JPH04187649A - ジクロルトルエンの異性化法 - Google Patents

ジクロルトルエンの異性化法

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JPH04187649A
JPH04187649A JP2316316A JP31631690A JPH04187649A JP H04187649 A JPH04187649 A JP H04187649A JP 2316316 A JP2316316 A JP 2316316A JP 31631690 A JP31631690 A JP 31631690A JP H04187649 A JPH04187649 A JP H04187649A
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仁郎 中谷
Yasuhiro Mangaya
萬ケ谷 康弘
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/35Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions not affecting the number of carbon or of halogen atoms in the reaction
    • C07C17/358Preparation of halogenated hydrocarbons by reactions not affecting the number of carbon or of halogen atoms in the reaction by isomerisation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はジクロルトルエン(以下、DCTと略称する)
の異性化法に関する。
DCTの異性体のうち、いくつかの単体は医農薬の中間
体として非常に有用であり需要も多い。
〈従来の技術〉 一般に、工業的にはDCTはトルエンのジクロル化によ
って製造されるため、得られるのはDCT異性体の混合
物である。具体的にはこの方法による異性体の種類およ
び異性体の生成比率は、2.4−DCT  20〜35
%、2.5− DCT  25〜55%、2.6−DC
T  5〜25%、2.3−DCT  8〜12%、3
.4− D C75〜12%である。そのために、ある
異性体を単体として利用する場合はこれらの中から目的
とする異性体を分離しなければならない。分離する手段
として、蒸留法による分離では各異性体の沸点が互いに
接近しているために困難である。各異性体の沸点は次の
とおりである。
そこで、特開昭60−42340号公報に示されるよう
に吸着分離あるいは吸着分離と蒸留法の組合せによって
、はじめて異性体の分離が可能となる。
目的とするDCT異性体を分離除去した残りのDCT異
性体液を異性化反応させ、再びその液中の目的とする異
性体濃度を増大させ、そこからまた分離除去するという
サイクルを繰返すことは経済的にも有利である。
このような異性化反応を行う方法として、特開昭58−
144330号公報に、モルデナイト型ゼオライトによ
る異性化方法が開示されている。しかし、この方法は異
性化能が十分てなく、かつ反応時間とともに異性化能が
低下するという問題点を抱えていた。これらの問題点を
解決する方法として、酸型ゼオライトにレニウムまたは
銀を添加し、さらにリンおよび/またはフッ素成分を加
える方法が特開平]−−258633号公報に開示され
ている。
〈発明か解決しようとする課題〉 しかしながら、これらの方法においてもなお多くの副反
応が起こるため、経済的にDCT異性体を製造するにあ
たって問題を残していた。
すなわち、これら従来知られた異性化触媒は、目的とす
る異性化反応と同時に例えば脱クロル化反応、トランス
アルキル化反応などの多くの副反応も引起こすため、効
率のよいDCTの異性化という点からは十分であるとは
いい難い。
本発明者らは、かかる問題点を解消し、工業的により優
れた異性化触媒を開発すべく検討を重ねた。その結果、
ゼオライトを合成する際に、使用するアルミニウム原料
の一部をホウ素または鉄に置換えて合成したホウ素また
は鉄含有ゼオライトの酸型体を触媒の主成分とすること
により、副反応を抑制し異性化反応への選択性を向上せ
しめることを見出した。
〈課題を解決するための手段〉 すなわち本発明は、DCT異性体混合物を、(イ)ホウ
素または鉄含有ゼオライトの酸型体並びに (III)  レニウムおよび/または銀を含む触媒に
、水素存在下で接触せしめることを特徴とするDCTの
異性化法である。
本発明において用いられる酸型ゼオライトとしては、D
CT異性体を異性化できるものであればいずれのゼオラ
イトも用いることができるが、その中でも特に好ましい
のはモルデナイト型ゼオライトである。モルデナイト型
ゼオライトの特徴的なX線回折パターンは表1のとおり
である。
表   ] 10.2  ±0.2W 9.0  ±0.2 3 6.56±0.I8 6.40±0.1M 6.05±0.1  W 5.80±0.IM 4.52±0.08 M 3.99±0.083 3.83±0.08 W 3.76±o、os w 3.53±0.05 W 3.46±0.05 VS 3.38±0.053 3.28±0.05 W 3.20±0.058 3.15±0.05 W 2.89±0.05 M 2.51±0.05 W ただし、VSは非常に強い、Sは強い、Mは中程度に強
い、Wは弱いを示す。
ホウ素または鉄含有ゼオライトの合成法は例えば特公平
2−27283号公報、特開昭55−126529号公
報などに記載の方法に準して行われる。
これらに記載の方法に従うにあたって、アルミニウムの
一部をホウ素または鉄で置換することにより本発明の目
的に適用されるホウ素または鉄含有ゼオライトを合成す
ることができる。
ホウ素源としては塩化ホウ素、またはホウ酸か好ましく
利用される。一方、鉄源としては硫酸鉄、硝酸鉄または
塩化鉄が好ましく利用される。
ホウ素または鉄の含有量は、ホウ素原子または鉄原子と
して計算してゼオライト全体の0.01〜2重量%であ
る。特に好ましくは0.05〜1.0重量%である。
本発明において、ゼオライトから触媒を調製するにあた
り、その各工程の処理の簡易さから、ゼオライトは転動
法、押出法、または圧縮法によりあらかじめ成形するこ
とが好ましい。もし成形するに必要ならば、アルミナゾ
ル、粘土などのバインダーを加えてもよい。この成形体
は通常、300〜700℃で焼成してから各処理が施さ
れる。
本発明の異性化反応において使用されるゼオライトは、
酸型体に変換して用いられる。酸型体は、ゼオライト中
の陽イオンを水素イオンあるいは2価以上の多価カチオ
ンに交換することによって得られるが、特に活性の点か
ら、交換カチオンが水素イオンである方が好ましい。
一般にゼオライト中のカチオンを水素イオンに変えるに
は、直接酸水溶液でイオン交換するか、またはアンモニ
ウムイオンでイオン交換して、次いで焼成する方法で行
われる。また、カチオンサイトのイオンが有機窒素含有
カチオンである場合には焼成によりこれを分解して、水
素イオンに転化することができる。
本発明で使用する触媒にレニウムを導入する方法として
は含浸法、混練法などがある。レニウム供給源は過レニ
ウム酸、過レニウム酸アンモニウム、塩化レニウムなど
であるが、いずれの場合も触媒中の含有量はレニウム原
子とじて計算して全触媒量の約0.01重量%から約2
.0重量%である。特に好ましくは約0.05重量%か
ら約1.0重量%である。銀を触媒中に導入する方法は
イオン交換法、含浸法、混練法がある。
銀供給源は、イオン交換法および含浸法の場合、銀処理
が水溶液で行われるために水溶性のものでなければなら
ない。その例として、硝酸銀が挙げられる。混練法の場
合、塩化銀、炭酸銀などの非水溶性化合物でもよい。こ
れらの方法のうちイオン交換法がゼオライト中に均一に
銀イオンを分散できるので好ましい。
また、本発明で使用する触媒は、さらにフッ素および/
またはリン成分を含むことが好ましい。触媒にリンおよ
び/あるいはフッ素を導入するには含浸法または混合法
により行う。リンあるいはフッ素成分は、リン原子ある
いはフッ素原子として全触媒量の0.05重量%から1
.0重量%含まれることが好ましい。リンあるいはフッ
素供給源は水溶性化合物が好ましく、例えばリン化合物
の場合、燐酸、燐酸アンモニウム、燐酸水素アンモニウ
ムなどが挙げられ、フッ素化合物の場合、フッ化アンモ
ニウムなどが挙げられる。
本発明の異性化触媒を用いて反応を行う条件として、ま
ず水素存在下で反応が行われることが必要である。水素
存在量は、供給原料であるDCTに対してモル比で0.
003モル1モル以上必要であり、その上限は経済性と
のかねあいで決まる。通常は10モル1モル以下である
かかる反応は、従来知られている種々の異性化操作に準
じて行うことが可能であって、気相反応、液相反応のい
ずれでもよい。しかしながら、気相反応では副反応によ
って生成した高沸点生成物が触媒上に堆積し、コーク成
分となり触媒の活性点を被毒する恐れがある。一方、液
相反応の場合は、高沸点生成物が触媒上に生成しても反
応液により洗い流されるため、気相反応に比べて活性点
が被毒される可能性は小さい。
このようなことから、反応は液相で行われることが好ま
しい。
また、固定床、移動床、流動床のいずれの方式も用いら
れるか、操作の容易さから固定床流通反応が特に好まし
い。
反応温度は通常200〜500°C程度であるが、特に
250〜450℃程度か好ましい。反応圧力は特に限定
されるものではないが、液相反応の場合、反応系を液相
状態に保たなければならない。重量空間速度(WHS 
V)は0.05〜10Hr−’、好ましくは0.1〜5
 H+−’テある。
かくして異性化によって得られたジクロルトルエン各異
性体は吸着分離法および/または蒸留法により分離され
る。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 イオン交換水309gにカセイソーダ13.85gを溶
かし、つづいて酒石酸(TA)13.51gを加えた。
次に硝酸鉄(IID9水和物2.64gを投入した。十
分撹拌後、アルミン酸ソーダ18、03 gを加え、2
.3時間撹拌した。最後に、含水ケイ酸粉末(93,3
%5i02)57.97gを投入した。このスラリー状
の混合物の組成はモル比で表して次のとおりである。
5i02/ (A1203+Fe203)  25Fe
203/Al2O30,1 T A / (A l 203 + F e 203 
)    2.50 H−/ S i O20,3 H20/ S iO220 これを内容積500 mlの耐圧気密容器に移し、十分
な撹拌下、160°Cで168時間反応を行った。生成
したゼオライトは蒸留水で十分洗浄後、約120℃で一
晩乾燥した。
得られたゼオライト(イ)をX線回折法で測定した結果
、表1に示したモルデナイト型ゼオライトのX線回折パ
ターンと実質的に同しであった。
ゼオライト(イ)中に含まれる鉄の含量を分析した結果
、0.69 w t%であった。
実施例2 実施例1と同様にしてゼオライトを合成した。
ただし、使用したカセイソーダは13.618g、アル
ミン酸ソーダは18.88g、硝酸鉄は1.38gとし
た。このスラリー状の混合物の組成はモル比で表して次
のとおりである。
S i 02 / (A l 203 + F e 2
03 )  25Fe203/Al2O30,05 TA、’ (A l 203+Fe 2o3)    
2.50H−/ S i O20,3 H20/ S io 2           20得
られたゼオライト(ロ)をX線回折法で測定した結果、
表1に示したモルデナイト型ゼオライトのX線回折パタ
ーンと実質的に同じであった。
ゼオライト(ロ)中に含まれる鉄の含量を分析した結果
、0.48 w t%であった。
実施例3 容器中でイオン交換水410gにカセイソーダ2.98
g溶かし、続いてアルミン酸ソーダ16.20gを加え
た。次に、酸化ホウ素0.215gを投入した。その後
、溶液を撹拌しながら水酸化テトラエチルアンモニウム
20%水溶液57.28gを徐々に加え、さらに2.3
時間撹拌した。最後に、含水ケイ酸粉末(93,3%5
i02)54.75gを投入した。このスラリー状の混
合物の組成はモル比で表して次のとおりである。
S i O2/ (A l 203 + B 203 
)    25B 203 / A l 203   
        Q、 1TEA’ / (TEA−+
Na’ )    0.3050 H−/ S i O
20,3 H2010H−102 これを内容積500 mlの耐圧気密容器に移し、十分
な撹拌下、160℃で168時間反応を行った。生成し
たゼオライトは蒸留水で十分洗浄後、約120℃で一晩
乾燥した。
得られたゼオライト(ハ)をX線回折法で測定した結果
、表1に示したモルデナイト型ゼオライトのX線回折パ
ターンと実質的に同じであった。
ゼオライト(ハ)中に含まれるホウ素の含量を分析した
結果、0.074wt%であった。
比較例1 容器中でイオン交換水309gにカセイソーダ]、 3
.36 g溶かし、続いて酒石酸13.5 ]、 gを
加えた。十分撹拌後、アルミン酸ソーダ19゜83gを
徐々に加えた。最後に、含水ケイ酸粉末(93,3%5
iO3)57.97gを投入した。
このスラリー状の混合物の組成はモル比で表して次のと
おりである。
S ] 02 / A 1203          
25TA/Al2O32,5 0H/ S 102            0.3H
20/SiO220 これを内容積500 mlの耐圧気密容器に移し、十分
な撹拌下、160℃で168時間反応を行った。生成し
たゼオライトは蒸留水で十分洗浄後、約120℃で一晩
乾燥した。
得られたゼオライト(ニ)をX線回折法で測定した結果
、表1に示したモルデナイト型ゼオライトのX線回折パ
ターンと実質的に同してあった。
実施例4 実施例1て合成したゼオライドロ)粉末に、アルミナゾ
ルをA1□03換算て15wt%添加して混練後10〜
24メツシュに押出成形し、約120°Cて一晩乾燥後
、540℃、2時間空気中で焼成した。このモルデナイ
ト成形体を絶乾基準で20g採取し、l Q w t%
塩化アンモニウム水溶液を用いて固液比2.0(1/k
g)、約90℃で5回イオン交換し、十分水洗した。
液切りを行った後、レニウム金属として0.1gを含む
過レニウム酸溶液に浸し、室温で3時間放置した。その
後、再び液を切り、約120°Cで一晩乾燥し、次いで
540℃、2時間焼成して触媒(A)を得た。この触媒
(A)はレニウムをレニウム金属として0.5 w t
%含んでいた。
この触媒(A)を用いて固定床流通式反応器を使用し、
表2に示す条件で液相でDCT異性化反応を水素の存在
下で行った。
その結果を表2に示す。
2、6− D CT異性体が、本触媒(A)により0゜
11%から7.97%と大幅に増大していることかわか
る。また、3.5−D CT異性体などの増大も観測さ
れる。
実施例5 実施例2て合成したゼオライト(0)粉末を用いて実施
例4と同様にして触媒(B)を製造した。
この触媒(B)はレニウムをレニウム金属として0、5
 w t%含んでいた。
この触媒(B)を用いて固定床流通式反応器を使用し、
表2に示す条件で液相でDCT異性化反応を水素の存在
下で行った。
その結果を表2に示す。
実施例6 実施例3て合成したゼオライト(ハ)粉末を用いて実施
例4と同様にして触媒(C)を製造した。
この触媒(C)はレニウムをレニウム金属として0、5
 w t%含んでいた。
この触媒(C)を用いて固定床流通式反応器を使用し、
表2に示す条件て液相てDCT異性化反応を水素の存在
下で行った。
その結果を表2に示す。
比較例2 比較例1で合成したゼオライト(ニ)粉末を用いて実施
例4と同様にして触媒(D)を製造した。
この触媒(D)はレニウムをレニウム金属として0、5
 w t%含んでいた。
この触媒(D)を用いて固定床流通式反応器を使用し、
表2に示す条件て液相てDCT異性化反応を水素の存在
下で行った。
その結果を表2に示す。
ホウ素または鉄を含有しないゼオライトでは、2、6−
D CTへの異性化率がほぼ同じところで比較してDC
T回収率か低いことがわかる。しかも、活性が低いので
反応温度も高くしなければならない。
実施例7 実施例2で合成したゼオライト(ロ)粉末に、アルミナ
ゾルをAl2O3換算て15wt%添加して混練後、1
0〜24メツシユに押出成形し、約120℃で一晩乾燥
後、540℃、2時間空気中で焼成した。このモルデナ
イト成形体を絶乾基準で20g採取し、l Q w t
%塩化アンモニウム水溶液を用いて固液比2.0(e/
kg)、約90℃で5回イオン交換し、十分水洗した。
120℃で一晩乾燥した後、フッ化アンモニウム1.1
1gを蒸留水60m1に溶解した溶液にこれを浸し、室
温で3時間放置した。液切りを行った後、レニウム金属
として0.1gを含む過レニウム酸溶液に浸し、室温で
3時間放置した。
その後、再び液を切り、約120℃で一晩乾燥し、次い
で540℃、2時間焼成して触媒(Dを得た。この触媒
(E)はフッ素をフッ素原子として2wt%、レニウム
をレニウム金属として0.4 w t%含んでいた。
この触媒(Dを用いて固定床流通式反応器を使用し、表
3に示す条件て液相てDCT異性化反応を水素の存在下
で行った。
その結果を表3に示す。
表3より、触媒(E)は2.5− D CT異性化率、
DCT回収率ともに優れた触媒であることがわかる。
実施例8 実施例3て合成したゼオライト()1)粉末を用いて実
施例7と同様にして触媒(F)を製造した。
この触媒(F)はフッ素をフッ素原子として2wt%、
レニウムをレニウム金属トシて0.4 w t%含んで
いた。
この触媒(F)を用いて固定床流通式反応器を使用し、
表3に示す条件で液相てDCT異性化反応を水素の存在
下で行った。
その結果を表3に示す。
実施例9 実施例2て合成したゼオライト(ロ)粉末に、アルミナ
ゾルをAl2O3換算で15wt%添加して混練後、1
0〜24メツシユに押出成形し、約120℃で一晩乾燥
後、540℃、2時間空気中で焼成した。このモルデナ
イト成形体を絶乾基準で20g採取し、10wt%塩化
アンモニウム水溶液を用いて固液比2.0(ff7kg
)、約90℃で5回イオン交換し、十分水洗した。
120℃で一晩乾燥した後、燐酸アンモニウム0、13
1 gを含む水溶液に固液比2 (ff7kg)て浸し
、3時間放置した。液切りを行った後、レニウム金属と
して0.1gを含む過レニウム酸溶液に浸し、室温で3
時間放置した。その後、再び液を切り、約120°Cで
一晩乾燥し、次いで540℃、2時間焼成して触媒(G
)を得た。
この触媒fG)はリンをリン原子としてO’、 02 
wt%、レニウムをレニウム金属として0.4 w t
%含んでいた。
この触媒(G)を用いて固定床流通式反応器を使用し、
表3に示す条件で液相でDCT異性化反応を水素の存在
下で行った。
その結果を表3に示す。
実施例10 実施例2て合成したゼオライト(ロ)粉末に、アルミナ
ゾルをAl2O3換算で15wt%添加して混練後、1
0〜24メツシユに押出成形し、約120℃で一晩乾燥
後、540℃、2時間空気中で焼成した。このモルデナ
イト成形体を絶乾基準で20g採取し、10wt%塩化
アンモニウム水溶液を用いて固液比2. O((! /
kg)、約90℃で5回イオン交換し、十分水洗した。
液切り後、蒸留水40m1を加え、さらに30wt%の
硝酸銀溶液2.0gを添加し、室温で1時間放置後、約
70℃で1時間イオン交換を行った。次いで、十分水洗
して120℃で一晩乾燥した後、フッ化アンモニウム1
.11 gを蒸留水60m1に溶解した溶液にこれを浸
し、室温で3時間放置した。液切りを行った後、レニウ
ム金属として0.1gを含む過レニウム酸溶液に浸し、
室温で3時間放置した。その後、再び液を切り、約12
0℃で一晩乾燥し、次いで540℃、2時間焼成して触
媒(旧を得た。この触媒(H)はフッ素をフッ素原子と
して2 w t%、レニウムをレニウム金属として0.
4 w t%含んでいた。
この触媒(旧を用いて固定床流通式反応器を使用し、液
相てDCT異性化反応を水素の存在下で行った。
その結果を表3に示す。
比較例3 比較例1で合成したゼオライト(:)粉末を用いて実施
例7と同様にして触媒(1)を製造した。
この触媒(+)はフッ素をフッ素原子として2wt%、
レニウムをレニウム金属として0.4 w t%含んで
いた。
この触媒(1)を用いて固定床流通式反応器を使用し、
表3に示す条件で液相てDCT異性化反応を水素の存在
下で行った。
その結果を表3に示す。
ホウ素または鉄を含有しないゼオライト(ニ)では、フ
ッ素を含有させても、2.6−DCTへの異性化率がほ
ぼ同じところで比較してDCT回収率が低いことがわか
る。
〈発明の効果〉 本発明によれば、副反応を抑制し、異性化反応への選択
性か向上したジクロルトルエンの異性化法を提供するこ
とかできる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジクロルトルエンの異性体混合物を、(イ)ホウ
    素または鉄含有ゼオライトの酸型体並びに (ロ)レニウム成分および/または銀成分 を含む触媒に、水素存在下で接触せしめることを特徴と
    するジクロルトルエンの異性化法。
  2. (2)触媒がさらに (ハ)フッ素および/またはリン成分 を含む請求項1記載のジクロルトルエンの異性化法。
  3. (3)ゼオライトがモルデナイト型ゼオライトである請
    求項1記載のジクロルトルエンの異性化法。
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JPH0791204B2 (ja) 1995-10-04

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