JPH0418911B2 - - Google Patents

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JPH0418911B2
JPH0418911B2 JP29053186A JP29053186A JPH0418911B2 JP H0418911 B2 JPH0418911 B2 JP H0418911B2 JP 29053186 A JP29053186 A JP 29053186A JP 29053186 A JP29053186 A JP 29053186A JP H0418911 B2 JPH0418911 B2 JP H0418911B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
paint
doctor
coating
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP29053186A
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English (en)
Other versions
JPS63143961A (ja
Inventor
Joji Oka
Hideaki Iwakura
Akihiro Iritani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP29053186A priority Critical patent/JPS63143961A/ja
Publication of JPS63143961A publication Critical patent/JPS63143961A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は走行している板材を連続的に塗装す
る装置に関する。この発明は鋼板その他の切り板
あるいはコイル状の板材の塗装に適用される。 (従来の技術) 鋼板などの板材の連続塗装にロールコータ方式
塗装装置が広く用いられている。 このようなロールコータ方式塗装装置として、
たとえば特公昭60−56552号公報で開示された塗
装装置がある。この塗装装置は第2図に示すよう
に、帯状物Sが巻き掛けられるバツクアツプロー
ル4と、下部が塗料パン9中の塗料Pに浸された
ピツクアツプロール5と、所要のギヤツプをおい
てビツクアツプロール5に近接するとともに前記
帯状物Sに接するアプリケータロール3を備えて
いる。そして、回転するビツクアツプロール5に
塗料パン9の塗料Pが付着し、付着した塗料Pは
アプリケータロール3を経てバツクアツプロール
4に巻き掛けられた帯状物Sに付着される。 また、他の方式の塗装装置として実開昭61−
98569号公報で開示されたカーテンコーターがあ
る。このカーテンコーターは、塗装される基材の
搬送方向と同方向に回転駆動される塗布ロール
と、該塗布ロールの前方に塗布ロールよりも径が
小さく(逆回転駆動され)且つ該塗布ロールとの
間隔が調整され得るところのドクターロールと、
塗布ロールの下部に該塗布ロール面とその一端を
接する如く垂直あるいは垂直近く任意角度をもつ
た塗布ブレードとからなり、塗布ブレードに沿つ
て流下する塗料は塗装される基材表面に均一厚み
の塗膜を形成するように構成されたことを特徴と
している。 (発明が解決しようとする問題点) 前記特公昭60−56552号公報の塗装装置では、
ビツクアツプロールとアプリケータロールとはい
わゆるナチユナル回転をしている。すなわち、両
ロールは互いに逆方向に回転しており、両ロール
の周面が出会う位置で両周面は同じ方向に運動し
ている。このため、両ロールの間のロールギヤツ
プの出側領域でキヤビテーシヨンおよびフイラメ
ンテーシヨンが発生し、空気の混入による泡立
ち、また糸びき現象が起こる。この糸びき現象に
よりアプリケータロール表面に付着した塗料に筋
目状のむらが発生し、そのむらが帯状物の塗膜面
に転写され、塗膜面の平滑性を損なう。また、上
記のようなむらが防止するために、ビツクアツプ
ロールおよびアプリケータロールの周速、ならび
にビツクアツプロールとアプリケータロールとの
間のロールギヤツプの調整幅が制限される。 前記実開昭61−98569号公報で開示されたカー
テンコーターは、ドクターロールと塗布ロールと
は互いに逆方向に回転駆動されている。したがつ
て、上記特公昭60−56552号公報の塗装装置と同
様に、塗膜面の平滑性を損なうという問題があ
る。 また、前記カーテンコーターでは、通板速度、
ロール間隙、ロール周速等の塗装膜厚調整条件を
それぞれ適当に操作しても、最も薄くて25μm程
度(以下、乾燥膜厚で表示する)の薄膜しか安定
して得られないというのが現状であつた。すなわ
ち、カーテンコーターでは、塗装膜厚は(ロール
間隙からの吐出量)/(通板速度)によつて決
る。したがつて、たとえば20μm程度の薄膜塗装
を行なう場合、まずロール間隙ならびにドクター
ロールおよび塗装ゴムロールの周速を調整して、
ロール間隙から流出する塗料の吐出量を極めて少
なくする。これによつてもまた所定の塗装膜厚と
ならない場合には、通板速度を速くして塗装膜厚
を薄くする。しかし、通板速度を高くすると、鋼
板の走行による風圧が塗料カーテンに当つて塗料
カーテンがぶれる。あるいは塗料カーテンが走行
する鋼板により引つ張られて切れることがある。
このようなことから、カーテンコーターでは安定
した薄膜塗装ができなかつた。 (問題点を解決するための手段) この発明の塗装装置は、トランスフアロール
と、トランスフアロールに所要のギヤツプをおい
て近接するとともにトランスフアロールと同方向
に回転するドクターロールと、上記ドクターロー
ルに刃先が接するドクターナイフと、トランスフ
アロールに上端が接するブレードとを備えてい
る。そして、アプリケータロールがこれのロール
面が前記ブレードの下端にに接触または近接する
とともに、前記板材に接するようにして配置され
ている。 (作用) 回転しているトランスフアロールとドクターロ
ールとの間に供給された塗料は、両ロールの間の
ギヤツプから吐出し、トランスフアロール面に付
着する。付着した塗料はトランスフアロールの回
転とともに移動し、ブレードによりかき取られ
る。かき取られた塗料はブレード面に沿つて流下
し、アプリケータロールに付着してアプリケータ
ロールの回転とともに移動する。そして、塗料は
アプリケータロールから走行している板材に移さ
れ、板材に塗装膜が形成される。ロール周速およ
びロールギヤツプを調節して塗装膜厚を調節す
る。 塗料は同方向に回転しているトランスフアロー
ルとドクターロールとの間に供給され、両ロール
の間のギヤツプから吐出されるので、トランスフ
アロールに付着した塗料に筋目状のむらは発生し
にくい。また、トランスフアロール表面の塗料層
の膜厚が厚くなつた場合、薄いうねり状のむらが
発生することである。この場合、塗料がブレード
表面を流下する際、塗料の表面張力によつて塗膜
は平滑化される。したがつて、製品の塗膜にむら
が生じることはない。 また、塗料はブレードからすぐにアプリケータ
ロールに移されるので、板材の走行による風圧で
塗料カーテンが乱れたり、鋼板の走行による張力
が塗料カーテンに作用するようなことはない。こ
の結果、20μm以下の塗装膜厚であつても、塗料
カーテン切れを生じることはなく、安定して塗装
を行うことができる。 (実施例) 第1図はこの発明の一実施例を示すもので、板
材塗装装置の構成図である。 図面に示すように、塗装装置はトランスフアロ
ール1、ドクターロール2、アプリケータロール
3、およびバツクアツプロール4の4つのロール
を備えている。トランスフアロール1とドクター
ロール2とは、所要のギヤツプをおくようにして
互いに近接している。アプリケータロール3はト
ランスフアロール1の下方にあつて、鋼板Sに接
するようにして配置されている。バツクアツプロ
ール4はアプリケータロール3の直下にあつて、
塗装される鋼板Sが巻き掛けられる。バツクアツ
プロール4の上流側には鋼板Sを繰り出すペイオ
フリール、下流側には鋼板Sを巻き取るテンシヨ
ンリール(いずれも図示しない)がそれぞれ配置
されている。 トランスフアロール1、ドクターロール2、ア
プリケータロール3およびバツクアツプロール4
は、すべて同一方向に電動機(図示しない)によ
り回転駆動される。また、ドクターロール2は水
平方向に変位可能な軸受台(図示しない)に回転
自在に支持されている。軸受台を変位させてトラ
ンスフアロール1とドクターロール2との間のロ
ールギヤツプを調整する。 塗装装置はドクターロール2に刃先が接するド
クターナイフ7を備えている。ドクターナイフ7
はドクターロール2軸方向に沿つて延びており、
ドクターロール2表面に付着した塗料Pをかき落
す。また、トランスフアロール1の下端寄りに塗
料Pをかき取るブレード8が配置され、垂直姿勢
で固定されている。ブレード8はロール幅方向に
沿つて延びており、トランスフアロール面に接し
ている。 上記のように構成された塗装装置において、回
転しているトランスフアロール1とドクターロー
ル2との間に塗料Pを供給する。供給された塗料
Pは両ロールの間のギヤツプからはみ出し、トラ
ンスフアロール面に付着する。付着した塗料Pは
トランスフアロール1の回転とともに移動し、ブ
レード8によりかき取られる。かき取られた塗料
Pはブレード面に沿つて流下し、アプリケータロ
ール3に付着してアプリケータロール3の回転と
ともに移動する。そして、塗料Pはアプリケータ
ロール3から走行している鋼板Sに移され、鋼板
Sに塗装膜Fが形成される。 ここで、上記塗料装置による塗装例について説
明する。 塗装条件は次の通りである。 使用塗料粘度:50〜140秒(フオードカツプ
#4) 使用塗料固形分:25〜50% ラインスピード:40m/min ロール周速比 アプリケータロール:1.0〜2.0 トランスフアロール:0.5〜3.0 ドクターロール :0.1〜0.5 ロールギヤツプ(mm) トランスフア/ドクター:−0.3〜−0.5 アプリケータ/バツクアツプ:−0.1〜−0.5 乾燥膜厚:5〜40μm 上記塗装条件により塗装した結果、平滑かつ表
面欠陥のない製品が得られた。 第1表は塗装条件を変えて種々の乾燥膜厚を得
た例を示している。
【表】
【表】 (発明の効果) この発明の塗装装置によれば、塗膜面の平滑性
に優れ、塗膜欠陥のない製品を得ることができ
る。また、20μm以下の塗装膜厚であつても、塗
料カーテン切れを生じることはなく安定して連続
塗装を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すもので、板
材塗装装置の構成図、および第2図は従来の板材
塗装装置の構成図である。 1…トランスフアロール、2…ドクターロー
ル、3…アプリケータロール、4…バツクアツプ
ロール、5…ビツクアツプロール、7…ドクター
ナイフ、8…ブレード、9…塗料パン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 トランスフアロールと、トランスフアロール
    に所要のギヤツプをおいて近接するドクターロー
    ルと、前記ドクターロールに刃先が接するドクタ
    ーナイフと、トランスフアロールに上端が接する
    ブレードとを備え、前記トランスフアロールとド
    クターロールとを回転駆動しながら両ロールの間
    に塗料を供給し、トランスフアロールに付着した
    塗料をブレードによりかき取り、かき取つた塗料
    をブレード面に沿つて流下させ、走行している板
    材に塗料を付着させる板材の塗装装置において、
    前記ドクターロールがトランスフアロールと同方
    向に回転駆動され、アプリケータロールがこれの
    ロール面が前記ブレードの下端に接触または近接
    するとともに前記板材に接するようにして配置さ
    れていることを特徴とする板材の塗装装置。
JP29053186A 1986-12-08 1986-12-08 板材の塗装装置 Granted JPS63143961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29053186A JPS63143961A (ja) 1986-12-08 1986-12-08 板材の塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29053186A JPS63143961A (ja) 1986-12-08 1986-12-08 板材の塗装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63143961A JPS63143961A (ja) 1988-06-16
JPH0418911B2 true JPH0418911B2 (ja) 1992-03-30

Family

ID=17757231

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JP29053186A Granted JPS63143961A (ja) 1986-12-08 1986-12-08 板材の塗装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017118243B3 (de) 2017-08-10 2018-10-11 Thyssenkrupp Ag Bandbeschichtungsanlage und Verfahren zum Beschichten eines bandförmigen Metallbands mit einer Bandbeschichtungsanlage

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63143961A (ja) 1988-06-16

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