JPH04183801A - 微細球状銅粉の製造方法 - Google Patents

微細球状銅粉の製造方法

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JPH04183801A
JPH04183801A JP2308864A JP30886490A JPH04183801A JP H04183801 A JPH04183801 A JP H04183801A JP 2308864 A JP2308864 A JP 2308864A JP 30886490 A JP30886490 A JP 30886490A JP H04183801 A JPH04183801 A JP H04183801A
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JP
Japan
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copper powder
acid
powder
fine spherical
particle size
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Pending
Application number
JP2308864A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kawasumi
川澄 良雄
Eiji Nishimura
栄二 西村
Hideyuki Mori
英之 森
Atsushi Sugiyama
淳 杉山
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Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、導電ペースト用銅粉として使用可能で安価で
かつ、酸化膜の少ない20μm以下の微細球状銅粉の製
造方法に関するものである。
[従来の技術] 銅粉の製造方法には、古くから電解法、ガス還元法、機
械粉砕法がある。これらの方法によって作られた銅粉は
含油軸受け、電子ブラシなどの粉末冶金用あるいは着色
顔料用(特に機械粉砕法による銅粉)に用いられている
しかし、近年電子材料の発展に伴い導電ペースト、導電
接着剤用の銅粉の需要が増大して来ている。また、産業
機械のMA化あるいは事務所のOA化に伴いコンピュー
ター、溶接機を初めとする電気機器から発生した電磁ノ
イズが他のコンピューターを誤動作せることにより生じ
た事故例が数多く報告されている。このEMI対策とし
て両面基板の上下の全面(電子部品の半田付部および接
地部を除く。)にまず絶縁ペーストを塗り、熱硬化復調
ペーストを塗り熱硬化後更にその上にオーバーコートを
塗る方法が開発されている。(実用新案公報昭55−2
9276、Electronic Pack−agin
g Technology P66−70.1988.
7他)このような熱硬化型導電ペーストに使用される銅
粉に要求される特性として、 ■ 平均粒径がlOμm程度で最大粒径が20μmの粒
度分布 ■ 酸素量が0.5%以下と表面酸化が少ない。
■ ペースト化した時に銅粉の沈殿が生じない。
■ ペースト化した時にスクリーン印刷性が良い。
■ スクリーン印刷性後の半田溶接性が良い。
■ 製造コストが安い。
等が挙げられる。
従来の製造方法は、まず、粉霧法でつくられた銅粉から
得る方法がある。この方法は銅粉を20μm以下の微粉
に分級する方法である。しかしこの方法は、不可能では
ないが収率が悪く結果的にコストの高い銅粉となる。ま
た酸化銅を水素によって還元するガス還元法で得られる
銅粉は50μm以上の粗い粉でこの用途には好ましく使
用できない。さらに銅塩の水溶液をヒドラジン、ホルマ
リン等で還元する製造方法及び気相析出法に基づく、製
造方法では1〜2μm以下の粉はできるが、2〜20μ
mのやや粗い粉の製造は技術的に製造することができな
い。
電解法では20μmの銅粉は容易に得られる。
しかし、形状が樹枝状で長手方向にも横方向にも枝が張
っている。従ってスクリーン印刷時にスクリーンとの絡
みを生ずる欠点がある。この電解銅粉を油脂でコーティ
ングした後流体エネルギーミルにおいて解砕微粉化する
ことにより導電性が良好で、またスクリーン印刷性も大
幅に改善されるとの方法が提案されている。
しかし、この方法においては、多量の流体(ガス)を必
要とする欠点がある。また、平均粒径10μm以下の銅
粉を得るための原料銅粉の許容最大粒径は20μm以下
であるという欠点がある。
即ち、平均粒径20μmの原料銅粉を得るための空気分
級操作及び収率が製造コストを押し上げている。
[′!@明が解決しようとする問題点コ本発明者等は、
粉砕機の種類及び表面処理剤の使用方法について綿密に
調査研究した結果、粒径420μm以下の電解析出樹枝
状銅粉を表面処理剤で処理した後、不活性ガス雰囲気下
で、衝撃式打撃手段で粉砕球形化することによって本発
明を完成した。
[問題を解決するための手段] 即ち、本発明は簡単な篩別操作で得られる粒径420p
m以下の電解析出樹枝状銅粉を表面処理剤でコーティン
グした後不活性ガス雰囲気下で衝撃式打撃手段を用いて
該電解粉を解砕し球形化することを特徴とする微細球状
銅粉の製造方法であり、その際表面処理剤として各種カ
ップリング剤、各種脂肪酸等を使用する製造方法である
[作 用コ 本発明において解砕し球形化する銅粉とは粒径420μ
m以下の電解析出樹枝状銅粉である。樹枝状が発達して
いない場合、枝部の破壊が生じないので目的とする20
μm以下の粒度の球形粒は得られない。粒径420μm
以下の電解析出樹枝状銅粉は通常の水溶液電解法の電解
条件を調整することによって容易に得られる。
本発明において電解析出樹枝状銅粉を解砕し球形化する
粉砕機としては衝撃式打撃手段の構造を有することが必
要である。このような構造を有するものとして、例えば
高速回転するローターと循環回路の作用により、投入さ
れた粉体に衝撃力を主体とした機械的エネルギーを効率
的に繰り返し与える装置がある。これらの機能を有する
ものとしては、ハイブリダイザ−、コスモマイザー等が
市販されている6 その他の粉砕機であるクラッシャー、振動ミル、アジテ
ータミル等で粉砕すると電解銅粉が、凝集あるいは片状
化し目的とする微細球状粉は得られない。
ハイブリダイザ−で電解析出樹枝状銅粉を粉砕し球形化
する方法は、一定量を供給し、不活性ガス置換を実施し
たのち、一定時間粉砕球形化することによって行われる
。供給量、粉砕時間については原料粉の大きさ、装置の
容量との絡みがあるので一義的には決められない。例え
ば、粒径420μm以下の電解析出樹枝状銅粉を原料と
し、粉砕容量10kg/回のハイブリダイザ−を使用す
る場合、供給量は10kg、粉砕球形化時間は3〜5分
である。使用する不活性ガスはアルゴン、窒素が好まし
い。
粉砕に先立って行う表面処理は、シリコン系、アルミニ
ウム系、チタン系、ジルコニウム系等のカップリング剤
、ラウリル酸、パルメチン酸、マルガリン酸、ステアリ
ン酸、アラキン酸、べへエン酸等の飽和脂肪酸及びオレ
イン酸、リノール酸、ペトロセリン酸、エライジン酸、
バセニン酸、ボンドイン酸等の不飽和脂肪酸、界面活性
剤等が有効である。それぞれの添加量は、原料銅粉10
0部当たりO,1〜5重量%である。大量の添加はペー
スト化時の導電性を低下させる。
電解銅粉を粉砕球形化する方法として、衝撃式打撃手段
の構造を有する粉砕機が非常に好ましい効果を示すのは
、銅粉形状が樹枝状の発達したものであり、かつ電解銅
粉は冶金学的に脆いことにあると思われる。
[実施例1] 平均粒径39μm最大粒径130μmの電解析出樹枝状
銅粉]、 O0部に対し粉末状ステアリン酸0.5部を
加え■型混合機で0.5時間混合した後、奈良機械製作
所(株)製のハイブリダイザ−NH8−3型を用い、窒
素置換を行って、100m/secの周速で粉砕球形化
し、バグフィルタ−で全量捕集した。得られた銅粉は平
均粒径7μm最大粒径20μmの球状粉であった。
この得られた銅粉90部に対し、フェノール樹脂10部
、溶剤としてブチルセルソルブ10部を加え、三木ロー
ル混線機で混練しペーストを調製した。このペーストを
200メツシユのステンレススチール製スクリーンにて
回路を印刷した後、220℃、15分間熱硬化させた熱
硬化後の回路の被抵抗はl X 10’Ωamで好まし
い値であった。
また、このペーストをメスシリンダー内に入れ密栓をし
て2週間放置し、経時安定性をチエツクした。最上面に
若干の硬化膜は認められたが銅粉の沈降は認められなか
った。
[実施例2コ 平均粒径39μm最大粒径130μmの電解析出樹枝状
銅粉100部に対しチタン系カップリング剤TTS (
イソプロピルトリイソストアロイルチタネート)1.0
部を加えV型混合機で0. 5時間混合した後、奈良機
械製作所(株)製のハイブリダイザ−NH3−3型を用
い、窒素置換を行って、90m/secの周速で粉砕球
形化し、バグフィルタ−で全量捕集した。得られた銅粉
は平均粒径8μm最大粒径20μmの球状粉であった。
この得られた銅粉90部に対し、フェノール樹脂10部
、溶剤としてブチルセルソルブ1o部を加え、三木ロー
ル混線機で混練しペーストを調製した。このペーストを
200メツシユのステンレススチール製スクリーンにて
回路を印刷した後220℃、15分間熱硬化させた熱硬
化後の回路の被抵抗は3X10’Ωcmで好ましい値で
あった。
また、このペーストをメスシリンダー内に入れ密栓をし
て2週間放置し、経時安定性をチエツクした。最」二面
に若干の硬化膜は認められたが銅粉の沈降は認められな
かった。
[効 果] 実施例から明らかなように、本発明の方法によって、原
料銅粉の粒径制限が大幅に緩和され、厄介な空気分級操
作が不要となり、簡単な粗篩で原料粉が得られ、流体(
ガス)量の低減とイ〕1せその効果は非常に大きい。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粒径420μm以下の電解析出樹枝状銅粉を表面
    処理剤でコーティングした後不活性ガス雰囲気下で衝撃
    式打撃手段を用いて該電解粉を解砕し球状とすることを
    特徴とする微細球状銅粉の製造方法。
  2. (2)電解銅粉の表面処理剤がカップリング剤であるこ
    とを特徴とする第一項記載の微細球状銅粉の製造方法。
  3. (3)電解銅粉の表面処理剤が脂肪酸であることを特徴
    とする第一項記載の微細球状銅粉の製造方法。
JP2308864A 1990-11-16 1990-11-16 微細球状銅粉の製造方法 Pending JPH04183801A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102744399A (zh) * 2012-06-20 2012-10-24 兰州理工大学 纳米铜粉团聚体的分散方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102744399A (zh) * 2012-06-20 2012-10-24 兰州理工大学 纳米铜粉团聚体的分散方法
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