JPH04192138A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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JPH04192138A
JPH04192138A JP2324276A JP32427690A JPH04192138A JP H04192138 A JPH04192138 A JP H04192138A JP 2324276 A JP2324276 A JP 2324276A JP 32427690 A JP32427690 A JP 32427690A JP H04192138 A JPH04192138 A JP H04192138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
magnetic
magnetization
magneto
optical recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP2324276A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Fukami
達也 深見
Kazuhiko Tsutsumi
和彦 堤
Takashi Tokunaga
隆志 徳永
Yoshiyuki Nakagi
義幸 中木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Priority to US07/757,685 priority patent/US5191561A/en
Priority to EP91115375A priority patent/EP0487847A1/en
Priority to EP96113822A priority patent/EP0750295A3/en
Priority to KR1019910017041A priority patent/KR950003184B1/ko
Publication of JPH04192138A publication Critical patent/JPH04192138A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 この発明は磁界発生源を必要としないダイレクトオーバ
ーライド可能な光磁気媒体に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は例えばJournal of Applied
 Physicsvol、67 No、9 p4415
〜p4416に示された従来の光変調オーバーライド可
能光磁気記録媒体の構成図および記録・再生のための磁
界発生源および光ビームであり、(1)はレーザー等に
より出射されレンズにより集光された光ビーム、(2)
はHbなる磁界を発生する磁界発生源、(3)はガラス
またはプラスチックの透明基板、(4)〜(7)は互い
に交換結合した4層構造の磁性層であり、(4)が第1
層、(5)が第2層、(6)か第3層、(7)が第4層
である。
第115(4)は、2値記録情報(0およびl)を磁化
方向の上下として記憶し、再生時にその磁化方向は、レ
ーザービームにより磁気光学的カー効果による偏光面の
回転として、再び2値情報として読み出される。
第2層(5)〜第4層(7)は、光変調オーバーライド
を達成するために必要な層である。特に第4層(7)は
、製膜後に全面に渡って一様に、例えば上向きに磁化さ
れる。そしてこの第4層(7)は、極めて高いキュリー
温度と大きな保磁力を有しているため、記録・再生時に
磁化反転することなく、上向きの磁化方向を半永久的に
維持する。第2層(5)および第3層(6)の具体的な
働きについては後述する。
なお各層のキュリー温度には(i層のキュリー温度をT
ciとすると)、おおよそ Tc3< Tel< Tc2< Tc4なる関係がある
次に第4図を用いてダイレクトオーバーライドのメカニ
ズムについて説明する。第4図(八)は記録時の各層の
磁化変化の様子を描いた模式図であり、第4図(B)は
再生時および記録時のレーザービームの強度変化を表し
ている。
第4図CB)に示した様にレーザービーム強度はPa、
Pc、Pxの3つの値を取り得る。(RはREAD%L
はLOW、HはHIGHの略である)P、は再生時の強
度であり、極めて弱いため媒体の磁化状態を変化させる
ことはない。一方、P、、P、は記録時に照射される強
度であり、これらの照射は媒体の磁化状態に変化を与え
る。
PH>PLなる関係がある。2値情報の“0”を記録し
たい時はPLが、“1”を記録したい時はP、が照射さ
れる。そしてPLが照射された時の媒体温度はTLまで
上昇し、P8が照射されたときにはT8まて上昇する。
(Tい〉T、)このように加熱された媒体のレーザース
ポット部は、レーザー照射が終わると冷え始める。第4
図(A)はこの冷却時の各層の磁化反転の様子を模式的
に示したものであり、上段はPL照射後の、下段はP0
照射後の冷却過程にそれぞれ対応している。
第4図(Δ)に示された磁化変化について説明する前に
、光磁気材料である希土類−遷移金属(以下RE−TM
と表記)材料の基本的な性質について述べる。RE−7
M材料はフェリ磁性体と呼ばれ、REの磁化とTMの磁
化か互いの磁化を打ち消す様に(すなわち反平行に)結
合している。
従って全体の磁化方向は、REの磁化とTMの磁化の大
きいほうを向き、その大きさは両者の差で与えられる。
REの磁化の方か大きい時をRE優勢と呼び、逆の場合
を7M優勢と呼ぶ。特に全体の磁化がゼロになるときの
組成は、補償組成と呼ばれる。また温度上昇に伴ってR
EおよびTMの磁化は共に減少するが、一般にREの磁
化の減少の方がTMの磁化の減少より速く、したがって
、温度上昇に伴いRE優勢から7M優勢に移行する傾向
を持つ。
つぎに交換結合した多層膜の性質について述べる。交換
結合とは隣り合う磁性層間に働く力であり、互いのTM
の磁化方向を平行にする様に働く。
たとえば第4層のTMの磁化が下向きの場合、第3層の
磁化には、そのTMの磁化を下向きにする様に力が働く
。もちろん各層においてはTMの磁化とREの磁化は反
平行になっているので、隣り合う層間のREの磁化を平
行にする様に働くとも考えられる。
さて第4図(A)に戻って、オーバーライドのメカニズ
ムを説明する。ここて図中に示された各層の矢印の方向
は、各層のTMの磁化方向に対応している。
まず室温においては、第2層(5)〜第4層(7)のT
Mの磁化はすべて上向きに揃っている。そして、第1層
(4)の磁化方向のみ記録2値情報に対応して上向き、
または下向きに向いている。(→状態30r7) 情報“0”を記録したい時(第1層の7M磁化を上向き
にしたい時)には、強度PLのレーザービームが照射さ
れ、媒体温度はTL (≧T el)まで上昇する。第
1層(4)および第3層(6)のキュリー温度を越えた
この温度においては、第1層(4)および第3層(6)
の磁化は消失している。(→状態l)′そして媒体がT
el以下に冷却されると、第1層(4)のTMの磁化は
交換力により第2層のTMの磁化方向、すなわち下向き
に揃う。(状態2) さらに室温近傍まで冷却がすすむ
と、第1層(4)は安定になり0”の記録か完了する。
(状態3)次に情報“1′を記録したい時(第1層の7
M磁化を下向きにしたい時)には、強度PHのレーザー
ビームか照射され、媒体温度はT’s(≧T c2)ま
で上昇する。第1層(4)、第2層(5)および第3層
(6)のキュリー温度を越えたこの温度においては、第
1層(4)、第2層(5)および第3層(6)の磁化は
消失している。(状態4) そして媒体がTc2以下に
冷却されると、外部から印加されている下向きの磁界H
bにより、下向きに磁化される。この書き込み温度にお
いては、第2層(5)は7M優勢であるため、TMの磁
化は全体の磁化と同じ下向きになる。(状態5) この
時、最も低いキュリー温度を持つ第3層(5)の磁化は
もちろん消失しているか、これにより第4層(7)から
第2層(5)への交換結合は遮断される。もし第3層(
6)がなければ、第4層(7)から第2層(5)への交
換結合か働く。すなわち第2層(5)のTMの磁化を上
向きにしようとする力か働くわけて、これはバイアス磁
界Hbの作用を妨げる方向である。したがって状態5に
おいて、第2層(5)への書き込みが小さなバイアス磁
界Hbてスムースに行われるのは、第3層(6)の存在
に因っている。
状態5よりもさらに冷却かすすみ、第1層(4)ののキ
ュリー温度Tel以下になると、交換結合により、第1
層(4)のTMの磁化は第2層(5)のTMの磁化に揃
い、下向きになる。(状態6) さらに第3層(5)の
キュリー温度Tc3以下になると、第4層(7)から第
3層(6)へ交換結合が働きはじめ、第3層(6)のT
Mの磁化は上向きになる。そして第3層(6)から第2
層(5)へも交換結合が働き、第2層(4)のTMの磁
化は上向きに戻る。(状態7) ここで、第2層(5)
から第1層(4)へも交換結合は働くが、第1層(4)
は室温に近ずくにしたがい急激に安定になるため、交換
結合に打ち勝って磁化方向を保持するし、“l”の記録
が完了する。
上記のように、pL、p、にレーザー強度を変調するこ
とにより、“0”および“1“の記録がそれぞれ達成さ
れる。すなわち光変調によりダイレクト・オーバーライ
ドか行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の光磁気記録媒体においては、記録時においてバイ
アス磁界を発生するための磁界発生源を必要とした。そ
のため装置構成を複雑にする等の問題点かあった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、磁界発生源をまったく必要とせずに、光変調
ダイレクトオーバーライド可能な媒体を得ることを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に係る磁気記録媒体は、基板上に垂直磁気異方
性を有する第1磁性層がら第4磁性層までの4層が積層
され、それぞれの隣接する層は互いに交換結合されてい
る光強度変調方式によりダイレクトオーバーライド可能
な光磁気記録媒体において、第4層上に交換結合してい
ない第5の磁性層を設けたことを特徴とする光磁気記録
媒体。
請求項2に係る光磁気記録媒体は、上記第5層が300
℃以上のキュリー温度を有していることを特徴とする光
磁気記録媒体。
〔作用〕
この発明における光磁気媒体は、バイアス磁性層が記録
時に磁界を発生し、それにより第2層が記録されるため
、従来の様に外部バイアス磁界を必要としない。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、(11および(3)〜(7)は従来例と同
様である。(8)は磁性層の交換結合を切るための非磁
性層、(9)はバイアス磁性層でなる。このバイアス磁
性層は第4層(7)と同様に大きな保磁力と高いキュリ
ー温度を有しており、記録・再生中に磁化反転すること
はない。そして、製膜後に全体に渡って、TMの磁化が
下向きになる様に電磁石等により磁化される。そして以
後半永久的にこの磁化方向を保つ。
(実施例1) 例えば、各層の膜厚と組成を次の様に選ぶ。
第1層(4)    Tb52(Fe*oCO+a)t
*    : 500人第2 層(5)     (G
dsTbto)2s(Fe7eCO*o)vs:100
0人第3層(6)    Tbz(FeeaCOs)i
t     : 100人第4層(7)    Tb2
acot l        : 400人非磁性層(
8)   SiN          :50人バイア
ス層(9)  TbztCOts         :
2000人第1層(4)〜第4層(7)は従来例とほぼ
同様の構成である。そして、バイアス層(9)と第4層
(7)の磁化方向は逆であるが、非磁性層(8)により
交換結合がさまたげられているため、それぞれ安定に磁
化方向を保つことができる。
オーバーライドのメカニズムは従来例とほぼ同一である
。ただし第4図(a)における■の過程(書き込み過程
)での外部バイアス磁界が、バイアス層によって発生す
る磁界におきかわることになる。
次にこのバイアス層がらの磁界発生機構を第2図により
説明する。
バイアス層(9)は室温でRE優勢であり、TMの磁化
は下向きに、したがって全体の磁化は上向きに磁化され
ている。レーザーが照射されると、スポット中心で最も
温度か高くなり、周囲にいくにしたがって室温に近づい
てゆく温度分布をとる。
中心部の温度てはTM優勢てあり、外にいくにしたがっ
て、RE優勢へと少しづつ変化する。そのため第2図に
示した磁化分布をとる。そしてこの時、これらの磁化分
布から発生する磁界は、第2図において点線で示された
方向になる。すなわち、スポット中心部付近では下向き
の磁界か発生することになり、これが外部バイアス磁界
発生源のかわりをする。
以上のように、外部バイアス磁界発生源なしで、すなわ
ちまった(外部磁界を必要とすることなく、光変調オー
バーライドが可能になった。
(実施例2) 実施例1における非磁性層(8)は、5i02等の誘電
体層でも可能である。
また、第4層(7)まで製膜したのち、−旦製膜装置か
ら大気中に出し、第4層表面を酸化させた後、バイアス
層(9)を成膜すれば、両層間の交換結合は働らかず、
良好なオーバーライド動作が可能であった。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、光変調により重ね書
き(ダイレクト・オーバーライド)可能で、かつ交換結
合した磁性4層膜(基板側より第1層、第2層、第3層
、第4層)よりなる光磁気記録媒体において、第4層上
に交換結合していない第5の磁性層を設けたので、外部
磁界発生源が不要になり、装置構成が簡単になり、さら
に装置の小型化・薄型化が容易に達成できる効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による光磁気記録媒体の構
成図、第2図はこの発明の一実施例による光磁気記録媒
体の磁界発生機構を説明する説明図、第3図は従来の光
磁気記録媒体を示す構成図、第4図はダイレクトオーバ
ーライドのメカニズムを説明する説明図であって、(A
)は記録時の各層の変化を示し、(B)は再生時及び記
録時のレーザービームの強度変化を表す。 図中(8)は非磁性層、(9)は磁性層である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代  理  人   大  岩  増  雄埠1図 埠2図 ↑ スかット中心 茅3図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に垂直磁気異方性を有する第1磁性層から
    第4磁性層までの4層が積層され、それぞれの隣接する
    層は互いに交換結合されている光強度変調方式によりダ
    イレクトオーバライト可能な光磁気記録媒体において、
    第4層上に交換結合していない第5の磁性層を設けたこ
    とを特徴とする光磁気記録媒体。
  2. (2)上記第5層が300℃以上のキュリー温度を有し
    ていることを特徴とする光磁気記録媒体。
JP2324276A 1990-11-26 1990-11-26 光磁気記録媒体 Pending JPH04192138A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2324276A JPH04192138A (ja) 1990-11-26 1990-11-26 光磁気記録媒体
US07/757,685 US5191561A (en) 1990-11-26 1991-09-11 Magnetooptical recording medium including five magnetic layers for direct overriding by light intensity modulation without an external bias field
EP91115375A EP0487847A1 (en) 1990-11-26 1991-09-11 Magnetooptical recording medium
EP96113822A EP0750295A3 (en) 1990-11-26 1991-09-11 Magnetooptical recording medium
KR1019910017041A KR950003184B1 (ko) 1990-11-26 1991-09-30 광자기 기록매체

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JP2324276A JPH04192138A (ja) 1990-11-26 1990-11-26 光磁気記録媒体

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Publication Number Publication Date
JPH04192138A true JPH04192138A (ja) 1992-07-10

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ID=18164001

Family Applications (1)

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JP2324276A Pending JPH04192138A (ja) 1990-11-26 1990-11-26 光磁気記録媒体

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JP (1) JPH04192138A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5949743A (en) * 1995-10-11 1999-09-07 Canon Kabushiki Kaisha Magnetooptical recording medium having a bias layer related by Curie temperature to a writing layer, which is capable of being overwritten by light modulation
KR20130055558A (ko) 2009-12-29 2013-05-28 교라꾸 가부시끼가이샤 수지 적층판의 제조 방법

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