JPH04183346A - 釣竿 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、釣竿に係わり、特に、先竿および中間竿を、
元竿の内部空間内に収容自在に構成してなる釣竿に関す
る。

〔従来の技術〕

一般に、振出竿等の釣竿は、元竿と、この元竿の内部空
間に収容される先竿および中間竿とから構成されている
。

そして、このような釣竿を用いて釣りを行なう場合には
、使用時における穂先部の破損、あるいは、釣りの状況
に合った穂先部の選択等を考慮して、予備穂先あるいは
替穂先を、釣竿と別に携行することが行なわれている。

しかしながら、このように、予備穂先あるいは替穂先を
、釣竿と別に携行する場合には、これ等の穂先が行動上
非常に邪魔になり、また、これ等の穂先を紛失する戊が
ある。

このような問題を解決した釣竿としては、本出願人が先
に出願した、特開平２−２０２３２号公報に開示される
ものが知られている。

この釣竿は、先竿および中間竿を、元竿の内部空間内に
収容自在に構成するとともに、元竿の内　・部空間以外
の部分に、かつ、元竿の軸長方向に沿って収容空間を形
成して構成されている。

このような釣竿では、収容空間内に予備穂先あるいは替
穂先を予め挿入しておくことにより、穂先が行動上の邪
魔になることがなく、また、穂先を紛失する虞もな（な
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、このような従来の釣竿では、元竿の内部
空間および収容空間の両者が、元竿の前端に向けて先細
り状に形成されているため、元竿から収容空間の形成部
が膨出し、外形形状が大形化し、特に、握持部分の外形
が増大するため、握りにくくなるという問題があった。

本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされた
もので、収容空間のための膨出部が小さく握り易い釣竿
を提供することを目的とする。

〔ｔｌ！題を解決するための手段〕

本発明の釣竿は、先竿および中間竿を、元竿の内部空間
内に収容自在に構成するとともに、前記元竿の内部空間
以外の部分に、かつ、元竿の軸長方向に沿って収容空間
を形成してなる釣竿において、前記元竿の内部空間を、
元竿の前端に向けて先細り状に形成するとともに、前記
収容空間を、元竿の後端に向けて先細り状に形成し、こ
の収容空間の前端に開口部を形成してなるものである。

〔作　用〕

本発明の釣竿では、元竿の内部空間が、元竿の前端に向
けて先細り状に形成され、これとは逆に、収容空間が、
元竿の後端に向けて先細り状に形成される。

〔実施例〕

以下、本発明の詳細を図面に示す実施例について説明す
る。

第１図ないし第３図は、本発明の釣竿の一実施例を示し
ており、図において符号１１は、図示しない先竿および
中間竿を内部空間１３内に収容する元竿を示している。

この元竿１１は、筒状の元竿本体１５と、この元竿本体
１５の後端開口部を遮蔽する竿尻部材１７とから主体部
分が構成されている。

そして、元竿本体１５の下部には、厚肉部２３が形成さ
れ、この厚肉部２３に、先竿等の穂先部を収容する収容
空間２５が形成されている。

この収容空間２５は、元竿本体１５の軸長方向に沿って
形成されており、穂先部等の形状に対応する先細り形状
とされている。

しかして、この実施例では、元竿１１の内部空間１３、
すなわち、内部空間１３を形成する元竿本体１５が、元
竿１１の前端に向けて先細り状に形成されている。

また、収容空間２５、すなわち、収容空間２５を形成す
る厚肉部２３が、元竿１１の後端に向けて先細り状に形
成されている。

そして、この収容空間２５の前端には、開口部２７が形
成されている。

この開口部２７には、雌螺子部２９が形成され、この雌
螺子部２９に、栓体３１が螺合されている。

以上のように構成された釣竿は、例えば、前述した特開
平２−２０２３２号公報に開示される釣竿とほぼ同様に
して製造される。

しかして、以上のように構成された釣竿では、元竿１１
の内部空間１３を、元竿１１の前端に向けて先細り状に
形成するとともに、収容空間２５を、元竿１１の後端に
向けて先細り状に形成し、この収容空間２５の前端に開
口部２７を形成したので、収容空間２５のための膨出部
、すなわち、厚肉部２３が小さくなり、握り易い釣竿を
容易に提供することが可能となる。

すなわち、以上のように構成された釣竿では、元竿１１
の内部空間１３が、元竿１１の前端に向けて先細り状に
形成され、これとは逆に、収容空間２５が、元竿１１の
後端に向けて先細り状に形成されるため、第２図と第３
図を比較すると明らかなように、特に、元竿１１の後部
、すなわち、握持部側において、収容空間２５のための
膨出部が小さ（なり、非常に握り易い釣竿となる。

そして、第３図に示すように、特に力の作用する握持部
側の膨出部、すなわち、厚肉部２３が小さくなるため、
剛性が大きくなり、強度の高い釣竿となる。

また、元竿１１の全体にわたって外形が小さくなるため
、元竿１１の重量を低減することが可能となる。

第４図および第５図は、本発明の釣竿の他の実施例を示
すもので、この実施例では、元竿１１の内部空間１３と
収容空間２５との間には、切欠開口部３３が形成され、
内部空間１３と収容空間２５とが連通されている。

以上のように構成された釣竿においても第１図に示し上
実施例とほぼ同様の効果を得ることができるが、この実
施例では、内部空間１３と収容空間２５との間に仕切壁
が不要になり、従来形成されていた仕切壁の肉厚骨だけ
外形形状が小型化し、また、重量が低減し軽量化される
。

なお、以上述べた実施例では、収容空間２５を断面円形
状に形成した例について述べたが、本発明は、かかる実
施例に限定されるものではなく、例えば、矩形、楕円等
の任意の形状であっても良いことは勿論である。

また、以上述べた実施例では、内部空間１３および収容
空間２５を直線のテーバ状にした例について述べたが、
本発明は、かかる実施例に限定されるものではなく、必
ずしも直線でなくても良く、また、段差等があっても良
いことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の釣竿では、元竿の内部空間を
、元竿の前端に向けて先細り状に形成するとともに、収
容空間を、元竿の後端に向けて先細り状に形成し、この
収容空間の前端に開口部を形成したので、収容空間のた
めの膨出部が小さ（なり、握り易い釣竿を容易に提供す
ることができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の釣竿の一実施例を示す縦断面図である
。 第２図は第１図の■−■線に沿う横断面図である。 第３図は第１図の■−■線に沿う横断面図である。 第４図は本発明の釣竿の他の実施例を示す縦断面図であ
る。 第５図は第４図の■−Ｖ線に沿う横断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 １１・・・元竿 １３・・・内部空間 ２５・・・収容空間 ２７・・・開口部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）先竿および中間竿を、元竿の内部空間内に収容自
   在に構成するとともに、前記元竿の内部空間以外の部分
   に、かつ、元竿の軸長方向に沿って収容空間を形成して
   なる釣竿において、前記元竿の内部空間を、元竿の前端
   に向けて先細り状に形成するとともに、前記収容空間を
   、元竿の後端に向けて先細り状に形成し、この収容空間
   の前端に開口部を形成してなることを特徴とする釣竿。