JPH0417976B2 - - Google Patents

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JPH0417976B2
JPH0417976B2 JP16614583A JP16614583A JPH0417976B2 JP H0417976 B2 JPH0417976 B2 JP H0417976B2 JP 16614583 A JP16614583 A JP 16614583A JP 16614583 A JP16614583 A JP 16614583A JP H0417976 B2 JPH0417976 B2 JP H0417976B2
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low
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blowing agent
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JP16614583A
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Hirofumi Maeda
Kyoichi Nakamura
Hisatoshi Fukui
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Priority to EP19840110656 priority patent/EP0140059B1/en
Priority to BE0/213615A priority patent/BE900530A/fr
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Priority to US06/720,820 priority patent/US4687641A/en
Publication of JPH0417976B2 publication Critical patent/JPH0417976B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C44/00Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
    • B29C44/34Auxiliary operations
    • B29C44/3461Making or treating expandable particles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J11/00Recovery or working-up of waste materials
    • C08J11/02Recovery or working-up of waste materials of solvents, plasticisers or unreacted monomers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/22After-treatment of expandable particles; Forming foamed products
    • C08J9/228Forming foamed products

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性樹脂粒子の予備発泡法および
それに用いられる装置に関する。さらに詳しく
は、加圧加熱下にある水に分散させた揮発性発泡
剤(以下、発泡剤という)を含有する熱可塑性樹
脂粒子(以下、発泡剤含有粒子という)を低圧域
に放出する予備発泡粒子の製造において、該粒子
から揮発する発泡剤を回収し、予備発泡粒子を取
出しながら予備発泡粒子をうる方法およびそれに
用いる装置に関する。
従来から発泡剤含有粒子をオートクレーブなど
の耐圧容器中にて水に分散させ、これを高温高圧
下で撹拌したのち、低圧域に放出することによ
り、熱可塑性樹脂粒子を予備発泡させる方法が知
られており、たとえば西独公開特許公報第
2107683号、特公昭56−1344号公報などに記載さ
れている。
前記文献には、予備発泡させた熱可塑性樹脂粒
子をうるところまでは開示されているが、工業的
規模で予備発泡粒子を製造するばあいの発泡剤の
回収方法およびそれに用いる装置に関しては開示
されておらず、予備発泡粒子の製造により生ずる
発泡剤は回収されることなく、大気中に放出され
ているのが実情である。それゆえ、前記発泡剤を
大気中に放出することにより、大気汚染がおこ
る、作業環境がわるくなるなどの問題が生ずると
ともに、原料コストが上昇するというような経済
上の問題も生ずる。
本発明者らは前記のごとき実情に鑑み鋭意研究
を重ねた結果、発泡剤含有粒子を水に分散させ、
加圧下で加熱するための耐圧容器、一端が該耐圧
容器に連通し、他端に放出口が設けられている放
出ライン、該放出口から放出された水分散物中の
発泡剤粒子が予備発泡し、発生する発泡剤が回収
されるように密封されている低圧容器、該低圧容
器の一部に揮発性発泡剤を回収し、該低圧容器内
圧が所定の圧力に維持されるように設けられてい
る回収ラインおよび該低圧容器の密封が該低圧容
器の下部に存在する水でなされ、該水は該低圧容
器の内と外とに連通し、予備発泡粒子を水没さ
せ、連通する水を通して外部へ取出するための、
該低圧容器内隔壁にそつて上下する押え板取出し
手段からなる装置を用いて、耐圧容器中で、発泡
剤含有粒子を水に分散させ、加圧下で加熱後、該
耐圧容器の一端より水分散物を水で密封されてい
る低圧容器内の空間に放出し、放出された発泡剤
含有粒子から揮発した発泡剤を、該低圧容器内空
間部の一部から流出させることにより、該低圧容
器内空間部の圧力を所定の圧力に保持し、発泡剤
を回収し、予備発泡粒子を押え板により水没さ
せ、連通する水を通して低圧容器外へ取出すこと
により、前記諸欠点を解消しうることを見出し、
本発明を完成するに至つた。
すなわち、本発明においては所定の圧力に密封
された低圧容器空間へ放出された発泡剤含有粒子
から揮発した発泡剤を該容器内空間部の一部から
流出させ、回収することにより、大気汚染や作業
環境の悪化をまねき、原料コストの上昇を引きお
こす発泡剤の大気中への放出をやめることがで
き、低圧容器を外部と連通する水で密封し、予備
発泡させた粒子を該容器に取付けた取出し手段を
用い、水没させて外部に順次取出すことにより、
該低圧容器を小さくすることができ、その結果、
設備費を低減するとともに発泡剤の回収率をあげ
ることができ、かつ水没させて取出すことによ
り、予備発泡粒子表面の付着物を除去しうるとい
う顕著な効果がえられる。
本発明に用いる熱可塑性樹脂としては、発泡剤
を含有でき、加熱することにより発泡に好適な粘
弾性状態となるような熱可塑性樹脂であればとく
に制限はない。たとえばポリスチレン、ハイイン
ピクトポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレ
ン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリフ
エニレンオキサイド−ポリスチレンブレンドポリ
マー、ポリフエニレンオキサイドのスチレングラ
フトポリマー、スチレン−アクリロニトリル共重
合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
3元共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体な
どのポリスチレン系重合体;低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
メチルメタクリレート共重合体などのポリオレフ
イン系重合体;塩化ビニル系重合体;メチルメタ
クリレート系重合体などがあげられ、これらの重
合体を単独で使用してもよく、2種以上ブレンド
して使用してもよい。ポリオレフイン系重合体は
そのまま使用してもよいが、パーオキサイドまた
は放射線などにより架橋させて用いてもよい。
本発明において、前記熱可塑性樹脂は粒子とし
たのち使用される。該粒子は通常の方法、たとえ
ば懸濁重合、押出機やカレンダーロールなどによ
るペレツト化シート、棒などの粉砕などの方法に
より製造される。該粒子の形状としては、球状、
楕円形状、円柱状、立方体状、直方体状などとど
んな形状でもよいが、均一な発泡粒子をうるため
には、大きさのそろつているものが好ましく、該
粒子の型内成形用寸法としては、0.5〜6mm球の
ものが好ましい。
本発明に用いる発泡剤としては、沸点が−50〜
100℃の炭化水素またはハロゲン化炭化水素など
があげられ、たとえばプロパン、ブタン、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、シクロペンタン、シク
ロヘキサン、モノクロロメタン、ジクロロメタ
ン、モノクロロエタン、トリクロロモノフルオロ
メタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロモ
ノフルオロメタン、トリクロロトリフルオロエタ
ン、ジクロロテトラフルオロエタンなどがあげら
れ、これらを単独で使用してもよく、2種以上混
合して使用してもよい。
本発明において、前記発泡剤は熱可塑性樹脂粒
子に含有されたのち使用される。熱可塑性樹脂粒
子に発泡剤を含有させる方法としては、耐圧容器
中で、揮発性発泡剤と熱可塑性樹脂粒子とを水に
分散させ、加圧、加熱するなどの方法があげら
れ、該粒子100部(重量部、以下同様)に対し発
泡剤2〜50部、好ましくは5〜40部使用される。
該使用量が2部未満になると回収の経済的意味が
なくなり、50部をこえて使用すると樹脂粒子に含
有される限度をこえ圧力上昇がおこるのみで無駄
となる。
前記のようにしてえられた発泡剤含有粒子は水
に分散させられる。水への分散は、通常発泡剤含
有粒子が前記のようにして製造されるため、耐圧
容器内で行なうことが好ましく、この際少量の分
散剤を使用し、加熱時の発泡剤含有粒子同士の隔
着を防止することが望ましい。この目的に使用さ
れる分散剤としては、たとえばポリビニルアルコ
ール、メチルセルロース、N−ポリビニルピロリ
ドンなどの水溶性高分子、リン酸カルシウム、ピ
ロリン酸マグネシウム、炭酸亜鉛などの水に難溶
性の無機物質またはこれらの無機物質と少量のド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、α−オレ
フインスルホン酸ナトリウムなどの陰イオン性界
面活性剤を併用したものなどが用きられる。
水100部に対して分散させる前記発泡剤含有粒
子の量は15〜100部、好ましくは25〜70部である。
前記量が15部未満になると生産性がわるくエネル
ギーコストも上昇し、100部をこえると樹脂粒子
が融着しやすくなる。
前記のようにしてえられた水分散物は耐圧容器
中で加熱後の圧力が5〜50Kg/cm2−G、好ましく
は10〜40Kg/cm2−Gになるように加圧され、撹拌
下に加熱される。該圧力が5Kg/cm2−G未満にな
ると放出に時間がかかり、50Kgcm2−Gをこえると
耐圧容器費用が高価になる。前記加熱は、使用さ
れる樹脂のMIなどによつて異なるが、通常水分
散物の温度が樹脂の軟化点以上になるまで行なわ
れ、そののちその温度に維持される。
加圧下に加熱された水分散物は、そののち耐圧
容器内の圧力を維持するように、チツ素ガスや発
泡剤などを導入しながら、低圧域に放出される。
該水分散物の放出は耐圧容器内部に連通する放出
ラインの他端に設けられた放出口、たとえばオリ
フイス板、ノズルなどから所定の圧力に密封され
た低圧容器内の空間へ行なわれる。放出された発
泡剤含有粒子は、該粒子に含有されている発泡剤
の圧力変化による揮発により発泡する。
本発明では、このとき揮発する発泡剤が前記低
圧容器内の空間の一部から、該容器内圧を所定の
圧力に維持するように流出し、回収ラインから回
収される。発泡剤の流出は、たとえば水分散物の
放出により発生する圧力上昇を用いて行なつても
よく、ポンプなどの手段を用いた吸引などによつ
て行なつてもよい。このばあいに必要とされるこ
とは、低圧容器内を所定の圧力に維持し、粒子の
発泡倍率を所定にし、揮発した発泡剤が回収のた
めに低圧容器内から流出することである。なお、
低圧容器内の圧力を所定の圧力に維持する方法と
しては、たとえば水で密閉された容器を圧力セン
サー、ポンプおよびマイクロコンピユータなどを
使用して自動的に圧力を調整したり、低圧容器内
圧力が一定圧をこえると自動的に開放するバルブ
を発泡剤回収ラインに設けるなどの方法がある。
発泡剤含有粒子とともに放出される水または水
溶液の多くは低圧容器下部に液体としてためられ
る。該液体は低圧容器下部に設けられたバルブの
操作や低圧容器内部と連通する水の低圧容器外部
の水面付近に設けられたオーバーフロー溝から容
器外へ放出させることができる。また予備発泡粒
子表面の付着物を洗浄するために、該バルブ操作
により新鮮な水を供給することもできる。該液体
上に予備発泡粒子がたまる。
低圧容器から流出した発泡剤は、通常気体の精
製、分離、捕集に使用される装置に導かれたの
ち、つぎの発泡のための原料として使用されても
よく、コンプレツサーなどを用いて液化させたの
ち貯蔵してもよい。前記装置としては、たとえば
コンデンサーにて気体の発泡剤を圧縮し、冷却し
て液化回収する方法などがあげられる。
低圧容器内にためられた予備発泡粒子は、該容
器内に設けられた、隔壁にそつて上下する押え板
により水没させられ、外部に連通する水を通して
外部へ取出される。
このように製造された予備発泡粒子が順次外部
へ取出されるため、低圧容器の予備発泡粒子をた
める容積は小さくてもよく、設備費が安価にな
り、また該容積が小さくなつた分、発泡剤の回収
量が増加する。前記効果に加え、低圧容器を密封
する水を新鮮な水に入れかえると、予備発泡粒子
が水没している間に粒子に付着した分散剤などの
付着物を洗浄することができる。
つぎに本発明の方法および装置を本発明の装置
の一実施態様の概略説明図である第1図にもとづ
き説明する。
第1図において、1は耐圧容器であり、該容器
には内圧を高圧に保持するためのバルブを有する
ガスライン4、発泡剤含有粒子2および水溶液3
からなる水分散物を撹拌するための撹拌器、水分
散物を加熱するためのヒータHおよび水分散物を
放出するためのバルブ5が設けられている。
耐圧容器1において、発泡剤含有粒子2および
水溶液3が混合され、水分散物が調製され、必要
に応じてガスライン4にて加圧されたのち、撹拌
下、加熱され、所定の圧力、温度に設定される。
所定の圧力、温度に設定された水分散物は、バル
ブ5の開放により、耐圧容器1から放出ライン1
4を通つて放出ライン14の他端に設けられた放
出口6に導かれる。
放出口6は低圧容器7に末広がりのラツパ状結
合部位を介して連通しており該容器はその下部に
存在する水で密封されている。低圧容器7には、
発泡剤含有粒子2が予備発泡し、そのとき発生す
る発泡剤が回収され、低圧容器7の内圧が所定の
圧力に維持されるように回収ライン11が設けら
れている。前記の水は低圧容器の内と外とに連通
しており、新鮮な水と取かえたりしうるバルブ1
9が設けられている。
放出口6に導かれた高温高圧の水分散物は、放
出口6から低圧容器7内の空間に放出される。低
圧容器7に放出された水分散物中の発泡剤含有粒
子2から、含有されている揮発性発泡剤が圧力変
化にともなつて揮発し、このとき軟化点以上まで
加熱されている粒子が発泡する。予備発泡した粒
子8は低圧容器7を落下する。一方、揮発した発
泡剤は低圧容器7内の圧力が所定圧に維持される
ように回収ライン11から流出する。このばあい
に、たとえばナツシユポンプで吸引してもよく、
発泡剤を捕集する捕集器と低圧容器内とに圧力差
を生じさせるなどしてもよい。前記捕集器として
は、一般に使用されている取集器であればとくに
限定されるものではない。
発泡剤含有粒子2とともに放出される水溶液3
は、一部は水蒸気となり発泡剤とともに捕集器に
導かれるが、大部分は液体となり低圧容器7にた
められる。予備発泡粒子8および該液体により低
圧容器7が満されてくる。液体はバルブ19の操
作により適量に調節したり、新鮮な水と入れかえ
ることができる。該液体の放出には低圧容器外部
の水面10付近に設けられたオーバーフロー溝を
用いてもよい。
一方、予備発泡粒子8は、つぎに記載するよう
な装置を用いて、低圧容器を密封状態に保持し、
発泡剤を回収しながら低圧容器7から取出され
る。
低圧容器7には、該容器を密封し、かつ容器の
内部と外部とに連通する水が入れられており、予
備発泡粒子8を水没させ、連通する水を通して外
部へ取出すための、該低圧容器内隔壁17にそつ
て上下する押え板取出し手段が設けられている。
低圧容器7が水で密封されるためには、隔壁1
7の下端16より水面9,10が上に存在する必
要がある。しかし水面9があまり高い位置にある
と、予備発泡粒子を収容する容積が小さくなり、
予備発泡粒子を外部に取出すために水没させる距
離が長くなり、効率がわるくなる。それゆえ水面
9と隔壁の下端16との間隔は10〜^50cm程度が
好ましい。
押え板13には水は通るが予備発泡粒子が通り
抜けない程度の孔をあけた板や鋼板などを用いる
ことが好ましい。該押え板13は、たとえば第1
図に示すように、隔壁17と下方向に鋭角をもつ
て設けられている。このばあい、予備発泡粒子が
押え板13の上端15と隔壁17との間から通り
抜けないように、かつ水面9上の予備発泡粒子を
水没させ、外部に取出すように隔壁の上部から下
端16まで、シリンダー12などの手段によつて
隔壁にそつて上下させる必要がある。前記隔壁と
押え板との間の角度や押え板の大きさなどは、押
え板が予備発泡粒子を水没させ、外部に取出す目
的をはたすかぎり、とくに限定されるものではな
いが、好ましい角度としては15〜60°である。前
記角度が15°より小さくなると、多くの予備発泡
粒子を水没させるためには大きな押え板が必要と
なり、かつ隔壁の下端16から容器の底までの間
隔を大きくしなければならず、いずれにしても経
済的でなくなり、また60°をこえると、押え板に
より水没した予備発泡粒子が外部に取出されにく
くなる。押え板の巾が隔壁の巾よりも小さく、押
え板の両サイドから予備発泡粒子が浮上するよう
なばあいには、押え板の両サイドに棚を設けて、
予備発泡粒子の取出し効率をあげることが好まし
い。
水面9上に存在する予備発泡粒子8は、押え板
13により水没させられ、低圧容器7内部と外部
とに連通する水を通して予備発泡粒子の浮力によ
り外部水面10上に浮上する。浮上した予備発泡
粒子は吸引パイプ18などの手段により取出され
る。
第2図は本発明に用いる押え板取出し手段の他
の実施態様の概略説明図である。
第2図において13−1,13−2,13−
3,13−4,13−5は押え板13が時間の経
過にしたがい、シリンダー12などの手段により
降下する状態を示すものである。押え板13は上
下するシリンダー12の支軸21を中心に、第2
図に示すように、シリンダー下端で回転するよう
に作製されている。押え板13は13−1の状態
から降下し、予備発泡粒子8に接触する13−3
では紙幣になり、水で密封した低圧容器7の隔壁
17の下端16まで予備発泡粒子を水没させたの
ち、13−4から13−5まで回転し、水没させ
た予備発泡粒子8をほぼ全量、低圧容器外水面1
0に浮上させる。
前記のごとき装置を用いる方法により、発泡剤
含有粒子の製造に使用された発泡剤の約65〜80%
を回収することができる。このことにより、大気
汚染や作業環境の悪化をまねき、原料コストの上
昇を引き起こす発泡剤の大気中への放出を減少さ
せることができる。また低圧容器を密封しながら
予備発泡粒子を外部に取出すことができるため、
低圧容器を小さくすることができ、連続生産が可
能となるため生産能力が向上する。さらに予備発
泡粒子の取出しに際しては水没させる方法が採用
されているため、粒子表面に付着した付着物を洗
浄することができる。
つぎに本発明を実施例にもとづき説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例 1 本実施例は第1図にその概略を示す装置を用い
て行なつた。
撹拌機を有する耐圧容器(内容積150)に水
300部(75Kg)を仕込み、エチレン−プロピレン
ランダム共重合体(密度0.90g/cm3、MI=9、
エチレン含有率4.5%(重量%、以下同様))ペレ
ツト(円柱状)100部(25Kg)を、分散剤として
パウダー状塩基性第3リン酸カルシウム0.5部お
よびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
0.025部を使用して分散させ、撹拌しながらジク
ロロジフルオロメタン30部(7.5Kg)を圧入し、
136℃まで加熱した。このとき圧力は26Kg/cm2
Gであつた。そののち容器内の圧力30Kg/cm2−G
にチツ素ガスで保持しながら、水分散物を放出す
るバルブにより水分散物を耐圧容器から放出し、
オリフイス板にあけた口径3mmφの孔を通して水
分散物を水で密封した空間容積200の低圧容器
中に放出し、ペレツトを発泡させ、予備発泡粒子
をえた。その際ペレツトから揮発したジクロロジ
フルオロメタンなどにより低圧容器の内圧は上昇
するため、回収ラインのバルブを開放し、低圧容
器内圧をほぼ大気圧に維持した。発生した発泡剤
は回収ラインから流出し、おわんをふせたタイプ
の捕集器に捕集された。製造された予備発泡粒子
を水没させ、外部へ取出した。予備発泡終了時、
低圧容器内には1.0Kg、耐圧容器内には2.5Kgのジ
クロロジフルオロメタンが存在し、捕集器には
2.5Kgの気体が捕集されていた。そののちコンデ
ンサ−を用いて耐圧容器および捕集器中のジクロ
ロジフルオロメタンを液化回収した。なお低圧容
器中のジクロロジフルオロメタンも回収可能であ
り、実質的に大気中に放出されたジクロロジフル
オロメタンの量は1.5Kgであつた。またえられた
予備発泡粒子は約800であつた。
本実施例において、水洗のための新鮮な水を使
用しなかつたが、水没させて予備発泡粒子を取出
したため水洗効果が生じ、えられた予備発泡粒子
への付着物(主として第3リン酸カルシウム)量
は1000ppmであつた。
実施例 2 本実施例は第1図にその概略を示す装置を用い
て行なつた。
撹拌機を有する耐圧容器(内容積1000)に水
300部(500Kg)を仕込み、エチレン−プロピレン
ランダム共重合体(密度0.90g/cm3、MI=9、
エチレン含有率4.5%)ペレツト(円柱状)100部
(167Kg)を、分散剤としてパウダー状塩基性第3
リン酸カルシウム0.5部およびドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム0.025部を使用して分散さ
せ、撹拌しながらジクロロジフルオロメタン30部
(50Kg)を圧入し、136℃まで加熱した。このとき
の圧力は26Kg/cm2−Gであつた。そののち容器内
の圧力を30Kg/cm2−Gにチツ素ガスで保持しなが
ら、水分散物を放出するバルブにより水分散物を
耐圧容器から放出し、オリフイス板にあけた口径
3mmφの孔を通して水で密封した空間容積200
の低圧容器中に放出し、ペレツトを発泡させ、予
備発泡粒子をえた。その際ペレツトから揮発した
ジクロロジフルオロメタンなどにより低圧容器の
内圧は上昇するため、回収ラインのバルブを開放
し、低圧容器内圧をほぼ大気圧に維持した。発生
した発泡剤は回収ラインから流出し、捕集器に捕
集された。製造された予備発泡粒子を水没させ、
外部へ取出した。予備発泡終了時、低圧容器内に
は1.0Kg、耐圧容器内には15Kgのジクロロジフル
オロメタンが存在し、捕集器には24Kgのジクロロ
ジフルオロメタンが捕集されていた。そののちコ
ンデンサーを用いて耐圧容器および捕集器中のジ
クロロジフルオロメタンを液化回収した。なお低
圧容器中のジクロロジフルオロメタンも回収可能
であり、実質的に大気中に放出されたジクロロジ
フルオロメタンの量は10Kgであつた。えられた予
備発泡粒子の量は約5344であつた。
比較例 1 低圧容器を開放系とし、発泡剤を回収せず、予
備発泡粒子を水没させずに取出した以外は実施例
1と同様にして予備発泡粒子をえた。
えられた予備発泡粒子への付着物(主として第
3リン酸カルシウム)量は1500ppmであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施態様の概略説明
図、第2図は本発明の装置に用いる低圧容器部分
の他の実施態様の概略説明図である。 (図面の主要符号)、1:耐圧容器、2:発泡
剤含有粒子、6:放出口、7:低圧容器、8:予
備発泡粒子、11:回収ライン、13:押え板、
14:放出ライン、17:隔壁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 揮発性発泡剤を含有する熱可塑性樹脂粒子を
    水に分散させ、加圧下で加熱するための耐圧容
    器、一端が該耐圧容器に連通し、他端に放出口が
    設けられている放出ライン、該放出口から放出さ
    れた水分散物中の揮発性発泡剤を含有する熱可塑
    性樹脂粒子が予備発泡し、発生する揮発性発泡剤
    が回収されるように密封されている低圧容器、該
    低圧容器の一部に揮発性発泡剤を回収し、該低圧
    容器内圧が所定の圧力に維持されるように設けら
    れている回収ラインおよび該低圧容器の密封が該
    低圧容器の下部に存在する水でなされ、該水は該
    低圧容器の内と外とに連通し、予備発泡粒子を水
    没させ、連通する水を通して外部へ取出すため
    の、該低圧容器内隔壁にそつて上下する押え板取
    出し手段からなる装置を用いて、耐圧容器中で、
    揮発性発泡剤を含有する熱可塑性樹脂粒子を水に
    分散させ、加圧下で加熱後、該耐圧容器の一端よ
    り水分散物を水で密封されている低圧容器内の空
    間に放出し、揮発性発泡剤を含有する放出された
    熱可塑性樹脂粒子から揮発した発泡剤を、該低圧
    容器内空間部の一部から流出させることにより、
    該低圧容器内空間部の圧力を所定の圧力に保持
    し、発泡剤を回収し、予備発泡粒子を押え板によ
    り水没させ、連通する水を通して低圧容器外へ取
    出すことを特徴とする熱可塑性樹脂粒子の予備発
    泡法。 2 揮発性発泡剤を含有する熱可塑性樹脂粒子を
    水に分散させ、加圧下で加熱するための耐圧容
    器、一端が該耐圧容器に連通し、他端に放出口が
    設けられている放出ライン、該放出口から放出さ
    れた水分散物中の揮発性発泡剤を含有する熱可塑
    性樹脂粒子が予備発泡し、発生する揮発性発泡剤
    が回収されるように密封されている低圧容器、該
    低圧容器の一部に揮発性発泡剤を回収し、該低圧
    容器内圧が所定の圧力に維持されるように設けら
    れている回収ラインおよび該低圧容器の密封が該
    低圧容器の下部に存在する水でなされ、該水は該
    低圧容器の内と外とに連通し、予備発泡粒子を水
    没させ、連通する水を通して外部へ取出するため
    の、該低圧容器内隔壁にそつて上下する押え板取
    出し手段からなる熱可塑性樹脂粒子の予備発泡装
    置。
JP16614583A 1983-09-08 1983-09-08 熱可塑性樹脂粒子の予備発泡法およびその装置 Granted JPS6056514A (ja)

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