JPH04185603A - アミノ化キチン及びその製造法 - Google Patents

アミノ化キチン及びその製造法

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JPH04185603A
JPH04185603A JP31742590A JP31742590A JPH04185603A JP H04185603 A JPH04185603 A JP H04185603A JP 31742590 A JP31742590 A JP 31742590A JP 31742590 A JP31742590 A JP 31742590A JP H04185603 A JPH04185603 A JP H04185603A
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JP
Japan
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chitin
formula
group
deriv
halogen
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JP31742590A
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Inventor
Seiichi Tokura
清一 戸倉
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はキチンの溶液成形性の向上および熱可塑化シて
成形材料フィルム、ファイバへの応用、さらに新しい分
離材料、医用材料の応用を狙ったものである。
〔従来の技術〕
セルロースの熱可塑化については白石等(高分子加工、
500(1,982))に知られているかキチンの熱可
塑化は行なわれていない。
〔発明の解決しようとする課題〕
本発明者等はキチンの溶液成形性の向上および熱可塑化
することを目的として、一般式Cm)で示されるキチン
誘導体と一般式C■〕で示されるアミンとを反応させ、
目的通り一般式(1)で示されるアミノ化キチンが得ら
れることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は一般式([) ([I]式中AI及びA2は下記の構造であり、R” 
X’ X2 埜″″ X1〜X4はハロゲン原子又は−N B+tで望゛ x’ 〜x’の一部又は全部が−N−R”、R’〜RI
2は水素原子又は炭化水素基でA I 、 A 2のど
ちらもが水素原子の場合は除(。) である繰り返し単位からなり、〔η〕が0.2〜15 
di/gであることを特徴とするアミノ化キチン、並び
に 一般式[11) (〔■〕式中A3及びA4は下記の構造であり、X5〜
×8はハロゲン原子を示し、R””−R”は水素原子又
は炭化水素基でA3.A’のどちらも水素原子の場合は
除く。)のキチン誘導体に一般式[II[) ((■〕式中R21,Roは水素原子または炭化水素基
を示す。) を反応させることを特徴とするアミノ化キチンの製造法
に存する。
さらに詳細に説明するに一般式Ell)で表わされるハ
ロゲン化キチン誘導体は通常キチン粉末を40重量%の
水酸化ナトリウム水溶液にO〜10°Cで懸濁し−10
〜−30″Cで一夜冷凍してアルカリキチンを調製し、
大過剰の一般式〔■〕(〔バl〕式中R23〜RE?は
水素原子又は炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示
す。)をmえ] 0〜80″Cで反応させて一般式〔V
)で示されるキチン誘導体とし、 (〔V)式中A’ 、A6は下記の構造であり、但しA
S 、A 6の全部が水素原子でない。
RzgR:t。
R” Roll〜Ritは水素原子又は炭化水素基を示す。)
さらに一般式(V)で表わされるキチン誘導体をハロゲ
ンと反応させることにより100〜−50°Cで反応さ
せて、一般式[I[)で表わされるハロゲン化キチン誘
導体とする。一般式[’V)で表わされるキチン誘導体
と反応させるハロゲンとしては臭素が好ましい。
さらに一般式[11)で表わされるハロゲン化キチン誘
導体と一般式[■〕で表わされるアミンとを反応させる
ことにより一般式[1)で表わされるアミノ化キチンを
得ることが出来る。反応は第三級アミンの存在下あるい
はアルカリ水溶液の存在下で行なわれるが、アルカリ水
溶液の存在下で行なうことが好ましい。反応温度は20
0°c−O”cT:iI常は実施される。
本発明のアミノ化キチンの分子量は、メタノール中、温
度30°Cでの〔η〕で、0.2〜15み7g好ましく
は1〜5d17gである。
〔発明の効果〕
本発明によればアミノ化キチンである一般式(1)で示
される繰り返し単位のポリマーを好牧率で合成出来、溶
液成形性のあること及び溶融成形性があり、フィルム、
シート、各種成形体が提供でき、ガスバリヤ−性材料、
ガス分離膜等の選択性透過材料、生体用材料等に通用可
能である。
〔実施例] 以下、本発明を実施例によりさらに詳述するが、本発明
はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるも
のではない。
製造例1 アリル化キチンの調製 100dのフラスコに10gのα−キチン粉末を入れ、
40dの40重量%の水酸化ナトリウム水溶液中に懸濁
させた。o′cで1時間、−20″Cで20時間放置し
た。室温で20afのイソプロパツールを加え、解凍さ
せた。次に170d (40倍量)の臭化アリルを加え
、ヨウ素を痕跡量加え、室温で24時間、次いで、40
°Cで48時間反応させた。
反応終了後、イソプロパツール、アリルアルコール、臭
化アリルを濾別し、充分水洗後、メチルアルコールで4
0°C22時間抽出した。メチルアルコール抽出成分は
大量の脱イオン水中に加え沈澱させた。次に沈澱を濾取
し充分水洗した。この操作を3回繰り返した後、水湿潤
状態で暗所に保存した。
アリル化キチンの収率は69%であり、その内、メタノ
ール可溶部の割合は52%であり、メタノール不溶部の
割合は48%であった。また、メタノール可溶部につい
てメタノール中で30°Cで測定した[η]は2.63
 a/gであった。
製造例2 臭素化キチンの調製−1 製造例1で得られたメタノール不溶部のアリル化キチン
5gを250dの6%の臭素を含む四塩化炭素に懸濁さ
せ、5°Cで100時間放置し、臭素化を行なった。反
応後、メタノールで充分洗浄後、風乾した。
得られた臭素化キチンの収率は91%であった。
元素分析により臭素含有量を求めたところ、44゜5%
と高含有率であり、キチン繰返し単位あたり2.57個
の臭素が導入されたことに相当する。
製造例3 臭素化キチンの調製−2 製造例1で得られたメタノール可溶部のアリル化キチン
(メタノール中、30°Cで測定した〔η〕は2.63
 d1/g)を用いた以外は実施例1と同様に反応及び
後処理を行なった。得られた臭素化キチンの収率は63
%であった。元素分析より求めた臭素含量は46.5%
であり、キチン繰返し単位あたり2.82個の臭素が導
入されたことに相当する。
実施例1 製造例2より作成した臭素化キチン0.5gを用い、エ
タノール30d、トリエチルアミン0.1 lIlの存
在下でヘキシルアミン1,5gを用いて8時間還流シた
。200社の水で水洗し、20紙のメタノールで洗浄後
、さらに10M1のアセトンで洗浄し、乾燥した。その
結果ポリマー中の臭素含率は40.7重量%に低下し、
臭素置換度は1.05であった。収率は47%であった
実施例2 製造例3より作成した臭素化キチン0.5gを用い、4
%(W/V)水酸化カリウム水溶液30dを用いて8時
間還流後、実施例1と同様にし、アミノ化キチンを得た
。ポリマー中の臭素含率は6゜6重量%であり、臭素置
換度は0.09まで低下した。収率は54%であった。
実施例3〜6 使用するアミンを代えた他は実施例2と同様に行った。
結果を第1表に示す。
実施例7 実施例6で得られたアミノ化キチンの熔解性を調べた。
クロロホルム−トリクロロ酢酸(35重量%)、四塩化
炭素−トリクロロ酢酸(35重量%)、1.2−ジブロ
モエタン−ジクロロ酸6(35重量%)、1.2−ジブ
ロモエタン−トリクロロ酢酸(35重量%)、メチレン
クロリド−トリクロロ酢酸(30重量%)、抱水クロラ
ール(40重量%)に溶解することを確認した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例3で得られたアミノ化キチンの赤外線吸
収スペクトル図、第2図は実施例4で得られたアミノ化
キチンの赤外線吸収スペクトル図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼……〔 I 〕 (〔 I 〕式中A^1及びA^2は下記の構造であり、
    A^1:H又は▲数式、化学式、表等があります▼ A^2:H又は▲数式、化学式、表等があります▼ X^1〜X^4はハロゲン原子又は▲数式、化学式、表
    等があります▼でX^1〜X^4の一部又は全部が▲数
    式、化学式、表等があります▼、R^1〜R^1^2は
    水素原子又は炭化水素基でA^1、A^2のどちらも水
    素原子の場合は除く。) である繰り返し単位からなり、〔η〕が0.2〜15d
    l/gであることを特徴とするアミノ化キチン。
  2. (2)一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼……〔II〕 (〔II〕式中A^3及びA^4は下記の構造であり、A
    ^3:H又は▲数式、化学式、表等があります▼ A^4:H又は▲数式、化学式、表等があります▼ R^1^1〜R^2^0は水素原子又は炭化水素基でA
    ^3、A^4のどちらも水素原子の場合は除く。X^5
    〜X^8はハロゲン原子を示す)のキチン誘導体に一般
    式〔III〕 ▲数式、化学式、表等があります▼……〔II〕 (〔III〕式中R^2^1、R^2^2は水素原子また
    は炭化水素基を示す。) を反応させることを特徴とするアミノ化キチンの製造法
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