JPH04187776A - ポリイミド樹脂のエッチング方法 - Google Patents

ポリイミド樹脂のエッチング方法

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JPH04187776A
JPH04187776A JP31441690A JP31441690A JPH04187776A JP H04187776 A JPH04187776 A JP H04187776A JP 31441690 A JP31441690 A JP 31441690A JP 31441690 A JP31441690 A JP 31441690A JP H04187776 A JPH04187776 A JP H04187776A
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JP
Japan
Prior art keywords
polyimide resin
substrate
copper
etching
polyimide
Prior art date
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Pending
Application number
JP31441690A
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English (en)
Inventor
Shuichi Ogasawara
修一 小笠原
Tomoyoshi Takahashi
高橋 知良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はポリイミド樹脂の表面に無電解めっき、あるい
は引続き電解めっきを行うことにより銅被膜を形成し、
次いで熱処理を施すことによって得られた銅ポリイミド
基板を用いて回路を形成する方法に関する。
[従来の技術] ポリイミド樹脂は優れた耐熱性を有し、また機械的、電
気的および化学的特性も他のプラスチック材料に比べて
遜色が無いので、電気機器等の絶縁材料として良く用い
られている。例えば、プリント配線板(PWB) 、フ
レキシブルプリント回路(FPC)、テープ自動ボンデ
ィング(TAB)実装等は、このポリイミド樹脂上に銅
被膜を形成して得られた銅ポリイミド基板を加工して得
られる。
従来このようなPWB、FPCSTAB用の素材となる
銅ポリイミド基板は一般的にはポリイミド樹脂と銅箔と
を接着剤で貼り合わせるラミネート法が採られていた。
しかしながらこのラミネート法によって得られた基板で
は銅被膜のエツチング処理やフォトレジストの剥離処理
に際して基板の銅被膜とポリイミド樹脂の界面に存在す
る接着剤層に塩素イオンや硫酸イオン等の不純物が吸着
され、該基板上に形成された回路間隔が特に狭い場合に
は絶縁不良などの障害を起こす恐れがあった。このよう
な欠点を解消するためポリイミド樹脂表面に接着剤等を
介在させることなく直接的に金属層を形成させ銅ポリイ
ミド基板を得る方法が提案されている。例えば、ポリイ
ミド樹脂表面をエツチングし、活性化した後、触媒を付
与し、次いで無電解めっきをし、要すれば引続き電解め
っきを行うことにより銅ポリイミド基板を得、ポリイミ
ド樹脂と銅の高温での密着性および耐薬品性を改良する
ために該基板に120°C以上の熱処理を施すものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] 上記方法によって得られる銅ポリイミド基板は、高温環
境下でも銅被膜とポリイミド樹脂間に高い密着力が保た
れるばかりでなく、耐薬品性にも優れることからPWB
SFPC,TAB等の電子部品用の素材として好適であ
る。
ところで、上記電子部品の中でも最も高密度化が可能な
TABを製造する一般的な工程にはスプロケットホール
やデバイスホール等の孔を設ける工程がある。この工程
は、銅ポリイミド基板のポリイミド樹脂表面にレジスト
層を形成した後、所望のマスクを用いて露光し、現像し
て溶解しポリイミド樹脂の所望部を露出し、この部分を
エツチングして除去するものである。この方法で前記方
法により得られた銅ポリイミド基板のポリイミド樹脂の
エツチングを行った場合、従来と異なりポリイミド樹脂
のエツチングレジスト層で被覆された部分までエツチン
グされ、所望な形状の孔が得られないという新たな問題
が発生している。
本発明の目的は、ポリイミド樹脂に無電解めっきし、要
すれば引続き電解めっきして銅被膜を形成し、次いで熱
処理を施すことによって得られた銅ポリイミド基板のポ
リイミド樹脂部を溶解除去するに際して、所望の部分の
ポリイミド樹脂のみの溶解を可能とするポリイミド樹脂
のエツチング方法の提供にある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記問題点を解決すべく種々検討した結果
、ポリイミド樹脂表面とエツチングレジストとの密着性
が充分でないため、ポリイミド樹脂の溶解液がポリイミ
ド樹脂とエツチングレジストの界面に浸入し、該界面か
らポリイミド樹脂の溶解が進行し、結果的にエツチング
レジスト層で被覆され本来溶解されるべきでない部分の
ポリイミド樹脂の一部も溶解されてしまうことなどを見
いだし本発明に至った。
即ち、上記課題を解決するための本発明の方法は、ポリ
イミド樹脂に無電解めっきし、要すれば引続き電解めっ
きして銅被膜を形成し、次いで熱処理を施すことによっ
て得られた銅ポリイミド基板のポリイミド樹脂部を溶解
除去する方法において、該ポリイミド樹脂の表面を濃度
20重量%以上の硫酸によって洗浄した後に、エツチン
グレジスト層を形成し、該エツチングレジスト層に被覆
されていない部分のポリイミド樹脂をエツチングして除
去するものである。
[作用] ポリイミド樹脂に無電解めっきし、要すれば引続き電解
めっきして銅被膜を形成し、次いで熱処理を施して得ら
れた銅ポリイミド基板のポリイミド樹脂の表面とエツチ
ングレジストとの間に充分な密着性が得られない原因は
、該基板に熱処理を施した際にポリイミド樹脂表面に不
純物が付着し、この不純物が通常の洗浄法では完全に除
去できずポリイミド樹脂表面に残留するためと考えられ
る。
該不純物の発生機構については充分な知見が得られてい
ないが、該基板を熱処理した際にポリイミド樹脂内部か
ら発生した物質がポリイミド樹脂表面に強固に付着した
ものと考えられる。
本発明は該基板にエツチングレジストを塗布する前にポ
リイミド樹脂表面を硫酸で洗浄し、ポリイミド樹脂表面
とエツチングレジストの密着性を改良するものだが、こ
れはポリイミド樹脂表面の洗浄方法について種々検討し
た結果得られた知見であり、該不純物の除去に最も効果
のある洗浄法であると考えられる。
本発明においては濃度20重量%以上の硫酸を用いる。
硫酸濃度が20重量%以下である場合は、洗浄に際して
加温しても得られた基板のボリイミド樹脂表面とレジス
トとの間に十分な密着性が得られず、ポリイミド樹脂の
溶解除去の際に工、ツチングレジストに被覆されたポリ
イミド樹脂部も部分的に溶解される。
本発明における洗浄時間や用いる硫酸の温度は硫酸濃度
や基板の熱処理条件等によって異なり一概に決定できな
い。よって、処理に際してはあらかじめ予備実験等で洗
浄不足の発生しないように適切な条件を求めておく必要
がある。
また、ポリイミド樹脂のエツチングレジストは特殊なも
のを用いる必要はなく、ポリイミド樹脂の溶解液に耐性
のあるものであれば良く、またその形成条件は常法で充
分本発明による効果が得られる。
[実施例1] 鐘淵化学工業社製NPI−50型ポリイミドフィルム上
に無電解銅めっき法により厚さ 1,5μmの銅めっき
被膜を形成した後、該基板を真空加熱炉に静置して真空
度10 ”−’ torrにおいて昇温速度10°C/
min、で昇温し、400℃で1時間の熱処理を施した
後、室温まで冷却した。得られた基板を50重量%の硫
酸を含む水溶液に25℃で2分間浸漬し、充分水洗した
後乾燥した。その後該基板の銅めっき被膜上に東京応化
工業社製フォトレジスト PMERHC−600を厚さ
40μmに均一に塗布し、70°Cで30分間乾燥した
。その後該基板のポリイミド樹脂表面に富士薬品工業社
製フォトレジス) FSR−Sと希釈液FSR−Tの等
体積比の混合液を厚さ10μmに均一に塗布し70℃で
30分乾燥した。得られた基板のPMER側にインナー
リード部においてリード幅70μm、リード間隔60μ
mのリードが形成されるようにマスキングを施し、一方
FSR側にはデバイスホールおよびスプロケットホール
が形成されるようにマスキングを施し、それぞれのフォ
トレジスト層に10100O/cm”および100 m
J/cm″の紫外線を照射した後現像を行った。その後
露出した銅の無電解めっき被膜上に厚さ35μmの銅を
電気めっきしてPMERの剥離を行った後無電解銅めっ
き被膜を電気銅めっき被膜をマスクとして溶解除去を行
った。
その後電気銅めっき被膜および露出したポリイミド樹脂
表面に富士薬品工業社製フォトレジストFSR−Sを厚
さ 15μmに均一に塗布し130℃で30分間乾燥し
た。
上記処理によって得られた基板を抱水ヒドラジンに50
°Cで5分間浸漬してポリイミド樹脂の溶解除去を行っ
た。さらに該基板よりFSRを剥離することによってイ
ンナーリード部においてリード幅 70 μm1 リー
ド間隔 60 μmのリードを持つTABテープを得た
得られたTABテープにおけるポリイミド樹脂開孔形状
は良好であり、電気的、機械的、耐熱性、に優れている
TABテープを精度良く、かつ安定して製造することが
できた。
[実施例2] 基板の洗浄を20重量%の硫酸を含有する溶液を用い5
0°Cで2分行った以外は実施例1と同様な手順でTA
Bテープを製造した。
得られたTABテープにおけるポリイミド樹脂開孔形状
は良好であり、電気的、機械的、耐熱性、に優れている
TABテープを精度良く、かつ安定して製造することが
できた。
[比較例1] 実施例1の工程において、硫酸による基板の洗浄は行わ
ず、その他の工程は実施例1と同様な手順でTABテー
プを製造した。
得られたTABテープにおけるポリイミド樹脂開孔形状
は、デバイスホール部およびスプロケットホール部にお
いて100μm程度のオーバーエツチングが観察され、
このTABテープを電子部品として用いた場合信頼性に
欠けるものとならざるを得ない。
[比較例2] 基板の洗浄を10重■%の硫酸を含有する溶液を用い5
0°Cで10分行った以外は実施例1と同様な手順でT
ABテープを製造した。
得られたTABテープにおけるポリイミド樹脂開孔形状
は、デバイスホール部およびスプロケットホール部にお
いて70μm程度のオーバーエツチングが観察され、こ
のTABテープを電子部品として用いた場合信頼性に欠
けるものとならざるを得ない。
[発明の効果] 本発明の方法によれば、ポリイミド樹脂表面どエツチン
グレジストの密着性が改良され、この結果、ポリイミド
樹脂のエツチング精度が向上し、電気的、機械的、熱的
に優れているTABテープを精度良く、かつ安定して製
造することができる。
・特許出願人 住友金属鉱山株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ポリイミド樹脂に無電解めっきし、要すれば引続き電
    解めっきして銅被膜を形成し、次いで熱処理を施すこと
    によって得られた銅ポリイミド基板のポリイミド樹脂部
    を溶解除去する方法において、該ポリイミド樹脂の表面
    を濃度20重量%以上の硫酸によって洗浄した後に、エ
    ッチングレジスト層を形成し、該エッチングレジスト層
    に被覆されていない部分のポリイミド樹脂をエッチング
    することを特徴とするポリイミド樹脂のエッチング方法
JP31441690A 1990-11-21 1990-11-21 ポリイミド樹脂のエッチング方法 Pending JPH04187776A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003031625A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Sumitomo Metal Mining Co Ltd ポリイミド樹脂の加工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003031625A (ja) * 2001-07-11 2003-01-31 Sumitomo Metal Mining Co Ltd ポリイミド樹脂の加工方法

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