒を用いたポリエーテル化合物の製造
方法に関するものであり、特にポリウレタンの原料とし
て適したポリエーテルポリオールを製造する方法に関す
るものである。
[従来の技術] 多価の開始剤(イニシェークーともいう)にアルキレン
オキサイドなどの環状エーテル化合物を付加して得られ
るポリエーテルポリオールは、ポリウレタンの原料とし
て広く使用されている。また、ポリエーテルポリオール
は界面活性剤、ブレーキ液などの作動油、ポリウレタン
以外の合成樹脂の原料、その他の用途に直接に、あるい
は、種々の化合物などを反応させて使用される。また、
モノアルコールなどの1価の開始剤を使用して得られる
ポリエーテルモノオールも界面活性剤や作動油、その他
の原料として同様に使用しつる。
これらポリエーテル化合物の製造は、触媒の存在下に開
始剤の水酸基に環状エーテル化合物を開環付加反応させ
ることにより行われる。水酸基に1分子の環状エーテル
化合物が開環して付加されると、新たに1個の水酸基が
生成するので引続きこの反応が進行する。この反応の触
媒として、水酸化カリウムや水酸化ナトリウムなどの強
塩基性触媒が広く使用されている。また酸性触媒として
は、三フッ化ホウ素、塩化アルミニウム、五塩化アンチ
モン、塩化第二鉄などが知られており、特に三フッ化ホ
ウ素エーテレートが有効であり、この酸性触媒は強塩基
性触媒が使用し難い分野、例えばハロゲン含有アルキレ
ンオキサイドの開環付加反応の触媒として使用されてい
る。さらに、有機スズ化合物のような有機金属化合物を
触媒にしようとする例や、六フッ化リン酸リチウムを触
媒とする例も報告されている。
また、高分子量ポリエーテル化合物合成触媒としである
種の複合金属シアン化物錯体も開示されている(米国特
許第3278457号〜第3278459号明細書、同
第3427334号明細書、同第3427335号明細
書、特開昭58−185621号公報、特開昭63−2
77236号公報など)。
[発明の解決しようとする課題] しかしながら、これらの触媒を用いる方法では、高分子
量のポリエーテルが得られ難く、さらに副反応生成物の
生成量も少なくなく、分子量分布の狭い高分子量ポリエ
ーテル化合物を得ることができないという問題点を有し
ている。
また、ある種の触媒は水や温度の影響を受けやすく、特
に六フッ化リン酸リチウムなどは、空気中の水分と容易
に反応して分解しフッ酸を生成するなど、その取扱が必
ずしも容易でないという問題点も有している。
また、従来の複合金属シアン化物錯体は高分子量ポリエ
ーテル化合物の合成用触媒として必ずしも満足な活性を
有していない。即ち、より活性の高い複合金属シアン化
物錯体が望まれる。
一方、特公昭59−15336号公報に記載されている
ように、従来の複合金属シアン化物錯体はエチレンオキ
シドとエチレンオキサイド以外の環状エーテル両者の開
環付加重合させて得られる比較的高分子量のポリエーテ
ル化合物を製造することは困難であった。特に環状エー
テルを開環付加重合させて得られる比較的高分子量のポ
リエーテル化合物の間末端ヒドロキシ基に引き続きエチ
レンオキサイドを反応させようとしてもこの触媒はエチ
レンオキサイドの単独開環付加重合に対する活性が高い
ためポリエーテル化合物にエチレンオキサイドが反応せ
ず、エチレンオキサイドの単独重合体が生成する結果と
なっていた。従って、上記公報記載の発明では、複合金
属シアン化物錯体触媒を使用してポリエーテル化合物を
製造した後この触媒を失活させ、次いで強塩基性触媒で
エチレンオキサイドを反応させる方法を使用している。
しかし、この方法は繁雑であり経済的に不利である。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
る0本発明の1つの目的は、従来に比べてより高活性の
複合金属シアン化物錯体を提供するにある0本発明の他
の目的は、エチレンオキサイドの開環単位(即ち、オキ
シエチレン基)と他の環状エーテルの開環単位とを有す
るポリエーテル化合物、特にポリエーテル鎖の末端部分
にオキシエチレン基を有するポリエーテル化合物を複合
金属シアン化物錯体触媒を用いて製造することにある。
この本発明における複合金属シアン化物錯体はヘキサシ
アノコバルト酸イオンとテトラシアノニッケル酸イオン
の両者を含む複合金属シアン化物錯体、またはヘキサシ
アノコバルト酸塩系複合金属シアン化物錯体とテトラシ
アノニッケル酸塩系複合金属シアン化物錯体の組み合わ
せからなる。本発明は、この触媒を用いたポリエーテル
化合物の製造法に関する下記の発明である。
ヘキサシアノコバルト酸イオンとテトラシアノニッケル
酸イオンの両者を含む複合金属シアン化物錯体またはヘ
キサシアノコバルト酸塩系複合金属シアン化物錯体とテ
トラシアノニッケル酸塩系複合金属シアン化物錯体の組
み合わせを触媒として、環状エーテルの少なくとも1種
を単独であるいはヒドロキシ化合物を開始剤として開環
付加重合させることを特徴とするポリエーテル化合物の
製造法環状エーテル開環単位を多数有するヒドロキシ末
端ポリエーテル化合物に、ヘキサシアノコバルト酸イオ
ンとテトラシアノニッケツ酸イオンの両者を含む複合金
属シアン化物錯体またはヘキサシアノコバルト酸塩系複
合金属シアン化物錯体とテトラシアノニッケル酸塩系複
合金属シアン化物錯体の組み合わせを触媒として、エチ
レンオキサイドを反応させることを特徴とする末端部に
オキシエチレン基を有するポリエーテル化合物の製造法
ヘキサシアノコバルト酸塩系複合金属シアン化物錯体を
触媒として環状エーテルの少なくとも1種を単独である
いはヒドロキシ化合物を開始剤として開環付加重合させ
、次いで、テトラシノアニッケル酸塩系複合金属シアン
化物錯体またはヘキサシアノコバルト酸イオンとテトラ
シアノニッケル酸イオンの両者を含む複合金属シアン化
物錯体を加えて第2の環状エーテルを反応させることを
特徴とするポリエーテル化合物の製造法。
複合金属シアン化物錯体は前記公知例に示されているよ
うにポリシアノ金属酸イオンと金属イオンとを有する塩
および配位子である有機化合物との錯体であると考えら
れ、本発明における触媒の1つはポリシアノ金属酸イオ
ンとして、ヘキサシアノコバルト酸イオンとテトラシア
ノニッケル酸イオンの両者を含む複合金属シアン化物錯
体である。この複合金属シアン化物錯体はたとえば下記
−紋穴(1)で表わされるものであると考えられる。も
う1つの触媒は、ヘキサシアノコバルト酸塩系複合金属
シアン化物錯体(たとえば下記(2)で表わされるもの
)とテトラシアノニッケル酸塩系複合金属シアン化物錯
体(たとえば下記(3)で表わされるもの)との組み合
わせからなる。
M、[Go(CN)sl。[N1(CN)4]−(Hi
O)、(R)−”・(1)Me [Go (CN) s
l g (HJ) −(R) l−(2)M、 [Go
 (CN) 4] k(HiO) I(R) −”・(
3)(ただし、MはZn(II)、Fe(II)、Fe
(III)、Go(II)、N1(II)、Al(II
I)、5r(II)、Mn(II)、Cr(III)、
Cu(If)、5n(II)、Pb(II)、Mo (
IV )、Mo (VI )、W(rV)および W(
VI)であり、Rはエーテル、アミド、スルフィド、ニ
トリル、エステル、アルコール、アルデヒドおよびケト
ン等の有機配位子であり、a ”−’ mは、金属の原
子価と配位数により変わる正の数である。) 本発明の触媒として使用される式(1)で表わされる複
合金属シアン化物錯体は、金属Mのカチオンを与える金
属塩の溶液と、ヘキサアノコバルト酸塩とテトラシアノ
ニッケル酸塩の混合溶液を混ぜ合わせ、得られた複合金
属シアン化合物に有機配位子Rを接触させた後、余分な
溶媒及び有機配位子Rを除去することにより製造される
。また、式(2)あるいは式(3)で表わされる複合金
属シアン化物錯体は、同様にヘキサシアノコバルト酸塩
またはテトラシアノニッケル酸塩を用いて製造される。
両種合金属シアン化物錯体の混合物は、両者を単に混合
することによって得られる。また、金属Mの塩としたヘ
キサシアノコバルト酸塩とテトラシアノニッケル酸塩を
混合した後有機配位子Rを接触させても良い、また、こ
れら式(1)〜(3)の複合金属シアン化物錯体はヘキ
サシアノコバルト酸イオンおよび/またはテトラシアノ
ニッケル酸イオンを主体とする限り他のポリシアノ金属
酸イオンを含んでいてもよい。同様にMは1つの化合物
に2種以上存在してもよい、Rについても同様である。
各項の溶液の溶媒としては、水または水と有機溶剤の混
合溶媒が使用しうる。混合溶媒の有機溶剤は、水と相溶
性のあるものであれば特に限定されないが、アルコール
、アルデヒド、ケトン、エーテル、アミドなとである。
水とこれらの有機溶剤との混合比は体積比で有機溶剤が
50%以下が好ましく、特に30%以下が好ましい。
金属塩は溶解して金属Mのカチオンを与えるものであれ
ばいずれでもかまわないが、無機酸の塩が好ましく、特
に塩化物、臭化物、ヨウ化物のハロゲン化物が好ましい
0Mとしては上述のごとく種々のものが使用可能である
が、なかでもZn(n)、Fe(II)、Fe(III
)、Co(II)、Al(In)およびGo(II)が
好ましく、さらにはZn(II)、Fe(III)が好
ましい。
出発物質であるヘキサシアノコバルト酸塩とテトラシア
ノニッケル酸塩は、アルカリ金属塩をはじめとする種々
の金属塩を使用しつるが、リチウム塩、ナトリウム塩、
カリウム塩、マグネシウム塩およびカルシウム塩が特に
好ましい。また、ヘキサシアノコバルト酸塩とテトラシ
アノニッケル塩のカチオンは同じものでもよいし、異な
っていてもよい。
ヘキサシアノコバルト酸イオンには、中心金属のコバル
トの原子価により[Co(II )(CN)al’−と
[Co (III ) (CN) al ”−の2種類
が存在し、いずれでもかまわないが、より触媒活性が高
い複合金属シアン化物錯体が得られる点で[Go CI
[[) (CN) sl ”−が好ましい。
式(1) 、 (2) 、 (3)に含まれる有機配位
子Rはジエチルエーテル、1−エトキシペンクン、ジブ
チルエーテル、エチルプロピルエーテル、1.2−ジメ
トキシエタン、 1.2−ジェトキシエタン、グライム
、ジグライム、トリグライム、テトラグライム、ジエチ
レングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコール
ジブチルエーテルなどのエーテル類、ホルムア□ミド、
アセトアミド、プロピオアミド、N−メチルアセトアミ
ド、N、N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジ
メチルスルフィド、ジエチルスルフィド、ジブチルスル
フィドなどのスルフィド類、アセトニトリル、プロピオ
ニトリルなどのニトツル類、ギ酸アミル、酢酸エチル、
プロピオン酸メチルなどのエステル類、メタノール、エ
タノール、プロパツール、インプロパツール、ブタノー
ル、tart−ブチルアルコールなどのアルコール類、
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒ
ドなどのアルデヒド類およびアセトン、エチルメチルケ
トン、ジアセチル、アセトニルアセトンなどのケトン類
がある。これらの有機配位子Rを複合金属シアノ錯塩に
接触させる方法は、金属塩溶液とヘキサシアノコバルト
酸塩および/またはテトラシアノニッケル酸塩の混合溶
液を混合して複合金属シアノ錯塩が生成した液に有機配
位子Rを添加し、十分に撹拌することによりなされる。
これにより一般式(1)、(2)あるいは(3)のe、
i。
mは0.1〜6となる。
以上のようにして調製された混合物から、吸引濾過、遠
心分離、加熱乾燥、減圧乾燥あるいはこれらを組合せた
方法により、余分な溶媒および有機配位子Rを除去する
ことで本発明に使用しつる触媒が得られる。
複合金属シアン化物錯体あるいはその組み合わせにおけ
るヘキサシアノコバルト酸イオンとテトラシアノニッケ
ル酸イオンの存在比をC/(b+c)  k / (g
+k)で表わすとその存在比は0.02〜0.95が好
ましい。本発明の目的の1つである活性を高める面から
見れば特に0.02〜0.5で活性が高い。他の目的で
あるオキシエチレン基を有するポリエーテル化合物を製
造するという面から見れば、特に0.2〜0.7で特に
有効である。従って、この存在比は特に0.02〜0.
7が好ましい。この値が1、即ちテトラシアノニッケル
酸塩系複合金属シアン化物錯体のみの場合は、触媒単位
量あたりの反応量が低下し、この値がO1即ちヘキサシ
アノコバルト酸塩系複合金属シアン化物錯体のみではエ
チレンオキサイドをポリエーテル化合物に反応させるこ
とができない。
以上のようにして得られた触媒の活性をさらに高めるた
めに、この触媒を有機配位子Rあるいは有機配位子Rと
水の混合物中に分散させ、十分に撹拌した後、余分な液
体を除去するという操作を繰返し行うこともできる。ま
た、触媒を有機配位子Rに分散させた場合には必ずしも
有機配位子Rを除去する必要はなく、スラリー状の複合
金属シアン化物錯体と有機配位子Rの混合物を触媒とし
て用いることも可能である。
以上の複合金属シアン化物錯体の製造工程は、加熱乾燥
工程を除いて、10℃〜80℃で行うことが好ましく、
25℃〜60℃で行うことがさらに好ましい。また加熱
乾燥は触媒の活性低下を引き起こさないように150℃
以下で行うことが好ましく、余分な水や有機化合物を除
去できる範囲で可能なかぎり低い温度であることが好ま
しい。
環状エーテルとしては、環内に1個の酸素原子を有する
3〜4員の環状エーテル基を含む化合物が適当であり、
好ましくは3員環状エーテル基を1個有する化合物(モ
ノエポキサイド)およびテトラヒドロフランである。特
に好ましい化合物は、炭素数2〜4のハロゲンを含むあ
るいは含まないアルキレンオキサイドとテトラヒドロフ
ランである。その他、炭素数5以上の(ハロゲン含有)
アルキレンオキサイド、スチレンオキサイド、グリシジ
ルエーテル、グリシジルエステル、その他のモノエポキ
サイドも使用しつる。好ましい(ハロゲン含有)アルキ
レンオキサイドは、エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、1.2−ブチレンオキサイド、2.3−ブチ
レンオキサイド、エピクロルヒドリン、4,4.4− 
トリクロロ−1,2−エポキシブタンである。これら環
状エーテル化合物は2種以上併用することができ、その
場合、゛それらを混合して反応させたり、順次反応させ
ることができる。特に好ましい環状エーテルは炭素数2
〜4のアルキレンオキサイド、特にプロピレンオキサイ
ドとプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの組み
合わせである。
環状エーテル化合物はそれ単独で反応させることができ
るが、通常はヒドロキシ化合物を開始剤とし、その水酸
基に反応させる。ヒドロキシ化合物は用途によって種々
のヒドロキシ化合物を使用しつるが、ポリウレタン原料
として有用なポリエーテルポリオールは多価のヒドロキ
シ化合物、すなわちポリヒドロキシ化合物が使用される
。界面活性剤、その他の用途においてはモノヒドロキシ
化合物を使用することもできる。ポリヒドロキシ化合物
の代表例は多価アルコール、多価フェノール、およびこ
れらヒドロキシ化合物や他のイニシエーターにアルキレ
ンオキサイド等の環状エーテルを付加して得られる目的
ポリオール化合物よりも低分子量のポリエーテルポリオ
ールである。その他ポリエステルポリオールなどの水酸
基を有する化合物を使用しつる。好ましいポリヒドロキ
シ化合物は、多価アルコール、多価フェノールなどのポ
リオール類、それらポリエーテル類に環状エーテルを付
加して得られるポリエーテルポリオールである。これら
のポリヒドロキシ化合物はまた、2種以上の混合物であ
ってもよい、ポリヒドロキシ化合物の具体例は例えば下
記のものおよびその環状エーテル付加物があるが、これ
らに限られるものではない。また、水は2価のポリヒド
ロキシ化合物の一種である。環状エーテル付加物の分子
量は特に限定されないが目的ポリオール化合物の分子量
の%以下、特に115以下が好ましい。
多価アルコール:エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、シグリセリン、ソルビトール、デキストロ
ール、メチルグルコシド、シュクロース。
多価フェノール:ビスフェノールA、フェノール、ホル
ムアルデヒド初期縮合物。
モノヒドロキシ化合物としては、例えばメタノール、エ
タノール、プロパツール、高級脂肪族アルコール、その
他の1価アルコールやフェノール、アルキル置換フェノ
ール、その他の1価フェノール、およびその環状エーテ
ル付加物がある。
ポリエーテル化合物は通常環状エーテル化合物、あるい
はそれとヒドロキシ化合物との混合物に触媒を存在させ
て反応を行い、生成させる。また、反応系に環状エーテ
ルを徐々に加えながら反応を行うこともできる0反応は
常温下でも起きるが、必要により、反応系を加熱あるい
は冷却することもできる。触媒の使用量は特に限定され
るものではないが、使用するヒドロキシ化合物に対して
1〜soooppm程度が適当であり、30〜1100
0ppがより好ましい、触媒の反応系への導入は、初め
に一括して導入してもよいし、順次分割して導入しても
よい0反応終了後、触媒の除去、その他の精製を行って
精製されたポリエーテル化合物を得る。
従来の複合金属シアン化物錯体触媒を使用した場合、開
始剤のヒドロキシ化合物が比較的高分子量である場合や
環状エーテルの開環付加重合が進んで比較的高分子量の
ポリエーテル化合物が生成した後は、同じ触媒で引き続
きエチレンオキサイドを反応させることはできなかった
0本発明における複合金属シアン化物錯体触媒の場合は
、エチレンオキサイドを反応させることが可能であり、
エチレンオキサイドのみをあるいはエチレンオキサイド
と他の環状エーテルをそれら比較的高分子量の化合物に
反応させることができる。エチレンオキサイドと他の環
状エーテルを使用する場合、混合してあるいは順次(順
番は問わない)反応させることができる。特に広い適用
が可能なポリエーテル化合物は末端にオキシエチレン基
を有する化合物である。これはオキシエチレン基に結合
した水酸基は1級水酸基であり、他のモノエポキサイド
の開環単位に結合した水酸基は主に2級あるいは3級水
酸基であるためである。この末端にオキシエチレン基を
導入することはエチレンオキサイドキャップと呼ばれて
いる。従って1本発明における触媒はこのエチレンオキ
サイドキャップに適用することができる。即ち、本触媒
を用いてエチレンオキサイド以外のモノエボキサイドを
開環付加重合させた後引き続いてエチレンオキサイドを
反応させてエチレンオキサイドキャップを行なうことが
できる。勿論、エチレンオキサイドキャップを行なう前
において生成しているポリエーテル化合物のポリエーテ
ル鎖にはオキシエチレン基が存在してもよいが、その末
端部にたとえオキシエチレン基が存在していたとしても
目的物はそれより6高い1級水酸基を有するポリエーテ
ル化合物である。即ち、エチレンオキサイドキャップは
末端部(水酸基が結合している部分)の環状エーテル開
環単位中のオキシエチレン基の割合を高めることにある
。なお、エチレンオキサイドは末端水酸基に均等に反応
することは少ないので、通常は末端水酸基の数に対して
過剰のエチレンオキサイドを反応させる。
本発明における複合金属シアン化物錯体は比較的高分子
量のヒドロキシ化合物にエチレンオキサイドを反応させ
ることができるという特徴を有することより、他の触媒
を用いて製造された比較的高分子量のヒドロキシ化合物
にこの触媒を用いてエチレンオキサイドを反応させる方
法に適用できる(エチレンオキサイドと他の環状エーテ
ルとを反応させろ場合も同様)。他の触媒としては、複
合金属シアン化物錯体であることが好ましいが、必ずし
もこれに限らない。
この他の触媒としての複合金属シアン化物錯体としては
比較的活性の高いヘキサシアノコバルト酸塩系の複合金
属シアン化物錯体(たとえば前記式(2)で表わされる
もの)が好ましい。しかもこの触媒を使用した場合、エ
チレンオキサイドを反応させる段階でテトラシアノニッ
ケル酸塩系複合金属シアン化物錯体(例えば、前記式(
3)で表わされるもの)を添加すれば本発明における組
み合わせの触媒となる。勿論、前記した本発明の触媒そ
のものを添加してもよい。
上記本発明における触媒を適用する前の比較的高分子量
のヒドロキシ化合物としては目的ポリエーテル化合物よ
りもわずかに低いものから、特に限定されるものではな
いが、目的物の分子量の1ノ5以上、特に%以上の化合
物が好ましい、水酸基価で表わせばlOO以下、特に6
0以下が好ましい。
本発明の方法により得られるエチレンオキサイドキャッ
プされたポリエーテル化合物の1級水酸基の割合は好ま
しくは60%以上、特に70%以上が好ましい、また、
本発明の方法によりエチレンオキサイドキャップを行な
うことなく製造したポリエーテル化合物の1級水酸基割
合は通常50%以下であり、エチレンオキサイド以外の
モノエポキサイドのみを使用して得られるポリキーチル
化合物の1級水酸基の割合は通常30%以下である0本
発明は目的に応じて種々の1級水酸基割合のポリエーテ
ル化合物を製造することができ、上記2つの1級水酸基
割合の中間の1級水酸基割合のポリエーテル化合物もキ
ャップするエチレンオキサイドの量を調整することによ
り製造することができる。
得られるポリエーテル化合物の分子量は特に限定される
ものではない。しかし、常温で液状である製品がその用
途の面から好ましい。例えば、ポリウレタンの原料とし
ては、水酸基価で表して約5〜800、特に5〜60の
液状ポリエーテルポリオールが好ましい、他の用途、例
えば作動油の原料なども上記範囲のポリエーテルポリオ
ールが好ましい0本発明により得られるポリエーテル化
合物は、それ単独であるいは他のポリオール類と併用し
てポリウレタン原料用のポリオールとして最も適当であ
る。その他、本発明により得られるポリエーテル化合物
は、それ自身あるいはアルキルエーテル化合物などの他
の化合物と反応させて種々の用途に使用しつる。
[実施例] 実施例1、比較例1 表1に示したような種々の複合金属シアン化物錯体を以
下に述べる方法により合成し、ポリオール合成用触媒と
しての特性を検討した。
A  シアン    の1 1.5 mol/j2の塩化亜鉛水溶液に、ヘキサシア
ノコバルト酸イオンとテトラシアノニッケル酸イオンが
表1に示した割合であり、合計の塩濃度が0.4 mo
l/Aのヘキサシアノコバルト酸カリウムとテトラシア
ノニッケル酸カリウムの混合溶液(単独の場合は一方の
溶液のみ)を撹拌しながらゆっくりと滴下して加えた。
これにより沈殿を生成した。
これに50%ジグライム水溶液を加えて1時間撹拌した
後、吸引濾過により枦別して、白色の生成物を得た。こ
の生成物を30%ジグライム水溶液中に分散させ、1時
間撹拌した後、吸引濾過により枦別して得た生成物を、
さらにジグライムに分散させ1時間撹拌した後、再び吸
引濾過により枦別して複合金属シアン化物錯体を得た。
このものを80℃の乾燥家中で3時間乾燥させた後、細
かく粉砕して、次の触媒特性の検討に用いた。製造した
触媒の代表例を表−1に示す。
ボIオールA    の  の ステンレス製の耐圧オートクレーブ中に、グリセリンに
プロピレンオキサイド(以下POと称する)を付加して
得られる分子量1000のポリエーテルポリオール75
gとPO15gと触媒として上述のようにして合成した
bとCの比が異る種々の触媒27Bを窒素雰囲気下に投
入した。これを120℃のオイルバスに浸漬し、この時
の耐圧オートクレーブ内の圧力と温度を測定した。
反応が進行するとPOの消費によりオートクレーブ内の
圧力は次第に減少し、また反応熱により温度上昇が観測
された。
結果を第1図に示した0反応中の最高温度はテトラシア
ノニッケル酸イオンを入れると高くなり、c/ (b+
c) =0.1で最高値を示し、それ以上テトラシアノ
ニッケル酸イオンを増すと次第に低くなっていった。ま
た、c/ (b+c) =1ではPOの重合反応はほと
んど起こらなかった。
一方、オートクレーブの内圧が1気圧まで下がるのに要
した時間は反応速度を表わすものであるが、テトラシア
ノニッケル酸イオンを入れると次第に短かくなり、c/
 (b+c) =0.2で最小値となり、それ以上テト
ラシアノニラケール酸イオンを増すと時間は長くなって
いった。すなわち0 < c/(b+c)≦0.5で高
活性なポリエーテル合成用の触媒が得られた。
表−1 11式(1)におけるCおよびb *2 配位した水およびジグライムは省略した。
実施例2 実施例INo、2の複合金属シアン化物錯体を触媒とし
て以下の試験を行った。
ステンレス製の耐圧オートクレーブ中に、グリセリンに
POを付加して得られる分子量1000のポリエーテル
ポリオール700gと上述のようにして合成した複合金
属シアン化物鏡体触媒0゜25gを窒素雰囲気下に投入
した。これを120℃に昇温し、この温度に維持しなが
ら触媒作用が低下するまでPOを導入し続けた。未反応
のPOを減圧下留去した後、吸着剤を添加して撹拌し、
触媒を吸着させ、濾過、乾燥してポリオールを得た。
触媒1gあたりの反応po量は13kg−PO/g−触
媒であり、生成したポリオールの平均分子量は約570
0であった。
実施例3 実施例INo、2の塩化亜鉛を塩化第二鉄に変えた以外
は実施例1と同様にして複合金属シアン化物錯体を合成
した、この化合物はFes、t [Co(CN)al 
s INi (CN) 4] (H*0)−(ジグラム
)、 で表わされる。
この複合金属シアン化物錯体を触媒として、実施例2と
同様の合成試験を行った結果、触媒1gあたりの反応P
O量は7 kg−PO/g−触媒であり、生成したポリ
オールの平均分子量は約3500であった。
実施例4、比較例2 実施例1のポリオール合成用触媒の特性の検討において
表−1記載の触媒を用いてPOの反応を終えた後引き続
きエチレンオキサイド(以下EOと称する)を反応させ
た。即ち、POの反応が終了した後、このオートクレー
ブ内にさらにEOを50g投入した。この場合にも反応
の進行により圧力の変化と、温度上昇が観測された。こ
のようにして合成されたポリエーテルポリオールの末端
OH基の1級化率を調べた。結果を表−2に示した。テ
トラシアノニッケル酸イオンを含む複合金属シアン化物
錯体(表−2のNo、1〜No、8)を触媒に使用した
場合には、末端OH基の1級化率は60%〜80%であ
った。−方、テトラシアノニッケル酸イオンを含まずに
、亜鉛イオンとヘキサシアノコバルト酸イオンからなる
複合金属シアン化物錯体(表−2のNo、 9 Zns
 [GO(CN) sl *)を触媒に使用した場合に
は、POの重合反応はほとんど起こらず、末端OH基の
1級化率は30%であった。
表−2 $2 配位した水およびジグライムは省略した。
実施例5、比較例3 表−3に示したような種々の複金属シアン化物錯体を以
下に述べる方法により合成し、エチレンオキサイドキャ
ップポリオール合成用触媒としての特性を検討した。
シ  ン       のA 1、5mol/lの塩化亜鉛水溶液に0.4mol/l
のヘキサシアノコバルト酸カリウム溶液を撹拌しながら
ゆっくりと滴下して加えた。これにより沈殿を生成した
これに50%グライム水溶液を加えて1時間撹拌した後
、吸引濾過により枦別して、発色の生成物を得た。この
生成物を30%グライム水溶液中に分散させ、1時間撹
拌した後、吸引濾過により枦別して得た生成物を、更に
グライムに分散させ1時間撹拌した後、再び吸引濾過に
より枦別してヘキサシアノコバルト酸亜鉛錯体を得た。
このものを80℃の乾燥密生で3時間乾燥させた後、細
かく粉砕した。
また、0.4fflol/1のヘキサシアノコバルト酸
カリウム溶液の代わりに、0.6mol/1のテトラシ
アノニッケル酸カリウム溶液を用いて、上記の方法と同
様にしてテトラシアノニッケル酸亜鉛錯体を得た。
このようにして、合成したヘキサシアノコバルト酸亜鉛
錯体粉末とテトラシアノニッケル酸亜鉛錯体粉末を、表
−3に示した割合で十分に混合して複金属シアン化物錯
体触媒とし、次の特性の検討に用いた。
上記のようにして合成した複金属シアン化物錯体触媒を
用いて実施例4と同様にして、エチレンオキサイドキャ
ップポリオール合成用触媒の特性を検討した。結果を表
−3に示した。ヘキサシアノコバルト酸亜鉛錯体とテト
ラシアノニッケル酸亜鉛錯体の混合物からなる複金属シ
アン化物錯体(表−3のNo、1〜No、7)を触媒に
使用した場合には、末端OH基の1級化率は60%〜8
2%であった。一方、それぞれ単独の錯体を触媒とした
場合(表−3のNo、8. No、9)には、末端OH
基の1級化率はそれぞれ20%、22%であり、均一に
EOを開環付加重合させることはできなかった。
表−3 sl 式(2)、(3)におけるgおよびに実施例6 実施例1で合成したZn−[CO(CN) sl 4 
[Ni (CN) 4](Hgo)、 (ジグライム)
、を触媒として以下の試験を行なった。
ステンレス製の耐圧オートクレーブ中に、グリセリンに
POを付加して得られる分子量1000のポリエーテル
ポリオール700gと上述のようにして合成した複金属
シアン化物錯体触媒0.25gを窒素雰囲気下に投入し
た。これを120℃に昇温し、この温度に維持しながら
POを連続的に導入し、5時間かけて3kgのPOを導
入した。POの導入終了後、さらにEOを450g導入
した。反応終了後未反応のPOおよびEOを減圧下留去
した後、吸着剤を添加して撹拌し、触媒を吸着させ、濾
過、乾燥してポリオールを得た。
触媒1gあたりの反応po量は12kg−PO/g−触
媒であり、末端OH基の1級化率は75%であった。
実施例7 シアン    のA 1、5mo1/lの塩化亜鉛水溶液に0.4mol/l
のヘキサシアノコバルト酸カリウム溶液を撹拌しながら
ゆっくりと滴下して加えた。これにより沈殿を生成した
これに50%グライム水溶液を加えて1時間撹拌した後
、吸引濾過により枦別して、発色の生成物を得た。この
生成物を30%グライム水溶液中に分散させ、1時間撹
拌した後、吸引濾過により枦別して得た生成物を、更に
グライムに分散させ1時間撹拌した後、再び吸引濾過に
より枦別してヘキサシアノコバルト酸亜鉛錯体を得た。
このものを80℃の乾燥束中で3時間乾燥させた後、細
かく粉砕した。
0、4mol/1のヘキサシアノコバルト酸カリウム溶
液を、0.6mol/1テトラシアノニッケル酸カリウ
ム溶液にかえて、上記と同様の方法により、テトラシア
ノニッケル酸亜鉛錯体を得た。これらの錯体粉末を用い
て次の試験を行なった。
エチレンオキサイドキサ ツボ1オールのAステンレス
製の耐圧オートクレーブ中に、グリセリンにPOを付加
して得られる分子量1000のポリエーテルポリオール
roogと上述のようにして合成したヘキサシアノコバ
ルト酸亜鉛錯体触媒0.25 gを窒素雰囲気下に投入
した。これを120℃に昇温し、この温度に維持しなか
らPOを連続的に導入し、5時間かけて2.5kgのP
Oを導入した。POの導入終了後、未反応のPOを除去
し、これにテトラシアノニッケル酸亜鉛錯体触媒0.2
5gを加え、さらにEO450gを1時間かけて導入し
た0反応終了後未反応のEOを減圧下留去した後、吸着
剤を添加して撹拌し、触媒を吸着させ、濾過、乾燥して
ポリオールを得た。
得られたポリオールの平均分子量は約5200であり、
末端OH基の1級化率は75%であった。
実施例8 シアン    のA 実施例7の0.4mol/1のヘキサシアノコバルト酸
カリウム溶液を0.24mol/1のテトラシアノニッ
ケル酸カリウムと0.6a+ol/1のヘキサシアノコ
バルト酸カリウムの混合溶液にかえた以外は、実施例7
と同様にして複金属シアン化物錯体を合成した。これに
よりテトラシアノニッケル酸イオンとヘキサシアノコバ
ルト酸イオンをモル比で6対4の割合で含有する複金属
シアン化物亜鉛錯体(組成式Zns[N1(CN)4]
+、s[Co(CN)al)が得られた。これを用いて
以下の試験を行なった。
エチレンオキサイドキ ップボ1オールのA実施例7の
テトラシアノニッケル酸亜鉛錯体の代わりに、上述のテ
トラシアノニッケル酸イオンとヘキサシアノコバルト酸
イオンを含む複金属シアン化物亜鉛錯体を用いた以外は
実施例7と同様にしてエチレンオキサイドキャップポリ
オールの合成を行なった。
得られたポリオールの平均分子量は約5200であり、
末端OH基の1級化率は80%であった。
比較例4 実施例7で合成したヘキサシアノコバルト酸亜鉛錯体を
用いて以下の試験を行なった。
エチレンオキサイドキャップポリオールのA実施例7の
テトラシアノニッケル酸亜鉛錯体の代わりに、上述のヘ
キサシアノコバルト酸亜鉛錯体を用いた以外は実施例7
と同様にしてエチレンオキサイドキャップポリオールの
合成を行なった。
得られたポリオールの平均分子量は約5000であり、
末端OH基の1級化率は25%で、生成したポリオール
が白濁しており、EOを均一に開環付加重合することが
できなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1と比較例1における触媒とその活性の
関係を表わしたグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヘキサシアノコバルト酸イオンとテトラシアノニッ
    ケル酸イオンの両者を含む複合金属シアン化物錯体また
    はヘキサシアノコバルト酸塩系複合金属シアン化物錯体
    とテトラシアノニッケル酸塩系複合金属シアン化物錯体
    の組み合わせを触媒として、環状エーテルの少なくとも
    1種を単独であるいはヒドロキシ化合物を開始剤として
    開環付加重合させることを特徴とするポリエーテル化合
    物の製造法。 2、複合金属シアン化物錯体の他の金属イオンが亜鉛あ
    るいは鉄のイオンである、請求項第1項記載の方法。 3、複合金属シアン化物錯体または複合金属シアン化物
    錯体の組み合わせにおけるヘキサシアノコバルト酸イオ
    ンとテトラシアノニッケル酸イオンの合計数に対するヘ
    キサシアノニッケル酸イオンの数が0.02〜0.95
    である、請求項第1項記載の方法。 4、環状エーテルがモノエポキサイドの少なくとも1種
    からなる、請求項第1項記載の方 法。 5、環状エーテルがエチレンオキサイドとエチレンオキ
    サイド以外のモノエポキサイドの組み合わせからなり、
    両者を混合してあるいは順次反応をさせる、請求項第1
    項記載の方 法。 6、環状エーテルを開環付加重合させて末端部がオキシ
    エチレン基以外の環状エーテル開環単位を主とするポリ
    エーテル化合物を製造し、引き続きエチレンオキサイド
    を反応させて末端部のオキシエチレン基割合を高めたポ
    リエーテル化合物を製造する、請求項第1項記載の方法
    。 7、環状エーテル開環単位を多数有するヒドロキシ末端
    ポリエーテル化合物に、ヘキサシアノコバルト酸イオン
    とテトラシアノニッケツ酸イオンの両者を含む複合金属
    シアン化物錯体またはヘキサシアノコバルト酸塩系複合
    金属シアン化物錯体とテトラシアノニッケル酸塩系複合
    金属シアン化物錯体の組み合わせを触媒として、エチレ
    ンオキサイドを反応させることを特徴とする末端部にオ
    キシエチレン基を有するポリエーテル化合物の製造法。 8、ヘキサシアノコバルト酸塩系複合金属シアン化物錯
    体を触媒として環状エーテルの少なくとも1種を単独で
    あるいはヒドロキシ化合物を開始剤として開環付加重合
    させ、次いで、テトラシノアニッケル酸塩系複合金属シ
    アン化物錯体またはヘキサシアノコバルト酸イオンとテ
    トラシアノニッケル酸イオンの両者を含む複合金属シア
    ン化物錯体を加えて第2の環状エーテルを反応させるこ
    とを特徴とするポリエーテル化合物の製造法。 9、第2の環状エーテルがエチレンオキサイドあるいは
    エチレンオキサイドと他の環状エーテルとの組み合わせ
    からなる、請求項第8項記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007500777A (ja) * 2003-05-22 2007-01-18 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレーテッド ナノスケールのdmc触媒粒子
JP2010501668A (ja) * 2006-08-24 2010-01-21 コーネル・ユニバーシティー プロピレンオキシドおよび二酸化炭素の共重合ならびにプロピレンオキシドの単独重合

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