JPH04198072A - セラミック発熱体装置 - Google Patents

セラミック発熱体装置

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JPH04198072A
JPH04198072A JP32661990A JP32661990A JPH04198072A JP H04198072 A JPH04198072 A JP H04198072A JP 32661990 A JP32661990 A JP 32661990A JP 32661990 A JP32661990 A JP 32661990A JP H04198072 A JPH04198072 A JP H04198072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode layer
adhesive
cooling plate
surface electrode
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP32661990A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hori
誠 堀
Yoshinori Akiyama
秋山 喜則
Akio Nara
奈良 昭夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野−〕 本発明は、セラミック発熱体装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、セラミック発熱体装置として、例えば特開昭57
−63790号公報に開示されているように、正特性サ
ーミスタ素子の表面にアルミニウムを溶射法によって形
成し、その上に接着剤を介して金属放熱体を固着したも
のが知られており、この従来のセラミック発熱体装置に
おいては、両端の金属放熱体に電圧を印加することによ
って前記アルミニウム等を介して正特性サーミスタ素子
に電流を供給して発熱させるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この従来のものにおいては、アルミニウ
ムと金属放熱体との間に、所定の熱抵抗率及び電気抵抗
率をもつ銀粒子含有の接着剤が介在するわけであるが、
導電性を得るためにかなりな量の銀粒子を含有する必要
があり、このため、接着剤の接着強度が低下し、通電の
際の熱膨張により金属放熱体と正特性サーミスタ素子と
がはく離してしまい、性能が低下するという問題がある
この問題に対して、本発明者らは、アルミニウムの溶射
条件を変更して、アルミニウム表面に凹凸を設け、更に
接着剤量を調節してアルミニウムの凸部を金属放熱体に
直接、接触させることも考えられる。このようにすれば
、この部位の導電性及び伝熱性を格段に改善できると想
像される。
しかしながら、アルミニウム表面に凹凸を設け、その凸
部を金属放熱体に直接接触させ、その凹部にだけ良好に
接着剤を充填するには、アルミニウム表面を適当に粗(
形成する必要がある。しかし、アルミニウム表面を粗く
形成するには、大粒子を溶射する必要があるので付着強
度が低下し、アルミニウムと正特性サーミスタ素子(セ
ラミック抵抗体)との同における結合強度が低下するこ
とがわかった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、セラ
ミック抵抗体と冷却板部との耐剥離強度が高く、かつ、
セラミック抵抗体と冷却板部との間の導電性及び伝熱性
が良好なセラミック発熱体装置を提供することをその目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のセラミック発熱体装置は、セラミック抵抗体と
、 該セラミック抵抗体表面に金属溶射により形成された緻
密な下地電極層と、 該下地電極層表面に金属溶射により被着され表面粗さが
平均30〜120μmRzである表面電極層と、前記表
面電極層表面に塗布された接着剤層と、前記接着剤層に
より前記表面電極層表面に接着されるとともに前記表面
電極層の凸部に当接する冷却板部とを備えることを特徴
としている。
ここで、表面電極層の表面粗さが、30μmR2より小
さいと、表面電極層の凹部に充填される接着剤量が不足
し、また、一定の接着剤量を充填すると表面電極層の凸
部と冷却板部との間に接着剤層が介在して抵抗増加を招
く。
一方、表面電極層の表面粗さが、120μmR2より大
きいと、表面電極層の凸部と冷却板部との間の接触面積
が減少して抵抗増加を招(とともに、接着剤の充填量が
多(なるため、冷却板部と正特性サーミスタとの間の熱
抵抗が増大し、ヒータ性能の低下を招(。
また、緻密な下地電極層とは、上記表面電極層より緻密
であり、表面粗さが30μmRz未満のものをいう。こ
の下地電極層は緻密であるためにセラミック抵抗体との
結合強度を高くすることができる。 上記画電極層は同
種金属とすることができ。この場合には、両者間の親和
性が良いので優れた結合強度を得られる。
一方、両者を異種金属としてもよい。ただこの場合には
、局部電池を構成する場合があるので、その場合には表
面電極層により下地電極層を完全に被覆することが好ま
しい。
〔作用及び発明の効果〕
冷却板部を一方の電極としてセラミック抵抗体の厚さ方
向に通電すると、冷却板部、表面電極層、下地電極層、
セラミック抵抗体の順に電流が流れ、セラミック抵抗体
が発熱する。
この熱は、表面電極層及び下地電極層、接着剤層を通じ
て冷却板部に伝達され、この冷却板部がら放熱される。
以上説明したように本発明によれば、溶射により形成さ
れた緻密な下地電極層と、凹凸をもつ表面電極層と、表
面電極層の凹部に充填された接着剤層とによりセラミッ
ク抵抗体及び冷却板部を接合しているので、冷却板部と
表面電極層との接着性、冷却板部と表面電極層との伝熱
性及び導電性、緻密な下地電極層を介しての表面電極層
とセラミック抵抗体との結合強度の全てを満足すること
が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例としてのコルゲートヒータを第1
図により説明する。
このコルゲートヒータにおいて、1および3は電極板で
あり、各々給電端子5.7を有している。
電極板1と金属板9の間には放熱用のコルゲートフィン
11がろう付けまたは半田付けにより接合されており、
本発明でいう冷却板部を構成している。同様に、電極板
3と金属板13との間にはコルゲートフィン15がろう
付けまたは半田付けにより接合され、本発明でいう冷却
板部を構成している。
正特性サーミスタ(本発明でいうセラミック抵抗体)1
7は、接着剤19および21によって金属板9と13と
の間に接着固定されている。
第1図の要部拡大断面図を第2図に示す。
正特性サーミスタ素子17の主表面には、AI!溶射に
よって緻密な下地電極層(膜厚=10〜30μm)23
が形成され、この下地電極層23上には凹凸を有する表
面電極層(膜厚=30〜150μm)25がを形成され
ている。表面電極層25は、平均表面粗さが30〜12
0μmRzであり、その凹部27にはシリコン樹脂系の
接着剤層19が充填されている。表面電極層25の凸部
26は冷却板部の一部としての金属板9に圧設されてい
る。
第2図は金属板9側のみを示したが、金属板13側も同
じ構成となっている。
次に、本実施例を製造順に従って説明する。まず、上述
した冷却板部を一対用意する。すなわち、長方形の形状
をした電極板1と金属板9との間にコルゲートフィン1
1をろう付けまたは半田付けにより接合する。同様に、
電極板3と金属板13との間にコルゲートフィン15を
ろう付けまたは半田付けにより接合して冷却板部を形成
する。この際、電極板1.3、金属板9.13、コルゲ
ートフィン11.15にはアルミニウムを使用した。
金属板9および13の厚さは0.4mm厚とした0次に
、PTCセラミック部材を2.5mmの厚さに研磨し、
洗浄・乾燥し、正特性サーミスタ17を形成する。
次に、この正特性サーミスタ17の両生面に、アーク溶
射法により下地電極層23を以下の条件で40μm厚に
形成した。
溶射電圧:30v 溶射電流+100A 溶射距離+200mm 1次エアー圧カニ 70ps i 2次エアー圧カニ 701)S i AI!線径・直径1.6mm ここで1次エアー圧力は、アーク放電によりAl線を溶
解したアルミニウムに吹きつけてそれを溶融粒子化して
飛ばすための吹き付は圧であり、2次エアー圧力は、上
記溶融アルミ粒子をさらに微粒化(分散)させるための
圧である。
このようにして形成された下地電極層23の、表面粗さ
は大体20μmRzであった。
次に、この緻密な下地電極層23上に、次の条件で、表
面電極層25を30μm厚に形成した。
溶射電圧=28V 溶射電流:150A 溶射距離:200mm 1次エアー圧カニ70psi 2次エアー圧カニ0psi A17線径:直径1.6mm このようにして形成された表面電極層25の平均表面粗
さは大体70μmRzであった。
次に、所定量のシリコン系接着剤剤を表面電極層250
表面に塗布し、金属板9.13の間に正特性サーミスタ
素子17を数個並列に挟み、電極板1と3との上から1
.0乃至5.0kg/carの圧力を加え、接着固定す
る。そして、通電加熱処理を行なって、接着剤層19.
21を硬化させ、組立を完了する。
本発明によれば緻密な下地電極層23及び凹凸をもつ表
面電極層25の両方をアーク溶射法によりアルミニウム
を素材として形成しているので、凹凸電極を単層で形成
したときに比べ、付着強度、耐久性が良好となる。
特にこの実施例では、両電極層をともに溶射により形成
しているので、一連の連続する同一工程、同一装置を用
いて両電極層を形成することができ、更に下地電極層2
3がまだ高温の内に表面電極層25を溶射できるので、
画電極層間の接合強度も高い。
上記構成とした本実施例においては、外部電源30から
給電端子5および7に電源供給を受けると、電極板1及
び3、コルゲートフィン11及び15、金属板9及び1
3、表面電極層25及び下地電極層23を介して正特性
サーミスタ素子17に電流が供給され、正特性サーミス
タ素子17が発熱する。この正特性サーミスタ素子17
において発生した熱は、接着剤19および21及び両電
極層23.25を通じて冷却板部すなわち金属板9及び
13、フルゲートフィン11及び15、電極板1及び3
に伝達され、放熱される。
次に、本実施例において表面電極層25の表面粗さ(平
均)と発熱体出力割合と導通良品率の関係を表すグラフ
を第3図に示す。このグラフから分かるように、凹凸が
30μmRz未満の場合には破線で示すように良品率が
低い。この理由として、凸部26が低く、凹部27が浅
いために、冷却板部に圧力をかけて接着する際に、接着
剤19が金属板9と表面電極層25との間からほとんど
押し出されてしまい、この結果、金属板9と銀電極23
との間で接着が弱くなり、不良になると考えられる。
また、第3図において、表面粗さ(平均)が120μm
Rzを超えると、発熱体出力割合が低下するのは、凸部
26と谷部27との距離の差が大きいため、即ち金属板
9と下地電極層23との距離が大きく、接着剤層19が
厚くなるために正特性サーミスタ素子17において発生
した熱が金属板9を含む冷却板部に伝達しにくくなるた
めである。
本実施例では、画電極層としてアルミニウムを使用した
が、他の導電性金属、例えば銅や黄銅などでもよい。た
だ、圧接性の点から軟質かつ、導電性が良好な金属が好
ましい。
更に、本発明は、PTCサーミスタに限定するものでは
なく、バリスタやNTCサーミスタ等、他のセラミック
に対しても同様の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す要部断面図、第2図
は第1図の要部拡大断面図、第3図は本実施例の正特性
サーミスタの特性線図である。 1.3・・・電極板     9.13・・・金属板1
1.15・・・コルゲートフィン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  セラミック抵抗体と、 該セラミック抵抗体表面に金属溶射により形成された緻
    密な下地電極層と、 該下地電極層表面に金属溶射により被着され表面粗さが
    平均30〜120μmRz(RzはJIS B0601
    による)である表面電極層と、前記表面電極層表面に塗
    布された接着剤層と、前記接着剤層により前記表面電極
    層表面に接着されるとともに前記表面電極層の凸部に当
    接する冷却板部とを備えることを特徴とするセラミック
    発熱体装置。
JP32661990A 1990-11-28 1990-11-28 セラミック発熱体装置 Pending JPH04198072A (ja)

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JP32661990A JPH04198072A (ja) 1990-11-28 1990-11-28 セラミック発熱体装置

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JP32661990A JPH04198072A (ja) 1990-11-28 1990-11-28 セラミック発熱体装置

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JPH04198072A true JPH04198072A (ja) 1992-07-17

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JP (1) JPH04198072A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10340777A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Toshiba Ceramics Co Ltd 面状ヒータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10340777A (ja) * 1997-06-06 1998-12-22 Toshiba Ceramics Co Ltd 面状ヒータ

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