JP2999798B2 - ポリエーテル類の製造方法 - Google Patents
ポリエーテル類の製造方法Info
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Description
り、特にポリエーテルポリオールの製造方法に関するも
のである。
ポキサイドを開環反応させて得られるポリエーテル類は
ポリウレタンなどの合成樹脂の原料、界面活性剤、潤滑
剤、その他の用途に広く用いられている。イニシエータ
ーはA(H)n(A;水酸基含有化合物の水酸基の水素
原子を除いた残基、n;1以上の整数)で表わされる水酸
基含有化合物である。イニシエーターとしては、例えば
1価アルコール、多価アルコール、1価フェノール、多
価フェノールなどがある。また、ヒドロキシアルキルア
ミノ基を有する化合物(アルカノールアミン類やアミン
類−アルキレンオキサイド付加物など)もイニシエータ
ーとして用いられる。さらに上記イニシエーターにモノ
エポキサイドを反応させて得られるポリエーテル類もま
たイニシエーターとして用いられる。
イドを多数開環付加反応させて得られる下記のような化
合物である。
触媒存在下にモノエポキサイドを反応させる方法が広く
用いられている。アルカリ触媒としては水酸化カリウム
や水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属化合物が使用さ
れていた。しかしアルカリ触媒を使用して得られるポリ
エーテル類は、次のような問題点があった。すなわちモ
ノエポキサイド、特にプロピレンオキサイドの異性化に
より生成した不飽和モノオールが開始剤となり、これに
モノエポキサイドが開環付加した不飽和ポリエーテルモ
ノオール(以下、これも不飽和モノオールという)が生
成する。
割合は増え、この傾向は、分子量6500以上(3官能の場
合)で顕著になるためモノエポキサイドにプロピレンオ
キサイドを用いた場合、分子量6500以上のポリエーテル
類の合成は事実上不可能であった。
リエーテル類を製造することは知られている(US 32784
57,US 3278458,US 3278459,US 3427256,US 3427334,US
3427335)。この触媒は上記不飽和モノオールの生成が
少なく、また極めて高分子量のポリエーテル類を製造す
ることも可能である。
な2つの問題点を有している。第1に、複合金属シアン
化物錯体を触媒に用いてイニシエーターに炭素数3以上
のモノエポキサイドを開環反応して得られるポリエーテ
ル類は、触媒の除去が困難であった。触媒を瀘過によっ
て分離することも、活性炭のような吸着剤で吸着分離す
ることも不可能である。
ーテル類から、この触媒を除去するためには、単に瀘過
や、吸着剤等で処理するだけでなく、触媒をアルカリも
しくは酸で分解してイオン化し、その後これら分解物や
残留アルカリ、残留酸を吸着、瀘過によって除去するこ
とが必要である。
基へエチレンオキサイドを反応させることは困難であっ
た。複合金属シアン化物錯体を触媒に用い、イニシエー
ターに炭素数3以上のモノエポキサイドを開環反応して
得られるポリエーテル類に引き続きエチレンオキサイド
をフィードすると、エチレンオキサイドの単独重合体で
あるポリエチレングリコールが生成し、ポリエーテル類
末端水酸基へのエチレンオキサイドの均一な付加はおこ
らない。
媒を失活させ触媒残渣を除去する方法や、アルカリ処理
後エチレンオキサイドを付加させ、その後触媒残渣を除
去する方法が知られている。アルカリで処理する方法と
しては、アルカリ金属やアルカリ金属ハイドロオキサイ
ド(US 4355188)、アルカリ金属のハイドライド(US 4
721818)を使用する方法が知られている。しかしなが
ら、これらの方法で、複合金属シアン化物錯体の分解物
やアルカリ成分を十分に除去することは容易ではなく、
より完全にこれらを除去する技術の開発が望まれてい
た。
発明を提供するものである。
の水酸基を有するイニシエーターに炭素数3以上のモノ
エポキサイドを開環付加反応させて得られた上記触媒を
含むポリエーテル類をアルカリ金属あるいはその化合物
からなる処理剤で処理して上記触媒を失活させ、次いで
酸を加えて処理剤を中和し塩を析出させてその塩を濾別
し、その後吸着剤で処理しさらに該吸着剤を濾別するこ
とを特徴とするポリエーテル類の製造方法。
の水酸基を有するイニシエーターに炭素数3以上のモノ
エポキサイドを開環付加反応させて得られた上記触媒を
含むポリエーテル類をアルカリ金属あるいはその化合物
からなる処理剤で処理して上記触媒を失活させ、次に上
記ポリエーテル酸をイニシエーターとしてそれにエチレ
ンオキサイドを反応させ、その後得られたポリエーテル
類に酸を加えて処理剤を中和し塩を析出させてその塩を
濾別し、その後吸着剤で処理しさらに該吸着剤を濾別す
ることを特徴とするポリエーテル類の製造方法。
に示されているように下記一般式(1)の構造を有する
と考えられる。
I)、Ni(II)、Al(III)、Sr(II)、Mn(II)、Cr
(III)、Cu(II)、Sn(II)、Pb(II)、Mo(IV)、M
o(VI)、W(IV)、W(VI)などであり、M′はFe(I
I)、Fe(III)、Co(II)、Co(III)、Cr(II)、Cr
(III)、Mn(II)、Mn(III)、Ni(II)、V(IV)、
V(V)などであり、Rは有機配位子であり、a,b,xお
よびyは、金属の原子価と配位数により変わる正の整数
であり、cおよびdは金属の配位数により変わる正の数
である。
Fe(II)、Fe(III)、Co(II)、Co(III)などが好ま
しい。有機配位子としては、たとえばケトン、エーテ
ル、アルデヒド、エステル、アルコール、アミドなどが
ある。
ン化物錯体は、金属塩MXa(M,aは上述と同様、XはMと
塩を形成するアニオン)とポリシアノメタレート(塩)
Ze[M′x(CN)y]f(M′,x,yは上述と同様。Zは
水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属など、e,fはZ,
M′の原子価と配位数により決まる正の整数)のそれぞ
れの水溶液または水と有機溶剤の混合溶媒の溶液を混ぜ
合わせ、得られた複合金属シアン化物錯体に有機配位子
Rを接触させた後、余分な溶媒および有機化合物Rを除
去することにより製造される。
は、Zには水素やアルカリ金属をはじめとする種の金属
を使用しうるが、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム
塩、マグネシウム塩、カルシウム塩が好ましい。特に好
ましくは通常のアルカリ金属塩、即ちナトリウム塩とカ
リウム塩である。
ターとの混合物に触媒を存在させて反応させることによ
り製造される。また、反応系にモノエポキサイドを徐々
に加えながら反応を行うこともできる。反応は常温下で
も起きるが、必要により、反応系を加熱あるいは冷却す
ることもできる。触媒の使用量は特に限定されるもので
はないが、使用するイニシエーターに対して1〜5000pp
m程度が適当であり、30〜1000ppmがより好ましい。触媒
の反応系への導入は、初めに一括して導入してもよい
し、順次分割して導入してもよい。
モノオールイの含有量の少ない、あるいは不飽和モノオ
ールの含有量が少なくかつ極めて高分子量の、ポリエー
テル類を合成することが可能である。
ては、前記公知のアルカリ金属単体、アルカリ金属水素
化物、アルカリ金属水酸化物等の強アルカリの他、アル
カリ金属アルコラートを用いることができる。これらの
アルカリ金属やその化合物のアルカリ金属としてはナト
リウムあるいはカリウムが好ましい。アルコラートとし
ては、1価あるいは多価のアルコールのアルコラートが
適当である。アルコールとしては、低沸点のアルコール
が好ましい。なぜなら、ポリエーテル類とアルコラート
を反応させた後、副生するアルコールを除去することが
きわめて容易であるからである。従って、アルコールと
しては低級モノオール、特にメタノールあるいはエタノ
ールが好ましい。これら金属のメチラートやエチラート
は、取扱い、処理とも容易で、処理剤として工業的に用
い易い。ここで用いるナトリウムやカリウムのアルコラ
ートは、アルコール溶液として希釈してあるもの、もし
くは、粉末の単体を用いることができる。
処理方法としては、アルカリ金属あるいはその化合物
(以下、アルカリ金属等という)を加え、好ましくは80
〜180℃、特に100〜150℃に加熱し、必要により減圧処
理を行なった後、次いで精製を行う方法が好ましい。エ
チレンオキサイドを反応させる場合は、アルカリ金属等
を加え同様に加熱した後減圧処理を行なって副生するア
ルコールを除去し、その後エチレンオキサイドを反応さ
せ、次いで精製を行う方法が好ましい。精製工程ではま
ず第1段として精製剤として酸を用い、精製剤を加えて
中和を行ない析出する塩を濾別する。次いで第2段で前
段で除去できなかった微細な塩や溶解している塩や金属
イオン等の不純物を吸着剤に吸着させ、その後不純物を
吸着した吸着剤を濾別する。この2段の精製工程によ
り、複合金属シアン化物錯体の不活性化物(金属イオン
等)とアルカリ金属等の処理剤の成分をより完全に除去
することが可能となる。さらに、濾過を2回に分けて行
なう方法は、1回で濾過する方法に比べて各々の濾過ケ
ーキ量が少ないため濾過速度が高く、より精密な濾過が
可能である。また、濾過ケーキに残るポリエーテル類の
量も少なく、ポリエーテル類の収率も高い。
硫酸、リン酸、硝酸および/またはこれらの酸性塩類な
どが、有機酸としては、カルボン酸、ポリカルボン酸、
スルホン酸等が用いられる。精製剤の使用量は、アルカ
リ金属に対し1.0〜3.0好ましくは1.0〜2.0倍当量用い
る。
は80〜120℃の範囲で中和処理し、脱水工程を経て、第
1段目の精製処理が終了する。次に濾過によって、中和
塩、複合金属シアン化物錯体の分解物が除去される。こ
こで得られたポリエーテル類には、第1段目の処理で除
去できなかったアルカリ金属化合物、複合金属シアン化
物錯体が分解された金属成分が少量含まれる場合が多
い。従って、次に第2段目として吸着剤処理を行ないこ
の残った成分を除去する。
リエーテル類に加えて行なう吸着処理である。吸着剤の
添加量はポリエーテル類に含まれるアルカリ成分の残存
量によって異なるものであるが、通常はポリエーテル類
に対して5重量%以下、特に0.1〜2.0重量%が採用され
る。これによって、触媒残留物、アルカリ残留物をすべ
てポリエーテル類から除去することができる。吸着剤と
してはたとえば合成ケイ酸マグネシウム、アルミノシリ
ケート、シリカ、ゼオライトなどの金属酸化物が好まし
い。
はポリオキシアルキレンポリオールが好ましい。ポリオ
キシアルキレンポリオールは少くとも2個の水酸基を有
するイニシエーターにアルキレンオキサイドなどのモノ
エポキサイドを順次開環付加反応させたものである。イ
ニシエーターとしては特に2〜8個の水酸基を有するポ
リヒドロキシ化合物が好ましい。ポリヒドロキシ化合物
としては、たとえばエチレングリコール、プロピレング
リコールなどの2価アルコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ヘキサントリオールなどの3価アルコ
ール、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、デキスト
ロース、ソルビトール、シュークロースなどの4価以上
のアルコール、およびこれらのアルコールにアルキレン
オキサイドなどのモノエポキサイドを反応させて得られ
る目的物よりも低分子量のポリエーテル類がある。ま
た、ビスフェノールA、レゾール、ノボラックなどのフ
ェノール性水酸基やメチロール基を有する化合物、エタ
ノールアミン、ジエタノールアミンなどの水酸基と他の
活性水素を有する化合物、およびこれらにアルキレンオ
キサイドなどのモノエポキサイドを反応させて得られる
目的物よりも低分子量のポリエーテル類がある。さら
に、窒素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有す
るモノアミンやポリアミンにアルキレンオキサイドなど
のモノエポキサイドを反応させて得られる目的物よりも
低分子量のポリエーテル類がある。その他、リン酸やそ
の誘導体、その他のポリヒドロキシ化合物も使用でき
る。これらポリヒドロキシ化合物は2種以上を併用する
こともできる。
サイドを開環反応せしめてポリエーテルモノオールを製
造する方法にも適用できる。1価のイニシエーターとし
ては、たとえばメタノール、エタノール、ブタノール、
ヘキサノール、その他のモノオール、フェノール、アル
キル置換フェノールなどのフェノール誘導体、およびこ
れらにアルキレンオキサイドなどのモノエポキサイドを
反応させて得られる目的物よりも低分子量のポリエーテ
ル類がある。さらに、窒素原子に結合した水素原子を1
個有するモノアミンやポリアミンにアルキレンオキサイ
ドなどのモノエポキサイドを反応させて得られる目的物
よりも低分子量のポリエーテル類がある。
モノエポキサイドであり、特に炭素数3以上のアルキレ
ンオキサイドが好ましい。さらに好ましくは、プロピレ
ンオキサイド、1,2−ブチレンオキサイド、2,3−ブチレ
ンオキサイド、エピクロルヒドリンなどの炭素数3〜4
のアルキレンオキサイドが好ましく、最も好ましくはプ
ロピレンオキサイドである。それら単独あるいはそれら
の2種以上またはそれらとスチレンオキサイド、グリシ
ジルエーテル、グリシジルエステルなどの他のモノエポ
キサイドを併用して使用することができる。2種以上の
アルキレンオキサイドの使用あるいはアルキレンオキサ
イドと他のモノエポキサイドの使用の場合は、それらを
混合して付加しあるいは順次付加し、ランダム重合鎖や
ブロック重合鎖を形成することができる。
シエーターやポリエーテル類に直接エチレンオキサイド
を反応させようとしても、エチレンオキサイドのホモポ
リマーであるポリエチレングリコールが生成する。この
ため、たとえばこの触媒を用いてエチレンオキサイドと
他のモノエポキサイドを共重合させることや、複合金属
シアン化物錯体を触媒に用いて得られたポリエーテル類
に引き続きエチレンオキサイドを反応させて1級水酸基
の割合の高いポリエーテル類を得ることは不可能であ
る。ただし、イニシエーターとしてオキシエチレン基を
有するヒドロキシ化合物、たとえばオキシエチレン基を
有するポリオキシアルキレンポリオール、を用いること
はできる。
物で処理することによってポリエーテル類の水酸基をア
ルコラート化し、次にエチレンオキサイドを反応させて
分子末端にオキシエチレン基を導入し、さらに触媒成分
を分離して1級水酸基の割合の高いポリエーテル類を得
ることが可能となる。
のではない。しかし、常温で液状である製品がその用途
の面から好ましい。イニシエーター1モルに対するモノ
エポキサイドの反応量は少なくとも約10モルが好まし
く、少なくとも約50モルがより好ましい。さらに好まし
くは、イニシエーターの水酸基当たり平均少なくとも約
10分子、特に少なくとも約30分子反応させて得られるポ
リエーテル類が好ましい。また水酸基価で表わせば、20
0以下、特に100以下が適当である。たとえば、ポリウレ
タンの原料としては、水酸基価で表して約5〜200、特
に5〜60の液状ポリエーテルポリオールが好ましい。他
の用途、例えば作動油等の油の原料なども上記範囲のポ
リエーテルポリ(あるいはモノ)オールが好ましい。
れ単独であるいは他のポリオール類と併用して用いられ
るポリウレタン原料用のポリオールとして最も有用であ
る。また、本発明により得られるポリエーテルポリ(あ
るいはモノ)オールは、ポリウレタン以外の合成樹脂の
原料や添加剤の用途にも用いられる。さらに、潤滑油、
絶縁油、作動油、その他の油として、あるいはその原料
として用いることができる。さらに、本発明により得ら
れたポリエーテル類はアルキルエーテル化物やアシル化
物などの他の化合物に変換して種々の用途に使用しう
る。
明するが、本発明は、これら実施例にのみ限定されるも
のではない。
アルコラートまたはカリウムアルコラートで処理し、次
いでエチレンオキサイドの反応および残留物の除去を行
った。
500のポリオキシプロピレントリオールをイニシエータ
ーとし、これに亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒
を添加し、プロピレンオキサイドを供給して約120℃で
所定分子量になるまで反応させて得られたポリオキシプ
ロピレントリオールである。製造されたこのポリオキシ
プロピレントリオールは、触媒として下記の量の金属成
分を含有していた。
0ppm,Co 21ppm)を含有する分子量6000のポリオキシプ
ロピレントリオール ポリオールB;亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体(Zn 6
4ppm,Co 32ppm)を含有する分子量7500のポリオキシプ
ロピレントリオール ポリオールC;亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体(Zn 8
4ppm,Co 41ppm)を含有する分子量9500のポリオキシプ
ロピレントリオール 実施例1 ポリオールA1000gにナトリウムメチラート(30%メタ
ノール溶液)20gを添加し、脱メタノール反応を70℃、1
0Torr、1時間行った後、エチレンオキサイド300gを導
入し、100℃で3Hr反応を行った。
5倍当量、水を1.2%加え、120℃で2時間中和反応後、1
20℃で2時間脱水し、濾過を行なった(加圧濾過、N2圧
力3.0(Kg/cm2G)、No.5C濾紙使用、以下同様)。濾過
速度は、500(kg/m2・Hr)と良好であった。次に濾過後
のポリオールに吸着剤として合成ケイ酸マグネシウム2.
0wt%を加え、120℃で30分処理の後、脱水を20Torrで2
時間行ない、次に濾過を行なった。濾過速度は、400(k
g/m2・Hr)と良好であった。分析値等表に示す。
と同様の処理を行ない、エチレンオキシド付加の後、硫
酸処理脱水後、合成ケイ酸マグネシウムを加え脱水後濾
過を行なった。濾過速度は<100(kg/m2・Hr)で全量濾
過できなかった。
ール溶液)21gを添加し、脱メタノール反応を80℃、20T
orr、1時間行った後、反応生成物に水1.5wt%、アジピ
ン酸1.3当量(カリウムに対して)加え、100℃、1時間
処理の後110℃、20Torrで2時間脱水した後、濾過を行
ない、600(kg/m2・Hr)の濾過速度を得た。次に濾過後
のポリオールに吸着剤として合成ケイ酸マグネシウム1.
5wt%を加え、120℃で30分処理の後、脱水を30Torrで2
時間行ない、その後濾過を行なって550(kg/m2・Hr)の
濾過速度を得た。
応生成物に水1.5wt%、アジピン酸1.3倍当量(カリウム
に対して)加え、処理及び脱水の後、合成ケイ酸マグネ
シウム1.5wt%を加え、処理及び脱水処理の後、濾過
し、濾過速度は80(kg/m2・Hr)以下で全量濾過できな
かった。
ノール溶液)20gを添加し、脱メタノール反応を70℃、1
0Torr、1時間行った後、エチレンオキサイド100gを導
入し、100℃で3Hr反応を行った。
当量、水を0.8%加え110℃で1時間中和反応後、120℃
で2時間脱水した後、濾過を行なって400(kg/m2・Hr)
の濾過速度を得た。
%、濾過助剤としてケイソウ土を0.4wt%加え、120℃で
30分処理の後、脱水を30Torrで1時間行ない、濾過を行
なって、450(kg/m2・Hr)の濾過速度を得た。
レンオキシドの付加反応を行い、リン酸1.5倍当量、水
0.8wt%加え、処理及び脱水の後、活性炭1.0wt%、ケイ
ソウ土を0.4wt%加え、処理、脱水の後、濾過したとこ
ろ濾過速度は60(kg/m2・Hr)以下で全量濾過できなか
った。
成されたポリエーテル類からより触媒分解物等の不純物
の少ないポリエーテル類が得られる。しかも濾過性が高
い方法であるので、精製効率が高く、また製品収率も良
好である。この方法は、末端にオキシエチレン基を有す
るポリエーテル類の製造に特に適した方法である。
Claims (2)
- 【請求項1】複合金属シアン化物錯体触媒の存在下少な
くとも1個の水酸基を有するイニシエーターに炭素数3
以上のモノエポキサイドを開環付加反応させて得られた
上記触媒を含むポリエーテル類をアルカリ金属あるいは
その化合物からなる処理剤で処理して上記触媒を失活さ
せ、次いで酸を加えて処理剤を中和し塩を析出させてそ
の塩を濾別し、その後吸着剤で処理しさらに該吸着剤を
濾別することを特徴とするポリエーテル類の製造方法。 - 【請求項2】複合金属シアン化物錯体触媒の存在下少な
くとも1個の水酸基を有するイニシエーターに炭素数3
以上のモノエポキサイドを開環付加反応させて得られた
上記触媒を含むポリエーテル類をアルカリ金属あるいは
その化合物からなる処理剤で処理して上記触媒を失活さ
せ、次に上記ポリエーテル酸をイニシエーターとしてそ
れにエチレンオキサイドを反応させ、その後得られたポ
リエーテル類に酸を加えて処理剤を中和し塩を析出させ
てその塩を濾別し、その後吸着剤で処理しさらに該吸着
剤を濾別することを特徴とするポリエーテル類の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13125590A JP2999798B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | ポリエーテル類の製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13125590A JP2999798B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | ポリエーテル類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0428718A JPH0428718A (ja) | 1992-01-31 |
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Family
ID=15053639
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13125590A Expired - Lifetime JP2999798B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | ポリエーテル類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1990
- 1990-05-23 JP JP13125590A patent/JP2999798B2/ja not_active Expired - Lifetime
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