JPH0418344A - 制振性薄葉体 - Google Patents

制振性薄葉体

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JPH0418344A
JPH0418344A JP2119990A JP11999090A JPH0418344A JP H0418344 A JPH0418344 A JP H0418344A JP 2119990 A JP2119990 A JP 2119990A JP 11999090 A JP11999090 A JP 11999090A JP H0418344 A JPH0418344 A JP H0418344A
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acrylic
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Takashi Yoshioka
崇 吉岡
Sumihisa Oda
純久 小田
Kenichi Masuhara
憲一 増原
Ryoichi Kato
良一 加藤
Hiroshi Tsuburaya
浩 圓谷
Nobuyuki Tsuchiya
信之 土屋
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Nippon Carbide Industries Co Inc
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
Nisshin Steel Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、振動発生体に貼付して、振動や騒音を低減さ
せるための制振性薄葉体に関する。更ムこ詳しくは、本
発明は、特定ガラス転移点のアクリル系(共)重合体及
び特定のガラス転移点を有する2種類のエラストマーを
それぞれ特定量配合した感圧接着剤層を有する、広範囲
の温度領域において制振性が優れた制振性薄葉体に関す
る。
〔従来の技術] 近年、自動車、鉄道、航空機などの乗物、事務機器、情
報機器、電気製品、建物の床、屋根、階段、壁等の振動
や騒音が問題となってきており、それへの対策として多
くの制振材料が提案されている。
このような割振材料としては、2枚の鋼板の間に粘弾性
を有する材料を積層した3層構造の複合型制振鋼板や、
金属箔などの拘束層の片面にアクリル系粘着剤、ブチル
ゴム系粘着剤等を塗布した2層構造の制振性シートなど
が知られており、本発明は、後者の後加工により容易に
制振性を発揮させうる優れた制振性薄葉体の提供を目的
とするものである。
このような2層構造の制振性シートに関しては、例えば
、特開平1−69336号公報には、「シート上の感圧
粘着性振動減衰組成物層(A)と、核層を接着拘束する
拘束板(B)との2層構造からなり、上記(A)層の(
B)板反対側表面に凹凸模様が付与されている制振粘着
シート。」が開示されており、(A)層にはゴム系、ア
クリル系またはゴム−アクリル系を使用することが推奨
されている。
しかしながら、この提案には、その(A)層として、ア
クリル系(共)重合体と2種のエラストマーとを配合し
た感圧接着剤層を用いることについては同等記載も示唆
もされておらず、従ってそのような感圧接着剤層を用い
ることによる特段の効果、すなわち、この提案のように
「(A)層の(B)板反対側表面に凹凸模様が付与され
て0」なくても極めて優れた制振性を有し、且つ、広範
囲の温度領域においてその制振性が保持されるといった
卓越した効果についてなど当然ながら全く開示されてい
ない。その上、この提案のように[(A)層の(B)板
反対側表面に凹凸模様が付与されているj制振粘着シー
トは、製造が煩雑であると共に、得られる制振粘着シー
トも、ロール状に巻き取るなど通常の感圧接着テープ等
のように扱うことが困難であり、貯蔵や輸送にも問題が
ある。
また、特開昭63−69850号公報には、ra)−4
0℃以下のガラス転移点を有するエラストマー(A)1
5〜70重量%、 b)−40〜40℃のガラス転移点を有するエラストマ
ー(B)、−40〜40℃の流動点もしくは軟化点を有
する粘着付与樹脂(C)および−40〜40℃の流動点
を有する可塑剤(D)の群から選択される少なくとも1
種15〜70重量%、 c)60℃以上の軟化点を有する粘着付与樹脂(E)1
5〜70重量%、 を含むことを特徴とする制振材組成物。」が開示されて
いる。
しかしながら、この文献には、アクリル系(共)重合体
の使用についての記載は全く認められず、また、この制
振材組成物を用いて制振性シートを作成しても、感圧接
着剤層の接着力、タック及び凝集力のバランスが必ずし
も十分ではなく、特に高温における使用に際しては貼付
した制振性シートがずり落ちることがあり、また、例え
ばロール状に巻くなどした制振性シートを夏期など高温
時に貯蔵した時、シートの端面から感圧接着剤がはみ出
すことがある等の問題点があることが判明した。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、各種の振動発生体に貼付するなどの後加
工によって、振動や騒音を効果的に低減させることがで
き、優れた制振性を発揮させることのできる制振性薄葉
体を得るために研究を行った結果、制振性薄葉体の感圧
接着剤層として、特定のガラス転移点を有するアクリル
系(共)重合体、及び、特定のガラス転移点を有する2
種類のエラストマーをそれぞれ特定量配合してなる感圧
接着剤層を使用することによって、従来の制振性シート
が有していた前記問題点を一挙に解決しうることを見い
だし、本発明を完成した。即ち、本発明は広範囲の温度
領域において優れた制振性を有する制振性薄葉体を開発
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明に従えば、前記目的は、拘束層の少なくとも一方
の面に感圧接着剤層を有する制振性薄葉体において、該
感圧接着剤層が下記(A)〜(C)の成分: (A)ガラス転移点が一20℃以下のアクリル系(共)
重合体60〜90重量%、 (B)ガラス転移点が一30℃以下のエラストマー5〜
35M量%、及び、 (C)ガラス転移点が一50〜O℃のエラストマーであ
って、上記(B)以外のエラストマー5〜35重量%、 〔但し、(A)、(B)及び(C)の合計が100重量
%である〕を含んでなる制振性薄葉体によって解決する
ことができる。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の制振性薄葉体は、その拘束層の少なくとも一方
の面に感圧接着剤層を有するものであって、その感圧接
着剤層は先ずガラス転移点が一20℃以下のアクリル系
(共)重合体(A)を含有してなる。
このようなアクリル系(共)重合体(A)としては、例
えば、一般式CHz ’= CHCOOR’ (但し、
R1は02〜Cl11の直鎖もしくは分校アルキル基を
示す)で表わされるアクリル酸エステル単量体であって
、その単独重合体のガラス転移点が一20℃以下である
単量体(a)に対して、必要に応して、ラジカル重合性
不飽和基のほかに少なくとも1個の官能性基を有する単
量体(b)、及び、これらの単量体(a)及び(b)と
共重合可能であって、(a)及び(b)以外の単量体(
C)を共重合してなるアクリル系共重合体を用いること
もできる。このようなアクリル系共重合体を用いると、
得られる感圧接着剤層が好適なタックを有するようにな
り、本発明の制振性薄葉体における拘束層やその使用対
象である振動発生体に対する接着力及び凝集力のバラン
ス性に優れているので好ましい。
上記単量体(a)のアクリル酸エステル単量体としては
、そのR1がC2〜C16、好ましくは02〜C1゜の
直鎖もしくは分校アルキル基であるのがよい。
このような基R1の具体例としては、エチル基、nプロ
ピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、n−ヘキシル基
、n−オクチル基、i−オクチル基、2−エチルヘキシ
ル基、i−ノニル基などを挙げることができ、単量体(
a)の具体例としては、エチルアクリレート、n−プロ
ピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、i−ブチ
ルアクリレート、n−へキシルアクリレート、n−オク
チルアクリレート、i−オクチルアクリレート、2−エ
チルへキシルアクリレート、i−ノニルアクリレートな
どを挙げることができる。
上記アクリル酸エステル単量体(a)の使用量は、前記
単量体(a)〜(c)の合計100重蓋%中、例えば、
50重量%以上、好ましくは63〜99.8重量%、特
に好ましくは80〜96.5重量%程度の量が好適であ
る。アクリル酸エステル単量体(a)をこの使用量範囲
とすることにより、タック、接着力及び凝集力の良好な
バランスが達成できる。
また、前記(b)のラジカル重合性不飽和基のほかに少
な(とも1個の官能性基を有する単量体としては、官能
性基として、例えば、カルボキシル基、アミド基もしく
は置換アミド基、アミノ基もしくは置換アミノ基、水酸
基、エポキシ基、または、メルカプト基などを有する単
量体を挙げることができ、本発明においてはこれらの単
量体(b)の中から1種または2種以上の単量体を適宜
選択して用いることができる。
これら単量体の具体例としては、アクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ
ル酸、クロトン酸、シトラコン酸(好ましくは、アクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸)などのカルボキシル
基含有単量体;アクリルアミド′、メタクリルアミド、
N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタク
リルアミド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド、
N−1−ブトキシメチルアクリルアミド、N、  Nジ
メチルアクリルアミド、N−メチルアクリルアミド(好
ましくは、アクリルアミド、メタクリルアミド)などの
アミド基もしくは置換アミド基含有単量体;アミノエチ
ルアクリレート、N、N−ジメチルアミノエチルアクリ
レート、N、N−ジエチルアミノエチルアクリレート、
N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N、N
−ジエチルアミノエチルメタクリレート(好ましくは、
N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N、 
 N−ジエチルアミノエチルメタクリレート)などのア
ミノ基もしくは置換アミノ基含有単量体;2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、アリルアルコール、
メタリルアルコール(好ましくは、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート
、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルメタクリレート)などの水酸基含有単量体;
グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、
グリシジルアリルエーテル、グリシジルメタリルエーテ
ル(好ましくはグリシジルメタクリレート)等のエポキ
シ基含有単量体;ビニルメルカプタン、アリルメルカプ
タンなどのメルカプト基含有単量体;等を挙げることが
できる。これらの単量体(b)のうち、特にカルボキシ
基含有単量体、アミド基含有単量体及び水酸基含有単量
体の群から選ばれた少なくとも1種の単量体を用いるの
が好ましい。
上記単量体(b)の使用量は、前記単量体(a)〜(c
)の合計100重量%中、例えば、15重量%以下、好
ましくは0.2〜10重量%、特に好ましくは1〜6重
量%程度の量を例示できる。単量体(b)の使用量が該
上限値以下であれば、形成される感圧接着剤層の夕・ツ
クが過少となることもないので好ましく、一方、その使
用量が特に0.5重量%以上となるようにすることによ
り形成される感圧接着剤層の接着力及び凝集力の良好な
バランスが達成できるので好ましい。
更に、前記単量体(a)及び(b)と共重合可能な、該
単量体(a)及び(b)以外の共単量体(C)としては
、例えば、メチルアクリレート、t−ブチルアクリレー
ト、シクロへキシルアクリレート、ステアリルアクリレ
ートなどの前記単量体(a)以外のアクリル酸エステル
単量体;例えば、メチルメタクリレート、エチルメタク
リレート、n−ブチルメタクリレート、i−ブチルメタ
クリレート、t−ブチルメタクリレート、n−へキシル
メタクリレート、シクロへキシルメタクリレート、n−
オクチルメタクリレート、i−オクチルメタクリレート
、2−エチルへキシルメタクリレート、i−ノニルメタ
クリレート、n−ドデシルメタクリレート、i−ドデシ
ルメタクリレート、ステアリルメタクリレートなどのメ
タクリル酸エステル単量体;例えば、蟻酸ビニル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック酸ビニルな
ど飽和脂肪酸ビニルエステル単量体;例えば、ジブチル
マレート、ジブチルフマレート、ジブチルイタコネート
、ジオクチルマレート、ジオクチルフマレート、ジオク
チルイタコネート等のα。
β−不飽和ジカルボン酸のcI〜c1゜の直鎖もしくは
分枝アルキルエステル;例えば、スチレン、α−メチル
スチレン、ビニルトルエン、エチルビニルベンゼン等の
芳香族ビニル単量体;例えば、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル等のシアン化ビニル単量体;等を例示す
ることができる。
上記共単量体(c)の使用量は、前記単量体(a)〜(
c)の合計100重量%中、一般に50重量%以下、好
ましくは36.8重量%以下、特に好ましくは2〜15
重量%程度の量が好適である。共単量体(c)の使用は
、該共単量体の種類によっても変わり得るので一義的に
は使用量はきめられないが、接着力と感圧接着性のバラ
ンス及びこれらと凝集力とのバランスなどを所望に応じ
て調節するのに役立つので、そのような目的に合致する
ように上記範囲量で適宜に選択することができる。
この共単量体(c)の使用量が上記範囲量の上限値以下
であれば、感圧接着性が過少となることもなく、接着力
と感圧接着性の適切なバランスが維持されるので、共単
量体(c)を使用する場合には、上記範囲量で適当に選
択利用するのがよい。
本発明に用いられる前記のアクリル系(共)重合体のガ
ラス転移点(以下、Tgと略記することがある)は、−
20℃以下、好ましくは一30℃以下である。Tgがこ
の上限値以下の温度であれば優れたタックを有しており
、振動発生体への貼着が容易なので好ましい。
また、上記アクリル系(共)重合体のGPC法に従った
重量平均分子量(以下、而と略記することがある)は、
5万以上、好ましくは20〜100万である。木の値が
この下限値以上であれば、得られた感圧接着剤層の接着
力及び凝集力が良好なバランスを有しているので好まし
く、上限値以下であれば、感圧接着剤層を形成時の感圧
接着剤組成物溶液の塗工に際して、この組成物溶液の固
形分をあまり低下させなくても好適な塗工粘度が得られ
るので比較的短時間で乾燥硬化させて感圧接着剤層を形
成させることができ、揮散する有機溶媒量も多くなり過
ぎることがないので、コスト的にもまた環境衛生的にも
好ましい。従って、アクリル系(共)重合体のhはこの
範囲内で適宜選択するのが好ましい。
なお、本発明において、アクリル系(共)重合体のガラ
ス転移点(Tg)は以下の方法で測定した値をいう。
ガラス−占のゞ 厚さ約0.05mmのアルミニウム箔製の、内径約5鵬
、深さ約511I111の円筒型のセルに、アクリル系
(共)重合体の約50重量%有機溶媒溶液試料約10■
を秤取し、100℃で2時間乾燥と7たものを測定試料
とする。セイコー電子工業株製5SC−5000型示差
走査熱量計(Differential Scanni
ng Calorimeter)を用い、−150℃か
ら昇温速度10°(/winで測定決定する。
前記のアクリル系(共)重合体(A)の使用量は、本発
明において用いられる感圧接着剤層の主要構成成分であ
るこのアクリル系(共)重合体(A)、並びに、後記す
るガラス転移点が一30℃以下のエラストマー(B)及
びガラス転移点が50〜0℃のエラストマー(C)の合
計100重量%中、60〜90重量%、好ましくは65
〜85重量%である。アクリル系(共)重合体(A)の
使用量がこの下限値未満で少な過ぎては、得られる感圧
接着剤層のタックが低下することがあるので好ましくな
く、一方、この上限値を超えて多過ぎては、優れた制振
性を示す温度範囲が狭くなることがあるので好ましくな
い。
アクリル系(共)重合体(A)の重合方法は特に限定さ
れるものではなく、溶液重合、乳化重合など公知の方法
を採用できるが、本発明に用いられる感圧接着剤層のこ
のアクリル系(共)重合体(A)以外の主要構成成分で
ある、上記の(B)成分及び(C)成分との配合の容易
さなどの観点から溶液重合の採用が好ましい。
/8液重合は、一般に、重合槽内に所定の有機溶媒、単
量体、重合開始剤、および、必要に応して用いる連鎖移
動剤を仕込み、窒素気流中又は有機溶媒の還流温度で、
攪拌しながら数時間加熱反応させることにより行われる
。この場合に有機溶媒、単量体、重合開始剤及び/又は
連鎖移動剤の少なくとも一部を逐次添加してもよい。
上記の溶液重合に使用する有機溶媒としては、例えば、
ベンゼン、トルエン、キシレン、芳香族ナフサ等の芳香
族炭化水素類;n−ヘキサン、nヘプタン、n−オクタ
ン、i−オクタン、nデカン、ジペンテン、石油スピリ
ット、石油ナフサ、テレピン油等の脂肪族系もしくは脂
環族系炭化水素類;エチルアセテート、n−ブチルアセ
テート、n−アミルアセテート、3−メトキシブチルア
セテート、メチルアルコ−ル、セロソルフアセテート、
ブチルセロソルブアセテート等のエステル類;アセトン
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソ
ホロン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン等
のケトン類;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブ
チルセロソルブ等のグリコールエーテル類;例えばメチ
ルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコ
ール、i−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール
、i−ブチルアルコール、S−ブチルアルコール、t−
ブチルアルコール等のアルコール類;等を挙げることが
できる。これらの有機溶媒はそれぞれ単独で、または、
2種以上混合して用いることができる。
これらの溶媒のうち、重合操作の容易性、反応速度の速
さ、感圧接着側層形成に当たっての揮散の容易さなどの
観点から、沸点50〜150℃1特には、60〜100
℃の有機溶媒を用いるのが好ましく、殊に、n−ヘキサ
ン、エチルアセテート、アセトン、メチルエチルケトン
、メチルアルコール、n−プロピルアルコール等の有機
溶媒を用いるのが特に好ましい。
前記重合開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキ
シド、ラウロイルパーオキシド、カプロイルパーオキシ
ド、ジ−ミープロピルパーオキシジカーボネート、ジー
2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、t−ブ
チルパーオキシビバレート等の有機過酸化物;例えば、
2.2゛−アゾビス−i−ブチロニトリル、2.2’ 
−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、2.2
’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル等のアゾ化合物;等をそれぞれ単独または組み
合わせて使用することができる。重合開始剤の使用量に
は、特に限定はないが、単量体の合計100重量部に対
して、一般に、約0.01〜1.0重量部、好適には約
0.02〜0.5重量部用いられる。
また、前記連鎖移動剤としては、例えば、シアノ酢酸;
アルキル基C,−C,のシアノ酢酸アルキルエステル類
;ブロモ酢酸;アルキル基C1〜C8のブロモ酢酸エス
テルll:アントラセン、フェナントレン、フルオレン
、9−フェニルフルオレンなどの芳香族化合物Mapミ
ル−ニトロアニリントロベンゼン、ジニトロベンゼン、
p−ニトロ安息香酸、p−ニトロフェノール、p−二ト
ロトルエン等の芳香族ニトロ化合物類;ベンゾキノン、
2゜3.5.6−チトラメチルーp−ヘンゾキノン等の
ベンゾキノン誘導体類;トリブチルボラン等のボラン誘
導体;四臭化炭素、四塩化炭素、1,1゜2.2−テト
ラブロモエタン、トリブロモエチレン、トリクロロエチ
レン、ブロモトリクロロメタン、トリブロモメタン、3
−クロロ−1−プロペン等のハロゲン化炭化水素類;ク
ロラール、フラルデヒド等のアルデヒド類;C,〜C1
l+のアルキルメルカプタン類;チオフェノール、トル
エンメルカプタン等の芳香族メルカプタン類;メルカプ
ト酢酸;メルカプト酢酸のCI ””” Cl Oアル
キルエステルII;C+〜C1□のヒドロキルアルキル
メルカプタン類;ピネン、ターピルシン等のテルペン類
;等を挙げることができる。
上記連鎖移動剤を用いる場合の使用量には特に限定はな
いが、単量体の合計100重量部当たり、約0.005
〜3.0重量部であるのが好ましい。重合温度は、一般
に約30〜180℃、好ましくは約60〜120℃の範
囲が良い。
かくして得られる本発明に好適に用いられる(共)重合
体溶液は、通常、前記アクリル系(共)重合体を20〜
90重量%、好ましくは25〜60重量%程度含有する
ものである。
本発明の制振性薄葉体における感圧接着剤層は、前記の
アクリル系(共)重合体(A)とともに、2種のエラス
トマー、すなわち、ガラス転移点(Tg)が−30℃以
下、好ましくは一40℃以下のエラストマー(B)及び
ガラス転移点(Tg)が−50〜O℃のエラストマー(
C)を含有してなるものである。
上記エラストマー(B)のTgが上記上限値を超えて高
すぎると、例えば0〜60℃の範囲など低温領域におけ
る制振性が低下して優れた制振性を示す温度範囲が狭く
なることがあり好ましくない。
このようなニジストマー(B)としては、例えば、スチ
レン−ブタジェンブロック共重合体(SBS)、スチレ
ン−イソプレンブロック共重合体(515)、スチレン
−エチレン−ブチレンブロック共重合体(SEBS)等
のスチレン系熱可塑性エラストマー;例えば、天然ゴム
(NR) 、ブタジェンゴム(BR)、イソプレンゴム
(IR) 、クロロプレンゴム(CR)、スチレン−ブ
タジェンゴム(SBR) 、アクリロニトリル−ブタジ
ェンゴム(NBR) 、イソプレン−イソブチレンゴム
(IIR) 、エチレン−プロピレン系ゴム(EPM、
 EPDM)等を例示することができ、これらのうち、
有機溶媒への溶解性が優れ、アクリル系(共)重合体(
A)との配合が容易に行い得る、SBS X5IS 、
 IIR、EPDM等の使用が好ましく、SBSの使用
が特に好ましい。このようなSBSとしては、例えば、
スチレン含有量が5〜60重量%、特には、10〜40
重量%のものが好適であり、例えば、カリフレックスT
R−1184M、カリフレックスTR−1101、カリ
フレックスにχ−65、カリフレックスTI?−111
6〔商品名;いずれもシェル化学側製〕等の市販品が使
用できる。
このようなエラストマー(B)の使用量は、本発明にお
いて用いられる感圧接着剤層の主要構成成分である前記
アクリル系(共)重合体(A)及びエラストマー(B)
、並びに、後記するガラス転移点が一50〜0℃のエラ
ストマー(C)の合計100重量%中、5〜35重量%
、好ましくは7〜20重量%である。エラストマー(B
)の使用量がこの下限値未満で少な過ぎては、優れた制
振性を示す温度範囲が狭くなるなど、エラストマー(B
)の添加効果が現れに(くなるので好ましくなく、一方
、この上限値を超えて多過ぎては、感圧接着剤層の接着
力と凝集力とのバランスが悪化する傾向にあり好ましく
ない。
前記のエラストマー(C)は、ガラス転移点(Tg)が
−50〜0℃、好ましくは一45〜0℃のものである。
上記エラストマー(C)のTgが上記上限値を超えて高
すぎると、感圧接着剤層の接着力が低下するので好まし
くなく、また、上記下限値未満と低すぎでは、例えば6
0℃以上など高温領域における制振性が低下して優れた
制振性を示す温度範囲か狭くなる傾向にあり、好ましく
ない。
このようなエラストマー(C)としては、例えば、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アク
リル酸エステル共重合体、l、2−ポリブタジェン等を
挙げることができ、有機溶媒への溶解性が優れ、アクリ
ル系(共)重合体(A)との配合が容易に行い得る等の
理由からEVAの使用が特に好ましい。このようなEν
八としては、例えば、エチレン含有量が25〜90重量
%、特に30〜60重量%のものが好適であり、例えば
、エルパックス45X、エルパックス40χ、エバフレ
ックス150[商品名;以上、三井デュポンポリケミカ
ル■製1、ソアレックスBH[商品名;日本合成化学工
業■製1等の市販品が使用できる。
このようなエラストマー(C)の使用量は、本発明にお
いて用いられる感圧接着剤層の主要構成成分である前記
アクリル系(共)重合体(A)、エラストマー(B)及
びエラストマー(C)の合計100重量%中、5〜35
重量%、好ましくは7〜20重量%である。エラストマ
ー(C)の使用量がこの下限値未満で少な過ぎては、優
れた制振性を有する温度範囲が狭くなるなど、エラスト
マー(C)の添加効果が現れにくくなるので好ましくな
く、一方、この上限値を超えて多過ぎては、感圧接着剤
層の接着力と凝集力とのバランスが悪化する傾向にあり
好ましくない。
本発明の制振性薄葉体における感圧接着剤層は、凝集力
を向上させるために、有機多価イソシアネート化合物、
を機多価エポキシ化合物、アミノ系樹脂、金属架橋剤等
の架橋剤により架橋させるのが好ましい。
上記の有機多価イソシアネート化合物としては、P−フ
ェニレンジイソシアネート、4,4゛−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、2.4−トルイレンジイソシアネ
ート、2.6−トルイレンジイソシアネート、キシレン
ジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネ
ート等の芳香族多価イソシアネート;ペンタメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ヘ
プタメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、水添4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、水添2,4−トルイレンジイソシアネート、水添
2,6−トルイレンジイソシアネート、水添キシレンジ
イソシアネート等の脂肪族もしくは脂環族多価イソシア
ネート;これら芳香族多価イソシアネートまたは脂肪族
もしくは脂環族多価イソシアネートの三量体;これら芳
香族多価イソシアネートまたは脂肪族もしくは脂環族多
価イソシアネートと、ペンタエリスリトール、トリメチ
ロールプロパン、グリセロール等の多価アルコールとの
反応生成物であるウレタンプレポリマー類;これらの多
価イソシアネートiまたはウレタンプレポリマー類をフ
ェノール、オキシム類などで封鎖したブロック化イソシ
アネート類;などが例示できる。
前記の有機多価エポキシ化合物としては、例えば、ビス
フェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールAD型工ボキシ樹脂、水添ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エ
ポキシ樹脂を例示することができる。またこれらの他に
、例えば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、タレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂等のノボラック型エポ
キシ樹脂;例えば、ポリアルキレンポリオール(ネオペ
ンチルグリコール、グリセロールなど)ポリグリシジル
エーテル等のグリシジルエーテル系エポキシ樹脂;例え
ば、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリ
グリシジル−p−アミノフェノール、トリグリシジル−
m−アミノフェノール、テトラグリシジル−m−キシレ
ンジアミン等のグリシジルアミン系エポキシ樹脂;例え
ば、ジグリシジルフタレート、ジグリシジルへキサヒド
ロフタレート、ジグリシジルテトラヒドロフタレート等
のグリシジルエステル系エポキシ樹脂;例えば、ビニル
シクロヘキセンジオキシド、3゜4−エポキシシクロヘ
キシルメチル(3,4−エポキシシクロヘキサン)カル
ボキシレート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシ
クロヘキシルメチル)アジペート等の環状脂肪族型エポ
キシ樹脂;例えば、トリグリシジルイソシアヌレート、
グリシジルグリシドオキシアルキルヒダントイン等の複
素環式エポキシ樹脂なとが例示でき、さらに、これらエ
ポキシ樹脂のハロゲン化物;これらエポキシ樹脂に多塩
基酸またはポリエステルポリカルボン酸を反応して得ら
れるエポキシ基含有樹脂;ポリエステルポリカルボン酸
のポリグリシジルエステル;ポリエステルポリオールの
ポリグリシジルエーテル;などの各種エポキシ樹脂を例
示することができる。
前記アミノ樹脂としては、メラミン樹脂、グアナミン樹
脂、ユリア樹脂、メラミンーユリア共縮合樹脂、メラミ
ン−フェノール共縮合樹脂等が例示でき、更に、前記金
属架橋剤としては、例えば、アルミニウムトリスアセチ
ルアセトネート、アルミニウムトリーミープロピレート
、アルミニウムトリーS−ブチレート、チタニウムテト
ラ−i −プロピレート、チタニウムテトラ−2−エチ
ルへキシレート、アンチモンブチレート、ジルコニウム
−8−ブチレート、ジルコニウムジェトキシt−ブチレ
ート、ハフニウム−t−ブチレート、エチルアセトアセ
テートアルミニウムジーi−プロピレート、トリエタノ
ールアミンチタニウムジーi−プロピレート、チタニウ
ムラクテートのアンモニウム塩、テトラオクチレングリ
コールチタネート、ポリアルキルチタネート、ポリチタ
ニウムアシレート(チタニウムテトラブチレートの重合
物、チタニウムオレエートの重合物)等が例示できる。
これらの架橋剤のうち、感圧接着側層形成に際して用い
る感圧接着剤組成物のポットライフの長さや架橋速度の
早さ等の理由から有機多価イソシアネート化合物の使用
が好ましい。
前記架橋剤の使用量は、前記(A)〜(C)成分の合計
100重量部に対して、一般に、0〜10重量部、好ま
しくは0.5〜5重量部程度である。架橋剤の使用量が
この上限値以下であれば用いられる感圧接着剤組成物の
ポットライフが長いので好ましく、0,5重量部以上で
あれば優れた凝集力が得られるので好ましい。
本発明の制振性薄葉体における感圧接着剤層は、さらに
必要に応じて、例えば、クマロン・インデン樹脂、テル
ペン・フェノール樹脂、p−1−ブチルフェノール・ア
セチレン樹脂、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、テ
ルペン樹脂、キシレン・ホルムアルデヒド樹脂、石油系
炭化水素樹脂、水素添加炭化水素樹脂、ロジン誘導体、
テレピン系樹脂等の粘着付与性樹脂等を添加することが
できる。これらの樹脂の添加量は、前記(A)〜(C)
成分の合計100重量部に対して、例えば0〜60重量
部、特には0〜40重量部程度であるのがよい。
これらのほか、本発明の感圧接着剤層は、適宜必要に応
じて、例えば、ジオクチルフタレート等のフタル酸エス
テル系、トリクレジルホスフェート等のリン酸エステル
系、プロセスオイル等の可塑剤;例えば、酸化チタン、
カーボンブラック、フタロシアニンブルー等の有機また
は無機の着色剤:例えば、クレー、タルク、炭酸カルシ
ウム、シリカ、水酸化アルミニウム、ガラス粉末等の無
機質充填剤;紫外線吸収剤;防腐剤;等の公知の添加物
を添加してもよい。
本発明に用いられる感圧接着剤層形成用の感圧接着剤組
成物は、前記のごとく、好ましくは、例えばエチルアセ
テートなどの沸点60〜100℃の有機溶媒中で溶液重
合することによって得られたアクリル系(共)重合体溶
液に、例えば、SBSなどの(B)成分エラストマー及
びEVAなどの(C)成分エラストマーをそれぞれトル
エン等の有機溶媒に溶解して加え、必要に応じて、粘着
付与性樹脂、可塑剤、着色剤、無機質充填剤等を加えて
混合し、要すれば更に有機多価イソシアネート化合物等
の架橋剤を配合することにより製造することができる。
本発明の制振性薄葉体は、上記のような感圧接着剤組成
物を、その用途に応して選択した適宜の拘束層の少なく
とも一方の面に、例えばロールコータ−、ナイフコータ
ー等の一般に公知の方法に従って直接塗布し、乾燥し、
必要に応じて加熱し若しくは室温放置して架橋させた後
、形成された感圧接着剤層上に離型材を載置し、必要に
応しで巻き取り、または、切断するといった方法により
作成することができる。また、感圧接着剤組成物を離型
材上に同様な方法により塗布し、乾燥した後、拘束層と
貼り合わせることもできる。感圧接着剤層の厚さは、一
般に約10〜200art+ 、好ましくは約20〜1
50μ…程度であるのがよい。
上記の拘束層としては、例えば、鉄、鋼、アルミニウム
、ニッケル、クロム、コバルト、ステンレス鋼、亜鉛処
理鋼板、銅メツキ綱板、銅、黄銅等の金属もしくは金属
合金の箔;例えば、ポリカーボネート、ポリスチレン、
塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド
、熱可塑性ポリウレタン、石油系炭化水素樹脂、クマロ
ン系樹脂、ロジン誘導体、天然樹脂、天然アスファルト
等の軟化点60℃以上の熱可塑性樹脂フィルムもしくは
シート;例えば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリ
ア樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ウレ
タン樹脂等の熱硬化性樹脂シート;例えば、ガラス、セ
ラミック等の無機質シート;例えば、厚紙、段ボール等
の紙等を例示することができる。これらのうち、堅牢さ
や電磁波シールド性の良さなどの理由から金属もしくは
金属合金の箔、特にステンレス鋼、銅、アルミニウム、
銅メツキm坂等の箔の使用が好ましい。
拘束層の厚さは、一般に約10〜200μm、好ましく
は約25〜100μ…程度であるのがよい。
なお、本発明において用いるlr薄葉体」とは、例えば
、フィルム状、シート状、テープ状、ストリップ状、リ
ボン状、薄板状など、長さ及び/又は巾方向の寸法に比
較して厚さ方向の寸法が極めて小さいような形状のもの
を表す用語である。
〔効 果〕
本発明の制振性薄葉体は、例えば、自動車、鉄道車両、
航空機などの乗物、情報機器、電気製品、建物の床、屋
根、壁、階段等の振動発生体に貼付するだけで容易に且
つ広範囲の温度領域において振動や騒音の発生を抑制す
ることができる。
〔実施例〕
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を一層詳細に
説明するが、本発明の内容をこれらの実施例に限定する
ものでないことはいうまでもな0゜尚、本発明の制振性
薄葉体の試験用感圧接着シートの作成方法、タック、接
着力及び凝集力の測定法並びに制振性の測定方法は次の
とおりである。
(1)試験用感圧接着シートの作成方法厚さ50μ−の
ステンレス鋼75の上に、感圧接着剤組成物溶液を、乾
燥時の感圧接着剤層の厚みが約100μmとなるように
塗布し、100℃で10分間熱風循環式乾燥機にて乾燥
し、次いで生成した感圧接着剤層の上に離型材を載置し
た後20℃165%RHの条件で7日間架橋させて試験
用感圧接着シートを得た。
(2)タックの測定 J、DO−法に準じ、傾斜角30°の斜面に前(1)項
で作成した試験用感圧接着シート(試験片の長さ100
■)を貼りつけ、該試験片の斜面上方100mmの位置
より直径X732インチの大きさのスチールボールをこ
ろがし、試料上で停止する最大径のボールの直径Xで表
示する。
(3)  接着力試験 JIS R−6253ニ規定すル#2800)耐水研磨
紙で磨いた5US304のステンレス#板に、前(1)
項で作成した試験用感圧接着シートより切り出した試験
片をJIS Z−0237の方法に従って圧着し、1時
間後、23℃165%RH,剥離速度300mm/wi
nの条件下でその剥離強度(g/25m)を測定する。
前(1)項で作成した試験用感圧接着シートより切り出
した試験片を、その貼着面積が25 X 25mm ”
になる様に貼り付け、2kgローラーを1往復して圧着
した。
これをgo”cの雰囲気下でIkgの静荷重を試料にか
け、荷重を落下するまでの時間を測定する。
(5)制振性の測定 前(1)項で作成した試験用感圧接着シートを、厚さ0
.5唾の亜鉛処理鋼板に貼り、これを試験片として、共
振法により、周波数200)1zに於ける損失係数(η
)を各温度で測定する。結果は第1図に示す。
本発明の制振性薄葉体においては、損失係数(η)が温
度O〜80℃の範囲で0.04以上であるのが好ましい
豊考班上 還流冷却管、温度計、攪拌機、逐次滴下装置を取付けた
セパラブルフラスコ中に、ブチルアクリレート(HA)
 97重量部、アクリル酸(AA) 3重量部、アゾビ
ス−1−ブチロニトリル(AIBN) 0.3重量部、
エチルアセテ−) (EAc) 100重量部を混合し
て混合物を調製した。そして、初期仕込みとしてこの混
合物の25重量%をセパラブルフラスコに入れ、攪拌し
ながら加熱し、内温80〜85℃還流下で40分間重合
を行った。次に内温を80〜85℃に保持しながら、混
合物の残量75重量%を約60分に亘り逐次滴下した。
更に、重合率を上げるために120分間還流して重合反
応を行った。次に得られた重合反応液にトルエン50重
量部を加えて希釈し、固形分約40重量%、粘度600
0cps (B型回転粘度計、25℃、10rpm)の
アクリル系共重合体溶液を得た。この共重合体の籍は5
5万、Tgは一44℃であった。
1支■又 参考例1において、BA97重量部用いる代わりに2−
エチルへキシルアクリレート(2EHA)45重量部、
エチルアクリレート(EA)42重量部及び酢酸ビニル
(VAc) 10重量部を用いる以外は同様にして重合
を行って、固形分約40重量%、粘度6000cpsの
アクリル系共重合体溶液を得た。この共重合体の而は5
5万、Tgは一44℃であった。
髪λ医主 参考例1において、BA97重量部用いる代わりにBA
65重量部及びメチルメタクリレート(MM^)32重
量部を用いた以外は同様にして重合を行って、固形分約
40重量%、粘度8000cpsのアクリル系共重合体
溶液を得た。この共重合体の石は35万、Tgは一10
℃であった。
実ILL 参考例1で得られたアクリル系共重合体溶液200重量
部(固形分約80重量部)に対し、(B)成分エラスト
マーとしてカリフレックスTR1184M[商品名;シ
ェル化学■製;Tg=−60’Cの5BSI 10重量
部及び(C)成分のエラストマーとしてエルパックス4
5x[商品名;三井・デュポンケミカル■製;Tg−−
38℃のEvAl 10!量部をトルエン30重量部に
溶解したもの、並びに、イソシアネート系架橋剤コロネ
ー)L(商品名二日本ポリウレタン■製トルエンジイソ
シアネートとトリメチロールプロパンとからなるウレタ
ンプレポリマー)2重量部を攪拌混合し感圧接着剤組成
物溶液を得た。
得られた組成物の組成、感圧接着剤物性および制振性薄
葉体としたときの制振性の測定結果を第1表に示す。
2び l〜2 実施例1において、カリフレックスTR11B4M及び
エルパックス45Xの使用量を変え、又はこれを使用し
ない以外は同様にして感圧接着剤組成物溶液を調製した
。得られた組成物の組成、感圧接着剤物性および制振性
薄葉体としたときの制振性の測定結果を第1表に示す。
3  び  ″ 13 実施例1において、参考例1のアクリル系共重合体溶液
200重量部を用いる代わりに、参考例2又は参考例3
のアクリル系共重合体溶液200重量部を用いた以外は
同様にして感圧接着剤組成物溶液を得た。得られた組成
物の組成、感圧接着剤物性および制振性薄葉体としたと
きの制振性の測定結果を第1表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の制振性薄葉体のル1振性試験結果を示
すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、拘束層の少なくとも一方の面に感圧接着剤層を有す
    る制振性薄葉体において、該感圧接着剤層が下記(A)
    〜(C)の成分: (A)ガラス転移点が−20℃以下のアクリル系(共)
    重合体60〜90重量%、 (B)ガラス転移点が−30℃以下のエラストマ−5〜
    35重量%、及び、 (C)ガラス転移点が−50℃〜0℃のエラストマーで
    あって、上記成分(B)以外のエラストマー5〜35重
    量%、 〔但し、成分(A)、(B)及び(C)の合計が100
    重量%である〕 を含んでなる制振性薄葉体。 2、前記成分(B)のエラストマーがスチレン−ブタジ
    エンブロック共重合体である請求項1に記載の制振性薄
    葉体。 3、前記成分(C)のエラストマーがエチレン−酢酸ビ
    ニル系共重合体である請求項1又2に記載の制振性薄葉
    体。 4、前記感圧接着剤層の周波数200Hzにおける損失
    係数が温度0〜80℃の範囲で0.04以上である請求
    項1、2又は3項に記載の制振性薄葉体。
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