JPH04185803A - 人工芝生用パイル糸および人工芝生 - Google Patents

人工芝生用パイル糸および人工芝生

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JPH04185803A
JPH04185803A JP2314991A JP31499190A JPH04185803A JP H04185803 A JPH04185803 A JP H04185803A JP 2314991 A JP2314991 A JP 2314991A JP 31499190 A JP31499190 A JP 31499190A JP H04185803 A JPH04185803 A JP H04185803A
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JP
Japan
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pile
yarn
pile yarn
tape
apparent thickness
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Pending
Application number
JP2314991A
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English (en)
Inventor
Toshio Morita
森田 寿夫
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MORITA SANGYO KK
Original Assignee
MORITA SANGYO KK
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Publication date
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  • Carpets (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本党明は、プラスチックテープヤーンをパイル糸とする
パイル布帛に成る人工芝生に関するものである。
(従来の技術〕 この種の人工芝生の多くはタフテッド機を用いて作られ
ている。即ち、ニードル11によりパイル系12 (パ
イル糸)を基布13に突き差して出来るパイル糸ループ
14をルーパー15で受は砲り、それをルーパー15と
ナイフ16とで剪断してカットパイル17にして作られ
る。
パイル糸には、幅が0.5〜3■・太さが100〜70
0デニールの扁平断面のプラスチック七ノフィラメント
テープヤーンを数本引き揃えたものと、@5〜20■の
プラスチ7クテーブヤーンの長さ方向に切り溝(スリッ
ト)を入れて開繊し、そのスリット左右のモノフィラメ
ントテープヤーン状の線条が長さ方向に飛び飛びに接合
されてネット状を成すスプリットヤーンが使用されてお
り、本願ではそれらの引き揃えたものと開繊されたもの
との双方を「パイル糸」と称するものとし、又、「プラ
スチック七ノフィラメントテーブヤーンJとは、後者の
スプリントヤーンのスリットにより左右に分けられて「
モノフィラメントテープヤーン状をなす線条」をも意味
するものとする。
テープヤーンは、通常のカーベットのパイルを構成する
紡績糸やマルチフィラメント糸と異なり剛直なものであ
るから、そのパイルは、基布から長柱状に突出したもの
となり、押圧荷重を受けて折り曲げられそのままセット
され易くベタリ易い。
特公昭54−27650や特公昭56−11778等に
開示される従来技術では、そのへタリを少なくするため
に、パイル糸を加熱熱セットしてテープヤーンに可撓性
と弾力性を付与している。
然るに、加熱熱セットしたパイルは、無撚のパイルと同
様に基布から長柱状に真直ぐに突出しており、パイル面
はブラシの如き外観を呈し、葉茎がランダム方向に傾倒
した天然芝生の観を呈しない。
人工芝生を天然芝生に陥似したものにする方法としては
、パイル糸を編み立てて熱セットし、それを解編して再
びパイル糸に引き戻し、それによって編み立てた際の編
目に謝った曲折をパイル糸に付与するニット・デニソト
法が採用されている。
従来、人工芝生用パイル糸のニット・デニソト処理は、
総デニールが3000デニール以下のパイル糸を通常の
丸編機で編み立てた編物を熱セットをして行われており
、その解編し引き戻されたパイル糸には、編目に謝った
曲折が5〜8菖の間隔で付けられており、その曲折箇所
の前後の弯曲角度βは180度以上になっており、テー
プヤーンは馬蹄形状に左右に弯曲しスプリングの如く弾
性伸縮し易い状態になっている。
このため、ニット・デニフト処理を施すことにより、パ
イルがランダム方向に幀倒し、スプリングやゴム紐の如
(伸縮弾性に富み、パイルのへタリ難い人工芝生を得る
ことが出来る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、タフチット°機によるパイル長Hは基布13
とルーパー15との距離Mにより設定されるものである
が、そのようにニット・デニフト処理されて伸縮弾性に
富むパイル糸12では、パイル長Hを基布13とルーパ
ー15との距離Mで設定しても、ルーパー15に係止さ
れているパイル系ループ14はカットされてルーパー1
5から外れると同時にスプリングの如く弾性収縮し、そ
の結果、パイル17は縮れ毛の如く短いものになってし
まう。
このためパイル密度(ニードルゲージ)を粗くすれば、
パンチパーマをかけたようにパイル17が基布13にへ
ばり着いてパイルW4(h)の薄い人工芝生18Lか得
られず、そのパイル自体がスプリング状を成した圧縮弾
性@後方の高いものであっても、そのようにパイル層1
9の厚みh−))<薄いので、天然芝生の如き踏心地を
与えるり7シ5ン性のある人工芝生は得られない。
、勿論、パイルN19を厚くするには、タフテッド機に
おける基布13とルーパー15との距離Mを、パイル糸
〈パイル糸12〉の弾性収縮分を見込んで長くするか、
又は、パイル密度(ニードルゲージ)を細かくして祷り
合うパイルが相互に凭れ合い絡み合って弾性収縮”〔難
くする゛ことが考えられるのであるが、強度上4・要と
されるニードル11の太すや長さとの関係上、基布13
とルーパー15の距離Mを長くしたりニード、ルゲージ
を細かくするにも限度があり、又、得られる人工芝生も
パイル目付の多いコスト高なものとなる。
そして、テニスコートや野球場等の球技場のグランドに
敷設される人工芝生では、ボールの弾み具合を天然芝生
に僚たちのにするために、土砂をパイル1f4e被せパ
イル間20を充填して使用されるのであるが、パイル1
7がパンチパーマをかけた頭髪の如く細かく絡み合った
緻密なパイル層19には土砂を充填することが出来ない
ので、テニスコートや野球場等のグランド、には使用す
ることが出来る人工芝生は得られない。
(発明の目的) そこで本発明は、パイルがランダム方向に傾倒していて
天然芝ヰ@観を呈し、パイル層が厚く天然芝生の如き踏
心地があり、而も、パイル間に土砂を充填して1球技場
のグランド、従も使用し得る人工芝生を提供しようとす
るものである。
〔発明の構成) 即ち本発明に係る人工芝生用パイル糸23は、数条のプ
ラスチック七ノフィラメントテーブヤーン22で構成さ
れ、テープヤーン22の見掛太さdが200〜1000
デニールであり、パイル糸全体23の見掛太さDが30
00〜30000デニールであり、パイル糸の軸芯24
が12〜100−の間隔りで曲折しており、その軸芯2
4の長さ1m当たりの一1M目数T、!:全体23の見
掛太さDとの比率K (=T/D)がO,OO03〜0
.03となる外撚を有し、パイル糸23の曲折箇所Pと
外撚とが熱セットされていることを特徴とするものであ
り、好ましくは、テープヤーン22の見掛太さdを30
0〜1000デニールとし、パイル糸全体23の見掛太
さDを5400〜30000デニールとし、パイル糸の
軸芯24を15〜60−の間隔して曲折させ、その自棄
の程度はパイル糸の半数以上の曲折箇所Pでの軸芯24
の最小曲率半径Rが4〜10■となる程度にし、下撚回
数Eと上撚回数Tの比率E/Tが0〜1.2となり軸芯
24の長さ1m当たりの上馬回数Tとパイル糸全体23
の見掛太さDの比率K (−T/D)が0.0003〜
0.015となる外撚を施す。
本発明に係る人工芝生21のパイル26は、かかるパイ
ル糸23によって構成されものであり、そのテープヤー
ン22の見掛太さdが200〜1000デニールであり
、パイル糸全体23の見掛太さDが3−000〜300
00デニールであり、パイル糸の軸芯24が12〜】0
0−の間隔して曲折しており、そみ軸芯24の長さ1m
当たりの撚回数Tと全体23の見掛太さDとの比率K 
(=T/D)がo、 o o 。
3〜0.03となる外撚を有し、パイル糸23の曲折箇
所Pと外撚とが熱セットされおり、パイル26がカット
パイルであって先端部分が開毛して個々のテープヤーン
22・22’・22″・・・・・〜・・・に分かれてお
り、−その開毛した個々のテープヤーンのパイル片2F
>1.2@J、2641−・・・・・・・−の曲折箇所
Pの半数以上が20〜164度となる角度αをもってテ
ープヤーンの長さ方向を変えて弯曲しており、その曲折
箇所Pと外撚を伸ばした状態でのパイル長Hが10.m
s以上のパイル26によって人工芝生210表面が構成
されていることを特徴とするものであり、好ましくは、
テープヤーン22の見掛太さdを300〜1000デニ
ールとし、パイル糸全体23の見掛太さDを5000〜
30000デニールとし、パイル糸の、軸芯24が15
〜60−の間隔りで曲折しており、パイル糸の半数以上
の曲折箇所Pでの軸芯24の1小嶺率半径Rが4〜10
5mであり、下#A回数Eと上撚回数Tとの比率E/T
がθ〜1.2となり徊芯24の墨さ1111I当たりの
上撚回数Tとパイル糸全体23の見掛太さDとの比率K
 (=T/D)が0゜004)3〜0.015となる外
撚を有し、パイル糸23の曲折箇所Pと外撚とが熱セッ
トされており、パイル26が力7トパイルであって先:
jt11部分が開毛して個々のテープヤーン22・22
′・22″・−・・−・・・に分かれており、その開毛
した個々のテープヤーンのパイル片2G1,26J、2
6N−・・−・・・・の曲折箇所Pの半数以上が20〜
160度となる角度αをもってテープヤーンの長さ方向
を変えて弯曲したものとし、その曲折箇所Pと外撚を伸
ばした状態でのパイル長Hを15〜30■にする。
ここに「見掛は大さd−DJとは、パイル糸23のデニ
ール数(W)をパイル糸23の素材の比重pで除した値
(W/ρ)を意味し、例えば比重0.9のポリプロピレ
ンの5000デニールのパイル系(23)では見掛は太
さ(D)が5555デニールとなり、比重1.14のナ
イロンの5000デ=−ルのパイル糸(23)では見掛
は太さ(D)が4370デニールとなり、比重1.7の
ポリ塩化ビニリデンの5000デニールのパイル糸(2
3)では見掛は太さ(D)が2980デニールとなる。
又、「軸芯」とはパイル糸内部の中立軸を意味し、「半
数以上Jとは左右に曲折して長さ方向に続くパイル糸の
左右に曲折する角部ないし弯曲箇所の半数以上を意味す
る。
又、「外撚」とは、下馬の逆方向に上撚を掛けるときは
その上撚を意味し、下馬を掛けずに一方向にのみ片撚を
掛けるときはその片撚を意味する。
そして又、「曲折と外撚を伸ばした状態での長さ」とは
、パイル糸の軸芯が左右に曲折した分だけ収縮した状態
にあるパイルの先端を摘んで引き伸ばした状態での長さ
を意味し、■体的に言えば「曲折と外撚を伸ばした状態
でのパイルに1(が10閣以上のパイル4とは、タフテ
ィング機に、6ける基布(13)とルーパー(15)の
距離(M)を10■以上に設定して形成されるパイルを
意味する。
パイル糸23の太さを見掛は太さ(d −D)で表わす
のは、繊維の重量と長さとの比としてのデニール数で示
される太さによってではなく、#II維の容積(体積)
と長さとの比としで示されるべき太さであり、言わば、
繊維の容積番手とも言うべき見掛は太さ(d −D>に
よって、本発明の効果が左右されるからである。
この点について更に説明すると、テープヤーン22の見
掛は大さdや全体23の見掛は大さDがそれぞれ200
デニールおよび3000デニール以下になると、ニット
・デニット処理されたテープヤーンが曲折箇所Pの前後
で輪を措くように馬蹄形状に大きく180度以上も弯曲
してスプリングの如く弾性伸縮し易い格好になり、パイ
ル26がルーバーから外れる際に弾性収縮して厚いパイ
ル層27が形成されず、逆に、それらの見掛は太さ(d
・D)がそれぞれ1000デニールおよび30000デ
ニールを超えると、パイル26が剛直になるしパイル糸
12を12〜100−の間隔(L)で曲折を付与し熱セ
ットすることが困難になり、この点からしてテープヤー
ン22の見掛太さdを200〜1000デニールにする
と共にパイル糸全体23の見掛太さDを3000〜30
000デニール、好ましくけ3500〜5000デニ一
ル以上で25000デニール以下にする。
撚回数Tと太さDの比率Kを0.0003〜0.03に
するのは、撚回数Tを一定にして大さDだけを太くすれ
ば、熱セットによりテープヤーン間22・22′が密着
してパイル糸全体23が棒のように硬くセットされ、開
毛したクツション性のあるパイル26は形成されず、逆
に、#lAiJMTを一定にして大さDを細くすれば、
モノフィラメント22を捩って可撓にしようとする加熱
による効果が薄れてしまい、その比率Kが0.03を超
える場合はカットパイルにするときパイル糸23が個々
のテープヤーン22に分かれて開毛し蝋くなると共に、
テープヤーンが大きく捩れて曲折箇所Pの前後が馬蹄形
状に大きく180度以上(α>180’)も弯曲したも
のとなり、テープヤーン22が個々に蝦旋状に熱セット
されスプリングの如く伸縮弾性に富むものとなって本発
明所期の効果が期待し難くなる。
従って、撚回数Tと大さDの比率には出来るだけ少なく
すること、例えば、見掛太さ(D)か5000デニール
のパイル糸23では、その比率Kが0、003となる1
5回/m程度の外撚(上撚・片撚)を掛けるとよく、そ
の撚回数Tは総して50回/m以下、好ましくは30回
/m以下(20回/m前後)となるようにするとよく、
その比率Kを0.015以下にすると概ね好結果が得ら
れる。
その場合、パイル糸23には下撚を掛けず片撚とするか
、又は、テープヤーン22を引き揃えるうえで下撚を必
要とするときは下撚数を上撚数よりも僅かに多くなる程
度にするとよく、下撚を掛ける場合には、下撚数Eと上
撚数Tとの比率E/Tがθ〜1.2程度になるようにす
るとよい。
尚、この比率E/Tが0とは、下撚数Eが0となる片撚
を意味する。
本発明において特に重要なことは、外撚を少なくし目、
つパイル糸全体23を太くして個々のテープヤーン22
が曲折箇所Pの前後で180度以上も長さ方向を変える
ように大きく弯曲しないようにすること、即ちテープヤ
ーンの形成するパイル片261.26J、2f;υ・・
・−・−・・の曲折箇所Pの半数以上が20〜160度
となる角度αで長さ方向を変えるようにすること、そし
て更に、パイル糸23に付与する曲折の間隔りを12〜
100mとすることである。
何故なら、カーペットのパイル長は通常101前後であ
り、人工芝生のタフテッド機上でのパイル長はカーペッ
トよりも稍々長めの10〜12−に設定されている。こ
のため、パイル糸23に付与する曲折の間隔りを12〜
100mにすると、1個のパイル(26)に含まれるパ
イル糸25の曲折箇所Pは1箇所以下となり、パイル糸
に外撚によってセットされた捩れも少なく、パイル糸の
見掛は大さDが3500デニ一ル以上と太く伸縮し難く
、而も、曲折箇所Pでの曲率半径Rが21以上でなだら
かに弯曲しているので、パイル26がルーパー(15)
とナイフ(16)とで剪断されて形成されるとき左程弾
性収縮せず、図示する如く曲折付形したパイル糸23を
パイル長Hに応した長さに分断して出来る1字状部分I
と5字状部分、1と0字状部分Uによるパイル片261
.26J、260・・・・・・・・・の混在したパイル
JW27が形成されることになる。
即ち、その1字状部分Iの形成するパイル261の長さ
はタフテッド機における基布とルーパーの距ml (M
)に匹敵する長さ(H)になる一方、3字状部分Jや0
字状部分Uの形成するパイル26J・26Uの長さはそ
れよりも若干短くなる。
そして、1字状部分iの形成するパイル261によって
、タフテッド機において設定した基布とルーパーの距離
に相応する所期の厚みHのパイル層27が形成される一
方、3字状部分Jや0字状部分Uの形成するパイル26
J  ・260が1字状部分lの形成するパイル26I
よりも短くなってパイル面の凹凸感が大きくなり、特に
3字状部分JやU字状部分Uの形成するパイル26J 
 ・261Jの先端が弯曲してランダム方向に向けられ
るので天然芝生に酷伯した踏心地の人工芝生21が得ら
れることになる。
従ってパイル糸23の曲折間隔りは12鶴以上、好まし
くは15〜20−以上にし、そうすることによってパイ
ル目付が少なく、パイル相互間で絡み合わず、パイル層
が厚く、而も、1字状部分Iと1字状部分JとU字状部
分Uが混在してパイルがランダム方向に傾倒した人工芝
生が得られる。
パイル26の状態でのテープヤーン22の曲折箇所Pの
弯曲角度αは20〜90度にすることが望ましいが、散
状のテープヤーン22・221・・・・・・−・・が引
き揃えられ加熱されたパイル糸23の状態での曲折箇所
Pの弯曲角度α1 (α″)はそれよりも大きい100
〜160度であってもよい、何故なら、タフティング過
程で加えられるテンションによって弯曲角度α′ (α
″)が180度(真直ぐ)になるように曲折箇所Pが引
き伸ばされ、そのとき幾分かは塑性変形し、それがカッ
トされてパイル26となりノーテンションの状態におか
れるときは、その塑性変形分だけ曲折箇所が広げられて
弯曲角度αが20〜90度になるからである。
本発明によると、このように1個のパイル26に含まれ
る曲折Pの数が少なく、バ2イル糸に外噂によりセット
された捩れも少なく、又、見掛は大さDが3500デニ
一ル以上と太く、而も、曲折箇所Pでは2■以上の曲率
半径Rをもって大きくなだらかに弯曲しているのでパイ
ル26が相互にatり合うことなく、而も又、に字状部
分子’pJ字状部分J或はU字状部分U等の様々な形状
のパイル片26L26J、261J・・・・・・・・・
が混在して凹凸の大きいパイルN427が形成され、そ
して更に、ルーバー(15)とナイフ(16)によるカ
ット時にパイル26が左程弾性収縮しないのでパイル密
度を粗くすることが出来るのでパイル間28に土砂が充
填し易くなり、かくしてテニスコートや野球場に好適な
人工芝生が得られることになる。
曲折箇所Pでの最小曲率半径Rは概して4〜10菖にな
るよう−にするとよい。
曲折間隔りを100w以下とする理由は、それが余り長
くなると真直ぐな1字状部分Iで形成されるパイル26
1が多くなり、1字状部分JとU字状部分Uで形成され
るパイル26J  ・26Uが少なくなり、パイル糸に
曲折を付けた意味がなくなるからであり、この点を考慮
し、パイル長Hを15〜30−とし、曲折箇所Pでの最
小曲率半径Rを4〜lO−にする場合には、曲折間隔り
を15〜20m以上で50〜60whLJ下にするとよ
い。
この様に、曲折間隔りが12〜60mであって曲折箇所
Pでの最小曲率半径Rが2−以上で5〜20■となる曲
折をパイル糸に付与するには、丸編機の編針ゲージを1
吋間の編針本数が2本以下(0,5〜2本/吋)となる
ように粗く設定してパイル糸を筒状に編み立てて熱セッ
トし、それを解編してパイル糸23に調製するとよい。
その場合、その解編からタフティングに至る過程で加え
られるテンションにより、曲折箇所Pが広げられて真直
ぐ(α#0°)になったときは、タフティング後の人工
芝生の原反のパイル面にパイル糸23の軟化点よりも若
干低めの温度のスチーミングを施し、それによって先に
熱セットした曲折をパイル面に再現させればよい。
〔発明の効果〕
以上の通り本発明によると、 (1)  パイル長が不揃いなパイル片261,26J
、260によって凹凸感が生し、それらがランダム方向
に傾倒しているので、外観が天然芝生に酷僚した人工芝
生21が得られる。
(2)  パイルがランダム方向に傾倒していると共に
、その開毛しないパイルの根元部分が太く腰があり、タ
フテッド機における基布とルーバーとの距離相応の厚い
パイル層が形成され、パイル相互の絡み合いが少ないの
で、天然芝生の如き踏心地を与える人工芝生21が得ら
れる。
(3)  パイル長が不揃いで一部のパイル261がパ
イル面に大きく突き出ており、パイル相互間の絡み合い
が少なく、パイル層が疎らで厚く、特にパイルの根元部
分が太く疎らになっていてパイル間の隙間が大きいので
、パイル間に土砂を充填して球技場のグランドに使用し
得る人工芝生21が得られる。
(4)  パイルを形成するパイル糸の伸縮弾性が少な
く、パイル密度を緻密にしなくともタフテッド機におけ
る基布とルーI−ζ−との距離相応の厚いパイル層が形
成されるので、目付が少なくパイル層の厚い人工芝生2
1が安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパイル糸の平面図、第2図は本発
明に係る人工芝生の側面図、第3図は従来のパイル糸の
平面図、第4図は従来の人工芝生のタフティング機上で
の側面図である。 11・・・ニードル、 12・・・パイル系、 13−
・・基布、14・・・パイル糸ループ、      1
5−・ルーバー、16・・・ナイフ、  17・・・パ
イル、  18−・・人工芝生、19・・・パイル層、
 20・−・パイル間、 21・・・人工芝生、22・
・・テープヤーン、        23・・・パイル
糸、24・・・軸芯、   26・・・パイル、  2
7・・・パイル層、28・・・パイル間。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)数条のプラスチックモノフィラメントテープヤー
    ン22で構成される人工芝生用パイル糸23において; テープヤーン22の見掛太さdが200〜1000デニ
    ールであり、パイル糸全体23の見掛太さDが3000
    〜30000デニールであり、パイル糸の軸芯24が1
    2〜100mmの間隔Lで曲折しており、その軸芯24
    の長さ1m当たりの撚回数Tと全体23の見掛太さDと
    の比率K(=T/D)が0.0003〜0.03となる
    外撚を有し、パイル糸23の曲折箇所Pと外撚とが熱セ
    ットされていることを特徴とする人工芝生用パイル糸。
  2. (2)数条のプラスチックモノフィラメントテープヤー
    ン22で構成される人工芝生用パイル糸23において; テープヤーン22の見掛太さdが300〜1000デニ
    ールであり、パイル糸全体23の見掛太さDが5000
    〜30000デニールであり、パイル糸の軸芯24が1
    5〜60mmの間隔Lで曲折しており、パイル糸の半数
    以上の曲折箇所Pでの軸芯24の最小曲率半径Rが4〜
    10mmであり、不撚回数Eと上撚回数Tとの比率E/
    Tが0〜1.2となり軸芯24の長さ1m当たりの上撚
    回数Tとパイル糸全体23の見掛太さDとの比率K(=
    T/D)が0.0003〜0.015となる外撚を有し
    、パイル糸23の曲折箇所Pと外撚とが熱セットされて
    いることを特徴とする人工芝生用パイル糸。
  3. (3)パイル26が数条のプラスチックモノフィラメン
    トテープヤーン22で構成されるパイル糸23により構
    成される人工芝生21において; テープヤーン22の見掛太さdが200〜1000デニ
    ールであり、パイル糸全体23の見掛太さDが3000
    〜30000デニールであり、パイル糸の軸芯24が1
    2〜100mmの間隔Lで曲折しており、その軸芯24
    の長さ1m当たりの撚回数Tと全体23の見掛太さDと
    の比率K(=T/D)が0.0003〜0.03となる
    外撚を有し、パイル糸23の曲折箇所Pと外撚とが熱セ
    ットされおり、パイル26がカットパイルであって先端
    部分が開毛して個々のテープヤーン22・22’・22
    ”………に分かれており、その開毛した個々のテープヤ
    ーンのパイル片26I、26J、26U………の曲折箇
    所Pの半数以上が20〜160度となる角度αをもって
    テープヤーンの長さ方向を変えて弯曲しており、その曲
    折箇所Pと外撚を伸ばした状態でのパイル長Hが10m
    m以上のパイル26によって表面が構成されていること
    を特徴とする人工芝生。
  4. (4)パイル26が数条のプラスチックモノフィラメン
    トテープヤーン22で構成されるパイル糸23により構
    成される人工芝生21において; テープヤーン22の見掛太さdが300〜1000デニ
    ールであり、パイル糸全体23の見掛太さDが5000
    〜30000デニールであり、パイル糸の軸芯24が1
    5〜60mmの間隔Lで曲折しており、パイル糸の半数
    以上の曲折箇所Pでの軸芯24の最小曲率半径Rが4〜
    10mmであり、下撚回数Eと上撚回数Tとの比率E/
    Tが0〜1.2となり軸芯24の長さ1m当たりの上撚
    回数Tとパイル糸全体23の見掛太さDとの比率K(=
    T/D)が0.0003〜0.015となる外撚を有し
    、パイル糸23の曲折箇所Pと外撚とが熱セットされて
    おり、パイル26がカットパイルであって先端部分が開
    毛して個々のテープヤーン22・22’・22”………
    に分かれており、その開毛した個々のテープヤーンのパ
    イル片26I、26J、26U………の曲折箇所Pの半
    数以上が20〜160度となる角度αをもってテープヤ
    ーンの長さ方向を変えて弯曲しており、その曲折箇所P
    と外撚を伸ばした状態でのパイル長Hが15〜30mm
    のパイル26によって表面が構成されていることを特徴
    とする人工芝生。
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