JPH04193691A - 自動車の樹脂フロア構造 - Google Patents

自動車の樹脂フロア構造

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JPH04193691A
JPH04193691A JP32507990A JP32507990A JPH04193691A JP H04193691 A JPH04193691 A JP H04193691A JP 32507990 A JP32507990 A JP 32507990A JP 32507990 A JP32507990 A JP 32507990A JP H04193691 A JPH04193691 A JP H04193691A
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JP
Japan
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floor panel
floor
tunnel part
tunnel
panel
Prior art date
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JP32507990A
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English (en)
Inventor
Atsushi Namiiri
厚 波入
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車の樹脂フロア構造に関するものであ
る。
従来の技術 近年、燃費低減や車両の性能向上のため車体の軽量化が
要求される中で、車体の構造部材の樹脂化の一環として
フロアパネルの樹脂化が進められている。
この種の樹脂フロアの中には第11〜13図に示すよう
に、高速走行時のこもり音等の原因とされるフロアパネ
ル1の局部膜振動を抑えるために、ガラス繊維強化プラ
スチック(FRP)材等の表層2によってウレタンやハ
ニカム材の芯材3を挾んでサンドイッチ構造に形成され
たものがある。
また、これらサンドイッチ構造のフロアパネル1には、
生産性の良いRTM (Re5in Transfer
Molding)やS −RI M (5tructu
ral ReactionInjection Mol
ding )等の成形法により、型内に強化繊維を設置
して樹脂が充填されたものがある(例えば、1989年
発売BMWZIのフロアパネル等)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この種の樹脂フロア構造にあっては、表
層2を形成しているFRPの弾性率が低いためフロアパ
ネル1全体の剛性に大きな影響を与えるトンネル部4の
前後方向の曲げ剛性が以下に示すように低くなってしま
う。即ち、トンネル部材4の曲げ剛性をElとすると、 E I NE X fA y ”dA−E X Jz 
y ” ×t di= E X t X ft y 2
dl=・(1)ここでEはヤング率、■は断面2次モー
メントで各部の寸法は第15図に示す。
したがって(1)式よりトンネル部4の曲げ剛性は同じ
形状であれば材質が異なる場合、トンネル部4の材料の
ヤング率と板厚で決定されることがわかる。
よって、例えば材質がスチール(Es=21000kg
/mm’)で板厚ts=0.8mmのものと材質がFR
P (EF= I 000 k g/mm’)で板厚t
r=3mmの場合(サンドイッチ構造でも芯材のヤング
率が極めて低いため無視できる)について比較すると、 スチール/ F RP = E s X t s/ E
 FX t F= 5 、6となり、FRPがスチール
の1156と小さく、第14.15図に示すようにフロ
アパネルl全体の膜振動が破線で示すように大きなもの
となってしまうのである。また、有限要素法を用いたコ
ンピュータ解析によるリヤエンジンマウント取付部付近
を加振した時の加振点応答計算結果(第17図)でも樹
脂フロアパネルの振動レベルが悪いものとなっているこ
とがわかる。
これに対して第18図に示す(実開昭63−11170
2号公報)ように炭素製長繊維の帯体5をトンネル部4
に中央付近から後方及び車幅方向に配置する構造が案出
されているが、この構造ではシートベルトアンカ4aの
支持剛性は高められるもののトンネル部4については炭
素繊維を後方しか配置していないため、トンネル部4全
体の曲げ剛性の大幅な向上は望めず、フロアパネルl全
体の膜振動レベルの低減の寄与は少ないものとなってし
まう。
また、車幅方向に炭素製長繊維の帯体を配置すると、平
面部6の面外剛性がトンネル部4の曲げ剛性に対して高
くなり、第19図に破線で示すように平面部6の変形が
抑えられた影響で逆にトンネル部4の変形が大きくなり
、このときの加振点応答計算結果(第20図に示す)か
らも、上記フロアパネル1全体の応答レベルが悪化し騒
音が悪化していることがわかる。
尚、トンネル部4の曲げ剛性を向上させるために形状を
大きくしたり、表層2の板厚を増加させることも考えら
れるが、配置スペースの関係で困難であり、重量増加に
つながってしまう。
そこで、この発明は膜振動を抑えられ、トンネル部の曲
げ剛性も高くできる自動車の樹脂フロア構造を提供する
ものである。
課題を解決するための手段 車幅方向の中央部にトンネル部を有しサンドイッチ構造
に形成された自動車の樹脂フロア構造において、上記ト
ンネル部の前後方向全体に沿って強化繊維が配置されて
いる。
作用 トンネル部の前後方向全体に沿って配置された強化繊維
自体がトンネル部の曲げ剛性を高めると共にフロアパネ
ルの前端と後端に取付けられる車体部材により強化繊維
の両端が拘束されて曲げ変形を抑え膜振動の低減を図る
実施例 以下、この発明の実施例を図面に共に説明する。
第1〜4図において、フロント側のフロアパネルlがF
RP材等の表層2によってウレタンやハニカム材等の芯
材3を挾んでサンドイッチ構造に形成されている点、及
びフロアパネル1の中央部にはトンネル部4が形成され
ている点は前記従来と同様である。
ここで、フロアパネルlのトンネル部4には、上側の表
層2と芯材3との間と、下側の表層2と芯材3との間に
トンネル部4の前後方法全体に沿って切り目なく炭素、
アラミド、ガラス繊維等の強化繊維7が主軸をそろえて
配設されている。
そして、このフロアパネルlの第4図に示すようにその
前端部がダツシュロアパネル8に接合され、その後端部
がリヤ側のフロアパネル9に接合されている。尚、10
はシートクロスメンバ、!■はダツシュロアクロスメン
バを各々示す。
上記実施例の構造によれば、第2図に示すようにフロア
パネルIがエンジンマウント等による入力で膜振動が生
じようとしても、トンネル部4の曲げ剛性が高くなった
ため変形し歎く、加振点応答レベルも第3図に示すよう
に従来に比較して大幅に低減することとなる。ここで、
トンネル部4の変形が抑えられた分、逆に平面部6の局
部変形が多少大きくなるが、平面部6のトンネル部4側
の応答レベルが低いため、平面部6の応答レベル自体も
多少下がる。
また、トンネル部4の前後方向全体に沿って強化繊維7
が配設されているため、車両前面衝突時にフロアパネル
1にかかる荷重に対して効果的に対抗し、フロアパネル
1の変形及び破損を少なくできる。
また、上記フロアパネル1は第4図に示すようにダツシ
ュロアパネル8とリヤ側のフロアパネル9とに接合され
るため、フロアパネル1が膜振動モードとなり、例えば
下に凸な変形をした場合には、フロアパネル1が単独の
場合(鎖線で示す)より両端を拘束された場合(破線で
示す)の方が変形量は小さくなる。このときトンネル部
4に作用する車体からの力は矢印で示すように上面側で
は引張力、下面側では圧縮力となるため、フロアパネル
1の前後端を拘束するように作用し、強化繊維7の効果
を一層高められる。
そして、上記フロアパネル1の前端部をダツシュロアパ
ネル8に、後端部をリヤ側のフロアパネル9に接合する
場合には、強化繊維7がダツシュロアパネル8やリヤ側
のフロアパネル9のトンネル部4に対応する部位にビス
や接着剤により直接固定されるようにすることで、トン
ネル部にかかる引張力、圧縮力を強化繊維7に伝えてフ
ロアパネル1と車体との一体感を高め、フロアパネルl
の変形を極めて小さくすることができる。
尚、この発明は上記実施例に限られず、゛例えば、第5
.6図に示すようにトンネル部4の上壁と立ち上がり部
の表裏に強化繊維を配設したもの、第7図に示すように
トンネル部4のコーナ部分であって芯材3の上に強化繊
維7を配設し、その上からクロスシートやCS M (
Continuos 5trand Mat)等の表層
2を配設してRTMやS−RIM成形時の樹脂の流れを
スムーズにしたもの、第8図に示すようにトンネル部4
の内側に強化繊維7を配設し、排気管12、触媒13の
遮熱板としての機能をもたせるようにしたものでも良い
。また、トンネル部4に強化繊維7を配設し、平面部6
では芯材3や表層2を薄(するようにしても良い。
そして、フロアパネル1と車体との結合部を例えば第9
,10図に示すように、ダツシュロアパネル8のトンネ
ル部8aの上部と立ち上がり部分に各々凹部14,15
を形成し、これに対応してフロアパネル1に凸部16.
17を各々形成し、各凹部14,15を凸部16.17
に整合させて、フロアパネル1をダツシュロアパネル8
に接合して取付強度を高め、かつ強化繊維7の配置部位
をフロアパネル1の上側の表層2の上面であって、上記
凸部12.13に対応する部位としても良い。
発明の詳細 な説明してきたようにこの発明によれば、低周波におけ
るフロア全体の膜振動を抑えられることができ、発進、
加速時の振動や低・中速こもり音特性を改善でき、更に
車両前後面衝突時にトンネル部で大きな荷重を負担でき
るため客室の変形を抑え安全性をより高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜10図はこの発明の実施例を示し、第1図は第1
実施例の斜視図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面
図、第3図はグラフ図、第4図は変形状態の模式図、第
5図は第2実施例の斜視図、第6図は第5図のB−B線
に沿う断面図、第7図は第3実施例の要部断面図、第8
図は第4実施例の要部断面図、第9図は第4実施例の接
合状況斜視図、第1O図は第9図C−C線に沿う断面図
、第11図は車両の要部斜視図、第12図は従来技術の
斜視図、第13図は第12図のI)−D線に沿う断面図
、第14図は従来の変形状態を示す斜視図、第15図は
第14図のI)−D線に沿う断面図、第16図は寸法図
、第17図はグラフ図、第18図は他の従来技術の斜視
図、第19図は第18図のE−E線に沿う断面図、第2
0図は同グラフ図である。 第1図 第2図 第3図 副ヂ獣    Hz 第4図 第5図 第6図 第7図 ! 第8図 第9図 第10図 第12図 第13図 第14図 第15図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車幅方向の中央部にトンネル部を有しサンドイッ
    チ構造に形成された自動車の樹脂フロア構造において、
    上記トンネル部の前後方向全体に沿って強化繊維が配置
    されていることを特徴とする自動車の樹脂フロア構造。
JP32507990A 1990-11-27 1990-11-27 自動車の樹脂フロア構造 Pending JPH04193691A (ja)

Priority Applications (1)

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JP32507990A JPH04193691A (ja) 1990-11-27 1990-11-27 自動車の樹脂フロア構造

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JP32507990A JPH04193691A (ja) 1990-11-27 1990-11-27 自動車の樹脂フロア構造

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ID=18172917

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Cited By (5)

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