JPH04181503A - 回転ヘッドドラムテープ案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、ＶＴＲ，ＤＡＴ等における記録時に同時モニ
ター再生を行うことができる磁気記録再生装置に使用さ
れる回転ヘッドドラムテープ案内装置に関する。

（ロ）従来の技術 近年ＶＴＲ，ＤＡＴ等の磁気記録再生装置の小型化成る
いは磁気ヘッドのマルチ化に伴って、ロークリトランス
のチャンネル間のクロストークが重要視されている。又
、一方ではＶＴＲやＤＡＴのデータ・レコーダー等では
同時モニター（記録しながら同時に再生すること）の必
要性が生じている。

第２図は８ミリＶＴＲ用のシリンダの従来例を示したも
のである３図において、（３１）は回転シリ／ダで磁気
ヘッド（３２）が取着されると共に回転軸（３３）が圧
入されたディスク（３４）にネジ止め固着されている。

（３５ンは固定シリンダで軸受ハウジング部に上下一対
のベアリング（３６）、　（３７）及び予圧バネ（３８
）と前記回転軸（３３）で構成される軸付ベアリングが
取着されることによって前記回転シリンダ（３１）が回
転自在になっている。

（３９）はディスク（３４）に固着された回転側ロータ
リトランス、（４０）：よ固定シリンダ（３５）に固着
された固定側ロータリトランス、（４１）はモータハウ
ジングで前記回転軸（３３）に取着される。

この場合、記録用と再生用の巻線を同一のロータリトラ
ンスに配設する構造であり、ロータリトランス自体が大
型化される。

又、第３図に示すように回転シリンダ（３１）の上面に
スペーサ（４２）を介して更に別個のロータリトランス
（４３＞、　（４４）を配設したものがある。この場合
は追加したロータリトランス（４３）、　（４４）を取
着するために支柱（４’５）、取付板（４６）、スペー
サ（４７）等が必要であり、且つロータリトランスの支
持方法が不安定になり、更には装置自体が大きくなると
云った欠点がある。例えば公開公報特開昭６０−１】、
７４０１号（ＧＩｌＢ　５１０２）第１図及び第２図参
照。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上述のようにマルチチャンネルに対応してロータリトラ
ンスを２ケ所に配設する構成にする場き■ロークリトラ
ンスの固定方法が不安定になる。

■シリンダが小型化し、メカニズム自体が小さくなった
場合、シリンダ周辺に支柱等の固定が困難である。

■ロークリトランスのギャップ間隔調整が複雑になる。

と云った課題がある。

（ニ）課題を解決するための手段 上述の課題を解決するために、本発明の回転ヘッドドラ
ムテープ案内装置は、回転磁気ヘッドを備えた回転ヘッ
ドドラムと軸受ハウジングを備え外周にテープ案内面を
有するシリンダテープ案内体間に信号伝送用の第１のロ
ークリトランスを配設した従来の構造に、前記回転ヘッ
ドドラムに圧入された被駆動軸を長くして該回転ヘッド
ドラムの上面より突出させると共に該ドラムの上面にス
ペーサを介して第２のロータリトランスの一方を配設し
、前記被駆動軸の突出部分にホルダーに取着した一対の
第２の軸受を固着すると共に、前記ホルダーに前記第２
のロータリトランスに対向して他方のロータリトランス
を配設する構成にする。

（ホ）作　用 回転ヘッドドラムに固着される被駆動軸に第２の軸受を
介してホルダーを回転自在に取着し、該ホルダーに第２
のロータリトランスを固着する構成であるので、ローク
リトランスを安定して取り付けられる。又、第２のロー
タリトランスの一方をスペーサを介して取り付けるよう
にしたので、該スペーサの厚みを変えることによってロ
ークリトランスのギャップ調整が容易にできる。

（へ）実施例 以下本発明の一実施例の回転ヘッドドラムテープ案内装
置について、図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の断面図を示すもので、図において、（
１）はシリンダテープ案内体（以下下シリンダと称する
）で中心部に軸受ハウジング部（１ａ）゛と外周にテー
プ案内面（ｌｂ）が形成されている。

（２）は被駆動軸で略中央にディイスク（３）が固着さ
れると共に一対の軸受（４）及び（５）が予圧バネ（６
）を挟持して取着され前記ハウジング部（１ａ）に回転
自在に保持されている。

（７）は回転ヘッドドラム（以下上シリンダと称する）
で複数の磁気ヘッド（８）がネジ止めされると共に前記
ディスク（３）に固着されている。（９）及び（１０）
は一対の第１のロータリトランスでそれぞれ下シリンダ
（１）及びディスク（３）に固着されている。（１１）
はスペーサで前記上シリンダ（７）の上面に固着され上
シリンダ（７）と共に一体で回転する。（１２）、　（
１３）は前記被駆動軸（２）に取着されホルダー（１４
）に保持された一対の第２の軸受で予圧ボス（１５）に
よって予圧されている。

（１６）及び（１７）は第２のロータリトランスで、そ
れぞれ前記スペーサ（１１）及びホルダー（１４）に固
着され信号の伝送を行う。（１８）は磁気ヘッド（８）
とロータリトランス（１６）の巻線間を電気的に接続す
るリード線、（１９）はロークリトランス（１７）の巻
線から所定の信号経路へ接続されるリード線をそれぞれ
示す（２０）は第１のロータリトランス（９）の巻線か
らの信号伝送用のリード線である。

尚、（２１）はモータハウジングで前記下シリンダ（１
）に取着され被駆動軸（２）を回転駆動するが、詳細に
ついては省略する。

上述の構成では、ロークリトランスを２ケ所に分割して
設け、第２のロータリトランス（１７）はリード線（１
９）をシャーシ（図示せず）側の所定個所に電気的に接
続することによって、該ロータリトランス（１７）及び
ホルダー（１４）が仮固定される状態になり、上シリン
ダ（７）の回転時該ホルダー（１４）が共回りすること
による負荷変動が防がれる。

尚、ロータリトランスを２ケ所に分割することによって
マルチチャンネル磁気ヘッドに十分対応できると共に、
混信・クロストークを軽減のために例えば、映像信号を
第１のロータリトランス側に、音声信号を第２のローク
リトランス側に分離して配設することができる。成るい
は、を原伝送用と信号伝送用とに分離配設してもよい。

（ト）発明の効果 本発明は上述のように構成したので、以下の効果がある
。

■被駆動軸を上シリンダ上面より突出させ、該突出部分
に一対の軸受を取着しホルダーで一対の軸受を保持させ
るようにして、該ホルダーにロータリトランスを固着す
るので、第２のロータリトランスの取付けが安定する。

■上シリンダの上面に、スペーサを介して第２のローク
リトランスの一方を固着するようにしたので、ロータリ
トランス間のギャップ調整が容易にできる。

■第２のロークリトランスの巻線とシャーシ等に固定さ
れたプリント基板の所定の個所にリード線で電気的に接
続することによって、ロータリトランスの一方が仮固定
されるので、ホルダーが上シリンダの回転時の負荷変動
として悪影響を及ぼすことがなく、マルチヘッド構成に
対応した信号伝送が可能になる。

■更にはシリンダ構造の小型省スペース化が計られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図は従来例の
断面図、第３図は他の従来例の側面図をそれぞれ示す。 （１）・・・シリンダテープ案内体、（２）・・・被駆
動軸（４）、（５）・・・軸受、（７）・・・回転ヘッ
ドドラム、（９）、　（１０）・・・ロータリトランス
、（１１）・・・スペーサ、（１２）、　（１３）・・
・軸受、（１４）・・・ホルダー、（１６）、　（１７
）・・・ロークリトランス、（１Ｂ）、　（１９）・・
・リード線。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転磁気ヘッドを備え被駆動軸が上下に突出固着
   された回転ヘッドドラムと、 前記被駆動軸を軸支する上下一対の第１の軸受を内蔵し
   た軸受ハウジングを備えると共に外周にテープ案内面を
   有するシリンダテープ案内体と、該シリンダテープ案内
   体と前記回転ヘッドドラム間に一対の第１のロータリト
   ランスを配設した回転ヘッドシリンダ装置において、 前記回転ヘッドドラムの上面にスペーサを介して第２の
   ロータリトランスの一方を配設し、前記被駆動軸にホル
   ダーを介して一対の第２の軸受を取着すると共に該ホル
   ダーに前記第２のロータリトランスに対向して他方のロ
   ータリトランスを配設したことを特徴とする回転ヘッド
   ドラムテープ案内装置。
2. （２）前記回転磁気ヘッドと前記第２のロータリトラン
   スの一方の巻線とを電気的に接続すると共に、前記第２
   のロータリトランスの他方の巻線を所定の固定個所へ電
   気的に接続することを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載の回転ヘッドドラムテープ案内装置。