JPH04197526A - 継目無鋼管の鼻曲り自動矯正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、継目無鋼管の鼻曲りを矯正する方法に係り
、継目無鋼管製造ラインにおけるサイジング後の鼻曲り
量に応じてフィードバック制御方式によりサイザで矯正
する方法に関する。

従来の技術 継目無鋼管の製造方法としては、マンネスマンプラグミ
ル方式が最も汎用されている。第５図は一般的なマンネ
スマンプラグミル方式の継目無鋼管製造フローを示すも
ので、加熱炉（２）で加熱された丸鋼片（１）を、マン
ネスマン穿孔機（３ンで中空厚肉の素管となした後、傾
斜ロール式エロンゲータ（第２穿孔機）（４）で拡径薄
肉化圧延を行い、プラグミル（５）で延伸圧延され、リ
ーラ（６）で素管内外表面を滑らかに仕上げた後、熱間
の最終工程であるサイザ（７）にて所定の寸法に仕上げ
られ、クーリングベツド（８）にて冷却される。

このような方法で製管される継目無鋼管の場合、サイジ
ング後の管には製造過程の種々の要因によって管に曲り
が生じる。この曲りには管全長にわたる大曲りと、管端
１〜２ｍ部に発生する鼻曲りの２つがあり、鼻曲りは圧
延トップ部がボトム部に比べ大きくなる傾向があり、後
工程のストレートナ（矯正機）によっても矯正すること
は難しい。

製品管において、鼻曲り量を少なくする方法としては、
トップ部を切断除去する方法が一般的であるが、歩留上
問題がある。また、プレス矯正機で矯正する方法が考え
られるが、工程増となるのみならず、設備面、能率面、
労力面等で製造コストが高くなる問題があり、容易に実
施することができない。

一方、特開昭６２−１５６０２４号公報には、電縫管の
曲り自動矯正装置が提案されているが、この装置は電縫
管′、つ旨人旧りを矯正することが主目的とＬ２であり
、ニーかも専用ら・矯正機を設置して矯正する力、、Ｉ
＋：て゛あるたゾ；１、継目無鋼管の赤白り矯正コニ吋
ｉ。

満足に適用Ｃさないばかりでなく、前記巳なごとく丁程
増となり製造コストのア・ツブを余儀なくされるという
問題がある。

発明が解決しよ）とする課題 継目無鋼管の赤白りを歩留りよく矯正する方法と１では
、前記：、たごとく、赤白り矯正用のスタンドを設置ニ
アて行う方法が有効と考えられるが、製造コるトのアン
プを余儀なくされる上、赤白り量の計測に際しては、管
の自重撓み補正を必要とするなどの問題があり適用し難
い。

また、前記赤白り矯正システムを既設の継目無鋼管製造
ラインに導入する場合、スペースに制約があり、実施す
ることは容易でない。

この発明はこのような問題点に鑑み、継目無鋼管のトッ
プ部の赤白りを、矯正機等専用の機械設備を用いずに、
既存の継目無鋼管製造ラインで自動的に矯正し得る方法
を提案しようとするものである。

課題を解決するための手段 この発明は、継目無鋼管の製造ラインにおけるサイザの
特徴を生かし、管の赤白りを光学的に測定、フィードバ
ックし、ロールの１ケ置を制御し赤白りを矯正する方法
であゆ、その要旨は、光学的に赤白り量を測定する赤白
り量測定装置をサイザ出側に設置し、該測定装置におけ
るサイジング後の赤白ｌ′）量に応じてフィードバック
制御によりサイザのロール位置を制御し、該サイザにて
赤白りを矯正する方法である。

作　　　　用 この発明において、継目無鋼管の赤白り矯正にサイザを
用いたのは、サイザはロール圧下調整により管外径の調
整ができる特徴を有し、ロールの位置を変化させること
によ−）で管の曲り矯正が可能であること、またサイザ
出側で管の赤白りを測定する場合に、当該鋼管は測定中
サイザロールで拘束さねて振動することがないため、鋼
管の赤白りを精度よく測定することができることにその
理田があζ・０ また、赤白り量の測定に光学的手段を採用したのは、測
定装置設置スペースと、測定精度を考慮しへ、二と孔−
よる、。

ｊ９理的には管の外径を光学的に測定する管＋！ｊ予ｉ
’ＪＩＩ定機と同（−であり、その（ｕ１］定原理は管
の中・、’、；：村しＸ方向およ、ｙｆ　Ｙ方向に配置
した４台のカメラにて管の、エノン位置をとらえ、その
中心を計算で求め、その中心位置の時間的推移から赤白
り量を測定するものである。

サイザ出側に設置された赤白り測定装置によりサイザ通
過管材の赤白り量を測定すると、サイザにフィー　ドパ
ツクし、赤白り実測値に広、じてサイザロールを移動さ
せる。これにより、次管材から赤白りが自動的に矯正さ
れるのである。

実　　　施　　　例 第１図はこの発明方法を実施するための装置構成例を示
す概略図、第２図は同上装置における赤白り量測定装置
を示す概略図、第３図は同上鼻面り測定装置による赤白
り測定原理を示す概略図、第４図はサイザのロール配置
を示す概略図である。

第１図において、（１０）は継目無鋼管、（７−１）＜
７−２）はそれぞれサイザ（７）の且ロール、下ロール
、（１１）は赤白り量測定装置、（１２）は信号処理演
算装置、（１３）は赤白り量表示装置、　（１４）はロ
ール位置制御装置をそれぞれ示す。

赤白り量測定装置（１１）は第２図に示すごとく、継目
無鋼管（１０）の中心点Ｐに対してＸ方向およびＹ方向
に配置した４台のカメラ（ＬＬ−１）と２台のバックラ
イト　（光源）　（１１−２）とからなり、４台のカメ
ラ（１１−１）にて継目無鋼管（１０）のエツジ位置を
とらえ、その中心点ＰがＸ−Ｙ平面上のどの位置にある
かを信号処理演算装置（１２）にて計算して求め、表示
装置（１３）に表示する。

すなわち、第３図に示すごとく、サイザ（７）にて拘束
されて送られる継目無鋼管（１０）の移動にしたがいそ
れぞれの断面においての中心点が求められる。その際、
管は測定中最終のサイザロール（７１）　（７−２）で
拘束され振動することがないため、管が真直であれば中
心点Ｐは同じ位置に推移するが、鼻曲りが生じている場
合は中心点Ｐは同じ位置に推移せずに変位する。

ここで、測定終了点からみた測定開始点の方向と断面位
置変位量を鼻曲りの方向および量とすることにより、サ
イザ通過管材の鼻曲り方向と量が測定される。そして、
測定された鼻曲り方向と量がロール位置制御装置（１４
）に入力され、曲りの方向（ｘ、Ｘ方向）と曲り量によ
り上下サイザロール（７−１０７−２）を移動させる。

すなわち、管先端部が例えばＸ方向に曲っている場合は
ロールをＸ方向に、Ｙ方向に曲っている場合はロールを
Ｙ方向にそれぞれ移動させる。

鼻曲りの矯正にはサイザの全ロールを必要とせず、例え
ば出側２スタンドを使用して矯正することができる。こ
れにより、次管材に対して矯正がかかり、鼻曲りがとれ
るのである。

なお、鼻曲り量の測定範囲としては、管先端から約１〜
２ｍの範囲で鼻曲りが生ずるのでこの範ａテとする。ま
た、鼻曲り量測定装置（１１）の設置位置は、特に限定
するものではなく、要はサイザＪ）最終ロールスタシド
を出た被測定材の鼻曲り量を十分に測定できる位置に設
置すればよい。

発明の詳細 な説明したごとく、この発明方法によれは、連続的に製
造されてくる継目無鋼Ｖに対し′７管端の鼻曲りをオン
ラインでただちに矯正することができるので、後工程で
の曲り計測およびオフラインでの矯正が不要となるばか
りでなく、既存のサイザを使用することにより専用の矯
正機を必要とし、ないため、設備費も安価につきコスト
的にも有利であり、継目無鋼管の品質の向上および製造
二・スト低減に犬なる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明方法を実施するための装置構成例を示
す概略図、第２図は同上装置における鼻曲り量測定装置
を示す概略図、第３図は同上鼻曲り量測定装置による鼻
曲り測定原理を示す概略図、第４図はサイザのロール配
置を示す概略図、第５図はこの一般的なマンネスマンプ
ラグミル方式の継目無鋼管製造フローである。 １〇−継目無鋼管 １１・・鼻曲り量測定装置 １２−信号処理演算装置 １３・鼻曲り量表示装置 １４　　ロール位置制御装置 出願人　　住友金属工業株式会社 代理人　　弁理士　押　１）良　久

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 継目無鋼管の製造ラインにおいて、光学的に鼻曲り量を
   測定する鼻曲り量測定装置をサイザ出側に設置し、該測
   定装置におけるサイジング後の鼻曲り量に応じてフィー
   ドバック制御によりサイザのロール位置を制御し、該サ
   イザにて鼻曲りを矯正することを特徴とする継目無鋼管
   の自動矯正方法。