JPH04197748A - クロス被覆金属板 - Google Patents

クロス被覆金属板

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JPH04197748A
JPH04197748A JP32559190A JP32559190A JPH04197748A JP H04197748 A JPH04197748 A JP H04197748A JP 32559190 A JP32559190 A JP 32559190A JP 32559190 A JP32559190 A JP 32559190A JP H04197748 A JPH04197748 A JP H04197748A
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JP
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cloth
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solvent
resin
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JP32559190A
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Yoshito Furuya
良人 古谷
Kenichi Morozumi
両角 謙一
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Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
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Kawatetsu Galvanizing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プレラミネート型のクロス被覆金属板、特に
耐候性、耐食性、加工性、吸音性などに優れ、工場や事
務所等の建築用間仕切り材として用いて好適なりロス被
覆金属板に関するものである。
なおここで、クロスというときは、織布の他、不織布を
も含むものとする。
〔従来の技術〕
建築用間仕切りとしては、昔ながらの紙製のつい立てを
はじめとして、写真や絵を貼った木製間仕切りや、鋼板
に塗料を被覆した金属製間仕切りなどが従来から広く一
般に用いられてきた。これらの間仕切りのうち紙製間仕
切りや木製間仕切りは、衝撃に弱いだけでなく燃えやす
いという問題があり、一方、カラー鋼板に代表される金
属製の間仕切りは、金属特有の冷たさに加え、吸音性に
欠けるという問題があった。そこで、これらの問題の解
決を図るべく、種々の試みが従来がらなされており、例
えば、ナイロンパイル等の繊維を樹脂バインダーを介し
て鋼板に植毛すること(特公昭62−27864号公報
)、クロスを、予め加工した鋼板に貼りつけることなど
によって鋼板製間仕切り材を構成することが提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の各従来技術によれば、金属板でありながら、金属
の悪いイメージがなく、ソフト感があり、意匠性も高く
、しかも吸音性に優れた鋼板製間仕切り板が得られる。
しかしながら、繊維を鋼板に植毛してなる間仕切り材で
は、熱硬化性樹脂を、主要な接着被膜形成成分としてい
ることから、間仕切り材の加工性が悪く、複雑な加工法
を採用することができず、また、植毛工程が複雑なため
に生産性に劣るという問題を抱えていた。
一方、クロスを、加工済の鋼板に、塗布型の接着剤によ
って貼り付けてなる間仕切り材では、溶剤系、エマルジ
ョン系、ゴム系などの接着剤を用いているため、布を貼
り付ける時の接着剤量のコントロールが難しく、接着剤
が布からはみ出したりしてその除去が必要になることか
ら、生産性が悪く、しかも、溶剤等を使用することにな
るため、作業者の安全衛生上からも好ましくないという
問題を抱えている。
本発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決すること
を目的とし、高い生産性を有し、また、優れた加工性を
有するとともに、複雑な工法にも十分に耐えることがで
き、しかも、製造作業者の安全衛生上の問題を何ら生ず
ることのないプレラミネート型のクロス被覆金属板を提
供するものである。
[課題を解決するための手段] さて、本発明者らは、上に述べたような従来技術の問題
点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、溶剤型接着剤の
、単位面積当りの乾燥皮膜重量(g/m2.)を、プレ
ラミネートするクロスの最大単糸径の10〜80倍で表
わされる範囲にコントロールすることによって、所期し
た目的が有利に達成されることを、種々の実験の末に突
きとめ、本発明を完成させるに至ったのである。
すなわち、本発明は、クロス布と金属板との接着をもた
らす接着剤の付着量を、単位面積当りの乾燥皮膜重量(
g/m” )が、プレラミネートされるクロス単糸径の
10〜80倍で表わされる範囲、好ましくは30〜60
倍の範囲となるようにコントロールするものである。
ここに、溶剤型接着剤としては、油性または水性はいう
までもなく、クロスの接着に一般的に使用されているも
のであればいずれでもよく、例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポリエステル、ポリ
塩化ビニリデン、ナイロン、ポリビニルアルコール、ポ
リスチレン。
ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、フ
ッ素樹脂、ポリカーボネートアクリル樹脂、エチルセル
ロース、酢酸セルロース、硝酸セルロース、ポリオキシ
メチレン等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂、 天然ゴム、スチレン/ブタジェン共重合体、ブチルゴム
、イソプレンゴム、ブタジェンゴム、チオコール、クロ
ロプレンゴム、ニトリルゴム等のゴム、 の単独または2種以上の混合物が用いられる。中でも熱
可塑性のポリエステル樹脂が、クロスとの接着強度の面
でとりわけ有利である。
また、接着剤の塗布に当ってはロールコータ−法、カー
テンフローコーター法またはスプレー塗布法などの従来
公知のいずれの方法も使用することができ、溶剤の除去
は、80〜400°Cの温度下で、0.5〜3分間程度
加熱処理することによって行うことが好ましい。
なお、ここで、クロスとしては接着剤との濡れ性、およ
び接着性の良いものであればいずれでもよく、例えば、
ナイロン、ポリエステル、アクリル、レーヨン、シルク
、ウール、木綿の単独布か2種類以上の混紡布等が例示
される。中でも、ポリエステル、アクリル繊維が耐久性
の面で有利に適合する。
そして、基地銅板としては、一般冷延綱板はもとより、
めっき処理、化成処理さらにはプライマー処理を施した
ものも好適に用いることができる。
次に、クロスの、金属板への貼り付けに当っては、金属
板に溶剤型接着剤を予め塗布し、その接着剤に含まれる
溶剤を加熱除去した後に、クロスをロールを用いて熱接
着させる方法、溶剤型接着剤を塗布した金属板にクロス
を直ちに接着させ、しかる後に、加熱による溶剤除去処
理を行う方法等、従来公知のいずれの方法をも使用する
ことができ、ここで、接着処理は60〜380°Cの温
度で、0.5〜3分間程度加圧することによって行うこ
とが好ましい。
ところで、クロスを鋼板に貼り付けた時、クロスの布目
が粗くて金属艷が目立つ場合は、接着剤中に、通常用い
られる染料や着色顔料1体質顔料等を混合したものを用
いることが好ましい。
〔作用] 本発明のクロス被覆金属板では、溶剤型接着剤の付着量
をコントロールすることにより、クロスと金属板との接
着強度を十分に高めることができる他、加工性、耐候性
、耐食性および外観を大きく向上させることができる。
本発明に従って、接着剤としての溶剤型接着剤の付着量
を制御することによって接着力が向上する理由はまだ明
確に解明されてはいないが、クロスと金属板との間に分
散された溶剤型接着剤がクロスの表面からしみ出すこと
なく、クロス層内に均一に混入して接着力を増大するこ
とによるものと考えられる。
なおここで、溶剤型接着剤の、剥離法による単位面積当
りの乾燥皮膜重量(g/m2)が、クロスの単糸径の1
0倍未満では、接着剤とクロスとの接触面積が小さくな
って、金属板へのクロスの接着強度が不足することにな
り、またそれがクロス単糸径の80倍を超えると、接着
剤がクロスからはみ出して製品美観を損ねる他、接着剤
の歩留りの低下を招く。
〔実施例1] リン酸亜鉛処理(1,0g/m2)を施した厚さ0.3
5μmの溶融亜鉛めっき鋼板(212)の表面に、ロー
ルコータ−で、接着剤としてのポリエステル系接着剤(
軟化点115°C2固形分濃度40重量%)を、乾燥塗
膜付着量がプレラミネートするアクリル系クロスの単糸
径の1.0mmに対して30倍の定数乗算に相当する3
0 g /m2になるように塗布して、最高到達板温度
が180°Cになるまで加熱した後、その表面に直ちに
クロスを被せ、45秒間かけて、ロールによる加圧下に
て貼り合せた。
かくして得られたプレラミネート型のクロス被覆金属板
の被覆特性について調べた結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、溶剤型接着剤の付着量をク
ロスの単糸径に対して30倍に調整した接着剤を用いた
本発明のブレラミ名−ト型の、クロス被覆金属板は、外
観、密着性、耐候性および耐食性がともに優れており、
その他、加工性や吸音性にも優れていることが確かめら
れている。
〔実施例2〜実施例8〕 溶剤型接着剤の付着量がクロスの単糸径に対して10,
20.40〜80倍のそれぞれの定数乗算と対応する値
となるように調整した接着剤を用いたこと以外は、実施
例1と同様にしてプレラミネート型のクロス被覆金属板
を得た。
その結果を第1表に示す。この表によれば、溶剤型接着
剤の付着量がクロスの単糸径に対して、本発明に従う適
正範囲内であれば、被覆特性の優れたクロス被覆金属板
が得られることがわかる。
〔実施例9〜実施例11〕 溶剤型接着剤の種類を変更すること以外は実施例1と同
様にしてプレラミネート型のクロス被覆金属板を得た。
その評価結果を第1表に示す。
それによれば、接着剤の種類を変更しても実施例1と同
様の優れた被覆性能が得られることがわかる。
〔実施例12〜13] クロスを形成する系の種類を、ポリエステル系。
木綿およびアクリル系のそれぞれに変更すること以外は
実施例1と同様にしてプレラミネート型のクロス被覆金
属板を得た。それらの被覆特性は、第1表に示すように
、糸の種類とはかかわりなしに、いずれの特性において
も優れた結果を示した。
〔実施例14〜16〕 クロスの単糸径を、0.3.0.5および0.8mmに
変えること以外は実施例1と同様にしてプレラミふ−ト
型のクロス被覆金属板を得た。その結果は、第1表に示
す通りであり、これによれば、クロスの単糸径を変えて
も、接着剤の付着量が本発明に従う適正範囲内である限
り、被覆特性の優れたクロス被覆金属板が得られること
がわかる。
〔実施例17] 着色した接着剤を用いること以外は実施例1と同様にし
てプレラミネート型のクロス被覆金属板を得た。第1表
に示す被覆特性によれば、着色した接着剤を用いても被
覆特性の優れたブレラミノート型のクロス被覆金属板が
得られることがわかる。
[比較例1] ポリエステル系の溶剤型接着剤の付着量が、クロスの単
糸径1.抛mに対して5倍の定数乗算に相当する5 g
/m2になるように塗布したこと以外は、実施例1と同
様にしてプレラミネート型のクロス被覆金属板を得た。
その被覆評価の結果を第1表に示す。その表によれば、
接着剤の付着量が本発明の適正範囲内より少ないことに
より、良好な被覆性能をもたらし得ないことがわかる。
(比較例2〜比較例4〕 ポリエステル系の溶剤型接着剤の付着量を、クロス布の
単糸径1.Ommに対して90〜150倍の定数乗算に
相当する付着量(90=150g/mz)に変更したこ
と以外は、実施例1と同様にしてプレラミネート型のク
ロス被覆金属板を得た。その被覆評価の結果を第1表に
示す。これによれば、接着剤の付着量が本発明の適正範
囲内より多すぎても良くないことがわかる。
〔発明の効果〕 かくして、この発明によれば、従来技術に比較して、加
工性、耐候性、耐食性および吸音性に優れるのは勿論の
こと、接着力にも優れたブレラミ第一ト型のクロス被覆
金属板を得ることができ、従って複雑な成形加工も可能
になる。
また、金属板に成形を施す前に、プレラミネート方式の
クロス被覆を行うことから、従来の、成形加工後のラミ
ネート方式と比較して、生産性が飛曜的に向上するとと
もに、安全衛生上および健康管理上の問題を生じるおそ
れのある有機溶剤から作業者を有効に保護することがで
きる。
特許出願人  川鉄鋼板株式会社 代理人 弁理士  小 川 順 三 代理人 弁理士  中 村 盛 夫

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、溶剤型接着剤を介してクロスを金属板に熱接着させ
    てなるプレラミネート型のクロス被覆金属板であって、
    溶剤型接着剤の、単位面積当りの乾燥皮膜重量(g/m
    ^2)を、クロスの単糸径の10〜80倍の範囲内の値
    としてなるクロス被覆金属板。
JP32559190A 1990-11-29 1990-11-29 クロス被覆金属板 Expired - Lifetime JP2944737B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07266497A (ja) * 1994-03-30 1995-10-17 Sumitomo Bakelite Co Ltd 金属コア両面化粧板
US8961734B2 (en) 2010-07-21 2015-02-24 Iwao Hishida Processing method of metal product surface

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07266497A (ja) * 1994-03-30 1995-10-17 Sumitomo Bakelite Co Ltd 金属コア両面化粧板
US8961734B2 (en) 2010-07-21 2015-02-24 Iwao Hishida Processing method of metal product surface

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