JPH04180021A - 表示素子 - Google Patents

表示素子

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JPH04180021A
JPH04180021A JP30933790A JP30933790A JPH04180021A JP H04180021 A JPH04180021 A JP H04180021A JP 30933790 A JP30933790 A JP 30933790A JP 30933790 A JP30933790 A JP 30933790A JP H04180021 A JPH04180021 A JP H04180021A
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
solid particles
beads
display element
dispersed
Prior art date
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Pending
Application number
JP30933790A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Kobayashi
英和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はデイスプレィあるいはプロジェクタ−などに応
用されるライトバルブに用いられる表示素子の構造に関
する。
[従来の技術] 従来の液晶をマトリックス中に分散した表示素子は、マ
トリックス材料として有機高分子を用いたものが多かっ
た(アメリカ特許3600060など)。ここでマトリ
ックスとは液晶層の中に分散する網目状の組織あるいは
粒子状の液晶を担持する組織のことを指す。表示原理を
説明する。無電界下では、液晶の屈折率とマトリックス
の屈折率とが異なるため入射した光が液晶とマトリック
ス界面で散乱して白濁する。電界印加した場合、液晶が
電界方向に揃い、その時の液晶の屈折率とマトリックス
の屈折率が近くなり、入射光が液晶とマトリックスの界
面で散乱せず透過するため素子は透明となる。このよう
な素子を作製する方法として、マトリックス材料と液晶
を混合し、その後相分離させて白濁した散乱状態を実現
していた(アメリカ特許4688900など、第2図参
照)。このような従来の液晶をマトリックス中に分散さ
せたタイプの液晶素子ではマトリックス材料と液晶を混
合し、後で何らかの手段を用いて相分離させる方法を用
いていたために、相分離してできる液晶の粒子径が揃わ
ない(第2図参照)、ひいては素子としての電気光学特
性におけるしきい特性が悪くなるために時分割駆動法を
用いることができない、また液晶が電極から高分子によ
り閉離されているため電界が液晶にかかりにくく高い駆
動電界を必要とするなどの課題を有していた。そこで、
液晶中に固体粒子を分散させる方法が考案され、ここに
掲げたような課題が解決されてきた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、液晶中に固体粒子を分散させる方法では、電界
印加により固体粒子が掃き寄せられて均一に分散した状
態を維持できない、また電界を除くと表示状態が消えて
しまう課題を有していた。
そこで本発明はこのような課題を解決するべく、液晶中
に分散させる固体粒子表面を改質して液晶中における固
体粒子の分散性を向上させ、表示素子としての信頼性を
向上させることを目的とするものである。また、固体粒
子として強誘電体を用いることにより電界を除いた後も
表示状態を保持することができることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の表示素子は、 ■液晶中に固体粒子を分散した表示素子において、固体
粒子表面に、グラフト重合した高分子鎖を形成したこと
を特徴とする。
■上記グラフト重合の重合開始点の形成方法が放電処理
によることを特徴とする。
■上記固体粒子として強誘電体を用いたことを特性とす
る。
[作用] 本発明の上記の構成によれば、液晶中に分散させる固体
粒子表面に高分子鎖をグラフト重合により形成すること
により、液晶中に固体粒子を安定して分散させることが
できる。このため低電圧で動作する、表示状態の均一な
表示素子を安定して製造できるのである。また、液晶中
に分散させる固体粒子として強誘電体を用いることによ
り、電界を印加することにより強誘電体の自発分極を反
転させ、電界を除いた後も有効に液晶に自発分極による
電界が印加され続け、表示状態が保持されるのである。
以下、実施例により本発明の詳細を示す。
[実施例コ 実施例1 第1図に本発明の表示素子における断面図を示した。素
子の作製法について説明する。まず表面の平坦な基板1
および基板7の表面に電極層2および電極層6としてI
TOを蒸着法により形成した。この2枚の基板を空隙2
0μmを保って固定した。次に、ポリエチレンビーズ(
粒径2μm)の表面をグロー放電処理した。条件はアル
ゴン雰囲気中で、電極間距離6 CTI、電極間電圧2
70v、周波数60Hz、処理時間5秒である。 本実
施例ではグラフト重合させるモノマーとしてアクリルア
ミドを用いた。モノマー溶液としてアクリルアミド10
グラム/ 100 m l水溶液を調製して、脱気した
後、先に放電処理したポリエチレンビーズをこの水溶液
中に浸し1時間80°Cに保った。
この操作により、ポリエチレンビーズ表面にポリアクリ
ルアミド高分子鎖5を1μmの厚さに形成し力。次にこ
のビーズを取り出し、50°Cにて真空乾燥した。この
ビーズと液晶(ロブイック社製PNOOI)を重量比で
1;3に混合して、先に作製した素子パネルの空隙に封
入した。こうして作製した素子に電界を印加して電気光
学特性を測定した。駆動電圧5V、コントラスト50:
1、透過率80%であった。また1力月駆動しても表示
状態は全画面にわたり均一であった。従来のものである
と数時間駆動すると固体粒子が掃き寄せられてしまい、
表示が不均一になることに比べれば格段に安定している
ここで用いるグラフト重合用のモノマーはアクリルアミ
ドの他にN、N−ジメチルアクリルアミド、N、N’−
メチレンビスアクリルアミドなどのアクリルアミド誘導
体、アクリル酸エステル誘導体、メタクリル酸エステル
誘導体、アクリロニトリル誘導体など、ラジカル重合す
るものであれば同様に用いることができる。
ここで用いる液晶は屈折率異方性Δnのできるだけ大き
いものがよい。
二こで用いる固体粒子はポリエチレンの他、放電処理に
より重合活性点のできるものであれば何でも用いること
ができる。粒径についても0. 2〜5μmであれば用
いることができる。
実施例2 本実施例では実施例1で用いたグロー放電処理の替わり
にコロナ放電処理した例を示す。第1図を用いて説明す
る。コロナ放電の条件は、電極間距離3.5cm、電極
間電圧15KV、周波数60Hz、処理時間40秒であ
る。 グラフト重合させる千ツマ−としてヒドロキシエ
チルメタクリレート(HEMA)を用いた例を示す。モ
ノマー溶液としてHEMAI Oグラム/ 100 m
 l水溶液を調製して、脱気した後、先に放電処理した
シリカビーズをこの水溶液中に浸し2時間80℃に保っ
た。この操作により、ビーズ表面にポリヒドロキシエチ
ルメタクリレート高分子鎖5を1μmの厚さに形成した
。次にこのビーズを取り出し、50°Cにて真空乾燥し
た。このビーズと液晶(ここではメルク社製ZLI39
26)を重量比で1:3に混合し、先に作製した素子パ
ネルの間隙に封入した。こうして作製した素子に電界を
印加して電気光学特性を測定した。駆動電圧5V、コン
トラスト40:1、透過率80%であった。1力月駆動
しても表示状態は全画面にわたり均一であった。従来の
ものであると数時間駆動すると固体粒子が掃き寄せられ
てしまい、表示が不均一になることに比べれば格段に安
定している。
ここで用いるグラフト重合用の千ツマ−はヒドロキシエ
チルメタクリレートの他にアクリル酸エステル誘導体、
メタクリル酸エステル誘導体、アクリルアミド誘導体、
アクリロニトリル誘導体など、ラジカル重合するもので
あれば同様に用いることができる。
ここで用いる液晶は屈折率異方性Δnのできるだけ大き
いものがよい。
ここで用いる固体粒子はポリエチレンの他、放電処理に
より重合活性点のできるものであれば何でも用いること
ができる。粒径についても0.2〜5μmであれば用い
ることができる。
実施例3 本実施例では液晶中に分散させる固体粒子として強誘電
性物質を用いた例を示した。第1図を用いて説明する。
用いた固体粒子はPLZT (7/65/35)粒径1
μmである。コロナ放電の条件は、電極間距離3.5c
m、電極間電圧15KV、周波数60Hz、処理時間4
0秒である。 グラフト重合させるモノマーとしてヒド
ロキシエチルメタクリレート(I(HMA )を用いた
例を示す。モノマー溶液としテ1(EMAIOグラム/
100m1水溶液を調製して、脱気した後、先に放電処
理したPLZTビーズをこの水溶液中に浸し2時間80
 ”Cに保った。この操作により、ビーズ表面にポリヒ
ドロキシエチルメタクリレート高分子鎖5を1μmの厚
さに形成した。次にこのビーズを取り出し、50°Cに
て真空乾燥した。このビーズと液晶(ここではロブイッ
ク社製PNOOI)を重量比で1:3に混合し、先に作
製した素子パネルの間隙に封入した。こうして作製した
素子に電界を印加して電気光学特性を測定した。駆動電
圧5■、コントラスト40:1、透過率70%であった
。1力月駆動しても表示状態は全画面にわたり均一であ
った。従来のものであると数時間駆動すると固体粒子が
掃き寄せられてしまい、表示が不均一になることに比べ
れば格段に安定している。また電界を除いた後も表示状
態が1時間にわたり保持された。
ここで用いるグラフト重合用のモノマーはヒドロキシエ
チルメタクリレートの他にアクリル酸エステル誘導体、
メタクリル酸エステル誘導体、アクリルアミド誘導体、
アクリロニトリル誘導体など、ラジカル重合するもので
あれば同様に用いることができる。
ここで用いる液晶は屈折率異方性Δnのできるだけ大き
いものがよい。
ここで用いる固体粒子はPLZTの他、放電処理により
゛重合活性点のできるもので強誘電体であれば何でも用
いることができる。粒径についても0.2〜5μmであ
れば用いることができる。
以上実施例を述べたが、本発明は以上の実施例のみなら
ず、デイスプレィ、調光素子、ライトバルブ、調光ミラ
ーなどに応用が可能である。
C発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、液晶中に分散する固
体粒子表面にグラフト重合高分子で修飾することにより
、素子の表示状態における均一性を改善し、また固体粒
子として強誘電体を用いることによりメモリー性をも有
する表示素子を作製することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明実施例の表示素子の断面を示す図であ
り、第2図は従来例の表示素子の断面を示す図である。 1・・・基板 2・・・電極 3・・・液晶 4・・・固体粒子 5・・・グラフト高分子鎖 6・・・電極 7・・・基板 以  上 出願人 セイコーエプソン株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液晶中に固体粒子を分散した表示素子において、
    固体粒子表面に、グラフト重合した高分子鎖を形成した
    ことを特徴とする表示素子。
  2. (2)上記グラフト重合の重合開始点の形成方法が放電
    処理によることを特徴とする請求項1記載の表示素子。
  3. (3)上記固体粒子として強誘電体を用いたことを特特
    とする請求項1記載の表示素子。
JP30933790A 1990-11-15 1990-11-15 表示素子 Pending JPH04180021A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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