JPH0419187A - 光情報記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、光ディスクのような光情報記録媒体に関する
。

〔従来技術〕

光情報記録媒体としては、 （１）低融点金属を用いるもの、 （２）低融点金属十誘電体を用いるもの、（３）反射層
／色素吸収層積層を用いるもの、（４）反射性色素を用
いるもの、 などがあるが、（１）は保存性が悪く、また分解能が低
いので、記録密度が低い、（２）は製造条件が難しくコ
スト高となるうえ、保存性が悪い、（３）は多層構成の
ためコスト高となり、かつ感度が低い、（４）は光に対
する安定性が悪い、というようにそれぞれ欠点を有して
いる。

そのなかで、最近、アズレン系化合物（色素）のもつ光
学的特性を利用する技術が種々提案されている（特開昭
６３−２４７０８６号、同６３−３０９４９７号。

同６３−１０７５９０号、同６３−１６５１８２号、同
６３−３１２１８６号。

同６４−７１７９１号、同６４−７１７９２号）。

しかしながら、いまだに該化合物単独で実用化しうる程
度に安定なものは開発されていない。

〔目　　的〕

本発明の目的は、再生光に対する安定性および保存安定
性に優れた光情報記録媒体を提供する点にある。

本発明の他の目的は、近赤城とくに通常の光ディスクで
使用されている半導体レーザ波長域（７８０〜８３０ｎ
ｍ）に高い吸収および反射をもち、高感度、高コントラ
ストな記録再生特性を有する光情報記録媒体を提供する
点にある。

本発明のもう１つの目的は、蒸着および溶剤塗工法によ
る製造が可能な光情報記録媒体を提供する点にある。

〔構　　成〕

本発明は、記録層中に下記の一般式（Ｉ）で示される化
合物を含有させたことを特徴とする光情報記録媒体に関
する。

式中、Ｒ１は、水素、置換または未置換のアルキル基よ
りなる群から選らばれた基、Ｒ２は、水素、置換または
未置換のア ルキル基、アリール基、アラルキル基 よりなる群より選らばれた基、 とくにＲ工とＲ２は連結してアルキレン基を形成してて
もよい。

Ｒ２−Ｒ７は、水素、置換または未置換のアルキル基、
アルコキシ基よりなる 群からそれぞれ独立して選らばれた基、Ｒ，、Ｒ９は、
水素、置換または未置換のアルキル基、アリール基、ス
チリル 基、複素環基よりなる群からそれぞれ 独立して選らばれた基、 Ｌは、メチン基または４あるいは６つ のメチン基が共役二重結合を形成する ように結合している２価の基であって。

酸基は置換基があってもなくてもよい。

Ｙは、水素、アルキル基、アラルキル 基、アルコキシ基、シアノ基、ニトロ 基またはハロゲンである。

ｍはＯまたは１゜ 前記−最大（１）で示される化合物例を第１表に示す。

（記録体の構成） 記録体の構成例を第１図〜第４図に示す。図中、１は基
板、２は記録層、３は下引層、４は保護層である。記録
体は第１図〜第４図のものを記録層２を内側にして他の
基板と空間を介して密封したエアーサンドインチ構造に
してもよく、また保護層４を介して接着した密着サンド
イッチ（張合せ構造）にしてもよい。

（各層の必要特性及びその構成材料例）ａ）基板につい
て 基板の必要特性としては基板側より記録・再生を行う場
合のみ使用レーザー光に対して透明でなければならない
。

材料側としてはポリエステル、アクリル樹脂、ポリアミ
ド、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂。

ポリイミドなどのプラスチックス、ガラス、あるいは金
属類、セラミックス等を用いることができる。

ｂ）下引き層について 下引き層の機能としては。

■接着性の向上 ■水又はガス等のバリヤー層 ■記録層の保存安定性の向上 ■反射率の向上 ■溶剤からの基板の保護 ■プレグルーブの形成 等がある。

材料例としては、■とじて高分子材料、シランカップリ
ング剤等、■及び■として上記高分子材料以外の無機化
合物（Ｓ　ｉ　０１？　Ｍ　ｇ　ＦａｔＳｉｎ、Ｔｉｅ
、、ＺｎＯ，ＴｉＮ、ＳｉＮ。

・・・）及び金属、半金属（Ｚｎ、Ｃｕ、Ｓ、Ｎｉ。

Ｃｒ、　Ｇｅｔ　Ｓｅｔ　Ａｇ、　Ａｎ、　Ａｕ、−）
が使用でき、■とじて金属（Ａ　Ｑｖ　Ａ　ｇ　ｙ　Ｔ
　ｅ　ｔ・・・）、又は金属光沢を有する有機薄膜（メ
チン染料、キサンチン系染料・・・）が使用でき、■及
び■としては紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、熱可塑性樹
脂を用いることができる。

Ｃ）記録層について 記録層はレーザー光の照射により何らかの光学的変化を
生じさせその変化により情報を記録するものでその記録
層中に一般式（１）の化合物を含有することが必要であ
る。該化合物は記録特性及び安定性向上のため１種又は
２種以上を組合せてもよく、他の染料（例えばフタロシ
アニン系染料、テトラヒドロコリン系染料、ジオキサジ
ン系染料、トリフエッチアジン系染料、フェナンスレン
系染料、シアニン（メロシアニン）系染料、アントラキ
ノン（インダンスレン）系染料、キサンチン系染料、ト
リフェニルメタン系染料、クロコニウム系染料、ビリリ
ウム系染料、スクアリリウム系染料、アズレン系染料等
）、又は金属、金属化合物（Ｉｎ、Ｓｎ。

Ｔｅ、Ｂｉ、ＡＱ、Ｓｅ、Ｔｅａ、、ＳｎＯ。

Ａｓ、Ｃｄ等）と混合分散してもよく、あるいは積層し
てもよい。

又、該化合物は高分子材料中に又は特性改良上、他の低
分子化合物、例えば請求範囲中に記載の一般式で示され
る化合物より長波長域に吸収能を有する化合物（アミニ
ウム、イモニウム、ジイモニウム系化合物等・・・）あ
るいは無機錯体化合物（ビスジチオジケトン系、ビスフ
エニルジチオール系錯体等・・・）中に、混合分散して
用いてもよい。

記録層膜の厚は１００人〜１０μ菖、好ましくは２００
人〜２μ―である。膜形成方法としては溶液塗工法（例
えば浸漬コーティング、スプレーコーティング、スピン
ナーコーティング、ブレードコーティング、ローラーコ
ーティング、カーテンコーティング等）を用いることが
できる。

ｄ）保護層について 保護層の機能としては、■記録層をキズ、ホコリ、汚れ
等から保護、■記録層の保存安定性の向上、■反射率の
向上、である。

使用できる材料は前記下引き層の材料として例示したも
のをそのまま使用することができる。

ｅ）その他 この他に前記下引き層、記録層、保護層中に安定剤、分
散剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤、可塑剤
等が含有されていてもよい。

又、前記−最大（１）で示した化合物が前記下引き層又
は保護層中に含有されていてもよい。

〔実施例〕

■厚さ１．０園のポリメチルメタクリレート（ＰＭＭＡ
）板（１３０園φ）上にアクリル系フォトポリマーによ
り深さ９００人、半値巾０．４μｍ、ピッチ１．６μ麗
の螺旋上の案内溝を設けた基板上に前記化合物例１を１
，２−ジクロルエタンに溶解した溶液を回転塗布し厚さ
８００人の記録層を形成し、記録媒体とした。

■〜■実施例１において、前記化合物例を３゜５、　７
．１１，１５とした。

■実施例１において記録層を下記化合物（ａ）と化合物
例３とを、１：２の重量比で混合したものを用いた。

（ａ） 〈比較例〉 ■実施例１において前記化合物例１のかわりに下記化合
物（ｂ）を用いた。

（ｂ） ■実施例１において前記化合物例１のかわりに下記化合
物（Ｃ）を用いた。

（Ｃ） 上記実施例、比較例で作製した記録媒体に波長７９Ｏｎ
＠の半導体レーザー光を用い基板側より記録周波数１　
、２５ＭＨｚ、線速２．１ｍ／ｓｅｅで情報を書き込み
再生し、そのスペクトル解析（スキャニングフィルター
バンド幅３０　ＫＨｚ）を用いＣ／Ｎ！　ｌ’ｌｓ　　
　　　　　　　　　　’−ｚ　ｎｓ比を測定し、それを
初期値とし、各々の記録媒体に２０，０００ルツクスの
タングステン光を５０時間連続照射して再生劣化加速試
験を行い、その時のＣ／Ｎ比と初期値とを比較した。

第２表　Ｃ／Ｎ比（ｄＢ） 〔効　　果〕 （１）光や熱に対する安定性が高く、保存性に優れ、再
生劣化が少ない。

（２）半導体レーザーに対して高感度であり。

高コントラストの記録特性を有する。

＼−４，＋１ −・、−→

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、記録層中に下記の一般式（ I ）で示される化合物
   を含有させたことを特徴とする光情報記録媒体。 ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） 式中、Ｒ＿１は、水素、置換または未置換のアルキル基
   よりなる群から選らばれた基、 Ｒ＿２は、水素、置換または未置換のアルキル基、アリ
   ール基、アラルキル基、 よりなる群より選らばれた基、とくにＲ＿１とＲ＿２は
   連結してアルキレン基を形成しててもよい。 Ｒ＿３〜Ｒ＿７は、水素、置換または未置換のアルキル
   基、アルコキシ基よりなる群からそれぞれ独立して選ら
   ばれた基、 Ｒ＿８、Ｒ＿９は、水素、置換または未置換のアルキル
   基、アリール基、スチリル基、複素環基よりなる群から
   それぞれ独立して選らばれた基、 Ｌは、メチン基または４あるいは６つのメチン基が共役
   二重結合を形成するように結合している２価の基であっ
   て、 該基は置換基があってもなくてもよい。 Ｙは、水素、アルキル基、アラルキル基、アルコキシ基
   、シアノ基、ニトロ基またはハロゲンである。 ｍは０または１。