JPH0418479A - 感圧接着剤及びその粘着部材 - Google Patents

感圧接着剤及びその粘着部材

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JPH0418479A
JPH0418479A JP12233490A JP12233490A JPH0418479A JP H0418479 A JPH0418479 A JP H0418479A JP 12233490 A JP12233490 A JP 12233490A JP 12233490 A JP12233490 A JP 12233490A JP H0418479 A JPH0418479 A JP H0418479A
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pressure
sensitive adhesive
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polymer particles
weight
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JP12233490A
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Shigeru Fujita
茂 藤田
Makoto Sunakawa
砂川 誠
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、内部架橋した重合体粒子を含有してチキソト
ロピーな粘度特性を有してなり、パターン塗工性の良好
な感圧接着剤、及びその感圧接着層を部分的に有する粘
着部材に関する。
発明の背景 支持基材上に感圧接着層を部分的に設けてなる粘着部材
の提供が課題となって久しい。かかる粘着部材は、例え
ば電子部品等の種々の被着体を連続的に組立ライン等に
導入して目的とする製品を自動的に製造する方法におい
て、被着体を連設固定するためのキャリヤテープなどと
しても利用される。この場合、感圧接着層の部分的付設
ないしパターン塗工の要請は、被着体の接着に利用され
ない無駄部分の形成の省略もさりながら、その無駄部分
に塵等が付着しやすくてこれが被着体汚染の原因となる
こと、また被着体を連設固定したキャリヤテープを巻回
物として保管したときに、被着体が感圧接着層中に極僅
かではあるが埋没し、そのため被着体の側面が感圧接着
剤で汚染されて組立作業の妨げとなること、さらにその
埋没のために被着体をキャリヤテープより剥離離去する
ことが困難となり自動組立ラインへの適用が不能になる
など、感圧接着層の不要部分が致命的欠陥を誘発する場
合があること等に基づく。
従来の技術及び課題 従来、支持基材上に部分的に付設する用途に向けて調製
した感圧接着剤としては、溶剤リッチな希釈溶液型のも
の、水分散型のもの、成分単量体を未重合のまま含有す
るモノマー型感圧接着剤にポリマーを配合したものが知
られていた。
しかしながら、希釈溶液型の感圧接着剤にあっては、ス
クリーン印刷方式やグラビア塗工方式等でパターン塗工
する際に感圧接着剤が糸曵きを起こし、その予防のため
塗布速度を極めて遅くする必要があり塗布効率に劣る問
題点があった。
一方、水分散型の感圧接着剤にあっては、形成される感
圧接着層が耐水性等に乏しく、実用上の制約が大きい問
題点があった。
他方、モノマー型感圧接着剤にポリマーを配合してなる
ものは、支持基材に塗布した直後から流動を始め、重合
処理時にはすでに塗布パターンが変形しており、感圧接
着層を所望のパターンに形成しにくい問題点があった。
本発明は、パターン塗工時に糸曳きし難く、パターンの
形状制御性や感圧接着特性に優れるものの開発を課題と
する。
課題を解決するための手段 本発明は、特殊な重合方式で形成した内部架橋型の重合
体粒子を用いることにより上記の課題を克服したもので
ある。
すなわち本発明は、アルキル基の炭素数が4〜18のア
クリル酸系アルキルエステルを少なくとも用いて非水分
散重合してなる内部架橋し、かつ平均粒径が100μ鋼
以下の重合体粒子を含有することを特徴とする感圧接着
剤、及び 支持基材の片面、又は両面に前記の感圧接着剤からなる
暦を部分的に有することを特徴とする粘着部材を提供す
るものである。
作用 上記した内部架橋の重合体粒子を用いることにより、重
合体(弾性体)含有効果等が作用してチキソトロピーな
粘度特性を付与することができ、塗布時の糸曵きを回避
できて良好なパターン塗工性を示す。また塗布層がその
パターン、ないし形状を良好に維持し、溶媒に不溶で耐
水性に優れる感圧接着層を形成する。
発明の構成要素の例示 本発明における重合体粒子は、アルキル基の炭素数が4
〜18、就中8〜12のアクリル酸系アルキルエステル
の1種又は2種以上を成分とする。そのアクリル酸系ア
ルキルエステルの例としては、ブチル基、アミル基、2
−エチルヘキシル基、オクチル基、イソノニル基、デシ
ル基、ラウリル基、ステアリル基の如きアルキル基を有
するアクリル酸ないしメタクリル酸のエステルなどがあ
げられる。
重合体粒子の調製には必要に応じ、例えば架橋性の付与
、凝集力の向上、接着力の向上、耐水性の向上などを目
的として1種又は2種以上の共重合性単量体をアクリル
酸系アルキルエステルと同量以下用いてもよい。その共
重合性単量体の例としては、アクリル酸、メタクリル酸
の如き不飽和カルボン酸類、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
の如きアルキル基の炭素数が4〜18でないアクリル酸
系アルキルエステル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ルの如きビニルエステル類、その他アクリル酸グリシジ
ル、アクリル酸アミド、アクリロニトリル、スチレンな
どがあげられる。
本発明で用いる重合体粒子は、有機溶媒を用いて成分単
量体を非水分散重合しものであり、かつ内部架橋させた
もの、就中ゲル分率が30〜98%となるように内部架
橋させたものであると共に、その平均粒径が1100u
以下、就中0.1〜50μmのものである。その平均粒
径が100μsを超えるものではチキソトロピーな粘度
特性の付与性、細密なパターンの形成性に乏しくなる。
感圧接着剤における重合体粒子の含有量は、目的とする
感圧接着剤の固形分濃度等により異なるが、一般には1
0〜70重量%、就中20〜50重量%とされる。その
含有量が10重量%未満ではチキソトロピー性に乏しく
、70重量%を超えると流動性が低下してパターン塗工
性に乏しくなる。
前記の重合体粒子の調製は例えば、成分単量体を分散安
定剤の存在下、生成重合体が不溶の有機溶媒中で重合処
理することにより行うことができる。
用いる有機溶媒は、生成重合体を溶解させないものであ
ればよく、使用する成分単量体に応じて1種又は2種以
上が適宜に選択使用される。一般には、n−ヘキサンの
如き非極性の有機溶媒よりもアセトンや酢酸エチルの如
き極性の有機溶媒のほうが前記した生成重合体の不溶性
を満足しやすい。就中、メタノールやエタノールの如き
アルコール類を50〜100重量%用いたものが好まし
い。
また単量体として、特に主単量体としてアクリル酸ブチ
ルやアクリル酸アミルの如き比較的極性の高いものを用
いる場合には、溶媒の極性をさらに上げるべ(、必要に
応じ配合する溶液型の感圧接着剤との混和性、及び塗工
時の乾燥性を満足する範囲で水を添加してもよい。水の
添加、通例少量の水の添加で分散状態の安定性が向上す
る。
分散安定剤としては、重合時及び生成重合体粒子の分散
液の安定をはかるべ(、使用有機溶媒及び生成重合体の
双方に親和性を有する重合体が用いられる。就中、使用
有機溶媒と親和性を持つ成分、及び生成重合体と親和性
を持つ成分のグラフト共重合体、ないしブロック共重合
体が好ましく用いられる。特に、生成重合体の感圧接着
剤としての特性の点よりは感圧接着剤に近い組成、就中
感圧接着剤組成の分散安定剤が好ましい。かかる分散安
定剤としては、例えばアルコール系溶媒の場合には、ア
クリル酸エチル、アクリル酸ブチルの如きアクリル酸系
アルキルエステルと、アクリル酸、イタコン酸、2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸の如き極
性単量体との共重合体などがあげられる。分散安定剤の
使用量は重合系により異なるが、一般には成分単量体1
00重量部あたり1〜200重量部、就中3〜100重
量部である。その使用量が1重量部未満では分散液の安
定性に乏しいし、200重量部を超えると分散液の粘度
増大が大きくて好ましくない。
前記の非水分散重合に用いる重合開始剤としては例えば
、ベンゾイルパーオキシド、ビス(4t−ブチルシクロ
ヘキシル)パーオキシドの如き有機過酸化物類、2,2
−アゾビスイソブチロニトリル、2,2−アゾビス(2
,4−ジメチルバレロニトリル)の如きアゾ化合物類な
どがあげられる。
就中、有機過酸化物類によればそれだけで生成重合体粒
子の内部架橋を達成できて好ましい。
非水分散重合に際する単量体や重合開始剤、有機溶媒な
どの添加方式としては、例えば重合開始時に一括添加す
る方式、同じ組成又は異なる組成のものを順次滴下する
方式などがあげられる。
重合体粒子の内部架橋は公知の方式により達成すること
ができる。その例としては前記の有機過酸化物類を用い
る方式のほか、トリアリルイソシアヌレートやトリメチ
ロールプロパントリアクリレートの如き多官能性単量体
を成分単量体に用いて共重合させる方式、重合後に有機
過酸化物や架橋剤を添加して生成した重合体粒子に吸収
させ、それを架橋処理する方式などがあげられる。
非水分散重合により調製された内部架橋の重合体粒子の
分散液は、分散安定剤として多量の溶解性重合体を使用
した場合にはそのまま本発明の感圧接着剤として用いつ
る。また必要に応じ溶液型の感圧接着剤と混合して所望
の組成や濃度等に調製して本発明の感圧接着剤としても
よい。一方、前記分散安定剤の使用量が少量の場合には
、溶液型の感圧接着剤と混合して本発明の感圧接着剤と
される。その際、前記の重合体粒子の分散液は有機溶媒
を分散媒体とするので通例、溶液型の感圧接着剤との混
和性に支障はないが、必要があれば混和性を高める有機
溶媒等を加えてもよい。本発明の感圧接着剤の調製に際
しては、1種又は2種以上の非水分散重合による内部架
橋した重合体粒子、ないし溶液型の感圧接着剤を用いう
る。また通例、非水分散重合は高濃度モノマー下にて行
うので重合液も高濃度でありこの場合、溶液型の感圧接
着剤との混合に際しては適宜な溶媒組成、ないし濃度と
なるよう希釈してもよい。これにより必要以上の濃度低
下を伴うことなく均一混合しやすい溶媒組成に調製しう
る。その際、用いる溶媒には非水分散重合時の場合とは
興なり特に限定はない。
前記した溶液型の感圧接着剤における重合体の組成は、
非水分散重合による重合体粒子の組成と同じであっても
よいし、混和性を極端に阻害しない範囲で興なっていて
もよい。
本発明の感圧接着剤の調製に際しては、多官能性エポキ
シ系化合物、多官能性イソシアネート系化合物、多官能
性メラミン系化合物の如き接着力や凝集力等を調節する
ための架橋剤などが必要に応じ配合される。その配合量
は適宜に決定されるが通常、成分単量体100重量部あ
たり50重量部以下、就中10重量部以下である。
前記において、有機過酸化物の後添加により、あるいは
重合体粒子に導入した官能基を介して、溶液型の感圧接
着剤における重合体と共架橋させる配合にすれば、より
粘着特性に優れるものとすることができる。
本発明の感圧接着剤には、感圧接着剤に通常使用される
例えば粘着性付与剤などの添加剤の配合は支障ない。
本発明の感圧接着剤は、比較的高い固形分濃度であって
も、糸曵きを起こすことなくパターン塗工することがで
きる。
本発明の粘着部材は、かかる感圧接着剤からなる層を支
持基材の片面、又は両面に部分的に有するものである。
その製造は例えば、スクリーン印刷方式やグラビア塗工
方式等の適宜な部分塗布方式で、感圧接着剤を支持基材
上に部分的に塗布することにより行うことができる。感
圧接着剤の塗布パターンは任意であり使用目的に応じ適
宜に決定してよい。
電子部品等からなる被着体のキャリヤテープを得る場合
には例えば、被着体の所定の連設間隔に対応した間隔で
、被着体における接着面の形状に対応した形状、ないし
それよりも小さい面積で感圧接着層が設けられる。
支持基材としては適宜なものを用いてよい。第1図に例
示したように、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステルの如きプラスチックフィルム、発泡シート、紙な
いしラミネート紙、織布ないし不織布、そのラミネート
体、金属箔の如き薄葉体2を支持基材に用いて、感圧接
着層1を部分的に有するキャリヤテープや粘着テープな
どとしてもよいし、金属板やガラス板等の被着体を支持
基材に用いて、他の被着体に接着できるようにしてもよ
い。また、プラスチックフィルムやラミネート紙等を剥
離剤で処理するなどして形成したセパレータを支持基材
に用いてもよい。この場合には、セパレータ上の感圧接
着層を被着体に移着させる糊転写テープなどを得ること
ができる。第2図に例示したように、感圧接着層1をセ
パレータ3上にドツト状に点在させると任意な形状の被
着体に対して適用できる糊転写テープとすることができ
る。糊転写テープはその感圧接着層1に被着体を接着さ
せてそれを剥離することにより、被着体に感圧接着層が
転写ないし移着して被着体への感圧接着層の付設形態が
形成されるので、粘着テープを被着体の形状に応じた寸
法に切断成形処理する必要をなくすことができる利点を
有する。
支持基材への感圧接着剤の塗布厚さは適宜に決定してよ
い。本発明では、1111を超える塗布層ないし感圧接
着層の形成も可能である。
発明の効果 本発明の感圧接着剤は、非水分散重合による内部架橋し
た重合体粒子を含有してチキソトロピーな粘度特性を有
し、塗布時の糸曳きゃ塗布後の流動変形を起こし難くて
、所定形状のパターンに精度よ(、かつ高速に部分塗工
することができる。
また、厚さの均一性に優れる塗布層や、層厚の大きい塗
布層の形成性にも優れている。
従って、かかる感圧接着剤により被着体に対して無駄部
分のない感圧接着層を有する粘着部材を容易に得ること
ができる。また、形成された粘着部材は、パターンの形
成精度に優れる感圧接着層を有する。
実施例1 メタノール20部(重量部、以下同じ〉、アセトン20
部、アクリル酸2−エチルヘキシル50部、トリアリル
イソシアヌレート0.06部、アクリル酸エチル・メタ
クリル酸共重合体(97/3 、分散安定剤)10部、
2,2−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
0.1部からなる混合物を四ツロフラスコに入れ、撹拌
下に溶解させたのち窒素置換し、50℃に加温して非水
分散重合を開始させ、その後55〜60℃で8時間重合
させて乳白色の分散液を得た。分散液における固形分濃
度は60重量%であり(重合体粒子の濃度50重量%)
、重合体粒子のゲル分率は52%、その平均粒径は約5
0uiであった。
前記の分散液100部にベンゾイルパーオキシド0.6
部を含むメタノール溶液を添加し、室温で3時間撹拌し
て均一に混合し、固形分濃度57重量%(重合体粒子の
濃度48重量%)の本発明の感圧接着剤を調製した。
次に、前記の感圧接着剤を厚さ50μmのポリエステル
フィルムの上にスクリーン印刷方式で乾燥後の厚さが1
00μ蒙となるよう部分的に塗布した。塗布速度は0 
、1 m /秒である。また、部分塗布のパターンは直
径10+aの円が51の間隔で点在するものとした。そ
の際、糊切れがよくて重要きがな(良好なパターン塗工
性を示した。
ついで、前記の塗布物を150℃の熱風乾燥機中で3分
間加熱し、乾燥処理と架橋処理を行って感圧接着層が点
在する粘着部材を得た。
実施例2 メタノール25部、アクリル酸2−エチルヘキシル66
部、アクリル酸6部、アクリル酸ブチル・アクリル酸共
重合体(9515,分散安定剤)3部、ビス(4−t−
ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート0.
2部からなる混合物を四ツ目フラスコに入れ、撹拌下に
溶解させたのち窒素置換し、45℃に加温して非水分散
重合を開始させ、その後50〜60℃で8時間重合させ
て乳白色の分散液Aを得た。分散液における固形分濃度
は75重量%であり(重合体粒子の濃度72重量%)、
重合体粒子のゲル分率は65%、その平均粒径は約20
u+であった。
一方、酢酸エチル60部、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル36部、アクリル酸4部、2,2−アゾビスイソブチ
ロニトリル0.1部からなる混合物を四ツ目フラスコに
入れ、窒素置換後60℃に加温して溶液重合を開始させ
、その後60〜80℃で8時間重合させて重合溶液Bを
得た。この溶液における固形分濃度は40重量%であっ
た。
次に、前記の分散液A100部に多官能性エポキシ化合
物0.05部、酢酸エチル44部を加えて撹拌混合し、
固形分濃度が52重量%(重合体粒子の濃度50重量%
)の分散液としたのち、前記の重合溶液836部を加え
て撹拌混合し、固形分濃度50重量%(重合体粒子の濃
度40重量%)の本発明の感圧接着剤を得た。
ついで実施例1に準じ前記感圧接着剤をパターン塗工し
たのち、塗布物を120℃の熱風乾燥機中で3分間加熱
し、乾燥処理と架橋処理を行って感圧接着層が点在する
粘着部材を得た。なおパターン塗工時における糊切れが
よくて重要きがな(良好なパターン塗工性を示した。
実施例3 酢酸エチル25部、メタノール70部、メタクリル酸ラ
ウリル100部、トリメチロールプロパントリメタクリ
レート0.03部、酢酸ビニル・アクリル酸共重合体(
9515;分散安定剤)5部、ビス(4−t−ブチルシ
クロヘキシル)パーオキシジカーボネート0.3部から
なる混合物を四ツ目フラスコに入れ、撹拌下に溶解させ
たのち窒素置換し、45℃に加温して非水分散重合を開
始させ、その後50〜60℃で8時間重合させて乳白色
の分散液を得た。分散液における固形分濃度は52重量
%であり(重合体粒子の濃度50重量%)、重合体粒子
のゲル分率は35%、その平均粒径は約40utaであ
った。
前記の分散液100部にベンゾイルパーオキシド0.5
部、酢酸エチル25部を加えて撹拌混合し、固形分濃度
が42重量%(重合体粒子の濃度40重量%)の分散液
としたのち、実施例2で得た重合溶液842部を加えて
撹拌混合し、固形分濃度41重量%(重合体粒子の濃度
30重量%)の本発明の感圧接着剤を得た。
ついで実施例1に準じ前記感圧接着剤をパターン塗工し
たのち、塗布物を150℃の熱風乾燥機中で3分間加熱
し、乾燥処理と架橋処理を行って感圧接着層が点在する
粘着部材を得た。なおパターン塗工゛時における糊切れ
がよくて重要きがなく良好なパターン塗工性を示した。
実施例4 メタノール100部、アクリル酸イソノリル40部、メ
タクリル酸ブチル5部、アクリル酸5部、アクリル酸ブ
チル・アクリル酸共重合体(90/10 ;分散安定剤
)50部、t−ブチルパーオキシネオデカノエート0.
4部からなる混合物を四ツ目フラスコに入れ、撹拌下に
溶解させたのち窒素置換し、50℃に加温して非水分散
重合を開始させ、その後50〜60℃で8時間重合させ
て乳白色の分散液を得た。
分散液における固形分濃度は50重量%であり(重合体
粒子の濃度25重量%)、重合体粒子のゲル分率は32
%、その平均粒径は約2μmであった。
前記の分散液100部に多官能性エポキシ化合物0.0
2部、酢酸エチル25部を加えて撹拌混合し、固形分濃
度40重量%(重合体粒子の濃度20重量%)の分散液
として本発明の感圧接着剤を得た。
ついで実施例1に準じ前記感圧接着剤をパターン塗工し
たのち、塗布物を100℃の熱風乾燥機中で3分間加熱
し、乾燥処理と架橋処理を行って感圧接着層が点在する
粘着部材を得た。なおパターン塗工時における糊切れが
よくて重要きがなく良好なパターン塗工性を示した。
実施例5 メタノール95部、アクリル酸2−エチルヘキシル90
部、アクリル酸9部、メタクリル酸グリシジル1部、ト
リアリルイソシアヌレート0.4部、アクリル酸2−エ
チルヘキシル・アクリル酸共重合体(80/20 ;分
散安定剤)5部、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル
)パーオキシジカーボネート0.3部からなる混合物を
四ツ目フラスコに入れ、撹拌下に溶解させたのち窒素置
換し、45℃に加温して非水分散重合を開始させ、その
後50〜60℃で8時間重合させて乳白色の分散液Cを
得た。分散液Cにおける固形分濃度は52重量%であり
(重合体粒子の濃度50重量%)、重合体粒子のゲル分
率は81%、その平均粒径は約20μ霧であった。
一方、トルエン60部、アクリル酸2−エチルヘキシル
36部、アクリル酸3.6部、メタクリル酸グリシジル
0,4部、2.2−アゾビスイソブチロニトリル061
部からなる混合物を四ツ目フラスコに入れ、窒素置換後
60℃に加温して溶液重合を開始させ、その後60〜8
0℃で8時間重合させて重合溶液りを得たのちトルエン
33部を加えて希釈した。この溶液における固形分濃度
は30重量%であった。
次に、前記の分散液C100部と重合溶液D25部を撹
拌混合し、固形分濃度43重量%(重合体粒子の濃度3
0重量%)の本発明の感圧接着剤を得た。
ついで実施例1に準じ前記感圧接着剤をパターン塗工し
たのち、塗布物を150℃の熱風乾燥機中で10分間加
熱し、乾燥処理と架橋処理を行って感圧接着層が点在す
る粘着部材を得た。なおパターン塗工時における糊切れ
がよくて糸曳きがな(良好なパターン塗工性を示した。
比較例1 実施例2で得た分散液A100部に多官能性エポキシ化
合物0.35、酢酸エチル44部を加えて撹拌混合し、
固形分濃度が52重量%(重合体粒子の濃度50重量%
)の分散液とし、これに実施例2で得た重合溶液812
96部を加えて撹拌混合し、固形分濃度41重量%(重
合体粒子の濃度5重量%)の感圧接着剤を得た。
ついで実施例2に準じ前記感圧接着剤をパターン塗工し
たのち、塗布物を120℃の熱風乾燥機中で3分間加熱
し、乾燥処理と架橋処理を行って感圧接着層が点在する
粘着部材を得た。なおパターン塗工時における糊切れ性
が悪くて重要きを起こし、パターン塗工性は不良であっ
た。
比較例2 実施例2で得た分散液A100部に多官能性エポキシ化
合物0.04部、酢酸エチル1.4部を加えて撹拌混合
し、固形分濃度が74重量%(重合体粒子の濃度71重
量%)の分散液として感圧接着剤を得た。
ついで実施例2に準じ前記感圧接着剤をパターン塗工し
たのち゛、塗布物を120℃の熱風乾燥機中で3分間加
熱し、乾燥処理と架橋処理を行って感圧接着層が点在す
る粘着部材を得た。なおパターン塗工時における流動性
に劣り、パターン塗工性は不良であった。
比較例3 アセトン23.7部、メタノール23.7部、アクリル
酸2−エチルヘキシル50部、トリアリルイソシアスレ
ート0.06部、アクリル酸エチル・メタクリル酸共重
合体(97/3 、分散安定剤)2.5部、2,2−ア
ゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.1部か
らなる混合物を四ツ目フラスコに入れ、撹拌下に溶解さ
せたのち窒素置換し、50℃に加温して非水分散重合を
開始させ、その後50〜60℃で8時間重合させて乳白
色の分散液を得た。分散液における固形分濃度は52重
量%であり(重合体粒子の濃度50重量%)、重合体粒
子のゲル分率は54%、その平均粒径は約150μmで
あった。
ついで実施例1に準じて粘着部材を得た。なおパターン
塗工時における糊切れはかなりよいものの、所定パター
ンに対するはみだしや、不足が発生し、細密なパターン
塗工性に欠けていた。
比較例4 実施例2で得た重合溶液B100部に多官能性エポキシ
化合物0.02を加えて撹拌混合し、固形分濃度が30
重量%(重合体粒子は含有せず)の感圧接着剤を得た。
ついで実施例2に準じ前記感圧接着剤をパターン塗工し
たのち、塗布物を120℃の熱風乾燥機中で3分間加熱
し、乾燥処理と架橋処理を行って感圧接着層が点在する
粘着部材を得た。なおパターン塗工時における糊切れ性
が悪くて重要きを起こし、パターン塗工性は不良であっ
た。
評価試験 [糊切れ性J 実施例、比較例で得た感圧接着剤をポリエステルフィル
ムの上に、厚さ100μm、直径10m5の塗布層が5
mの間隔で点在するよう塗布速度0.1m/秒の条件で
塗布した際、感圧接着剤が重要きを起こすか否かを調べ
、重要きを起こさない場合を○、重要きが軽度の場合を
△、重要きが著しい場合を×として評価した。
[パターンの細密性J 前記に準じて形成した塗布層における各パターンの周辺
部が滑らかな場合を○、はみだしや不足のためにギザギ
ザ状になる場合を×として評価した。
[接着力J 実施例、比較例で得た感圧接着剤をポリエステルフィル
ム上にベタ塗りし、これを加熱処理して厚さ100μm
の感圧接着剤層を形成し、得られた粘着シートにつきJ
IS Z  1528に準拠してステンレス板に対する
接着力を調べた。
[保持力] 前記で得た粘着シートをステンレス板に対し20鴫×2
0Illllの接着面積で貼着し、40℃下、1kgの
垂直荷重を負荷して粘着シートが落下するまでの時間を
調べた。
上記の試験結果を表に示した。
表より本発明の感圧接着剤は、重要きを起こし難くて良
好なパターン塗工性を示し、形成された塗布パターンは
細密さに優れると共に、その感圧接着層は接着力と保持
力に優れていることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は感圧接着層を部分的に有する粘着部材
の構成例の斜視図である。 1 : 感圧接着層 2 : 薄葉体 (支持基材) 3 : セパレータ (支持基材)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アルキル基の炭素数が4〜18のアクリル酸系アル
    キルエステルを少なくとも用いて非水分散重合してなる
    内部架橋し、かつ平均粒径が100μm以下の重合体粒
    子を含有することを特徴とする感圧接着剤。 2、支持基材の片面、又は両面に請求項1に記載の感圧
    接着剤からなる層を部分的に有することを特徴とする粘
    着部材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010254869A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Bridgestone Corp 光硬化性粘着シート、及びそれを用いた光硬化性粘着層の形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010254869A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Bridgestone Corp 光硬化性粘着シート、及びそれを用いた光硬化性粘着層の形成方法

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