JPH0419236B2 - - Google Patents

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JPH0419236B2
JPH0419236B2 JP27691284A JP27691284A JPH0419236B2 JP H0419236 B2 JPH0419236 B2 JP H0419236B2 JP 27691284 A JP27691284 A JP 27691284A JP 27691284 A JP27691284 A JP 27691284A JP H0419236 B2 JPH0419236 B2 JP H0419236B2
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Yoshihiko Tsuda
Yoshiaki Tsuda
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は新規なカルボン酸アミド誘導体に関す
る。 従来の技術 本発明のカルボン酸アミド誘導体は、文献未載
の新規化合物である。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、後記するように医薬品として有用な
化合物を提供することを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明によれば、一般式 〔式中R1及びR2はそれぞれ水素原子、アルキル
基、シクロアルキル基、ジフエニル低級アルキル
基又は基
【式】を示す。該基に おいてR5、R6及びR7はそれぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、低級アルコキシ基、低級ア
ルコキコキシカルボニル基、低級アルキル基、ハ
ロゲン置換低級アルキル基、シアノ基、カルボキ
シル基又は水酸基を、Aは低級アルキレン基を、
lは0又は1を示す。またR1及びR2は之等が結
合する窒素原子と共に、窒素原子又は酸素原子を
介するか介することなく互いに結合して、複数環
基を形成してもよく、該複数環基は低級アルキル
基、フエニル低級アルキル基又は置換基として低
級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子
もしくはハロゲン置換低級アルキル基を有するこ
とのあるフエニル基で置換されていてもよい。
R3は水素原子、アルキル基又はフエニル低級ア
ルキル基を示す。R4は低級アルキル基又はフエ
ニル基を示す。Xは酸素原子又は硫黄原子を示
す。〕 で表わされるカルボン酸アミド誘導体が提供され
る。 上記一般式〔〕において示される各基として
は、具体的にはそれぞれ以下の各基を例示でき
る。 アルキル基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、
デシル、ウンデシル、ドデシル基等を例示でき
る。 シクロアルキル基としては、シクロプロピル、
シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル
基等を例示できる。 ハロゲン原子としては、弗素原子、塩素原子、
臭素原子、沃素原子を例示できる。 低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、
tert−ブトキシ基等を例示できる。 低級アルコキシカルボニル基としては、メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシ
カルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキ
シカルボニル、tert−ブトキシカルボニル基等を
例示できる。 低級アルキル基としては、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、
ペンチル、ヘキシル基等を例示できる。 ハロゲン置換低級アルキル基としては、トリフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−
トリフルオロエチル基等を例示できる。 ジフエニル低級アルキル基としては、ジフエニ
ルメチル、2,2−ジフエニルエチル、3,3−
ジフエニルプロピル、4,4−ジフエニルブチル
基等を例示できる。 フエニル低級アルキル基としては、ベンジル、
α−フエネチル、β−フエネチル、3−フエニル
プロピル、4−フエニブチル、2−メチル−2−
フエニルエチル、2−メチル−3−フエニルプロ
ピル基等を例示できる。 低級アルキレン基としては、メチレン、エチレ
ン、メチルメチレン、1−メチルエチレン、トリ
メチレン、2−メチルプロピレン、テトラメチレ
ン基等を例示できる。 置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子もしくはハロゲン置換低級アル
キル基を有することのあるフエニル基としては、
フエニル、4−メチルフエニル、3−トリフルオ
ロメチルフエニル、3,4−ジメチルフエニル、
3,4,5−トリメチルフエニル、2−エチルフ
エニル、4−トリクロロメチルフエニル、2−メ
トキシフエニル、3,4−ジメトキシフエニル、
3,4,5−トリメトキシフエニル、3−エトキ
シフエニル、4−メトキシフエニル、4−クロロ
フエニル、3,4−ジクロロフエニル、2,6−
ジクロロフエニル、3,4,5−トリクロロフエ
ニル、3,4−ジブロモフエニル、4−フルオロ
フエニル、2−フルオロフエニル、2−クロロフ
エニル、4−ブロモフエニル、4−クロロ−2−
メチルフエニル、3,4−ジメトキシ−2−クロ
ロフエニル基等を例示できる。 基
【式】(l=0)として は、上記例示のフエニル基及び置換フエニル基の
他、4−ニトロフエニル、2−ニトロフエニル、
2−メトキシカルボニルフエニル、2−ヒドロキ
シ−4−エトキシカルボニルフエニル、4−シア
ノフエニル、2−シアノフエニル、2−カルボキ
シフエニル、4−カルボキシフエニル、2−ヒド
ロキシフエニル、4−ヒドロキシフエニル、2−
ヒドロキシ−4−メチルフエニル、4−メトキシ
カルボニルフエニル基を例示できる。 基
【式】(l=1)として は、ベンジル、α−フエネチル、β−フエネチ
ル、3−フエニルプロピル、4−フエニルブチ
ル、4−メチルベンジル、2,5−ジメチルベン
ゼン、3−トリフルオロメチルベンジル、2−エ
チルベンジル、4−トリクロロメチルベンジル、
α−(2−メトキシフエニル)エチル、β−(3,
4−ジメトキシフエニル)エチル、3−エトキシ
ベンジル、4−メトキシベンジル、4−クロロベ
ンジル、2,4−ジクロロベンジル、β−(2,
6−ジクロロフエニル)エチル、3,4−ジブロ
モベンジル、α−(4−フルオロフエニル)エチ
ル、2−フルオロベンジル、2−クロロベンジ
ル、3,4−ジメトキシ−2−クロロベンジル、
2−ニトロベンジル、3−(4−ニトロフエニル)
プロピル、4−ニトロベンジル基等を例示でき
る。 結合する窒素原子と共に、酸素原子又は窒素原
子を介するか介することなく互いに結合して形成
される複素環基としては、1−ピロリジニル、ピ
ペリジノ、1−ピペラジニル、モルホリノ基等を
例示できる。 低級アルキル基、フエニル低級アルキル基又は
置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子もしくはハロゲン置換低級アル
キル基を有することのあるフエニル基で置換され
た上記複素環基としては、4−メチル−1−ピペ
ラジニル、4−エチル−1−ピペラジニル、4−
tert−ブチル−1−ピペラジニル、4−フエニル
−1−ピペラジニル、4−ペンジル−1−ピペラ
ジニル、4−(2−メトキシフエニル−1−ピペ
ラジニル、4−ベンジル−1−ピペラジニル、4
−(2−メトキシフエニル)−1−ピペラジニル、
4−(3−エトキシフエル)−1−ピペラジニル、
4−(4−メトキシフエニル)−1−ピペラジニ
ル、4−(4−クロロフエニル)−1−ピペラジニ
ル、4−(2−フルオロフエニル)−1−ピペラジ
ニル、4−(4−ブロモフエニル)−1−ピペラジ
ニル、4−(4−フルオロフエニル)−1−ピペラ
ジニル、4−(2−メチルフエニル)−1−ピペラ
ジニル、4−(4−エチルフエニル)−1−ピペラ
ジニル、4−(3−トリフルオロフエニル)−1−
ピペラジニル、4−(β−フエネチル)−1−ピペ
ラジニル、4−メチルピペラジノ、4−フエニル
ピペラジノ基等を例示できる。 上記一般式〔〕で表わされる本発明の化合物
は、優れた抗炎症作用、カルシウム拮抗作用を有
し、抗炎症剤及び狭心症、心筋硬塞症、不整脈症
の如き虚血性心疾患及び高血圧症の予防並びに治
療剤として有用である。 本発明化合物は、種々の方法により製造するこ
とができ、その代表的な方法を下記反応式−1〜
−6に示す。 反応式−1 カルボン酸誘導体〔〕とアミン類〔〕とを
縮合させる方法 反応式−2 カルボン酸誘導体〔〕を混合酸無水物にし
て、アミン類〔〕と反応させる方法 反応式−3 ハロアミド誘導体〔)に亜リン酸エステル類
〔)を反応させる方法 反応式−4 塩基の存在下にカルボン酸アミド誘導体〔
b〕にハロゲン化アルキル類〔〕を反応させる
方法 反応式−5 カルボン酸アミド誘導体〔a〕に五硫化二リ
ン〔〕を反応させる方法 反応式−6 カルボン酸エステル〔e〕を塩基で加水分解
する方法 〔上記反応式−1〜−6に示す各式中、R1
R4及びXは前記に同じ。Y及びZはそれぞれハ
ロゲン原子を、R5′は低級アルコキシカルボニル
基を示す。〕 反応式−1に示す反応において、縮合剤として
は従来公知の縮合剤を広く使用でき、具体的に
は、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド、
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロ
キシコハク酸イミド、ジエチルリン酸シアニド、
ジフエニルリン酸アジド等を例示できる。これら
のうちジエチルリン酸シアニドをトリエチルアミ
ンと共に用いるのが有利である。反応は公知の非
プロトン性溶媒中、特に好ましくはN,N−ジメ
チルホルムアミド(DMF)中で概ね氷冷下〜室
温付近の温度下、0.5〜2時間程度で行なわれる。
化合物〔〕と化合物〔〕との使用割合は、特
に限定されず広い範囲内から適宜選択できるが、
通常前者に対して後者を等モル〜過剰量、好まし
くは等モル程度とするのがよい。又、縮合剤、特
にジエチルリン酸シアニドとトリエチルアミン
は、化合物〔〕に対して等モル〜過剰量、好ま
しくは少過剰量用いるのが好ましい。 反応式−2に示す混合酸無水物を経る反応は、
一般に、混合酸無水物を形成し得るカルボン酸ハ
ライド類又はスルホン酸ハライド類を、脱酸剤共
存下で用いて実施される。上記カルボン酸ハライ
ド類及びスルホン酸ハライド類としては、通常の
もの、例えばクロル炭酸エチル、クロル炭酸イソ
ブチル、p−トルエンスルホン酸クロリド、ベン
ゼンスルホン酸クロリド等を用い得る。これらの
うちでクロル炭酸エチルは好適である。脱酸剤と
しては反応に悪影響を及ぼさない公知のものをい
ずれも使用でき、好ましくはトリエチルアミン、
ピリジン、ジエチルアニリン、N−メチルモルホ
リン等の三級アミン類を使用できる。該反応は、
一般に適当な溶媒中で行なわれ、溶媒としてはベ
ンゼン、トルエン、キシレン、石油エーテル等の
芳香族ないし脂肪族炭化水素類、エチルエーテ
ル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン
(THF)、ジオキサン等の鎖状ないし環状エーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトン、アセトフ
エノン等のケトン類、クロロホルム、四塩化炭
素、1,2−ジクロルエタン等のハロゲン化炭化
水素類が用いられる。化合物〔〕と化合物
〔〕との使用割合は、特に限定されないが、通
常前者に対して後者を等モル〜過剰量用いるのが
よい。また前記カルボン酸ハライド類及びスルホ
ン酸ハライド類と脱酸剤とは、夫々化合物〔〕
に対して等モル〜少過剰量用いるのが好ましい。
反応は冷却下、室温下及び加熱下のいずれでも進
行するが、通常室温〜溶媒の還流温度範囲とする
のがよく、一般に0.5〜5時間程度で終了する。 反応式−3に示す反応は、反応に悪影響を及ぼ
さない溶媒、例えば低級アルコール類、芳香族な
いし脂肪族炭化水素類、DMF等の溶媒中でも行
なわれるが、通常無溶媒で行なわれるのが好まし
い。化合物〔〕は、通常化合物〔〕に対して
過剰量用いられる。反応温度は約130〜180℃、好
ましくは約140〜150℃とされ、反応時間は、化合
物〔〕の種類により異なるが、通常約0.5〜3
時間程度とされる。 反応式−4に示す反応において塩基としては、
従来公知の塩基性化合物を広く使用できる。その
具体例としては炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナト
リウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウムエトキシド等の無機塩
基を例示できる。これらのうちでは水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム等の金属水素化物が好適で
ある。反応は通常適当な溶媒中で行なわれる。溶
媒としては例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、石油エーテル等の芳香族ないし脂肪族炭化水
素類、エチルエーテル、メチルフエニルエーテ
ル、THF、ジオキサン等の鎖状ないし環状エー
テル類、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール等の低級アルコール類等が、用いられる塩基
の種類、原料物質の性状、その他の反応条件に応
じて適宜選択使用される。本反応において化合物
〔Ib〕と化合物〔〕との使用割合は特に限定さ
れないが、通常前者に対して後者を等モル〜過剰
量、好ましくは等モル程度とするのがよい。塩基
の使用割合は化合物〔b〕に対して等モル〜少
過剰量程度とするのが好ましい。反応は冷却下、
室温下及び加熱下のいずれでも進行するが、通常
室温〜溶媒の還流温度の温度条件とするのがよ
く、一般に1〜6時間程度で完了する。 反応式−5に示す反応において、化合物〔
a〕と五硫化二リン〔〕との使用割合は特に限
定されず広い範囲内で適宜選択すればよいが、通
常前者に対して後者を等モル〜過剰量、好ましく
は1.5〜2.5倍モル程度とするのがよい。尚化合物
〔a〕は前記反応式−1、−2、−3又−4に示
す方法により得られる。本反応は一般に非プロト
ン性溶媒中にて有利に進行する。かかる溶媒とし
ては、例えばピリジン、トリエチルアミン、ジメ
チルアニリン等の三級アミン類、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニ
トリル等をあげることができ、好ましくはベンゼ
ンとピリジンの混合溶媒を用いるのがよい。その
混合割合は特に限定されないが、通常前者を後者
に対して4〜5倍にするのがよい。また反応は通
常室温〜溶媒の還流温度、好ましくは70〜90℃程
度にて、2〜10時間程度で終了する。 本発明のカルボン酸アミド誘導体中R2
【式】基である化合物〔f〕は、反 応式−6に示す方法に従いR2
【式】 (R5′=低級アルコキシカルボニル)基である化合
物〔e〕を塩基で加水分解することにより得ら
れる。該化合物〔e〕は、前記反応式−1〜−
5に示すいずれかの方法により得られる。上記加
水分解反応に用いられる塩基としては具体的には
水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等のアルカリ金属水酸化物を例示できる。該
塩基は化合物〔e〕に対して通常過剰量用いら
れる。反応は溶媒、例えばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等の低級アルコール類と水
との混合溶媒中、冷却下、室温又は加熱下、好ま
しくは室温下に、約2〜10時間を要して行なわれ
る。 かくして得られる本発明の化合物は、慣用の分
離手段、例えば溶媒抽出、蒸留、再結晶、カラム
クロマトグラフイー、プレパラテイブ薄層クロマ
トグラフイー等により容易に単離精製できる。 実施例 以下、本発明化合物の製造例を実施例として掲
げる。 実施例 1 4−ジエトキシホスフイニルメチル安息香酸
1.36g(5ミリモル)とベンジルアミン0.54g
(5ミリモル)とを、乾燥DMF15mlに溶解し、氷
冷撹拌下、ジエチルリン酸シアニド1.00g(5.5
ミリモル)の乾燥DMF2ml溶液を滴下する。次い
でトリエチルアミン0.56g(5.5ミリモル)の乾
燥DMF3ml溶液を5分間を要して滴下し、氷冷下
に30分撹拌後、室温で1時間撹拌する。反応混合
物中に水30mlを加え、酢酸エチルで抽出し、有機
層を水で2回洗浄する。芒硝上で乾燥後、溶媒を
留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイー(クロロホルム−酢酸エチル=1:1で溶
出)に付し、4−ジエトキシホスフイニルメチル
−N−ベンジルベンズアミドを得る。ベンゼン−
n−ヘキサンより再結晶し、無色針状晶1.60gを
得る。mp99−100℃。 実施例 2〜34 上記実施例1と同様にして下記第1表に記載の
各化合物を得る。尚第1表中性状の項には融点
(℃)と再結晶溶媒とを掲げるか、油状のもので
1H−NMR(CDCl3、内部標準TMS)分析結果
(δ値;ppm)を掲げる。また第1表には、上記
実施例1で得た化合物をも併記する。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 実施例 35 4−ジエトキシホスフイニルメチル安息香酸
1.36g(5ミリモル)とトリエチルアミン0.56g
(5.5ミリモル)とを乾燥THF15mlに溶解し、氷
冷撹拌下に、クロル炭酸エチル0.60g(5.5ミリ
モル)の乾燥THF2ml溶液をゆつくり滴下する。
氷冷下で30分撹拌した後、アンモニアガスをゆつ
くり15分間吹き込む。室温で2時間撹拌した後、
反応混合物中に水30mlを加え、クロロホルムで抽
出する。芒硝上で乾燥し、溶媒を留去する。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(クロロ
ホルム−メタノール=10:1で溶出)に付し、4
−ジエトキシホスフイニルメチルベンズアミドを
得る。クロロホルム−ベンゼンより再結晶し、無
色板状晶0.80gを得る。mp177.0−177.5℃。 実施例 36及び37 実施例35においてアンモニアガスに代え、3,
3−ジフエニルプロピルアミン(実施例36)及び
モルホリン(実施例37)の夫々を用い、45分間反
応させる以外は、同様にして第2表に示す各化合
物を得る。第2表における性状の項の記載は第1
表と同様である。 実施例 38 4−ジエトキシホスフイニルメチル−N−(2
−メトキシカルボニルフエニル)ベンズアミド
0.73g(1.8ミリモル)をエタノール10mlに溶解
し、氷冷撹拌下、1N水酸化ナトリウム10mlをゆ
つくり滴下する。室温で5時間撹拌した後、反応
混合物中に2N塩酸10mlを加えクロロホルムで抽
出する。芒硝上で乾燥し、溶媒を留去する。結晶
残渣をベンゼンより再結晶し、4−ジエトキシホ
スフイニルメチル−N−(2−カルボキシフエニ
ル)ベンズアミドの無色板状晶0.60gを得る。
mp171−172℃。
【表】 実施例 39 4−ブロモメチル−N−(2−メトキシカルボ
ニルフエニル)ベンズアミド1.07g(3.1ミリモ
ル)を亜リン酸トリエチル5mlに懸濁させ、140
〜150℃で30分加熱撹拌する。過剰の亜リン酸ト
リエチルを減圧留去した後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー(クロロホルム−メタノ
ール=1:1で溶出)に付し、4−ジエトキシホ
スフイニルメチル−N−(2−メトキシカルボニ
ルフエニル)ベンズアミドを得る。ベンゼン−n
−ヘキサンより再結晶し、無色針状晶1.20gを得
る。mp111.5−112.5℃。 実施例 40〜48 上記実施例39と同様にして下記第3表に記載の
各化合物を得る。第3表における性状の項の記載
方法は第1表のそれと同様とする。
【表】
【表】 実施例 49 4−ジエトキシホスフイニルメチル−N−(4
−クロロフエニル)ベンズアミド0.50g(1.3ミ
リモル)を乾燥THF10mlに溶解し、氷冷撹拌下、
水素化ナトリウム(60%、油性)0.07g(1.6ミ
リモル)を少量ずつ加える。氷冷下に30分撹拌し
た後、ベンジルプロミド0.23g(1.3ミリモル)
の乾燥テトラヒドロフラン2ml溶液を滴下する。
室温で5時間撹拌した後、反応混合物中に水30ml
を加え、クロロホルムで抽出する。芒硝上で乾燥
し、溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイー(クロロホルム−酢酸エチル=
1:1で溶出)に付し、4−ジエトキシホスフイ
ニルメチル−N−ベンジル−N−(4−クロロフ
エニル)ベンズアミドを得る。ベンゼン−n−ヘ
キサンより再結晶し、無色柱状晶0.40gを得る。
mp81−82℃。 実施例 50〜64 上記実施例49と同様にして下記第4表に記載の
各化合物を得る。第4表における性状の項の記載
方法は第1表のそれと同じである。
【表】
【表】
【表】 実施例 65 4−ジエトキシホスフイニルメチル−N−メチ
ル−N−フエニルベンズアミド0.40g(1.1ミリ
モル)と五硫化二リン0.56g(2.5ミリモル)と
を、無水ベンゼン20mlと脱水ピリジン5mlとの混
合溶媒に懸濁させ、7時間加熱還流する。室温ま
で放冷した後、反応混合物を氷水50ml中に添加す
る。水層を4N塩酸で酸性にして、クロロホルム
で抽出する。芒硝上で乾燥し、溶媒を留去する。
残渣をシリカゲルクロマトグラフイー(ベンゼン
−酢酸エチル=1:1で溶出)に付し、4−ジエ
トキシホスフイニルメチル−N−メチル−N−フ
エニルチオベンズアミドを得る。ベンゼン−n−
ヘキサンより再結晶し黄色針状晶0.23gを得る。
mp60.5−61.5℃。 実施例 66〜70 上記実施例65と同様にして下記第5表に記載の
各化合物を得る。第5表における性状の項の記載
方法は第1表のそれと同じである。
【表】
【表】 実施例 71及び72 実施例1と同様にして下記の第6表に記載の各
化合物を得る。
【表】 実施例 73 実施例38と同様にして下記第7表に記載の化合
物を得る。
【表】 実施例 74及び75 実施例49と同様にして下記第8表に記載の化合
物を得る。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中R1及びR2はそれぞれ水素原子、アルキル
    基、シクロアルキル基、ジフエニル低級アルキル
    基又は基【式】を示す。該基に おいてR5、R6及びR7はそれぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、ニトロ基、低級アルコキシ基、低級ア
    ルコキシカルボニル基、低級アルキル基、ハロゲ
    ン置換低級アルキル基、シアノ基、カルボキシル
    基又は水酸基を、Aは低級アルキレン基を、lは
    0又は1を示す。またR1及びR2は之等が結合す
    る窒素原子と共に、窒素原子又は酸素原子を介す
    るか介することなく互いに結合して、複数環基を
    形成してもよく、該複素環基は低級アルキル基、
    フエニル低級アルキル基又は置換基として低級ア
    ルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子もし
    くはハロゲン置換低級アルキル基を有することの
    あるフエニル基で置換されていてもよい。R3
    水素原子、アルキル基又はフエニル低級アルキル
    基を示す。R4は低級アルキル基又はフエニル基
    を示す。Xは酸素原子又は硫黄原子を示す。〕 で表わされるカルボン酸アミド誘導体。
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