JPH04181443A - 分散ファイルアクセス方法 - Google Patents

分散ファイルアクセス方法

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JPH04181443A
JPH04181443A JP2308687A JP30868790A JPH04181443A JP H04181443 A JPH04181443 A JP H04181443A JP 2308687 A JP2308687 A JP 2308687A JP 30868790 A JP30868790 A JP 30868790A JP H04181443 A JPH04181443 A JP H04181443A
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茂樹 平澤
Kinji Mori
森 欣司
Masayuki Orimo
織茂 昌之
Masuyuki Takeuchi
竹内 増幸
Hiroshi Fujise
藤瀬 洋
Shoji Iwamoto
岩本 鉦二
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、分散ファイルシステムに関し、特に、分散フ
ァイルへのアクセス方法に関する。
〔従来の技術〕
複数のプロセッサに分散されている複数のファイルが単
一のより大規模なファイル又はデータベースを構成する
、いわゆる分散ファイル又は分散データベースは、既に
広く知られており、例えば、McGraw−Hil1社
により1985年に発行された、5TEFANOCER
I及びGIIJSEPPE PELAGATTI共著、
rDISTRIBUTED DATABASE PRI
NCIPLES & SYSTEMSJに記載されてい
る。分散ファイルシステムにおいては、前掲文献の第1
0章に記載されているように、従来、各ファイルへのア
クセスに必要な事項。
例えば、各ファイルの物理的位置、スキーマ等からなる
、ファイル情報(当該文献ではカタログと呼ばれている
)の管理方法が問題であった。
第1の方法は、ある1台のプロセッサが管理者プロセッ
サとして指定され、これがすべてのカタログを集中的に
管理するものである。第2の方法は、すべてのプロセッ
サがそれぞれにすべてのカタログを重複して管理するも
のである。第3の方法は、ファイルを管理する各プロセ
ッサがそのファイルのカタログを管理し、各プロセッサ
は全カタログを周期的にキャッシュするものである。更
に、これらの中間的な方法も幾つかある。例えば、前記
第3の方法において、諸プロセッサが、カタログをキャ
ッシュする代りに、必要時に所望のカタログをそのカタ
ログを管理しているプロセッサに請求するために必要な
カタログ部分のみを、重複して管理する方法がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記第1の方法では、カタログの管理は容易であるが、
管理者プロセッサに負荷が集中して、サービスが低下し
、その上、管理者プロセッサのダウンが直ちにシステム
ダウンを招来するという欠点がある。第2の方法では、
第1の方法のような欠点はない代りに、カタログ内容の
変更時に、諸プロセッサにおけるカタログ内容の一貫性
を保つことが困難である。第3の方法では、キャッシュ
されているカタログと最新のカタログの間に内容の不一
致が生じることがあり、したがって、アクセス依頼の作
成に使用されたカタログと最新のカタログの異同を、フ
ァイル管理プロセッサにより常に監視することが必要で
あり、更に、不一致が発見された場合には、最新のカタ
ログをキャッシュして、アクセス依頼を作成し直さなけ
ればならない。また、中間的な諸方法は、前記のような
各方法の欠点を、その程度は低いにせよ、併せ持つこと
になる。
このようなファイル情報(カタログ)の管理の問題は1
分散ファイルへのアクセスが複数のファイルを個々に指
定して行なわれ、したがって、ファイルアクセスに先立
って各ファイルのファイル情報を調べなければならない
ことから生じる。
本発明の目的は5分散ファイルへのアクセスに先立って
各ファイルのファイル情報を調べる必要をなくし、ひい
ては、ファイル情報の管理にまつわる前述のような問題
を除くことである。
本発明の他の目的は、分散ファイルへのアクセスを、各
ファイルのファイル情報を調べないにもかかわらず、効
率良く行なうことである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、分散ファイルシステムにおいて、システム内
の複数の相異なるファイルによって構成される単一の論
理ファイルを定義する論理ファイル定義情報を、それら
ファイルを管理するプロセッサのそれぞれに設定し、ク
ライアントプロセソサにおいて、この論理ファイルを指
定してファイルアクセス依頼を送出し、そして、前記論
理ファイル定義情報が設定された少なくとも第1のプロ
セッサにおいて、前記ファイルアクセス依頼に応答して
、その論理ファイル定義情報を参照し、それが管理する
ファイルにアクセスしてその結果を送出する。
上記発明は、次のように変形することができる。
すなわち、各プロセッサに設定される前記論理ファイル
定義情報は、他のプロセッサが管理するファイルとの関
連を示す結合情報を含み、前記ファイルアクセス依頼は
、第1の選択条件を含み、前記第1のプロセッサは、前
記第1の選択条件を満たすファイルを管理するプロセッ
サであって、更にその結合情報ファイルアクセスの結果
とから決定される第2の選択条件を含む第2のファイル
アクセス依頼を前記論理ファイルを指定して送出し、前
記論理ファイル定義情報が設定され、かつ、前記第2の
選択条件を満たすファイルを管理する少なくとも第2の
プロセッサにおいて、前記第2のファイルアクセス依頼
に応答して、その論理ファイル定義情報を参照し、それ
が管理するファイルにアクセスしてその結果を送出する
とともに、そこに設定された結合情報とファイルアクセ
スの結果とから決定される第3の選択条件を含む第3の
ファイルアクセス依頼を前記論理ファイルを指定して送
出し、そして、クライアントプロセッサにおいて、これ
らのアクセス結果を統合する。
〔作用〕
前述の本発明によれば、クライアントプロセッサは、論
理ファイルを指定してファイルアクセス依頼を送出する
だけで、所要の複数のファイルにアクセスすることがで
き、ファイルアクセスに先立って個々のファイルのファ
イル情報(例えばカタログ)を調べる必要がない。した
がって、ファイルを管理する各プロセッサが自分のファ
イルのファイル情報を管理すれば、それだけで十分であ
る。例えば、あるファイルが第1のプロセッサから第2
のプロセッサに移された時には、そのファイルに関する
論理ファイル定義情報を、第1のプロセッサから第2の
プロセッサに移すだけでよい。
その結果、ファイル情報の管理にまつわる前述の問題が
除かれる。
また、前述の変形によれば、クライアントプロセッサが
送出する単一のファイルアクセス依頼に応答して、所要
の諸ファイルを管理する複数のプロセッサが自律的に連
係動作し、可能な限り並行してそれぞれのファイルにア
クセスして、データを送出する。しかも、諸ファイル管
理プロセッサのこの自律的な連係動作を通じて、自動的
に所望の選択処理が実現される。したがって、個々のフ
ァイルのファイル情報を調べないにもかかわらず、効率
の良い分散ファイルアクセスが行なわれる。
〔実施例〕
以下に述べる実施例は、本発明を分散リレーショナルデ
ータベースに適用したものである。
第1図は、本発明が適用されるコンピュータシステムの
一例を示す。伝送路1に、複数のプロセッサ10.20
及び30が接続されている。本実施例ではバス型のネッ
トワークが用いられているが、他の任意の型のネットワ
ークを用いることができる。プロセッサ10.20及び
30には、端末装置11.21及び31と、ディスク記
憶装置1122及び32が、それぞれ接続されている。
任意の型の端末装置と記憶装置を用いることができる。
また、これら以外の適当な周辺装置が追加的に接続され
てもよい。ディスク記憶装置12.22及び32には、
ファイルAよ2とB工6、A23とB27及びA34が
、それぞれ蓄積されており、これらのファイルは分散フ
ァイルを構成する。図では省略されているが、伝送路1
には複数の他のプロセッサが接続されており、それらの
内の幾つかのものは、プロセッサ1o、20及び30の
ように、分散ファイルの一部をなすファイルを保有して
もよく、他のものは、そのようなファイルを保有しなく
てもよい。分散ファイルの一部をなすファイルを保有す
るプロセッサは、ファイルサーバと呼ばれる。
今、ファイルA□2、A23及びA、4をまとめて、一
つの論理ファイル5を構成し、これにシステムにユニー
クなファイル名Aを与える。また、ファイルB i、 
6及びB、7をまとめて、他の一つの論理ファイル8を
構成し、、これにシステムにユニークなファイル名Bを
与える。
ファイルA42、A、、3及びA、4の内容と論理ファ
イルA5の内容の関係は、第2図に示されている。1フ
ァイルA、2は、項11a、b及びCからなり、ファイ
ルA、3は、項目c、d及びeからなり、ファイルA、
4は、項目e及びfからなる。
論理ファイルA5は、項目a、b、c、d、e及びfか
らなり、これは、ファイルAよ2とA23を項目Cを結
合項目とし2て結合(、join) L、更にその結果
とファイルA、4を項目eを結合項目として結合したも
のに相当する。結合は、基本的には、2個の表をそれら
に共通な項目の値により連結して、単一の表を作る関係
代数演算である。
ファイルB、6及びB27の内容と論理ファイルB8の
内容の関係は、第3図に示されている。ファイルB、6
は、項目g、h及びjからなり、ファイルB27は、項
目11、j及びkからなる。論理ファイルB8は1項目
g、h1.J及びkからなり、これは、ファイル)31
6とB、7を、項目1を結合項目として結合し、その結
果を項目1以外の項目に射影(ρrojection)
  したものに相当する。
射影は、ある表を指定された項目のみからなる表に圧縮
する関係代数演算である。
このような論理ファイルの定義は、構成定義ファイル1
.3.23及び33(第1図)を、プロセッサ10.2
0及び30にそれぞれ設定することによって確立される
。構成定義ファイル]、3.23及び33の内容は、第
4図に示されている。各構成定義ファイルは、論理ファ
イル名と、物理ファイル名と、結合項目と、必要項目と
からなる。
論理ファイル名は、当該プロセッサのファイルが属する
論理ファイルに与えられたシステムにユニークな名前で
ある。物理ファイル名は、その論理ファイルに属する当
該プロセッサのファイルの物理的位置を示し、一般には
、ディレクトリ名と、システムにユニークなファイル名
とからなる。結合項目は、それが示す項目を結合項目と
してこのファイルと結合されるへき他のファイルが、存
在することを表す。・必要項目は、このファイル中の項
[]の内で、当該論理ファイルの構成項目として必要な
ものを示す。
結合項目は、結合されるへき他のファイルがどこかに存
在することを示すに止どまり、それがどの特定のファイ
ルであるかを示さないことに注意すべきである。したが
って、ファイル間の結合関係を緩やかなものとすること
ができ、例えば、ファイルの物理的位置が移動しても、
結合関係を再定義する必要はない。
第4図において1例えば、プロセッサ10に設定された
構成定義ファイル13は、次のようなことを示す。すわ
ち、このプロセッサにより管理されるファイルA、とB
工は、論理ファイルAとBにそれぞれ属し、A□は項目
Cによって他の未知のファイルと結合されるはずであり
、AX中の項目の内で項目a、b及びCが論理ファイル
A中の項1]として必要であり、また、B1は項目〕に
よって他の未知のファイルと結合されるはずであり、B
、中の項目の内で項目g及びhが論理ファイルB中の項
目として必要である。
このような構成定義ファイルの設定は、次のような幾つ
かの方法のいずれかによって行なうことができる。
(1)予め、適当な時点で、システム内の1台のプロセ
ッサを選び、それの端末装置から、該当するファイルを
管理する各プロセッサに設定する。
(2)予め、適当な時点で、該当するファイルを管理す
る各プロセッサの端末装置から、そのプロセッサに設定
する。
(3)ファイルアクセスを必要とするプロセッサの端末
装置から、ファイルオープン時に、該当するファイルを
管理する各プロセッサに設定する。
第5図は、伝送路1丘を伝送されるファイル処理用メツ
セージのフォーマットを示す。メツセージ9は、このメ
ツセージの内容を示す内容コード(CC)91と、この
メツセージを送出するプロセッサの番号を示す送信源ア
ドレス(SA)92と、同じ送信源プロセッサから発行
された各メッセージを識別するためのイベント番号(E
V)93と、データ(DATA)94とからなる。内容
ニード91は、メツセージの種別(例えば、ファイルア
クセス依頼、ファイルアクセス応答等)を示す識別子(
ID)911と、システムにユニークな論理ファイル名
(LFN)912とからなる。
イベント番号93は、ファイルアクセス依頼の発生源で
ある実行中のアプリケーションプログラムに与えられた
タスク番号(TNO)931と、このタスクから発生さ
れた当該論理ファイルに対するアクセス依頼の通し番号
(SNO)932と。
メツセージ作成時刻(TIM)933とからなる。
データ94は、ファイルアクセス依頼メツセージにおい
ては、アクセス種別、選択条件等のアクセス態様を示す
情報であり、ファイルアクセス応答メツセージにおいて
は、ファイルアクセスの結果抽呂されたデータの内で、
構成定義ファイルが必要項目及び結合項目として指定す
る諸項目の部分と、それに関連する情報である。
第6図は、プロセッサ10の詳細を機能ブロック図の形
で示す。図示された各モジュールは、ハードウェアとソ
フトウェアが協同して遂行する機能を表す。他のプロセ
ッサもこれと実質的に同様である。ただし、ファイルサ
ーバ以外のプロセッサは、後述するファイルサーバ管理
機能を持たない。
ネットワークインタフェース101、ターミナルインタ
フェース112及びディスクインタフェース113は、
それぞれ、伝送路1.端末装置11及びディスク記憶装
置12とプロセッサ10の間のインタフェースを提供す
るモジュールである。
通信管理モジュール102は、伝送路1からネットワー
クインタフェース101を介して受信したメツセージの
内容コード91を、内容コードテーブル103の内容と
照合して、取込むべきメツセージか否かを判定し、取込
むべきメツセージであれば、それを入力メツセージエリ
ア105に格納し、また、出力メツセージエリア104
内のメツセージを、ネットワークインタフェース101
を介して、伝送路1上にブロードキャストする。このブ
ロードキャストに際しても、通信管理モジュール102
は、メツセージ受信時と同様に、内容コードテーブル1
03を参照して、送出しつつあるメツセージが当該プロ
セッサにとっても必要なものか否かを調べ、必要なもの
であれば、そのメツセージを入力メツセージエリア10
5に格納する。
内容コードテーブル103には、このプロセッサが管理
するファイルを含む論理ファイルへのアクセス依頼を示
す各内容コード91が、登録される。すなわち、識別子
911がファイルアクセス依頼を示し、論理ファイル名
912が論理ファイルA又はBを示す内容コードである
。これらの内容コードの登録は、このプロセッサの立上
げ時及び新たな論理ファイルが定義された時に、構成定
義ファイル13に基づいて自動的に行なわれる。
内容コードテーブル103には、また、このプロセッサ
10が取込むべきファイルアクセス応答メツセージを識
別する内容コード91も登録される。
すなわち、識別子911がファイルアクセス応答を示し
、論理ファイル名912が、このプロセッサがクライア
ントとしてアクセスを依頼する論理ファイルを示す内容
コードである。この内容コードは、ファイルクライアン
ト管理モジュール106により、ファイルオープン依頼
時に登録され、ファイルクローズ依頼時に抹消される。
他の方法として、この内容コードは、各ファイルアクセ
ス依頼メツセージが作成される度に登録され、それに対
する応答が完了する度に抹消されてもよい。
入力メツセージエリア105において、各メツセージは
、対応する内容コードに関連付けて格納される。
AP管理モジュール109は、アプリケーションプログ
ラム(AP)111の実行を管理し、ターミナル管理モ
ジュール108は、AP管理モジュール109とターミ
ナルインタフェース112の間に介在して、端末袋[1
1を管理する。データ管理モジュール110は、AP管
理モジュール109又はファイルサーバ管理モジュール
107からの依頼に応じて、ディスクインタフェース1
13を介してディスク記憶装置12にアクセスする。
ファイルサーバ管理モジュール107は、入力メツセー
ジエリア105からファイルアクセス依頼メツセージを
読出して、アクセス依頼をデータ管理モジュール110
に送り、そこから受けたアクセス結果データに基づきフ
ァイルアクセス応答メツセージを作成して、それを出力
メツセージエリア104に格納する。ファイルクライア
ント管理モジュール106は、ファイルアクセス依頼メ
ソセージの発行とそれへの応答メツセージの受領とを管
理する。すなわち、このモジュール106は、AP管理
モジュール109からのファイルアクセス依頼を受けて
、タスクとして実行中のアプリケーションプログラムか
らの各論理ファイルに対するアクセス依頼に通し番号を
付与し、ファイルアクセス依頼メツセージを作成して、
それを出力メツセージエリア104に格納し、また、取
込まれたファイルアクセス応答メツセージを入力メツセ
ージエリア105から読出して、アクセス結果データを
AP管理モジュール109に送る4更に、ファイルクラ
イアント管理モジュール1.06は、ファイルアクセス
依頼メツセージの送出後−定時間内にそれに対する応答
が得られない場合、あるいは他の応答異常が検出された
場合には、その旨をAP管理モジュール109に知らせ
る。
次に、あるプロセッサが、アプリケーションプログラム
からの要請に応じて、ファイルアクセス依頼メツセージ
を送出する手順を説明する。このようにして最初にファ
イルアクセス依頼メツセージを送出するプロセッサを、
クライアントプロセッサと呼ぶことにする。このクライ
アントプロセッサは、通常、プロセッサ10とは別のプ
ロセッサであるが、どのプロセッサも、ファイルサーバ
以外のプロセッサがファイルサーバ管理モジュール10
7を欠く点を除き、実質的に同一であるから、以下の説
明においても、第6図における参照符号を用いる。既に
ファイルオープン手続きは完了しており、ファイルアク
セス応答メツセージの取込みに必要な内容コードは、こ
のプロセッサの内容コートテーブル7、03に登録され
ていると仮定する。
タスクとして実行されつつあるアプリケーションプログ
ラム]、 1.1がファイルアクセス依頼を発行すると
、AP管理モジュール】09は、その依頼を受けて、そ
れがファイルアクセス依頼であることを判定し、その依
頼をファイルクライアント管理モジュール106に渡す
。ファイルクライアント管理モジュール106は、その
依頼を受けて、ファイルアクセス依頼メツセージを作成
する。このメツセージには、内容コード91として、フ
ァイルアクセス依頼を示す識別子911と、アプリケー
ションプログラムから指定された論理ファイルのシステ
ムにユニークなファイル名(A又はB)912とが設定
され、送信源アドレス92として、当該プロセッサのプ
ロセッサ番号が設定される。
また、イベント番号93として、その依頼を発行したア
プリケーションプログラムのタスク番号931と、その
タスクからの当該論理ファイルに対する依頼としての通
し番号932と、このメツセージの作成時刻313とが
設定される。更に、データ94として、アクセス種類、
選択条件等を示すアクセス態様情報が設定される。ファ
イルクライアント管理モジュール106は、また、この
ファイルアクセス依頼メツセージに対するファイルアク
セス応答メツセージを識別するために、前記のイベント
番号を保管する。
このようにして作成されたファイルアクセス依頼メツセ
ージは、次いで、出力メツセージエリア104に格納さ
れ、そこから、通信管理モジュール102により、ネッ
トワークインタフェース101を介して、伝送路】上に
ブロードキャストされる。
次に、ファイルサーバにおける、ファイルアクセス依頼
メツセージの受信からファイルアクセス応答メツセージ
の送出までの手順を説明する。この処理は、プロセッサ
10以外のプロセッサにおいても行なわれるが、前述し
たのと同じ理由により、以下の説明においても、第6図
における参照符号を用いる。
前述のようにして伝送路1上にブロードキャストされた
ファイルアクセス依頼メツセージは、ネットワークイン
タフェース101を介して通信管理モジュール102に
受信され、その内容コードが内容コード103に登録さ
れているコードと照合される。この照合の結果、一致が
検出されなければ、そのメツセージは廃棄され、一致が
検出されれば、そのメツセージは入力メツセージエリア
105に格納される。
ファイルサーバ管理モジュール107は、このファイル
アクセス依頼メツセージを読出して、そのイベント番号
93の内容を記憶し、次いで、このメツセージのデータ
94を解読し、かつ、構成定義ファイルを参照して、該
当するファイルへの指定された態様によるファイルアク
セスを、データ管理モジュール110に依頼する。デー
タ管理モジュール110は、この依頼に応じて、ディス
クインタフェース113を介して、ディスク記憶装置1
2内の指定されたファイルから該当するデータを抽出し
、それをファイルサーバ管理モジュール107に渡す。
そこで、ファイルサーバ管理モジュール107は、ファ
イルアクセス応答メツセージを作成して。
それを出力メツセージエリア104に格納する。
このファイルアクセス応答メツセージには、内容コード
91として、ファイルアクセス応答を示す識別子911
と、指定された論理ファイルのシステムにユニークなフ
ァイル名とが設定され、送信源アドレス92として、こ
のファイルサーバのプロセッサ番号が設定され、イベン
ト番号93として、先に記憶しておいたファイルアクセ
ス依頼メツセージのイベント番号がそのまま設定され、
データ94として、データ管理モジュールILOから渡
されたアクセス結果データの内で、構成定義ファイルが
必要項目及び結合項目として指定する諸項目の部分が設
定される。このファイルアクセス応答メツセージは1通
信管理モジュール102により、出力メツセージエリア
104から読出され、ネットワークインタフェース10
1を介して。
伝送路l上にブロードキャストされる。
次に、クライアントプロセッサにおける、ファイルアク
セス応答メツセージの受領手続きを説明する。通信管理
モジュール102は、伝送路1から受信したメツセージ
の内容コードを、内容コードテーブル103に登録され
ている応答メツセージ識別用の内容コードと照合し、一
致が検出されれば、そのメツセージを入力メツセージエ
リア105に格納する。ファイルクライアント管理モジ
ュール106は、このメツセージを読出して、そのイベ
ント番号93を、ファイルアクセス依頼メツセージを作
成した時に保管しておいたイベント番号と比較し、一致
が検出されれば、このメツセージの中のデータ94を処
理して、その結果をAP管理モジュール109に渡す。
論理ファイルが単一のファイルのみからなる場合には、
上述の過程がファイルアクセス処理の全てである。しか
し、第1図に示されたように、論理ファイルが複数のフ
ァイルからなる場合には、それらのファイルを管理する
全プロセッサが、適切に応答しなければならない。第9
図は、このような場合にファイルサーバ管理モジュール
107により行なわれる処理の手順の概要を、フローチ
ャートで示す。以下において、この処理手順を、論理フ
ァイルAへのアクセスを例に取って説明する。
第7A図は、第1図には示されていないクライアントプ
ロセッサが1項目fの特定値を選択キーとして論理ファ
イルAにアクセスする場合の処理過程を、模式的示す、
クライアントプロセッサ40は、ファイルアクセス依頼
メツセージ9aを作成して、ブロードキャストする。こ
のメツセージ9aは、そのデータ94内に選択条件とし
て項目fとその所望の値を有し、内容コード91として
、ファイルアクセス依頼を示す識別子911と、論理フ
ァイルAを指定する論理ファイル名912とを有する。
この内容コードは、プロセッサ10.20、及び30の
内容コードテーブル103に登録されているので、すべ
てのこれらプロセッサは、このメツセージをそれぞれの
入力メッセージエリア105に取り込む(第9図SL)
。しかし、プロセッサ10及び20のファイルサーバ管
理モジュール107は、それらのファイルA1及びA2
がキー項目fを欠くので、このメツセージを廃棄して、
処理を終了し、プロセッサ30のみが、そのファイルA
、がキー項目fを含むので、更に処理を進める(S2)
すなわち、プロセッサ30のファイルサーバ管理モジュ
ール107は、次に、既にこのメツセージと同じイベン
ト番号を持つファイルアクセス依頼メツセージに応答し
てファイルA3にアクセスしたか否かを調べて(S3)
、まだそのようなアクセスは行なっていないので、指定
された条件でファイルA、にアクセスする(S4)。フ
ァイルサーバ管理モジュール107は、また、構成定義
ファイル33を調べて、ファイルA3が結合項目eを持
つことを知り(S5)、そして、この項目eをキーとす
るファイルA、へのアクセスはまだ行なっていないので
(S6)、ファイルアクセス依頼メツセージ(9b)を
作成して、それを、出カメッセージエリア1045通信
管理モジュール102及びネットワークインタフェース
101を介してブロードキャストする(S7)。
このファイルアクセス依頼メツセージ9bには、内容コ
ード91として、ファイルアクセス依頼を示す識別子9
11と、論理ファイルAを示す論理ファイル名912が
設定され、送信源アドレス92として、このプロセッサ
30のプロセッサ番号が設定され、イベント番号93と
して、クライアントプロセッサからのファイルアクセス
依頼メツセージと同じイベント番号が設定され、そして
、データ94中の選択キーとして、ファイルアクセスの
結果得られたレコードの結合項目〇の部分が設定される
また、それと前後して、ファイルサーバ管理モジュール
107は、ファイルA、へのアクセスの結果得られたレ
コードの内で、構成定義ファイル33が指定する必要項
目と結合項目の部分(e、f)をデータ94として含む
ファイルアクセス応答メツセージ(9c)を作成して、
それを、出力メツセージエリア104、通信管理モジュ
ール102及びネットワークインタフェース101を介
してブロードキャストしくSS)、処理を終了する。
プロセッサ30からブロードキャストされたファイルア
クセス依頼メツセージ9bは、その内容コードがプロセ
ッサ10.20及び30の内容コードテーブル103に
登録されているので、プロセッサ10及び20により取
込まれ、また、プロセッサ3oにおいて9通信管理モジ
ュール102により、入力メツセージエリア105に格
納される。しかしながら、プロセッサ1oは、そのファ
イルA□がキー項目eを欠くので、処理を終了し、この
メツセージを廃棄する(S2)。また、プロセッサ30
は、既に同じイベント番号を持つファイルアクセス依頼
メツセージ9aに応答してそのファイルA、へのアクセ
スを行なっているので、同様に処理を終了して、このメ
ツセージを廃棄する(S3)。
他方、プロでツサ20は、そのファイルA2がキー環(
leを含み、かつ、同じイベント番号のファイルアクセ
ス依頼メツセージに応答してファイルA2にアクセスし
たことはまだないので、ファイルアクセス依頼メツセー
ジ9bに応答してファイルA2にアクセスするとともに
、ファイルアクセス依頼メツセージ9dを作成して、ブ
ロードキャストする(S2−・S7)。このファイルア
クセス依頼メツセージ9dの作成過程において、構成定
義ファイル23は、結合項目C及びeを示す。
しかし、項目eをキーとするファイルA2へのアクセス
は既に行なわれているので、結合項目eの指定は無視さ
れる(S6)。したがって、この時ブロードキャストさ
れるファイルアクセス依頼メツセージ9dは、データ9
4中の選択キーとしてファイルアクセスの結果得られた
レコードの結合項目Cの部分を有し、そして、論理ファ
イルAへのアクセスの依頼を示す内容コード9】と、ク
ライアントプロセッサからのファイルアクセス依頼メツ
セージと同じイベント番号93とを有する。
また、それと前後して、ファイルアクセス応答メツセー
ジ9eが作成され、ブロードキャストされる(S8)。
このメツセージは、ファイルA。
へのアクセスの結果得られたレコードの内で、構成定義
ファイル23が指定する必要項目と結合項目の部分(c
、d、e)を、データ94として含む。
プロセッサ20からブロードキャストされたファイルア
クセス依頼メツセージ9dは、その内容コードがプロセ
ッサ10.20及び30の内容コードテーブル103に
登録されているので、プロセッサ10及び30により取
込まれ、また、プロセッサ2oにおいて、通信管理モジ
ュール102により、入力メツセージエリア105に格
納される。しかしながら、プロセッサ3oは、そのファ
イルA、がキー項目Cを欠くので、処理を終了し、この
メツセージを廃棄する(S2)。また、プロセッサ20
は、既に同じイベント番号を持つファイルアクセス依頼
メツセージ9bに応答してそのファイルA2へのアクセ
スを行なっているので、同様に処理を終了して、このメ
ツセージを廃棄する(S3)。
他方、プロセッサ10は、そのファイル構成がキー項目
Cを含み、かつ、同じイベント番号のファイルアクセス
依頼メツセージに応答してファイルA1にアクセスした
ことはまだないので、ファイルアクセス依頼メツセージ
9eに応答してファイルA1にアクセスする(S2〜S
4)。構成定義ファイル13は、結合項目Cを示す。し
かし、この項目CをキーとするファイルA、へのアクセ
スは既に行なわれているので、この結合項目の指定は無
視され、したがって、ファイルアクセス依頼メツセージ
の作成は行なわれない(S6)、ファイルA1へのアク
セスの結果得られたレコードの内で、構成定義ファイル
13が指定する必要項目と結合項目の部分(a、b、c
)は、ブロードキャストされるファイルアクセス応答メ
ツセージ9fに、データ94として設定される。
クライアントプロセッサ40の通信管理モジュール10
2は、これらのファイルアクセス応答メツセージ9c、
9e及び9fを、内容コードテーブル103の内容と照
合し、それらのすべてを。
自分が送出したファイルアクセス依頼メツセージ9aに
対する応答と認識して、入力メツセージエリア105に
格納する。かくして、必要なデータのすべてがクライア
ントプロセッサ4oに集められる。
ところで、このようにしてクライアントプロセッサに集
められたデータを、アプリケーションプログラムが要求
したレコード形式で統合してから。
アプリケーションプログラムに渡すことが必要である。
そのためには、クライアントプロセッサが、集められた
データの項目構成と結合項目を知らなければならない。
これには、ファイルアクセス応答メツセージを送出する
各プロセッサが、その構成定義ファイルを参照して、必
要項目と結合項目を示す情報をファイルアクセス応答メ
ツセージのデータ94の一部として送出することによっ
て、対処することができる。別の方法として、ファイル
アクセスを開始する前に、所望の論理ファイルに関する
構成定義ファイルの所要部分を、クライアントプロセッ
サに集めてもよい。クライアントプロセッサは、このよ
うにして得られた項目情報に基づいて、集められた諸レ
コードを結合し、所要形式のレコードからなるアクセス
結果データを作成して、それをアプリケーションプログ
ラムに渡すことができる。
第8A図は、第7A図に示されたファイルアクセス過程
で得られるアクセス結果データの一例を示す。この例は
、第2図に示されたファイル構成において、項目a =
 fがそれぞれ伝票No、商品NO1顧客No、割引率
、担当者No、部課コードであり、クライアントプロセ
ッサが選択キーとして部課コード(項目f)の値“1”
を指定してファイルアクセスを依頼した場合である。
クライアントプロセッサからの、6部課コード=1″と
いう選択キーでの論理ファイルAに対するアクセス依頼
は、まず、この“部課コード=1”という選択キーでの
ファイルA、へのアクセス9aを生起し、次に、″担当
者N0=1又は3”という選択キーでのファイルA2へ
のアクセス9bを生起し、最後に、“″顧客No”1又
は3又は4″という選択キーでのファイルA1へのアク
セス9dを生起する。クライアントプロセッサは、これ
らのファイルアクセスにより集められたデータ9C19
e及び9fを、結合項目である担当者NOと顧客Noに
基づき結合して、所要形式のデータ9gを得る。
第7B図は、クライアントプロセッサが1項目Cの特定
値を選択キーとして論理ファイルAにアクセスする場合
の処理過程を、模式的に示す。この項目Cは結合項目で
あり、したがって、ファイルA1とA2の双方がこの項
目を含む。クライアントプロセッサ40から、項目Cの
所望値をキーとするファイルアクセス依頼メツセージ9
hがブロードキャストされると、プロセッサ1o及び2
0の双方が同時にそれに応答して、それぞれ、ファイル
A1及びA2にアクセスし、ファイルアクセス応答メツ
セージ91及び9jをブロードキャストする。この過程
は、第7A図において、プロセッサ30がファイルA、
にアクセスしてファイルアクセス応答メツセージをプロ
=トキヤストする過程と、同様である。
しかし、これらのプロセッサにおけるファイルアクセス
依頼メツセージの作成に関して、プロセッサ10は、構
成定義ファイル13が項目Cを結合項目として指定しい
ることを知るが(第9図85)、項目Cをキーとするフ
ァイルA、へのアクセスを既に行なっているので、ファ
イルアクセス依頼メツセージを作成しない(S6)。他
方、プロセッサ20は、構成定義ファイル23が項目C
及びeを結合項目として指定していることを知るが(S
5)−項目CをキーとするファイルA2へのアクセスは
既に行なっているので、結合項目Cの指定は無視し、結
合項目eに基づくファイルアクセス依頼メツセージ9に
のみをブロードキャストする(S6)。
プロセッサ30は、ファイルアクセス依頼メツセージ9
kに応答して、ファイルAヨにアクセスし、ファイルア
クセス応答メツセージ9mをブロードキャストする。こ
の過程は、第7A図におけるプロセッサ10での処理過
程と同様である。
第8B図は、第7B図に示されたファイルアクセス過程
で得られるアクセス結果データの一例を示す。この例は
、第8A図に示されたのと同じ分散ファイルに対するア
クセス依頼が、″顧客N。
(項目c)=3”を選択キーとして行なわれた場合であ
る。
第7C図は、クライアントプロセッサが、項目aの特定
値と項目fの特定値のAND結合を選択キーとして、論
理ファイルAにアクセスする場合の処理過程を、模式的
に示す、クライアントプロセッサ40からのファイルア
クセス依頼メツセージ9nに対して1項目aを含むファ
イルA、を管理するプロセッサ10と、項目fを含むフ
ァイルA3を管理するプロセッサ30とが、同時に応答
して、ファイルアクセス応答メツセージ9pと99をそ
れぞれブロードキャストする。
また、プロセッサ10は、項目Cが結合項目であること
を構成定義ファイル13がら知り、ファイルアクセス依
頼メツセージ9rをブロードキャストする。他方、プロ
セッサ30も、項目eが結合項目であることを構成定義
ファイル33から知り、ファイルアクセス依頼メツセー
ジ9Sをブロードキャストする。しかし、プロセッサ2
0は、先着した方のファイルアクセス依頼メツセージに
応答してファイルA2にアクセスし、ファイルアクセス
応答メツセージ9tをブロードキャストする。遅れて到
着した方のファイルアクセス依頼メツセージは、それと
同じイベント番号を持つ前記の先着メツセージに応答し
てファイルA2へのアクセスが既に行なわれているので
、廃棄される(第9図53)。
ファイル検索条件が複数の部分的条件のOR結合である
場合には、クライアントプロセッサが、検索条件をそれ
らの部分的条件に分割して、各部分的条件に対応するフ
ァイルアクセス依頼メツセージを発行し、それらに対す
る応答メツセージにより得られたデータを統合すればよ
い。
ファイルアクセス依頼メツセージが何の選択条件も含ま
ない場合には、指定された論理ファイルを構成する諸フ
ァイルを管理するすべてのプロセッサが、クライアント
プロセッサからのファイルアクセス依頼メツセージに応
答して、それぞれのファイルの全内容を送出する。した
がって、この方法により、所望の論理ファイルの全内容
を集めることができる。
次に、第1図に示された配置において、ディスク記憶装
置22中のファイルA23がディスク記憶装置12に移
されたとする。このファイル移動に伴って、構成定義フ
ァイル23のファイルA2に関する部分も同様に移され
て、構成定義ファイル13に組込まれる。この状態にお
いて、プロセッサ10は、ファイルA□へのアクセスと
ファイルA2へのアクセスを別個に管理する。第9図中
のステップS2.S3、S5及びS6における判定は、
物理的なファイルごとに行なわれることに注意すべきで
ある。
例えば、第7A図を参照して、プロセッサ10は、プロ
セッサ3oからの項目eをキーとするファイルアクセス
依頼メツセージ9bに応答し、構成定義ファイルのA2
に関する部分を参照して、ファイルA2にアクセスし、
ファイルアクセス応答メツセージ9eと、項目Cをキー
とするファイルアクセス依頼メツセージ9dとをブロー
ドキャストする。この過程は、第7A図について既に説
明したプロセッサ20における過程と同様である。
このファイルアクセス依頼メツセージ9dは、また、プ
ロセッサ10の内部において、通信管理モジュール10
2により、入力メツセージエリア105に転送される。
その結果、プロセッサ10は、今度は構成定義ファイル
のA1に関する部分を参照して、ファイルA□にアクセ
スし、ファイルアクセス応答メツセージ9fをブロード
キャストする。しかし、ファイルA2は、既に同じイベ
ント番号を持つファイルアクセス依頼メツセージ9bに
応答してアクセスされているので、もはやアクセスされ
ない、この過程は、第7A図について既に説明したプロ
セッサ10における過程と同様であり、ただ、ファイル
アクセス依頼メツセージ9dの経路が相違するだけであ
る。
〔発明の効果〕
叙上のように、本発明によれば、クライアントプロセッ
サは、論理ファイルを指定してファイルアクセス依頼を
行なうだけで、所要の複数のファイルにアクセスするこ
とができ、ファイル情報に関しては、ファイルを管理す
る各プロセッサが自分のファイルのファイル情報を管理
すれば十分である。したがって、ファイル情報の管理に
まつわる多くの問題が除かれる。
また、クライアントプロセッサからの単一のファイルア
クセス依頼に応答して、所要の諸ファイルを管理する複
数のプロセッサが自律的に連係動作し、可能な限り並行
してそれぞれのファイルにアクセスして、データを送出
する。しかも、この自律的連係動作を通じて、自動的に
所望の選択処理が実現される。したがって、効率のよい
分散ファイルアクセスが行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施しうるコンピュータシステムの一
例を示すブロックダイヤグラムであり、第2図及び第3
図は分散ファイルの構成の例を示す図であり、第4図は
構成定義ファイルの一例を示す図であり、第5図はファ
イルアクセスに使用されるメツセージのフォーマットの
一例を示す図であり、第6図はプロセッサの機能的構成
の一例を示す図であり、第7A図ないし第7C図は本発
明によるファイルアクセス過程の例を模式的に示す図で
あり、第8A図及び第8B図はそれぞれ第7A図及び第
7B図に示された過程で得られるデータの例を示す図で
あり、第9図はファイル管理プロセッサの動作の主要部
を示すフローチャートである。 1・・・伝送路 10.20.30・・・プロセッサ 
2.3.4.6.7・・・物理的ファイル 5.8・・
・論理ファイル 13.23.33・・・論理ファイル
を定義する構成定義ファイル S2〜S4、S8・・・
ファイルアクセス・応答処理 85〜S7・・・ファイ
ルアクセス依頼メツセージ発行処理

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数のプロセッサと、前記複数のプロセッサを相互
    接続する通信路とを備え、前記複数のプロセッサの内の
    少なくとも2台は内容の少なくとも一部が相異なるファ
    イルをそれぞれ管理するコンピュータシステムにおいて
    、 複数の前記ファイルによって構成される単一の論理ファ
    イルを定義する論理ファイル定義情報を、それらのファ
    イルを管理するプロセッサのそれぞれに設定するステッ
    プと、 前記複数のプロセッサの内のあるものにおいて、前記論
    理ファイルを指定してファイルアクセス依頼を前記通信
    路に送出するステップと、前記論理ファイル定義情報が
    設定された少なくとも第1のプロセッサにおいて、前記
    ファイルアクセス依頼に応答して、その論理ファイル定
    義情報を参照し、それが管理するファイルにアクセスし
    てその結果を前記通信路に送出するステップと、 を有する、分散ファイルアクセス方法。 2、請求項1において、各プロセッサに設定される前記
    論理ファイル定義情報は他のプロセッサが管理するファ
    イルとの関連を示す結合情報を含み、前記ファイルアク
    セス依頼は第1の選択条件を含み、前記第1のプロセッ
    サは前記第1の選択条件を満たすファイルを管理するプ
    ロセッサであり、かつ、前記第1のプロセッサにおける
    前記ステップは、そのプロセッサに設定された前記結合
    情報と前記ファイルアクセスの結果とから決定される第
    2の選択条件を含む第2のファイルアクセス依頼を前記
    論理ファイルを指定して前記通信路に送出するステップ
    を含み、前記方法は、更に、 前記論理ファイル定義情報が設定され、かつ、前記第2
    の選択条件を満たすファイルを管理する少なくとも第2
    のプロセッサにおいて、前記第2のファイルアクセス依
    頼に応答して、その論理ファイル定義情報を参照し、そ
    れが管理するファイルにアクセスしてその結果を前記通
    信路に送出するとともに、その結合情報と前記ファイル
    アクセスの結果とから決定される第3の選択条件を含む
    第3のファイルアクセス依頼を前記論理ファイルを指定
    して前記通信路に送出するステップと、 最初に述べたファイルアクセス依頼を送出した前記プロ
    セッサにおいて、前記送出されたファイルアクセス結果
    を統合するステップと、を有する、分散ファイルアクセ
    ス方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09319769A (ja) * 1996-03-05 1997-12-12 Sofumatsupu Future Design Kk データベースシステム及びネットワークデータベースシステム及びデータ検索方法
JPH1139202A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Toshiba Corp データベース管理システム
JP2010176189A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Fujitsu Ltd 割当制御プログラム、割当制御装置及び割当制御方法
JP2012123680A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Nec Corp 分散データベース管理システム、分散データベース管理方法

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