JPH04198153A - 光学活性化合物およびその製造方法、並びに液晶化合物の製造方法 - Google Patents

光学活性化合物およびその製造方法、並びに液晶化合物の製造方法

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JPH04198153A
JPH04198153A JP32240190A JP32240190A JPH04198153A JP H04198153 A JPH04198153 A JP H04198153A JP 32240190 A JP32240190 A JP 32240190A JP 32240190 A JP32240190 A JP 32240190A JP H04198153 A JPH04198153 A JP H04198153A
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JP32240190A
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Hiroyuki Nohira
博之 野平
Shinichi Imamura
真一 今村
Akira Sakaigawa
亮 境川
Akiko Takebayashi
竹林 晶子
Shinichi Nakamura
真一 中村
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Yamakawa Yakuhin Kogyo KK
Original Assignee
Canon Inc
Yamakawa Yakuhin Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規は光学活性化合物およびその製造方法、
並びに液晶化合物の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、強誘電性液晶化合物を得る中間体として、光学活
性化合物、3−アルキルオキシ−4゜4.4−トリフル
オロブタノールが有用な化合物として知られている。
しかし、光学活性3−アルキルオキシ−4,4,4−ト
リフルオロブタノールに関しては、その光学活性体を得
る方法として、特開平2−129136号公報により、
リパーゼによる選択的加水分解法が報告されているが、
この方法は得られる化合物の光学純度、反応条件等を考
慮すると工業的に有効な方法であるとはいえない。
また、光学活性3−アルキルオキシ−4,4゜4−トリ
フルオロブタノールの製造方法において、出発原料とし
て光学活性3−アルキルオキシ−4,4,4−トリフル
オロブタン酸を用いて合成する方法が考えられるが、現
在までに、光学活性3−アルキルオキシ−4,4,4−
トリフルオロブタン酸は得られていない。
また、現在知られている3−アルキルオキシ−4,4,
4−トリフルオロブタン酸は、下記の反応式で示される
経路により合成するものであり、この方法により得られ
る3−アルキルオキシ−4,4,4−4リフルオロブタ
ン酸はラセミ体であり、光学活性体ではない。
I Q              OH [発明が解決しようとする課題] 本発明は、この様な従来技術に鑑みて完成されたもので
あり、本発明の第1の目的は、光学活性3−アルキルオ
キシ−4,4,4−トリフルオロブタン酸とその製造方
法、および光学活性3−アルキルオキシ−4,4,4−
1リフルオロブタノール等の光学活性化合物の工業的に
有利な製造方法を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、上記の光学活性化合物か
ら誘導させて合成する液晶化合物の工業的に有利な製造
方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明は、下記一般式(I) (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基、
Coは不斉炭素原子を示す。) で表わされる光学活性化合物、および下記−数式(式中
、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基を示す。
) で表わされる(±)−3−アルキルオキシ−4゜4.4
−トリフルオロブタン酸に、光学活性1−(p−)リル
)エチルアミンを作用させ光学分割することを特徴とす
る前記−数式(I)で表わされる光学活性化合物の製造
方法である。
また、本発明は、下記−数式(II) 7F。
ROCHCH2COOH(II ) (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基を
示す。) で表わされる(±)−3−アルキルオキシ−4゜4.4
−トリフルオロブタン酸に、光学活性1−(p−トリル
)エチルアミンを作用させ光学分割することにより下記
−数式(I) 冒・ ROCHCH,C0OH(I ) * (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基、
Coは不斉炭素原子を示す。) で表わされる光学活性化合物を得た後、該光学活性化合
物を還元することを特徴とする下記−数式(III) !1・ ROCHCH2CH20H(III )ネ (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基、
Coは不斉炭素原子を示す。) で表わされる光学活性化合物の製造方法である。
さらに、本発明は、置換基を有してもよいベンゼン、シ
クロヘキサン、ピリミジン、ピラジン。
ピリジンおよびナフタレン環の中から選ばれた2環以上
の環構造を有する化合物と、下記−数式([) %式%) (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基、
Coは不斉炭素原子を示す。) で表わされる光学活性化合物とを反応させることを特徴
とする液晶相を有する液晶化合物の製造方法である。
本発明者等は、前記−数式(I)で表わされる光学活性
化合物である光学活性な3−アルキルオキシ−4,4,
4−1−リフルオロブタン酸を得るために鋭意検討した
結果、前記−数式(II)で表わされる(±)−3−ア
ルキルオキシ−4,4゜4−トリフルオロブタン酸に光
学活性1−(p−トリル)エチルアミンを作用させ、生
成したジアステレオマー塩を溶媒に対する溶解度の差に
より光学分割する方法で、−数式(I)で表わされる光
学活性化合物である光学活性3−アルキルオキシ−4,
4,4−トリフルオロブタン酸を、高収率かつ高純度で
製造できることを見出した。すなわち、本発明は、まず
、トリフルオロアセト酢酸エチルを出発原料として合成
した(±)−3−アルキルオキシ−4,4,4−)リフ
ルオロブタン酸に光学活性1−(p−トリル)エチルア
ミンを作用させることを特徴とする(±)−3−アルキ
ルオキシ−4,4,4−トリフルオロブタン酸の光学分
割方法を提供する。
以下、本発明の実施態様を順を追って説明する。
まず、ラセミ体の(±)−3−アルキルオキシ−4,4
,4−トリフルオロブタン酸の製造は、出発原料として
トリフルオロアセト酢酸エチルを用いる。これを水素化
ホウ素ナトリウムで還元して、4,4.4−1リフルオ
ロ−3−ヒドロキシブタン酸を得る。次いで、酸化銀の
存在下でアルキルブロマイドを作用させ、3−アルキル
オキシ−4,4,4−)リフルオロブタン酸エチルとし
た後、加水分解して(±)−3−アルキルオキシ−4,
4,4−)リフルオロブタン酸を得る。このとき、アル
キルブロマイドのアルカン部分の炭素原子数を変化させ
ることにより、一般式(I)で表わされる光学活性化合
物のRを幅広(変更することが可能である。
次に、光学分割法について説明する。
(±)−3−アルキルオキシ−4,4,4−トリフルオ
ロブタン酸と光学活性1−(p−トリル)エチルアミン
を反応させジアステレオマー塩とする。ここで用いられ
る光学活性1−(p−トリル)エチルアミンの量は、酸
に対して等モル量以上であれば特に限定されるものでは
ないが、特に酸1モルに対して1.0〜1.2モル量が
好適である。
この様にして得られたジアステレオマー塩を溶媒に加熱
溶解させ過飽和溶液とした後、徐冷して難溶性のジアス
テレオマー塩を析出させる。
ここで用いる溶媒としては、目的のジアステレオマー塩
を析出させるものであれば特に制限はない。具体的には
、水、又はメタノール、エタノール、2−プロパツール
などのアルコール類、又は ・アセトン、メチルエチル
ケトンなどのケトン類、又は酢酸メチル、酢酸エチルな
どのエステル類、又はベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素類、又は塩化メチレン、クロロホル
ム。
四塩化炭素などのハロゲン化炭素類、又はペンタン、ヘ
キサン、シクロヘキサンなどの飽和脂肪族炭化水素類、
およびテトラヒドロフランなどを好適な例として挙げる
ことができる。これらの溶媒iよ、単独でも良いが必要
に応じて適当な比率で混合して使用しても良い。
得られたジアステレオマー塩の結晶は濾過・分離した後
、必要に応じて再結晶した後、塩に等モル以上の強塩基
と水を加える。次いで、適当な有機溶媒で光学活性1−
(p−トリル)エチルアミンを抽出し取り除いた後、強
酸を加えて酸性にし、適当な有機溶媒で抽出して光学活
性な(+)−または(−)−3−アルキルオキシ−4,
4゜4−トリフルオロブタン酸を得る。
光学分割剤(光学活性1−(p−トリル)エチルアミン
)は回収が可能であり、また(+)一体と(−)一体を
選ぶことにより、それらに対応した(+)なら(+)の
、(−)なら(=)の(+)−または(−)−3−アル
キルオキシ−、4.4−トリフルオロブタン酸が得られ
る。
続いて、この光学活性な(+)−または(−)−3−ア
ルキルオキシ−4.4.4−トリフルオロブタン酸をリ
チウムアルミニウムハイドライドで還元することにより
、ラセミ化することなしに一般式(III)で表わされ
る光学活性化合物である光学活性な(+)−または(−
)−3−アルキルオキシ−4.4.4−トリフルオロブ
タノールを製造することができる。この時、(+)−3
−アルキルオキシ−4.4.4−1−リフルオロブタン
酸からは(+)−3−アルキルオキシ−4,4。
4−トリフルオロブタノールが、(−)−3−アルキル
オキシ−4.4.4−1リフルオロブタン酸からは(−
)−3−アルキルオキシ−4.4。
4−トリフルオロブタノールが得られる。
以下に本発明で製造することができる一般式(I)およ
び一般式(III)で表わされる光学活性化合物の例を
示す。
!1・ (+)−または(−)−     CH.OCHCH2
COOH?1・ (+)−または(−)−   C2H,OCHCH2C
OOH冒・ (+)−または(−)−   C3H,OCHCH2C
OOH7F・ (+)−または(−)−   C4H.OCHCH2C
OOH?1・ (+)−または(−)−   C.H.、OCHCH2
CODHυ。
(+)−または(−)−C,H,30CHCH2COO
1(ヅ。
(+)−または(−)−C7H+50CHCHzC:O
OH?F3 (+)−または(−) −CaHI 70CHCH2C
OOHヅ・ (+)−または(−)−C9H,,0CHCH2COO
Hυ。
(+)−または(−)−Cl0H210CHCH2CO
OH?1゜ (+)−または(1−CItHzzOCHCHzCOO
Hυ゛ (+)−または(−)−C,□H250CHCH2C0
0Hυ。
(+)−または(−)−C,3H270CHCH2CO
OHυ。
(+)−または(−)−C,4H2909HCH2CO
OHυ・ (+)−または(−)−CH,0CHCH2CH20H
υ。
(+)−または(−)−C2H50CHCH2CH20
Hυ。
(+)−または(−)−C,H70CHC:H2CH2
OHF゛ (+)−または(−)−C4H80CHCH2CH20
HV。
(+)−または(−)−C,H,,0CHCH2CH2
0Hυ。
(+)−または(−)−C6H130C)Ic:H2C
H2OHF・ (+)−または(−)−C,H,,0CHCH2CH2
0HV。
(+)−または(−)−C,H,?0CHCH2CH2
0H?1・ (+)−または(−)−(1:、IH230CHC:H
2C8208次に、上記の方法により得られた光学活性
3−アルキルオキシ−4,4,4−トリフルオロブタノ
ールを用いて、液晶相を有する液晶化合物を製造する方
法について説明する。
■エステル化による製造方法 光学活性3−アルキルオキシ−4,4,4−トリフルオ
ロブタノールと、カルボン酸を有する他の化合物とエス
テル化することによりメソーゲン骨格を導入し液晶化合
物を製造する。
この場合のエステル化においては、DCC(ジシクロへ
キシルカルボジイミド)などの縮合剤を用いる方法、カ
ルボン酸を酸クロライドに変換し、塩基の存在下で反応
させる方法などがある。
■エーテル化による製造方法 まず、光学活性3−アルキルオキシ−4,4,4−トリ
フルオロブタノールを、p−トルエンスルホン酸クロリ
ドと作用させトシレートとした後、それに水酸基を有す
る他の化合物と塩基の存在下で、エーテル化反応させる
ことによりメソーゲン骨格を導入し液晶化合物を製造す
る。
また、他の化合物が別にもう1つの活性な置換基を持つ
場合(例えば、水酸基あるいはカルボキシル基など)は
、適当な保護基(例えば、ベンジル基、アセチル基、メ
チル基、エチル基など)で保護し、トシレートと反応さ
せた後に保護基を脱離させ、他の化合物とエステル化あ
るいはメチルオキシ化することにより液晶化合物を製造
することが可能である。
ここで導入させるメソーゲン骨格とは、置換基を有して
もよいベンゼン、シクロヘキサン、ピリミジン、ピラジ
ン、ピリジンおよびナフタレン環の中から選ばれた2環
以上の環構造を有するものである。
上記の環の種類を適宜組み合わせて2個以上用いればよ
く、また環と環とは単結合である場合のるいは一部〇〇
−等で結合されていてもよい。
その具体例を示すと、例えば、 等が挙げられる。
[実施例コ 以下、実施例により本発明について更に詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない
実施例1 光学活性3−ブトキシ−4,4,4−トリフルオロブタ
ン酸の製造 下記の反応工程式に従い、光学活性3−ブトキシ−4,
4,4−トリフルオロブタン酸を合成した。
工程1) 工程2) AgzO(ラセミ体) 工程3) 工程1) 4.4.4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブタン酸エ
チルの製造 水素化ホウ素ナトリウム1.89g (50,0mmo
l)を蒸留水25mj!に懸濁させた溶液にトリフルオ
ロアセト酢酸エチル18.43g (100,1mmo
l)を滴下し室温で19時間撹拌した。反応終了後、6
M塩酸25m1’を加え、ジエチルエーテルで抽出した
。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を常圧で留去し
、減圧蒸留で4.4.4−トリフルオロ−3−ヒドロキ
シブタン酸エチルを得た。bp122〜130℃(93
mmHg)。収量12.50g、収率67%。
工程2) h−ブトキシ−4,4,4−トリフルオロブタン酸の製
造 窒素下、4,4.4−トリフルオロ−3−ヒドロキシブ
タン酸エチル15.18g (81,56n+mol)
とブチルブロマイド27.62g (201,6mmo
l)の乾′燥D M F 100+mf!溶液に、酸化
銀46.72g (201,6mmo 1 )を加え、
60℃で24時間、室温で72時間撹拌した。反応終了
後、反応液をセライト濾過し、蒸留水150mf!を加
え、ジエチルエーテルで抽出し、エーテル層を水洗して
、溶媒を留去した。
次に、メタノール60m1と水酸化カリウム22.86
g (407,4mmol)の飽和水溶液を加え、60
℃で16時間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去し6M
塩酸を加え、ジエチルエーテルで抽出した。無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧蒸留で3−ブトキシ−4,4
,4−トリフルオロブタン酸を得た。
bp 110〜127℃(20mmHg) 、収量12
.40g、収率71%。
工程3) 3−ブトキシ−4,4,4−トリフルオロブタン酸の光
学分割 (±213−ブトキシー4,4.4−トリフルオロブタ
ン酸 12.40g (57,91mmol)と(−)
−1=(p−トリル)エチルアミン7.83g (57
,93mmo 1 )をヘキサン58mj+に溶解させ
6日間放置し塩を晶出させた。この塩を濾取し、ヘキサ
ン43mj)、イソプロピルアルコール0.5mi+に
より再結晶な行った。得られた塩は、収量3.12g、
収率31%(ラセミ体の半量を 100%とした場合)
。mp 129〜131℃。[(23r、=+ 7.0
’  (c 3.01 、クロロホルム)であった。
この塩を1M水酸化ナトリウム水溶液に溶解させ、ジエ
チルエーテルでアミンを抽出して取り除き、次に2M塩
酸を加えて酸性としジエチルエーテルでカルボン酸を抽
出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧蒸留で(
−)−3−ブトキシ−4,4,4−トリフルオロブタン
酸を得た。bpllo 〜122℃(26mmHg) 
、収量1.90g、収率31%、  [a]  =−1
5,9’  (c  1.01. CHCfa)。
得られた(−)−3−ブトキシ−4,4,4−トリフル
オロブタン酸を(−)−1−(1−ナフチル)エチルア
ミンとのジアステレオマーアミドにして高速液体クロマ
トグラフィーにより光学純度を決定した。光学純度 9
8%ee+(カラム; Inertsil SIL、溶
出液;酢酸エチル:ヘキサン=l:5、流速; 1 n
+j!/ min 、検出波長; UV  254%m
) また、上記操作において、(−)−1−(p−トリル)
エチルアミンの代わりに(+)−1−(p−トリル)エ
チルアミンを用いることにより、(+)−3−ブトキシ
−4,4,4−トリフルオロブタン酸を得た。
実施例2 光学活性3−ブトキシ−4,4,4−トリフルオロブタ
ノールの製造 υ・ CH,(CH2)、0CHCH,CH,OH窒素下、水
素化リチウムアルミニウム285mg (7、51mm
ol)を乾燥エーテル4mρに溶解し、そこに(−)−
3−ブトキシ−4,4,4−トリフルオロブタン酸10
66mg (4,98mmol)を乾燥エーテル7mj
)に溶解したものを氷冷しながら滴下し室温で13時間
攪拌した。反応終了後、水冷下、酢酸エチル2mj?を
加え、つづいて0.5M硫酸8.5mp、6M硫#14
.5rni)を加えた。ジエチルエーテルで抽出し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧蒸留で(−)−3−
ブトキシ−4,4,4−)リフルオロ−1−ブタノール
を得た。bp80〜90℃(22mmHg)。収量83
3mg、  [a]  ”−41,5° (c  1.
01、クロロホルム) 実施例3 以下の反応工程式に従い、光学活性4− (3−ブトキ
シ−4,4,4−トリフルオロブチルオキシ)フェニル
−4′−ドデシルオキシビフェニル−4−カルボキシレ
ートを製造した。
工程1) 工程2) 工程3) 工程4) 工程1) p−トルエンスルホン酸3−ブトキシ−4,4,4−ト
リフルオロブチルエステルの製造窒素下、(−)−3−
ブトキシ−4,4,4−トリフルオロ−1−ブタノール
573mg (2,86mmol)を乾燥ピリジン0.
9mj)に溶解させ、水冷下、p−トルエンスルホン酸
クロリド818mg (4,29mmol)を加え、水
浴中で5時間撹拌した。反応終了後、氷水、続いて2N
塩酸を加え、ジエチルエーテルで抽出した。無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、p−トルエンスル
ホン酸3−ブトキシ−4,4,4−トリフルオロブチル
エステルを得た。収量952mg。収率94%。
工程2〕 ベンジルp−(3−ブトキシ−4,4,4−トリフルオ
ロブチルオキシ)フェニルエーテルの製造 窒素下、ヒドロキノンモノベンジルエーテル614B 
(3,07mmol)を乾iDMF5mfに溶解させ、
そこに60%水素化ナトリウム165mg (4,13
mmol)を加え室温で20分間撹拌した。続いてp−
トルエンスルホン酸3−ブトキシ−4,4,4−トリフ
ルオロブチルエステル949mg (2,68mmol
)と乾燥DMF5mji’を加え130℃で12時間、
室温で12時間撹拌した。反応終了後、溶媒を留去し蒸
留水を加えジエチルエーテルで抽出した。無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、カラムクロマトグラフィー(展開溶
媒 酢酸エチル:ヘキサン= 1 : 10)により精
製した。収量771mg、収率75%。
[α] 418 = −93,3° (c  1.01
2、クロロホルム)。[al o =−46,4° (
c  1.012、クロロホルム)。
工程3) (−)−p−(3−ブトキシ−4,4,4−トリフルオ
ロブチルオキシ)フェノールの製造ベンジルp−(3−
ブトキシ−4,4,4−トリフルオロブチルオキシ)フ
ェニルエーテル766mg (2,OOmmol)に5
%パラジウムカーボン93Bを加えたものを、乾燥メタ
ノール3mi+と乾燥エーテル2mRに溶解させ、接触
水素添加装置を使用し、室温、常圧、水素下で24時間
撹拌した。反応終了後、パラジウムカーボンをセライト
濾過で濾別し、溶媒を留去して、(−)−p−(3−ブ
トキシ−4,4,4−)リフルオロブチルオキシ)フェ
ノールを得た。収量573mg0収率98%。
工程4) 4−(3−ブトキシ−4,4,4−トリフルオロブチル
オキシ)フェニル−4′−ドデシルオキシビフェニル−
4−カルボキシレートの製造4′−ドデシルオキシビフ
ェニル−4−カルボン酸289mg (0,75mmo
l)に塩化チオニル1.2mj7を加え、90℃で1.
5時間加熱還流した。反応終了後、過剰の塩化チオニル
を留去した後、水冷下、乾燥ベンゼン3mf!と(−)
−p−(3−ブトキシ−4,4,4−トリフルオロブチ
ルオキシ)フェノール183mg (0,63mmol
)を加え、室温で30分間撹拌した。続いて、水冷下、
トリエチレンジアミン 115mg (1,03+++
mol)と乾燥ベンゼン1 mi)を加え、室温で30
分間、50℃で5時間、室温で13時間、70℃で2時
間撹拌反応させた。反応終了後、3M塩酸5mJおよび
蒸留水5m1)を加えベンゼンで抽出した。無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、薄層クロマトグラフィー(展開溶
媒 酢酸エチル:ヘキサン=1:5)で精製した。収量
126mg、収率31%。
相転移温度(”C) Cry、 :結晶相 S3:未同定相 SmC’ :カイラルスメクチックC相  ゝSmA 
 :スメクチックA相 Iso、 : @方相 [発明の効果] 以上説明した様に、本発明の製造方法により光学活性な
(+)−または(−)−3−アルキルオキシ−4,4,
4−トリフルオロブタン酸、および(+)−または(−
)−3−アルキルオキシ−4,4,4−トリフルオロブ
タノールを効率良く、また高い光学純度で得ることが可
能になった。また、この本発明の製造方法は工業的に大
量生産が可能な方法である。
さらに、本発明によれば、得られた該光学活性化合物を
原料として合成することにより液晶化合物を製造するこ
とができ、この製造方法も工業的に有利な方法である。
出願人  山川薬品工業株式会社 〃  キャノン株式会社 代理人  渡  辺  徳  廣

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基、
    C^*は不斉炭素原子を示す。)で表わされる光学活性
    化合物。
  2. (2)下記一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基を
    示す。) で表わされる(±)−3−アルキルオキシ−4,4,4
    −トリフルオロブタン酸に、光学活性1−(p−トリル
    )エチルアミンを作用させ光学分割することを特徴とす
    る下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基、
    C^*は不斉炭素原子を示す。)で表わされる光学活性
    化合物の製造方法。
  3. (3)下記一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基を
    示す。) で表わされる(±)−3−アルキルオキシ−4,4,4
    −トリフルオロブタン酸に、光学活性1−(p−トリル
    )エチルアミンを作用させ光学分割することにより下記
    一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基、
    C^*は不斉炭素原子を示す。)で表わされる光学活性
    化合物を得た後、該光学活性化合物を還元することを特
    徴とする下記 一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基、
    C^*は不斉炭素原子を示す。)で表わされる光学活性
    化合物の製造方法。
  4. (4)置換基を有してもよいベンゼン、シクロヘキサン
    、ピリミジン、ピラジン、ピリジンおよびナフタレン環
    の中から選ばれた2環以上の環構造を有する化合物と、
    下記一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、Rは炭素原子数1〜14の直鎖状アルキル基、
    C^*は不斉炭素原子を示す。)で表わされる光学活性
    化合物とを反応させることを特徴とする液晶相を有する
    液晶化合物の製造方法。
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