JPS621901B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS621901B2
JPS621901B2 JP20527181A JP20527181A JPS621901B2 JP S621901 B2 JPS621901 B2 JP S621901B2 JP 20527181 A JP20527181 A JP 20527181A JP 20527181 A JP20527181 A JP 20527181A JP S621901 B2 JPS621901 B2 JP S621901B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent
molding
parison
cloudy
resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP20527181A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58112949A (ja
Inventor
Tsunehisa Watanabe
Junichi Kabasawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
Yoshida Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshida Kogyo KK filed Critical Yoshida Kogyo KK
Priority to JP56205271A priority Critical patent/JPS58112949A/ja
Publication of JPS58112949A publication Critical patent/JPS58112949A/ja
Publication of JPS621901B2 publication Critical patent/JPS621901B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は充填する内容物に対する機能性と付加
価値としての外観美が要求される化粧品等の多層
容器とその製造法に関する。
本発明でいう多層容器とは、内層体に対し外層
体を二重成形し、これを延伸ブロー成形によつて
複合成形した合成樹脂製の容器であつて、内層体
の口部を透明にして胴部を常曇性の白濁色とな
し、当該胴部のみの外面に着色透明になる外層体
を複層した多層構造になる容器をいう。
そしてその目的とするところは、前記内容物に
対する機能性を筆頭に、内層体の透明口部と白濁
色の胴部及びこれに複層した着色透明になる外層
体によつて三色様の装飾効果をもたらしめると同
時に、常曇性の白濁色になる内層体の胴部により
着色透明の外層体を透視して色彩的に重厚感ある
趣向新奇な外観美を現出させるにある。
近時、合成樹脂製容器の成形材料としては力学
的性質による機械的強度、耐ガス透過性、耐薬品
性、保香性、衛生性あるいは光沢性などその材料
が有する顕著な特徴が注目されてポリエチレンテ
レフタレートを主体とする熱可塑性ポリエステル
樹脂が多用されている。そしてこのポリエチレン
テレフタレートを主体とする熱可塑性ポリエステ
ル樹脂は、その物性として射出成形した成形品、
例えば有底パリソン等を成形直後に急速冷却する
と透明になり、これを大気中で徐冷させるか、あ
るいは一旦急速冷却して透明になしたものを高温
度により表面を再加熱すると結晶化による白化現
象を発生して白濁色に発現することが知られてい
る。この場合の高温度(表面温度)とはガラス転
移点と結晶化温度の間の70%〜200℃とされてい
る。
そこで本発明に於てはポリエステル樹脂材料の
前記特徴に鑑み、容器の内層体に当該樹脂材料を
使用し、且つこれの物性を利用して前記構造の容
器を製造しようとするものであつて、その製造法
の要旨は、内層体となすポリエチレンテレフタレ
ートを主体とする熱可塑性ポリエステル樹脂の有
底パリソンを射出成形する工程と、前記パリソン
全体を急速冷却して透明化させる工程と、透明化
した該パリソンの口部分を除く筒状胴部分に対し
て外層体となす着色透明の成形樹脂層を二重成形
すると共に、当該筒状胴部分を前記外層体成形樹
脂射出時の樹脂材料熱によつて再加熱することに
より結晶化による白化現象を発生させて常曇性の
白濁色に発現させる工程と、前記工程における中
間二重成形品を延伸ブロー成形により所要の容器
形状に膨張させる工程、とにより製造することを
特徴とするものである。
つぎに本発明を図示した実施例に依拠して具体
的に説明する。
先づ図面について、第1図は製品容器の断面図
で、第2図は有底パリソンの成形状態を、第3図
は前図パリソンを急速冷却した状態を、第4図は
パリソンの筒状胴部分に対して着色透明の外層体
成形樹脂層を二重成形した状態を、第5図は前図
の中間二重成形品をブロー型にセツトした状態
を、第6図は延伸ブロー成形した状態をそれぞれ
示すものであつて、第1図の製品Aは、内層体b
とこれの口部b1を除く胴部b2に外層体Cを複層し
た多層構造になつており、内層体の口部b1は透明
で胴部b2は常曇性の白濁色を呈し、外層体Cは任
意色の着色透明に形成されている。
そこでこれの製造手段については、最初に割り
型になる口部成形型1,1と、これを貫通して固
設したコアー2と抜き型になるキヤビテイ3を相
互に型締めし、製品Aの内層体bとなるポリエチ
レンテレフタレートを主体とする熱可塑性ポリエ
ステル樹脂(以下、ポリエステル樹脂と略称す
る)を射出して予備成形品としての有底パリソン
Pを成形する。
このパリソンPは所要製品Aの口部b1(一般に
はキヤツプを螺合するためのねじを有する)とな
る口部分P1をこの時点に於て前記割り型になる成
形型1,1によつて成形し、同じく製品Aの胴部
b2となる筒状胴部分P2をコアー2とキヤビテイ3
により成形する。
つぎに前記射出成形して有底パリソンPをキヤ
ビテイ3から脱却させ、適宜冷却装置によつて急
速冷却しパリソン全体を完全に透明化させる。
そしてパリソンPの口部分P1を同一の成形型
1,1で咬着保持すると共にコアー2を挿入した
まま二重成形キヤビテイ4に対して型締めをな
し、これによつて形成されたパリソンの筒状胴部
分P2と該キヤビテイ4との間の空腔内にパリソン
と同質又は異質の着色透明になる外層体成形樹脂
層Wを射出してパリソンの外面に対し二重成形を
行なう。
この二重成形をなした着色透明の樹脂層Wは製
品Aの外層体Cとなるものであつて、キヤビテイ
4内に位置するパリソンの筒状胴部分P2に対して
のみ射出されて複層するものであるから、パリソ
ンの当該部分は前記樹脂層射出時の溶融した樹脂
材料熱によつて再加熱されることになり、これに
よつて結晶化による白化現象を発生して常曇性の
白濁色に発現することになる。
発明者らの実験によれば、肉厚2.5mmのポリエ
ステル樹脂製有底パリソンを射出時温度250℃で
成形し、これをガラス転移点70℃に急速冷却し、
二時成形時の外層体成形樹脂層にパリソンと同質
のポリエステル樹脂を用い、これを250℃の高温
を以つて3.0mmの肉厚に射出成形したとき、パリ
ソンの表面温度は110℃となり、また異質材料、
例えばAS(アクリルニトリルスチレン)樹脂を
用いて肉厚3.0mmに射出成形するときには材料温
度は200℃であるがパリソンの表面温度は90℃と
なるため、いずれも結晶化促進温度となり白化現
象の発生が極めて良好であつた。
以上の様にパリソンを複層する二重成形時の着
色透明による外層体成形樹脂層によつて結晶化温
度以上、溶融温度以下に再加熱することにより、
パリソンPの筒状胴部分P2のみを白濁化させるこ
とができる。そして口部分P1は前工程の急速冷却
による透明のままであるから、後述の製品となし
た後、三色様の装飾効果をもたらしめることのほ
か、容器としての使用上の効果、即ち内容物の充
填量や残量あるいは内容物の色の確認等に際して
好都合であり、そのためにも筒状胴部分とは別に
透明になしておく。
つぎに上記のようにして成形した中間の二重成
形品をキヤビテイ4から脱却すると共に、コアー
2を抜き取り、口部分P1を前記同様同一金型1,
1で咬着保持したまま筒状胴部分P2を所要製品A
の胴部b2の外形と同型の成形空腔8を有する割り
型になるブロー型7内に挿入して型締めをし、口
部分P1の内部に延伸ロツドサポート型6を密嵌
し、このサポート型に加圧流体源に接続した吹込
みノズルを有する延伸ロツド5を上下に摺動自在
に貫通して胴部分P2内に挿入する。この場合二重
成形品は延伸吹込成形可能温度に保持されてい
る。
しかして周知の延伸法により延伸ロツドを突き
出して胴部分を延伸させると同時にエアー等の加
圧流体を吹込み筒状胴部分P2の肉厚を減少させな
がらブロー型7の金型面に密着するまで膨張させ
て空腔8に則した形状の胴部b2にブロー成形して
製品Aとする。
このようにして成形された製品Aは内層体bの
口部b1のみ透明で胴部b2は常曇性の白濁色にな
り、外層体Cの樹脂層である着色透明と相俟つて
これらが三色様の装飾効果を表出し、且つ色彩的
に重厚感ある優雅な外観美を呈するものとなり、
内層体成形材料のポリエステル樹脂により有強
度、耐ガス透過性、耐薬品性並びに保香性等が発
揮されるから化粧料等の充填に適する機能性を有
するものとなる。
尚、本発明は図示していないが、本発明に使用
する成形機は有底パリソンの射出成形、急速冷
却、二重成形、延伸ブロー成形及び取出しまでを
一貫プロセスによつて連続的に行なうための各機
構を配備した、例えば回転式機構の成形機を使用
するものであつて、しかもパリソンの成形から製
品化まで口部分を同一金型により咬着保持して行
なうものであるから製品としての口部の損傷がな
く、これにねじを有するものであるときにはねじ
精度の高い製品が得られる特徴があるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例であつて、第1図は製品
容器の縦断面図。第2図は有底パリソンの射出成
形状態を示す断面図。第3図は前図パリソンを急
速冷却した状態を示す断面図。第4図はパリソン
の筒状胴部分に対して着色透明の外層体成形樹脂
層を二重成形すると共に、これによる再加熱によ
つて胴部分を白濁色に発現させた状態を示す断面
図。第5図は前工程における中間二重成形品をブ
ロー型にセツトすると共に延伸ロツドを挿入した
状態の断面図。第6図は延伸ブロー成形して製品
容器を製造した状態の断面図である。 〔符号〕、A…製品、b…内層体、b1…口部、
b2…胴部、C…外層体、P…有底パリソン、P1
口部分、P2…筒状胴部分、W…着色透明の外層体
成形樹脂層、1…口部成形型、2…コアー、3…
キヤビテイ、4…二重成形キヤビテイ、5…延伸
ロツド、6…延伸ロツドサポート型、7…ブロー
型、8…成形空腔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内層体の口部を透明にして胴部を常曇性の白
    濁色となし、当該胴部のみの外面に着色透明にな
    る外層体を複層した多層構造になる容器を製造す
    る方法において、 (i) 内層体となすポリエチレンテレフタレートを
    主体とする熱可塑性ポリエステル樹脂製の有底
    パリソンを射出成形する工程と、 (ii) 前記パリソン全体を急速冷却して透明化させ
    る工程と、 (iii) 透明化した該パリソンの口部分を除く筒状胴
    部分に対して外層体となす着色透明の成形樹脂
    層を二重成形すると共に、当該筒状胴部分を前
    記外層体成形樹脂射出時の樹脂材料熱によつて
    再加熱することにより結晶化による白化現象を
    発生させて常曇性の白濁色に発現させる工程
    と、 (iv) 前記工程における中間二重成形品を延伸ブロ
    ー成形により所要の容器形状に膨張させる工
    程、 とにより製造することを特徴とする多層容器の製
    造法。
JP56205271A 1981-12-21 1981-12-21 多層容器の製造法 Granted JPS58112949A (ja)

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JPS58112949A JPS58112949A (ja) 1983-07-05
JPS621901B2 true JPS621901B2 (ja) 1987-01-16

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