JPH0844677A - 分散処理システム - Google Patents
分散処理システムInfo
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- JPH0844677A JPH0844677A JP17876094A JP17876094A JPH0844677A JP H0844677 A JPH0844677 A JP H0844677A JP 17876094 A JP17876094 A JP 17876094A JP 17876094 A JP17876094 A JP 17876094A JP H0844677 A JPH0844677 A JP H0844677A
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- computer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数の計算機をネットワークで接続した計算機
クラスタでサービスを提供するサーバ計算機に対する柔
軟性のある負荷分散を可能にする。 【構成】所望するサービスを一意に示すサービス識別子
をもとに、サービス識別子が示すサービスを提供するサ
ーバ計算機の所在、同サーバ計算機の処理能力、及び負
荷状態を求めることができる所在管理部２−４１と、所
在管理部２−４１から求められた少なくとも１つのサー
バ計算機の処理能力・負荷状態の情報をクライアント計
算機側で保持し、保持された処理能力・負荷状態の情報
をもとに、クライアント計算機側で所望するサービスを
要求すべきサーバ計算機を選択し、同一のサービスを提
供する複数のサーバ計算機に対して、クライアント計算
機側によって負荷分散を行なう。
クラスタでサービスを提供するサーバ計算機に対する柔
軟性のある負荷分散を可能にする。 【構成】所望するサービスを一意に示すサービス識別子
をもとに、サービス識別子が示すサービスを提供するサ
ーバ計算機の所在、同サーバ計算機の処理能力、及び負
荷状態を求めることができる所在管理部２−４１と、所
在管理部２−４１から求められた少なくとも１つのサー
バ計算機の処理能力・負荷状態の情報をクライアント計
算機側で保持し、保持された処理能力・負荷状態の情報
をもとに、クライアント計算機側で所望するサービスを
要求すべきサーバ計算機を選択し、同一のサービスを提
供する複数のサーバ計算機に対して、クライアント計算
機側によって負荷分散を行なう。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の計算機がネット
ワークで接続された計算機クラスタ上で、クライアント
／サーバ型の処理を行なう場合のサーバ計算機の負荷分
散機構に関する。
ワークで接続された計算機クラスタ上で、クライアント
／サーバ型の処理を行なう場合のサーバ計算機の負荷分
散機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、複数の計算機がネットワークで接
続された計算機クラスタにおいて、複数の計算機に処理
を分散させる場合は、サービスを提供するサーバ計算機
を固定し、予め負荷分散を決定しておくというのが一般
的であった。
続された計算機クラスタにおいて、複数の計算機に処理
を分散させる場合は、サービスを提供するサーバ計算機
を固定し、予め負荷分散を決定しておくというのが一般
的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の分散
処理システムでは、各サーバ計算機に対して予め負荷分
散を決定していた。しかしながら、予め固定的に負荷分
散を決定しておくと、負荷状態の変化や計算機の障害と
いった要因を負荷分散の制御に逐次反映することが困難
となってしまう。
処理システムでは、各サーバ計算機に対して予め負荷分
散を決定していた。しかしながら、予め固定的に負荷分
散を決定しておくと、負荷状態の変化や計算機の障害と
いった要因を負荷分散の制御に逐次反映することが困難
となってしまう。
【０００４】また、予め固定的に負荷分散を決定してお
くためには、業務内容に対する十分な事前解析が必要で
あり、業務内容の変更や計算機構成の変更に柔軟に対応
できるものではなかった。本発明はこのような点に鑑み
てなされたもので、柔軟性のある負荷分散が可能な分散
処理システムを提供することを目的とする。
くためには、業務内容に対する十分な事前解析が必要で
あり、業務内容の変更や計算機構成の変更に柔軟に対応
できるものではなかった。本発明はこのような点に鑑み
てなされたもので、柔軟性のある負荷分散が可能な分散
処理システムを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の計算機
をネットワークで接続したクライアント／サーバ型の分
散処理システムにおいて、所望するサービスを一意に示
すサービス識別子をもとに、前記サービス識別子が示す
サービスを提供するサーバ計算機の所在、同サーバ計算
機の処理能力、及び負荷状態を求めることができる所在
管理手段と、前記所在管理手段から求められた少なくと
も１つのサーバ計算機の処理能力・負荷状態の情報をク
ライアント計算機側で保持する保持手段と、前記保持手
段によって保持された処理能力・負荷状態の情報をもと
に、クライアント計算機側で所望するサービスを要求す
べきサーバ計算機を選択する選択手段とを具備し、同一
のサービスを提供する複数のサーバ計算機に対して、ク
ライアント計算機側の前記選択手段によって負荷分散を
行なうことを特徴とする。
をネットワークで接続したクライアント／サーバ型の分
散処理システムにおいて、所望するサービスを一意に示
すサービス識別子をもとに、前記サービス識別子が示す
サービスを提供するサーバ計算機の所在、同サーバ計算
機の処理能力、及び負荷状態を求めることができる所在
管理手段と、前記所在管理手段から求められた少なくと
も１つのサーバ計算機の処理能力・負荷状態の情報をク
ライアント計算機側で保持する保持手段と、前記保持手
段によって保持された処理能力・負荷状態の情報をもと
に、クライアント計算機側で所望するサービスを要求す
べきサーバ計算機を選択する選択手段とを具備し、同一
のサービスを提供する複数のサーバ計算機に対して、ク
ライアント計算機側の前記選択手段によって負荷分散を
行なうことを特徴とする。
【０００６】また、前記サーバ計算機の処理能力・負荷
状態の変化に対応して、前記クライアント計算機が前記
保持によって保持された前記サーバ計算機の処理能力及
び負荷状態の情報を更新する更新手段をさらに具備し、
サーバ計算機側の状況の変化に応じて前記情報を逐次更
新しながら負荷分散を行なうことを特徴とする。
状態の変化に対応して、前記クライアント計算機が前記
保持によって保持された前記サーバ計算機の処理能力及
び負荷状態の情報を更新する更新手段をさらに具備し、
サーバ計算機側の状況の変化に応じて前記情報を逐次更
新しながら負荷分散を行なうことを特徴とする。
【０００７】また、前記クライアント計算機が前記選択
手段によって選択した前記サーバ計算機の応答時間を前
記クライアント計算機側で統計的に集計する集計手段
と、前記集計手段によって求めた応答時間の統計情報を
もとに前記保持手段によって保持されたサーバ計算機の
処理能力及び負荷状態の情報を更新する更新手段とをさ
らに具備し、サーバ計算機側の状況の変化に応じて前記
情報を逐次更新しながら負荷分散を行なうことを特徴と
する。
手段によって選択した前記サーバ計算機の応答時間を前
記クライアント計算機側で統計的に集計する集計手段
と、前記集計手段によって求めた応答時間の統計情報を
もとに前記保持手段によって保持されたサーバ計算機の
処理能力及び負荷状態の情報を更新する更新手段とをさ
らに具備し、サーバ計算機側の状況の変化に応じて前記
情報を逐次更新しながら負荷分散を行なうことを特徴と
する。
【０００８】
【作用】一般に、複数の計算機をネットワークで接続し
た計算機クラスタ上でクライアント／サーバ型の分散処
理を実現する場合は、計算機クラスタ内でグローバルに
識別可能な識別子が付与される。クライアント計算機が
あるサービスを要求すると、そのサービスに対応する識
別子からそのサービスを提供するサーバ計算機の所在を
得るために所在管理に問い合わせ要求が発行される。所
在管理は、通常、計算機クラスタ内に１つ存在し、サー
ビスの識別子とそのサービスを提供するサーバ計算機の
所在を記録したデータベースを所持している。クライア
ント計算機からの所在問い合わせの要求に対してデータ
ベースを検索し、サーバ計算機の所在を返却する。
た計算機クラスタ上でクライアント／サーバ型の分散処
理を実現する場合は、計算機クラスタ内でグローバルに
識別可能な識別子が付与される。クライアント計算機が
あるサービスを要求すると、そのサービスに対応する識
別子からそのサービスを提供するサーバ計算機の所在を
得るために所在管理に問い合わせ要求が発行される。所
在管理は、通常、計算機クラスタ内に１つ存在し、サー
ビスの識別子とそのサービスを提供するサーバ計算機の
所在を記録したデータベースを所持している。クライア
ント計算機からの所在問い合わせの要求に対してデータ
ベースを検索し、サーバ計算機の所在を返却する。
【０００９】本発明は複数の計算機をネットワークで接
続した計算機クラスタ上でのクライアント／サーバ型の
分散処理において、サービスを提供するサーバ計算機に
対する負荷分散を実現するためのものである。
続した計算機クラスタ上でのクライアント／サーバ型の
分散処理において、サービスを提供するサーバ計算機に
対する負荷分散を実現するためのものである。
【００１０】所在管理手段は、サービスを提供するサー
バ計算機の所在に加えて、そのサーバ計算機の処理能力
及び負荷状態を管理する。クライアント計算機からの所
在問い合わせの要求に対して、所在管理手段は、そのサ
ービスを提供可能な全てのサーバ計算機の所在と処理能
力・負荷状態をクライアント計算機に対して返却する。
バ計算機の所在に加えて、そのサーバ計算機の処理能力
及び負荷状態を管理する。クライアント計算機からの所
在問い合わせの要求に対して、所在管理手段は、そのサ
ービスを提供可能な全てのサーバ計算機の所在と処理能
力・負荷状態をクライアント計算機に対して返却する。
【００１１】この応答を受信したクライアント計算機
は、処理能力・負荷状態の情報を保持する。処理能力・
負荷状態の情報をもとに複数のサーバ計算機から１つの
サーバ計算機を選択する。例えば、各サーバ計算機への
アクセス頻度を（処理能力÷負荷状態）の値をもとに比
例配分する。
は、処理能力・負荷状態の情報を保持する。処理能力・
負荷状態の情報をもとに複数のサーバ計算機から１つの
サーバ計算機を選択する。例えば、各サーバ計算機への
アクセス頻度を（処理能力÷負荷状態）の値をもとに比
例配分する。
【００１２】この方式により、あるサービスの利用開始
時点での負荷状態を加味したサーバ計算機の負荷分散
を、所在管理手段への所在の問い合わせと同時に実現す
ることができる。これは、負荷分散のための付加的なト
ラヒックが発生しないことを意味する。
時点での負荷状態を加味したサーバ計算機の負荷分散
を、所在管理手段への所在の問い合わせと同時に実現す
ることができる。これは、負荷分散のための付加的なト
ラヒックが発生しないことを意味する。
【００１３】さらに本発明では、負荷状態が時間帯や計
算機の故障などにより変化する場合を考慮して、クライ
アント計算機に配布されたサーバ計算機の処理能力・負
荷状態の情報を更新するために２種類の手段を提供して
いる。
算機の故障などにより変化する場合を考慮して、クライ
アント計算機に配布されたサーバ計算機の処理能力・負
荷状態の情報を更新するために２種類の手段を提供して
いる。
【００１４】第１は、クライアント計算機側からの要求
に対する応答を返却する時点のサーバ計算機の処理能力
・負荷状態を応答に設定して返却する。応答を受信した
クライアント計算機は、保持していたサーバ計算機の処
理能力・負荷状態を返却された値で逐次更新する。
に対する応答を返却する時点のサーバ計算機の処理能力
・負荷状態を応答に設定して返却する。応答を受信した
クライアント計算機は、保持していたサーバ計算機の処
理能力・負荷状態を返却された値で逐次更新する。
【００１５】第２は、クライアント計算機側でサーバ計
算機からの応答時間の統計を取り、所在管理から受け取
った処理能力・負荷状態の情報から決定した各サーバ計
算機へのアクセス頻度を更新する。どちらの方法も負荷
分散のためのトラヒックを発生させることなく、最新の
負荷状態の反映が可能となる。
算機からの応答時間の統計を取り、所在管理から受け取
った処理能力・負荷状態の情報から決定した各サーバ計
算機へのアクセス頻度を更新する。どちらの方法も負荷
分散のためのトラヒックを発生させることなく、最新の
負荷状態の反映が可能となる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図１は、本発明の一実施例に係わる複数の計算
機をネットワークで接続した計算機クラスタの全体構成
を示すブロック図である。
明する。図１は、本発明の一実施例に係わる複数の計算
機をネットワークで接続した計算機クラスタの全体構成
を示すブロック図である。
【００１７】図１において、１はネットワークである。
ネットワーク１には、例えば、サーバ計算機２−１，２
−２，２−３，２−４、及びクライアント計算機３−
１，３−２，３−３が接続されている。
ネットワーク１には、例えば、サーバ計算機２−１，２
−２，２−３，２−４、及びクライアント計算機３−
１，３−２，３−３が接続されている。
【００１８】サーバ計算機２−１，２−２，２−３，２
−４には、それぞれを識別するためのサーバ名（サーバ
計算機名）が、“Ｓ１”，“Ｓ２”，“Ｓ３”，“Ｓ
４”と設定されているものとする。
−４には、それぞれを識別するためのサーバ名（サーバ
計算機名）が、“Ｓ１”，“Ｓ２”，“Ｓ３”，“Ｓ
４”と設定されているものとする。
【００１９】サーバ名“Ｓ１”のサーバ計算機２−１で
は、サービスＡ及びサービスＢを提供するサーバプログ
ラム２−１１，２−１２が動作している。また、サーバ
名“Ｓ２”のサーバ計算機２−２では、サービスＡ及び
サービスＢを提供するサーバプログラム２−２１，２−
２２が動作している。サーバ名“Ｓ３”のサーバ計算機
２−３では、サービスＡ及びサービスＣを提供するサー
バプログラム２−３１，２−３２が動作している。サー
バ名“Ｓ４”のサーバ計算機２−４には、サーバ所在管
理部２−４１とサーバ所在管理ＤＢ（データベース）２
−４２が存在する。
は、サービスＡ及びサービスＢを提供するサーバプログ
ラム２−１１，２−１２が動作している。また、サーバ
名“Ｓ２”のサーバ計算機２−２では、サービスＡ及び
サービスＢを提供するサーバプログラム２−２１，２−
２２が動作している。サーバ名“Ｓ３”のサーバ計算機
２−３では、サービスＡ及びサービスＣを提供するサー
バプログラム２−３１，２−３２が動作している。サー
バ名“Ｓ４”のサーバ計算機２−４には、サーバ所在管
理部２−４１とサーバ所在管理ＤＢ（データベース）２
−４２が存在する。
【００２０】サーバ所在管理部２−４１は、サーバ所在
管理ＤＢ２−４２に登録された情報を参照して、他のサ
ーバ計算機からの問い合わせに応じたサーバ所在管理処
理を行なう。
管理ＤＢ２−４２に登録された情報を参照して、他のサ
ーバ計算機からの問い合わせに応じたサーバ所在管理処
理を行なう。
【００２１】サーバ所在管理ＤＢ２−４２は、各サーバ
計算機上で動作するサービスを示すサービス識別子と、
各サービス識別子が示すサービスが動作するサーバ計算
機の所在を示す情報を格納している。図２には、サーバ
所在管理ＤＢ２−４２に登録された情報の一例を示して
いる。
計算機上で動作するサービスを示すサービス識別子と、
各サービス識別子が示すサービスが動作するサーバ計算
機の所在を示す情報を格納している。図２には、サーバ
所在管理ＤＢ２−４２に登録された情報の一例を示して
いる。
【００２２】サーバ所在管理ＤＢ２−４２には、図１に
示す各サーバ計算機が提供するサービスに対応して、処
理能力と負荷状態が設定されている。例えば、サービス
識別子Ａによって示されるサービスＡは、サーバ名“Ｓ
１”，“Ｓ２”，“Ｓ３”のサーバ計算機２−１，２−
２，２−３上で提供されることを示している。また、サ
ーバ名“Ｓ１”のサーバ計算機２−１の処理能力は、
「１００」であり、現在の負荷状態は「２０」であるこ
とを表している。なお、図２に示す処理能力、負荷状態
の値は、実装に依存するためこれらの値は、一例であ
る。
示す各サーバ計算機が提供するサービスに対応して、処
理能力と負荷状態が設定されている。例えば、サービス
識別子Ａによって示されるサービスＡは、サーバ名“Ｓ
１”，“Ｓ２”，“Ｓ３”のサーバ計算機２−１，２−
２，２−３上で提供されることを示している。また、サ
ーバ名“Ｓ１”のサーバ計算機２−１の処理能力は、
「１００」であり、現在の負荷状態は「２０」であるこ
とを表している。なお、図２に示す処理能力、負荷状態
の値は、実装に依存するためこれらの値は、一例であ
る。
【００２３】次に、本実施例の動作について説明する。
ここでは、クライアント名“Ｃ１”のクライアント計算
機３−１が、サービス識別子Ｂで識別されるサービスＢ
を要求した場合を例にして動作を説明する。なお、クラ
イアント計算機３−１には、サーバ計算機２−４からサ
ーバ計算機の所在を示す情報を保持するための保持手段
３−１ａ、保持手段３−１ａによって保持された情報を
もとにサービスを要求すべきサーバ計算機を選択する選
択手段３−１ｂが設けられている。
ここでは、クライアント名“Ｃ１”のクライアント計算
機３−１が、サービス識別子Ｂで識別されるサービスＢ
を要求した場合を例にして動作を説明する。なお、クラ
イアント計算機３−１には、サーバ計算機２−４からサ
ーバ計算機の所在を示す情報を保持するための保持手段
３−１ａ、保持手段３−１ａによって保持された情報を
もとにサービスを要求すべきサーバ計算機を選択する選
択手段３−１ｂが設けられている。
【００２４】図３にクライアント計算機３−１とサーバ
計算機２−４の通信シーケンスの例を示す。現在、サー
バ名“Ｓ４”のサーバ計算機２−４上で所在管理部２−
４１が動作しているため、クライアント計算機３−１
は、サーバ計算機２−４に対して、サービス識別子Ｂを
指定して、サービス識別子Ｂで識別されるサービスを提
供するサーバ計算機の所在の問い合わせ要求を発行す
る。
計算機２−４の通信シーケンスの例を示す。現在、サー
バ名“Ｓ４”のサーバ計算機２−４上で所在管理部２−
４１が動作しているため、クライアント計算機３−１
は、サーバ計算機２−４に対して、サービス識別子Ｂを
指定して、サービス識別子Ｂで識別されるサービスを提
供するサーバ計算機の所在の問い合わせ要求を発行す
る。
【００２５】所在管理部２−４１は、所在問い合わせ要
求を受けると、指定されたサービス識別子Ｂをもとにサ
ーバ所在管理ＤＢ２−４２を検索する。所在管理部２−
４１は、サービス識別子Ｂで識別されるサービスを提供
するサーバ計算機に関する情報を所在問い合わせ応答と
して、クライアント計算機３−１へ返却する。
求を受けると、指定されたサービス識別子Ｂをもとにサ
ーバ所在管理ＤＢ２−４２を検索する。所在管理部２−
４１は、サービス識別子Ｂで識別されるサービスを提供
するサーバ計算機に関する情報を所在問い合わせ応答と
して、クライアント計算機３−１へ返却する。
【００２６】クライアント計算機３−１は、サーバ計算
機２−４からの所在問い合わせ応答（サーバ計算機の所
在に関する情報）を保持する。この場合、サービスＢが
提供されるサーバ計算機２−１（サーバ名“Ｓ１”）と
サーバ計算機２−２（サーバ名“Ｓ２”）のそれぞれの
処理能力・負荷状態が保持される。
機２−４からの所在問い合わせ応答（サーバ計算機の所
在に関する情報）を保持する。この場合、サービスＢが
提供されるサーバ計算機２−１（サーバ名“Ｓ１”）と
サーバ計算機２−２（サーバ名“Ｓ２”）のそれぞれの
処理能力・負荷状態が保持される。
【００２７】サーバ計算機の所在に関する情報を取得し
たクライアント計算機３−１は、サーバの候補であるサ
ーバ名“Ｓ１”，“Ｓ２”のサーバ計算機２−１，２−
２の処理能力と負荷状態から処理を依頼するサーバ計算
機を選択する。
たクライアント計算機３−１は、サーバの候補であるサ
ーバ名“Ｓ１”，“Ｓ２”のサーバ計算機２−１，２−
２の処理能力と負荷状態から処理を依頼するサーバ計算
機を選択する。
【００２８】この例では、サーバ名“Ｓ１”のサーバ計
算機２−１の処理能力がサーバ名“Ｓ２”のサーバ計算
機２−２の２倍である。またサーバ名“Ｓ１”のサーバ
計算機２−１の負荷状態がサーバ名“Ｓ２”のサーバ計
算機２−２の１／２である。
算機２−１の処理能力がサーバ名“Ｓ２”のサーバ計算
機２−２の２倍である。またサーバ名“Ｓ１”のサーバ
計算機２−１の負荷状態がサーバ名“Ｓ２”のサーバ計
算機２−２の１／２である。
【００２９】クライアント計算機３−１は、これらの情
報をもとに、サービス識別子Ｂで識別されるサービスを
要求された場合、例えば、８０％の確率でサーバ名“Ｓ
１”のサーバ計算機２−１へ振り分け、２０％の確率で
サーバ名“Ｓ２”のサーバ計算機へ振り分けるようにし
て負荷分散を行なう。
報をもとに、サービス識別子Ｂで識別されるサービスを
要求された場合、例えば、８０％の確率でサーバ名“Ｓ
１”のサーバ計算機２−１へ振り分け、２０％の確率で
サーバ名“Ｓ２”のサーバ計算機へ振り分けるようにし
て負荷分散を行なう。
【００３０】なお、処理能力と負荷状態を示す値をもと
に、どのようにサーバ計算機を振り分けるかは、要求さ
れる負荷分散のレベルの範囲内であれば、任意に設定し
ておくことができる。例えば、各サーバ計算機へのアク
セス頻度を（処理能力÷負荷状態）の値をもとに比例配
分するように設定しておくこともできる。
に、どのようにサーバ計算機を振り分けるかは、要求さ
れる負荷分散のレベルの範囲内であれば、任意に設定し
ておくことができる。例えば、各サーバ計算機へのアク
セス頻度を（処理能力÷負荷状態）の値をもとに比例配
分するように設定しておくこともできる。
【００３１】クライアント計算機３−１は、前述のよう
にして取得したサーバ計算機の所在に関する情報を使っ
て、サービス要求の振り分けを行なうが、時間が経過す
ると各サーバ計算機の負荷状態や処理能力が変化してい
く可能性がある。
にして取得したサーバ計算機の所在に関する情報を使っ
て、サービス要求の振り分けを行なうが、時間が経過す
ると各サーバ計算機の負荷状態や処理能力が変化してい
く可能性がある。
【００３２】これに対して、サーバ計算機の負荷状態や
処理能力の変化を負荷分散の制御に反映させるため、ク
ライアント計算機３−１からのサービス要求に対する応
答（サービス応答）に、その時点でのサーバ計算機の処
理能力と負荷状態を設定して通知する。
処理能力の変化を負荷分散の制御に反映させるため、ク
ライアント計算機３−１からのサービス要求に対する応
答（サービス応答）に、その時点でのサーバ計算機の処
理能力と負荷状態を設定して通知する。
【００３３】図４にクライアント計算機３−１とサーバ
計算機４−１，４−２との間のサービス要求と応答の通
信シーケンスの例を示す。なお、クライアント計算機３
−１にはサーバ計算機からの通知に基づいて、保持手段
３−１ａに保持された情報を更新する更新手段３−１ｃ
が設けられている。
計算機４−１，４−２との間のサービス要求と応答の通
信シーケンスの例を示す。なお、クライアント計算機３
−１にはサーバ計算機からの通知に基づいて、保持手段
３−１ａに保持された情報を更新する更新手段３−１ｃ
が設けられている。
【００３４】クライアント計算機３−１は、図４（ａ）
（ｃ）において、それぞれサーバ計算機２−１，２−２
にサービス要求（要求パラメータ）を送出する。各サー
ビス要求に応じて、サーバ計算機２−１，２−２は、そ
れぞれ図４（ｂ）（ｄ）において、サービス識別子、サ
ーバ名、処理能力、及び負荷状態を示す情報を含むサー
ビス応答（応答パラメータ）を、クライアント計算機３
−１に返送する。
（ｃ）において、それぞれサーバ計算機２−１，２−２
にサービス要求（要求パラメータ）を送出する。各サー
ビス要求に応じて、サーバ計算機２−１，２−２は、そ
れぞれ図４（ｂ）（ｄ）において、サービス識別子、サ
ーバ名、処理能力、及び負荷状態を示す情報を含むサー
ビス応答（応答パラメータ）を、クライアント計算機３
−１に返送する。
【００３５】クライアント計算機３−１は、サーバ計算
機２−１，２−２から返送されたサービス応答（応答パ
ラメータ）に含まれる前述した各情報を保持する。ま
た、サーバ計算機２−１，２−２は、サービス識別子、
サーバ名、さらには時間の経過に伴って変化した後の負
荷状態や処理能力を示す値を、サービス要求に対する応
答としてクライアント計算機３−１に返す。
機２−１，２−２から返送されたサービス応答（応答パ
ラメータ）に含まれる前述した各情報を保持する。ま
た、サーバ計算機２−１，２−２は、サービス識別子、
サーバ名、さらには時間の経過に伴って変化した後の負
荷状態や処理能力を示す値を、サービス要求に対する応
答としてクライアント計算機３−１に返す。
【００３６】クライアント計算機３−１は、このサービ
ス応答で取得した情報で、先に保持していた情報を置き
換えることにより、新しい状況を反映した負荷分散が可
能となる。クライアント計算機３−１は、置き換えた後
の情報に基づいて、サービス要求の負荷分散を行なう。
ス応答で取得した情報で、先に保持していた情報を置き
換えることにより、新しい状況を反映した負荷分散が可
能となる。クライアント計算機３−１は、置き換えた後
の情報に基づいて、サービス要求の負荷分散を行なう。
【００３７】次に、サービス応答として、その時点での
サーバ計算機の処理能力・負荷状態を返却する機能がサ
ーバ計算機側にない場合には、次のようにして保持され
た情報の更新を行なう。なお、クライアント計算機３−
１は、サーバ計算機に対するサービス要求の応答時間を
統計的に集計する集計手段３−１ｄを有し、更新手段３
−１ｃは、集計手段３−１ｄによる集計結果に応じて保
持手段３−１ａに保持された情報を更新する。
サーバ計算機の処理能力・負荷状態を返却する機能がサ
ーバ計算機側にない場合には、次のようにして保持され
た情報の更新を行なう。なお、クライアント計算機３−
１は、サーバ計算機に対するサービス要求の応答時間を
統計的に集計する集計手段３−１ｄを有し、更新手段３
−１ｃは、集計手段３−１ｄによる集計結果に応じて保
持手段３−１ａに保持された情報を更新する。
【００３８】クライアント計算機３−１は、サーバ計算
機に関する情報（処理能力・負荷状態の情報）を保持
し、この情報に基づいて各サーバ計算機へのアクセス頻
度を決定している。
機に関する情報（処理能力・負荷状態の情報）を保持
し、この情報に基づいて各サーバ計算機へのアクセス頻
度を決定している。
【００３９】一方で、クライアント計算機３−１は、自
分が要求した各サーバ計算機に対するサービス要求の応
答時間を統計的に集計する。そして、クライアント計算
機３−１は、応答時間に対する集計結果をもとに、各サ
ーバ計算機への振り分けの頻度（確率）を更新する。
分が要求した各サーバ計算機に対するサービス要求の応
答時間を統計的に集計する。そして、クライアント計算
機３−１は、応答時間に対する集計結果をもとに、各サ
ーバ計算機への振り分けの頻度（確率）を更新する。
【００４０】このようにして、クライアント計算機は、
要求されたサービスの所在問い合わせと同時に、負荷分
散のための情報を取得し、自律的に負荷分散を実現する
ことができる。本発明では、負荷分散のために新たにク
ライアント／サーバ間の通信トラヒックが発生すること
はない。
要求されたサービスの所在問い合わせと同時に、負荷分
散のための情報を取得し、自律的に負荷分散を実現する
ことができる。本発明では、負荷分散のために新たにク
ライアント／サーバ間の通信トラヒックが発生すること
はない。
【００４１】さらに、本発明では、サービス要求に対す
るサービス応答に、その時点でのサーバ計算機の処理能
力・負荷状態を設定することにより、負荷分散のための
最新の情報をクライアント計算機が保持することが可能
となる。
るサービス応答に、その時点でのサーバ計算機の処理能
力・負荷状態を設定することにより、負荷分散のための
最新の情報をクライアント計算機が保持することが可能
となる。
【００４２】また、クライアント計算機側でサービス要
求に対するサービス応答の応答時間を統計的に集計する
ことにより、負荷分散のための最新の情報をクライアン
ト計算機が保持することができる。
求に対するサービス応答の応答時間を統計的に集計する
ことにより、負荷分散のための最新の情報をクライアン
ト計算機が保持することができる。
【００４３】これらの機能は、クライアント／サーバ型
のリモートプロシジャコールを実現するための基本的な
機能として実装することが可能であるため、利用者は、
サーバ計算機の所在や負荷分散を意識する必要はなく、
負担が軽減される。
のリモートプロシジャコールを実現するための基本的な
機能として実装することが可能であるため、利用者は、
サーバ計算機の所在や負荷分散を意識する必要はなく、
負担が軽減される。
【００４４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、柔
軟性のある負荷分散が可能となるものである。すなわ
ち、クライアント計算機が要求するサービスを提供する
サーバ計算機の所在を所在管理手段に問い合わせると、
全てのサーバ計算機の候補の所在とその処理能力・負荷
状態に関する情報が返却され、この情報に基づいてサー
ビスを要求すべきサーバ計算機を決定することにより負
荷分散を実現する。さらにサーバ計算機の処理能力や負
荷状態の変化に対応して、クライアント計算機からの情
報を更新することによって、負荷分散も柔軟に対応させ
ることができる。
軟性のある負荷分散が可能となるものである。すなわ
ち、クライアント計算機が要求するサービスを提供する
サーバ計算機の所在を所在管理手段に問い合わせると、
全てのサーバ計算機の候補の所在とその処理能力・負荷
状態に関する情報が返却され、この情報に基づいてサー
ビスを要求すべきサーバ計算機を決定することにより負
荷分散を実現する。さらにサーバ計算機の処理能力や負
荷状態の変化に対応して、クライアント計算機からの情
報を更新することによって、負荷分散も柔軟に対応させ
ることができる。
【図１】本発明の一実施例に係わる複数の計算機をネッ
トワークで接続した計算機クラスタの全体構成を示すブ
ロック図。
トワークで接続した計算機クラスタの全体構成を示すブ
ロック図。
【図２】図１中のサーバ計算機２−４のサーバ所在管理
ＤＢ２−４２が保持する情報の一例を示す図。
ＤＢ２−４２が保持する情報の一例を示す図。
【図３】本実施例においてクライアント計算機３−１が
サーバ計算機２−４のサーバ所在管理部２−４１に対し
て、所在問い合わせ要求を発行して、所在問い合わせ応
答が返却されるまでの通信シーケンスの一例を示す図。
サーバ計算機２−４のサーバ所在管理部２−４１に対し
て、所在問い合わせ要求を発行して、所在問い合わせ応
答が返却されるまでの通信シーケンスの一例を示す図。
【図４】本実施例においてクライアント計算機３−１が
サーバ計算機２−１，２−２に対して、サービス要求を
発行し、サービス応答と同時にサーバ計算機の処理能力
・負荷状態の情報を取得する通信シーケンスの一例を示
す図。
サーバ計算機２−１，２−２に対して、サービス要求を
発行し、サービス応答と同時にサーバ計算機の処理能力
・負荷状態の情報を取得する通信シーケンスの一例を示
す図。
１…ネットワーク、２−１，２−２，２−３，２−４…
サーバ計算機、２−４１…サーバ所在管理部、２−４２
…サーバ所在管理データベース、３−１，３−２，３−
３…クライアント計算機。
サーバ計算機、２−４１…サーバ所在管理部、２−４２
…サーバ所在管理データベース、３−１，３−２，３−
３…クライアント計算機。
Claims (3)
- 【請求項１】 複数の計算機をネットワークで接続した
クライアント／サーバ型の分散処理システムにおいて、 所望するサービスを一意に示すサービス識別子をもと
に、前記サービス識別子が示すサービスを提供するサー
バ計算機の所在、同サーバ計算機の処理能力、及び負荷
状態を求めることができる所在管理手段と、 前記所在管理手段から求められた少なくとも１つのサー
バ計算機の処理能力・負荷状態の情報をクライアント計
算機側で保持する保持手段と、 前記保持手段によって保持された処理能力・負荷状態の
情報をもとに、クライアント計算機側で所望するサービ
スを要求すべきサーバ計算機を選択する選択手段と、 を具備し、 同一のサービスを提供する複数のサーバ計算機に対し
て、クライアント計算機側の前記選択手段によって負荷
分散を行なうことを特徴とする分散処理システム。 - 【請求項２】 前記サーバ計算機の処理能力・負荷状態
の変化に対応して、前記クライアント計算機が前記保持
によって保持された前記サーバ計算機の処理能力及び負
荷状態の情報を更新する更新手段をさらに具備し、 サーバ計算機側の状況の変化に応じて前記情報を逐次更
新しながら負荷分散を行なうことを特徴とする請求項１
記載の分散処理システム。 - 【請求項３】 前記クライアント計算機が前記選択手段
によって選択した前記サーバ計算機の応答時間を前記ク
ライアント計算機側で統計的に集計する集計手段と、 前記集計手段によって求めた応答時間の統計情報をもと
に前記保持手段によって保持されたサーバ計算機の処理
能力及び負荷状態の情報を更新する更新手段と、 をさらに具備し、 サーバ計算機側の状況の変化に応じて前記情報を逐次更
新しながら負荷分散を行なうことを特徴とする請求項１
記載の分散処理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17876094A JPH0844677A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 分散処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17876094A JPH0844677A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 分散処理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0844677A true JPH0844677A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16054132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17876094A Pending JPH0844677A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 分散処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0844677A (ja) |
Cited By (20)
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-
1994
- 1994-07-29 JP JP17876094A patent/JPH0844677A/ja active Pending
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