JPH04193505A - 耐圧容器用プリフォーム及び耐圧容器の製造方法 - Google Patents

耐圧容器用プリフォーム及び耐圧容器の製造方法

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JPH04193505A
JPH04193505A JP2322368A JP32236890A JPH04193505A JP H04193505 A JPH04193505 A JP H04193505A JP 2322368 A JP2322368 A JP 2322368A JP 32236890 A JP32236890 A JP 32236890A JP H04193505 A JPH04193505 A JP H04193505A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明性に優れた二軸延伸耐圧耐熱性容器に関
する。
〔従来の技術〕
従来使用されている二軸延伸容器は耐熱性を付与するた
めに、口径部を熱結晶化し創部は延伸して配向結晶化さ
せることが普通に行われていた。
しかし、底中心部付近は延伸され雌いので結晶化が不充
分となり、耐熱性、耐圧性が悪い欠点があった。
この問題を解決するため、プリフォームの底中心部を熱
結晶化しておきブロー成形時にその近辺から延伸して結
晶化を行うことが提案された。ところが、この方法によ
って成形した容器は、底中6部の熱結晶化した部分か乳
白色の点となって残り外部から見た時内容物の沈澱物が
発生したか或いは異物が混入したかの様に見える欠点が
あった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は底中心部も充分延伸された、熱結晶化部分のな
い底部からなる容器を製造する方法と、この方法に使用
するプリフォームを提供するものである。
〔課題を解決した手段〕
本発明は 「(1) ポリエステルで成形成したプリフォームの底
部壁面に底部中央を中心としてリング状の薄肉の溝を配
設した耐圧容器用プリフォーム。
(2) リング状の薄肉溝の直径が略々延伸棒の直径に
等しい請求項1に記載されたプリフォーム。
(3) リング状の溝の深さか底部の肉厚の略々20〜
50%であり、リング状溝の巾が底の壁厚の100%〜
30%である請求項1または2に記載されたプリフォー
ム。
(4)リング状の清が底部の外壁面に開口する溝である
請求項1ないし3のいずれか1項に記載されたプリフォ
ーム。
(5)リンク状の溝か底部の内壁面に開口する湧である
請求項1ないし3のいずれか1項に記載されたプリフォ
ーム。
(6)ポリエステルで成形成したプリフォームの底部に
底部中央を中心としてリング状の薄肉の湧を配設したプ
リフォームの底部を熱結晶化せずに二軸延伸ブロー成形
することを特徴とする、底中心部も充分延伸された、熱
結晶化部分のない底部からなる耐圧容器の製7造方法。
」に関する。
〔作用〕
本発明の第1の特徴は、プリフォームの底部に底中心部
中央を中心としてリング状の薄肉の溝を形成したことに
ある。この溝を成形することにより、二軸延伸ブロー成
形時に、プリフォームの底部は薄肉の溝部が強く延伸さ
れるので中心部も強く延伸されその結果、配向結晶化の
高い底部が成形され耐熱性と耐圧性の優れた底部となる
本発明者の研究によれば、このように延伸された配向結
晶化の高い底部を形成した容器を成形するためにはプリ
フォームに、底中心部を中心としその外壁面に開口する
リング状の溝を設けこの部分の壁厚を薄くする必要があ
る。該リング状溝の直径は、ブロー成形段階において用
いられる延伸棒の直径に等しいか、僅かにおおきいこと
か好ましい。リング状溝の直径が延伸棒の直径より小さ
いときは、リング状溝の効果が無く、底中心部は延伸さ
れない。
一方すング状渭の直径か、ブロー成形段階において用い
られる延伸棒の直径より余つ大きすき゛ると溝5の内側
の延伸が十分に行われない問題が発生する。
本発明の如くリング状溝の直径が延伸棒の直径と等しい
か、僅かに大きい時は、延伸ブロー成形時に、先づ溝の
外側と溝部が延伸され、ついで底中央部も延伸されて配
向結晶化か起こるのである。
渭5の深さは、底の壁厚の1/2〜115が適当である
。溝の深さがこれより深いと、つまり溝の底の壁厚が薄
いと、ブロー成形時に過度に延伸されて壁膜かあまりに
も薄くなりこの部分の耐圧性等の強度が小さくなる欠点
が発生する。それ放尿の壁厚の20%〜50%か好適で
ある。
溝の開口部の巾が広すぎると、やはりブロー成形時にこ
の部分に過度の延伸か発生する。巾か狭すぎると底部の
延伸か充分性われないので、底部膜厚の100%〜30
%が好適である。
また、笛の巾は、開口部で底の壁厚の1〜1/3が適当
である。溝の断面はV型、U型、半円型など適宜選ぶこ
とができる。
本発明の第2の特徴はプリフォーム底中心部を熱結晶化
していない為、乳白色の点状部分が残ることがない。
′本発明の第3の特徴は底部は底中心部を含めて均一な
厚さに延伸され、肉なまりは発生しない。
上記の作用は、湧5が底部の内壁面に開口して設けられ
ていても同様に奏される。
ところが、通常のプリフォームを用いて延伸ブロー成形
すると、胴部は高延伸され高度に結晶化されているが、
底中心部は延伸されず、また底中心部付近も延伸が不十
分であり、耐熱耐圧性か低くかつ、肉厚を均一に薄くす
ることかできず容器の底中心部とその付近に肉たまりか
生じる。
〔実施例〕
本発明の作用を実施例を示して説明する。
本発明のプリフォームは、第2図または第3図で示され
る。
プリフォーム4又は7は、射出成形などによって予備成
形する。プリフォーム4又は7は、これを二軸延伸成形
して第1図に示す成形容器1を成形するための素材であ
り、成形容器の胴部となるべき筒状部と、成船容器の底
となるべき底部と、筒状部上端に連なる口頚部とによっ
て構成されている。
第2図のプリフォーム4は、その底中心部外側に直径す
の断面V型の溝5が底部の外壁面に開口して円形状に設
けらている。溝5の直径すは、ブロー成形段階において
用いられる延伸a6の直径aに等しい。
そして溝の深さは底の壁厚の1/2であり、溝の巾は開
口部で底の壁厚と同一である。 第3図のプリフォーム
7は渭5を内壁面に設けたものであるが、溝5の直径、
深さ、巾、断面の条件は前述のプリフォーム4と全く同
様である。
プリフォーム4又は7は、射出成形により容易に製造す
ることができる。
このプリフォーム4又は7を、ポリエチレンテレフタレ
ートの延伸温度70〜140°Cに加熱し、延伸ブロー
成形用の金型に装着し、まず加圧空気を導入しなから延
伸棒6を伸長して軸方向に延伸する。ついで、加圧空気
により半径方向に延伸させて容器の胴部を成形する。
この時、底中心部は、清により、きわめて延伸され易く
なっているので、加圧空気により第4図に示すごとく、
底中心部3は均一な厚さに延伸され、肉だまりも起こら
ず、又、熱結晶化していないので乳白色の熱結晶化部分
も無い。
この作用効果は、渭5か外側に設けられていても同様に
奏される。
このように延伸ブロー成形して容器1かえられたら、容
器の底中心部にベースカップ2を装着し、接着固定して
自立可能な耐圧容器がえられる。
第5図は比較例として示した従来のプリフォームである
。底部には熱結晶化部10か配設されている。このプリ
フォームを二軸延伸ブロー成形した容器が第6図の容器
で底部中心に厚膜の白色熱結晶化部10が形成される。
次に本発明のプリフォームとこれを二軸延伸ブロー成形
した容器の具体例を実施例として示して説明する。
実施例 1゜ 高さ130a++n、外径30市、壁厚2wnのポリエ
チレンテレフタレート製有底円筒状体であり、底中心部
外側壁面に、深さ1ffif+、開口部の巾2 rar
n、断面半円型、直径15raI11の円周状溝を設け
たプリフォーム、このプリフォームは直径12IltI
の延伸棒を倫えた二軸延伸ブロー成形用金型に使用する
実施例 2゜ 高さ130wn、外径30圓、壁厚2IDIのポリエチ
レンテレフタレート製有底円筒状体であり、底中心部内
側壁面に深さ0.8 ++un、開口部の巾1゜8順、
断面V型、直径12閣の円周状溝を設けたプリフォーム
、このプリフォームは直径12髄の延伸棒を備えた二軸
延伸ブロー成形用金型に使用する。
実Iw例 3゜ 実施例1のプリフォームを、130°Cに加熱したのち
直径12n++nの延伸棒を備えた二軸延伸ブロー成形
用金型に装着し、圧縮空気を導入しなから延伸棒を伸長
して軸方向に延伸し、ついで圧縮空気を吹込んで延伸し
て、口径部の外径2ヲl1rl、高さ270 m+n、
胴部の外径9Oram、底中心部か外側に膨出した容器
を成形した。
容器は、底中心部も含めて、十分延伸されているので、
容器全体が高度に結晶化されており、耐圧性、耐熱性が
すぐれ、底中心部も乳白色の部分が無く、きわめて透明
であった。
この容器にベースカップを接着剤を用いて装着固定して
自立性耐圧容器をえた。
実施例 4゜ 実施例3において、プリフォームを実施例2のものに変
えた以外は実施例3と同様にして、容器を形成した。
容器は底中心部も含めて十分延伸されているので、容器
全体が高度に結晶化されており、耐圧性、耐熱性がすぐ
れ、底中心部も乳白色の部分が無く、きわめて透明であ
った。
この容器にベースカップを嵌合して自立性耐圧容器をえ
た。
つぎに本発明の効果を明らかに説明するため比較試験を
示す。
比較例1は円周状の溝のないプリフォームを使用したほ
かは実施例と同様にして得た容器である。
比較例2は円周状の溝の深さが底の壁厚の15%のプリ
フォームを使用したほかは実施例1と同様にして得た容
器である。
比較例3は溝の深さが底の壁厚の60%のプリフォーム
を使用したほかは実施例1と同様にして得た容器である
比較例4は溝の巾か開口部で底の壁厚の150%のプリ
フォームを使用したほかは実施例1と同様にして得た容
器である。
比較例5は溝の巾か開口部で底の壁厚の20%のプリフ
ォームを使用したほかは実施例1と同様にして得た容器
である。
比較例6は清の直径が延伸棒の直径の1/2であるプリ
フォームを使用したほかは実施例1と同様にして得た容
器である。
(以下余白) (1) 底部M厚のバラツキ試験 各例100本の容器の底部の中心を含む5カ所の膜厚を
測定して平均膜厚と標準編差を求めた。
結果を表−1に示す。
表−1 (以下余白) (2) 底部配向結晶化度測定試験 各側100本の容器の底部中心とその付近の配向結晶化
度を測定した。結果を表−2に示す。
表−2 (以下余白) 表−3 底部の変形した容器の数 く評 価〉 本発明の実施例1と2は底部の膜厚が均一で配向結晶化
度も高く耐圧性に優れていることが理鮮される。一方比
較例は膜厚のバラツキが大きく、配向結晶化度も低く、
耐圧性も悪い。
〔効 果〕
上記の通り、本発明は、底部に熱結晶化部を設けること
なく、配向結晶化し、耐圧、耐熱性を良好にするととも
に、透明で底に異物感のない容器であり、強度的性能も
、商品価値も従来の熱結晶化底部の容器よりはるかに優
れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のプリフォームを用いてブロー成形し
た耐圧容器の一部断面正面図である。 第2図は、本発明のプリフォームの一部断面正面図であ
る。 第3図は、本発明の他のプリフォームの一部断面正面図
である。 第4図は、本発明のプリフォームを用いてブロー成形し
た耐圧容器の底部近傍の正面図である。 第5図は、底部を熱結晶化させた従来のプリフォームの
縦断正面図である。 第6図は、従来のプリフォームを用いて?通にブロー成
形した耐圧容器の一部断面側面図である。 1 : 耐圧容器 2 : ベースカップ 3 : 容器の底中心部 4 : プリフォーム 5:溝 6 : 延伸棒 7 : プリフォーム 8 : プリフォーム 9 : プリフォーム 10 : 熱結晶化部分 11 : 耐圧容器 12 : 容器底中心部 13 : 耐圧容器 14 : 容器の底中央部 第1驕 第4図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステルで成形成したプリフオームの底部壁
    面に、底部中央を中心としてリング状の薄肉の溝を配設
    した耐圧容器用プリフォーム。
  2. (2)リング状の薄肉溝の直径が略々延伸棒の直径に等
    しい請求項1に記載されたプリフォーム。
  3. (3)リング状の溝の深さが底部の肉厚の略々20〜5
    0%であり、リング状溝の巾が底の壁厚の100%〜3
    0%である請求項1または2に記載されたプリフオーム
  4. (4)リング状の溝が底部の外壁面に開口する溝である
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載されたプリフォ
    ーム。
  5. (5)リング状の溝が底部の内壁面に開口する溝である
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載されたプリフォ
    ーム。
  6. (6)ポリエステルで成形成したプリフオームの底部に
    、底部中央を中心として、リング状の薄肉の溝を配設し
    たプリフォームの底部を熱結晶化せずに、二軸延伸ブロ
    ー成形することを特徴とする、底中心部も充分延伸され
    た熱結晶化部分のない底部からなる耐圧容器の製造方法
JP32236890A 1990-11-28 1990-11-28 耐圧容器用プリフォーム及び耐圧容器の製造方法 Expired - Lifetime JPH0635147B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10235845A1 (de) * 2002-08-05 2004-02-26 Weiss Kg Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung einer Preform aus thermoplastischem Werkstoff zur Fertigung eines Behälters
CN108472830A (zh) * 2015-10-08 2018-08-31 阿尔温莱纳股份有限两合公司阿尔普拉工厂 用于以拉伸吹塑方法制造塑料容器的预成型坯

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