JPH04179697A - 自動倉庫用走行クレーンの昇降位置確認装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は自動倉庫内を走行する走行クレーンに設けら
れた昇降キャリッジの昇降位置確認装置に関する。

〔従来の技術〕

従来自動倉庫には、倉庫内に設置された荷棚に沿って移
動しながら荷の移載を行う走行クレーンが設けられてい
る。

上記走行クレーンは２本のマストを備えていて、これら
マスト間に昇降キャリッジが昇降自在に取付けられてお
り、この昇降キャリッジ上に荷を移載する移載装置が設
置されている。

上記のような従来の走行クレーンでは、荷棚へ荷を移載
する場合、荷棚に対して昇降キャリッジを数十−１上下
動させて荷を移載することにより、荷が荷棚や昇降キャ
リッジに引掛からずに荷の移載ができるようにしている
。

このため昇降キャリッジには、第６図に示すように上下
方向に数十鰭間隔を置いて昇降センサａＳｂが設置され
ていて、これら昇降センサａ、ｂにより各荷棚毎に設け
られた段プレートＣを検出することにより、昇降キャリ
ッジを上位置及び下位置へ停止させるように制御する昇
降位置確認装置が設けられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし上記従来の昇降位置確認装置のように、それぞれ
独立した昇降センサａ、ｂを上下方向に間隔を置いて取
付けたものでは、各昇降センサａ、ｂの取付は位置にず
れなどがあると、段プレートＣが昇降センサａＳｂと干
渉して破損したり、精度のよい検出ができなくなるため
、各昇降センサａ、ｂを昇降キャリッジに精度よく取付
ける必要があり、取付けに多くの工数を要するなどの欠
点があった。

この発明は上記欠点を改善する目的でなされたもので、
昇降キャリッジへ容易かつ精度よく昇降センサが取付け
られるようにした自動倉庫用走行クレーンの昇降位置確
認装置を提供しよつとするものである。

〔課題を解決するための手段及び作用〕この発明は上記
目的を達成するために、自動倉庫内に設置された荷棚に
沿って移動しながら昇降キャリッジに設けられた移載装
置により荷棚へ荷を移載する走行クレーンにおいて、上
記昇降キャリヤの昇降位置を検出する昇降センサを上部
昇降センサと下部昇降センサより構成し、かつこれら上
下部昇降センサを上下方向に重ねた状態で一体化して昇
降キャリッジに取付けると共に、これら上下部昇降セン
サにより各荷棚に取付けられた段プレートを検出するよ
うにしたものである。

これによって昇降キャリッジに取付けられた上部昇降セ
ンサと下部昇降センサの間に位置すれが生じないため、
段プレートと昇降センサか干渉して昇降センサが破損す
る虞れが未然に防止できる。

〔実　施　例〕

この発明の一実施例を第１図ないし第５図を参照して詳
述する。

第１図は自動倉庫用走行クレーンを示すもので、この図
において１はクレーン本体、２はクレーン本体１のマス
トで、これらマスト２の間に昇降キャリッジ３が昇降自
在に取付けられており、この昇降キャリッジ３上に図示
しない移載装置が設置されている。

図中４は上記昇降キャリッジ３に取付けられた昇降セン
サで、上部昇降センサ４ａと、下部昇降センサ４ｂより
なり、それぞれ一端側に切欠４ｃが形成されたほぼ凹字
形をなしている。

そしてこれら昇降センサ４ａ、４ｂはほぼ１字形に形成
された取付はブラケット５の上下面に位相が一致するよ
うに固着されていると共に、取付はブラケット５の基部
は、図示しない荷棚に取付けられた段プレート６が各昇
降センサ４ａ。

４ｂの切欠部４ｃ内を通過する位置となるように昇降キ
ャリッジ３の側面に固着されている。

一方上記上部昇降センサ４ａ及び下部昇降センサ４ｂは
ゲート回路７を介して制御装置８に設けられた演算処理
装置９に接続されている。

次に作用を説明すると、荷棚に荷を移載すべく昇降キャ
リッジ３が上昇され、予め指定された荷棚に達すると、
各荷棚毎に設けられた段プレート６を昇降キャリッジ３
に取付けられた昇降センサ４が検出する。

すなわち昇降センサ４が下方より段プレート６に達して
、上部昇降センサ４ａがオン、下部昇降センサ４ｂがオ
フの状態で昇降キャリッジ３が停止されると、演算処理
装置９には上部昇降センサ４ａと一方のアンドゲート７
２よりオン信号が入力し、演算処理装置９は昇降キャリ
ッジ３が下位置に停止されたことを確認し、以後の制御
を行う。

また同様にして上部昇降センサ４ａがオフ、下部昇降セ
ンサ４ｂがオンのときは、下部昇降センサ４ｂ及びアン
ドゲート７１よりオン信号が演算処理装置９へ入力し、
演算処理装置９は昇降キャリッジ３が上位置に停止され
たことを認識する。

一方、昇降キャリッジ３が例えば上方より下降して、荷
棚の上位置に停止する際オーバランすると、上部昇降セ
ンサ４ａ及び下部昇降センサ４ｂの両方がオンになる。

演算処理装置９は各昇降センサ４ａ、４ｂからの信号に
よりオーバランを認識し、昇降キャリッジ３を上位置に
なるまで上昇させて復帰動作を行う。

このとき再びオーバランして各昇降センサ４ａ。

４ｂがオフになった場合は再び一下降させる復帰動作を
行って上位置へ正確に昇降キャリ・ソジ３を停止させる
。

以上のようにして荷棚の上位置または下位置へ昇降キャ
リッジ３を正確に停止させることができるとともに、復
帰動作を行った場合はこれをパネルなどへ表示すること
により、昇降制御の故障などが未然に防止できるように
なる。

〔発明の効果〕

この発明は以上詳述したように、上部昇降センサと下部
昇降センサを一体化して昇降キャリッジに取付けるよう
にしたことから、取付は時雨昇降センサの間に位置ずれ
を生じることなく取付けることができる。

これによって使用時昇降センサが段プレートに干渉して
破損されるなどの不具合を解消することができる。

また上部昇降センサと下部昇降センサを一体にして昇降
キャリッジに取付けることかできることから、昇降セン
サの取付けが容易かつ精度よく行えるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例になる走行クレーンの斜視
図、第２図は昇降センサの分解斜視図、第３図は同組立
て状態の斜視図、第４図は回路図、第５図は作用説明図
、第６図は従来の説明図である。 １は走行クレーン、３は昇降キャリッジ、４は昇降セン
サ、４ａは上部昇降センサ、４ｂは下部昇降センサ、６
は段プレート。 出願人　　小松フォークリフト株式会社代理人　　弁理
士　　米　原　正　章

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動倉庫内に設置された荷棚に沿って移動しながら昇降
   キャリッジ３に設けられた移載装置により荷棚へ荷を移
   載する走行クレーン１において、上記昇降キャリヤ３の
   昇降位置を検出する昇降センサ４を上部昇降センサ４ａ
   と下部昇降センサ４ｂより構成し、かつこれら上下部昇
   降センサ４ａ、４ｂを上下方向に重ねた状態で一体化し
   て昇降キャリッジ３に取付けると共に、これら上下部昇
   降センサ４ａ、４ｂにより各荷棚に取付けられた段プレ
   ート６を検出するようにしてなる自動倉庫用走行クレー
   ンの昇降位置確認装置。