JPH04190011A

JPH04190011A - ガス燃焼器の点火方法

Info

Publication number: JPH04190011A
Application number: JP2323474A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Yoshimura; 茂吉村; Shinji Takenaka; 竹中　慎二
Original assignee: Rinnai Corp
Current assignee: Rinnai Corp
Priority date: 1990-11-26
Filing date: 1990-11-26
Publication date: 1992-07-08
Also published as: KR920010215A; KR950014529B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野及び発明の概要］本発明は、ガス燃焼器の点火方法に関するもので、ガス
バーナへの点火動作が速やか且つ円滑に行われるように
したものである。

［従来技術及び課題］被加熱物を加熱するガスバーナは、風呂釜や給湯器、更
にはテーブルコンロ等の全てのガス器具に組込まれる該
器具に本質的な部品であり、該ガスバーナへの円滑且つ
安定した点火・燃焼の動作の確保は全てのガス器具に共
通する重要な事項である。

ガスバーナへの点火動作は、該ガスバーナの近傍に配設
したイグナイタ等の点火装置と、ガスバーナが燃焼状態
になったことを検出する点火確認装置を利用して行うが
、従来は、ガスバーナへのガス供給量を最大状態に維持
して点火装置を動作させ、ガスバーナに炎が形成された
ことを点火確認装置が検出した後に給湯動作等の次の制
御に器具動作を移行させていた。

ところが、ガスバーナへのガス供給量を最大状態に維持
してこれへの点火動作を行うと、点火装置からガスバー
ナに着火するまでに、該ガスバーナ近傍に生ガスが充満
して爆発点火の心配が生じる。

一方、ガスバーナへのガス回路にガス比例弁を挿入し、
これにより、ガスバーナの燃焼量を制御する形式の給湯
器等では、ガス比例弁を絞ってガスバーナへのガス供給
量を制限しながらこれに点火し、これにより、上記爆発
点火を防止することも考えられる。そして、ガスバーナ
に点火した後は、該バーナの必要燃焼量が確保できるよ
うにこれへのガス供給量をコントロールする（ガス比例
弁の開度調整をする）のである。ところが、かかる場合
、点火時におけるガスバーナへのガス供給量が絞られて
いることから、該ガスバーナは、点火装置の対応部が部
分的に点火・燃焼し始めても、該点火部からガスバーナ
の燃焼面全体に炎が拡散し難い。従って、ガスバーナへ
の点火後に該ガスバーナの燃焼面全体に炎が形成される
までに時間を要する不都合が生じる。

このように、ガスバーナへのガス供給量を最大限にして
点火する場合も、又、ガス絞り状態で点火する場合も、
爆発、く火や円滑な、自火・燃焼の阻害に関する上記問
題が生じる。

本発明は、かかる点に鑑みて成されたもので、「ガスバ
ーナに、戦火する。戦火装置と、ガスバーナが燃焼状態
になったことを検知する。戦火確認装置を具備するガス
燃焼器の点火方法」において、ガスバーナの爆発点火を
防止すると共に１点火後速やかにガスバーナの燃焼面全
体に炎が拡散形成されるようにすることをその課題とす
る。

［手段］上記課題を解決する為の本発明の技術的手段は、　「ガ
スバーナへのガス供給量を絞り状態に維持して点火装置
を駆動させ、続いて、点火確認装置から点火確認信号が
出力されたときにはガスバーナへのガス供給量を増加さ
せ、その後、必要燃焼量に適合するようにガスバーナへ
のガス供給量を制御するようにしたｊことである。

［作用］上記技術的手段は次のように作用する。

ガスバーナへのガス供給量を絞った状態に維持して点火
装置を駆動させると、ガスバーナからのガス放出量が抑
えられた状態でこれへの声、火動作が実行されるから、
該ガスバーナが急激に燃焼し始めることはない。

次に、上記、中火装置からガスバーナに火移りしたこと
が戸、火確認装置の検知信号で確認されると、該検出信
号に基づいてガスバーナへのガス供給量を増加させる。

これにより、ガスバーナにおける点火装置の対応部分の
みが燃焼しても、上記ガス供給量の増加により、ガスバ
ーナの燃焼面全体に炎が拡散して行く。

爾後、既述と同様に、ガスバーナの必要燃焼量が確保で
きるように該ガスバーナへのガス供給量を調整する。

［効果］本発明は次の特有の効果を有する。

ガスバーナへのガス供給量を絞った状態で１点火部作さ
せると共に、これに点火した後は該ガスバーナへのガス
供給量を増加させて炎が該バーナの燃焼面全体に広がる
のを助けるようにしたから、該ガスバーナの爆発点火が
防止できると共にバーナの燃焼面全体に速やか且つ円滑
に炎が形成される。

［実施例］次に上記した本発明の実施例を図面に従って説明する。

第１図、第２図は本発明を給湯器に実施したものである
。

給湯回路（１）の下流端には出湯蛇口（１１）が配設さ
れていると共に、該給湯回路（１１に設けられた熱交換
器（ｌＯ）の上流側には水流スイッチ（１２）が挿入さ
れており、その出力は、制御装置（１３）に印加されて
いる。又、該制御装置（１３）には、出湯蛇口（１１１
の近傍に配設された湯温設定器（３）の出力と、ガスバ
ーナ（２）の炎を検知するフレームロンド等から成る点
火確認装置（２３）の出力が印加されている。そして、
制御装置（１３）によって、ガスバーナ（２）へのガス
回路に挿入されたガス比例弁（２１）や、ガスバーナ（
２）に点火するイグナイタ（２２）が動作制御されるよ
うになっている。

このものでは、制御装置（１３）に組込まれたマイクロ
コンピュータで動作制御せしめられるようになっており
、以下、該マイクロコンピュータに書き込まれた制御プ
ログラムを第２図のフローチャートに従って説明する。

■、　ＩＩＡ温設定設定器）に配設された温度設定ボタ
ン（３１）を操作することにより、湯温設定器（３）に
所望温度を設定し、その後、出湯蛇口（１１）を開けて
出湯操作を行うと、水流スイッチ（１２）がＯＮ信号を
出して該信号が制御装置（１３）に印加され、これによ
り、出湯蛇口ｆｉｌｌが開かれたことが確認される（図
面符合（７０）のステップ参照）。

００次に、ガス比例弁（２１）を全開時の８０％だけ開
てガスバーナ（２）へのガス供給量を絞り状態に維持す
ると共に、その後、この状態でイグナイタ（２２）を作
動させ、点火確認装置（２３）がガスバーナ（２）の燃
焼を確認するまでイグナイタ（２２）を作動状態に維持
し、その後、イグナイタ（２２）を停止させる（図面符
合（７１）〜（７４）のステップ参照）。すると、ガス
供給量が絞られた状態になっているガスバーナ（２）か
ら噴出するガス量は少ないことから、該ガスバーナ（２
）は爆発点火する心配が少なくなる。

■３次に、ガス比例弁（２１）を全開状態にしてガスバ
ーナ（２）を能力最大限で燃焼させ（図面符合（７５）
のステップ１町、この状態を一秒間だけ維持することに
よりガスバーナ（２）の燃焼面全体に炎が拡散するのを
助長させる（図面符合（７６）のステップ参照）。その
後、湯温設定器（３）の設定温度と湯温センサ（３２）
の検知温度が等しくなるようにガス比例弁（２１）の開
度を調整し、これにより、所望温度の温水の取出しを行
う給湯制御を行う（図面符合（７７）のステップ参照）
。

尚、上記実施例ではガスバーナ（２）への点火時にはガ
ス比例弁（２１）を８０％だけ開くようにしたが、該点
火時におけるガス比例弁（２１）の開弁度は、略５０％
〜８０％の範囲内であれば良い。

第３図に示す第２実施例は、本発明を風呂釜に実施した
もので、ガスバーナ（２）へのガス回路（２９）に挿入
された主弁（２５）を迂回するバイパス回路（２８）に
は、オリフィス（２７）とバイパス弁（２６）が挿入さ
れている。又、ガスバーナ（２）の近情にはイグナイタ
（２２）と点火確認装置（２３）が配設されている。

浴槽（４）と風呂釜用熱交換器（４１）を循環する追焚
き回路（４２）には循環ポンプ（Ｐ）が挿入されており
、浴槽内水は、ガスバーナ（２）の燃焼と循環ポンプｆ
Ｐｌの駆動によって強制的に循環追焚きされるようにな
っている。

又、浴室壁面には追焚きスイッチ（４４）が配設されて
いると共に、該追焚きスイッチ（４４）の出力は制御装
置（４３）に印加され、該制御装置（４３）によって主
弁（２５）や循環ポンプｆＰ１等の各部が制御されるよ
うになっている。そして、制御装置（４３）に組込まれ
たマイクロコンピュータには制御用プログラムが書き込
まれており、該制御用プログラムを同第４図に従って説
明する。

■、追焚きスイーツチ（４４）の投入を監視し、これが
投入されるとバイパス弁（２６）を開いてガスバーナ（
２）に能力限界の５０％のガス量を供給する（図面符合
（８０）、　　ｆ８１１のステップ参照）。又、循環ポ
ンプｆＰｌ　を駆動させて浴槽（４）内水を追焚き回路
（４２）内で循環させる。

０１次に、イグナイタ（２２）を駆動させ、ガス供給量
が能力限界の５０％に制限された上記ガスバーナ（２）
に点火させる。これにより、ガスバーナ（２）への爆発
点火を防止する。そして、点火確認装置（２３）の出力
からガスバーナ（２）が燃焼したことが確認できると、
主弁（２５）を開け、ガスバーナ（２）を能力最大限で
燃焼させる（図面符合（８２）〜ｆ８５１１’照）。、
これにより、ガスバーナ（２）の燃焼面全体に炎が拡大
して該ガスバーナ（２）が完全燃焼し、この状態で風呂
の追焚きを行う。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の構成図、第２図はその制
御説明図、第３図及び第４区は第２実施例の説明図であ
り、図中、（２）・・・ガスバーナ（２２）・・・点火装置（２３）・・・点火確認装置

Claims

【特許請求の範囲】

ガスバーナに点火する点火装置と、ガスバーナが燃焼状
態になったことを検知する点火確認装置を具備するガス
燃焼器の点火方法において、ガスバーナへのガス供給量
を絞り状態に維持して点火装置を駆動させ、続いて、点
火確認装置から点火確認信号が出力されたときにはガス
バーナへのガス供給量を増加させ、その後、必要燃焼量
に適合するようにガスバーナへのガス供給量を制御する
ようにしたガス燃焼器の点火方法。